2008年04月07日

「噂の二人」1962年初公開時 一般用パンフレット

 「暗くなるまで待って」「いつも2人で」「緑の館」に続いて、この「噂の二人」のパンフレットの紹介もこれが最後になります。
 今日は、「噂の二人」1962年初公開時の一般用パンフレットの紹介。

 出版元は不明。この当時で考えられるのは外国映画出版社、映画実業出版社、日本映画出版社のどれかですが、映画の題名と共に映画会社のユナイトのロゴが入っている所を見ると、日本映画出版社は無いな、と。

 ということで外国映画出版社(外映)か映画実業出版社(大阪映実東京支社)のどちらかだと。僕はおそらく外映版だろうと思ってます。

 それと、これが1984年リバイバルの時に復刻された元のパンフです。
 復刻版とは表紙の色合いが違います。復刻版はオードリーとジェームス・ガーナーの顔が赤っぽかったですけど、本物は黄色っぽい顔になっています。

 また表紙と裏表紙の裏が、復刻版では黒で刷られていましたが、本物は青磁色みたいな色で刷られています。それにそれらのページでモアレを起こしていた印刷は、当たり前ですが、本物ではモアレなし。
 復刻版では汚れだらけだった中身の画像も、本物では綺麗。
 
 内容はですね、残念ながら良くないです。ほとんどプレスシートと同じことが書いてあるだけ。このパンフだけのものは何もなし。
 おそらく全「噂の二人」パンフの中ではページ数(12p)だけでなく、内容も薄いもの。

 でも、初公開当時、全国的にヒットしなかった「噂の二人」だけあって、入手が難しいのなんのって!
 激レア揃いの「噂の二人」パンフでも、松竹版と並んで入手が最も難しい!

 松竹セントラル劇場版と、大阪映実版はまだお目にかかれるチャンスがありますが、これはほとんどありません。
 1984年に日本ヘラルドがリバイバルした時に、誰かからパンフを借りて復刻したんでしょうが、よくまあこのパンフを持ってましたねー!と。

 オードリーの「噂の二人」がロードショー館の松竹セントラルで大コケしたぞー!って噂が広がると、当然一般館はそんな稼げない映画は上映したくないでしょうから、上映する映画館もかなり限られたんじゃないかなー。
 だからこの一般館用のパンフが出回らないのは当然っちゃあ当然。

 なので、これが復刻されてよかったー!とも思います。内容的にではなく、入手の問題で。
 復刻でもしないと、ほとんど人の目に触れない幻のパンフだったんでしょうねー。

レア度:★★★★★


  

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2008年02月08日

「噂の二人」1962年初公開時 プレスシート

 今日は「噂の二人」の1962年初公開時のプレスシートを紹介します。

 ←これが折りたたんだ時の状態なんですが、かなりパタパタ変則的に折られています。







→まずは右の部分を開いて…
黄色の画像が登場して解説が読めます。



 →次に左の部分を
開いて…
撮影余話が
読めるようになります。



 


→最後に下の部分を
開いて…
これで物語と
キャスト紹介が
読めます。





 

→これは全部開いた
時の裏面
(というか表面)
ワイラー監督と原作者
リリアン・へルマン
の話
が載っています。




 豪華で嬉しいんですが、なんだか映画の内容に比べてちょっと派手な感じがしますね。(^^;
 ユナイト映画は「許されざる者」のプレスシートも変則折りみたいですし、こういうのが好きなのかもしれませんね。

 ちなみにこの時のチラシも変則折りのようです。(ゴマちゃんさんのサイトへゴー!)


  

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2008年01月08日

「噂の二人」62年初公開時 大阪映実版パンフレット

 はい、今日は「噂の二人」1962年初公開時の大阪映画実業社(大阪映実)版をご紹介。

 映画の内容に即してと言うかなんと言うか、暗い配色ですね。(^^;
 でも黒の方ではない色…なんというか赤紫茶色みたいな色…はパール色で、光ってるんですよ。これがお金かかってます。

 また中身も2色刷りだし全16pだし、1963年公開の「シャレード」までは当時まだまだ一色刷り12pが基本だった大阪映実のパンフとしてはお金がかかってるのがわかる作り。

 オードリー作品だから大ヒット間違い無しと踏んで広告が取れたのか、あちこちに広告が。
 裏表紙は懐かしいミノルタカメラの宣伝があります(現在のコニカミノルタはカメラ事業から撤退)。

 これらの広告収入で豪華なパンフが作れたんでしょうかねー。

 さて、中身は記事はたいした物がないのですが、本命の松竹セントラルシアター版でも使ってないレア画像が豊富で、とてもいいです!
 …って書きたいのですが、このレア画像がくせもの。

 これ実は「噂の二人」の撮影が始まった頃の「映画の友」だか「スクリーン」だかの写真部分をパクッたもの。
 なので最初についていた仮題の“THE INFAMOUS”までそのまんま転載。

 もし僕がたまたまこの記事のページを持ってなかったら、このレア画像達を見て高評価だったパンフなのでしょうが、裏事情を知ってしまうと残念ながら…。(^^;

 それと、キャスト紹介のページで、まずオードリーとシャーリー・マクレーンの紹介が見開きであった後、ページをめくって助演スター何人かの紹介になるんですが、ここにでかでかと“ヒロイン クローズアップ”というタイトルでジェームス・ガーナーが…。
 あちゃ~、ジェームス・ガーナー演じるジョー医師って、この作品では女性的な役回りでしたかー、まあ言われてみれば…みたいな。(^^;;;

 入手はレア物ぞろいの「噂の二人」の上に大阪版なので覚悟してください。本命の松竹セントラルシアター版よりも難しいです。

レア度:★★★★


  

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2007年12月15日

「噂の二人」1984年リバイバル時 スピードポスター型チラシ

 これはポスターではないです。「噂の二人」の1984年リバイバル時のチラシです。
 サイズはB5の縦半分のサイズ。

 もちろんチラシなので、裏面には簡単な解説と物語が載ってます。

 「噂の二人」はオードリー作品全体で見ても地味~~な作品なので、リバイバルなんて一生無いかと思ってましたけど、こうしてリバイバルしたんですよねー!

 本当に日本ヘラルド様々ですよねー。しかもオードリー作品でリバイバルが最初だったっていうのも凄い英断だったと思います!初公開時、オードリー作品でも一番ヒットしてない作品みたいですし…。

 1990年代まで劇場で上映してましたけど、今となってはやっぱりこうして映画館で「噂の二人」が観れたってことは、凄いことなんでしょうねー。

 果たして今後リバイバルすることってあるんでしょうかねー?なかったら、これが最後の「噂の二人」チラシになります。
 そういう意味でも、貴重なチラシかも??




  

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2007年10月04日

「噂の二人」…62初公開「ワン・ツー・スリー」松竹セントラル


 これは1962年日本公開のビリー・ワイルダー監督の「ワン・ツー・スリー」という映画の松竹セントラル・シアターの映画パンフレットです。

 なんでこれが「噂の二人」パンフになるのかというと、このパンフレットの中のグラビア4ページ、全部次回公開の「噂の二人」の紹介に費やされているからです。

 映画自体は地味だけど、出来もいいし主演はオードリー・ヘプバーンとシャーリー・マクレーン。それにジェームス・ガーナー。監督はウイリアム・ワイラーってんで、松竹もえらく「噂の二人」には期待したようですね。





 上映中の「ワン・ツー・スリー」を削ってでも「噂の二人」。
 で、「噂の二人」がどうなったかというと、それは松竹セントラル版松竹版で述べたとおり。
 見事に玉砕したのでした…。

 この「ワン・ツー・スリー」、表紙が2種類あるところを見ると、思ったよりはお客さんが入ったようですね。
 向かって左の表紙は「戦争と平和」や「昼下りの情事」の松竹セントラルとおんなじような表紙のデザインだし、右のは「噂の二人」っぽくなってますから、左が先で右が後で刷られたものなんでしょうね。

レア度:★★★★


  

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2007年08月05日

「噂の二人」1984年リバイバル 復刻版パンフレット

 「噂の二人」が62年の初公開時にはヒットしなかったおかげで、どのパンフレットも入手困難であることは、以前松竹セントラル劇場版松竹版のところで書きましたが、84年のリバイバルはその後オードリーの人気が再燃したこともあって、何度も劇場にかけられ、きちんとヒットしたようです。

 その際に売られたのがこの復刻版パンフレット。
 ヒットしただけあって、出回っている数が多く、入手は簡単。

 正直、初公開時のパンフが全部入手困難で、かつ高価なので、もし「噂の二人」のパンフをとりあえず1冊入手して読みたいなら、これにしておいたほうが無難ですよ!って。

 他はよっぽど覚悟しないと買えません。
 お金さえ積めば…って、なかなか出てもこないし。

 実際、この復刻版のもとになったオリジナルの初公開のは「噂の二人」でも最も入手の難しい1冊。

 オリジナルとの見分け方は、この復刻版の表紙は妙に印刷が赤いこと。ほら、この画像でもわかると思いますが、オードリーとジェームス・ガーナーの顔、どちらもちょっと赤ら顔でしょ?
 オリジナルでの二人は黄色い顔してます。で、オリジナルの話はまたいずれ。

 でも「噂の二人」って、この2人が“噂”なんじゃないんですけどもね。この表紙でよかったんでしょうか?(^^;;;

レア度:なし。


  

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2007年04月10日

第9位「噂の二人」62年初公開版ポスター明るいバージョン

 また昨日臨時でNHKBS2でのオードリー・ヘプバーン映画の放送情報を追加しています!下の情報もご覧下さい。本日は深夜に「尼僧物語」です。
 またシネマヴェーラ渋谷にて「いつも2人で」上映最終日です。楽しんできてください!(^-^

 今日は検索キーワード第9位の「噂の二人」です。

 明るいバージョンってなに?別に絵柄も明るい雰囲気じゃないけど…って、「噂の二人」には1962年初公開時にポスターが2種類作られました。そのうちの1つがこのポスターです。
 もうひとつは全体的にイメージも色使いもとてつもなく暗いポスターで、人気もなく、僕もまだ持っていません。(^^;;;
 僕は世間的に通っている呼び方を知らないので、白を基調にして、気分が滅入らないこちらを明るいバージョン、ってとりあえず呼んでおきます。

 ポスターは2種類作られている場合でも、メインとサブの扱いの違いはあって、この「噂の二人」では出回っている数では暗いバージョンが多いのでそちらがメイン、この明るいバージョンの方がサブ、ということになると思います。

後ろでオードリーとジェームス・ガーナーを恨めしげに見つめるマクレーンが雰囲気出してます(笑)。

絵柄お気に入り度:★★★(まあまあいい感じ)


  

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2007年02月12日

哀れ…「噂の二人」1962年初版 松竹版パンフレット

 「噂の二人」初版松竹セントラルシアター版は以前紹介しましたが、その時ほったらかしになっていたのが売れ残ったパンフのその後…。

 で、これがその後です。大量に売れ残ったパンフの量が尋常じゃなかったのか、松竹はそのパンフを他の「噂の二人」を上映する劇場で売ろうと考えたようです。あるいは他の松竹映画館が“余っているならぜひ!”と言ったのかも。

 ヒドイ物は、松竹セントラルの館名部分に紙を貼り付けただけ、という乱暴なのもあるようですけど、これはそれよりずいぶんマシ。
 館名の部分に黒で印刷をかけ、その上からお高い銀刷りで題名の「噂の二人」を印刷してます。まあ手間ヒマかかってます(笑)。
 裏表紙には、印刷の際に積んでいたであろう、下にあった同じパンフの「噂の二人」の文字が乾かずに付いてます。きっと公開まで時間がなかったんでしょね。

 この黒い部分、透かしてもわからないんですけど、セントラルの「C」がかなり大きい文字だったので、よーく見るとすこ~しはみ出してる。
 また、最後のページ、松竹セントラルの座席表が貼られていたページには、それが剥がされた跡がしっかり。

 同じくロードショー館でヒットしなかった「緑の館」は、東京の名画座では何度上映してもリクエストの絶えない大ヒット!フィルムがボロボロになってしまい、とうとう配給元のMGMが配給をストップ!という逸話が残ってます。
 が、この「噂の二人」は日本全国どこでもヒットしなかったのか、初版はどのパンフも入手困難。その中でもこの成れの果てパンフは最も見つけるのが難しいパンフになってます。ここまで形を変えても売れなかったんでしょうねー。同じ松竹セントラルシアター版として生まれながら、その後は堕ちて行った、涙の出てくるような境遇のパンフ(成れの果て、とは言っても裏表紙には松竹のロゴもある、れっきとした松竹版パンフレットなんですよ…涙)。

レア度:★★★★★
(レア物揃いの「噂の二人」でも最高のレア度を誇ります、僕はやっとこないだ2冊目を見ました。)


  

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2007年01月20日

「噂の二人」62初版本命版、松竹セントラルシアター版パンフ

 これは1962年日本初公開時の「噂の二人」本命版、松竹セントラルシアター版パンフレットです。

 「ティファニーで朝食を」の直後の輝くオードリー、モノクロ画面で地味だけど作品の出来もいい、地味なら「尼僧物語」だって大ヒットしたし、共演も今大人気のシャーリー・マクレーン、アカデミー賞にも5部門もノミネートされたし、これはヒットする!と松竹関係者は考えました。松竹セントラルは「噂の二人」の前に上映していた「ワン・ツー・スリー」のパンフでも大きく「噂の二人」を取り上げて宣伝、「噂の二人」のパンフもたくさん刷ってお客さんに備えました。

 …ところがふたを開けてみてびっくり!コケたのです!オードリー作品にしては珍しい!映画の後味が悪かったのでしょうか、悪ガキの演技が凄すぎて本当に腹が立ったのでしょうか、モノクロ画面が時代にそぐわなかったのでしょうか、オードリーが地味過ぎたのでしょうか…口コミでも悪い噂が広がり、客足は伸びないまま終了してしまい、パンフも大量に売れ残ってしまいました。

 とまあ勝手な推測ですが、だいたいこんなところだと思います。(^^;;;
 こうしてヒットせず、あまり売れなかった「噂の二人」の松竹セントラル版パンフは、オードリー映画の本命版としては最も手に入れにくいパンフとなったのでした。

 どのパンフもめぼしい解説や記事のない「噂の二人」ですが、さすが本命版!画像だけは今見ても珍しいものがあります。映画ではカットされた、おそらく裁判後にマスコミにもみくちゃにされるオードリーとマクレーンとかね。ただ、ど真ん中のページ、ホッチキスで留められてる部分がオードリーの顔の中心なのはどうかと思いますが…。

 さて、大量に売れ残ったパンフはどうなったのでしょうか?画像でご覧のとおり、松竹セントラルの館名がでかでかと入ってます。
 その成れの果てはまたこんど、ということで。

レア度:★★★(本命版パンフでは一番入手が難しく、めっちゃ高額。)


  

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