2016年12月06日

「パリで一緒に」オリジナル・サウンドトラック新盤 2枚組

 今回は、Kritzerland から発売された「パリで一緒に」のサントラCD新盤の紹介。

 今までも2005年に限定版ではない物が、レコードと同じ音源でサントラCD出ていましたが、今回はなんと豪華2枚組!

 Disc1が世界初のフルスコアバージョン、Disc2は別バージョン及び今までのサントラと同じ物を収録。

 よくもまあ音源を探し出してくれました!と感嘆しきり。
 もう「パリで一緒に」は2005年ので終わりだと思っていたので、こんな豪華なので出るとは思っても見ませんでした。

 2005年盤サントラCDはメインタイトルの頭が切れたまま収録されているという残念なものだったので、昔のサントラレコード→CD-R→itunesに落としたもの、がずっと必要でしたが、今回のでやっと不要になりました。

 まず1曲目のプロローグから、“うんうん、これ映画にあったよね!” って嬉しくなりました。「パリで一緒に」の映画世界に入るワクワク感そのままになっています。

 全曲聴くと、なぜ今までのサントラレコードとCDだけで満足していたんだろう?というほど漏れていた曲が多いです。

 なので、聴き進めるごとに嬉しい!とこれまたワクワク。

 効果音だと思っていたディゾルブ(場面転換の為に画面を暗くする映画の手法)のシーンの音も入っていて、これまた映画を思い出して楽しい!

 この映画には往年の大女優マレーネ・ディートリッヒも一瞬だけ特別出演しているんですけど、その音楽も入ってる!

 (ちなみにディートリッヒはこのライナーノートでもど真ん中に見開きで大きく載せられてる!)

 ウィリアム・ホールデンが口述するマイヤハイム・メインタイトルの音楽だって嬉しい!
 
 そうそう、ドラキュラの洞窟のシーン〜追っかけっこの音楽も今までのには無かったよね!

 映画スタジオを逃げ回るシーンも無かった無かった!

 オードリーがバブルバスに入る時の音楽もそう言えば無かった!

 空港へ逃げるシーンの音楽、好きなのに今まで入ってなかったのに全然気付いてなかった!

 などなど、まさに「パリで一緒に」を初めて観た時に思う、“次は何が出てくるんやろ??” っていうびっくり箱のようなワクワク感満載のCDです!

 劇中劇のシーンと現実のシーンと2度出てくるチャチャチャの音楽も、今までは一緒だと思っていたのに、この2枚組CDには別の曲で入ってる!
 確かに聴き比べるとアレンジが違うんですよね。

 こういう、“2回出てきて、今まで一緒だと思ってたけど、実はその2回のアレンジが違ってた!” っていう曲が何曲もあったのが発見でした!

 また、今回今までは別のCDを買わなければ入ってなかったフレッド・アステアの歌う “THAT FACE” も今回サントラに初収録!

 ただし、映画同様最後まで入ってないのが残念!しかも映画とは切り方が違ってフェイドアウト。

 でもこれも映画と同じ効果音(?)付きだし、音は今までのアステアのCDより抜群に良いしで、これもいいよねー!って感じ。
 
 気になるのは “Tango No.1” という曲があるのに、何度見返してもNo.2が無い事。
 他の曲でNo.1があれば、No.2があるのに、これだけなんででしょう??

 もう一つ気になるのは “The Second Waltz” がメドレーと単独とで2回入っているんですけど、違いがわかりません。
 他の2回以上入っている物はバージョンが違うとか効果音抜きとかあるんですけど、これは一緒っぽい。

 もしや“Tango No.2” を入れようとして、間違えて “The Second Waltz” を収録してしまった…ってことはないでしょうね??

 あと、画竜点睛を欠く、というかなんとももったいないのはフランク・シナトラの歌う「エッフェル塔を盗んだ娘」が入ってない事!
 これはマイヤハイム・メインタイトルの途中で歌われるんですけど、そこがインストゥルメンタルのみになってます。

 Disc1は36曲79分以上で収録時間ギリギリなんですけど、Disc2は25曲56分とまだ余裕があります。
 なので、別バージョンとして入れておいて欲しかった!

 シナトラの「エッフェル塔を盗んだ娘」が入っているCDボックスが発売されていますが、それも権利元は同じリプリーズなので、収録は可能だったと思うのですが、シナトラ側がOKを出さなかったんでしょうか…。

 そのシナトラの歌が入っているCDボックスでは、映画そのもののホールデンの声とか手を叩く音とかタイプライターの音が入ってますから、音楽だけでは未収録だったんですよねー。

 シナトラの「エッフェル塔を盗んだ娘」が入る唯一のチャンスだったと思うので、ホントに残念です。
 それが入っていれば、「パリで一緒に」サントラとしては完全無欠だったんですけど…。

 あと、最近のサントラCDでよくあるんですけど、バージョンがいくつかあるものはフィルムバージョンが特典扱いってなんででしょうね。
 フィルムバージョンを最初に全部並べて、特典に別バージョン、というのが平常じゃないかと思うんですけどねー。

 これもメインタイトル、マイヤハイム・メインタイトル、広場のチェイスのフィルムバージョンが特典扱いで Disc2なのが不思議で不思議で…。

 でもトータルではとても気に入ってるんですよ!
 CDの盤面はDisc1が凱旋門辺りの地図、Disc2がエッフェル塔辺りの地図というのも凝ってます。

 2枚目を取り出す際に見えるのはウィリアム・ホールデンのみで残念…(↑の画像)と思いきや、実はケースの“2Disc” と書いてる下に柱の陰からオードリーがお茶目に覗いとうやん!(←神戸弁)

 いや、本当はレイアウトの失敗だと思うんですけど、こんなのも「パリで一緒に」らしいっちゃあらしい。
 1枚目の画像の左端で見えるかな?

 ジャケットも、これはアメリカの「パリで一緒に」ポスターの柄。
 「パリで一緒に」のビジュアルとしては72年リバイバルの日本版を上回る絵柄は世界に存在しないけど、お茶目な作りのこのCDにはこっちの方が合ってるかも。

 ライナーノートがレンガ色みたいなのがメインなのはダメっす。「パリで一緒に」はピンクだと思いますよ、僕は。

 でもまあ次にフィルム版サントラが出るのは「いつも2人で」フィルムバージョンかな?「パリの恋人」完全版かな?などと思っていたので、予想外の所からこのような「パリで一緒に」新盤サントラが、より完璧に近い状態で出てくれたのは嬉しい驚き!

 でもこういう出方の方がこれまたいかにも「パリで一緒に」らしくていいですよね。

 限定1000枚だけの発売です。数年後にはもう無くなっていますので、買おうと思っている方はお早めに!
 日本ではタワレコさんやARK SOUNDTRACK SQUAREさんで売ってます。

 買って損は無いサントラだと思いますよ。
 この盤全体で「パリで一緒に」を表現してる!とついつい笑顔になっちゃいます。

オススメ度:★★★★(今までのサントラよりボリュームも音質も大改善で★1つ増えました。)
  


Posted by みつお at 21:00Comments(1)パリで一緒にサントラCD

2016年12月05日

記事アクセス数ランキング ベスト100 (総合)その2:81〜90位

 本日12月5日は「戦争と平和」日本初公開日ではありません
 Wikipedia や 映画.com など不正確なサイトで12月5日となっていますが、誤りです。
 本当の初公開日は12月22日なので、「戦争と平和」関連記事は12/22にアップします。

 今回も記事のアクセス数の多いものを紹介していきます。
 今回は81位〜90位まで。

 まずは90位。PV(ページビュー)490。相変わらずこの辺は接戦。順位が入れ替わっても全然おかしくない差です。
 2010/05/22の “「エクスラン・ヴァリーエ」宣伝ポスター 金髪バージョン”

 これは「エクスラン・ヴァリーエ」のイメージとしては一番強い金髪オードリーのものですね。
 オードリーにしては珍しい&違和感の大きい金髪が、「エクスラン・ヴァリーエ」ではなぜか似合っていました。

 衣装は撮影時にジバンシィのものだとされてましたけど、本当はヴァレンティノ・ガラヴァーニのもの。

 でもアクの強いヴァレンティノの衣装でも、この衣装はオードリーらしい上品な感じでしたね。
 当時のプライベートでもオードリーがこの衣装を着ているのを良く見かけます。

 2004年の大規模オードリー展の “timeless audrey” でも、この衣装を着てルカを抱いている写真が展示してありましたが、残念な事にその写真は図録には収録されていませんでした。

↓「エクスラン・ヴァリーエ」でオードリーが着用したヴァレンティノの衣装。日本での展示もありました。



 88位はPV493で2つ。
 2010/01/28の “写真集「Intimate Audrey 1956-1964」”
 2010/08/03の “「オードリー・ヘプバーン オフィシャル・コレクション」第8号”

 「Intimate Audrey 1956-1964」はですね、外国人の著者だし、刊行当時出版元に問い合わせて、これは日本語版が先行だと聞いていたのに、実際は海外版は発行されることなく現在に至ります。

 なので、昔は “日本語に翻訳された写真集” のカテゴリーに入れてましたけど、今は “日本の写真集” にカテゴライズしています。
 紙質がめっちゃ悪いんですよねー。この装丁でその安い紙使う??みたいな。さっき見たらもうフチが黄色く変色始まってるやん。

 でもって、“モノクロ写真の中で色を感じ” なんて帯に謳ってますけど、元々モノクロ写真ならそれでいいけど、元はカラーの画像をわざわざモノクロにして掲載ってなんか意味あるの?

 おかげで本来カラーの画像はオードリーの顔が黒くなってしまってるし。
 単にインク代をけちってコストを下げるためのオールモノクロ化にしか思えない。
 写真集としては下の方の出来。

 「オードリー・ヘプバーン オフィシャル・コレクション」の方は、もうこの時には週刊じゃなくなってしまっている “週刊オードリー・ヘプバーン” です。

 相変わらず中身はヒドい…。「おしゃれ泥棒」の特集で「シャレード」の画像を使用するわ、“モノトーンに恋して” というページでモノトーンじゃない衣装を紹介するわ…。

 執筆者、編集者、デザイナー、三位一体で出来の悪いものを作り上げています。オードリーに関して全く知識の無い作り手の寄せ集め。こんなのでオフィシャルと名乗らんといて欲しい!という不出来きわまりない本でした。

↓「1956-1964」ということで、1962年のタオルミナ映画祭。
マレーネ・ディートリッヒと「ティファニーで朝食を」でダビッド・デ・ドナテーロ賞の主演女優賞を取ったオードリー。
まさにオードリーはその美しさの絶頂期!
マレーネとオードリーは「麗しのサブリナ」あたりから親交があって、この1962年にはオードリーの「パリで一緒に」にマレーネが特別出演するほどの間柄。


 86位はPV494の大混戦でこれまた2つ。
 2010/02/23の “「週刊 オードリー・ヘプバーン(静岡版)」第2号”
 2014/09/17の “「マイ・フェア・レディ」製作50周年記念ブルーレイの予告がアメリカで発表!”

 過去の「週刊 オードリー・ヘプバーン」は、だから期待して見てもダメなんだってば!(笑)

 執筆者は下調べもせず、適当に文章を書いてるだけな感じが読者にありありとわかるほどヒドい。
 ホンとお金儲けだけを目指して作られた、どうしようもない出来。

 よくもここまで間違えて作れるな〜という、トンデモ本の一歩手前です。いや、手前じゃないかも…。
 2号はまだマシな方です。それでも採点は990円のところ、600円の価値、としてますけどね。

 「マイ・フェア・レディ」製作50周年記念ブルーレイの予告がアメリカで発表!の方は、結局それから約1年発売が遅れるんですよね。
 何だったんでしょうねー。4Kリマスターが追いつかなかったのかな?

 でも4Kリマスターが済んでいるので、4KブルーレイことUltra HD Blu-ray(UHD BD)のソフト発売も早そうですね。

↓「マイ・フェア・レディ」ロンドンプレミアで、英国のアレクサンドラ王女から拝謁を賜るレックス・ハリスンとオードリー。


 85位はPV498
 2009/10/15の “2000年 オードリー・ヘプバーン展 「私のスタイル」チラシ”

 2000年のって、最初の大規模なオードリー展でしたね。
 実際にオードリーが着ていた衣装などが大量に展示されてて、“すっごーい!!” って感激したものです。

 「パリで一緒に」の仮装シーンでの衣装もあったみたいですけど、僕の記憶には無いんですよね。日本には来てたのかな?
 それとも会場の大きさの都合で神戸では展示されてなかったとか…。

 衣装に関しては2004年の “timeless audrey” よりはずっと正確に展示してありました。
 やっぱりフェラガモ主催でジバンシィ本人とかも協力したからかな?

↓この衣装も展示してありました。オードリーは赤が嫌いだと言われていたのに、まっかっかでビックリしたものです。
 オードリーは晩年の公の場では赤を着る事も多かったようです。プライベートでは無いようですが。


 83位はこれまた接戦だし、PV499で2つ。
 2013/09/18の “スザンヌ・ランダー著「オードリー・スタイル」”
 2015/10/25の “オードリー・ヘプバーン 2016年カレンダー”

 スザンヌ・ランダー著「オードリー・スタイル」は、最近こういう出版されたばかりのオードリーの写真集の記事を書くと、内容はどうかな?と思ってのぞいてくださる方が多いみたいです。

 でもこの本は原書の著者が全然オードリーを調べてなくて間違いだらけな上に、日本での余計なお世話が加わって、レベルひっくーい写真集が出来上がりました。
 その後この本は開いてもない、という粗悪本。

 オードリーのカレンダーは、毎年中身の写真を調べてオススメを決定しています。
 でも、紙媒体の衰退によって、年々オードリーのカレンダーもその数を減らしているのが悲しい所。
 しかも止める所の方がいい写真を厳選してたりしたので、本当に残念!

間違いだらけの「週刊オードリー・ヘプバーン」とスザンヌ・ランダー著「オードリー・スタイル」にちなんで(?)。
ゲッティイメージズさんの画像にも間違いがあるのがあります。そういうのをいくつか紹介。
↓まずこれは裏焼き。



↓これは1952年のオードリーと当時の婚約者ジェームス・ハンソンで合っているのですが…



↓なぜか同じ写真のオードリーのアップ部分の写真は1954年のメル・ファーラーと一緒に結婚式で、という誤った説明付き。
オードリーの眉毛を見ると、1954年ではないのが一目瞭然。眉頭が丸く眉尻が短いこれは1952年の眉毛。
なので、ゲッティイメージズさんもコメントは100%は信用出来ません。



 82位はPV500。ここから500以上ですね。
 2007/08/06の “集英社「オードリー・ヘップバーン」バリー・パリス著上下巻”

 ここで2008/08/10以前の記事が登場!
 11月に2008/08/10以前の一度アクセス数が消えてしまった記事のベスト10を載せた時はPV484だったのですが、それからさらにアクセス数を稼ぎました。

 一旦アクセス数が消えて、その上何年かその状態だったのに、復帰してから数年でここまで復活を遂げたのは本当に凄いですね。
 もし最初からのアクセス数が残っていれば、もっと上位だった事と思います。

 オードリーファンの方がオードリーを知りたいと思ったら、まず読まなければいけない伝記の1つ。
 もちろん間違いもあるので、100%は信じちゃダメですけどね。

↓本当の1954年のオードリーとメル・ファーラーはこんなの。
1954年のオードリーの眉は全体に細くて、眉尻が長いのが特徴です。



 そして81位はPV504
 2008/09/29の “投票ありがとうございました!「ティファニーで朝食を」キャビネ”

 今は放置してますけど、僕のブログで投票をやってたんですよね。
 これは映画音楽に関する事で、1位が「ティファニーで朝食を」になったのでそのお礼に「ティファニーで朝食を」のキャビネ写真を紹介しました。

 この時の順位は
 1位:ティファニーで朝食を
 2位:いつも2人で
 3位:マイ・フェア・レディ
 4位:シャレード
 5位:パリの恋人
 6位:おしゃれ泥棒
でした。

 今回は以上です。それでは次回をお楽しみに。

↓「ティファニーで朝食を」の宣伝写真。最近は裏焼き&モノクロ化されたりする事もある画像ですが、ゲッティイメージズさんの正しい向き&カラーで。発色悪いけど…。やはりオードリーは左側から撮ってもらってます。

  

Posted by みつお at 15:00Comments(4)ヘップバーンまとめ

2016年12月03日

「暗くなるまで待って」原作戯曲本 愛育社

 今回は愛育社という会社が出していたフレデリック・ノットの「暗くなるまで待って」の原作戯曲の紹介。

 これ、出てる事は知ってたんですけど、売れた数が少ない&知られてないというので、なかなか入手出来なかったものです。
 わかりにくいことにフレデリック・ノットよりも、浅田寛厚って翻訳者?の方がデカく扱われてるし。

 まあ以前見た時に出版社が愛育社ってことを覚えていたので、ネットで見つけて今年やっと古本で手に入れる事が出来ました!

 でも入手してみてビックリ!
 これ、翻訳物ではなく、英語そのままの “ビデオ英語シリーズ” というものの一つでした。

 どうりで翻訳者ではなく、編注:浅田寛厚ってなってたわけだ…。

 でも “はしがき” “NOTE” “映画(ビデオ)と戯曲の違い” って部分で日本語で解説してくれているし、読む価値はありました(日本語部分を)。
 英語部分は映画のセリフではなく、原作の戯曲のままです。

 「暗くなるまで待って」ってこれが翻訳本だ!とずっと思ってたので、これが違うとなると、原作はいまだ翻訳出版されてないんですね。

 まあ最近までもずっと日本の舞台での上演はありますんで、その脚本が翻訳物っちゃあ翻訳物なのかもしれませんが、出版されてませんしねー。

 それに、そういう脚本は改変が加えられてることもあるでしょうし、完全な原作戯曲はまだ未翻訳ということで…。

 出版は奥付を見ると1987年2月25日になってます。ということは1月くらいに発売かな?

 当時はビデオというものが普及してきており、家庭でも気軽に映画を見れるようになった頃。
 そのためこんな英語の原作本が出版される運びとなったのでしょう。

 ん?でも1987年というともう前年からオードリーブームが始まってますね。
 しかもしかも1987年には「暗くなるまで待って」が本家ワーナーからリバイバルされてます。

 出版のタイミングとしてはベストな時期なんですけど、それでも売れなかったんでしょうねー。

 はしがきでの興味深い文としては、

 ・1966年2月2日ニューヨークの舞台で初演された。500回には及ばなかったが、大好評だった。

 ・1966年7月22日からロンドンの舞台で上演され683回のロングランを記録した。

 ・ニューヨークでは2幕だが、ロンドンでは3幕仕立てで上演されている。

 ・この本はニューヨーク版を底本として、ロンドン版も取り入れている。

ということが書かれています。

 また、ビデオだけではなく、レーザーディスクの話があるのも時代ですねー。
 このあと、1990年くらいがレーザーディスクの全盛期でした。


 最初に舞台の写真と舞台設計図が載っていますが、この舞台の写真!ほとんど映画と同じだと思いませんか?

 これはニューヨーク及びロンドンの舞台装置をデザインしたジョージ・ジェンキンスという人が、映画でも美術監督として参加しているからだそうです。

 違うのは、映画では左手にあった簡易写真室が、舞台では真ん中奥にあるらしき所。

 また、映画では左手奥に寝室やクローゼットもあるのですが、舞台ではそういうのは無しです。

 “映画(ビデオ)と戯曲の違い” では、映画がアパートの1室から外に出る部分はもちろん載っています。

 大きく違うのは、映画ではグロリアがバスターミナルへ出て行った後に電話線が切られている事に気付いてスージーはパニックになり、壊してしまった電球に気付いて1人で電球を壊していきます。

 戯曲ではグロリアと一緒に電気を壊して暗闇になっているか確認してバスターミナルへ送り出すことになっているようです。

 あと、グロリア役の少女はニューヨークの初演でもグロリアを演じていたそうです。

 「暗くなるまで待って」って、舞台で見てももの凄く面白いでしょうねー。

 僕にとってはオードリー映画の中でも「いつも2人で」に次いで、「おしゃれ泥棒」と並んで2番目に好きな作品になっています。  


2016年12月01日

記事アクセス数ランキング ベスト100 (総合)その1:91〜100位

 さあ、今年も12月になってしまいました。ほんっと年をとると1年てあっという間ですね。

 そして、何度も書いてきてるように、今年の12/26はこのブログを始めてから丸10年になります!
 今回から今までの900を超える記事の中での、アクセス数(PV)総合ベスト100を紹介していきます。

 どうしてもアクセス数がシステムの都合上一度消えてしまった2008/08/10までの記事は不利なんですが、それも含めての総合100を紹介したいと思います。

 今回は100位から91位までの紹介。

 まずは100位。PV466
 2010/02/25の “祝!全国発売!「週刊オードリー・ヘプバーン(静岡版)」第3号”

 これは「週刊オードリー・ヘプバーン」のピークだった頃でしょうか。
 全体にとことん不出来だった「週刊オードリー・ヘプバーン」ですけど、この3号の時は発行元さんに問い合わせたら、全国発売にむけて準備しているとのことだったし、3号はおまけ(ポートレート入れ)が付いていて一番豪華だった号。

 この号では「ティファニーで朝食を」が特集でした。表紙違うけど。

 このあとは転げるように内容もグダグダになっていき、最終的には廃刊に…。
 もう一度、もっとまともな「週刊オードリー・ヘプバーン」を他社で望みたい所です。

 ↓下の画像は1960年、「ティファニーで朝食を」の撮影後(?)にローマのスペイン階段を行くオードリー。
 お腹が大きくない&コートを着ている&髪がメッシュっぽいので、判断しましたけど、もしかしたら60年初頭かも…。
 愛犬フェイマスを連れています。



 99位はPV471
 2013/11/01の “Vogue on Hubert De Givenchy”

 これ、つい最近…だと思ってたら、もう3年以上前の記事なんですね。
 日本語版も出ましたし、持ってますけど、まだ記事にアップしていません。

 ↓オードリーとドリス・ブリンナーとジバンシィ。1968年だそうです。



 98位はPV474
 2008/12/31の “今年のオードリー・ヘプバーン大賞は!?”

 毎年勝手にその年に手に入れたオードリーの物の中で優秀な物に “オードリー・ヘプバーン大賞” なるものを決めさせてもらってますけど、2008年はその最初の年。

 こちらにも来ていただいているカリンさんにいただいたコメントをヒントに “オードリー・ヘプバーン大賞”というアイディアが浮かびました。

 この最初の年は雑誌「GRACE」が大賞ですね。“39才からのオードリー” という目の付けどころが良かったです。
 僅差で「スクリーン」。

 ↓年をとっても可愛いオードリー!これ、シワとか無修正ですよ。
 「ロビンとマリアン」インタビューでのオードリーの発言 “相変わらずペタンコって?(笑)”
 それもオードリーの魅力の1つですよっ!

 



 97位はPV476。この辺は接戦ですね。
 2010/12/30の “オードリー・ヘプバーン オートグラフコレクション Vol.2”

 雑誌「スクリーン」が得意な、オードリーのサインに関する本の第2弾。
 サインって偽物も証明書付きで売られてますから、皆さんくれぐれも気をつけてくださいです。

 ↓これは20世紀フォックスとの「おしゃれ泥棒」16mmフィルムに関する契約書だそうな。もちろん本物のオードリーのサイン。



 96位はPV478。ホンと接戦。
 2013/09/30の “劇場公開決定!「マイヤーリング」プレスシート”

 これは記事の準備は早い段階で出来上がっていて、アップされるのがとっても楽しみでした!皆さんの反応が早く知りたかったです!
 コメントをくださった方も多くて、本当に皆さんビックリしてらっしゃいましたね。

 1度だけカラー放送されたアメリカと、2013年6月に1日だけ記念上映されたドイツというのもありますが、なんといっても全国で何ヶ月も上映されたというのがオードリーをずっと愛し続けてきた日本だけというのは嬉しいし誇れる事ですよね!

 このプレスシートには、パンフレットに載せる事前提で僕も3つも記事を寄稿させていただきました。さらに解説の一部にも僕の文章が混ざっています。
 今はDVDにも僕の文章が載ってるんですよねー。公式にオードリーに関われたのがめっちゃ嬉しいです!

 ↓「マイヤーリング」の画像は無料で使えるのがありません。また、1957年の画像だというものの中にはどう見ても1957年のものではない画像があります。なので1作前の「昼下りの情事」から。



 95位はPV485
 2013/07/17の “全国で上映!スクリーン・ビューティーズ vol.1”

 これも嬉しかったですよねー。なかなか “午前十時の映画祭” が取り上げない「ティファニーで朝食を」「パリの恋人」を上映してくれたんで。
 この2作は作品の出来よりもオードリーの個性が際立っている作品ですしね。通好みの “午前十時の映画祭” ではなかなか取り上げてくれないんじゃないかと思ってたんで。

 あ、誤解の無いように書きますけど、その2作の出来が悪いという意味ではありませんからね。
 「パリの恋人」も「ティファニーで朝食を」も素晴らしい出来だし、後世に与えた影響力ではオードリーの双璧かもしれません。

 この上映では「麗しのサブリナ」も入ってましたね。
 さらに、今年はとうとう “午前十時の映画祭” でも「ティファニーで朝食を」が上映されましたよね。

 ↓「パリの恋人」の頃のオードリーとフレッド・アステア



 93位が同率で2つ。PV486。うわー、この辺も混戦模様ですね。
 2009/09/10の “別冊宝島「オードリー・シネマスタイル」”
 2010/09/15の “「エクスラン・ヴァリーエ」宣伝ポスター お下げバージョン”

 別冊宝島の方は、こんなとこでもオードリーを取り上げてくれるんや!と嬉しくなりました。
 でもまあ安く押さえるため画像とかは少なかったし、紙も貧弱。

 付いていたDVDは「シャレード」の画質は最悪、「ローマの休日」はトランボの表記があるので、著作権の切れた古い物では無く、2003年にパラマウントがニュー・デジタルリマスターした物だから、著作権が新たに発生してるはずで、こんなん入れてええんか?というもの。

 さらにはドキュメンタリーは予告編を集めたもの+適当なコメント、というめっちゃよくある最も安直で安上がりなもの。見る価値無しでした。

 「エクスラン・ヴァリーエ」のポスターの画像は、ホンとよく海外のオードリーサイトや個人に勝手にパクられます。マナーの悪い人、多いですね。
 それ、泥棒&犯罪ですからね!先に僕に使用していいか尋ねてからにしてください。無断転載するなんて、そんなのオードリーファンとは言えませんよ!プンプン。

 ↓「シャレード」撮影風景



 接戦は続きます。91位はPV488でこれまた2つ。
 2013/12/05の “ショーン・ファーラー氏より「マイヤーリング」公開に寄せて”
 2014/03/20の “オードリーを使った宣伝 その5 LONGINES”

 ショーンの「マイヤーリング」公開に寄せての文章は、配給会社のご厚意で載せる事が出来たもの。

 この時期は僕も「マイヤーリング」のお役に立ちたい!と頑張って次々記事をアップしていましたね。
 「マイヤーリング」、公開された劇場の数や上映回数は少なかったものの、結構気を吐いていました。

 ロンジンの時計の宣伝のオードリーは最近PVを稼いでます。検索して来てくださってるようですよ。
 もっとも、オードリーと腕時計ってあんまり縁が無さそうなんですけどね。付けてるの見たこと無いかも…。

 ↓「おしゃれ泥棒2」で付けてましたけど、これって役柄で付けさせられてるっぽい。

 ではでは、次回をお楽しみに!

  

Posted by みつお at 21:00Comments(2)ヘップバーンまとめ

2016年11月30日

写真集「audrey style」英語版

 今回は Pamela Clarke Keogh の写真集「audrey style」の英語版の紹介。

 と言っても、日本語版の紹介はだいぶ前(2007/05/02)に済んでいて、その時に英語版も一緒に紹介してるんですけど、今回は英語版として紹介したいと思います。

 講談社発行の日本語版が、なぜか原著からの大規模な画像のモノクロ化を行なっていて、なんでこんなことになってるの??という残念な出来なんですよね。

 今はだいたいにおいて、オードリーの写真集の邦訳版が発売されると日本語版の方が出来がいい!ってことになるんですけど(「AUDREY A ROMA」と「オードリーのローマ」など)、この本に限っては日本語版はダメダメ。

 まずはこの英語版「audrey style」、印刷されている紙がコート紙。表面がツルツルしている紙です。表面にツヤがあります。

(→ 左英語版、右日本語版)

 対する日本語版はマットコート紙。コート紙よりもマットな紙で、表面のテカリを無くしたもの。

 これ、モノクロなら関係ないんですけど、カラーに関してはコート紙の方が色の再現率がアップします。色域が広いんです。
 日本語版はカラー画像が少なくなっているので、2000年発売時に流行りだったマットコートを使ったんでしょうか?

 当時はまだPDFでの入稿は無かったでしょうから、写真を一旦日本に借りて、再レイアウト…みたいな運びになったのか、同じ画像なのにトリミングが違う、向きが違う、発色が違うなどいろんな違いがあります。

(→ 左英語版、右日本語版)

 たとえば向きが違うのなどは、日本で画像のポジの膜面を見て、裏表を決定したのかなーと思います。
 でも残念ながら、これは日本語版が間違ってると思いますよー、オードリーの髪型と鼻を見ると…。

 本を作る際にポジの膜面を見るのは鉄則ですから(膜面が裏)、日本人は律儀にそれで判断したんでしょうが、元々の預かったポジがデュープ(複製)である、というのを考えなかったんでしょうね。

 このブログでも何度も書いてますけど、デュープをすると、膜面が逆になるんです。
 なので、偶数回デュープされた物は元と同じ膜面ですけど、奇数回のものは膜面が逆。
 これもそういうポジだったのでしょうね。

(←苔寺にて 左英語語版、右日本語版)

 それと、日本語版は晩年の写真はほとんどモノクロ化されてますけど、この英語版は晩年はほとんどカラー。

 ってか日本語版やのに、せっかくオードリーが1990年に来日して京都の苔寺(西芳寺)に来てる画像をわざわざモノクロにするってなんでやねん!
 もったいないし、センス無いなーって思います。

 オードリー物だとよく売れたのか、1994年から2006年までは講談社はちょくちょくオードリーの本を出版していました。
 でも執筆者が吉村英夫氏の本とか、紙も画像のモノクロ化もダメなこの本とか、売り上げとは別に、内容がダメな本も混じってましたねー。

 講談社は2006年に「the audrey hepburn treasures 」という傑作を出版した後、オードリーの本は一切出版しなくなります。
 「the audrey hepburn treasures 」、よっぽど売れなかったんでしょうねー。内容はいいんですけど高かったし。

(← 左日本語版、右英語版)

 百貨店の本のコーナーで、「the audrey hepburn treasures 」が1/3ほどの値段で超安売りされていたのも見ましたし、アマゾンでもバーゲンブックになっていたこともありました。

 さらには予約者に発送する際に初回特典のクリアファイルを付け忘れて、再度別に発送することになってました。
 これも郵送料が無駄になったでしょうねー。

 宣伝は大々的にやってたので(本屋で大きなポスターを貼って予約を受け付けていた)、本当に大赤字だったんだろうなーと。

 なんか結局日本版の話になってしまいましたが、この本に関して言えば、英語版の方が圧倒的に上。
 ただし、掲載されている画像は英語版でも質が悪いです。どんだけデュープものやねん!みたいな。印刷も良くないし。

(→ 左英語版、右日本語版)

 そんな中、日本版は元が綺麗なポジの場合、印刷は綺麗です(花束を持つ晩年のオードリーとか。頭切れてるけど)。

 まあ英語版だと内容わからないし、日本語版は不出来。元のポジは汚いしで、どっちも★5つには到底出来ないのが残念です。

オススメ度:★★★★(日本版はとっくに絶版ですけど、英語版はまだ発売中です)


  


Posted by みつお at 09:00Comments(2)海外の写真集

2016年11月23日

記事アクセス数ランキング ベスト10(2008/08/10以前)

 今回も、文字だけだと寂しい&つまらないかもしれないので、オードリーに登場してもらいましょう!

オードリー:みつおさん、こないだまでの可哀想な埋もれた記事たちは、こちらの方と一緒に積もったホコリを掃除してきたわよ。



 システムの都合で、一旦記事へのアクセス数が消えた2008/08/10以前のワースト記事はアップしましたので、今度は一旦消えて数年経ったのに、その後に順調にアクセスのカウント数(PV)を稼いで大復活を遂げたベスト10の記事を紹介します。

オードリー:今度はアクセスが消えてしまった記事の中からのベスト10なのね?楽しみだわ!



 今回は10位からです。

 まずはPV371の第10位。
 2007/07/27の “2000年「オードリー・ヘプバーン 私のスタイル」展 図録”

 これは他の記事で2000年のオードリー展を説明をする時にリンクを貼っていたからでしょうね。 
 今となっては2000年のオードリー展を知らない人も多数。
 世界を回った巨大オードリー展では最初のもの、日本でのオードリー展も初めてでした。

 もしかしたらこれも2004年と同じく会場の大きさによって展示品の数を変更されていたかもしれません。
 僕は神戸大丸で見たのですが、ちゃんと全部見れたのかな…?

オードリー:1991年のジバンシィとの展示会は私も行ったのよ。



 第9位はPV396。
 2007/09/23の “涙涙の「AUDREY HEPBURN 母、オードリーのこと」”

 これはオードリーの長男、ショーンが書いたオードリーの伝記本。
 これも他の記事でのリンクで貼ってました。

 ショーンから見た母オードリーのことがわかりますし、今までの伝記でのオードリーの本名がエッダというデマだとか、オードリーが拒食症だとかっていうデマがここで完全否定されています。
 ただ、ショーンは “女優オードリー”に関してはよく知らないので、これは他の伝記を読む必要があります。

オードリー:ショーンは…ルカと仲直りして欲しいわ。それだけが母としての願いよ…。
(オードリー、泣かないで…!)




 第8位はPV422。
 2007/05/05の “こどもの日!「噂の二人」原作「子供の時間」リリアン・ヘルマン”

 いや、これPV稼ぐ理由がわからんなー(笑)。
 リリアン・ヘルマンの「子供の時間」で検索してきてくださってるのかなー。

 原作の結末が昔は理解出来なかったけど、今はそういうのもあるよねってわかる年齢になりました。

オードリー:私も、最初に脚本を読んだ時にはその結末に “!?” と思ったわ。



 第7位はPV484。
 2007/08/06の “集英社「オードリー・ヘップバーン」バリー・パリス著上下巻”

 これもオードリーの伝記本への言及がある記事にはリンクを貼っています。

 これは “オードリー・ヘプバーン” の伝記としては邦訳のあるもののうち、最上のもの。女優と個人のバランスもとれています。
 もちろんこれにも間違いはあって(「麗しのサブリナ」出演のくだりとか)、100%は信用出来ないのですが、オードリーと生前本当に仲の良かった人へのインタビューが功を奏して、もっとも出来が良いです。

オードリー:ショーンもこれだけは褒めてたわね。



 第6位はPV560
 2007/10/25の “ジョージ・ガーシュイン「パリの恋人」オードリーも歌うサントラ”

 これはサントラの記事なんですけど、「マイ・フェア・レディ」でほとんど吹き替えられたオードリーが、「パリの恋人」ではどうだったんだろう?と思って調べて辿り着いた人が多いのではないでしょうか。
 もちろん「パリの恋人」は全編オードリー自身の声です!

 これも完全版のCD発売が待たれる作品です。

オードリー:これは最初のミュージカルね。一生懸命歌ったわ!



 第5位はPV577
 2008/06/27の “コレット著作集11「ジジ」 ガブリエル・コレット”

 オードリーのことを辿ると、ガブリエル・コレットとの出会いと舞台「ジジ」のことは絶対に外せない事柄なんですけど、「ジジ」の本が日本で絶版状態になって久しいので、検索してここに辿り着くみたいです。

 名作なんでしょうけど、僕にはよくわからない世界でした。(^^;;;

 あと、オードリーの持ち味とジジは原作を読む限りではあんまり一致しません。
 コレットがオードリーを見つけた「モンテカルロへ行こう」の中のメリッサorリンダだと合う気がしますが。

オードリー:これはジェームス・ハンソンさんと婚約していた頃よね。



 第4位はPV600。
 2007/11/15の “「ローマの休日」1963年リバイバルプレスシート”

 「ローマの休日」のサーキュラースカートの本当の色を知りたいと思う人はとても多いらしく、僕の「おしゃれ泥棒、オードリー・ヘップバーン!」の方のブログで書いている記事がよく検索されてます。
 そこでオレンジ色で着色されている例としてこの63年リバイバルのプレスをリンクしているので、検索数が多いのでしょうね。

 これは今でもどんどんアクセスが伸びていて、間もなく第3位と入れ替わるのではないかと思われます。

オードリー:あの衣装の本当の色は知ってるかしら?ベージュよ!



 で、抜かされそうな第3位はPV602。
 2007/08/31の “「ポートレイト・オブ・オードリー・ヘップバーン」映画音楽集”

 これが全然わからん!
 というか、ヤフーの検索で “オードリー・ヘップバーン 音楽” とかで検索すると、かなり上位に来ちゃうんです。他のサントラ記事を差し置いて!

 いやー、これサントラでもないし、レコードだし、今では入手しにくいし、なんでこの記事が上位になるのか不思議ちゃん。
 この記事に来ていただいても、たいしたこと書いてないし、申し訳ないです。

 他にもっと力入れて書いた記事もあるし、「ティファニーで朝食を」の本当のサントラとか、「シャレード」のホントのサントラとか、そういうので上位に来て欲しいなー、みたいな。

オードリー:音楽といえば、音楽に合わせてダンスも一生懸命練習したわ。



 そして3位以下をぐーんと引き離しての第2位はPV921。
 2007/12/11の “「暗くなるまで待って」ヘンリー・マンシーニ 本当のサントラ!”

 これは“暗くなるまで待って サントラ” などで検索すると上位に来るんですけど、このズバ抜けたアクセス数は、どうもどなたかが僕のブログのこの記事をブックマークして来てくださってるような感じなんですよね。なので稼いでる、と。

オードリー:「暗くなるまで待って」では5回目のアカデミー主演女優賞のノミネートを受けたわ。とても光栄なことよ。



 そして堂々の第1位は、PV988!
 2007/03/01の “ボンパズル オードリーのカラージグソーパズル3種”

 もうすぐ1000になろうかというアクセス数ですね。そして、今の感じだとそう遠くないうちにPV1000になると思います。

 これ、今でもオードリーのジグゾーパズルを欲しい人が多いんでしょうね。
 スマホだと、こういうジグゾーパズルのアプリがあって、自分の好きな画像をパズルにして遊べるし、僕もやってました。
 でもやっぱりリアルのパズルの方がいいのかなー…。

 このボンパズルのジグソーパズルは本当に写真の選び方も良くて美しく鮮明でステキでした。
 最近の海外の、変に加工した「ティファニーで朝食を」のセンスの無いものとか、オードリーじゃなくてイラストのものはいらないです。

 これだけ検索件数があるのなら、またどこかの会社が作ればいいのに…と思います。それなりに需要ありそうだし。

オードリー:あら、1ピース落としちゃったわ!まあ、みんな探すのを手伝ってくれるの?ありがとう!



 以上、ベスト10でした!

オードリー:これらの頑張った記事には賞をあげないとね。
(オードリー、ありがとう!!)


  

Posted by みつお at 22:00Comments(0)ヘップバーンまとめ

2016年11月17日

「ロードショー」1972年5月創刊号 付録ポスター

 今日は「ロードショー」の創刊号とその付録の紹介。
 創刊号は1972年5月号。ということは1972年3月発売ですね。

 中学生〜大学生がターゲットの洋画雑誌は「映画の友」が1968年3月号(1月発売)で廃刊になって以来、「スクリーン」1誌の独占状態が続いていましたが、ここで大手出版社集英社が殴り込み。

 でも最近の紙媒体の売り上げ激減のため、2009年1月号(2008年11月20日発売)をもって廃刊になっています。

 僕が中学時代の印象では、「スクリーン」はデザインセンスが悪い、「ロードショー」はおしゃれ。

 ただし「スクリーン」はしっかりした映画評論家が書いていて評論などの読み物が充実しているけど、「ロードショー」は芸能人などが評論を書いていて映画の評価が全然当てにならない、という感じでした。

 それにオードリーファンとしては、「ロードショー」にはほとんどオードリーが載ってないので、買う価値をあんまり見いだせませんでした。
 なので、「ロードショー」を買っていた女の子とオードリーの記事と「スクリーン」のトレーシー・ハイドの記事を交換したものです。

 トレーシー・ハイドが「ロードショー」でだけ人気だったのも不思議でしたね。映画も「小さな恋のメロディ」しかないのに、70年代のもう後半でなんで?とか思ってました。

 その「小さな恋のメロディ」は1971年に公開されたのですが、日本でだけ大ヒット。その余波で、この創刊号でもかなり誌面が割かれています。

 あと、この号はカトリーヌ・ドヌーヴが表紙なんですが、撮影中の映画の記事や、4つ折になっているピンナップもドヌーヴ。一番出番が多いのが、このドヌーヴかと。

 70年代前半はこのカトリーヌ・ドヌーヴが日本で人気でしたよね。オードリーを好きになる以前の僕でも、オードリーは知らなかったけどカトリーヌ・ドヌーヴの名前は知ってました。

 今この創刊号を見ると、「スクリーン」とは違い、映画と全く関係のない広告があるのがビックリします。パンティストッキングに紅茶にチョコレート。
 誌面作りといい、全体的になんか軽い感じが漂います。おそらく「スクリーン」よりも低学年層を狙ったのではないかと。

 この号は創刊号なのでまだ読者のハガキの投稿は載ってないのですが、この後の「ロードショー」では、読者の投稿で自分の好きなスターを持ち上げて他の人気スターをののしる、そしたらそのののしられたスターのファンが今度は相手のスターをけなす、といった具合に、読むに絶えないような応酬が延々と繰り広げられていました。

 よくもまあ当時の「ロードショー」編集部はそんなのを載せたなあ…と呆れます。誰も気分良くならないよ!みたいな。今なら大問題ですよね。
 「スクリーン」はありがたいことに、そういう低俗なのは無かったですね。

 さて、こちらにも来ていただいている明智常楽さんは当時のオードリー・ファンクラブの会長さん。
 この「ロードショー」創刊時にも意見を求められたそうで、“オードリーを大事にしてください” とお願いしたそうなのです。

 でも年々オードリーの扱いを小さくしていって、僕がオードリーを好きになった頃にはもうオードリーは載ってませんでした。

 オードリーが亡くなった時に、これは表紙くらいはくるんじゃないか?と思ったんですが、その時も表紙はシャロン・ストーンでしたね。オードリーの特集号や写真集は一度も出たことはなかったですし。

 廃刊前も、クラシックスターを扱うことはほとんどなく、最後くらいは「ロードショー」を買ってあげよう!と思ってたのにオードリーはほぼ無しで、買う理由が全然見当たりませんでした。

 洋画雑誌なのに邦画がもの凄い幅を利かせていて、最後の方は思いっきり迷走している感じでした。

 さて、この創刊号はオークションで買ったのですが、それは付録であるオードリーのポスターがきちんと付いていたから。
 売ってくださった方は、この創刊号を大事にしていたそうで、自分の手元から離れるのを覚悟はしてたけれども、とても寂しいと綴ってらっしゃいました。

 このオードリーポスターの付録は縦にとても長いサイズ。広げると37.2cm(横)×110cm(縦)ほどになります。
 裏面には何も印刷されていません。

 上部のペンダントを持つ「おしゃれ泥棒」オードリーの画像は、昔神戸にあった元映というところで飾ってあったポスターの絵柄と同じ。

 元映では確か200〜300円くらいでB2のスターのポスターを売っていたのですが、“あのオードリーをください!” というとそのポスターはもう在庫が無くなっていて、“別のになるけどいい?” と訊かれました。
 もちろんオードリーなら他のでも良かったのですが、買えたのは髪を結い上げて前髪を上げているもの。

 僕は前髪のあるオードリーの方が好きなので、このペンダント・オードリーが手に入らなかったのを凄く残念に思っていました。
 なので、このオードリーは僕のずっと憧れだった画像です。

 ちなみに、その時買えたポスターはジバンシィのランテルディの宣伝写真の別ショット。
 買えた方のほうが、ずっとずっとレアだったのです!未だにそれ以降写真集などでそのショットを見たことはありません。

 でも残念なことに、そのレア画像ポスターは高校の時に手放してしまったんですよねー。
 今では、そのポスターを写した、反射して写りの悪い物しか残っていません。

 さて、一般的には上部のペンダント・オードリーよりも、下部の丸で囲われた方がもっとレア。
 この画像は1967年アカデミー賞で作品賞のプレザンターを務めた時のスナップですね。

 その時の作品賞は「わが命つきるとも」で、オードリーは製作&監督のフレッド・ジンネマンにオスカーを渡しています。
 映像が残っていますが、封筒を開けて発表する時に「尼僧物語」でお世話になったジンネマンだったので、オードリーがとても興奮して嬉しそうなのが素敵です。

 他のページのオードリーは、夫アンドレア・ドッティと歩くところをパパラッチに撮られたスナップがグラビアに。
 そこでの文章もオードリーの若々しさを讃える文章になっています。

 その時と同じ時に撮られたであろう写真が “シネマをラジオできいちゃおう” って記事で出てくるんですが、その記事はオードリーは出てきません。
 オードリーが使われている意味がわかりません。

 いろんな女優の髪型を載せているページでも「おしゃれ泥棒」のオードリーが登場。

 テレビの洋画劇場の紹介ではテレビ初登場の「ローマの休日」の紹介。

 特選映画をこうしてグラビアで1パージ丸々使って紹介するのは、この「ロードショー」が最初なのかなーと。

 そのちょっと前の「スクリーン」を見ても、見開き2ページでテレビで放映される映画を小さくまとめて紹介してるだけなので、このスタイルは当時は画期的だったのかも。

 後に「スクリーン」もこのスタイルに追従しますね。でも今はページ数が減ったからなのか、毎週放送の洋画劇場みたいなのが無くなったからなのか、こういう大々的にはやってませんね。

 その「ローマの休日」のために、“今月のスター” として取り上げられていますが、文章は小森和子さん。

 小森のおばちゃまは「緑の館」と「暗くなるまで待って」撮影中に直接オードリーにインタビューしていますけど、「暗くなるまで待って」撮影時のオードリーは「世界で一番誠実な日本のファン」と感謝していたそうです。

 オードリー以外では当時の東京の銀座&有楽町界隈の映画館のイラスト地図が載っているのが興味深いです。
 なにせ銀座の映画館は日本で一番格が高いとされる劇場たち。東宝や松竹や東急のチェーン・マスターの映画館が集中しています。
 名前だけは残っていても小さくなってしまった今と違って、当時の銀座の大型映画館は1館で1200〜1500以上の座席を有していました。


 左上から
 ・スカラ座(「パリの恋人」「ティファニーで朝食を」「パリで一緒に」「おしゃれ泥棒」「ロビンとマリアン」初公開時、「ローマの休日」「おしゃれ泥棒」「マイ・フェア・レディ」リバイバル時)
 ・みゆき座(「昼下りの情事」リバイバル時)
 ・有楽座(「緑の館」「マイ・フェア・レディ」初公開時)
 ・日比谷映劇(「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「尼僧物語」初公開時)
 ・スバル座(「シャレード」「ローマの休日」リバイバル時)
 ・ニュー東宝(「麗しのサブリナ」「シャレード」リバイバル時)
 ・日劇(「オールウェイズ」初公開時)
 ・丸の内ピカデリー(「シャレード」「いつも2人で」「暗くなるまで待って」「華麗なる相続人」初公開時、「マイ・フェア・レディ」「戦争と平和」リバイバル時)
 ・丸の内松竹(「パリで一緒に」リバイバル時)
 ・銀座文化(80年代〜90年代リバイバルのオードリー作品のほとんど)
 ・東劇(「許されざる者」初公開時、「暗くなるまで待って」リバイバル時)
 ・松竹セントラル(「戦争と平和」「昼下りの情事」「噂の二人」初公開時、「パリの恋人」リバイバル時)
 ・テアトル東京(「マイ・フェア・レディ」リバイバル時)
 ・テアトル銀座(「ティファニーで朝食を」「ローマの休日」リバイバル時)

 などが載っていて、当時の東京を知らないですけど往年の大劇場を思って “ほ〜っ!” ってなります。
 今は亡きそごう・松坂屋・阪急デパートなどが載っているのもノスタルジーを感じます。
  

Posted by みつお at 12:00Comments(4)日本の雑誌

2016年11月13日

記事アクセス数ランキング ワースト(2008/08/21〜2015年まで)

 さて、この間、一旦記事のアクセス数が消えてしまった2008/08/10までの記事の中で、アクセス数の少ないワースト記事をまとめてみました。
 今回は、アクセス数が一度も消えたことの無い2008/08/21以降の記事の中で、アクセス数の少ないワースト10を紹介します。

 なお、今回もゲッティイメージズさんの埋め込める画像を使用させていただいて、オードリーが話してる風で参加してもらいます。

オードリー:(突然物置から登場)みつおさん、前回のワースト記事は見てきたわよ。前回が2008/08/10以前ということは、それ以降の記事でのワーストもあるのよね?
(オードリー!な、なんてところから出て来るんですかっ!)




 この間紹介した記事は、それまでアクセスがあったのにシステムの都合上一度消えてしまい再度カウントされ直したものなので、まあアクセスが少なくても仕方ないって感じでしたが、今日紹介するのは一度も消えてないわけですから、もし少なかったらこちらの方が悲惨ですよね。

 でも、もちろんアップして日が浅い記事などはアクセスが当然少ないわけですから、もし最近の記事まで含めるとワーストは最近のものばかりになってしまいますよね。

 なので、ここでのワーストは2015年までに発表された記事に限定させていただきます。

 というわけで、早速いきましょう!
 まずはワースト1。

 アクセス数を表すPV(ページビュー)がわずか42!
 2014/11/14の記事、“オードリーのトランプ その3”

 まあトランプの記事とかはあんまり僕も力を入れて書いてません。(^^;;;
 ましてやこれは著作権侵害のトランプですしね。

オードリー:まあ!自分だけのお金儲けのために勝手に私の画像を使ってる人達がいるのね!世界の子供たちには1円も行かないのね!プンプン!
(オ、オードリー、一旦物置から出たほうが…。しかもお金の単位は円ですか?)




 でも紹介したオードリートランプは4種あるんですけど、その1がPV459、その2がPV160、その3の4日後に発表したその4(これのみ著作権クリア)がPV112だということを考えると、これだけ少ないのはなんででしょうねー。

オードリー:そんな悪い人達はこの棒でお尻ペンペンの刑だわ!




 ワースト2はPV47。
 2015/09/18の “「BEAUTY beyond BEAUTY」展チケットと日本語 Audio Book”
 ワースト3はPV50。
 2015/10/04の “「BEAUTY beyond BEAUTY」展 オリジナル・サウンドトラック”

 これらは昨年韓国の釜山で行なわれていたオードリー展のものです。
 まあこれは物も大きなものでもないですし、記事自体も軽め。
 オードリー展の音楽は僕とは合わなかったし、今も全然聴いてません。

オードリー:ペンペンよ!ペンペンだわ!
(えっ、オードリー、まだそっちの話?)




 ワースト4位はPV61の記事が2つ。
 2014/07/03の “A LETTER FROM MY FAIR LADY”
 2014/07/09の “Audrey COUTURE MUSE COLLECTION DVD”

 これらはこのブログ開設当初からこちらに来てくださっている大切なオードリー仲間のMengさんにいただいた大事なもの。
 なんだか申し訳ないなー…。どちらも貴重なものなんですけどねー。
 海外のグッズっていうのはあんまり日本では人気ないのかもしれません。

オードリー:「マイ・フェア・レディ」のプレミアってこんな感じだったのよ。



 ワースト6位はPV64。
 2014/01/28の “「マイヤーリング」ムビチケカード”

 これも軽い記事ですね。
 「マイヤーリング」公開当時、少しでも宣伝になるように!っていろんな「マイヤーリング」関連の記事をアップしてました。これもそのうちのひとつ。

オードリー:「マイヤーリング」の画像は…と、まあ!無料で埋め込める画像は無いみたい。ごめんなさいね…あら、涙が…。
(オ、オードリー!そんなに落ち込まなくても大丈夫!)




 ワースト7位はPV69。
 2013/12/10の “あなたにとってのオードリー・ヘプバーン大賞は?”なんですけど…。
 これ、皆さんの意見を訊きたかったんですが、全く反応無かったですww。記事も不人気。

 ワースト8位はPV71が2つ。
 2015/04/14の “ミニチュア版「昼下りの情事」1957年初公開時ポスター Aタイプ”
 2015/05/11の “ミニチュア版「パリの恋人」1966年リバイバル 立看ポスター”

 ええーーーっ、そうなの!?
 これら2つの記事は画像も綺麗だし、僕ももの凄くリキ入れて書いた記事だし、この2つがワーストに入るのは残念やなー…。
 ぜひもっと見ていただきたい記事たちです。

 そしてワースト10位はPV73。
 2015/12/05の “ハーパーズ バザー 日本版 2015年9月号”

 これはちょっと意外!こういう雑誌とかってわりとPVかせぐことが多いので。
 でも9月号(7月発売)なのに、12月に紹介っていうタイミングのずれが影響したんでしょうね。

オードリー:じゃあまた可哀想な記事たちを見に行ってくるわ。今回はメルとね。



 次点である11位と12位も接戦だったので、ついでに紹介しちゃいます。
 13位以降はそれなりにアクセス数が離れてるんですけどね。

 11位はPV74。ぐっと古い記事です。
 2011/12/22の “自主制作「オードリー・ヘプバーン パンフレットリスト」その4”

 この自主制作のパンフレットリストは、全部で6種類の記事をアップしてますけど、なぜかこれだけ不人気。
 最終版のその6なんかはPV222も稼いでるのにね。
 不人気のその4の表紙も、自分では結構好きな感じに仕上がってます。

 12位はPV75。
 2015/08/01の “写真集「Audrey Hepburn: Hollywoods Legends」”

 これは写真集も軽いものだったし、記事もそういうノリ。

 なんだか全体的に軽い記事の方が人気無いみたいですね。
 やっぱり書き手の気持ちを見透かされちゃってるのかな、みたいな。

オードリー:ね、メル、一緒に行きましょう!
メル・ファーラー:わかったよ、オードリー。




オードリー:支度出来たわ。じゃあ行きましょうか。
メル・ファーラー:えっ!この格好で行くの?




オードリー:あら、じゃあ「戦争と平和」でボツになったこの格好にする?私はこの髪型似合ってないから嫌いなんだけど…。メルは髪の量も多くしてあるしこっちがいいわよね。
メル・ファーラー:そういう問題じゃないような…。




オードリー:もーっ!しかたないわねー。じゃあ二人羽織で行くわ。
メル・ファーラー:??これでいいのかな…?
(今日もお茶目なオードリーなのでした。)


  
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Posted by みつお at 21:00Comments(0)ヘップバーンまとめ

2016年11月12日

祝!「おしゃれ泥棒」日本公開50周年!「映画の友」66年11月号


 今日は、「おしゃれ泥棒」が東京の日比谷スカラ座で日本初公開された日から、ちょうど50年に当たります。

 そう!1966年11月12日が「おしゃれ泥棒」の日本初公開日なんですね。そして50年前も今年も今日は土曜日です。
 わー!パチパチパチ!

 きっと50年前の今日は、有楽町にあった旧日比谷スカラ座は押すな押すなの大行列だったことと思います。ましてや土曜日の初日。
 そりゃあ映画館は人でいっぱいだったと思いますよ。

 ちょっとでいいから、その時のスカラ座の行列とか見てみたいですね。きっとその行列を見れただけでワクワクするでしょうね〜。

 なんせ「おしゃれ泥棒」は日本で1967年度の第6位の配給収入を上げる大ヒット!
 公開当時のオードリー映画では、「マイ・フェア・レディ」「ローマの休日」「戦争と平和」「シャレード」に次ぐ第5位の配給収入になりました。

 公開前、「おしゃれ泥棒」が初の自社作品となる日本の20世紀フォックスの宣伝部は、外野からオードリーの時代は去っているのに…などと言われたそうです。

 でも “パリです オードリーです 世界の恋人です 100万ドルをシックに盗みます!” とオードリーで押しまくり、オードリーは変わらず大人気なのを証明しました。

 「おしゃれ泥棒」っていう邦題も、今でもゲーム名になるほど秀抜ですしね。オードリー映画では間違いなく最高の日本の題名!

 本国アメリカでは公開の最初は大人気だったそうですが、その後はパッとしなかったらしいです。
 もったいない!こんなに面白い映画なのに!
 英語でも「100万ドルを盗む方法」なんてありきたりな題名でなく、もっとオシャレだったらよかったのにね。

 なので、アメリカではなぜかちょっとスベった作品、という扱いですが、日本ではむしろ有名な方の代表作の1本となっています。

 初公開時の新聞批評が、超優秀写真集の「カタログ オードリー・ヘプバーン」に載っているのですが、“劇場は若い女性でいっぱい。満員。盛大に笑っている。” と書いてあります。

 そんな今日で日本初公開からピッタリ50年の、「おしゃれ泥棒」の初公開時の作品紹介がある1966年11月号の「映画の友」誌を紹介。
 66年11月号ということは、66年の9月20日に発売だったということですね。
 11月号ですけど、出たのはちょうど50年前…ではありません。

 「映画の友」誌は、この号からB5サイズからワイド版(AB版)に変更になって大きくなっています。
 今回は中身のオードリーを全て紹介。

 この号は当時大人気だったジュリー・アンドリュースが表紙。
 そして表紙にも載っているように、この号の特集は “オードリイ対ジュリー”。

 「サウンド・オブ・ミュージック」「メリー・ポピンズ」と、飛ぶ鳥を落とす勢いのジュリーと、66年5月号でジュリーに負けて2位になったとはいえ、女王の貫禄オードリーを色々比較した特集。

 この時オードリーは「おしゃれ泥棒」が11/12公開、ジュリーは「引き裂かれたカーテン」が10/22公開という同時期で、この号でも新着映画紹介で2作品とも紹介されています。

 さらにオードリーには「いつも2人で」、ジュリーには「ハワイ」「モダン・ミリー」がそれぞれ待機中。
 そんな2人の特集となっています。

 まずオードリーは目次のイラストで登場。直木久蓉さんという方の絵だそうです。

 続いては20世紀フォックスの宣伝。「おしゃれ泥棒」よりも先に公開される「ミクロの決死圏」と「天地創造」の方が大きくあしらわれています。(一番上の画像)

 その次はいよいよオードリーvsジュリー。カラーグラビアで右にオードリー、左にジュリーで並べられています。

 オードリーは「おしゃれ泥棒」でデイヴィス・リーランドとマキシムでディナーを食べるときの美しいグリーンのジバンシィを着ています。
 ジバンシィでグリーンというと、他には「パリで一緒に」冒頭のグリーンのスーツが思い浮かびますね。

 次は緑色で刷られたモノクログラビアページ。
 先にオードリー、次にジュリーという順番で作品を紹介しています。

 「おしゃれ泥棒」の作品紹介が見開きでまずあるのですが、この号での新作公開映画の紹介はこの「おしゃれ泥棒」がトップです。

 めくると「おしゃれ泥棒」の場面集。さっきが宣伝写真だったのに比べて、こっちは本当に映画のシーンが載ってます。

 そして左端には「映画の友 秋の増刊 オードリイ・ヘップバーン全集」が10月中旬に発売だよー!っていう案内。
 この「オードリイ・ヘップバーン全集」はオードリーの特集号の雑誌としては最高傑作のもの!素晴らしい出来に仕上がっています。

 さらにめくると、今度は撮影が終わったばかりであろう「さすらいの二人」(「いつも2人で」の公開前の仮題)の画像集。
 映画のシーンも撮影スナップも、今となっては珍しい画像で構成されているのが嬉しいところ。

 その次のページからはジュリーの作品が紹介されています。

 次にオードリーが出てくるのは本文ページ。
 オードリーの大ファンでもある南俊子さんがオードリーとジュリーのことを書いてくれています。

 ここで面白いなと思ったのは、“ジュリーはおとぎ話の主人公を演じても、まるで現実のように信じこませてしまうし、オードリイにふれると現実さえ、まるで魔法の杖の一振りにあったように、ロマンティック・ムードと化してしまう。” という部分。

 なるほどなーと思いました。
 あと、さらに当時は引っ張りだこのジュリーはギャラが120万ドルになったことも書かれていました。

 以上でオードリーvsジュリーの記事は終わりです。当時は「マイ・フェア・レディ」のこともあって、オードリーとジュリーはよく比較されていたみたいです。

 オードリーがオファーを断った作品で「卑怯者の勲章」とか「ハワイ」とかもジュリーが演じてますしね。
 この号では載っていませんが、「ハワイ」は元々オードリー主演のフレッド・ジンネマン監督で考えられていたようです。「尼僧物語」コンビですね。

 なお、オードリーとジュリーですが、その後の1967年5月号の「映画の友」最後の人気投票の結果はオードリーが1501票で他の男女優を引き離して1位、ジュリーが975票で2位になっています。(男優1位は786票でアラン・ドロン)

 その時の「映画の友」では批評家たちの対談が載っているのですが、オードリーの1位は「おしゃれ泥棒」が良かったということなのですが、ジュリーは “作品が悪いもの。” “イメージを狂わせた。”とバッサリ斬られています。
 確かにジュリーファンは「引き裂かれたカーテン」や「ハワイ」なんかの方向は望んでいないだろなーと。

 アメリカでは「ハワイ」も「モダン・ミリー」も大ヒットしましたが、その次の「スター!」から大コケ。

 日本ではもう「引き裂かれたカーテン」からコケ始めたようで、「ハワイ」や「スター!」などは大コケした模様。

 オードリーのファンってジュリーも好きな人が多いような気がします。僕もそうですし、他にもオードリーのコレクターさんもジュリーがお好きでした。

 オードリーとジュリー、二人ともとても清潔感に溢れてますもんね。直接知らなくても、人柄がにじみ出ているのが共通していました。

 そしてオードリーとジュリー本人同士も、本を贈りあったりクリスマスを一緒に過ごしたりするような仲の良い関係だったようです。

 なのでジュリーは「サウンド・オブ・ミュージック」以降、なかなか作品に恵まれなかったのが可哀想です。
 日本ではDVDにすらあんまりなってませんし、日本未公開作品も多数。ジュリーファンは悲しいでしょうねー。

 ちなみに「公衆の眼」という作品があり、オードリーに最初オファーが行きましたが断られ、次にジュリーに行って撮影予定だったのですが結局流れてしまいました。

 結局その作品は後にミア・ファロー主演で「フォロー・ミー」という作品になっています。 

 他には “お金について 百万ドル女優の意見” という本文記事で再度オードリー登場。
 ここでは当時の出演料が1本で100万ドル(当時の3億6000万円、現在の約36億円)越えという、当時世界で5人しかいなかった女優のお金の使い道を書いた文章で登場します。

 その5人とはオードリー、エリザベス・テイラー、ソフィア・ローレン、ジュリー、そしてドリス・デイです。
 日本だとドリス・デイが意外ですね。

 「映画の友」誌は通販もやっていたのですが、ブロマイドと、キャビネ版ポートレートのところで今月はオードリーが出てきてます。写真はいずれも「おしゃれ泥棒」のもの。

 ブロマイドは3枚1組で100円、ポートレートは2枚で120円となっています。ポートレートは他の号とかのと組み合わせて2枚で買えたようです。10倍すると、大体今ならいくらかわかりますね。

 作品別のキャビネ写真も3枚1組120円で売ってたみたいですが、「マイ・フェア・レディ」や「ローマの休日」そして「サウンド・オブ・ミュージック」がA・B集と2種類しか無いのに、「シャレード」はA・B・Cと3種類もあります。当時いかに「シャレード」の人気が高かったのか、というのがわかります。

 この作品別で「シャレード」を上回る4種類あるのは、ここに載っているのでは「荒野の七人」と「ウエスト・サイド物語」だけみたいです。
 「ティファニーで朝食を」や「パリで一緒に」などは1種類だけのようです。

 この号のオードリー以外では、大人気だったアラン・ドロン、めきめき人気を上げてきたスティーブ・マックィーン、ポール・ニューマンら、70年代にも引き続き大活躍するスターが載っています。

 オードリーの共演者だったアンソニー・パーキンスやジョージ・ペパードといったオードリーと共演した人気男優たちもカラーグラビアでいますが、同じくカラーに載ってる女優のミレーヌ・ドモンジョやクラウディア・カルディナーレ、アン・マーグレットなどと共に、70年代には若い人には縁遠い人たちになってしまってますね。

 撮影中のものとしては、神戸や姫路城でロケされたショーン・コネリーの「007は二度死ぬ」や、「ロシュフォールのお嬢さん」(後に「ロシュフォールの恋人たち」に改題)が掲載。

 「ロシュフォールの恋人たち」でオードリーに最初オファーされた役を演じるフランソワーズ・ドルレアックもまだ存命ですし、カトリーヌ・ドヌーヴは60年代よりも70年代前半でむしろ人気でしたね。

 昔の雑誌を開くと、人気のある俳優さんの栄枯盛衰を見ることが出来ます。
 そう考えると、いまだに映画雑誌に載り続けるオードリーってやっぱり凄いですよねー。


★「おしゃれ泥棒」50周年記念!1966年初公開時関連記事
 ・パンフレット 東宝版
 ・パンフレット 一般版
 ・パンフレット 20世紀フォックスタイアップ版
 ・チラシ
 ・ポスターAタイプ
 ・ポスターBタイプ
 ・立看
 ・プレスシートA&B
 ・プレスシートC(冊子タイプ)
 ・日本版サントラレコード
 ・原作本  


2016年11月08日

「オードリー・スペシャル '91」チラシ&前売券

 とうとうこれで、アップされた記事が900になりました!

 前にも書きましたが、今年はいろんなオードリー作品の日本でのメモリアル・イヤーです。

 ・「戦争と平和」公開60周年
 ・「ティファニーで朝食を」公開55周年
 ・「初恋」日本初公開50周年
 ・「おしゃれ泥棒」公開50周年
 ・「エクスラン・ヴァリーエ」撮影&放送45周年
 ・「ロビンとマリアン」公開40周年

 他にも日本公開されませんでしたが、「ニューヨークの恋人たち」は米国での公開35周年ですし、英国時代の初期作品のほとんどが撮影&公開65周年に当たります。

 そして、それらをリアルタイムではほとんど知らない僕らでも、オードリーの80年代後半〜90年代前半の再ブーム時のことははっきり覚えています。

 85年「噂の二人」という渋い作品から始まったオードリー作品のリバイバルは、あっという間にオードリーのブームを引き起こし、「尼僧物語」「許されざる者」を除くオードリー全盛期の14作品が次々とリバイバルされました。

 今回紹介している「オードリー・スペシャル '91」チラシですが、もちろん1991年のもの。
 これも公開から25周年になりますね。

 85年からずっとオードリー作品をリバイバルしていた日本ヘラルド映画(その後角川映画に吸収される)が、最後に権利を手に入れた「おしゃれ泥棒」「いつも2人で」「暗くなるまで待って」を公開したのがこの1991年でした。

 この「オードリー・スペシャル」はその3作品を上映するために組んだプログラムです。

 もっとも、「暗くなるまで待って」は87年に元々の権利元のワーナー・ブラザーズからもオードリーの再ブームに便乗してリバイバルされており、そのためこのチラシでもわかるように大阪では「暗くなるまで待って」の上映は外されています。

 このチラシのバックの画像を見れば、新しい3作品に交ぜて上映するために、既にヘラルドが権利を持っていた「麗しのサブリナ」「パリの恋人」が準備されていることがわかります。

 それらの画像を↓下で大きく載せますので、何の作品か当てていってください。全作品当てられたら、あなたはオードリー通中級です。

 これら5作品から日本全国の各映画館が自由に選んで上映出来たようです。

 なので映画館によって上映作品はまちまちですし、91年ではなく、92年になってから上映された所もありますので、同じチラシでも他の映画館では「オードリー・スペシャル ’92」となっているものもあります。

 チラシの裏は映画評論家の清水俊雄さんによる解説。
 そこではオードリーが91年4月にNYリンカーン・センターのフィルム・ソサエティから過去の実績に対して表彰されたことが載っています。
 アメリカなど全世界でもオードリーの作品が見直されて、人気がどんどん再燃しはじめた頃ですね。



 これで日本ヘラルドはオードリー全盛期の作品14本の権利を入手したので、それらを全国で2000年まで日本各地で上映していました。

 オードリーが1992年に余命あとわずかというニュースが世界で駆け巡った時にも、93年に亡くなった時にも、すぐに応援上映や追悼上映を出来たのは日本へラルドさんが権利を取っていてくれたおかげです。

 もし亡くなってから慌てて権利を取っていたのでは上映も遅かったでしょうし、権利を取るのも「ローマの休日」だけとか、そういう悲しい状態だったと思います。

 それが追悼時に間髪入れずほとんどの作品を見れたというのは、それまでにオードリー作品を選定して各映画会社から権利を取って…と尽力してくれた日本ヘラルドの担当者さんのおかげですよね。

 なお、この大阪版の日付を見ると本当に25年前の今くらいの時期だったとわかります。東京のおそらく銀座文化劇場ではもうちょっと早かったでしょうし、他の地方はもっと遅かったと思います。

 この大阪では

 9/14〜10/4「おしゃれ泥棒」
 10/5〜10/18「いつも2人で」
 10/19〜10/25「麗しのサブリナ」
 10/26〜11/8「パリの恋人」

 になっていますね。はじめての「おしゃれ泥棒」が3週間、同じくはじめての「いつも2人で」が2週間、85年から何度も上映している「麗しのサブリナ」が1週間、「パリの恋人」が2週間という上映スケジュール。

 僕もこれで久々の上映で「おしゃれ泥棒」と「いつも2人で」を見たと思います。
 というか、それまでその2作品を見たのは自主上映とかなので、本格的な映画館で見る、というのはこれが初めて!

 前売券も持っているのですが、全部が載っている9/14以前に買ったもの、そして「いつも2人で」上映中に買ったものの2種類ですね。

 後から買った方は「おしゃれ泥棒」と「いつも2人で」がマジックで消されています。ちょっと乱暴。

 下部に「梅田コマ・シルバー」って載ってる方は回数券なので、4作品とも見に行く気まんまんですね。
 でもさらに前売券を追加で買っているとは、「いつも2人で」や「おしゃれ泥棒」を2回以上見たのかな?

 「いつも2人で」を見に行った時のことはハッキリ覚えていますが、大阪のサウンドトラック・リスナーズ・コミュニケーションズ(SLC)という会社が限定版で売っていた「いつも2人で」のサントラCDが映画館でもパンフレットと共に受付で売られていました。

 この当時はまだ権利元のBMGビクターが「いつも2人で」のサントラCDを発売してない頃で、手に入る「いつも2人で」サントラCDとしては初めてのもの。
 かつて出ていた日本版レコードのジャケットを踏襲しており、他の国では無い稀少盤でした。
 BMGビクターがサントラCDを出したのは、結局オードリー没後の1993年でした。

 なので、僕は観に来ている他の人達に心の中で “買ってあげて〜〜〜!絶対いい曲だからっ!!” って叫んでましたね。

 ちなみにこの当時は映画館は予約制でも指定席でもなく早い者勝ち。
 なので、映画を見に行く時は15分前、オードリー作品だと最低でも30分前に行って並んでおかないと良い席では見れませんでした。なんせオードリーは大ブーム真っ只中!必ず行列が出来てましたし。

 「いつも2人で」はこのリバイバルで初めて左右が切られてない超横長のパナビジョンサイズ(シネマスコープサイズ→2.35:1)で見れました。
 それまでは、テレビ放映やLDや自主上映のテレビサイズ(4:3)でしか見たことがなかったので、左右を約半分に切られてしまっていた部分の情報量の多さに驚き&大感激していました。

 なぜかLDなどはオードリーとアルバート・フィニーが画面の左右に分かれる時にはフィニー側に寄せていたので、オードリーってこのシーンでこんなお茶目な顔してたんや!とか、あっ、カワイイ!とかカットされていた美しい緑の湖のほとりなどに発見があって、本当に嬉しかったものです!

 …とまあそんなことを思い出してしまう25年前のチラシ&前売券なのでした。