2007年06月14日

「噂の二人」アレックス・ノース オリジナル・サウンドトラック

 今日は1961年撮影の「噂の二人」です(オードリー32才)。

 んん?これ「噂の二人」のオリジナル・サウンド・トラック?

 ですよねー。このジャケットじゃあ「噂の二人」だなんて思いもしませんよねー。
 でもほら、右の文字ばっかりの所の下半分に“THE CHILDREN'S HOUR”ってなんとなく見えるでしょ?

 そう、これってアレックス・ノース作曲の2作品をカップリングしたCDなんですよね。残念ながらメインジャケットは「VIVA ZAPATA」に取られちゃいましたが。

 →ちなみにこちらがジャケットの裏側。
 これでやっと「噂の二人」だってことが納得できますよね。

 ちなみに19曲目からが「噂の二人」。19曲目って…いったい何曲入っとうねん!て感じですが、全32曲です。(^^;;;

 で、映画ではカットされた曲なんかも入ってて、いい感じなんですけど、サントラにしては1つ致命的な欠陥が!

 なんと!映画の最初に流れるメイン・タイトルの音楽がないんです!!!
 なんでなんで~!?ストーリーの暗さをまだちっとも感じさせないメイン・タイトルは僕のお気に入りなんですけど…。オリジナルが残ってなかったんでしょうか?

 後ろにはコレクターだけの限定盤みたいなことが書いてあるので、一般的には入手が難しいのかもしれません。

 映画が地味だし暗いし、音楽も好きだけど絶対サントラなんて出ないよな~、リバイバルもしないよな~って思ってましたが、両方とも嬉しいことに予想ははずれました!(^-^

曲のオススメ度:★★★(音質は良くないです)


  


Posted by みつお at 15:00Comments(0)噂の二人

2007年05月05日

こどもの日!「噂の二人」原作「子供の時間」リリアン・ヘルマン

本日5月5日と明日6日に兵庫県のゆめタウン氷上店2Fのポップアップホールにて「ローマの休日」が上映されます。前売りはないそうなので、ご覧になる方は直接行ってください。
上映時間10:30/13:00/15:30/18:00(6日は4回目なし)

 今日はこどもの日なので、「噂の二人」の原作、リリアン・ヘルマンの「子供の時間」をご紹介!
(なんでやねん!これって子供が大人の人生を狂わせる作品やんけ!普通はユニセフ関連のこと紹介するやろ!って聞こえてきそう…(汗))

 さて、原作と映画で大きく違うのは、マーサはティルフォード夫人の「間違いでした…」っていうのを聞かずに自殺してしまうんですよね。しかもピストルで。

 マーサが、メアリーの嘘がバレました、っていうのがわかってから自殺する方がいいやんか!って思います?
 でもマーサからしたら、メアリーの言ったことは真実だったわけで、自分の内にあるものを見てしまった以上、何も変わらない。
 だから“せめてお詫びを聞いてから”って思うのは、この作品を読んだり観たりした人が“マーサがなんとなく浄化された気がして”、そして“気分よく終わりたい。”っていう、マーサではなく自分が救われたいがための言い分ですよね。

 もうひとつは、そんなマーサの自殺後にやってきたティルフォード夫人に対するカレンの態度。
 ラストでは微笑みさえ交わすんです!

 映画ではティルフォード夫人に一瞥もくれないカレンですけど、原作のカレンは一通りの憤怒がおさまった後に、はたと気づきます。なにもかも失った私にはもう済んでしまったこと…でも「あなたに終わりはないのですね」「あなたのほうが傷は深かったみたいですね」と。

 融通が利かなくて、メアリーと一緒の側に立っていたティルフォード夫人が、すべてが明るみに出た今、実はカレンと同じ側に立っている!

 マーサの叔母のような性格なら、臭い物にはフタをして普通に生きていけるでしょうが(実際、マーサが死んだ後も自分を正当化する言い訳ばかり言っている!)、ティルフォード夫人の場合は一生安息の日は来ない、ということがカレンにもわかるんですよね。

 最初読んだ時は、“なんや!この拍子抜けの結末!”って思いましたが、こういうのもあるんだな、ってわかるくらいに自分も年をとったということでしょうか(笑)。

 それと、これは新水社というところから1980年9月に第1刷が発行されているんですが、あとがきで同時進行で別の訳者さんによる訳で演劇の舞台が進んで、8月に上演された、とあります。
 神戸か大阪でも1983年か1984年に上演され、その演劇版「噂の二人」のポスターが街中に貼られていました。それを見て、“オードリーの「噂の二人」も上映してくれたらいいのになー…。でもあの作品は暗いしヒットしてないから、リバイバルなんて絶対せーへんやろなー。”って考えていました。

 ところがそれから間もなくヘラルドによるリバイバルがやってきてびっくりしました!まさか劇場のスクリーンで「噂の二人」が見れるなんて思ってなかった僕は大感激!(怒涛の80年代後半のオードリー映画リバイバルの、1番最初の公開が「噂の二人」!)
 もしかしたらあの上演のおかげで映画を見たいっていう人が増えたんかな~、なんて思っていたのでした。

オススメ度:★★★


  
タグ :噂の二人


Posted by みつお at 00:00Comments(8)噂の二人原作本

2007年04月10日

第9位「噂の二人」62年初公開版ポスター明るいバージョン

 また昨日臨時でNHKBS2でのオードリー・ヘプバーン映画の放送情報を追加しています!下の情報もご覧下さい。本日は深夜に「尼僧物語」です。
 またシネマヴェーラ渋谷にて「いつも2人で」上映最終日です。楽しんできてください!(^-^

 今日は検索キーワード第9位の「噂の二人」です。

 明るいバージョンってなに?別に絵柄も明るい雰囲気じゃないけど…って、「噂の二人」には1962年初公開時にポスターが2種類作られました。そのうちの1つがこのポスターです。
 もうひとつは全体的にイメージも色使いもとてつもなく暗いポスターで、人気もなく、僕もまだ持っていません。(^^;;;
 僕は世間的に通っている呼び方を知らないので、白を基調にして、気分が滅入らないこちらを明るいバージョン、ってとりあえず呼んでおきます。

 ポスターは2種類作られている場合でも、メインとサブの扱いの違いはあって、この「噂の二人」では出回っている数では暗いバージョンが多いのでそちらがメイン、この明るいバージョンの方がサブ、ということになると思います。

後ろでオードリーとジェームス・ガーナーを恨めしげに見つめるマクレーンが雰囲気出してます(笑)。

絵柄お気に入り度:★★★(まあまあいい感じ)


  


Posted by みつお at 00:00Comments(4)噂の二人

2007年02月12日

哀れ…「噂の二人」1962年初版 松竹版パンフレット

 「噂の二人」初版松竹セントラルシアター版は以前紹介しましたが、その時ほったらかしになっていたのが売れ残ったパンフのその後…。

 で、これがその後です。大量に売れ残ったパンフの量が尋常じゃなかったのか、松竹はそのパンフを他の「噂の二人」を上映する劇場で売ろうと考えたようです。あるいは他の松竹映画館が“余っているならぜひ!”と言ったのかも。

 ヒドイ物は、松竹セントラルの館名部分に紙を貼り付けただけ、という乱暴なのもあるようですけど、これはそれよりずいぶんマシ。
 館名の部分に黒で印刷をかけ、その上からお高い銀刷りで題名の「噂の二人」を印刷してます。まあ手間ヒマかかってます(笑)。
 裏表紙には、印刷の際に積んでいたであろう、下にあった同じパンフの「噂の二人」の文字が乾かずに付いてます。きっと公開まで時間がなかったんでしょね。

 この黒い部分、透かしてもわからないんですけど、セントラルの「C」がかなり大きい文字だったので、よーく見るとすこ~しはみ出してる。
 また、最後のページ、松竹セントラルの座席表が貼られていたページには、それが剥がされた跡がしっかり。

 同じくロードショー館でヒットしなかった「緑の館」は、東京の名画座では何度上映してもリクエストの絶えない大ヒット!フィルムがボロボロになってしまい、とうとう配給元のMGMが配給をストップ!という逸話が残ってます。
 が、この「噂の二人」は日本全国どこでもヒットしなかったのか、初版はどのパンフも入手困難。その中でもこの成れの果てパンフは最も見つけるのが難しいパンフになってます。ここまで形を変えても売れなかったんでしょうねー。同じ松竹セントラルシアター版として生まれながら、その後は堕ちて行った、涙の出てくるような境遇のパンフ(成れの果て、とは言っても裏表紙には松竹のロゴもある、れっきとした松竹版パンフレットなんですよ…涙)。

レア度:★★★★★
(レア物揃いの「噂の二人」でも最高のレア度を誇ります、僕はやっとこないだ2冊目を見ました。)


  


Posted by みつお at 00:00Comments(2)噂の二人

2007年01月20日

「噂の二人」62初版本命版、松竹セントラルシアター版パンフ

 これは1962年日本初公開時の「噂の二人」本命版、松竹セントラルシアター版パンフレットです。

 「ティファニーで朝食を」の直後の輝くオードリー、モノクロ画面で地味だけど作品の出来もいい、地味なら「尼僧物語」だって大ヒットしたし、共演も今大人気のシャーリー・マクレーン、アカデミー賞にも5部門もノミネートされたし、これはヒットする!と松竹関係者は考えました。松竹セントラルは「噂の二人」の前に上映していた「ワン・ツー・スリー」のパンフでも大きく「噂の二人」を取り上げて宣伝、「噂の二人」のパンフもたくさん刷ってお客さんに備えました。

 …ところがふたを開けてみてびっくり!コケたのです!オードリー作品にしては珍しい!映画の後味が悪かったのでしょうか、悪ガキの演技が凄すぎて本当に腹が立ったのでしょうか、モノクロ画面が時代にそぐわなかったのでしょうか、オードリーが地味過ぎたのでしょうか…口コミでも悪い噂が広がり、客足は伸びないまま終了してしまい、パンフも大量に売れ残ってしまいました。

 とまあ勝手な推測ですが、だいたいこんなところだと思います。(^^;;;
 こうしてヒットせず、あまり売れなかった「噂の二人」の松竹セントラル版パンフは、オードリー映画の本命版としては最も手に入れにくいパンフとなったのでした。

 どのパンフもめぼしい解説や記事のない「噂の二人」ですが、さすが本命版!画像だけは今見ても珍しいものがあります。映画ではカットされた、おそらく裁判後にマスコミにもみくちゃにされるオードリーとマクレーンとかね。ただ、ど真ん中のページ、ホッチキスで留められてる部分がオードリーの顔の中心なのはどうかと思いますが…。

 さて、大量に売れ残ったパンフはどうなったのでしょうか?画像でご覧のとおり、松竹セントラルの館名がでかでかと入ってます。
 その成れの果てはまたこんど、ということで。

レア度:★★★(本命版パンフでは一番入手が難しく、めっちゃ高額。)


  


Posted by みつお at 00:00Comments(4)噂の二人