2015年04月28日

ミニチュア版「緑の館」1959年初公開時 立看ポスター

 スターチャンネルでオードリーの誕生日の5月4日にちなんで、4作品を放送するみたいですが、正直字幕が市販のものと同じでは、お金出してまで契約したいとは思わない人なので、特に勧めません。
 市販のBDやDVDで収録されていない「緑の館」「いつも2人で」「パリで一緒に」「マイヤーリング」などでの池田昌子さんの吹替(新録でも旧録でも)、とかだったら迷わず契約しますけどね。

 さて、今日のミニチュア版は「緑の館」1959年初公開時の立看ポスター。

 「緑の館」ものって、僕は特に惹かれるんですけど、このポスターもいつか本物が手に入ればいいなあ〜と思います。
 これはミニチュアだからあんまり色は綺麗じゃないですけど、「オードリー玉手箱」を見ると、本当はもっと綺麗な発色をしてますね。

 さて、これまでは明らかにオードリーだけを大きく売ってきたポスターですけど、「緑の館」のB2ポスターで初めてオードリーと共演者が対等に載ってました。
 でもこの立看ではやっぱりオードリーが大きくあしらわれていますね。

 それまでの共演者は、みんなオードリーよりだいぶ年上のおじさんばっかりで、人気的にもウィリアム・ホールデンを除くと、オードリーに対抗するには…って人が多かったんですよね。
 でもここで初めてオードリーより年下で、かつ人気もオードリーに比肩しうるくらい当時大人気!って共演者のアンソニー・パーキンス(愛称:トニパキ)になりました。

 なのでB2ポスターでは対等に扱われてましたし、この立看でも、オードリーよりは小さいとはいえ、大きな扱いになってるんですよね。

 今では老若男女に好かれるオードリーですけど、当時のイメージはやっと安定したスターの座を築いたばかり。
 雑誌などでも “若者に大人気の” って形容詞が付いていました。
 当時の年配の方のご贔屓は、オードリーではなく戦前の女優さんだろうし、大人の方はイングリッド・バーグマンやジューン・アリスンなんかがお好きだったんじゃないでしょうか。

 なので、当時のオードリーの人気を支えていたのは、主に10〜20代くらいの人ではなかろうかと。
 そして「サイコ」前の若き青春スターのアンソニー・パーキンスの人気を支えていたのも、10〜20代の女性。
 この「緑の館」は若い人にとっては嬉しい組み合わせだったんじゃないでしょうか。

 それと、この「緑の館」を撮影していた1958年はオードリーが珍しく忙しく仕事をしていた時期。
 1958年早々に「尼僧物語」を開始して、オードリー映画で最長の6ヶ月間の撮影期間。それが終わるやいなや「緑の館」の撮影に。それが済むと「許されざる者」の撮影開始、と連続で3本撮っています。

 作品の内容も、「昼下りの情事」までのロマンティック・コメディは影をひそめて、全て真面目な作品ばかり。
 オードリーにとっては第2期で、女優としてチャレンジしていた時期になりますね。

 最初の予定ではさらに「許されざる者」撮了後に日本に来日して「緑の館」の宣伝、その後はヒッチコックと「判事に保釈なし」を撮る予定でしたから、本当に休む間もなく働くつもりだったんでしょうね。
 実際には「許されざる者」で落馬。そのため撮影期間が延びてしまい、しかも撮影終了後流産、と良くないことが連続しちゃいましたんで、来日もヒッチコックも無しになってしまいましたけど…。

 さて、今の僕らにはオードリーといえば「パリの恋人」「昼下りの情事」→(TV「マイヤーリング」)→ほぼ1年開いて→「尼僧物語」「緑の館」「許されざる者」と撮影していったことはわかっていますけど、日本での公開は1957年9月「パリの恋人」の次が1959年5月「緑の館」なんですよね。なんか「パリの恋人」の次が「緑の館」だなんて、僕らからするとかなり唐突な感じがします。(^^;;;

 当時共演のアンソニー・パーキンスは線が細いと良く言われてましたし、横から見ると確かに薄いんですけど、頭はめっちゃ小さいし、それでいて肩幅はかなりあって身長は190cm弱。
 今見ても充分カッコいいです。というか今風。
 ただ、僕はアンソニー・パーキンスの歪んだ口がどーも気になるんですけどね。

 ちなみにオードリーとはとても気が合ったようです。
 撮影中もずっとオードリーを笑わそうとしていたみたいですし、オードリーもメル・ファーラーといる時よりも、アンソニー・パーキンスといる時の方が楽しそうに写ってます。

 1962年にオードリーが「ティファニーで朝食を」で、アンソニー・パーキンスが「さよならをもう一度」でダヴィッド・デ・ドナテーロ賞を受けた時も、一緒に飛行機や船で移動してる最中、オードリーとパーキンスはずっと話してますもんね。

 そして性格も良かったみたいですね。1991年にオードリーを讃える集いで、他の共演者はフィルムの抜粋があったのに、「緑の館」のフィルムは準備されてなかったそうなんですよね。
 でもアンソニー・パーキンスは “構わないよ。” と気を悪くすることもなく、「お熱いのがお好き」のオファーを「緑の館」のために断った、という逸話を披露したそうです。

 作品的には「お熱いのがお好き」の方が遥かに優れていると言われていますので、もし「緑の館」を選ばずに「お熱いのがお好き」に出ていれば、アンソニー・パーキンスの俳優としての人生はまた大きく違ったものになっていたのかもしれません。

 まあ、それを言うならオードリーも「判事に保釈なし」に出てしまっていたら、同じヒッチコックの「サイコ」に出たアンソニー・パーキンスのように、その後の女優としての方向が変わってしまったかもしれませんし、そうなると「ティファニーで朝食を」も「シャレード」も生まれなかったかもしれないので、やはりそういう運命だったんでしょうけどね。

 とにかく、世間での評価はあんまり芳しくない「緑の館」ですけど、原作のリーマを見事に具現化してくれましたし(原作を読んだ人には結構受けがいい)、オードリーはとても美しいですよね。
 いっつもあんまり取り上げられない、画像が載ることも少ない、と虐げられているのが可哀想なので思わずかばってしまう、というか僕個人ではとても思い入れがあります。新しい画像とか見つけると思わず嬉しくなってしまう作品です。
  


Posted by みつお at 09:00Comments(3)緑の館

2009年11月29日

手嶌葵さんが歌う!オードリー映画の曲(含「緑の館の歌」)

 今回は、まだ僕は買ってないCDの紹介なのですが…。(^^;;;

 この手嶌葵(てしまあおい)さんという方は、スタジオジブリの「ゲド戦記」で、挿入歌「テルーの唄」およびヒロイン=テルーの声で一挙に有名になった歌手の方だそうです。

 で、なんでこのブログで取り上げたかと言いますと…

 この手嶌葵さんは2008年3月発売のアルバム、「The Rose 〜I Love Cinemas〜」で既に「ティファニーで朝食を」の “Moon River” をカヴァーしてたんですよね。それはそれですっごくいい感じなんですけど、それだけならきっとここでは取り上げなかったと思うんですよね。“ムーン・リヴァー” を歌った歌手なんて山のようにいるはずですし。

 でも、ここで取り上げなければ!と思ったのは、今年2009年10月発売のアルバム、「La Vie En Rose 〜I Love Cinemas〜」の方!ここでは全11曲中、オードリー映画からなんと4曲も選ばれています!
 その中でも画期的なのが “Song Of Green Mansions”!!

 これは「緑の館」の中でアンソニー・パーキンスが歌う “緑の館の歌” ですよね!
 この曲を選ぶなんて、なんとお目が高い!と。
 これがあるなら、ここで取り上げないわけにはいかないでしょう!みたいな。

  ネットで色々調べましたら、選曲は手嶌葵さんが行ったとのこと。この曲を選んだ、ということは、かなりのオードリーファン!だということがわかりますよね。

 でも、他の有名な3曲、
“La Vie En Rose(バラ色の人生~「麗しのサブリナ」)”
“Wouldn't It Be Loverly?(素敵じゃない?~「マイ・フェア・レディ」) ”
“Fascination(魅惑のワルツ~「昼下りの情事」)”
に比べて、未だ日本ではDVD化もされていない「緑の館」の “Song Of Green Mansions” はヤマハさんが楽譜の入手に大変困ったそう。(^^;

 でも、他の3曲がピアノ伴奏なのに比べて、これはギター伴奏なので、かなり原曲の雰囲気に近いです!もともとアンソニー・パーキンスも映画の中ではギターで歌ってましたもんね。

 下(↓)のアマゾンのでは“緑の館の歌”の試聴は出来ないのですが、上の画像(↑)から行けるタワーレコードでは全曲試聴が可能なので、ぜひぜひ皆さんも一度お聴きになってみてください!かな~りいいですよ!!
 普段だったら絶対買ってると思うんですけど、ちょっと今月は金欠なので…。
 またおいおい買いますね。(^^;;;

 あ、でも手嶌葵さんはオードリーファンだということなので、今度はぜひぜひ「いつも2人で」、「パリの恋人」の“ボンジュール・パリ!”、「パリで一緒に」の“THAT FACE”なんかも収録していただきたいですね!(って、「パリの恋人」は手嶌さんの雰囲気だと、“ス・ワンダフル”かな?)
 あ、そうそう、「暗くなるまで待って」や、アルバムだけで聴ける「おしゃれ泥棒」の“二人は恋人”とかもいいですけどね~!


  
タグ :CD


2009年07月17日

「緑の館」リバイバル 三越映画劇場チラシ 名古屋版

 これは、80年代後半、続々とオードリー映画がリバイバルされた時の、名古屋の星ヶ丘三越内にある三越映画劇場での上映時の「緑の館」チラシです。

 このブログで何度も書いてきたように、1984年から日本ヘラルド(現・角川映画)でオードリー・ヘプバーン映画のリバイバルが始まりました。
 その中でも最初の1984年にリバイバルの権利を取ったのが「噂の二人」とこの「緑の館」!

 「噂の二人」と「緑の館」といえば、日本では大ヒット揃いのオードリー作品中、珍しくヒットしなかったことで有名な2本。
 これを最初にぶつけてくるなんて、すごい英断ですよね!

 ま、確かにこの日本ヘラルドさんのおかげで、80年代後半~90年代前半にオードリーの大ブームが起こりましたしね。
 商売的には先に権利を取っていた方が、他のと一緒に上映されたりして元を取れそうですけど、最初の時点ではブームになるかどうかは不明ですもんね。やっぱり英断です。

 でも!この「緑の館」はフィルムを取り寄せたら、状態があんまり良くなかったそうで、なんと最も集客力のある東京圏と関西圏で上映されなかったのは、以前「緑の館」の復刻版パンフレットの時に書いたとおり。
 僕もせっかくの「緑の館」リバイバル、見れませんでした~…。(T T

 で、東京でも大阪でも上映しなかった「緑の館」なので、フィルムは84年に上映できる状態だったのに、おそらく84年に上映した劇場はなかったのではないかと思ってます。

 この星ヶ丘三越でも、上映期間を直接伺ったところ、1988年9月3日(土)~30日(金)の4週間。84年の上映ではなかったとのこと。

 でも4週間も上映したなんて、羨ましいですねー!今だったら、絶対名古屋まで見に行ってるのに!!!
 しかも4週間って、もしかしたら1959年の初公開時よりも上映期間が長かったんじゃないですか?

 さて、裏面はこんなの(→)。
 表面は新しくデザインされたものですが、裏面は復刻版パンフの解説ページをそのまま持ってきただけ。

 画像を入れるために、多少文字の組み換え(当時はアナログ製版なので、貼り換えと言った方がいいかも)をおこなっていますが、書体も古いままで、書いてあることも当然同じ。
 わずかに共演者のアンソニー・パーキンスの紹介で、“最も期待される新人”が“当時最も期待された新人”と新しい写植で打たれているだけ。

 なので、今ではもちろん、1988年当時でも一般の人には馴染みの無くなった作品が引き合いに出されています。

 日本ヘラルドは公開当時、「戦争と平和」「昼下りの情事」「噂の二人」「マイ・フェア・レディ」という数作品を除いて単独チラシを作らなかったので、名古屋や札幌の三越劇場のこうした単独作品でのチラシは珍重されて、80~90年代のチラシとしてはわりと高額です。

 三越映画劇場定番の2色刷りのカラーは、黒ともう1色は当然緑。ただ、青緑なのがちょっと「緑の館」のイメージとは違いますが…まあいいでしょう。

お気に入り度:★★★(希少な「緑の館」関連ですから…)
  


Posted by みつお at 16:00Comments(2)緑の館

2008年03月30日

「緑の館」1959年初公開時 外映版パンフレット

 今日は「緑の館」のパンフレットでは最後の紹介になる、1959年初公開時の外映版です。

 「緑の館」は復刻版も含めて、どのパンフも入手が難しいのですが、これも難しかったですよ~。いったいいつ手に入るんだろう…と思ったくらいですから。(^^;

 表紙はステキですよね!プレスシートの表紙を飾った顔アップのと同じ画像を使ってます。

 中身は12ページ。画像も内容もちょっと少なく感じるのが残念。
 「緑の館」って、現在では取り上げられることが少ないので、こういうパンフでこそ貴重な画像やエピソードをたくさん見たいのにね。

 解説で面白いな~と思ったのは、オードリーのことを、“若い映画ファンの間で最高の人気を保ち続けている”と書いてあること。
 いまでこそ老若男女に人気を保ち続ける“クラシック・スター”のオードリーですけど、当時の感覚では現役の若手スター。
 おじいちゃんおばあちゃんにはまだ人気なかったんでしょうねー。

 それと、「緑の森」という、野司 保という方の文章が載っているんですが、「緑の館」のパンフレットだから、この映画をけなさないようにするのに苦労しているのがわかります(笑)。

 オードリーのことはとてもほめてくれてて、“この映画の圧巻は何と言ってもオードリイ・ヘップバーンである。”“彼女以外に考えられないだろう。”“緑の雰囲気とオードリイ・ヘップバーンがこれらの不満を充分おぎなってっくれる。”とのこと。

 また、アンソニー・パーキンスの紹介で、全然タイプが違うのに、ジェームス・ディーンに続く若手最大のホープだとみなしている事が、「サイコ」以降を知っているだけに不思議感覚。

 「サイコ」はアンソニー・パーキンスを後世に名を残す役目を果たしましたけど、それがなかったら別の代表作を作って、まったく別の俳優さんになったかもしれないな~と思います。
 果たしてアンソニー・パーキンスにとって「サイコ」に出演したことはよかったのかどうか…。

 そう考えると「サイコ」のアルフレッド・ヒッチコック監督の「判事に保釈なし」という映画で、主演の予定だったオードリーがレイプシーンがあるので降りたのは正しかったのかもしれません。

 オードリーとヒッチコックの顔合わせを観たい気はしますが、そう思うのは後世の人間だから。
 “なんで?もう1本傑作が追加されるだけやん。”と思います?

 でも「判事に保釈なし」のせいでイメージが変わり、出演依頼の来る作品が変わってしまったら?
 「パリで一緒に」も「シャレード」も「マイ・フェア・レディ」も「おしゃれ泥棒」も観れないなんて僕はイヤですね!それらの作品あってのオードリーですから!

 やっぱり「許されざる者」の後は、「ティファニーで朝食を」で正解だったのだと思います。

 あ、話が大きく脱線してしまいました。(^^;;;
 このパンフにも裏表紙違いがあります。パンビタンとアリナミンのもの。
 内容はどちらも同じです。

レア度:★★★★

 ちなみに、他の「緑の館」パンフレットはこちら


  


Posted by みつお at 16:00Comments(3)緑の館

2007年12月06日

「緑の館」1984年リバイバル公開時 スピードポスター

 これは「緑の館」1984年リバイバル時のスピードポスターです。
 立看じゃあありませんよ~~~。

 スピードポスターって何?と思う方もいらっしゃるだろうと思うので、ちょっとだけ…いや、実は僕もあんまりは知らないのですが…昔はまだスチール写真などが揃うまでの映画上映何ヶ月か前に劇場で飾られるポスターで、画像がなく、文字だけのこともよくあったそう。
 サイズはB2を縦に半分にしたもの。

 ただしこの1980年代後半のはそういう使い方ではなく、オードリー作品というのは何本かリレー方式で上映されたりしていたので、上映中の作品と次回上映作品・次々回上映作品、みたいな感じでいくつか並べて飾られていたようです。

 特に日本ヘラルド配給のオードリー作品の場合、作品ごとにB2ポスターが作られることが少なかったので、作られなかった作品のポスターの代わりをしていたようです。

 ただ「緑の館」が1984年には権利は取っていたものの、どうやら84年には劇場で上映されてなさそうなのは、復刻版パンフレットで書いたとおり。

 どうってことのないポスターなんですけど、「緑の館」ってだけで嬉しいのはなんででしょうねー。(^-^

絵柄お気に入り度:★★★


  


Posted by みつお at 15:00Comments(0)緑の館

2007年10月10日

「緑の館」1959年初公開時 OSチェーン版パンフレット

 これは僕が一番最近にやっと手に入れた「緑の館」のOSチェーン版パンフレットです。

 OSチェーンでは本当によっぽどヒットしなかったんでしょうか。手に入れるのが難し~かったです。
 こないだの阪急会館の閉館の時の過去の上映作品を見ると、「緑の館」は59年5月24日~6月3日までになってました。

 この当時だから2週間くらいで映画が変わるのは当然なんですが、11日間というのは阪急会館でのオードリーの映画の中では69年リバイバルの「シャレード」と並んで最も少ないです。

 このパンフの中の東宝・OS系の上映予定を見ると、大阪の雄=北野劇場での「緑の館」は22日までって書いてます。えっ!たしか「緑の館」の公開って、日本では1959年5月20日のはず…。

 もし大阪が東京より先に「緑の館」を公開したのでなかったら、北野劇場での「緑の館」はたった3日でたたんでしまったことになります!
 えーっ!そりゃ北野劇場版「緑の館」パンフの入手が激困難なわけですね!

 キャパの大きい北野劇場ではムダなので、24日から梅田シネマに劇場を変えて上映することになったんでしょうね。
 他にはもともと後で上映する予定だった千日前スバル座・京都宝塚劇場・阪急会館でも同時公開、ということで。

 でもこのOSチェーン版「緑の館」の入手が難しいのは、ここに同時に載っている他のOSチェーンの劇場で上映された「黄昏に帰れ」「潜望鏡を上げろ」「狂った本能」っていう作品もよっぽどコケたのか…。

 いや、こんなに別の話をするのは、やはりOSチェーン版には中身がないからで…。(^^;;;
 実は「緑の館」の部分に、誰が書いたのかわからないオードリーに対する文章が載ってるんですが、そこでは“「昼下りの情事」のヘプバアンを「ローマの休日」以上に愛する。”とか「緑の館」のことが全然出てこない文章があるのが面白いです。
 きっと何かの雑誌から無断で拝借した文章なんでしょうね。(^^;

レア度:★★★★★


追記:図書館にて調べていただいたのですが、「緑の館」の大阪の北野劇場の公開は1959年5月16日〜22日で、東京の5月20日よりも早かったです。

  


Posted by みつお at 15:00Comments(0)緑の館

2007年08月23日

「緑の館」!大好きな、1959年 初公開時プレスシート

 これは「緑の館」の1959年初公開時のプレスシートです。サイズはA4。

 いきなりこちらを見つめるオードリーがキリッとしてていいですよね!
 開くと見開きでアマゾンの森の中でたたずむ小さなアンソニー・パーキンス。そこに解説が載っています。

 さらにこれは観音開きになっていて、スタッフ・キャスト、エピソード、ストーリー、主演・監督の紹介が画像と共に載っています。

 1950年代はこういうパタパタ折りたたむ形のプレスシートが多いですねー。

 裏表紙は向き合うオードリーとトニ・パキ君。ポスターになった画像の別テイクです。おそらく撮影はボブ・ウィロビー氏。

 ちなみに、このプレスをよく読むと、「緑の館」の、とある謎が解けました。

 とにかく、「緑の館」に結構思い入れのある僕は、手に入れたとき、とても嬉しかったです!
 お気に入りのプレスシートの1つです!(^-^

 「緑の館」って作品的には色々言われてますけど、やっぱりこういうスチール写真で見ると、オードリーの妖精的な魅力はずば抜けてますよね!やっぱりリーマもオードリーでなければ絶対にダメだった作品の1つなんだな~、って。監督さえ良ければね~…。

 そういえば、「緑の館」ってヒットしなくて制作費の回収が出来なかった、とかってよく読みますけど、その後は全世界でのテレビ放送やビデオ・LD発売、スチール写真の掲載、サントラの発売などでMGMも充分元を取ったと僕は考えているんですが…。

 そうそう、オードリーの伝記で、あるオードリーを讃える集いでアンソニー・パーキンスがスピーチをするのに、プロモーターが「緑の館」のフィルムを準備してなかったそうです。
 でもアンソニー・パーキンスは“いいよ。”って気にしなかったみたいで、そのエピソードを読んで、“ええやっちゃなー!”って思いました。

↓表紙・裏表紙と、中を開いたところ。池のほとりのアンソニー・パーキンスのは、さらに観音開きで開くことができます。雰囲気のある、とてもいいプレス!













絵柄お気に入り度:★★★★(なんといっても貴重な「緑の館」ですから!)

 ちなみに「緑の館」のDVD発売ですが、今現在MGMの過去の作品の権利を持っている20世紀フォックスさん(ソニーさんじゃないんです)によるとまだ予定はないそうです。残念!
 でも、メルももうお年ですから、当時を知る監督のお話とかを副音声で付けるなら急がないと!なんですけどね…。メイキングは残ってるのかな?


  


Posted by みつお at 15:00Comments(8)緑の館

2007年06月11日

「緑の館」ウィリアム・ヘンリ・ハドスン著

 今日は1958年(オードリー29才)撮影の「緑の館」です。

 これは「緑の館」の原作本です。ここで紹介しているのは新潮文庫版。
 ただし、これは原作が傑作なので、戦前から何社からも出版されています。子供向けの本も過去に何種か出版されています。

 現存する物では岩波文庫の物が手に入れ易いですが、正直オススメできません。
 というのも、岩波文庫版は“You”という部分を“あんた”と訳してあるからです。これは致命的な欠陥!!
 これではリーマの妖精性が出ません。いくらアマゾンと言っても、女ターザンじゃあないんですから…。

 アベルのことを“あんた”呼ばわりする俗っぽいリーマでは、オードリーをイメージするのは到底無理。

 こちらで紹介の新潮文庫版はとても上手に訳されています。初版が1958年ですから、映画の「緑の館」に合わせての出版。あとがきでもオードリー・ヘプバーン主演の映画が公開されるので、年少者のために多少読みやすくしてあるとのこと。
 アベルのこともちゃんと“あなた”と呼んでくれるので、ずっとオードリー=リーマで読み進められます。

 ところが、これはこれで大きな難点が!年少者のために手加減したため、はじめと終わりがカットされた抄訳版になってしまってるんです!
 だから主人公は始めの方、ずっと名無しの権兵衛さんだし、最後にリーマのお骨拾いのシーンもなし。

 では、古本でどういうのがあるのでしょうか。戦前のものは、正直今と仮名遣いが違うし、漢字も旧漢字や正漢字ばかりで、めっちゃ読みづらいと思うので、止めたほうがいいでしょう。
 角川文庫には映画の公開に合わせた出版の物があるし、1997年にはちくま文庫というところから発売されてます。
 読んでもいないのにオススメするのはどうかと思いますが、角川文庫やちくま文庫のを買うのがいいんじゃないでしょうか。(^^;;;
 “あなた”と訳されていれば文句なし!です。

 内容はですね~、すんごくいいですよ!映画ではメルの監督が拙くて描ききれていない部分もしっかり書かれていますし、さすがに傑作と言われるだけのことはあります。新潮文庫版のは中学時代、本当に何度も何度も読みました。
 
 かなり感情移入して読んでしまい、結末でリーマが死んでしまうのがイヤで、ラスト近くでは違う結末を頭の中で考えていました。(^^;;;

 それに原作は映画のように原住民に悪いヤツが一人いる、という設定ではなく、本気でみんなリーマを魔女だと思って殺すんです。
 それで怒りに駆られたアベルは他の部族をたきつけて、一度はお世話になった部族を皆殺しにしてしまうんですよね。

 映画ではたいした役柄でもないんですが、原作で僕の好きなキャラクターにクラクラ婆さん、というかわいいおばあちゃんがいるんですが、皆殺しにされたあと、そのクラクラ婆さんの亡き骸が転がっているシーンは、かわいそうでかわいそうで…。

 リーマもクラクラ婆さんも死んでしまう悲しい結末…。別のラストを考えたくなるのはしかたないですよね。(^^;

オススメ度:★★★★★(映画「緑の館」の補完の役目を果たします。これを読んで映画を見れば、頭の中で描き足りない部分を追加できるので、映画がより良く観れます。)


  
タグ :緑の館


Posted by みつお at 15:00Comments(0)緑の館原作本

2007年04月18日

第1位「緑の館」!1959年初公開版 北野劇場版パンフレット

 昨日、DVD発売速報の記事を追加しています。まだご覧になってない方は、そちらもどうぞ!

 今日は検索キーワード第1位の「緑の館」から1959年初公開北野劇場版です!
 この「緑の館」が一気に6位から1位になったんです!いったいどうしたんでしょうねー。BS2での放映のせいかな?
 大慌てで6位から1位の記事を入れ替えたんですよ。(^^;

 “緑の館”をはじめ、“映画 緑の館”“緑の館 映画”“緑の館 オードリー・ヘプバーン”など、現在全部で154hit!オードリー映画の中ではマイナーな方なので、みなさん情報を求めてらっしゃるのかもしれないですね~。

 そう!僕もそうでした!「緑の館」に関して情報が少なすぎるので、ファンになった当初「緑の館」のことって、なんでも探していました!
 だから今でも「緑の館」に関しては思い入れが大きいのかも…。

 でもこんなに関心があるなら、DVD出しても結構売れるんじゃないですか?(^-^
 ただMGM映画は権利が2転3転してるので、なかなか出てこないとは思います…とか言ってるうちにブルーレイやHD-DVDという次世代メディアになってしまうかもしれませんが。

 で、今日紹介のパンフですが…んん?何、これ。以前やったやん。と思った方、違うんです。東京有楽座のものと比べて、まず館名が違います。こちらは大阪の北野劇場。北野劇場といえば、西の雄ってことで、かなり大きな劇場。もちろん当時は1500人近い収容人数だったんじゃないかな~。

 内容もね、違うんです。こちらが有楽座のものより、ページ数4pほど少ない!有楽座版のウリだった津田秀夫さんの長文解説が丸々カット!うきゃー!なんてことを!
 こりゃ大阪の人、可哀想ですよ~。東宝直営の映画館ですから、このパンフも東宝関西支社が作ったんでしょうけど…「パリの恋人」の頃と比べてえらいやる気失くしてますよねー。東京版にはないところなんて何もないし…。

 しかし有楽座のパンフでもそうでしたが、この画像ってアンソニー・パーキンスの顔が妙にオッサン臭い!この時はまだまだ若くてカッコよかったはずなのにね。
 それに有楽座のと比べて手に斑点いっぱい出ててヤバイよ!早く病院行かなきゃ!(^^;;;

 オードリー作品だけのパンフレットで表紙が共演者と2人になるなんて、この「緑の館」が初めて!それまでは全部オードリーだけの表紙だったし。そのオードリーと対等に表紙に並ぶとは、いかに当時アンソニー・パーキンスも人気があったかわかりますよね~。

 まだ「サイコ」のイメージが付く前の、青春スター真っ只中のアイドル、トニ・パキ君。
 彼はこの「緑の館」でオードリーと共演することが決まっていたために、ビリー・ワイルダー監督の「お熱いのがお好き」のオファーを蹴ったらしいです。
 結果としてこの選択は失敗だったのでしょうか…。そうなんでしょうねー。

 トニ・パキ君は、メル・ファラーの監督ぶりに、“この作品は失敗する!”と撮影中から思ってたそうなので、あとでビリー・ワイルダー監督の「お熱いのがお好き」の出来と比べて“しくった!”って思ったでしょうね。
 でも失敗してもオードリーと共演する方がマリリン・モンローと共演するよりよかったのかな?

レア度:★★★★★(関西でも全然見つかりません。なんででしょうねー。)


追記:「緑の館」の大阪北野劇場での公開は1959年5月16日〜22日で、東京有楽座の5月20日よりも早かったことになります。

  


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2007年04月02日

「緑の館」59初版映画実業出版社版パンフ これぞ復刻版の元!

 今回は「緑の館」1959年初公開時の映画実業出版社版パンフレットの紹介です。

 これこそが復刻版の元になったパンフであり、表紙がおんなじの日本映画出版社の物とは全く中身が違います。日本映画出版社との違いは右下のMGMロゴの有無。表紙は復刻版みたいに緑の発色がケバくないです。

 中身スカスカの日本映画出版社の物とは違い、“好ましきカップルオードリーとメル”、“主題歌「緑の館」”の訳詩、それと前半1/4の部分だけだけど、津田幸夫さんの“「緑の館」を見て”の解説付き。
 なんせ大阪の雄・北野劇場版「緑の館」パンフよりも読む分量だけだと多いんだからすごい!本命有楽座版に次いでの内容の濃さを誇ります。
 より良い物を作ろう!という出版社の意欲が感じられる出来に満足。(^^

 →右の写真はこのパンフでの“物語”の載っているページ。日本映画出版社の物と違って、ど真ん中のページでもないですし、レイアウトも全然違うのがおわかりいただけますか?

 ところで、この映画実業出版社という会社…他にオードリーのパンフでは見当たりません。まあこのパンフも中にこの会社の広告がたまたまあったからわかっただけで、裏表紙に記述があるわけでもないです。ということは出版社不明のパンフの中にもこの会社の物があるのかもしれませんが…。

 それよりもこの会社名で思い出すのが大阪映画実業社、略して大阪映実!…これって大阪映実の前身なのか、大阪映実の東京支社と言われる会社なのか…!とにかく無関係とは思えません。
 おそらくこれが90年代まで生き残って、ヘラルドの配給時の復刻版を次々作ったエイジツだと思われます。

レア度:★★★★★(見つけるのはかなり難しいです。日本映画出版社の物と間違えないように。)


  


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