2010年03月10日
1日だけの上映!「ラヴェンダー・ヒル・モッブ」パンフ
この作品が1日だけ上映された、ってのは日本の何かのオードリーの本で載っていたので知っていましたが、羨ましかったですよねー。それくらい昔ってオードリーの初期作品を観るのって難しくって、夢のまた夢でした。
今では日本でも「ラベンダー・ヒル・モブ」としてDVDで簡単に観ることが出来るようになりましたが、以前は見たくても見れない幻の映画だったんですよね。
海外ではビデオやDVDも早くから出ていましたが、日本ではなかなか出なくって、やきもきしました。
やっと2007年に日本でもDVDが出て、嬉しかったですよねー。その後、2009年にも再発売されましたけど、2回ともすぐに売り切れになってしまってビックリ!結構需要の有る作品だったんですね!
オードリー関連の本では、1回だけ出てくるとか、最初と最後に登場とかって書いてあって、実際はどうなんだろう…と思っていましたが、観たら、本当に冒頭にちょっと出てくるだけなんですね。最後には出てきませんでした。(^^;
端役時代のオードリー作品では、一番評価の高いもの。
紹介ページは見開き2ページ分のみ。しかも文字だけ。
オードリーに関しては、“「パラダイスで大笑い」以来3本目の出演作品として、最初のほうで初々しい姿をちょっと見せ”てなことが書かれています。
「天国の笑い声(DVDでは「素晴らしき遺産」)」が「パラダイスで大笑い」ですか。(^^;
というわけで、オードリーがいないのも寂しいので、「ラベンダー・ヒル・モブ」でのオードリーの画像を載せておきます。
オードリーが口をとんがらかせている、珍しいものです。
レア度:★★★
2010年03月05日
「週刊 オードリー・ヘプバーン(静岡版)」第5号
“午前十時の映画祭”、TOHOシネマズ府中にて、2010/03/20(土)~2010/03/26(金)「ローマの休日」、2010/03/27(土)~2010/04/02(金) 「昼下りの情事」まもなく上映!
今日も「週刊オードリー・ヘプバーン(静岡版)」の紹介。今日は第5号です。
オードリー写真集の最高傑作のひとつ、「デラックスカラー・シネアルバム」でとても綺麗に載っていた画像が今回の表紙。で、こちらはというと、2号の表紙みたいにのっぺり&暗い印刷。ピントも甘いです。
なんで70年代の写真集の質を超えられないのか不思議。
これを表紙に使った人は、“オードリー、綺麗だろう!”と使ったのでしょうが、「デラックスカラー・シネアルバム」を知っている身からすると、“汚い印刷!”と思ってしまって逆効果。希少価値も低い画像ですしね。
さて、中身ですが、まず“名作劇場”のコーナーが最低の出来!
今までは、あらすじはあっても、それはちょっとで、エピソードがたっぷりだったのに、今号はほとんどがあらすじで、解説ちょっと。4ページもストーリー紹介で使うなんて!
5号にしてすでに息切れですか?
「週刊オードリー・ヘプバーン」を買おうと思う人に、あらすじは必要でしょうか?ましてや次号でDVDが付くんですよね?
あらすじを載せるのは、一番簡単にページを埋める方法。安易に載せて欲しくないです。楽しみにしている方としては、ガッカリ度がかなり高いですよ。
“映画の舞台”のコーナーはライナスのオフィスの間取り。しかも説明にはララビー・コーポレーションのロケ地も載っていて、これまた嬉しい限り!
ニューヨークへ行くなら、「ティファニーで朝食を」「暗くなるまで待って」と合わせてオードリー巡りをしたいところです。
今のところ、このコーナーはハズレなし!(^-^
“銀幕の裏側”では配役決定にいたるまで、ということで文章が書かれています。
ここで僕が好感を抱いたのは、「麗しのサブリナ」の映画化権を手に入れたのが、“オードリーが頼み込んだ”“ビリー・ワイルダー監督が勧めた”といくつか言われていると書いているところ。
これも伝記によって記述が違うので、ある一つの説にとらわれずに、正直にいくつものことを書いたのがとても良かったです。
“オードリーの時代”では清藤秀人さんがサブリナ・パンツについて書かれてるんですが…4号でもカプリパンツとして書かれてたので、2号連続で同じような内容はどうかと…。
“オードリー・スタイル”ではトレンチ・コートの特集。
ここで初めて70年代オードリーの画像が本文に登場。60年代のオードリーも豊富です。
が、今号のフォト・コレクションにもなっている「おしゃれ泥棒」のチェックのコート姿のオードリーに付いている解説や、本文文章での大間違いが目に付きます。
確かにこの写真(「おしゃれ泥棒」の宣伝写真)でのオードリーはコートと共布でのフェドラ帽を目深にかぶって、手袋は黒ですけど、ラストシーンでこのままで登場したりはしません!(そう書いてある)
ラストシーンでのオードリーは、コートはこれですけど、帽子は紺の丸いのだし手袋は白。
なんですか~この初歩的なミス!(8号では「おしゃれ泥棒」DVDが付くというのに!)
というわけで、全体では記述者・編集者の意識の低下を感じさせる、残念な内容に仕上がっています。オフィシャルだと名乗るなら、安易に編集せず、しっかり調べて記述して欲しいです。
今号の価値:400円。今までで一番良くない出来。もっとがんばってください!
オードリー写真集の最高傑作のひとつ、「デラックスカラー・シネアルバム」でとても綺麗に載っていた画像が今回の表紙。で、こちらはというと、2号の表紙みたいにのっぺり&暗い印刷。ピントも甘いです。
なんで70年代の写真集の質を超えられないのか不思議。
これを表紙に使った人は、“オードリー、綺麗だろう!”と使ったのでしょうが、「デラックスカラー・シネアルバム」を知っている身からすると、“汚い印刷!”と思ってしまって逆効果。希少価値も低い画像ですしね。
さて、中身ですが、まず“名作劇場”のコーナーが最低の出来!
今までは、あらすじはあっても、それはちょっとで、エピソードがたっぷりだったのに、今号はほとんどがあらすじで、解説ちょっと。4ページもストーリー紹介で使うなんて!
5号にしてすでに息切れですか?
あらすじを載せるのは、一番簡単にページを埋める方法。安易に載せて欲しくないです。楽しみにしている方としては、ガッカリ度がかなり高いですよ。
“映画の舞台”のコーナーはライナスのオフィスの間取り。しかも説明にはララビー・コーポレーションのロケ地も載っていて、これまた嬉しい限り!
ニューヨークへ行くなら、「ティファニーで朝食を」「暗くなるまで待って」と合わせてオードリー巡りをしたいところです。
今のところ、このコーナーはハズレなし!(^-^
ここで僕が好感を抱いたのは、「麗しのサブリナ」の映画化権を手に入れたのが、“オードリーが頼み込んだ”“ビリー・ワイルダー監督が勧めた”といくつか言われていると書いているところ。
これも伝記によって記述が違うので、ある一つの説にとらわれずに、正直にいくつものことを書いたのがとても良かったです。
“オードリーの時代”では清藤秀人さんがサブリナ・パンツについて書かれてるんですが…4号でもカプリパンツとして書かれてたので、2号連続で同じような内容はどうかと…。
ここで初めて70年代オードリーの画像が本文に登場。60年代のオードリーも豊富です。
が、今号のフォト・コレクションにもなっている「おしゃれ泥棒」のチェックのコート姿のオードリーに付いている解説や、本文文章での大間違いが目に付きます。
確かにこの写真(「おしゃれ泥棒」の宣伝写真)でのオードリーはコートと共布でのフェドラ帽を目深にかぶって、手袋は黒ですけど、ラストシーンでこのままで登場したりはしません!(そう書いてある)
ラストシーンでのオードリーは、コートはこれですけど、帽子は紺の丸いのだし手袋は白。
なんですか~この初歩的なミス!(8号では「おしゃれ泥棒」DVDが付くというのに!)
というわけで、全体では記述者・編集者の意識の低下を感じさせる、残念な内容に仕上がっています。オフィシャルだと名乗るなら、安易に編集せず、しっかり調べて記述して欲しいです。
今号の価値:400円。今までで一番良くない出来。もっとがんばってください!
2010年03月01日
「週刊 オードリー・ヘプバーン(静岡版)」第4号
前号に引き続き「ティファニーで朝食を」の特集。表紙はおなじみ…と思ったら、これ、有名な画像の別テイクなんですよ!実は初お目見え。
もちろん撮影はハウエル・コナン(この本では“ハウエル・コナント”と表記)。
このティファニーでキセルを持つホリーの画像は、有名なもの以外では、写真集「華麗なるパラマウント映画時代」で連続写真が掲載されていましたが、この表紙はそこにも無かったもの。
となると、僕の評価は極めて高く…なんですけど、画像は嬉しいけど、半分ガッカリ。
なんでかというと、実はこの画像、3号にも掲載されてたんです!“今週のフォト・コレクション”の1枚として!
フォトコレクションと表紙はかぶらないようにしてもらいたいですよね!
ま、でもこの画像は創刊号や2号の表紙の画像ほどは見慣れてないものなので、今までで一番嬉しい表紙なのは間違いないんですけどね。カラーだし!(^^
かなりキセルから煙が出ているので、海外ではご法度な表紙かも。
さて、特集の中身では、「ティファニーで朝食を」が映画化にあたって原作から大きく改変されていること、原作者トルーマン・カポーティがキャスティングに不満を持っていたことが書かれており、長年のファンはともかく、新しいファンにはこの作品が不出来なような印象を与えかねない書き方になっているのがちょっと不満&不安。
これ、思ってたんですけど、マリリン・モンローにホリーを演じさせたかったら、カポーティもパラマウントに映画化権を売っちゃダメですよね、20世紀フォックスに売らなきゃ。(^^;;;
あと、キャスティングに関して口を挟む、って条項を入れるとか。
原作者には不満かも…のオードリー=ホリーですけど、海外ではオードリー最大の当たり役として扱われていますよね。
確かにこの映画でのオードリーの個性の輝きは素晴らしいですし、このホリーがいたからこそ、後の「パリで一緒に」のガブリエルや「シャレード」のレジーナがあるんでしょうね。
さて、今号の“映画の舞台”は、ニューヨーク・シティ。ホリーのアパートやティファニー、ホリーが行った図書館などが地図を使って説明。
これは有り難いですね!それらの地理的関係が一目でわかります!これを持ってニューヨークで「ティファニーで朝食を」巡りができます!
以前紹介した、誇大広告もいいところ!のぶんか社発行「名作/映画ロケ地GUIDE」とは雲泥の差。
惜しむらくは、ホリーとポールが万引きした雑貨店の場所が無いことかな?
でも、今後もこのシリーズは楽しみ!です。
オードリー・スタイルではカプリ・パンツ(サブリナ・パンツ)のことが載ってます。いまやファッション雑誌で“サブリナ”と書いてあったら、このサブリナ・パンツのことですもんね~。オードリーの影響力の大きさがわかります。
“マイ・フェア・オードリー”のページは、アニマル・マジックということで、オードリーと「緑の館」の共演者、シカのことが載っているのですけど…えっ!この鹿の名前は“イップ”じゃなかったんですか!?
なんとここでは“アイピー”と書かれてるんです!確かに綴りは“Ip”で、イップともアイピーとも読めますね…。泣き声が“アイピーと聞こえたから”と書かれると、アイピーなのかもしれない!
うきゃー!どっちなんでしょうねー。
これがもしアイピーだったら、オードリーが住んでいた場所が“トロチェナッツ”→“トロシェナ”→“トロシュナ”と表記が変わった時以来の衝撃かもしれない!(^^;;;
背表紙の表記も英語から日本語へ。減らされてるのは、「ONE WILD OAT」と「オランダの7つの教訓(画像はまだこれだけど…)」。日本未発売で、貴重なソフトが落とされたかも…。
画像と題名が一致してないのもあります。
これを見ると、今後の特集順もわかるようで、日本でDVD未発売で気になる作品は、「おしゃれ泥棒2」が第16巻(本誌32号)、「ニューヨークの恋人たち」が第17巻(本誌34号)、「緑の館」が第22巻(本誌44号)だと予想がつきます。
それらはDVD付きの号を買わないと!ですね。
今号の価値:500円。全体ではちょっとパッとしないかも…。
2010年02月25日
祝!全国発売!「週刊オードリー・ヘプバーン(静岡版)」第3号
今号は「ティファニーで朝食を」が特集なんですが、「パリの恋人」が表紙…。
これってどうなんでしょうねー。確かに奇数号は特集作品とは関係ない表紙で、そうしないと映画の表紙ばかりになって、ポートレートが使えないからかもしれませんが…。
でも、せめて同時期の物は使って欲しいような…。(^^;;;
2号に続いてモノクロオードリーで、印象は暗めなんですけど、2号ののっぺり印刷と比べて、こちらはしっかり肌の階調も出ています。
さて、この「週刊オードリー・ヘプバーン」、いよいよ4月から全国発売になるそうです!なので静岡では全国版と合わせるために、7号からしばらくは月刊に変わるとのこと。9号か10号で全国発売に揃うんじゃないでしょうか。その後はまた週刊に戻ります。
この厚さといい、大きさといい、まさに電話帳!(めっちゃ軽いけど)
いったいなんでこんなに分厚いのかというと、この3号にはオリジナル・フォトアルバムが付録で付いてるんです。
このフォトアルバムには、毎号3枚ずつ付いてくる“今号のフォトコレクション”を入れることが出来ます。
クリアフォルダー40枚付き。ということは裏表で80枚収納可能ということですか?
全巻揃えると156枚になるはずなので、全部入れるにはもう1冊必要。で、それは後日別売とのこと。
なので、創刊号に付いていた画像を載せておきます(→)。
さて、今号で特集の「ティファニーで朝食を」ですが、そのエピソードとして「ウエスト・サイド物語」のことが載っています。
僕はオードリーがマリアを演じることを乗り気じゃなかったのかと思ってましたが、ここで書かれているのはそうではなくって、オードリーは楽しみにしていたのに、ショーンの妊娠のために辞退した、ということだそうです。
でも、「ウエスト・サイド物語」は映画史に残る傑作ですけれども、59~60年のオードリーでのマリアはちょっとムリがあるんじゃないかと…。
30才のオードリーで、ジョージ・チャキリスの妹、という設定はちょっと…。(^^;;;
58年以前のオードリーなら余裕でいけたでしょうけどね。
ま、でもこれはショーンを産んで細くなったオードリーや、「ティファニーで朝食を」をのホリーを見てしまったから言えることであって、もし「ウエスト・サイド物語」にオードリーが出たら、それはそれで素晴らしいマリアだったかもしれませんね。
それと、日本の wikipedia にず~っと載っている、オードリーが「ティファニーで朝食を」の自分の演技にガッカリしたというデマですが、ここでも否定されています。
だいたい、オードリーが自分のホリーの演技に否定的な意見を言ったというのは、僕は嘘で固められたダイアナ・メイチックの伝記しか知りません。
もっと信用の置けるバリー・パリスの伝記や、DVD「想い出のオードリー・ヘプバーン」の中でオードリー本人が語っているところでは、むしろかなり気に入っていることが明らかです。
ウィキペディアに書いてる文章は誰が書いたのか知りませんが、出典も書いてないし、信用度が著しく低いです。おそらくメイチックの伝記(公認の伝記という嘘の触れ込みがあった)か、それを元に書いてある文章から引用したのでしょうが…。できればあのデマはさっさと削除して欲しいところです。
(しかもその後に続く文章の“ただし”の使い方もどうかと…。)
正直、日本の wikipedia での文章は、僕はあまり快く思ってはいません。
オードリー本人が出演した「エクスラン・ヴァリーエ」や「銀座リザ」のCMの話はないのに、単に二次使用でしかない、しかも二次使用での最初でもない三井住友銀行のCMの話は載ってたり…。重要度の選択が誤ってます。
「いつも2人で」はいつまで経っても“いつも二人で”だし(この個別の作品解説も間違いあり)、使用文献で清藤秀人さんの大失敗作「オードリー・ヘプバーン 98の真実」が入ってたり…。
取捨選択に大いに誤りのある記述、というところでしょうか。
「ローマの休日」の時にジョーの部屋が載っていましたが、今号ではホリーの部屋の間取りが載っています(←)。
これがこのコーナーの趣旨とぴったりマッチ!今までのベストに仕上がってます。見てるだけで楽しい!
でもいくら放浪生活で片付けないホリーでも、ちょっと収納が少ないなあ…と思いますが、セットだとこんなもんでしょうかね?
あと、リトル・ブラック・ドレスのお話もよかったです!
オークションで高額で落札された物は、オードリーが実際に着た物とは違うと聞いてましたが、ここでの解説で、オードリーが着たのはスリットの無いタイプ、オークションにかけられたのは太ももまで深くスリットの入ったタイプという決定的な違いがわかりました。
これ、本当はフォトコレクションに採用されたものが一番平凡な画像で、それ以外はみんな貴重な画像だったのですが…まあいいとしましょう。
ここで“おおっ!”と思ったのは、キャプションを信じると、「ジジ」の公演のために初めてニューヨークに着いた22才のオードリーの画像!
ほら、各種伝記やドキュメンタリーで、“ニューヨークに着いたオードリーはすっかり太っていました。”ってヤツですよ。
でもここで見るオードリーは全然太くなんかないです。
もともと、僕もオードリーが太ったって言っても、絶対一般人からするとそんな太くないに違いない!と思ってましたが、やはりその通りでした!
これを見て“オードリーが太っている!”って言ったら、“どこが!”って返されますよ、きっと。
それくらいやはり細いオードリーでした。
どんな感じかは、みなさんも全国発売の3号で確認してくださいです。(^^
今号の価値:1800円(実際は990円)!珍しい画像と、初めて知るエピソードも多く、付録もついてこの値段は安いでしょう!
追記:ウィキペディア、早速直していただきました。現在の記述は一部変更されています。
2010年02月23日
「週刊 オードリー・ヘプバーン(静岡版)」第2号
今月号の「SCREEN」の読者投票結果で、オードリーは10位でした。「尼僧物語」の珍しい画像が使用されています。
また、同号でわかりましたが、「ぼくの採点表」でおなじみの、映画評論家双葉十三郎氏が1月にお亡くなりになったそうです。
娯楽作品の多いオードリーの映画にも、正しい評価をしていただいた、とっても偉大なる方でした。僕の中でも一番の映画評論家。本当にご冥福をお祈りします。合掌。
今日は「週刊オードリー・ヘプバーン」の第2号です。
2号ずつの紹介というわけで、今号も「ローマの休日」の特集。
この号は偶数号なので、「ローマの休日」のDVDが付いているタイプも売っています。DVDはもちろん安っぽいパブリック・ドメインのものではなく、パラマウントの正規版。
ちょっと今月号は表紙が暗いですよね。この有名なティアラオードリーは2003年リバイバルのポスターではとても美しく階調がでていましたが、ここではちょっとのっぺり。
なんでもかんでもモノクロを使ったらいいというわけではない、というのの証明のよう。印象暗いです。
内容も、今号は「ローマの休日」「ヘプバーン・カット」「オスカーを手にしたオードリー」と、ちょっと50年代前半の話に偏りすぎでちょっとガッカリ。もうちょっとオードリーの全盛期である60年代にも目を向けて編集して欲しいですね。
それに、「ヘプバーン・カット」のページに出てくる、写真集「オードリー・ヘップバーン・トレジャーズ」の表紙にもなった、「おしゃれ泥棒」のオードリーの画像!
髪の毛の部分の切抜きがヘタクソで、“トップに厚みのあるヘアスタイル”と書いてあるのに、その厚みの部分をバッサリ切り落としてます!文章と合わへんやーん!
オードリーファンじゃない人がやってるのかなぁ…。
それでも、もう見たことない画像なんかないと思ってた「ローマの休日」でこんな珍しい画像を載せてくれてるのはめっちゃ嬉しい!
画像の選択さえ誤らなければ、まだまだ新しいオードリーっているんだねーって思いました。

今号には「ローマの休日」共演者、グレゴリー・ペックの紹介もあります。
でも、1作品1人の紹介だったら、「麗しのサブリナ」「戦争と平和」「昼下りの情事」「噂の二人」「暗くなるまで待って」なんかはどうするんだろう…と余計なことを考えてしまいます。(^^;

アカデミー賞受賞の紹介ページはこんな感じ(→)。
そうそう、ここには画像を載せてませんけど、伝記のページで、コートを着てマフラーを巻いて本を立ったまま読んでいる、4~5才くらいのめっちゃかわいいオードリーの画像があるんですよ!
それと、オードリーに厳しかったという母エッラですが、親戚に宛てたという、赤ちゃんのオードリーが写ったポストカードで、“これがオードリーです。でも実物はこの1000倍も愛おしく、かわいいのです。”と書いていて、本当にオードリーをとてもとても愛してたんだね~ってジーンときました。
そうそう、愛してたと言えば、「いつも2人で」を観て、アルバート・フィニーのマークに対して“古い!あんなの愛情じゃない。”と書いてある感想をネットのどこかで読みましたが、それはちょっと違うと思うんですよね。
オードリーのお母さんのエッラも、マークも、その発露の方法は違っても、愛情の表現がめっちゃ下手なだけ。“愛している!”と思ってても、それを表す術を持ってないんですよね、かわいそうなことに。
だからそれが歪んだ形で表現されるので、相手にはものすごい負担になるんですよね。きっとエッラもマークも心の中では“違う!こんなふうにしたいんじゃない!”って、もがいてたんじゃないでしょうか。
本人もこれじゃダメだ!と思ってても、どうしようもない。愛し方を知らないから。
「いつも2人で」のジョアンナみたいに、それをわかるようになるとまた受け止めることができるようになるんですけど、現実のオードリーはかなりしんどかったみたいですね。それでもエッラの晩年には“これも愛情だったんだ”と包み込めるようになってたみたいですけどね。
相手に親切にするのは常に愛情から、ってわけでもないように、心から愛する相手なのに、逆に思わぬ犠牲を強いてしまう愛情もあるってことで、愛にも色々あるというわけですね。
“そんなの愛情じゃない!”って、自分の思う愛情の形を押し付けるほうが、もっとずっと違うように感じるんですけどね。
えらそうなこと書いてますけど、僕もマークみたいだからわかるんです。(^^;;;
と、めっちゃ脱線しましたが…
今号の価値:600円(実際は990円、DVD付きで1980円)。ちょっと不出来。
また、同号でわかりましたが、「ぼくの採点表」でおなじみの、映画評論家双葉十三郎氏が1月にお亡くなりになったそうです。
娯楽作品の多いオードリーの映画にも、正しい評価をしていただいた、とっても偉大なる方でした。僕の中でも一番の映画評論家。本当にご冥福をお祈りします。合掌。
2号ずつの紹介というわけで、今号も「ローマの休日」の特集。
この号は偶数号なので、「ローマの休日」のDVDが付いているタイプも売っています。DVDはもちろん安っぽいパブリック・ドメインのものではなく、パラマウントの正規版。
ちょっと今月号は表紙が暗いですよね。この有名なティアラオードリーは2003年リバイバルのポスターではとても美しく階調がでていましたが、ここではちょっとのっぺり。
なんでもかんでもモノクロを使ったらいいというわけではない、というのの証明のよう。印象暗いです。
内容も、今号は「ローマの休日」「ヘプバーン・カット」「オスカーを手にしたオードリー」と、ちょっと50年代前半の話に偏りすぎでちょっとガッカリ。もうちょっとオードリーの全盛期である60年代にも目を向けて編集して欲しいですね。
それに、「ヘプバーン・カット」のページに出てくる、写真集「オードリー・ヘップバーン・トレジャーズ」の表紙にもなった、「おしゃれ泥棒」のオードリーの画像!
髪の毛の部分の切抜きがヘタクソで、“トップに厚みのあるヘアスタイル”と書いてあるのに、その厚みの部分をバッサリ切り落としてます!文章と合わへんやーん!
オードリーファンじゃない人がやってるのかなぁ…。
画像の選択さえ誤らなければ、まだまだ新しいオードリーっているんだねーって思いました。
今号には「ローマの休日」共演者、グレゴリー・ペックの紹介もあります。
でも、1作品1人の紹介だったら、「麗しのサブリナ」「戦争と平和」「昼下りの情事」「噂の二人」「暗くなるまで待って」なんかはどうするんだろう…と余計なことを考えてしまいます。(^^;
アカデミー賞受賞の紹介ページはこんな感じ(→)。
そうそう、ここには画像を載せてませんけど、伝記のページで、コートを着てマフラーを巻いて本を立ったまま読んでいる、4~5才くらいのめっちゃかわいいオードリーの画像があるんですよ!
それと、オードリーに厳しかったという母エッラですが、親戚に宛てたという、赤ちゃんのオードリーが写ったポストカードで、“これがオードリーです。でも実物はこの1000倍も愛おしく、かわいいのです。”と書いていて、本当にオードリーをとてもとても愛してたんだね~ってジーンときました。
そうそう、愛してたと言えば、「いつも2人で」を観て、アルバート・フィニーのマークに対して“古い!あんなの愛情じゃない。”と書いてある感想をネットのどこかで読みましたが、それはちょっと違うと思うんですよね。
オードリーのお母さんのエッラも、マークも、その発露の方法は違っても、愛情の表現がめっちゃ下手なだけ。“愛している!”と思ってても、それを表す術を持ってないんですよね、かわいそうなことに。
だからそれが歪んだ形で表現されるので、相手にはものすごい負担になるんですよね。きっとエッラもマークも心の中では“違う!こんなふうにしたいんじゃない!”って、もがいてたんじゃないでしょうか。
本人もこれじゃダメだ!と思ってても、どうしようもない。愛し方を知らないから。
「いつも2人で」のジョアンナみたいに、それをわかるようになるとまた受け止めることができるようになるんですけど、現実のオードリーはかなりしんどかったみたいですね。それでもエッラの晩年には“これも愛情だったんだ”と包み込めるようになってたみたいですけどね。
相手に親切にするのは常に愛情から、ってわけでもないように、心から愛する相手なのに、逆に思わぬ犠牲を強いてしまう愛情もあるってことで、愛にも色々あるというわけですね。
“そんなの愛情じゃない!”って、自分の思う愛情の形を押し付けるほうが、もっとずっと違うように感じるんですけどね。
えらそうなこと書いてますけど、僕もマークみたいだからわかるんです。(^^;;;
と、めっちゃ脱線しましたが…
今号の価値:600円(実際は990円、DVD付きで1980円)。ちょっと不出来。
2010年02月21日
出た!「週刊オードリー・ヘプバーン(静岡版)」創刊号!
これはオフィシャルコレクションということで、ショーンのコメントも載っています。
でもこれ、今年の1月くらいから出ていたらしいんですが、全く知りませんでした!
って、これ全国版じゃなくて、静岡だけの限定発売なので、気づかないわけですよね。(^^;
こちらにメールをいただいた方に教えていただいてわかりました。本当に感謝感謝です。
静岡って、こういう先行発売の本って多いみたいで、ここでの売れ行きを見て、全国発売にするかそのまま廃刊にするかを決定するみたいです。
なのでこの「週刊オードリー・ヘプバーン」も売り上げが悪いと、全国発売にならずに消えていくかもしれません。果たして3ヵ月後に全国で売っているでしょうか?
しかもしかも画像をよく見ると、未だ日本でDVD化されてない「緑の館」「ニューヨークの恋人たち」「おしゃれ泥棒2」や、世界でもDVD化がまだの「Nederlands in 7 lessen 」まであるじゃありませんかっっっ!!!
さらに画像では「モンテカルロへ行こう」の題名も「Monte Carlo Baby」になってますっ!!これは配役も違うという英語版がとうとう出るということでしょうか!?
これが本当なら、凄いことですよ!!
と、さわりだけで大興奮ですが、肝心の創刊号の中身に入っていきましょうか。
↑ 表紙裏には、こうして毎号“今号のフォト・コレクション”として写真(と言っても印刷だと思いますけど)が3枚ずつ入った封筒が貼り付けてあります。ぎゃー、もったいなくて開けられな~い!!
3枚×52号ということは、156枚ですよね、全部で。それもこの創刊号にどんな画像が付くかが載っています。
右の画像がそうなんですけど…珍しいのも色々混じってますよね!しかも、最近裏焼きが多いんですけど、かなりの物が正しい向きで入ってます(一部まだ裏焼きもあるけど)。
“名作劇場”“永遠の名場面”“銀幕の裏側”…各作品を2号にわたって色々と紹介。創刊号は「ローマの休日」。
“映画の舞台”…その紹介映画の印象に残る舞台をイラストで紹介。
ここではジョー・ブラッドレーのアパートの間取りが載っています。
“オードリーの時代”…オードリーの活躍した時代の紹介。
“オードリー・スタイル”…オードリーのファッションについて。今号は「麗しのサブリナ」のイブニング・ドレスに関して。
“伝説の女優”…オードリーの伝記。
“マイ・フェア・オードリー”…オードリーの映画以外に関するエピソードなど。今号は“愛犬家オードリー”
“ギャラリー”…ポスターや雑誌の画像。これは珍しいのが少なく、ちょっと不要な感じ。
1.「昼下りの情事」が“昼下がりの情事”と「が」入りの送り仮名になっていること、
2.オードリーの年表で来日が1982年1989年と、実際には全然来てない時期になっていたこと。(実際は83年、87年、90年)
3.愛犬家とオードリーのページで、「パリで一緒に」(62年撮影)の頃の画像を59年と紹介。
4.間違いではないのですが、オードリーのパンフレットが3冊ほど紹介されているのですが、85年復刻版・77年リバイバル版・03年リバイバル版の画像があって、54年・63年・03年のように説明されてます。
1と2に関しては電話で話しました。今後の号と、全国版では訂正が入るそうです。
まだまだ平凡な画像があるものの、毎号オードリーだけの雑誌を作ってくれたことに感謝!です。
今号の価値:1000円!(実際は590円。充分元が取れます。創刊号なので、ご祝儀分も。)
2010年02月17日
使われなかったミシェル・ルグランの「ロビンとマリアン」
“午前十時の映画祭”、いよいよ東京のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて2010/03/06(土)~2010/03/12(金)「ローマの休日」、2010/03/13(土)~2010/03/19(金) 「昼下りの情事」、上映開始!
あと、こちらにメールをくださった方に教えていただいたのですが、なんとなんと!!
「週刊オードリー・ヘプバーン」
が静岡でのみ発売中です!!現在取り寄せていますので、手に入り次第、またレポートさせていただきます。
(メールをいただいた方、お返事させていただきましたが、戻ってきてしまいました。またご連絡いただけますか?)
ジェームス・ダーレンの歌う「暗くなるまで待って」の感想を記事に追記しました。
これは幻となった、「ロビンとマリアン」のオリジナル・サウンドトラックです。
こちらにお越しいただいているまるさんに教えていただいたのですが、「ロビンとマリアン」には、ジョン・バリーの作曲した音楽以外に、最初はリチャード・レスター監督が頼んでいたというミシェル・ルグランの没スコアがある、ということでした。
ミシェル・ルグランといえば、ジャック・ドゥミー監督の「シェルブールの雨傘」や「ロシュフォールの恋人たち」の作曲で有名ですよね。
でも、聴きたくても、以前はミシェル・ルグランの何枚組かの曲集を買わないと入っていなかったんです。でも昨年同じリチャード・レスター監督&ミシェル・ルグランのコンビ作「三銃士」とカップリングで1枚物のCDが出たのでずっと気になっていました。
しかも以前のはボーナス・トラックということで、3曲くらいの収録でしたが、こちらは10曲入り!ルグランの考えた「ロビンとマリアン」のほぼ全容がわかるようになっています。
いくら「ロビンとマリアン」と言えども、実際には使われなかったサントラなので、なかなか買わなかったんですが、とうとう手に入れて聴いてみました!
で、感想はですね、“こっちじゃなくてよかった~!”ということでした。
最初の曲は、かなり中世っぽい音の響きがして、“おおっ!”と思いましたが、その後が、なんか心に残らないし、なんとなく単調…。
うーん、なんでだろうと思ってよく聴いたら、これ、弦楽合奏曲ばかりなんですよね。打楽器も1曲目はあったんですが、その後はなんで使わへんの?って感じ。
あとはずっと1stヴァイオリン・2ndヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスの弦楽合奏のみ。ホルンやフルート、トランペット、クラリネットといった管楽器は一切使用せず。
僕は自分が弦楽器(ヴィオラ)を演奏しているので、弦楽合奏曲は大好きなんですよ!たとえばチャイコフスキーやドヴォルザークやウィレンの弦楽セレナーデ、マーラーの交響曲第5番の4楽章とか。もちろん弦楽四重奏とかも。
でもこのミシェル・ルグランのは、どれもちょっと同じような感じに聞こえるんですよね。題名を見て“The attck”“Sweet memories”“Sherwood”などという、イメージではまるで違うと思われる曲も、聴いたらあんまり変わらない。
やっぱり全部弦楽合奏だと音の響きは清浄になりますけど、音色が一緒なので、大きく曲の感じも変えないと雰囲気が変わりませんよね。
しかも、ここで聴けるミシェル・ルグランの音は“シャーウッドの森、フランス風味”って感じで、近代フランス音楽のような響きがして、あんまり英国っぽくない。どっちかっていうとブローニュの森風。
あと、決定的に違うな~と思うのは、「ロビンとマリアン」の持つ良い意味での通俗性(低俗ではない)というか、そういうのに欠けてる気がします。
「ロビンとマリアン」って実際はずっと時代物なんですけど、ここで出てくるショーン・コネリーのロビン・フッドは、“昨日映画をテレビで見てきたよ。”とでも言いそうな、現代にも居てもおかしくない感じがするんですよね。
そういう、新しくて俗っぽくて親しみやすいロビン・フッド、って感じがこのルグランの音楽にはありません。
そこをうまく捉えたのは、やはりジョン・バリーの、実際に使われたサントラじゃないかなーって思います。ジョン・バリーは親しみやすい旋律を使って、心にしみる哀感とシャーウッドの木漏れ日と闘いの場をうまく表現しています。
このルグランのスコアがボツった後で話が持ち込まれて、おそらく短期間で作曲しなければならなかったでしょうに、あれだけの傑作を仕上げるとは、ホンとにすごい才能ですよね!
ミシェル・ルグランとしては、オール弦楽合奏という新しいチャレンジだったのかもしれませんが、映像にも合わない、ってことでリチャード・レスター監督にボツにされたんでしょうか。
このCDは、2つ折の紙ジャケットで、なんと20ページでオールカラーのライナーノート付きの豪華版です!でも「ロビンとマリアン」は実際には使われなかったからか、残念ながら画像は一切無し。全部がカップリングの「三銃士」に割かれています。
ちなみにこのCDを入手した、サントラ専門の老舗すみや渋谷店さんが、2月いっぱいで(ネットショップも)閉店するそうです、ショック!!
オススメ度:★(これで「ロビンとマリアン」が仕上がったらどうなっただろう…という興味で)

Michel Legrand ミシェル・ルグラン / Les Trois Mousquetaires 輸入盤 【CD】
あと、こちらにメールをくださった方に教えていただいたのですが、なんとなんと!!
「週刊オードリー・ヘプバーン」
が静岡でのみ発売中です!!現在取り寄せていますので、手に入り次第、またレポートさせていただきます。(メールをいただいた方、お返事させていただきましたが、戻ってきてしまいました。またご連絡いただけますか?)
ジェームス・ダーレンの歌う「暗くなるまで待って」の感想を記事に追記しました。
こちらにお越しいただいているまるさんに教えていただいたのですが、「ロビンとマリアン」には、ジョン・バリーの作曲した音楽以外に、最初はリチャード・レスター監督が頼んでいたというミシェル・ルグランの没スコアがある、ということでした。
ミシェル・ルグランといえば、ジャック・ドゥミー監督の「シェルブールの雨傘」や「ロシュフォールの恋人たち」の作曲で有名ですよね。
でも、聴きたくても、以前はミシェル・ルグランの何枚組かの曲集を買わないと入っていなかったんです。でも昨年同じリチャード・レスター監督&ミシェル・ルグランのコンビ作「三銃士」とカップリングで1枚物のCDが出たのでずっと気になっていました。
しかも以前のはボーナス・トラックということで、3曲くらいの収録でしたが、こちらは10曲入り!ルグランの考えた「ロビンとマリアン」のほぼ全容がわかるようになっています。
いくら「ロビンとマリアン」と言えども、実際には使われなかったサントラなので、なかなか買わなかったんですが、とうとう手に入れて聴いてみました!
で、感想はですね、“こっちじゃなくてよかった~!”ということでした。
最初の曲は、かなり中世っぽい音の響きがして、“おおっ!”と思いましたが、その後が、なんか心に残らないし、なんとなく単調…。
うーん、なんでだろうと思ってよく聴いたら、これ、弦楽合奏曲ばかりなんですよね。打楽器も1曲目はあったんですが、その後はなんで使わへんの?って感じ。
あとはずっと1stヴァイオリン・2ndヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスの弦楽合奏のみ。ホルンやフルート、トランペット、クラリネットといった管楽器は一切使用せず。
僕は自分が弦楽器(ヴィオラ)を演奏しているので、弦楽合奏曲は大好きなんですよ!たとえばチャイコフスキーやドヴォルザークやウィレンの弦楽セレナーデ、マーラーの交響曲第5番の4楽章とか。もちろん弦楽四重奏とかも。
やっぱり全部弦楽合奏だと音の響きは清浄になりますけど、音色が一緒なので、大きく曲の感じも変えないと雰囲気が変わりませんよね。
しかも、ここで聴けるミシェル・ルグランの音は“シャーウッドの森、フランス風味”って感じで、近代フランス音楽のような響きがして、あんまり英国っぽくない。どっちかっていうとブローニュの森風。
あと、決定的に違うな~と思うのは、「ロビンとマリアン」の持つ良い意味での通俗性(低俗ではない)というか、そういうのに欠けてる気がします。
「ロビンとマリアン」って実際はずっと時代物なんですけど、ここで出てくるショーン・コネリーのロビン・フッドは、“昨日映画をテレビで見てきたよ。”とでも言いそうな、現代にも居てもおかしくない感じがするんですよね。
そういう、新しくて俗っぽくて親しみやすいロビン・フッド、って感じがこのルグランの音楽にはありません。
そこをうまく捉えたのは、やはりジョン・バリーの、実際に使われたサントラじゃないかなーって思います。ジョン・バリーは親しみやすい旋律を使って、心にしみる哀感とシャーウッドの木漏れ日と闘いの場をうまく表現しています。
このルグランのスコアがボツった後で話が持ち込まれて、おそらく短期間で作曲しなければならなかったでしょうに、あれだけの傑作を仕上げるとは、ホンとにすごい才能ですよね!
ミシェル・ルグランとしては、オール弦楽合奏という新しいチャレンジだったのかもしれませんが、映像にも合わない、ってことでリチャード・レスター監督にボツにされたんでしょうか。
このCDは、2つ折の紙ジャケットで、なんと20ページでオールカラーのライナーノート付きの豪華版です!でも「ロビンとマリアン」は実際には使われなかったからか、残念ながら画像は一切無し。全部がカップリングの「三銃士」に割かれています。
ちなみにこのCDを入手した、サントラ専門の老舗すみや渋谷店さんが、2月いっぱいで(ネットショップも)閉店するそうです、ショック!!
オススメ度:★(これで「ロビンとマリアン」が仕上がったらどうなっただろう…という興味で)
Michel Legrand ミシェル・ルグラン / Les Trois Mousquetaires 輸入盤 【CD】
2010年02月09日
「ポップス・シンフォニック・スクリーン/ムーン・リバー」LP
裏を見ると、1968年発売であることが書いてます。レコードがちょっと厚くて、レコード最後の頃のように、あんまりたわみません。あんまり曲げるとパキッ!って割れそう…。発売は日本ビクター。
指揮はアーサー・フィドラーで、演奏はボストン・ポップス管弦楽団。
このボストン・ポップス管弦楽団って、調べてみたら、実はボストン交響楽団なんですね!どビックリ!!
アーサー・フィドラーの時代に有名になって、その後はジョン・ウィリアムズ(「おしゃれ泥棒」「ジョーズ」「スター・ウォーズ」「E.T.」の作曲者)が指揮をしてましたよね。
夏のオフシーズンに、ボストン交響楽団が音楽普及のためにポピュラー曲を演奏してたとか!
ボストン交響楽団といえば、日本の小澤征爾が長く常任指揮者をしたことで有名ですよね!
やっと欲しいと思える機種が見つかって、レコードプレーヤーを買いましたので、早速これを聴いてみたのですが…音が厚くて、いい!!
さすがボストン交響楽団です!日本の演奏だと人数も少なくて、どうも薄っぺらな音がするんですけど、これは楽しめます!
このレコードにはオードリー関連としては「ティファニーで朝食を」から“ムーン・リバー”、「シャレード」、「マイ・フェア・レディ」から“教会へ行こう(時間通りに教会へ)”が収録。
確かに原曲とは別物なんですけど、音が厚いので大きな河にたゆたうように音に身をまかせて心地よく聴いていられます。(^-^
ジャケットは2つ折です。裏ジャケットにはよく見る「ティファニーで朝食を」「シャレード」「マイ・フェア・レディ」のモノクロ画像に混じって、カラーの珍しいオードリーが!
“写真提供:スクリーン”って書いてます。SCREENもこんなカラー画像を持ってるなら、最近の写真集に載せればいいのに!って、もう残ってないんでしょうね…。
お気に入り度:★★★★(この編曲ならOK!)
というわけで、過去に紹介したレコードも、随時音を聴いて評価や感想の記事を追記しようかと思っています。(^^
早速「マイ・ファッシネイティング・レディー ~オードリー・ヘップバーン主演映画主題歌集~」に文章を追加しています。
2010年02月01日
「シャレード」1963年初公開時 顔アップ版ポスター
“午前十時の映画祭”、千葉のTOHOシネマズ市川コルトンプラザにて2/20(土)~2/26(金)「ローマの休日」、2/27(土)~3/05(金)「昼下りの情事」、いよいよ上映開始!
これは1963年初公開時の「シャレード」のポスターです。オードリーの顔アップタイプ。
僕の大好きな「シャレード」ですけど、このポスターはあんまりいいとは思わないかなぁ…。(^^;
オードリーがアップ、ってのは嬉しいんですけど、全然「シャレード」の良さは出てませんよね。
どんな内容なのか、どういう特徴があるのかは全く不明。わかるのは、“大人気のオードリー・ヘプバーン主演ですよ!”ってことだけ。
60年代前半のポスターってのは、50年代のレトロ感もないんですけど、60年代後半からのデザインの完成された感もないという、過渡期的なポスターが多いです。これもそんな感じ。あんまり特徴ないです。
たとえば、「ティファニーで朝食を」の初公開版ポスターにもオードリーの顔アップのタイプがあるんですけど、それは画像でホリーという主人公のキャラクターがわかるようなものだったからまだいいんです。
でもこの「シャレード」だと、レジーナの天然キャラはわかりませんよね。わかるのは、レジーナはおしゃれ、という点だけ。
「シャレード」のポスターとしては、68年リバイバルや、73年リバイバルの方が圧倒的に「シャレード」らしさが出ていますよねー。
ま、何の工夫もない1986年リバイバルのポスターよりははるかにいいですけど。
ちなみに、大学時代からのオーケストラ仲間(♂)が最近オードリー映画をよく見ているそうで、こないだ会った時に “「シャレード」ってめっちゃいいよな~!” って言ってくれました。(^^
なんか、ほめられたのが「シャレード」っていう、スタンリー・ドーネン監督によってオードリーの良さが最高に引き出されている作品の1つだったことがめっちゃ嬉しかったです。
他にも同じスタンリー・ドーネン監督の「パリの恋人」もとても気に入ったそうです。
というわけで、次に見るのは「シャレード」の系統として「おしゃれ泥棒」を、スタンリー・ドーネン監督として「いつも2人で」を勧めておきました。(^-^
僕の大好きな「シャレード」ですけど、このポスターはあんまりいいとは思わないかなぁ…。(^^;
オードリーがアップ、ってのは嬉しいんですけど、全然「シャレード」の良さは出てませんよね。
どんな内容なのか、どういう特徴があるのかは全く不明。わかるのは、“大人気のオードリー・ヘプバーン主演ですよ!”ってことだけ。
60年代前半のポスターってのは、50年代のレトロ感もないんですけど、60年代後半からのデザインの完成された感もないという、過渡期的なポスターが多いです。これもそんな感じ。あんまり特徴ないです。
たとえば、「ティファニーで朝食を」の初公開版ポスターにもオードリーの顔アップのタイプがあるんですけど、それは画像でホリーという主人公のキャラクターがわかるようなものだったからまだいいんです。
でもこの「シャレード」だと、レジーナの天然キャラはわかりませんよね。わかるのは、レジーナはおしゃれ、という点だけ。
「シャレード」のポスターとしては、68年リバイバルや、73年リバイバルの方が圧倒的に「シャレード」らしさが出ていますよねー。
ま、何の工夫もない1986年リバイバルのポスターよりははるかにいいですけど。
ちなみに、大学時代からのオーケストラ仲間(♂)が最近オードリー映画をよく見ているそうで、こないだ会った時に “「シャレード」ってめっちゃいいよな~!” って言ってくれました。(^^
なんか、ほめられたのが「シャレード」っていう、スタンリー・ドーネン監督によってオードリーの良さが最高に引き出されている作品の1つだったことがめっちゃ嬉しかったです。
他にも同じスタンリー・ドーネン監督の「パリの恋人」もとても気に入ったそうです。
というわけで、次に見るのは「シャレード」の系統として「おしゃれ泥棒」を、スタンリー・ドーネン監督として「いつも2人で」を勧めておきました。(^-^
2010年01月28日
写真集「Intimate Audrey 1956-1964」
MOVIXさいたま にて、“午前十時の映画祭” 2/06(土)~2/12(金) 「ローマの休日」、2/13(土)~2/19(金)「昼下りの情事」まもなく上映開始!
アメリカでは「おしゃれ泥棒2」のDVDが発売されたようです。うらやましいですねー。
これは、今月出たばかりの、「Intimate Audrey オードリー・へプバーン写真集 1956-1964」です。
著者は、キャプションのとんでもない間違いが目立った「AUDREY HEPBURN : Life in Pictures」の編集者でもある、ピエール=アンリ・ヴェーラック。
サイズはA4のちょっと大きいサイズ。
発行元の株式会社ブルース・インターアクションズに訊いてみたんですが、この写真集は世界先行発売とのこと。発売されているのは、まだ日本だけ!
紙質はマット系。最近、マット写真集が多いんですが、これって流行なんでしょうか?
マットな紙は、表面に凹凸があるので、印刷でムラになりやすいし、経年で紙が黄ばみやすい。しかも黄ばむとすっごく安っぽくなるんで僕は嫌いなんですけどねー。(^^;;;
さて、内容ですが、見てびっくり!かなり見たことのない画像がいっぱい!!
これは嬉しいですねー!アマゾンでの内容紹介では平凡な画像ばかりが紹介されていたので、これは絶対平凡写真集の仲間入りかと思っていたのですが、数あるオードリー写真集の中で、かなり個性的な地位を獲得しています。
「パリの恋人」のDVDジャケットでは、アメリカのとんでもないデザイナーのせいでサブリナに顔を乗っ取られてしまった、本来のジョーでのステキな画像もあります。(→)


他にも「尼僧物語」のあたりの画像が多いのも嬉しい!「尼僧物語」の頃の画像はあまり写真集に取り上げられることがないので、こうしてたくさん載っても、珍しいのが多いんですよね。
逆に「マイ・フェア・レディ」のページは見たことのある画像が多かったです。
残念といえば、章の年度の統一が図れていないこと。
たとえば、「パリの恋人」は撮影中の1956年ということになっているのですが、「尼僧物語」と「マイ・フェア・レディ」はそれぞれ1959年と1964年ということで、これは公開年度。実際には「尼僧物語」は1958年、「マイ・フェア・レディ」は1963年のオードリーですよね。

また、キャプションの明らかな間違いもあります。
←ファッションショーのシーンでも登場する衣装の、有名な「パリの恋人」の1956年ポートレートが1961年「ティファニーで朝食を」、
→メル・ファーラーと2人で撮った「いつも2人で」と「暗くなるまで待って」の間の時期の66年~67年のポートレートが1964年とかって書いてます。
でもでも、一番残念だと思うのは、明らかにオリジナルはカラーだという画像がすべてモノクロ化されていること!

この2枚とか。
モノクロの画像は白黒で写ったときに綺麗になるよう、肌の色が白くなるフィルターをかけて撮られてます。
でもカラー画像は単にモノクロ化したって絶対に綺麗にならないんですよね。
肌の色があるのにモノクロ化すると、顔が黒くなってしまい、見た目が汚くなります。
だいたい、せっかくのカラーをモノクロ化って、撮影したカメラマンにも失礼じゃないですか?(^^;
発行元に伺ったところ、今回のはわざとモノクロ写真集にしたようで、残念なことにそれが裏目に出てしまい、この写真集の価値を大きく下げてしまってますね。
カラーはカラーで載せていたら、ものすごい好感度が高くなった写真集だったのに…惜しいですね~。
でも、珍しい画像の数々は一見の価値あり!です。
ちなみに、初回限定でポストカードが封入されているということです。
“いうことです” なんて、まるで買ってないような言い方ですけど、実は僕のところに密林から届いたのにはなんと入ってなかったんです!(T^T
結局出版元に電話して送ってもらいましたが、届いたポストカードは裸んぼ。本来は本自体シュリンクに入っているそうです…。
オススメ度:★★★
アメリカでは「おしゃれ泥棒2」のDVDが発売されたようです。うらやましいですねー。
著者は、キャプションのとんでもない間違いが目立った「AUDREY HEPBURN : Life in Pictures」の編集者でもある、ピエール=アンリ・ヴェーラック。
サイズはA4のちょっと大きいサイズ。
発行元の株式会社ブルース・インターアクションズに訊いてみたんですが、この写真集は世界先行発売とのこと。発売されているのは、まだ日本だけ!
紙質はマット系。最近、マット写真集が多いんですが、これって流行なんでしょうか?
マットな紙は、表面に凹凸があるので、印刷でムラになりやすいし、経年で紙が黄ばみやすい。しかも黄ばむとすっごく安っぽくなるんで僕は嫌いなんですけどねー。(^^;;;
さて、内容ですが、見てびっくり!かなり見たことのない画像がいっぱい!!
これは嬉しいですねー!アマゾンでの内容紹介では平凡な画像ばかりが紹介されていたので、これは絶対平凡写真集の仲間入りかと思っていたのですが、数あるオードリー写真集の中で、かなり個性的な地位を獲得しています。
他にも「尼僧物語」のあたりの画像が多いのも嬉しい!「尼僧物語」の頃の画像はあまり写真集に取り上げられることがないので、こうしてたくさん載っても、珍しいのが多いんですよね。
残念といえば、章の年度の統一が図れていないこと。
たとえば、「パリの恋人」は撮影中の1956年ということになっているのですが、「尼僧物語」と「マイ・フェア・レディ」はそれぞれ1959年と1964年ということで、これは公開年度。実際には「尼僧物語」は1958年、「マイ・フェア・レディ」は1963年のオードリーですよね。
←ファッションショーのシーンでも登場する衣装の、有名な「パリの恋人」の1956年ポートレートが1961年「ティファニーで朝食を」、
→メル・ファーラーと2人で撮った「いつも2人で」と「暗くなるまで待って」の間の時期の66年~67年のポートレートが1964年とかって書いてます。
でもでも、一番残念だと思うのは、明らかにオリジナルはカラーだという画像がすべてモノクロ化されていること!
モノクロの画像は白黒で写ったときに綺麗になるよう、肌の色が白くなるフィルターをかけて撮られてます。
でもカラー画像は単にモノクロ化したって絶対に綺麗にならないんですよね。
肌の色があるのにモノクロ化すると、顔が黒くなってしまい、見た目が汚くなります。
だいたい、せっかくのカラーをモノクロ化って、撮影したカメラマンにも失礼じゃないですか?(^^;
発行元に伺ったところ、今回のはわざとモノクロ写真集にしたようで、残念なことにそれが裏目に出てしまい、この写真集の価値を大きく下げてしまってますね。
カラーはカラーで載せていたら、ものすごい好感度が高くなった写真集だったのに…惜しいですね~。
でも、珍しい画像の数々は一見の価値あり!です。
“いうことです” なんて、まるで買ってないような言い方ですけど、実は僕のところに密林から届いたのにはなんと入ってなかったんです!(T^T
結局出版元に電話して送ってもらいましたが、届いたポストカードは裸んぼ。本来は本自体シュリンクに入っているそうです…。
オススメ度:★★★



