2016年01月30日

オードリー再ブームの幕開けを告げる85年 “ゴールデンシアター” チラシ

 今回は、1985年から始まるオードリーの再ブーム期の最初期(たぶん)のチラシの紹介。

 これは東京銀座文化2(現シネスイッチ銀座)での“ゴールデンシアター” というくくりでの上映の際のチラシです。
 掲載作品は「麗しのサブリナ」「噂の二人」「ローマの休日」の3本。

 1984年から日本ヘラルド映画株式会社(現:KADOKAWA)によるクラシックフィルムのリバイバルが続々と始まるのですが、オードリー作品では85年初頭に「噂の二人」という渋い作品からリバイバルがスタート。それに85年は「麗しのサブリナ」と「ローマの休日」が続きます。

 「噂の二人」は既にこの劇場で2回目、「麗しのサブリナ」と「ローマの休日」は最初の上映になるのがこの3作載っているチラシだと思われます。
 ちなみに最初の「噂の二人」のリバイバルチラシはおそらくあれだったのでしょう。

 85年公開時の「ローマの休日」と「麗しのサブリナ」のチラシって無いなあ〜と思っていたのですが、今回これをブログで取り上げるにあたって何年のものか万年歴で調べてビックリ!1985年でドンピシャでした!

 このチラシで見る限り、「麗しのサブリナ」の方を先に劇場に掛けたみたいですね。上映期間は11/30〜12/13が「麗しのサブリナ」、12/14〜12/27が「噂の二人」、12/28〜1/16が「ローマの休日」と、「ローマの休日」のみ少し長くなってますし、お正月にぶつけてきてますね。お客さんの入りを当て込んでるんでしょうねー。

 この日本ヘラルドのリバイバルは、これまで本来の権利元の配給会社が放置し打ち捨てていたような過去の名作を、続々と独自に買い付けて劇場で上映していくという企画。

 これが結構当たったのだと思いますが、1930年代〜1960年代の名作が日本ヘラルドによって次々にリバイバルされました。
 この時期、戦後すぐ(40年代後半〜50年代)に公開された作品の観客層がまだ50代〜60代で元気だった頃。往年の名作を懐かしもうと、劇場に訪れたのだろうと思います。

 その中でもちょっと変わっていたのがオードリーの諸作品。
 観客が、初公開時に見たお母さん方(40〜50代)とその娘さん(10〜20代)というパターンが多かったのだろうと思いますが、どうも他の作品群よりも興行収入が良かったのでしょうねー。やがて若い女性にも新たなオードリーファンがどんどん生産され、ついにはオードリーの作品のみが続々とリバイバルされていくようになります。

 やがてそれはオードリーの大ブームになっていき、多くの雑誌でオードリーの特集が組まれ、オードリーが載っていれば売り上げがグーンと伸びる、と言われるようになっていきます。そしてブームに気づいた大手各社が87年からCMでオードリーをバンバン使い始めるようになります。

 しかももうブーム最後の方には「パリで一緒に」までCMで使われるようになり、ああ、もうヘラルドにこれしか作品が残ってないんや〜!と驚嘆していたのを思い出します。
 90年代でのNHKの100万人アンケートでは、10代〜60代以上までの全世代でオードリーが好きな女優のトップ!という結果になっています。

 それまでオードリー作品はもう儲からないと見向きもしなかった本来の配給会社でも “儲かる” オードリー作品をリバイバルし始めるようになり、最終的には95年までに「尼僧物語」と「許されざる者」と「ロビンとマリアン」以降と初期未公開作品を除くなんと15作品が全部で19回もリバイバルされました!

 ホンと1975年〜1984年の暗黒期を知っている身からすると、85年〜93年くらいまでのオードリーの復権及び伝説化は目をみはるものがありました。
 関西でも、次から次へとあっちでもこっちでも間を置かずにオードリー映画が上映されていて、大阪や神戸をウロウロしていたものです。近畿でもそういう感じだったのですから、東京圏はもっと凄かったと思いますよー。

 「噂の二人」から始まったリバイバルは “えええ〜〜〜っ!” という驚きだったのを思い出しますが(なんせ絶対に劇場リバイバルは無いと思っていた「噂の二人」でしたしね)、もう既にあれから31年も経っているんですよねー。

 というわけで、これはまだ日本ヘラルドがオードリー作品をクラシック作品の一部と見なして公開していた時のリバイバルですけど、これがブームの前触れの最初期のチラシなんだなーとわかると感慨深いものがあります。

 裏面の解説ですが、ごく一部をちょっと抜粋。

「麗しのサブリナ」
 “第二次世界大戦の影響で若手男優が育たなかった為、オードリーの共演相手ももっぱら二十〜三十歳も年の違う中年ばかりであったわけだが、観る側にとっては『あの大スターまでもがオードリーに夢中になっている』という様な印象があっただろうし、またそのことがオードリーを大女優として成長させたとも言えるだろう。”

 「噂の二人」
 “テーマの上での本当の主役はむしろ共演のシャーリー・マクレーンであり、オードリーは作品の格調の高さを象徴する美しさと共に演技力で勝負させられ、そしてまた見事にその期待に応えたのである。”

 「ローマの休日」
 “オードリー以前のハリウッドの女優には常に美貌と共にグラマラスな肉体が要求されており、彼女の華奢であたかも妖精のような魅力は観る者に新鮮な驚きを与え、以後に登場した数多くの個性的な女優たちの魅力を認めさせる契機となったわけなのである。”

ということが書いてあります。

 表面の画像は「緑の館」の頃の宣伝写真のオードリー。メル・ファーラーとの仲がうまくいってたと思うのですが、オードリーにしてはちょっと太って、顔が丸くなっている時期のものですね(といっても充分細いですが)。
  


Posted by みつお at 09:00Comments(4)麗しのサブリナ噂の二人

2011年06月04日

「噂の二人」1985年リバイバル スピード・ポスター

 午前十時の映画祭、7月の予定は、
★青の50本「シャレード」「麗しのサブリナ」:TOHOシネマズ西宮OS、TOHOシネマズ岡南、広島バルト11
★赤の50本「ローマの休日」「昼下りの情事」:TOHOシネマズ橿原、シネマパレット沖縄、TOHOシネマズ大分わさだ
です。ぜひ近所の方はごらんになってくださいねー。(^-^

 前回紹介した「関口宏の昭和青春グラフィティ」、残念ながらオードリーの貴重映像は結局出ませんでした。
 期待させてしまって申し訳ありません。m(_ _;)m
 まあ、「マイ・フェア・レディ」の初公開時の有楽座の行列の凄さが見れたのは貴重っちゃあ貴重でしたけれども…。

 さて今回紹介するのは、「ティファニーで朝食を」の陰に隠れてしまってますけど、実はこの作品も製作50周年に当たる1961年作品の「噂の二人」の1985年リバイバル時のスピード・ポスターです。

 日本ヘラルドの80年代後半のリバイバルではオードリー作品としては最初。地味で初公開では全然ヒットしなかった作品を最初にぶつけてきた日本ヘラルドの決断の凄さにまずは拍手!
 でもこれが正解で、この「噂の二人」も初公開時よりもよっぽど稼いだと思いますよ。

 さて、80年代の日本ヘラルドリバイバル作品にはB2ポスターは少なく、この「噂の二人」もこのスピード・ポスタータイプだけ。
 これはこの当時、こういうリバイバルを2本立てで上映する劇場が多く、横に2枚並べて展示するためだったんでしょうね。

 このポスターの絵柄はこの時のチラシと同じですね。
 チラシの紹介では書いてなかったんですが、チラシの方には林冬子さんの解説が載っています。
 オードリーファンでもある林冬子さんには大ショックだった作品だそう。
 また、オードリーがいつものように美しくなかった、と感想を書いておられます。

 他にも、渡辺祥子さんだったかな?送られてきたこの映画のスチールを見たとき、初めてオードリーに年を感じた、と書いておられましたね(その後の作品ではまた若くなっていたそうですが)。

 また、この作品は「昼下りの情事」と並んで日本と海外での評価の違いが大きいですよね。
 日本ではキネマ旬報の62年度第9位に選ばれるなど名作扱いなのに、海外ではあんまり高く評価されてないようです。
 日本でも淀川長治さんが、この作品をかなりけなしていましたよね。

 あと、オードリーと並んで主演のシャーリー・マクレーンが、後年“マーサは自分の為に闘わなければいけなかったのに!”ということでやはり評価を低くしてましたけど、僕はこれでいいと思ってます。

 まずは時代背景。原作の当時や、映画化された当時の状況は、同性愛に関してアメリカもまだまだ寛容ではなかったですよね。そんな時に闘えったって、そんな人がたくさんいたかどうか…。

 それと、本当はマーサは闘うべきだったのかもしれませんが、誰もがシャーリー・マクレーンではない、ということです。
 マクレーンのように自分の為に戦える人もいれば、マーサのように心折れてしまう人もいる。
 いろんな人が世の中にはいるので、これはこれでアリだと思ってます。
 だいたいこの作品の主題は、マーサの戦いを描こうとした作品ではないですしね。

 何度も観てますし、好きな作品ですけど、「戦争と平和」とは違った意味で観る時の体力が必要な作品ですね。

絵柄のお気に入り度:★★(作品のイメージとは違うけど、配色のブルーとピンクで救われてる感じ)


追記:以前はこの記事は1984年リバイバルとしていましたが、その後の調査で「噂の二人」は1985年リバイバルと判明。
 なぜ1984年だと思ったかというと、復刻パンフレットの奥付が1984年になっていたことによるものです。  


Posted by みつお at 10:00Comments(2)噂の二人

2010年08月10日

シネマ新宿 プログラムNo.2「麗しのサブリナ」「噂の二人」

 新しいオードリーの写真集が洋書で出るようです。名義は息子のショーンとルカ!これはびっくり!「Audrey 100」って本ですが、その名の通り、100枚の画像があるようです。ちょっと写真が少ないような…。(^^;;;

 「午前十時の映画祭」はもうすぐ九州です。鹿児島のTOHOシネマズ与次郎にて2010/09/04(土)~2010/09/10(金)「ローマの休日」、2010/09/11(土)~2010/09/17(金) 「昼下りの情事」です。
 鹿児島のみなさん、ぜひぜひご覧になってくださいねー!

 今回はちょっと珍しいパンフレットの紹介です。

 僕は東京のことはよく知らないのですが、シネマ新宿は新宿伊勢丹の道を隔てて駅の反対側にあったそうです。
 今の三菱東京UFJのところか、H&Mのところでしょうか。

 さて、表紙にデカデカと“名作”と書いてあるように、週替わりなんでしょうか?いろんな作品の載ったパンフレットです。

 67年5月までの過去の上映作品が書いてあるので、67年6月の発行なんでしょうね。

 中身ではオードリー作品は「麗しのサブリナ」と「噂の二人」が掲載されてます。

 特に「噂の二人」が珍しいですよね!初公開当時、興行成績がオードリー作品での最低となったものだけに、なかなか名画座でも上映されなかったでしょうし、こうしてわざわざ映画館独自のパンフに入っていることが嬉しいです!

 ま、文章は「噂の二人」も「麗しのサブリナ」も、こういうオムニバスパンフレットにはありがちな、どっかから取ってきてそのまま転載、というパターンで、取り立てて言うことはないんですけれども。(^^;

 貴重な資料だと思うのは、表紙裏に66年4月以降の上映作品がご丁寧に年度と月が載っていることです。

 それを見ると、66年5月に「ローマの休日」、8月に「ティファニーで朝食を」、9月に「昼下りの情事」、11月は「緑の館」、12月に「パリで一緒に」、67年1月は「許されざる者」、3月に「戦争と平和」とオードリー作品が上映されたこと!

 66年3月にもここでは「尼僧物語」が上映されたことがわかっているので、本当にいろんな作品が上映されてて、映画館でオードリーに会えた、ということですね。

 中でも「緑の館」「尼僧物語」「許されざる者」が劇場で見れた、ってのは凄く羨ましいですよね!

 ちなみに50~60年代の雑誌でも、劇場で見れたのは公開後だいたい7年ということが書いてあるので、59年公開の「尼僧物語」と「緑の館」、60年公開の「許されざる者」はほぼ最後の上映。

 そして少なくとも、「おしゃれ泥棒」や「いつも2人で」初公開の頃までは、オードリーの全作品がまだ劇場で見れるという、今から考えると、垂涎ものの状況だったんですね。羨まし~い!

レア度:★★★★ 劇場独自のパンフなので、見つけにくいです。


  


Posted by みつお at 09:00Comments(0)麗しのサブリナ噂の二人

2010年01月25日

「噂の二人」オリジナル・サウンド・トラック新盤

 これは「噂の二人」の新しいオリジナル・サウンドトラックのCDです。作曲はアレックス・ノース。他に「欲望という名の電車」や「クレオパトラ」なんかを作曲している人。

 年末発売されたばかりで、手元に届いたのも1月8日くらいです。
 で、早速聴きましたよ~、めっちゃ期待して!前回のでは入ってなかったメインタイトルも入っているようですしね!

 まずは旧盤に比べて、かなり音が良くなっています。旧盤は音がこもってたんですが、こちらはクリア。モノラル録音のようですけどね。

 最初にメインタイトルのオリジナル・バージョン(映画では使われなかった)が入っているのですが、全然映画と違うんです!

 映画はカレンとマーサの最初の心の状態を表しているように、穏やか~な音楽ですが、オリジナルは子供の状態を表しているようで、一見子供っぽい、明るい陽気な音楽が流れてきます。

 でもこれ、僕には、無邪気を装っていて、実はめっちゃ計算高い、子供特有のいやらしさというか狡猾さみたいなのが出てるように思います。

 自分が小学生の頃を考えると、大人にはどう見えていたか知りませんが、実はかなり色々考えてた、ってことを知っているので、特にわかるのかもしれませんね(笑)。

 で、こういう子供視点ってのがウィリアム・ワイラー監督のお気に召さなかったのか、大人目線のフィルム・バージョンのメインタイトルに変更されたんでしょうかね。
 確かにこの映画は(原作も)、子供がきっかけではあるものの、あくまでも主人公はカレンとマーサですしね。
 僕もオリジナルバージョンではなく、フィルムバージョンが採用されてよかったー!と思います。
 
 で、そのフィルムバージョンもこのCDに収録されているのですが、なぜかボーナス・トラックとして。しかもちょっと音がこもってます。

 それと!以前の「ロビンとマリアン」のサントラ新盤でもあったんですが、このサントラにも肝心の映画の曲が収録されてないという大きな欠陥があります!

 それは、子供の嘘がばれて、カレンが久々に外に歩いていった後、マーサの身を案じて駆け出すクライマックスのシーン!
 ここでの劇的な音楽(メインタイトルのアレンジ版)が入ってないじゃありませんかっっっ!!!

 これもきっとアレックス・ノースの最初に作曲したのがここに収録されているように重苦しいだけの音楽なので、ウィリアム・ワイラー監督がダメ出ししたんでしょうねー。

 うーん、しかしこれは痛い!誰がこのサントラを監修したのか知りませんが、映画を観ていたら、こんなヘマはしないと思うんですけど…。これ、旧盤でも入ってなかったし、期待してたんですけどね~。

 収録時間はわずか35分くらいだし、入れる余裕がなかった、ってことは全然ありませんよね。
 英語が出来るなら、ホンと「ロビンとマリアン」と「噂の二人」のサントラに関してはメーカーに抗議したいくらいです。

 というわけで、嬉しいながらも重大欠陥あり!ということで、未だ「噂の二人」は完全にはサントラ盤は出ていない!ということになりますかねー。

 ケースはCDを入れる部分にも画像があるという意匠をこらしたデザイン。ライナーノートは全8Pで、こちらにも画像があります。
 でも、ジャケット裏とライナーノートの裏表紙の、画像を飛ばし気味でマゼンタってのは、やりすぎかも…。(^^;
 そうそう、色使いが大阪映実版のパンフレットを思い出しました。

オススメ度:★★★



(CD)噂の二人/Alex North  


Posted by みつお at 16:00Comments(2)噂の二人サントラCD

2008年04月07日

「噂の二人」1962年初公開時 一般用パンフレット

 「暗くなるまで待って」「いつも2人で」「緑の館」に続いて、この「噂の二人」のパンフレットの紹介もこれが最後になります。
 今日は、「噂の二人」1962年初公開時の一般用パンフレットの紹介。

 出版元は不明。この当時で考えられるのは外国映画出版社、映画実業出版社、日本映画出版社のどれかですが、映画の題名と共に映画会社のユナイトのロゴが入っている所を見ると、日本映画出版社は無いな、と。

 ということで外国映画出版社(外映)か映画実業出版社(大阪映実東京支社)のどちらかだと。僕はおそらく外映版だろうと思ってます。

 それと、これが1984年リバイバルの時に復刻された元のパンフです。
 復刻版とは表紙の色合いが違います。復刻版はオードリーとジェームス・ガーナーの顔が赤っぽかったですけど、本物は黄色っぽい顔になっています。

 また表紙と裏表紙の裏が、復刻版では黒で刷られていましたが、本物は青磁色みたいな色で刷られています。それにそれらのページでモアレを起こしていた印刷は、当たり前ですが、本物ではモアレなし。
 復刻版では汚れだらけだった中身の画像も、本物では綺麗。
 
 内容はですね、残念ながら良くないです。ほとんどプレスシートと同じことが書いてあるだけ。このパンフだけのものは何もなし。
 おそらく全「噂の二人」パンフの中ではページ数(12p)だけでなく、内容も薄いもの。

 でも、初公開当時、全国的にヒットしなかった「噂の二人」だけあって、入手が難しいのなんのって!
 激レア揃いの「噂の二人」パンフでも、松竹版と並んで入手が最も難しい!

 松竹セントラル劇場版と、大阪映実版はまだお目にかかれるチャンスがありますが、これはほとんどありません。
 1984年に日本ヘラルドがリバイバルした時に、誰かからパンフを借りて復刻したんでしょうが、よくまあこのパンフを持ってましたねー!と。

 オードリーの「噂の二人」がロードショー館の松竹セントラルで大コケしたぞー!って噂が広がると、当然一般館はそんな稼げない映画は上映したくないでしょうから、上映する映画館もかなり限られたんじゃないかなー。
 だからこの一般館用のパンフが出回らないのは当然っちゃあ当然。

 なので、これが復刻されてよかったー!とも思います。内容的にではなく、入手の問題で。
 復刻でもしないと、ほとんど人の目に触れない幻のパンフだったんでしょうねー。

レア度:★★★★★


  


Posted by みつお at 16:00Comments(0)噂の二人

2008年02月08日

「噂の二人」1962年初公開時 プレスシート

 今日は「噂の二人」の1962年初公開時のプレスシートを紹介します。

 ←これが折りたたんだ時の状態なんですが、かなりパタパタ変則的に折られています。







→まずは右の部分を開いて…
黄色の画像が登場して解説が読めます。



 →次に左の部分を
開いて…
撮影余話が
読めるようになります。



 


→最後に下の部分を
開いて…
これで物語と
キャスト紹介が
読めます。





 

→これは全部開いた
時の裏面
(というか表面)
ワイラー監督と原作者
リリアン・へルマン
の話
が載っています。




 豪華で嬉しいんですが、なんだか映画の内容に比べてちょっと派手な感じがしますね。(^^;
 ユナイト映画は「許されざる者」のプレスシートも変則折りみたいですし、こういうのが好きなのかもしれませんね。

 ちなみにこの時のチラシも変則折りのようです。(ゴマちゃんさんのサイトへゴー!)


  


Posted by みつお at 15:00Comments(0)噂の二人

2008年01月08日

「噂の二人」62年初公開時 大阪映実版パンフレット

 はい、今日は「噂の二人」1962年初公開時の大阪映画実業社(大阪映実)版をご紹介。

 映画の内容に即してと言うかなんと言うか、暗い配色ですね。(^^;
 でも黒の方ではない色…なんというか赤紫茶色みたいな色…はパール色で、光ってるんですよ。これがお金かかってます。

 また中身も2色刷りだし全16pだし、1963年公開の「シャレード」までは当時まだまだ一色刷り12pが基本だった大阪映実のパンフとしてはお金がかかってるのがわかる作り。

 オードリー作品だから大ヒット間違い無しと踏んで広告が取れたのか、あちこちに広告が。
 裏表紙は懐かしいミノルタカメラの宣伝があります(現在のコニカミノルタはカメラ事業から撤退)。

 これらの広告収入で豪華なパンフが作れたんでしょうかねー。

 さて、中身は記事はたいした物がないのですが、本命の松竹セントラルシアター版でも使ってないレア画像が豊富で、とてもいいです!
 …って書きたいのですが、このレア画像がくせもの。

 これ実は「噂の二人」の撮影が始まった頃の「映画の友」だか「スクリーン」だかの写真部分をパクッたもの。
 なので最初についていた仮題の“THE INFAMOUS”までそのまんま転載。

 もし僕がたまたまこの記事のページを持ってなかったら、このレア画像達を見て高評価だったパンフなのでしょうが、裏事情を知ってしまうと残念ながら…。(^^;

 それと、キャスト紹介のページで、まずオードリーとシャーリー・マクレーンの紹介が見開きであった後、ページをめくって助演スター何人かの紹介になるんですが、ここにでかでかと“ヒロイン クローズアップ”というタイトルでジェームス・ガーナーが…。
 あちゃ~、ジェームス・ガーナー演じるジョー医師って、この作品では女性的な役回りでしたかー、まあ言われてみれば…みたいな。(^^;;;

 入手はレア物ぞろいの「噂の二人」の上に大阪版なので覚悟してください。本命の松竹セントラルシアター版よりも難しいです。

レア度:★★★★


  


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2007年12月15日

「噂の二人」1985年リバイバル時 スピードポスター型チラシ

 これはポスターではないです。「噂の二人」の1985年リバイバル時のチラシです。
 サイズはB5の縦半分のサイズ。

 もちろんチラシなので、裏面には簡単な解説と物語が載ってます。

 「噂の二人」はオードリー作品全体で見ても地味~~な作品なので、リバイバルなんて一生無いかと思ってましたけど、こうしてリバイバルしたんですよねー!

 本当に日本ヘラルド様々ですよねー。しかもオードリー作品でリバイバルが最初だったっていうのも凄い英断だったと思います!初公開時、オードリー作品でも一番ヒットしてない作品みたいですし…。

 1990年代まで劇場で上映してましたけど、今となってはやっぱりこうして映画館で「噂の二人」が観れたってことは、凄いことなんでしょうねー。

 果たして今後リバイバルすることってあるんでしょうかねー?なかったら、これが最後の「噂の二人」チラシになります。
 そういう意味でも、貴重なチラシかも??


追記:以前はこの記事は1984年リバイバルとしていましたが、その後の調査で「噂の二人」は1985年リバイバルと判明。
 なぜ1984年だと思ったかというと、復刻パンフレットの奥付が1984年になっていたことによるものです。

  


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2007年10月04日

「噂の二人」…62初公開「ワン・ツー・スリー」松竹セントラル


 これは1962年日本公開のビリー・ワイルダー監督の「ワン・ツー・スリー」という映画の松竹セントラル・シアターの映画パンフレットです。

 なんでこれが「噂の二人」パンフになるのかというと、このパンフレットの中のグラビア4ページ、全部次回公開の「噂の二人」の紹介に費やされているからです。

 映画自体は地味だけど、出来もいいし主演はオードリー・ヘプバーンとシャーリー・マクレーン。それにジェームス・ガーナー。監督はウイリアム・ワイラーってんで、松竹もえらく「噂の二人」には期待したようですね。





 上映中の「ワン・ツー・スリー」を削ってでも「噂の二人」。
 で、「噂の二人」がどうなったかというと、それは松竹セントラル版松竹版で述べたとおり。
 見事に玉砕したのでした…。

 この「ワン・ツー・スリー」、表紙が2種類あるところを見ると、思ったよりはお客さんが入ったようですね。
 向かって左の表紙は「戦争と平和」や「昼下りの情事」の松竹セントラルとおんなじような表紙のデザインだし、右のは「噂の二人」っぽくなってますから、左が先で右が後で刷られたものなんでしょうね。

レア度:★★★★


  


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2007年08月05日

「噂の二人」1985年リバイバル 復刻版パンフレット

 「噂の二人」が62年の初公開時にはヒットしなかったおかげで、どのパンフレットも入手困難であることは、以前松竹セントラル劇場版松竹版のところで書きましたが、85年のリバイバルはその後オードリーの人気が再燃したこともあって、何度も劇場にかけられ、きちんとヒットしたようです。

 その際に売られたのがこの復刻版パンフレット。
 ヒットしただけあって、出回っている数が多く、入手は簡単。

 正直、初公開時のパンフが全部入手困難で、かつ高価なので、もし「噂の二人」のパンフをとりあえず1冊入手して読みたいなら、これにしておいたほうが無難ですよ!って。

 他はよっぽど覚悟しないと買えません。
 お金さえ積めば…って、なかなか出てもこないし。

 実際、この復刻版のもとになったオリジナルの初公開のは「噂の二人」でも最も入手の難しい1冊。

 オリジナルとの見分け方は、この復刻版の表紙は妙に印刷が赤いこと。ほら、この画像でもわかると思いますが、オードリーとジェームス・ガーナーの顔、どちらもちょっと赤ら顔でしょ?
 オリジナルでの二人は黄色い顔してます。で、オリジナルの話はまたいずれ。

 でも「噂の二人」って、この2人が“噂”なんじゃないんですけどもね。この表紙でよかったんでしょうか?(^^;;;

レア度:なし。


追記:以前はこの記事は1984年リバイバルとしていましたが、その後の調査で「噂の二人」は1985年リバイバルと判明。
 なぜ1984年だと思ったかというと、このパンフレットの奥付が1984年になっていたことによるものです。

  


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