2007年03月24日

「緑の館」59年初版日本映画出版社版 復刻版の元…ええっ!?

 さて、「緑の館」84年リバイバル復刻版のところで書いてずっとほったらかしになっていた、

“この復刻版、あなどってはいけません!これを持っていたおかげで、後々すんごい事実が判明することになるのです!!”

の件ですが、今回はその続きを…。

 ←まずはこちらを見てください。これは渋谷宝塚の館名が入っていますけど、館名入りとMGMのロゴがない以外は復刻版と同じ。

 これを手に入れたとき、“やった~!復刻版の元を手に入れた~!”って思いました。でもまあ中身は既に知っているわけだし、嬉しさも中くらいなり「緑の館」、って感じだったのですが、中身を見てみてびっくり…………!!!!!

中が復刻版のものと全然違う!!!え~~~~っ!!!!

 えっ、えっ!?って何度も復刻版とこれを見比べたのですが…隅からスミまでまるっきり違いました!
 でも全く違うパンフを入手出来たということで、嬉しさ倍増!!!

 ←ちなみにこれは同じく日本映画社の「新宿劇場」館名入り。

 このタイプには裏表紙に“日本映画社”の表記があり、復刻版のほうはよーく読めば中に“映画実業出版社”であることがわかる広告が!
 「ローマの休日」の本所映画館一般版みたいに、同じであろう出版社が表紙同じで別の中身を作る例はあったんですけど、違う出版社が同じ表紙を使うなんて!!

 この当時の映画パンフレットの作り方って、どうなってたんでしょうね。もしかしてどこかが画像を職人さんに着色してもらって、表紙用にレイアウトしたものをいくつも提供してて、その中から各出版社が好きなのを選んで買っていたとか?それでたまたま日本映画社と映画実業出版社が同じになってしまったのかな~…。
 だってですねー、「緑の館」っていう題名まで同じ傾いた入れ方してるんですよぉ~~!

 →右の画像は「物語」の載っているページなんですが、このパンフではど真ん中の見開きページです。

 また追って映画実業出版社の物を紹介しますけど、物語のあるページは全然違います(別の出版社の発行なんだから当然っちゃあ当然ですけど)。

 館名入りパンフが多くて、映画実業出版社の物より格が高そうな日本映画社版ですけど、中身に関しては全然負けてます。読むところほとんどありません。

 もし本所映画館の館名入りがあるとすれば、おそらくこれじゃないかな?って思ってます。

 とにかく、復刻版を先に持っていたからこそ判明した、恐ろしい事実だったのでした!
 コレクター間では馬鹿にされてアウト・オブ・眼中!でかわいそうな復刻版ですけど、こういう新しい発見などの役に立ってくれることもあるんですよ。(^-^
 そうそう、「カタログ オードリー・ヘプバーン」に付いていた「ティファニーで朝食を」の復刻版も同じような役に立ちましたしね。

レア度:★★★★(この日本映画社版にも館名無しのがあるので、映画実業出版社との見分け方は、右下にMGMのロゴがあるかどうかです。)


  


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2007年03月07日

「緑の館」1959年 初公開版B2ポスター

 これ、「緑の館」の初版ポスターですけど…。当時は(今でも?)映画会社が力を入れてる映画のB2ポスターは2種類作られるんですけど、「緑の館」はこれしか知りません。

 でもこれどうでしょう…オードリーもアンソニー・パーキンスも顔がよくわかんないんですよ。オードリー作品ならもっと顔がドーンと載っててもよさそうなんですけどねー。
 当時大人気のオードリーファンにもトニ・パキ(アンソニー・パーキンスの愛称)君ファンにも顔を立てようとして、こんなぼやっとしたビジュアルになってしまったんでしょうか…。
 画像自体はボブ・ウィロビー撮影のものっぽいです。

 このポスターのキャッチコピーはこんなの。

「美しく神秘な森に漂う甘美なロマンのムード!!」

あちゃー。これでは見たいとは思わないなー…。(^^;;
 まあでも、1950年代にありがちな、“世紀の巨編!”とか“最高の感動作!”とかっていう大げさなコピーは書いてないし(というか作品が作品だけに書けなかったのか?)、まあこんなもんなのかな?

 右の白抜き文字のコピーの下に黒い文字ありますけど、そのまた左に小さく小さく
「主題歌:ビクターレコード」
って書いてるんですよね。「緑の館」のサントラの話に書きましたが、これがアンソニー・パーキンスの歌だったのかどうなのかがナゾ。確かに当時トニ・パキ君が契約してたのビクターだし。持ってる方、いらっしゃいませんか?

画像お気に入り度:★★★(心理的にはご贔屓にしてる「緑の館」ですから★1つオマケ)

 さて、今日で4日続けてササッと読めるまあまあ短い文章が続きましたが、明日は臨時で変更がなければ、非常に(非情に?)長い文章になってますので、覚悟していらしてくださいです。(^^;;


  


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2007年01月26日

本命版「緑の館」1959年初版 有楽座館名入りパンフレット

 はい、これは1959年初版の有楽座版です。これが「緑の館」の本命版といわれてます。サイズはB5。

 さすがに本命版だけあって、写真も綺麗だし、「緑の館」のすべてのパンフの中で一番ページ数も多く20p。真ん中のページあたりには画像だけのページがあるなど、贅沢なつくり。

 そして、このパンフのウリは、「緑の館を見て」という津田幸夫さんという方の解説。これ、復刻版にも載ってたんですけど、全然分量が違う!復刻版に載っていたのはこの解説のほんのサワリの部分。全体の1/4から1/5に過ぎません。このパンフを入手して初めて全容が読める、というわけ。
 現在、「緑の館」に関しての文章があまりに少ないことを考えると、これはとっても貴重。

 難を言えば、全体的にもっと珍しい画像を採用して欲しかった…ってどれが将来珍しい画像になるかなんて、公開当時にわかるわけないけど(笑)。

 「緑の館」はそんなにヒットしなかったので、このパンフはとてもレアだと言われ、高額で取引されてますけど、実は意外とよく出る。「緑の館」パンフの中では一番入手が簡単なくらい。裏表紙違いがあるところを見ると、パンフを追加で刷るなんて、現在世間で思われているほど実際はコケてないんじゃないか、と思います。主演が当時大人気のコンビだしね。

レア度:★★★


追記:「緑の館」の初公開は、1959年5月20日の有楽座とされていますが、実際には大阪の北野劇場にて5月16日から公開が始まっています。

  


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2007年01月15日

不運の「緑の館」84年リバイバル 復刻版パンフレット


 さて、今回は「緑の館」84年リバイバルの復刻版パンフレットのお話。サイズはB5。

 なぜ「緑の館」のパンフのトップに復刻版の話が?まあ聞いてくださいよ~、実はこれにはいろいろと複雑な話がありまして…。

 「緑の館」の初公開は59年。あまりの不評にリバイバルは無いと思ってましたけど、それから25年後の84年、日本ヘラルド株式会社がなんとも凄いことに、リバイバルの権利を手に入れました!

 84年といったら、怒涛のオードリーリバイバルの幕開けの年で、「噂の二人」と一緒の年。一般受けしそうな「ローマの休日」も「麗しのサブリナ」のリバイバルもまだ来年のお話。
 数あるオードリー作品の中で「噂の二人」と「緑の館」を最初にぶつけてくるなんて!凄い!快挙(暴挙?)!パチパチパチ!
 その公開に合わせて刷られたのがこの復刻版で、中にはきちんと1984年発行の印が…でも本当に1984年にリバイバルされたんでしょうか?

 84年からのリバイバル、きちんとチェックして大阪まで見に行ってた僕は、ある映画のリバイバルの時、上映されてもいない「緑の館」のパンフレットを売っているのを発見!あれ~~「緑の館」なんてリバイバルしたかな?東京でだけしたのかな?って思いながらも購入。でもやっぱり気になった僕はその劇場にTEL。“あのー、おそらく大阪ではリバイバルしてない「緑の館」のパンフが売ってたのはなんでですか?リバイバルはしてくださらないんですか?”。
 そしたら、“「緑の館」は東京の劇場でかけようとフィルムを取り寄せたら、ザーザー雨が降ってる状態(傷だらけ、ということですね)であまりにも状態が悪かったからやめたそうなんですよねー。こちらでも上映の予定はないです。”との答え。え~~~~~~!!!がっかり~~。と思いながらも納得したんですが…。

 結局その後も日本で一番集客力のある東京と関西で1度も劇場にかけられることなく権利切れをおこしてしまいました。そして東京と関西のオードリーファンの、一生で一度あるかないかの「緑の館」を大スクリーンで見る!という夢のようなチャンスは失われたのでした…。うきゃーーー!
 で、日本ではいったいどこで「緑の館」を劇場で見る!という超幸運な栄誉に浴したんでしょうかねー?名古屋、札幌、熊本、長崎では公開されたということはわかっているんですけど…。

 そんなリバイバル状況だから、パンフの刷られた84年には実は日本全国どこの劇場にも乗らなかったのではないか、と思ってるんですけどね。もっとあとで名古屋とかに回っていったのじゃないかと。そして、復刻版としては異様にレアなこのパンフ。地方の劇場でしか見れなかったからしかたないですよね。劇場で見れた方、本当におめでとうございました!!と言うしかないです…。今なら公開している地方を調べて、わざわざ見に行ったのでしょうが…(涙)。

 さて、復刻版のパンフは妙に表紙のグリーンが鮮やか!オリジナルはこんなケバい緑じゃないし。でもレア。「緑の館」は公開するたびにレア物を作り出す(笑)!次の25年後は2009年ですね。どこかの配給会社でリバイバルして欲しいよ~~~!(T T

 で、この復刻版、あなどってはいけません!これを持っていたおかげで、後々すんごい事実が判明することになるのです!!きゃ~~~~~~っ!!!!!えっ、なになに?持ってないと気づかないその恐ろしいこととは…???それはまたいつか。あ~持っててよかった!

レア度:★★★(復刻版なのに、入手が難しい…。)


追記:関連記事
「緑の館」59初版日本映画出版社版 復刻版の元…ええっ!!? 
「緑の館」59初版映画実業出版社版 これぞ復刻版の元!

  


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2007年01月06日

「緑の館」全世界3000枚!完全限定版サントラ

 パンフでもサントラでも、なんか手に入れるのが難しいものばかり紹介してきたので、今回は今ならまだ入手が間に合うオードリーのオリジナル・サウンドトラックをご紹介。

 出ました出ました、「緑の館」サントラ!
 これ、2005年の8月くらいに出たばっかりなんですよね。
 それまで、「緑の館」は公開当時にEPレコードが出ただけで、それ以降サントラは発売されてなかったんですね。

 ところが「緑の館」ってヒットしてないもんだから、そのEPはまぼろし化してて、ファンやコレクターやサントラ業界の人でもその存在があることを知らないっていうものだったんです。

 僕もあるオードリーの本でその存在を知っていたものの、もちろん持っている人は皆無。それがこうして公開後50年ちかく経ってアルバム化された嬉しさ!ホンとネットで見つけたときは“ぃやった~~!!!”って感激でした。 

 だいたいこのサントラ、映画がヒットしてないという以外に、作曲家がエイトル・ヴィラ=ロボスとブラニスラウ・ケイパーって2人がかり。

 もともとクラシック作曲家のヴィラ=ロボスに作曲を依頼したけど、製作者や映画会社の意向でほとんどケイパーによって改変されてしまったんですよね。
 がっかりしたヴィラ=ロボスは後で本来作りたかった「緑の館」を「アマゾンの森」として別に発表しちゃったんですよね。こちらもCDが入手可能です。

 で、こんな風に複雑に権利が絡まっているだろう「緑の館」なので、CD化は難しいんじゃないかなーって思ってました。サントラアルバムを出そうと思った人に感謝!

 で、「アマゾンの森」も「緑の館」サントラも手に入れましたけど、かなり「アマゾンの森」の方は音楽が荒々しいです。
 もちろんこれも素晴らしいのですが、オードリー映画としての“甘さ”を求めた映画会社はケイパーに愛のメロディみたいなのを書かせたんでしょうね。
 さらに「緑の館の歌」という主題歌まで書いてます。これは映画中ではアンソニー・パーキンスが歌ってて、最初映画を見たときは聴いてるこっちが恥ずかしくなりましたが、今は慣れました(笑)。

  「緑の館」公開当時の劇場ポスターには“主題曲”ではなく、“主題歌:ビクターレコード”って書いてあるので、トニ・パキさんの歌う「緑の館の歌」が発売されてたのかな?とも思うのですが、なんせ持っている人がいないので、確認のしようもありません。

 当時青春スター真っ只中だったトニー・パーキンスは、結構「月影の渚」他のレコードを出していたようなので、可能性は大いにありです。

 今回のアルバムはそのアンソニー・パーキンスの歌う「緑の館の歌」は収録されてなくて、音楽のみです。ここまで出すんやったら「緑の館の歌」も入れればいいのに!とは思いましたが、収録時間が79分53秒というCDの限界ギリギリなのを見て、こりゃムリだ!と。

 さて、全曲を聴いた感想は、意外とアマゾンの民族音楽風な曲や重い曲が多くてびっくり!
 映画を見ての印象ではもっと甘い音楽が多いのかと思ってましたが…。全曲を聴くと疲れます。
 あとで軽い「おしゃれ泥棒」や「パリで一緒に」を聴きたくなります(笑)。

 でも音質は1958年の作品とは信じられないくらい素晴らしい!一瞬オリジナル・サウンドスコアかと思いましたが、ちゃんとオリジナル・サウンドトラックでした。

 あと、このサントラで嬉しいのは、ライナー・ノートが「緑の館」写真集っぽい分厚いつくりであること!24pもあります。
 なんせ「緑の館」はこんにちでは取り上げられることが少ないですから。

 ただ、ストーリーを追っているようなので、当然実質脇役のオードリーよりも、「真の主役」アンソニー・パーキンスの方が写真が圧倒的に多いのですが…。

 裏ジャケットはこんな画像。ラストシーンの後光を放つリーマです。さらにオードリーのピクチャー・ディスク仕様。

 また、やっぱり作曲家二人に気を遣ったのか、CDの背の部分は片側が「ヴィラ=ロボス」、もう一方が「ブラニスラウ・ケイパー」になってました。

 全世界で3000枚だけの限定プレス。僕も見つけてアマゾンで即!注文しましたけど(「緑の館」にちなんだわけではないです)、なかなか届かなくて…。
 焦った僕はそれ以外のHMVとタワレコの2箇所でも発注。結局3枚持ってます。世界の1/1000は僕のところにあるというわけですね(笑)。今ならまだなんとか手に入るようなので、手に入れたいかたは、お急ぎを!

レア度:2007年1月5日現在では無し。ただし、残りわずかなので、急に入手困難になる可能性あり。輸入版なので、“GREEN MANSIONS”で検索してください。

曲のオススメ度:★★★(全曲はしんどいです。でも甘い部分はとてもいい!)


追記:その後、入手は困難になっています。今確実に手に入るのはHMVです。←左のHMVのバナーで“green mansions”とタイトル検索してください。(2007/9/11)

  


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