2017年12月17日

写真集 “AUDREY HEPBURN オードリー・ヘプバーン” クレヴィス刊

写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜”

大丸京都店 <ファッション編120点のみ>(終了)
大丸心斎橋店 <映画編120点のみ>(終了)
松坂屋名古屋店 <240点の中から抜粋>(終了)
・日本橋三越本店 <240点が一挙に展示>
 期間:2018年1月10日(水)~1月22日(月)
 場所:新館7階催物会場
・大丸札幌店 <240点の中から抜粋>
 期間:2018年3月 ※開催日未定
 場所:7階ホール

 はい、今回は久々に純日本版の写真集 “AUDREY HEPBURN オードリー・ヘプバーン” の紹介。
 ちなみにこれは今日本を巡回中の写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜” の図録に当たります。

 発行は写真展を主催している株式会社クレヴィス。
 展示会に沿った写真集だからか著者というものはなく、“編著:高山裕美子、編集:別府 笑” となっています。

 完全日本版の写真集としては2014年のスクリーン復刻のオンデマンド本以来、一般の本屋に並ぶものとしては2012年 “perfect style of Audrey” 以来という本当に久しぶりのもの!

 海外では毎年オードリーの写真集が出ているのに、ここんとこは全然日本版のものが出てなかったので写真展で見つけたときはめっちゃ嬉しかったですよ!
 …中身を見るまでは…。

 まあここに来て頂いている常連さんならバレてたと思いますが、出来が良いと僕はすぐに紹介するんですが、出来が悪いものはズルズルと紹介が遅れるんですよね。そして9月に手に入れたのにここまで紹介が延びたというのは、まあそういうことです…。

 最近、海外の写真集でも不出来なものには辛い点をつけてますから、日本製といえども不出来なものは不出来とハッキリ言います。
 この写真集は一言で表すと
 本気で仕事をしていない写真集
 ということになります。

 僕はここに載せるためにこの写真集を京都の展示会で買いましたよ。でもね、この写真集の見本を展示会で見たときのガッカリ感はめっちゃ凄かった!

 2004年のショーンのオードリー展や韓国でのオードリー展でも思いましたが、こういう図録はオードリーに関して素人さんが画像を選択するのか、なぜか展示会で飾ってあったファン垂涎の本当に貴重な写真は載ってなくて、写りが良い(だからいろんな写真集に載っている平凡な)画像ばかり載っているという罠に陥りやすく、この写真集も “写真展の呪い” にどっぷりはまっています。

 写真展には飾ってあった1957年のテレビのインタビューを受ける前に緊張しているオードリーとかの超珍しいものはカットされていて、過去の “オードリーに魅せられて” とかボブ・ウィロビーの一連の写真集(これとかこれとかこれとかこれ)に載ってたものばかり…。
 かろうじて写真集に収録されて貴重なのは「噂の二人」のボブ・ウィロビーのものとか「尼僧物語」の一部とか…。

 写真集に載せる展示会の画像の選択は一体誰がやっているのか…。
 とにかく、この画像を選んだ人はもちろん “オードリーに魅せられて” とかボブ・ウィロビーの一連の写真集は見たこともないというオードリーのファンとしてはかなり浅い人だと思います。もしかしたらオードリーのファンですらないのかもしれない。

 一緒に京都の写真展にいらしてた寝ても覚めても。さんも訊いてみたところこの写真集はお買いになってなかったですし、僕の友人で名古屋に見に行かれたカリンさんも見本を見て “買わないことに決めました” とおっしゃってましたよ。

 この写真集は一体誰がターゲットなんですかね?この出来でコアなオードリーファンに買ってもらえるとでも?
 オードリーに詳しくない人が編纂して、全オードリーファンをターゲットにしようとしたのでしょうが、内容はライトなファン向け。
 そしてライトなファンが果たして写真集などというコアなものを買ってくれるのかどうか…。

 文章やキャプションもついているんですが、これがまたヒドイ。
 「昼下りの情事」を “昼下がりの情事”と“が”の送り仮名を入れてしまってる。
 題名は作品の“顔”ですよ。それをこんなないがしろにして…。

 (※名古屋以降の展示会、およびこの写真集の2刷以降では「昼下りの情事」と、“が”無しの正しい表記に修正されたそうです)

 確かにパソコンなどで “ひるさがり” と打つと“昼下がり”と “が”入り変換されますけど、こんなのちょっとネットで調べればオードリーの作品に“が”の送り仮名はいらないとわかるじゃないですか!
 写真展でも写真集でも“昼下がりの情事” と書いていて、本当にこれがプロの仕事??と疑いたくなります。

 大阪開催前の京都で指摘したのに、大阪でも“が” が入ったまんまでしたし、きっと名古屋でも東京でも“昼下がりの情事” って恥ずかしい表記のままで展示されてるのでしょうね。こんなの本気でオードリーの仕事してるとは思えない。

 写真展でも感じましたが、キャプションではこんなの必要?って思うような書いた人の感想ばかりが載ってます。例えば…
 「ローマの休日」の写真で…“「ローマの休日」でアン王女がローマの宮殿で着ていたネグリジェ。映画の中でアン王女は「ネグリジェは嫌い。パジャマで寝てみたいわ」と不平をいう。”
 …これ、写真見たらわかるし、ストーリーなんか誰でも知ってる。

 オードリーが1953年12月7日に“LIFE”誌に載った画像なんかはもっとヒドイ。“細いウエストを強調した白のフェミニンなシャツ” とかって書いてる(←)。

  “オードリーに魅せられて” を持っていればわかりますが、その“LIFE”誌に書いてあったそうですが白と黒に見えるその時の洋服は実際はピンクのシャツに赤いパンツだったと明記されてるそうです。

 モノクロ写真だから白と黒と決めつけ。こんないい加減なキャプション、無い方がマシです。
 他のページでも白黒写真で黒く見えるから黒とかっていうキャプションもありますけど、僕にはそんな(悪い意味で)適当なキャプションなんかとても書けません。

 モノクロ写真を見てモノトーンとかっていう決めつけ、過去にも不出来の極みのような途中廃刊になった “週刊オードリー・ヘプバーン” でもありました。
 こういうのはカラー写真を見てこそ “白です!” って言えるんだと思うんですけどね。

 人物のモノクロ写真を撮る際は肌を綺麗に白くするために赤いカラーフィルターをかけるので、ピンクとかの色は白く飛ぶんですよね。赤いものは少し薄く写る。
 なので、ここで着ているオードリーの赤いパンツは真っ赤っかだったと思います。
 オードリーはピンクが好きだった、というのも忘れてはいけません。白っぽかったら、それはピンクかもしれないと疑わないと!

 この写真集には掲載されていませんけど、写真展でも「戦争と平和」の画像でどうでもいいようなキャプションがついてたので、“僕だったらここに写っている兄役のジェレミー・ブレットは「マイ・フェア・レディ」ではフレディとしてオードリーと再共演する” とかって書くのになーと思ってました。

 それと、表紙にもなっている太ももまで見える一連の写真はこの当時オードリーが実際に住んでいた部屋で撮られた、とかこれらの写真を見て母のエッラが激怒した、って方が個人の感想より見てる人は面白いと思うんだけどなーって思ってました。

 あと、有名な「ティファニーで朝食を」の本当のカラー写真までもがモノクロ展示してありましたし、この写真集にもモノクロで収録。こういうのは大キライなんで…(→)。

 あと、帯は最近のオードリーものには多い “ティファニー色”。
 これはこれで綺麗だけど、若いオードリーならピンクじゃないかなーとか。

 やっぱりこういう大規模な展示会などには監修として清藤秀人さんのような本当にオードリーがわかってる人が付かなきゃダメですね。
 画像の質自体は悪くない写真集ですが、色々と減点。
 オードリーの写真集を他にもお持ちの方は、中身を見てから買うかどうか決めてください。

オススメ度:★★(まあ写真展の図録としての記念品として)

 なお、この写真集には載らなかった写真展の画像のうち2点だけが別のもので救済されます。それはまた次に。


  


Posted by みつお at 21:00Comments(2)日本の写真集

2017年12月14日

BS-TBSにてオードリー関連の番組放送予定

 12月17日(日)19:00〜20:54、BS-TBSにて “発見!偉人とホントに会った人” という番組が放送されます。

 公式サイトによると “噺家・立川志らくが、偉人に実際に会った人を尋ね、伝えるべき偉人の逸話えを紹介する” ということです。
 「逸話えを」ってのは誤字?まあいいですけど…(^^;A

 今回はオードリー以外にはエノケンさんや沢村栄治さんが紹介されるそうです(他の2人はよく知らない…)。

 ゲストが金田正一さんと小松政夫さんになっているので、そのどちらかがオードリーに実際に会ったということになるのでしょうか?
 最初はルカかショーンが出てくるのかと思いましたが…。

 逆に日本人で本物のオードリーに会った人は少なく、もしそうならとても貴重なお話が聞けるのかなーとも思ったり。

 オードリーに実際に会った日本人で思いつくのは加藤タキさんと、他には映画評論家の清藤秀人さん・小森和子さん・日野康一さん・山本恭子さん、株式会社ワールドの社長さんくらいしか知らないので…。
 他にはもちろん「エクスラン・ヴァリーエ」「銀座リザ」で一緒に仕事をしたスタッフの方々もいらっしゃるのだろうと思います。

 でも生前のオードリーを知る人はだんだん少なくなっていると思いますので、オードリーのお話を2次資料ではなく、直接お聞きできるのは嬉しいですね。(^-^  

Posted by みつお at 21:00Comments(2)オードリー関連情報

2017年12月11日

オードリー・ヘプバーン2018年カレンダー

 ちょっと今年は遅すぎましたが、今回はオードリーの2018年カレンダーの紹介を。

 今年はオードリーの写真展があるおかげで、久しぶりに日本版カレンダーが複数社から発行されています。
 ただ、日本のものが増えてトータルでは昨年の13種よりも多い15種類となっていますが、海外版は10種類と、昨年より1つ減っています。紙物の減少は歯止めがかからないですね。


 まずは毎年発行してくれているトライエックスのものから。

 3・4月と9・10月の写真がレアですね。ただし9・10月のは本来はカラーの画像なので減点。
 11・12月のものもよく見るわりには写真集への掲載が少ないもの。

 B2という劇場ポスターのサイズなのが迫力ですね。
 この会社には、オールカラーのオードリーカレンダーを出して欲しいです。

 オススメ度:★★★


 こちらも同じくトライエックスの万年カレンダー。これ、昨年もありましたね。

 オードリーが日替わりで見れるのが嬉しいカレンダー。

 オススメ度:★★★



 こちらは今年写真展を開いたクレヴィスが発行したもの。写真展の会場でも販売されています。

 写真展でも使用された画像が使われていますが、僕から見ると平凡な画像ばかりであんまり買いたいと思わないもの。
 ただし印刷は綺麗です。

 オススメ度:★★



 こちらもクレヴィス。週めくりになっているカレンダーです。

 オススメ度:★★



 こちらもクレヴィス。これはスケジュール帳です。

 オススメ度;★★

 ↓から輸入品。


 これが今年一番の出来かなあ〜。珍しい画像も多いし、カラーもちゃんとあるし。

 日本のトライエックスがモノクロにしてしまった珍しい画像も本来のカラーで収録。
 でも1月の帽子のオードリーは裏焼きですよーっと。

 ちょっとお高いのが難点。

 オススメ度:★★★★


 これはねー、めっちゃ惜しいカレンダー!
 写真の選び方は悪くない。「許されざる者」まで入っているじゃありませんかーっ!!

 でもなんで全部モノクロ?本来カラーの画像をなんで力技でモノクロにするかなー!
 無理矢理だから「マイ・フェア・レディ」のピンクの衣装のなんか顔が白塗りみたいにおかしくなってるやん!

 ざっと見たところ、9点くらいは本来カラーの画像が混じってる。
 これが元々のカラーで収録してたらこれが1番になったかもしれないのになー。

 オススメ度:★★★


 まあ次はこれでしょうね。カラーをカラーとして載せている良心的なカレンダー。

 1番貴重なのは6月の「おしゃれ泥棒」の画像。写真集未収録のはず。

 2月の「ティファニーで朝食を」、8月と9月のカラー写真が裏焼き。

 右からは御法度なオードリーのポートレートですが、なぜか9月の「ティファニーで朝食を」の画像は珍しく右側から撮らせたもの。
 なので鼻がビヨーンと長く写ってます。

 11月のような初期の頃は右側からも写させてたんですけどねー。

 オススメ度;★★★


 これは「尼僧物語」撮影合間のスナップだけが取り柄。

 「おしゃれ泥棒」と「ティファニーで朝食を」の横向き画像は本来カラーのもの。特に「ティファニーで朝食を」は裏焼き。
 これも珍しくオードリーが右側から撮らせた写真。

 「ローマの休日」〜「麗しのサブリナ」の間に撮られた、本来モノクロなのに着色カラーにして、それをまたモノクロ化してるオードリーのアップの画像が蝋人形みたいな肌の質感になってて変。

 オススメ度:★★


 これは画像が綺麗なのが取り柄。裏表紙の1959年のオードリーが美しい。

 本来4〜5点のカラー画像あり。裏焼き2点あり。

 オススメ度:★


 2点ほど着色カラーあり。綺麗じゃない。
 なのに元々カラー画像がモノクロ化が3点。どーゆーこと??下手くそな着色カラー載せるなら本当にカラーの画像をカラーで載せるべき。

 表紙の画像は裏焼き。

 日本で販売してる業者がぼったくってるのもイヤ。こんなものは1000円くらいの価値しかない。中身を考慮したら送料込1000円以下がいいところ。

 オススメ度:★(本当は0.5といったところ)


 いきなり表紙から勝手な緞帳風カーテンをつけて、本当は横に写ってるウィリアム・ホールデンとハンフリー・ボガードを隠しているのが減点。

 無理やりモノクロ化4点、裏焼き1点。

 オススメ度:なし


 毎年恒例のA5・A4・A3・A2と4サイズある不出来なカレンダー。今年もありました。
 内容も例年通り不出来。

 右のメル・ファーラーを無理矢理カットした「戦争と平和」、映画本編からキャプチャーしただけの「ローマの休日」。
 本来カラーが3点、裏焼きが1点。
 これを一体どうやって勧めろと??

 オススメ度:なし



 海外のスケジュール帳らしきものが2点。特にどうってことなさそうです。

 オススメ度:なし  
タグ :カレンダー


Posted by みつお at 18:00Comments(0)その他グッズ

2017年12月08日

大丸京都店 新聞タイプ販促チラシ

写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜”

大丸京都店 <ファッション編120点のみ>(終了)
大丸心斎橋店 <映画編120点のみ>(終了)
松坂屋名古屋店 <240点の中から抜粋>(終了)
・日本橋三越本店 <240点が一挙に展示>
 期間:2018年1月10日(水)~1月22日(月)
 場所:新館7階催物会場
・大丸札幌店 <240点の中から抜粋>
 期間:2018年3月 ※開催日未定
 場所:7階ホール

 今回は大丸京都店で写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜” を見た帰りに見つけた京都大丸の新聞タイプの販促チラシです。

 全8ページでオードリー展に関することは表紙と2面目のみですが、これを寝ても醒めても。さんと一緒に見つけて嬉々として持って帰りました。
 同じようなのがないかと大丸心斎橋店で見に行ったときにも探しましたが、心斎橋大丸では無かったようです。











 大丸京都店で写真展を見に行った話はこちらで詳しくしていますが、オードリーの孫のエマ・ファーラーが来日&トークショーで来店ということで、2面目にはエマが大きく載っています。

 他にも同日開催だったハーパース・バザーのメイクアップショーや、山口路子さんがオードリーを語るイベントなどが書かれています。
  

Posted by みつお at 18:00Comments(0)その他グッズ

2017年12月07日

BSフジにてオードリーのスイスが出てきます

 えーっと、どういう番組なのかわかりませんが…。

 BSフジにて「ワールドツアー完璧MAP  スイス・ヴォー州」という番組が放送されます。
 11日(月)に前編、12日(火)に後編です。放送時間はA.M.07:30~07:55。ちょっと早いですね。

 スイス、ヴォー州と言うとオードリーが住んでいたトロシュナを含むレマン湖周辺。
 スイス政府観光局の協力だそうですが、これを見ると本当にスイスはオードリー関連を観光化しようとしてるなーと思いました。

 僕がオードリーの存命中に家(ラ・ペジブル)に行ったときは、事前にスイス大使館に電話して “スイスのトロチェナッツってどこにありますか?オードリーが住んでるんですけれど…”って問い合わせたときは全然わかってなかったのとえらい違いだなーって思います(当時はトロチェナッツという表記で知られていた)。
 まあトロシュナって村というか小さな地区ですからねー。

 公式HPを見るとトロシュナは11日の前編に出てくるみたいですが、後編はどうなんでしょうね?  

Posted by みつお at 18:00Comments(0)オードリー関連情報

2017年12月04日

写真集 "Audrey Hepburn : IN WORDS AND PICTURES"

写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜”

大丸京都店 <ファッション編120点のみ>(終了)
大丸心斎橋店 <映画編120点のみ>(終了)
松坂屋名古屋店 <240点の中から抜粋>(終了)
・日本橋三越本店 <240点が一挙に展示>
 期間:2018年1月10日(水)~1月22日(月)
 場所:新館7階催物会場
・大丸札幌店 <240点の中から抜粋>
 期間:2018年3月 ※開催日未定
 場所:7階ホール

 はい、お待たせしております。旅行に行ったり風邪で臥せったりしていました。今もまだ咳が酷くて苦しいです。

 さてさてあっという間に今年ももう12月に突入ですね!
 紹介をサボってしまっているものがいくつかありますので、年末の“オードリー・ヘプバーン大賞”の為にもどんどん紹介しておかなければいけません。

 まずはこちら。Michael Heatley 著の “Audrey Hepburn : IN WORDS AND PICTURES” という洋書の写真集。

 Michael Heatley というとこちらのCD付き写真集がありましたが、届いてみたらその写真集と内容は全く同じでした。
 CDが付いてるか付いてないかだけの違い。サイズまで全く一緒。
 他にはこれもありましたね。

 もしかしたら文章に一部改訂を入れているかもしれませんが、それはちょっとわからないので…。
 CDの曲紹介のページが「ティファニーで朝食を」公開時の海外版イラストポスターになってるだけ。このポスターの絵柄も前回の曲紹介のページに小さく載っていましたが、それを大きくしただけ。
 前回の表紙の画像は裏表紙に行ってます。

 表紙が違うので、ちょっと騙されましたね。前回のを持っていれば、今回のは特に買う必要はありません。
 表紙の画像も有名なオードリーの写真に着色してるだけだし、よく見ると結構切抜きも雑。

 というわけで内容に関しては前回のを見に行ってください。
 「マイ・フェア・レディ」で共演するレックス・ハリスンは実は1952年にテレビの “Toast of the Town”の「1000日のアン」で先に共演していたという証拠写真がとっても貴重です。

 CDが付いている分前回の方がお得ですね。しかも今回のハードカバーはかなりヤワな作りで、アマゾンから届いた時はカバーが裂けてましたし、交換してもらった方も取出す際に本の隅っこがやはり少し裂けました。段ボール的な素材でできているのでしょうか?みたいな感じです。

 まあ前回のはもうあんまり出回っていないので高額になっている可能性があり、その場合はこちらを選択すれば良いと思います。

オススメ度:★★★(前回と全く内容同じなので、前回ほど感激しないのが残念…)


  
タグ :写真集


Posted by みつお at 09:00Comments(0)海外の写真集

2017年11月20日

オードリーのスイス旅行ツアーのご案内

 以前、“オードリーのクリスマス”を大阪のリーガロイヤルホテル(オードリーが1983年来日時泊まったホテル)で開催した津屋さんからご連絡をいただきまして、来年夏(6月〜9月)にオードリーのスイスを巡るツアーが催行されることになったそうです。

 今回はスイスのツアーで、レマン湖周辺に行く旅だそうです。
 チャップリン関連のホテルで3泊、オードリーのモルジュで3泊。
 旅行はJRのジパング倶楽部からの発売になるようです。

 モルジュではいよいよオードリーをウリにした観光化を図ってるようで、今年も“ジバンシィとオードリー”という展示会をやってたそうなのですが、来年からはちょうどツアーの夏の時期に毎年オードリーをテーマに町を挙げて催しを行うそうです。

 津屋さんは既に今年下見に行ってらしたようで、モルジュやルカの方からも写真を使う許可を得てきたそうです。
 なのでパンフレットにはオードリーが10点ほど使われるそう。

 モルジュといえばオードリーが日常に買い物で使っていた街。
 もちろんもう各店代替わりはしているそうなのですが、そこでもオードリーの事を色々と伺って来たそうです。

 ツアーでもそういう店も回るようです。
 もちろんトロシュナのラ・ペジブル、オードリーのお墓なども組み込まれるでしょうね。

 そこで、来年3月辺りで、以前の“オードリーのクリスマス”の時のようにまたツアー希望者を募って説明会があり、そこで僕も何か喋ることになるみたいです。

 もし旅に興味のある方は

 連絡先
 Email: tabikobo@nifty.com
 オフィス旅工房
  津屋 雅彦

 さんまでご連絡を。3月の説明会だけでもいいのかな?
 ではでは、取り急ぎオードリーツアー情報でした!

 なお、ご質問のある方はコメントで書いていただけると津屋さんに取り次ぎさせていただきますので、ご遠慮なく書き込んでくださいねーっ!(^-^  
タグ :旅行


Posted by みつお at 23:30Comments(0)オードリー関連情報

2017年11月15日

NHK BSプレミアム “アナザーストーリーズ オードリーとローマの休日” 放送!

 NHK BSプレミアムにて“アナザーストーリーズ「オードリーとローマの休日〜秘めた野心、貫いた思い〜」”という番組が昨日14日に放送されました。

 「ローマの休日」を冠してる段階で、どうせオードリーファン暦の浅い層狙いの、内容の薄っぺらな番組だろうとタカをくくっててここでの紹介もスルーしていたのですが、昨日実際には見てみてビックリ!
 めっちゃ内容濃いじゃないですかーっ!

 というわけで、絶対ここでも紹介しなければ!と思い、急ぎ記事にしました。
 再放送もありますよーっ!

 再放送は2017年11月20日(月) 午後6時から1時間です。公式HPはこちら

 最初は沢尻エリカさんが出てきて、周りにオードリーの写真が出てくるのですが、そこでの「シャレード」と「マイ・フェア・レディ」の画像が裏向きなのが気になって…。
 これはまた出来損ないの番組か?と不安でいっぱいだったのですが…。

 ※追記:「いつも2人で」も裏焼き画像でした

 「シャレード」は100歩譲るとして、「マイ・フェア・レディ」の有名なアスコットの衣装は帽子の向きで即行わかるでしょうが!
 株式会社アマナさん、「マイ・フェア・レディ」の超有名な画像くらい正しい向きでレンタルしてくださいね!元がデュープなのでしょうが、写真の管理悪すぎです。減点100!

 「ローマの休日」も色んな秘話が語られています。ここで実際にインタビューを受けているのがオードリーのメイク&ヘア担当だったアルベルト・デ・ロッシとグラツィア・デ・ロッシ夫妻の息子と、ウィリアム・ワイラー監督の娘。

 彼らは実際に子どもの頃オードリーに会っていますし、そこで画面に映し出されるのは今までどの写真集にも載っていない、実際にその場に居た人たちだから持っていた写真の数々。
 おお〜!「ローマの休日」にもまだこんな貴重な画像があったのか!と嬉しくなりましたよ。

 そしてウィリアム・ワイラー監督がオードリーを最初にカメラテストしたという場面で、最近のいい加減な番組で出てくる(DVDの特典で付いてる)インタビューを受けているものではなく、ちゃんとベッドから起き上がる写真を出してくれていました。

 これはフィルムが現存してしているかどうかわからないものなのですが、こちらをきちんと本当のテストとして出してきたことはかなり好感が持てました。

 それとこれも今まで僕もこちらと「おしゃれ泥棒、オードリー・ヘップバーン!」の2つのブログで書いてきたことですが、「ローマの休日」の長い髪がカツラであったということがオードリーのヘア担当のロッシ夫妻の息子さんから語られていました。

 “だって何テイクも撮る監督だよ。もう一度!って言われたらどうするの?” まあ当然ですよね。
 息子さんの話によると、髪の毛のカットのシーンのためにはグラツィアは何点ものカツラを準備していたそうです。

 僕のカツラの根拠は「ローマの休日」撮影開始寸前まで立っていた舞台「ジジ」の時のオードリーのヘアスタイルがベリーショートなのに、一瞬でロングヘアに変われるわけない!というものでしたが、これで「ローマの休日」の長い髪=カツラ説は証明されました。

 でもここでも“おおっ!”と思ったのは、ちゃんと過去の日本で「ローマの休日」でオードリーは実際に髪を切ったと言われていたことを引き合いに出していたこと。
 制作者がきちんと調べ上げていたのがわかります。

 また、引用される伝記は全てバリー・パリスのもの。
 一番信頼できる伝記を選んでいるのもきちんと制作者が事前調査していたのがわかります。
 ここでダイアナ・メイチックメイエ・スタブレの伝記を引用してたら、もうそれだけでこの番組の信頼性が失われてしまうところでした。

 「ローマの休日」の撮影もきちんと1952年と表記していたのも良かったです。
 
 そしてBGMもきちんとリチャード・バーナス指揮・ロイヤルフィル演奏の「ローマの休日」メインタイトル
 民放だとここで日本で演奏されたイージー・リスニング編曲された“大使館のワルツ”を使ってしまいそうなところ、本当のメインタイトルを使用してくれたことも好感度高いです!

 他にも「ローマの休日」撮影中はまだ婚約していたジェームズ・ハンセンとのウエディング・ドレスを作った店も紹介され、ここでも珍しい画像が紹介されます。

 さらに「ローマの休日」だけで終わるかと思いきや、オードリーが半引退状態だった時期の話としてこんどは息子のルカが登場。

 アンドレア・ドッティと出会った時の船上のホームビデオ、そして結婚式の“唯一の動画”が紹介されます。
 他にも珍しい動画や写真がいっぱい出てきますよ!

 そして「ロビンとマリアン」!
 ありがちなオードリーの番組ではスルーされがちなこのオードリーの超重要な作品を大きく取り上げたことにも感激!

 ここではオードリーが引退も復帰もしていないことも語られ、オードリー自身がかつてインタビューで語っていた “いつまでも送られてくる脚本は私の年より若い役ばかり。私は自分に近い役を演じたかった” ということの肯定がやはりロッシ夫妻の息子によって語られます。

 これは本当に番組を担当した人がオードリーについて正しい情報を調べたのでしょう。
 番組を制作してくださった方に感謝!一緒にお話したいくらい!

 というわけで皆さんにもぜひ見て頂きたいかなり上質な番組に仕上がっています。

 そして急ぎこの番組の事をお知らせくださった時雄さん、ニコさんにも感謝!です。ありがとうございました!
  


Posted by みつお at 23:20Comments(8)オードリー関連情報

2017年10月30日

「パリの恋人」60周年アニバーサリー盤 サントラ

写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜”

・大丸京都店 <ファッション編120点のみ>(終了)
・大丸心斎橋店 <映画編120点のみ>(終了)
・松坂屋名古屋店 <240点の中から抜粋>(開催中!)
 期間:2017年10月18日(水)~11月6日(月)
 場所:南館8階マツザカヤホール
・日本橋三越本店 <240点が一挙に展示>
 期間:2018年1月10日(水)~1月22日(月)
 場所:新館7階催物会場
・大丸札幌店 <240点の中から抜粋>
 期間:2018年3月 ※開催日未定
 場所:7階ホール

 今回は3連続で届いたオードリーのCDの最後の物を紹介。
 それがこの「パリの恋人」60周年アニバーサリー盤オリジナル・サウンドトラックです!

 発売元は60年前のレコードと同じVERVE。
 ということは60年前の音源もしっかり持っているという事!これは期待が持てますね!
 そしてボーナス・トラックは予告よりも多い8曲の全21曲!おおっ!

 ワクワクしながら聴きましたよ!もちろんボーナス・トラックから!
 その上でこのCDの感想をひと言で言うと…

 期待はずれなCD…

 うーむむ…こんな風に書きたくなかったけど仕方ない…。

 さてでは中身を見ていきましょうか。
 元々が撮影時の1956年春の録音でしょうから、音質が悪くて聴いた印象は変わらないのですが、それでも以前のCDよりも音圧が上げてあります。

 1〜13曲目までは今までのサントラでも入っていた物。
 
 ただし、これまでは “Think Pink” も1曲目のメインタイトルからの流れで1つだった物を、今回2曲に分割。

 でもケイ・トンプソンの部分で切ったのでしょうけど、映画の流れからでは切る部分が違います。
 なのでPCに落とすと一瞬無音部分が入るのが難点。

 もし2曲に切るなら、ケイ・トンプソンが編集者たちを呼び出すところで切るべきでしょう。
 “Think Pink” は実際そこで元々継ぎはぎされてますから。

 そして60周年記念盤だというのに、やっぱり“Think Pink” は不完全版のまま。
 うーん、これをめっちゃ期待してたのに…。

 もともとレコードの時代は片面に入れられる時間がある程度は制限されていたので “Think Pink” もコーラス部分をカットした版が収録されたのかもしれませんが、CDの収録量でここをカットする意味が分かりません。
 いったいいつになったら完全版の “Think Pink” は収録されるのでしょうね〜。

 ボーナス・トラックですが、これは声の部分は今までの物と一緒のような気がします。
 録音する際に使われていたアレンジやらオーケストラのリズム取りやらが入っている違いみたいな物で、オードリーの歌い方が違う!っていう秘蔵音源ではなかったです。

 “Bonjour, Paris” も元々が飛行機に載ってる部分からを付けてる物が、アステアが踊り始めるときのリズムが入ってるだけだったし…。
 そういう細かな違いで別バージョンとして入ってるだけで、大きく感動するような物は無し。

 “Think Pink” の別バージョンも入ってますが、これは以前MP3で買った時に感想を書いてた物と同じ。

 ケイ・トンプソンのアルバムで収録されていた、サントラの前半+映画で使われなかった部分+ケイ・トンプスンとピアノの新たに録音された部分+サントラの後半というもので、初めて聴いたときめっちゃガッカリしたものでした。
 これ、わざわざボーナス・トラックで入れてくれても全然嬉しくないし。

 えっとですね僕がサントラに求める物って、まずは絶対的に映画で使った音源そのものを入れて欲しいです。
 別バージョンとかはその先の話。

 「ティファニーで朝食を」の昔っから出ていた “自称サントラ” とかがめちゃくちゃ嫌いだったのとか、映画と全く違うからですもん。
 後にブート盤とかINTRADA盤とかで本物のサントラを聴いた時、衝撃でしたからねー。
 “ムーン・リバー” の旋律に浪々と歌い上げるホルンが対旋律で付くのとか涙出そうでした!感動で。

 “自称サントラ” の方は音楽はくっきり浮き出すのかもしれませんが、映画に寄り添ってるものとは全く違うわけですよ。
 そこに映画を思い出す部分での感動は伴わないんですよねー、やっぱり。

 同じ理由でクライマックス部分が別バージョンでしか収録されてない(しかもそれに気付いてなさそうな)「噂の二人」だとか、映画のテーマ曲である “Ride To Sherwood” と “Ride To Nottingham” という肝心の2曲を別バージョンでしか収録していない(こちらも制作者が気付いていない)「ロビンとマリアン」(さらにはテーマ曲の変奏曲である “Trapped” も未収録)とかはもうダメダメなわけですよ。
 この2作品は未だに完全なサントラが出ていないと僕は思っています。

 この「パリの恋人」も同じ。
 ケイ・トンプソンの別バージョン入れるくらいなら、なぜ完全版を先に入れないの?みたいな。

 それに「パリの恋人」には未だに1度もCDに収録されていない曲が山のようにあるんですよ。
 編集者たちが街へくり出していく行く時の音楽、ジョーが暗室に逃げ込むまでの追っかけっこのコミカルな音楽、ジョーが蛹から極楽鳥へと変身する時の感動の曲、ジョーがパリで撮影する時の素晴らしい曲の数々!撮影シーンなんか、この映画の白眉だと思ってますし。
 それとファッション・ショーのシーンの音楽もありますよね。

 それらは今まで一切収録されてないわけですよ。
 それこそを60周年記念盤なら入れて欲しかった!

 かろうじてかつてLDの副音声で音楽だけを入れた物がありましたが、それは映画の音からセリフをコンピューター処理で消したもの。
 なのでセリフが入る部分は音が小さくなるそのままなんですよね。
 でも無いよりはマシ。これの音楽部分を録音して良く聴きます。トータル約72分。充分CDに入るサイズですよね?

 元々の音源持ちのVERNEさんならそれが出来ると思うのですけど…。あるいは持ってないのかな?持ってるのはパラマウント?

 とにかく、せっかくVERVEさんが出す!ってんで期待していたんですけど、大きく期待値を下回ってしまいました。
 本当の「パリの恋人」サントラ全曲版はいったいいつになったら出るんでしょうねー…。次は70周年まで待たないとダメなん?はー…。

 まあ今までのCDよりは音がちょっと良くなってるのと、ボーナス・トラックのおかげで「パリの恋人」サントラとしては1番上位に仕上がっていますが、完全版とは程遠い出来でした。
 これはもうINTRADAさんとかにオリジナル音源を発掘してもらうしかないのかなぁ…。

 でもまあさすが本物!と思うのは、盤面やライナー・ノートなどに意匠を凝らしているところ。
 「パリの恋人」DVDのように「麗しのサブリナ」が紛れ込む…というトンデモな事も無く、「パリの恋人」の写真だけで構成されています。

オススメ度:★★★(うーん、星の数を多く出来ない…)
  


Posted by みつお at 15:00Comments(0)パリの恋人サントラCD

2017年10月22日

サントラ集 “AUDREY HEPBURN : A Touch of Music”

 昨日はBS12の「マイヤーリング」はご覧になりましたか?
 見逃した方のために再放送があります。23日(月)AM3:00〜AM4:30 。って今夜ですやん!
 深夜なので録画になりますかねー。これが最後のチャンスですよー。

 またBS12の28日(土)19:00〜の「パリで一緒に」の裏番組で、全く同じ時間帯にBS日テレで「シャレード」も放送されます。

 どちらもオードリー1962年撮影の作品。夏に「パリで一緒に」、その撮影終了後の冬に「シャレード」を撮っています。
 そしてどっちもオードリーがめっちゃカワイイです!オードリー33才の作品たち。
 日本では2本とも大ヒットしました!

写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜”

・大丸京都店 <ファッション編120点のみ>(終了)
・大丸心斎橋店 <映画編120点のみ>(終了)
・松坂屋名古屋店 <240点の中から抜粋>(開催中!)
 期間:2017年10月18日(水)~11月6日(月)
 場所:南館8階マツザカヤホール
・日本橋三越本店 <240点が一挙に展示>
 期間:2018年1月10日(水)~1月22日(月)
 場所:新館7階催物会場
・大丸札幌店 <240点の中から抜粋>
 期間:2018年3月 ※開催日未定
 場所:7階ホール

 さて今回は3連続で届いたオードリーのCDの2番目のものを紹介。

 これはもともとMengさんに発売を教えていただいたもの。
  “AUDREY HEPBURN : A Touch of Music” というオードリー映画のサントラ集です。

 「ローマの休日」〜「噂の二人」までのサントラ集なのですが、これは第2弾があるのかな?
 で、このサントラ集をひと言で表すと…

 惜しいCD!

…ということになりますかねー。色々と惜しいです。

 まず世界初収録(Never Previously Released)ということで★印のついた曲があるのですが…。
・9曲目「昼下りの情事」〜“昼下りの情事”
・10曲目「昼下りの情事」〜“ホット・パプリカ”
・11曲目「昼下りの情事」〜“魅惑のワルツ”
・13曲目「緑の館」〜“エンド・タイトル”
・23曲目「麗しのサブリナ」〜“メインタイトル”
てことになってますが…。

 9〜11曲目の「昼下りの情事」は確かにCD収録は初ですね!元のレコードはこれ
 でも怖いのは、これもJBプロダクションから権利を買ってない?というところ。きちんとVERVEからだといいのですが…。

 「緑の館」のエンド・タイトルは女声がマーニ・ニクソンということです。
 僕にはどう聴いても「マイ・フェア・レディ」の声と同じだとは思えないんですが、調べたら本当にマーニ・ニクソンみたいです。

 これがマーニ・ニクソンであると調べられたのは、この曲は初収録ではないから。以前に全曲盤が出ていて、それに収録されて書いてました。惜しい!

 「麗しのサブリナ」のメイン・タイトルも「麗しのサブリナ」のサントラが出た時に収録されてましたよ。惜しい!

 さらに「麗しのサブリナ」から24曲目にオードリーが歌う“ラ・ヴィアン・ローズ”が収録されてますけど、これがまた映画そのものから録って来たもの。
 ハンフリー・ボガードの声はカットされてますけど、効果音の車の騒音がそのまま入ってます。著作権的にアウト。これは惜しいというよりもダメなやつ。

 他にも滑ってるのが「噂の二人」。メイン・タイトルを収録してるのですが、これが映画では使われなかったオリジナル・バージョン。orz
 ここはフィルム・バージョンを入れなきゃダメでしょーっ!曲が全く違います。

 これは安易にこちらの1曲目からメインタイトルを持ってきた??
 そしてこれでこのCDを編纂した人が実はオードリーに詳しくない、映画をちゃんと見ていないのを露呈。これで大幅減点。

 それに「ティファニーで朝食を」が今時まだヘンリー・マンシーニが録音し直した“自称サントラ”の音源を使用。
 ここは今となっては本当のサントラで行くべき。惜しい!

 あと、7曲目がねー、
 “7. War and Peace (Natasha's War)”って発売前になってたんですよねー。てか、今でもタワレコの商品詳細にはそう載ったまま。

 ナターシャの戦争っていったい何やねん!みたいな。これはまるさんも心配してましたね。
 「戦争と平和」のサントラにそんな曲は存在しません!

 本当は“7. War and Peace (Natasha's Waltz)”なんですよね。実際CDが発売されるときちんと “ナターシャのワルツ” になってて安心しましたけど…。

 でも実際に買ってないヤツが登録したのか、「戦争と平和」の音楽を知らないのか、CDをPCに入れると発売前のを信じて“ナターシャの戦争” で登録されてます。これはもう惜しいどころではないのかも。

 全体では音源がバラッバラで、音質も玉石混淆。「緑の館」や「許されざる者」や「ティファニーで朝食を」がとても音質がいいのに、「戦争と平和」とか「麗しのサブリナ」とかは音質悪いまま。かつて発売されたそれぞれのCDそのまんまですね。
 このCD独自のリマスターとかは一切なされていません。

 そして、惜しいの積み重ねで、全体で見ると惜しいでは済まない感じなんですが、なんと!このCDは「ローマの休日」のメイン・タイトルの本物が収録されています!
 この曲こそが世界初収録やーん!

 まあメイン・タイトルって映画でも音楽だけ独立してるので、そこから録るのは誰でも出来ます。
 これも音質の改善が見られないところをみると、「ローマの休日」とか「麗しのサブリナ」はそういう風に取られたものだと思いますが…。

 なんか、いいところと悪い所が色々混じったCD。ユニバーサル・ミュージックやワーナー・ミュージックのロゴがあるので、著作権的には一応クリアしているのかもしれませんが、FILM SCORE MONTHLYKRITZERLAND といった会社が必死で音源を探して権利を獲得して…と開拓した物を安易にコンピレーションした物に見えてしまうのが惜しい!

 それと上でも書きましたが、オードリーの映画をあんまり見てなさそうな人が選曲に関わったというのが簡単にわかってしまうのが難点!
 そんなにオードリーファンじゃないのねーみたいな。

 あ、そうそうライナーノートにオードリーがトレアドル・パンツスタイルで横たわっている(というか床に座っている)有名な画像が載ってますが、これが裏焼き!やっぱりそんなにオードリーファンじゃないのねー。惜しい!
 もっと本当のオードリーファンを連れてこなきゃダメでしょ!

 ということでこのCDは相当改善の余地があります。
 たとえば「パリの恋人」を入れるなら“Think Pink!”は完全版にするべき。
 「ティファニーで朝食を」は本当のサントラに総入れ替え。
 「戦争と平和」は音質悪すぎるのでリマスターを。
 「緑の館」で世界初収録!と銘打ちたかったら、アンソニー・パーキンスの歌う“緑の館の歌”を入れるべき。
 「噂の二人」はもちろんメインタイトルはフィルムバージョンを!そして未だ未収録のクライマックスのシーンの音楽を入れれば完璧!
 もしそれらが全部出来ていたら、このCDの価値は大幅に上がって★5つになったでしょうね〜。 

オススメ度:★★★(「ローマの休日」と「昼下りの情事」を初収録したことに対して星を進呈)

 なお、このCDをPCに入れた時に出てくるトラック名の間違いやわかりにくさを修正した物を以下に書いておきます。どうぞPCなどに取り込んだ方はお使いください。

1.Breakfast at Tiffany's : Moon River
 Henry Mancini & His Orchestra & Chorus
2.Funny Face : Funny Face / 'S Wonderful / Think Pink
 Fred Astaire, Choral Group, Kay Thompson & Chorus
3.Funny Face : Bonjour Paris!
 Audrey Hepburn, Fred Astaire, Kay Thompson & Chorus
4.Funny Face : 'S Wonderful
 Audrey Hepburn, Fred Astaire
★5.Roman Holiday : Main Title
 Georges Auric
6.War And Peace : Prelude
 Nino Rota
7.War And Peace : War and Peace (Natasha's Waltz)
 Nino Rota
8.War And Peace : Winter and Remembrance of Andrei
 Nino Rota
★9.Love in the Afternoon : Love in the Afternoon
 Franz Waxman & Matty Malneck Orchestra
★10.Love in the Afternoon : Hot Paprika
 Franz Waxman & Matty Malneck Orchestra
★11.Love in the Afternoon : Fascination
 Franz Waxman & Matty Malneck Orchestra
12.Green Mansions : Main Title / Chase / River Boat
 Bronislau Kaper & Heitor Villa-Lobos
13.Green Mansions : End Title (vocal by Marni Nixon)
 Bronislau Kaper & Heitor Villa-Lobos
14.The Nun's Story : Prelude and Credo
 Franz Waxman
15.The Nun's Story : Haircutting & Gran Coro
 Franz Waxman
16.The Unforgiven : Prologue
 Dimitri Tiomkin
17.The Unforgiven : Main Title
 Dimitri Tiomkin
18.Breakfast at Tiffany's : Breakfast at Tiffany's
 Henry Mancini & His Orchestra & Chorus
19.Breakfast at Tiffany's : Moon River (vocal by Audrey Hepburn)
 Henry Mancini & His Orchestra & Chorus
20.Breakfast at Tiffany's : Moon River Cha Cha
 Henry Mancini & His Orchestra & Chorus
21.The Children's Hour : Main Title (original version)
 Alex North
22.The Children's Hour : Proposal
 Alex North
23.Sabrina : Main Title
 Frederick Hollander
24.Sabrina : La vie en rose (vocal by Audrey Hepburn)
 Édith Piaf, Louiguy

★NEVER PREVIOUSLY RELEASED


  
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Posted by みつお at 12:00Comments(0)サントラCD