2016年12月17日

「ムーン・リバー」「シャレード」弦楽四重奏用(弦楽合奏用)楽譜


 今回もオードリーの弦楽四重奏用or弦楽合奏用の楽譜を紹介します。

 こちらは「Henry Mancini for Strings VOLUME TWO」。
 ヘンリー・マンシーニの曲が10曲、弦楽器用の編曲をされています。弦楽器5種のパート譜です。

(←1stVn「子象の行進」の譜面。書き込みがいっぱい)

 オードリー作品では「ムーン・リバー」と「シャレード」が入っています。
 それ以外では「酒とバラの日々」「子象の行進(「ハタリ!」より)」「グレート・レース」などが収録。

 この2冊の曲集で、「ひまわり」「暗くなるまで待って」などが落ちていますね。

 こちらも編曲はウィリアム・ジン。そしてやっぱりあんまりよろしくないアレンジ。

 「ムーン・リバー」も音大の先生に編曲していただいた物を使用していますので、この譜面は使いません。
 悲しくなるほどスカスカの響きがします。

(→2ndVnの「シャレード」。付箋が貼ってあります)

 「シャレード」は代替の楽譜が無いので、渋々使用しています。

 僕の中での「シャレード」の曲といえば、何と言っても軽妙なウッドブロックのリズムに乗せたメイン・タイトル!
 なので、テンポは速めなんですよねー。

 でもこの編曲はとってもスローリーなものに仕上がっています。
 おそらく元にしたのはオリジナル・サウンドスコア盤の “シャレード(ヴォーカル)” って曲。

 いっつも “ああ、やだやだ!” と思いながら弾いています。
 いつかちゃんとしたアレンジでこの楽譜から脱却したいです。

(←Vaの「ムーン・リバー」。弾いてないので、楽譜が綺麗)

 「シャレード」の曲としては、音大の先生に編曲していただいた「オレンジ・タムレ」の方が、みんなもノって弾いています。

 この曲集では、「シャレード」以外に「子象の行進」もよく弾く曲です。
 曲自体がノリがいいので、演奏曲目にのぼるんですけど、子象のように可愛く…というよりもドスドス弾いてます。(^^;;;

 いろんな所で弾く機会が多いので、「シャレード」と「子象の行進」には結構みんな書き込みをしています。
 逆に「ムーン・リバー」はこの譜面では弾かないのでまっさらのまま。

(→Vcの「シャレード」譜面。)

 以前の記事でも書きましたが、オードリー関連で今持っている譜面は

「麗しのサブリナ」の“メイン・タイトル”“ラ・ビアン・ローズ”“バナナ”
「戦争と平和」の“ナターシャのワルツ”
「昼下りの情事」の“魅惑のワルツ”
「許されざる者」の“メイン&エンディングテーマ”
「ティファニーで朝食を」の“ムーン・リヴァー”
「パリで一緒に」の“THAT FACE”
「シャレード」の“シャレード”“オレンジ・タムレ”
「マイ・フェア・レディ」の“序曲”
「おしゃれ泥棒」の“メインテーマ”“鍵”
「いつも2人で」の“メイン・タイトル”
「華麗なる相続人」の“別荘への到着”

です。

(←Cbの「シャレード」)

 他にも「ロビンとマリアン」「緑の館」「暗くなるまで待って」なんかも絶対欲しいし、「パリの恋人」の“ボンジュール・パリ!”だとか「ティファニーで朝食を」のフィナーレだとか、新盤のサントラCDが出たばかりの「パリで一緒に」とか、言い出したらキリが無いですね。

 いつか全主演作品の楽譜が欲しいです!

 ちなみに、このウィリアム・ジン編曲の楽譜で「シャレード」を弾いているんだろうなーという動画をみつけましたので、↓下に埋め込んでみました。
 教会での演奏でしょうか?神父さんか牧師さんのような方が登場します。
 天井が高いホールで演奏されているのでエコーがかかってそれなりに美しく聴こえますが、エコーが無かったら…と想像してみてください。

  


Posted by みつお at 18:00Comments(0)シャレードその他グッズ

2016年09月11日

「シャレード」1973年ちらし下敷き

 今回は「シャレード」のチラシ下敷きの紹介。

 これは僕が中学時代だったかに買ったもの。
 もう買った所も覚えていません。FOXスクリーンフレンドだったか、映通社だったのか、それともクリエイト鷹?

 「シャレード」の1973年リバイバル時のチラシをパウチで挟んで下敷きとして使う物でした。
 同時なのか別々で買ったのか覚えていませんが、他にも「マイ・フェア・レディ」1974年チラシを挟んだもの、「ティファニーで朝食を」のギターを弾くオードリーの宣伝写真を挟んだ物も持っていました。

 僕は実際に学校でこのオードリーの下敷きを使っていたので、どれもかなりボロボロになってしまって、「マイ・フェア・レディ」と「ティファニーで朝食を」は捨てたんじゃないかなー。まあ出て来たらまた紹介するかもですが。

 このパウチ処理って、使ってるうちにだんたんコーナー部分が剥がれてまくれ上がってくるんですよね。
 パウチが何層にもなっているので、剥がすとまた綺麗な状態になるんですが、全体がめくれ上がるともうどうしようもなくって。

 それに「マイ・フェア・レディ」の74年チラシはその後ちゃんとした物が手に入ったし、「ティファニーで朝食を」の画像は平凡な物なので、特に思い入れとかは無かったんですけど、この「シャレード」の73年リバイバルチラシは未だにチラシだけの物は持ってないので、これだけ大事にしまってありました。

 まあ実際にも下敷きとして使ってたのでボロボロになるのは他のと同じで、何回か剥がして今ではペラペラですけどね。

 さてチラシとして見ると、色がめちゃめちゃ悪いのがわかりますか?
 同じ1973年リバイバルのプレスシートポスターパンフレットと比べると発色の違いは一目瞭然。

 1973年当時はチラシの収集という趣味はまだなかったみたいで、チラシの価値が軽んじられていたようです。映画会社も “タダで映画館に置いておくもの” という認識しかないので、マスコミや劇場に配るプレスや販売するパンフと違って、メインの表面もそれらの使い回し。
 当時はアナログ製版なので、1からまたチラシ用のを作るのは面倒くさい&お金がかかるので、ポスターやプレスを写真で撮ってそのまま印刷してたんでしょうね。

 なのでこの時期のチラシは、72年リバイバル「パリで一緒に」・73年リバイバル「戦争と平和」などもプレスの画像の使い回しで、発色がすっごく悪いです。

 数年後にはチラシの大ブームが起こってチラシの重要性が増し、チラシだけのデザインなども出てくるんですけど、この「シャレード」などはギリギリ間に合わなかったみたいですね。

 でも僕がこの下敷きを買った時にはもうチラシブームの真っ只中だったので、チラシをパウチしてあるこの下敷きよりも、チラシ単独の方が値段が高いというおかしなことが起こっていて、僕はなんでやねん!って思っていました。

 販売していた所も、まさかパウチしてしまった後でチラシブームが来るなんて思いもよらなかったでしょうね。
 わかってたら、絶対にパウチなんかしてないはず!

 オードリーでは73年のこの「シャレード」や「戦争と平和」はそれなりの値段でしたが、74年の「マイ・フェア・レディ」チラシは昔からタダ同然の安さだったので、74年くらいからブームになったんでしょうか?
 70年代後半の「スクリーン」や「ロードショー」にはよく複製チラシが付録で付いていたものです。

 ちなみに「シャレード」は1973年のリバイバルで、もう3回目の日本公開になります。63年の初公開に始まって、68年、73年と5年ごとに公開されてきました。

 69年頃の「スクリーン」では、つい前年にリバイバルしたばかりなのにもうリバイバルの候補に挙がっている、という文章がありました(それがこの73年リバイバルになったんでしょうね)。

 それだけオードリー作品の中でも人気が高く、ファンのリクエストが絶えなかったんですね。
 当時はビデオなどは無く、劇場で観るかテレビで放送されるまで待つしかなかった時代だったんですよねー。

 今でもオードリー作品では「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」に次いで日本での劇場公開回数が多いです。(2016年までで6回)

 裏面はモノクロ1色刷り。
 上部の左側は解説、上部右側にジバンシィのことと、アルプスロケのことが書いてあります。下部半分はストーリーです。

 この「シャレード」が日本で初公開された日(1963年12月20日)はちょうど「マイ・フェア・レディ」撮影終了くらい。
 オードリーが「マイ・フェア・レディ」で1作品あたり100万ドル(当時の3億6000万円)の出演料を取るようになったのは周知の事実でした。

 なので、この映画では消えた25万ドル(9000万円)をめぐって争っていますが、オードリーは1本映画に出るだけでその4倍ものお金を稼げるんですよね。
 もちろん交渉したエージェンに渡さないといけないし、全部が全部オードリーの取り分ではないでしょうが。

 1963年(昭和38年)の日本の大卒初任給が18000円〜19000円の時代ですから、今の感覚なら消えた25万ドルは約9億円、オードリーの出演料は1本につき36億円、事務所など無いオードリーは8割くらいが取り分として29億円、という感覚なのだろうと思います。やっぱり凄いですよね〜。

お気に入り度:★★★(作品もこの73年リバイバルデザインも大好きな「シャレード」だけど、色が悪すぎ!)
  


Posted by みつお at 21:00Comments(0)シャレードその他グッズ

2014年10月18日

「シャレード」オリジナル・サウンドトラック(フィルム・バージョン) 英盤

 17日から西日本のイオンシネマで「いつも2人で」のリバイバルが始まっています。上映期間が短いので、お見逃し無く!!
★「いつも2人で」イオンシネマ“シネパス”
 10/17(金)、10/20(月)〜24(金) 平日のみ
 グループ5(西日本):茨木・りんくう泉南・三田ウッディタウン・加古川・和歌山・広島・綾川・大野城・戸畑・福岡・筑紫野・熊本の各イオンモールにて上映

 (「いつも2人で」を初めてご覧になる方は、僕のもう1つのブログで先に“「いつも2人で」オードリーの髪型による旅の順番の見分け方”を読んでいただくと、時系列が混乱しないかと思います。)

 前回お伝えしていたように、「マイ・フェア・レディ」の予約注文がアマゾンで取り消しになっています。

 まずは私事ですが、9月末に大学の後輩のカフェで無料で弦楽四重奏を演奏してきました。全部で20曲くらいを2公演演奏したんですが、クラシックは有名なのを5曲くらいで、他はポップス系。その中でオードリーを5曲演奏しました。

 なんか予想外に大好評だったらしく、第2回はいつやるのか?とかってカフェに問い合わせが来てるそうです。
 僕も演奏後にお客さんから“すっごく良かったです!”とか“思い出の曲が嬉しかったです!”とかって言っていただけて、こちらも嬉しかったです。(^-^

 演奏の最初に、来ていただいたお客さんに楽器紹介として1曲ずつちょっとだけ弾いたんですが、ヴァイオリンが「タイースの瞑想曲」とチェロが「昼下りの情事(魅惑のワルツ)」というしっとり曲に挟まれて、僕のヴィオラは他の人ほど上手くないので、どうしようと思って、これは笑いを取るしかない!と明るい「東京ブギウギ」にしました。

 お客さんは結構年配の方が多かったので、これが結構受けたようでよかったです。(^^;;;
 それに「東京ブギウギ」なら結構どの世代でも知ってますしね。
 他に「ドラクエ」とか「雪だるまつくろう(アナ雪)」「愛の讃歌」「瀬戸の花嫁」なんかも準備してましたが、「東京ブギウギ」で正解でした。

 演奏したオードリーの曲目は「ティファニーで朝食を(ムーン・リバー)」「いつも2人で(メインタイトル)」「麗しのサブリナ(バラ色の人生)」「シャレード(シャレード)」「シャレード(オレンジ・タムレ)」でした。
 演奏前に、一曲ずつ解説を入れたんですが、オードリーのはもちろん僕が担当。

 このうち「麗しのサブリナ(バラ色の人生)」「シャレード(シャレード)」は市販の楽譜なんですが、特に「シャレード」は William Zinnって人の編曲がスローテンポだし音が薄いし暗いしで、実はめっちゃキライ!!なんです。いっつも弾く度に苦痛で苦痛で…。
 いつかメインタイトルのような軽快な編曲をしてもらって、楽しく弾きたいと思っています。

 さて今回は、そんな「シャレード」のこないだ出たばかりの英国版オリジナル・サウンドトラック(フィルム・バージョン)の紹介。

 映画で使われた本当のフィルム・バージョンのサントラはアメリカ版としてINTRADA社から2012年に先に発売されていましたから、なぜこれが今になって英国のHARKITという会社でわざわざ別物として出たのかはちょっと理解不能。
 しかも今回の英版は全27曲で、最初に映るユニバーサル・ピクチャーのロゴに被る曲は入ってないし。

 手に入れてわかったのは、この英国版はなんか全てが中途半端な印象だってこと。アメリカ版より1曲少ないのもその1つなんですけどね。

 音はINTRADAと一緒の感じです。良くも悪くもなってないです。ほんのちょっとこの英国版の方が音圧が小さい感じ。

 timeは、1曲多いINTRADAのが77分で、今回のHARKITが78分て公称だったので、いったいどーゆーこと?と思ってましたが、届いて納得。見事にHARKITのがそれぞれ1秒多いです。最後の曲は全く同じタイムなので、おそらく曲間が1秒ずつ多いのでしょう。

 ジャケットがINTRADAがイラストで、HARKITが本当の写真なので、なんとなくジャケットデザインはHARKITが勝ったような感じなんですが、見ていただくとわかるように HARKIT のはなんかもっちゃり。原題の “Charade” のロゴも、きちんとオリジナルのを使ったINTARADAに軍配が上がります。それにINTRADAのはシャレードのタイトルバックのグルグル矢印も使ってますしね。

 ライナーノート部分も、INTARADAはしっかりしたコート紙で16pだったんですが、HARKITのはペラペラのコート紙で8p。
 それにHARKITのは着色カラーも使っていて、受ける印象はやっぱりもっさり。映画でのキーとなるある物をレイアウトに使うのも、映画のネタばらし的な感じで、ちょっと眉をひそめちゃうかな、と。

 それにケースの裏面も、INTRADAのは曲名と画像をあしらっているのですが、HARKITのは曲名と一緒にちゃっかり自社の「ティファニーで朝食を」のサントラの宣伝をしています。

 これって50周年記念盤じゃないの?それにしては妙に色がピンクっぽいけど…。品番(HRKCD8360)も書いてあるので、それで調べましたが、確かに50周年記念盤として出たもの。じゃあ、これはやっぱり単にピンクで印刷されただけやねんな、と。

 と・こ・ろ・が!違うんですよね、この宣伝しているバージョン!
 実際にこういうピンクのバージョンが出ていました!情報はこちら↓

http://www.soundtrack.net/album/breakfast-at-tiffanys-expanded/

 これ、今年の6月に改訂版として出たみたいです。それなら品番同じにするなよー!って感じですね。各国アマゾンでは旧盤の方が載ってるみたいだし、新しいのが欲しくても、うっかり注文すると古い方が来そうです。

 旧版(ブルータイプ)が過去のRCA盤(本当のサントラではない)にオープニングとオードリーの歌うムーン・リバーを足しただけの14曲だったんですが、新版(ピンクタイプ)ではさらにフィルムバージョンから終曲などが追加されて全21曲になってます。

 が!今このCDを買う価値があるのか、めっちゃ疑問。
 30曲以上の全曲はINTRADAの盤ブートレグ盤に既にあるし、今更こんな中途半端なもの出されても…。

 というわけで今回の「シャレード」共々、安いのはいいですが、中途半端感は否めなくて、あまりおススメはできない感じ。

 HARKITって、他の会社が既に決定版を出しているものを後から中途半端な物で出すのではなく、たとえばまだどこも出していない「いつも2人で」のフィルムバージョンや「華麗なる相続人」「パリの恋人」の完全版なんかを出せばもの凄く価値があると思うんですけどねー。

曲のオススメ度:★★★★★
このCDのオススメ度:★★★(INTRADA盤のほうがいいです)


  


Posted by みつお at 12:00Comments(0)シャレードサントラCD

2014年09月06日

「シャレード」の新しいフィルム・バージョンのサントラが発売!


 なんと「シャレード」でまたまた新しいフィルム・バージョンの本当のサントラが発売になるそうです!
 メーカーは英国のHARKITっていうところ。“「シャレード」50周年記念完全盤 (Expanded & Complete 50th Anniversary Edition)”ということらしいです。27曲、78分だそう。

 えーっ!以前出たINTRADA社のフィルム・バージョン・サントラと、いったいどこが違うのかがわかりません。
 INTRADAにはあった1曲目のユニバーサル社のロゴの音楽がこちらには無いのはわかりますが、あとは曲名も一緒だし、何が違うんだろう…。

 1曲減ってるのに、INTRADAのが77分で、今回のが78分って…。単に収録のスピードが違うだけかも…とも思いますが。
 それにINTRADAの方も、正確には77分37秒で、別にこれも78分って言ったってかまわないタイム。
 そこからユニバーサルのロゴの音楽を26秒引けば77分11秒で、まあこれも切り上げたら78分ってことで、別に問題は無いのかも。

 ユニバーサルのロゴでの音楽があるぶん、INTRADAの方がいいし、それを持っていればこちらは買う必要がないとは思いますが、一応念のため買うことにしました。今のところ最安はタワーレコード。2014/9/6現在で、1827円で送料無料。
 INTRADA社のバージョンを持ってない方は、ユニバーサルのロゴの音楽(26秒)を犠牲にしてもいいなら、こちらが断然お得です。

 あと、買ってしまったのはちょっと理由があって、以前のINTRADAのは、まるさんに教えていただいたんですが、モノラル収録だったんです。
 今回、このHARKITのがステレオ収録だったとしたら、この発売は物凄い意味がある事になるんですけどねー。

 INTRADAの「ティファニーで朝食を」フィルム・バージョンサントラはステレオだったんですが(これもまるさんに教えていただきました)、それよりも録音が2年も後の「シャレード」が(完成版の映画ではともかく)ステレオ録音でないわけがないので、もしステレオで録られたテープを発見したのだったらいいんですけどねー。

 とにかくそれで買いましたので、また届いたらブログにて報告させていただきます。
 なお、フランスでも「シャレード」サントラのリマスター盤が出ますけど、そちらは映画のバージョンではない、ヘンリー・マンシーニが録音し直した昔ながらの“自称サントラ”(13曲、30分)なので、今となっては買う必要は無いかと。


  


2013年12月20日

12月20日「シャレード」公開記念!ヤングレディ

 今年はオードリーの没後20年ばかりがクローズアップされてきましたが、実は「シャレード」製作50周年でもあるんですよね。

 なので、アメリカでは本家ユニバーサルから「シャレード」50周年記念盤ブルーレイとか出てましたけど…日本じゃ出てませんね。
 もっとも特典ではやっぱりクライテリオン版だし、日本じゃどっちも出てなくて残念だなー。

 なんでか正統なDVDは今本家ユニバーサルとパラマウントと両方出てるし(池田昌子さんの吹替、ステレオ収録のユニバーサルの方が出来は上。なんでパラマウントでなーんも特典のないのを出してるのか、意味不明。)

 さて、そんな「シャレード」の製作50周年であり、日本公開は1963年12月20日初公開なので、本日が実は日本公開ちょうど50年なんです!うおー!パチパチパチ!!(←拍手)
 50年前の今日、丸の内ピカデリーで「シャレード」が封切りされたんですよー!!

 ってことでそんな記念の今日にはこれを絶対紹介しようと思ってました。
 雑誌「ヤングレディ」1964年2月10日号です。

 実際に発行されたのがいつかはわからないのですが、今週の運勢ってページで2月1日〜7日になってますから、2月1日より前かと。

 さて、表紙は「シャレード」のオードリー。昔の雑誌って、今と違って中の記事の見出しを“これでもか!”って書いてませんね。あっさりしたもんです。

 そんな少ない文字の中でも、一番大きく書かれているのが“ヘップバーンの魅力をあなたに…その徹底研究”ですね。

 中を見て思うのは、今もいらっしゃる有名人の人がやたら若いこと。
 あとは若いモデルの人がとてもオバさんくさいこと…。

 前に書いたことがありますが、「シャレード」をマダム風などというのは見当ハズレもいいところ。これはこの当時のファッションを考えないとダメですよね。
 オードリーが着ていたのはマダム風ではなく、この当時流行の若い人のファッション。

 なので、巻頭カラーからいきなり今見るとオバさんくさい格好とメイクで、オードリーよりも老けた若いモデルさんがたくさん出てきます(ごめんなさい)。
 今でこそ日本のモデルさんもスラッとしてオードリーに対抗出来る人がたくさん居ますが、当時のモデルさんと芸能人はみんなこんな感じだったのかなーと。プロポーションが今と全然違います。背も低くて足がやたら太い方が最初から最後まで登場します(本当にごめんなさいです)。

 オードリーの特集は5pなんですが、最初に“年齢三十三歳。夫君メル・ファーラーとの間に一児まである彼女が、常に新鮮で若々しく、世界の映画ファンを魅了し続けるのはなぜなのか”って書いてます。
 やはり、オードリーは当時の女性から“マダム”と見られてたのではなくて、若々しさの象徴と見られていたということがわかります。てか実際他のページの日本人より圧倒的に若いです!

 さて、その特集のページで書いてあるのですが、「シャレード」上映中の丸の内ピカデリーを尋ねると、平日の昼というのにすごい行列!ということで驚いています。
 劇場宣伝部の方の話で、「これほど当たるとは思っていませんでした。現在まで5週目ですが観客数15万人、日計興収421万6318円で、これは『地下室のメロディー』を破って、日本最高記録になります。」と書いてあります。

 実際、丸の内ピカデリーの画像が掲載されているのですが、本当に行列ができています。これが平日の昼間とは!

 「マイ・フェア・レディ」の大行列の画像も見たことがありますが、「シャレード」もだったんですね!
 67年の「おしゃれ泥棒」公開後の記録でも、1位「マイ・フェア・レディ」(7億9000万)、2位「ローマの休日」(4億7000万)、3位「戦争と平和」(3億9000万)に次いで「シャレード」はオードリー映画で第4位の記録(2億7000万)をたたき出しています(「ローマの休日」と「戦争と平和」はリバイバル込みだと思われる)。12週続映のロングランだったそうですしね。

 当時日本でのオードリーの人気はまさに絶頂期。人気投票でも全男女優合わせても1番の男優や2番の女優のダブルスコアで得票しています。オードリーの人気はこの60年代前半が最高なんですよ〜。

 50年前の今日は丸の内ピカデリーでの初日ですから、本当にこれ以上に凄い行列になっていたんでしょうねー。

お気に入り度:★★★★


  


Posted by みつお at 21:00Comments(10)シャレード日本の雑誌

2012年07月23日

本当の「シャレード」オリジナル・サウンドトラック

8月の午前十時の映画祭「シャレード」「麗しのサブリナ」は TOHOシネマズ大分わさだ、宮崎セントラルシネマ、シアターシエマ 佐賀(複数回上映)です。
 ぜひお近くの方はご覧になってくださいねー!

 さて、以前予告していましたように、「シャレード」のフィルム・バージョンのオリジナル・サウンドトラックが INTRADA より発売されました!

 ヘンリー・マンシーニ作曲のオリジナル・サウンドトラック紹介でさんざん書いてきたように、今までのサントラとして発売されていたのはマンシーニ自身が録音し直したもので、本当に映画で使ったものとは別物。

 なので、本当のサントラを聴きたい僕みたいなのは、“なんだかな~…”って感じだったんです。

 でも、マンシーニの死後、やっと家族から許可が下りたのか、「ティファニーで朝食を」のブート盤を皮切りに、「暗くなるまで待って」、そして去年は一部未収録曲があるものの、「ティファニーで朝食を」製作50周年ということでフィルム・バージョンを収録した「Moon River and Me」というCDが発売されました。

 それらの本当のサントラを聴いて思っていたのは、やっぱり映画で使われたサントラの方がいい!ってこと。

 残るは「シャレード」と「いつも2人で」だったんですが、「シャレード」がユニバーサル映画創立100周年ということで、一足お先にこうして発売されました!

 「シャレード」は今までの自称サントラの紹介でも書いていたように、オードリー映画のサントラ・アルバムとしては僕にとっては最高の評価なんですよね。確かに1曲だけだと「いつも2人で」なんですけど、全体では「シャレード」!みたいな。

 なので、めっちゃこの発売を楽しみにしてました。で、聴いてみた感想ですが…
楽器が違う!テンポが違う!アレンジ違う!音の広がり違う!
 うーん、やっぱり本当のサントラっていいなあ~!!(^-^

 もちろん、元々の曲がいいので、今まで発売されていたものもいいのですけど、やっぱりマンシーニが録音し直したサントラというのは、どうも映画とは違う!

 今回のサントラではユニバーサルのマークが出る部分での音楽から収録。トータルでは77分53秒も収録されてます。

 メイン・タイトルの緊張感が今までのは伝わってこないんですけど、今回のサントラではビシバシ伝わってきます!
 もちろん、モーリス・ビンダー デザインの、目にも鮮やかなタイトル・バックを思い出すにもこちらでないと!
 曲の終わりも、パーカッションだけになるってのが、嬉しいじゃないですか!

 全体に収録曲が増えた分、コメディなんだけどサスペンスでもある「シャレード」の場合、ちょっと暗くて重い音楽が多く増えちゃったんで、全体では実は聞きづらい曲も収録されてるんですよね。
 このへんは後の「暗くなるまで待って」の方が、円熟の境地なのか、サスペンスでも聴かせる曲が多いんですけど、「シャレード」では今までのサントラで収録されてなかったのも仕方ないかな、って地味めの曲も多いです。

 そんな暗めで増えた曲の中でも、オードリーがスキー場から帰ってきて、何も無い家に驚愕する場面の「Positive Identification」なんかは好きですね~。オードリーが部屋や棚を次々開けて、何も無いのを発見するシーンのです。

 同じく初収録の「Poor Dead Herman」も、ジャン=ルイが“We won! We won! ”とはしゃいでるシーンから、急激に不吉な音楽になるシーンもいいですね!

 今までのにも収録されてましたけど、超大好きな「Orange Tamoure」もこちらのフィルム・バージョンの方がいい!
 「オレンジ・タムレ」という題でありながら、オレンジ・タムレのシーンでなく、オードリーがジェームス・コバーンにマッチを落とされるシーンと、カフェの前で“行列みたいについて来ないで!”ってシーンで使われてましたが、オードリーがカフェの前で歩くスピードと、今回の曲のテンポが見事にマッチ!やっぱ映画を思って聴くならこっちですね!

 23曲目の「Carousel Medley」からフィナーレにかけてのたたみかける感じは、やっぱりフィルム・バージョンならでは!
 これら6曲は23曲目以外は初収録なんですけど、これらを入れて欲しかった!ってもので、こうして聴けて嬉しい!!

 23曲目後半、「The Happy Carousel」は、今までの盤では、伴奏のコードを曲に合わせて変えてたんですけど、こちらのサントラではずっと同じコードで通してます。なので、当然出てしまう妙な不協和音も、これはこれでメリー・ゴーラウンドの音楽らしくって、耳に心地よい!

  24曲目「Stamps」や25曲目「Metro Chase」26曲目「Son of Metro Chase」27曲目「Game Over」はなんで今までのには入ってなかったの??っていうくらい、サスペンスが盛り上がる大事な曲。これらが聴けるだけでも、買った甲斐があるという物です!
 「Metro Chase」は、「シャレード」特有のウッドブロック(?)のリズムがなかったら、「暗くなるまで待って」の曲にも似てますね。

 ライナーノートとケースのデザインは、モーリス・ビンダーのタイトル・バックに合わせたもの。「シャレード」だからできる、意匠をこらした感じがステキですよね。

 ライナー・ノートの画像は、フィルム直撮りのが多くちょっと残念。いいシーンが多いんですけどね。
 少しだけ宣伝写真も混じってますけど、それは画質が悪い!
 うーん、「シャレード」の綺麗で珍しい宣伝写真はどこにあるんでしょうねー。

 でも、映画1本でこれだけ収録時間があるってことは、これだけ作曲しないといけないってことでもあり、作曲家の人って本当に大変ですね!才能が枯渇しないのが素晴らしいです。

 全曲が入った分だけ、一部流してしまう曲もありますけど、全体ではやっぱり名曲ぞろい!今までの倍ほどタイムもありますし、今後買うならやっぱりこっちでしょう!って自信を持ってオススメできるアルバムです。

 でも、今までの録音しなおしてるサントラも、マンシーニ自身の豪華な完全別バージョン「シャレード」として聴けますね。
 聴き比べにはいいですよ~。(^-^

 今回のCDは日本のアマゾンでは扱ってないようですので、タワーレコード、アメリカのアマゾン、ARK Soundtrack SQUARE さん等でお買い求めになってください。

オススメ度:★★★★★(最近はずっとこれを聴いてます!)

 マンシーニでは残る「いつも2人で」のも早く本当のサントラが出て欲しいですね!
 それと、「パリの恋人」の2枚組みサントラなんかも出て欲しいです。


  


Posted by みつお at 09:00Comments(0)シャレードサントラCD

2012年03月03日

午前十時の映画祭「シャレード」上映記念 - キャビネ写真

 本日より東京のTOHOシネマズみゆき座を皮切りに、第三回午前十時の映画祭で「シャレード」「麗しのサブリナ」が日本全国で上映されます。

 そのニュープリントによるリバイバル上映を記念して、「シャレード」のキャビネ写真をご紹介。
 (左の最初の写真はブロマイド。オードリー、綺麗でカワイイ!)








 昔は僕も持っていましたが、一度過去に手放してしまったので、ここに掲載したのは全て、1970年代にオードリー・ヘプバーン ファンクラブの会長さんだった、いも源氏さんにいただいたもの。

 当時名古屋で300坪、宿泊できる部屋も3室、パーティールームも備えたオードリーの個人資料館があったそうです!









 凄いですよねー!!僕もぜひ見たかったです!
 1972年の創刊当時の「ロードショー」でも取材を受けてらっしゃいました。

 僕も昔の雑誌で見て、かつてオードリーのファンクラブがあることは知ってたんですが、このブログのおかげで、当時ファンクラブの会長さんだったいも源氏さんとお話できて、本当に嬉しかったです!(^-^








 ホンと、当時のオードリーファンとの集いって楽しかったでしょうねー。



 オードリーのことで一日中話しても尽きないくらい盛り上がったのかなー。それでそのまま泊まったりして…なんて想像して、ほわ~ってなります。羨まし~い!










 なんせ僕がファンになったのは、オードリーの暗黒時代真っ只中でしたから、全然オードリーのファンが周りにいなくて孤独でした(笑)。




 左の画像は「シャレード」でも最も有名なもの。日本でも68年73年のリバイバルポスターでも使われましたし、パラマウント版ブルーレイ&DVDでもジャケットに使われてますよね。





 このキャビネは68年か73年リバイバルの際のものですね。
 「シャレード」の日本語ロゴがそうなってます。









 「シャレード」で最近思うのは、これ知らない!っていう画像が全然出てこないこと。
 カラーも白黒も同じものばかり。





 「許されざる者」ほど点数が少ないわけじゃないんですけど、いつも同じ画像ばかりが掲載されてます。









 「シャレード」って、「パリで一緒に」と並ぶオードリーの美しさ絶頂の時期なので、これだけしか画像が出てこないっていうのはもったいないですよねー。

 来年はオードリーの没後20年ですけど(もう20年!!)、「シャレード」の製作50年でもあるわけで、記念盤ブルーレイや今まで埋もれていた画像での写真集なんかも出てきて欲しいところです。













 「ティファニーで朝食を」みたいに、マンシーニのフィルム・バージョンによるサントラの発売もいいですよねー!
 ちなみに今は“ユニバーサル”ですけど、この時の表記は“ユニヴァーサル”ですね。

 同じ“午前十時の映画祭”の「麗しのサブリナ」もまた紹介します。
  


Posted by みつお at 10:00Comments(12)シャレード

2011年01月19日

「シャレード」1963年初公開時プレスシート

 2月から“午前十時の映画祭”でいよいよ全国リバイバルが始まる「シャレード」の1963年初公開時のプレスシートが今日の紹介。

 オードリーの代表作の1本でありながら、最近の50年代のオードリーばかり取り上げる風潮のせいで軽んじられていますけど、これは名作ぞろいのオードリーの主演作品の中でも、かなり上位に位置する作品。娯楽作品として超一級の出来に仕上がっています。

 さて、このプレスですけど、デザインはなんとなくいまいち。オードリー作品であることは見ればわかりますが、いったいどういう作品なのかはこのビジュアルでは全然わかりません。

 1950年代は、手書きの題名と大仰なコピーが躍ったポスターやプレスで、今見るととってもレトロ。おそらく今の人がイメージする昭和そのもの!
 でも1960年代後半には、今でも通用する素晴らしいシャープでオシャレな出来に既に進化してるんですよ。後に日本人のデザイン力の凄さを全世界に知らしめることになります。

 で、この1960年代前半というのは、その過渡期。レトロ…でもないし、デザインが優れてるわけでもない、という中途半端な感じ。それがこの「シャレード」にも如実に表れてますね。

 当時、「スクリーン」や「映画の友」という映画雑誌で何年連続第1位!という記録を更新し続けて人気絶頂だったオードリー。今の人が勘違いしているようなオードリーの人気は50年代がピークだったのではなく、この作品のまさに60年代前半にオードリーの人気のピークは来ます。
 
 なのでおそらく、敵なし男女総合で人気No.1のオードリー作品には映画会社の絶大なる期待と多大なる宣伝費がかけられたであろうことは容易に想像がつきますよね。また事実そうだったようです。

 それでこの程度のデザインなんですから、他の話題作もこの程度だという、当時全体の状況がわかります。

 「シャレード」の持つウリの部分…オードリー作品であり、オシャレで粋で、パリが舞台、サスペンスなんだけど、ロマンティックで明るいコメディ、という要素が全然移し取れていませんよね。

 これらの要素の全てが見事にデザインに昇華されるには、1968年1973年のリバイバルまで待たなければいけません。

 裏面に書いてあることは、オードリーを挟んで右が撮影余話と解説、左がストーリーとなってます。

 ところで、この「シャレード」には全く同じデザインのチラシがあり、このプレスがオークションに出ると、チラシだと思い込んで入札してくる人がいて、高騰することがあります。

 ゴマちゃんさんのサイトでチラシ版を見ることができますが、そちらはプレスでの撮影余話の部分が広告になってます。僕はチラシを持ってないので大きさの比較が出来ないのですが、プレスと一緒なのでしょうかね?

 ちなみに、僕のこのプレスには「シャレード」のロゴがいっぱい入った地方版の宣伝用清刷りが付いてました。

 この63年初公開時ロゴは2001年にCICビクターから最初の正規版DVDが出た時に使用されていましたよね。その後CICビクターが無くなって、2004年にユニバーサルからステレオ&池田昌子さん吹替入りの新版の正規版が発売された時は68年・73年リバイバルの物に変更されていました。

 ここに書いてある宣伝ポイントが、ちょっと面白いので紹介。
 “まずヘップバーンを大きく売ってください。ご承知のようにこの映画は東京で記録的な大当たりをしました。”
と始まって、途中にパリやケーリー・グラントや音楽のこともウリになります、とあるものの、最終的には
 “とにかく、ヘップバーンの人気はこの映画の場合は特に圧倒的です。彼女にポイントをおいて売ってください。”
と締めくくられてます(笑)。
 本当に当時オードリーの人気が想像を絶するほどだったのがよくわかりますよね。

 ユニバーサル映画初登場のオードリーでしたけど、作品の出来も完璧で、当時の宣伝部の人たちは“よっしゃー!これなら大ヒット間違いなし!!”だと思ったでしょうねー。日本では最も期待のかかる64年の正月映画に選ばれ、63年12月に初公開されました。

 オードリーにポイントをおいた宣伝のおかげか(?)、「シャレード」は大ヒット!日本での配給収入で63年度の7位、64年度の5位と2年にまたがる数字を叩き出しています。
 もちろん全世界でも大ヒット!アメリカでも1964年度の第4位!スタンリー・ドーネン監督の生涯最大のヒットになりました。
 (オードリーでも最大のヒットと書いてある文献がありますが、それはデマ。オードリー最大のヒットは「マイ・フェア・レディ」。)
  


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2010年08月31日

「シャレード」1968年リバイバル 大阪映実版

 ちょっと早いですが、“午前十時の映画祭”、熊本の次は長崎です。TOHOシネマズ長崎にて2010/10/02(土)~2010/10/08(金)「ローマの休日」、2010/10/09(土)~2010/10/15(金) 「昼下りの情事」です。
 長崎と言えば、日本でもっとも早く「ローマの休日」が初公開された場所!
 東京の日比谷映画劇場が1954年4月27日だったのに比べ、「佐世保富士劇場」では6日も早い4月21日に公開されています。
 長崎のみなさん、ぜひぜひオードリーの作品を観てくださいね~。(^-^

 今日は、僕が現在持っているパンフレットでは最後の紹介になる、「シャレード」1968年リバイバル 大阪映画実業社版の紹介です。

 これが最後の紹介のパンフなのは、別にこれが有終の美を飾るのにふさわしいから…というのでは全然なくって、何を書いていいのか良くわかんないから最後になってしまった、って言うのが正しいです。(^^;

 表紙の画像は1963年初公開時の松竹版パンフレット(海外パンフの翻訳版)と同じですね。
 でもさすがに大阪映実版だけあって(?)、色合いはとても悪いです。(^^;

 全20ページで、A4。1963年以降の大阪映実の特徴である、極彩色着色カラーページ(笑)もあります。

 って感じで、これといって書くことないのがこのパンフ。
 同じ68年リバイバルのパンフでは、スバル座館名入りじゃなくても“スバル座のお客様は”なんて書いてある本当のカラー画像がある東宝版プレスと同じ柄なんだけど、ぐるぐるがめっちゃ汚い色になってしまってるし、本文には「暗くなるまで待って」画像がある突っ込みどころ満載の一般版、と比べても際立った特徴がないんですよねー。

 本文には淀川長治さんの解説がありますが、これは63年初公開の大阪映実版にあったものと一緒。

 ってわけで、中身で勝負できないので、全然違う所でのこのパンフのことなんですが…。(^^;

 これは大阪映実版なんですが、実は2種類あります。表紙がぼこぼこしてて、裏表紙に大阪映実の社名があるものと、表紙つるつるで大阪映実の社名が書いてないもの。

 本当にこの頃は表紙にでこぼこの紙が多用されてますよねー。流行だったんでしょうねー。さっきも書きましたが、同じ68年リバイバル「シャレード」のぐるぐる一般版、「マイ・フェア・レディ」の69年リバイバルの裏青白縦割り一般版、「パリで一緒に」の1972年リバイバル一般版、「パリの恋人」1972年製作版でこういうでこぼこ仕様があります。

 あと、でこぼこ版の表紙の裏は赤紫と黒の2色で、本文の一色刷りの部分は黒で印刷されてますが、つるつる版は表紙裏も本文の一色刷りの部分も茶色で刷られています。(→)

 とまあそれくらいのことしかないんですが、60年代に幅をきかせていた大阪映実版のパンフレットですが、オードリーのものではこの「シャレード」を最後に奥付があるものがなくなってしまいます。
 80年代には明記されてはいないものの、日本ヘラルドの数々のオードリー作品のリバイバルでエイジツとして復刻版パンフレットを作っていましたから、どこかで生き延びていたようです。
 (映画グッズのお店2店の店長に伺ったお話では、大阪映実東京支社の生き残りがエイジツだったそうです)

レア度:★(印象は悪くないのに、どうってことのないパンフ)
  


Posted by みつお at 09:00Comments(0)シャレード

2010年02月01日

「シャレード」1963年初公開時 顔アップ版ポスター

 “午前十時の映画祭”、千葉のTOHOシネマズ市川コルトンプラザにて2/20(土)~2/26(金)「ローマの休日」、2/27(土)~3/05(金)「昼下りの情事」、いよいよ上映開始!

 これは1963年初公開時の「シャレード」のポスターです。オードリーの顔アップタイプ。

 僕の大好きな「シャレード」ですけど、このポスターはあんまりいいとは思わないかなぁ…。(^^;

 オードリーがアップ、ってのは嬉しいんですけど、全然「シャレード」の良さは出てませんよね。
 どんな内容なのか、どういう特徴があるのかは全く不明。わかるのは、“大人気のオードリー・ヘプバーン主演ですよ!”ってことだけ。

 60年代前半のポスターってのは、50年代のレトロ感もないんですけど、60年代後半からのデザインの完成された感もないという、過渡期的なポスターが多いです。これもそんな感じ。あんまり特徴ないです。

 たとえば、「ティファニーで朝食を」の初公開版ポスターにもオードリーの顔アップのタイプがあるんですけど、それは画像でホリーという主人公のキャラクターがわかるようなものだったからまだいいんです。
 でもこの「シャレード」だと、レジーナの天然キャラはわかりませんよね。わかるのは、レジーナはおしゃれ、という点だけ。

 「シャレード」のポスターとしては、68年リバイバルや、73年リバイバルの方が圧倒的に「シャレード」らしさが出ていますよねー。
 ま、何の工夫もない1986年リバイバルのポスターよりははるかにいいですけど。

 ちなみに、大学時代からのオーケストラ仲間(♂)が最近オードリー映画をよく見ているそうで、こないだ会った時に “「シャレード」ってめっちゃいいよな~!” って言ってくれました。(^^

 なんか、ほめられたのが「シャレード」っていう、スタンリー・ドーネン監督によってオードリーの良さが最高に引き出されている作品の1つだったことがめっちゃ嬉しかったです。
 他にも同じスタンリー・ドーネン監督の「パリの恋人」もとても気に入ったそうです。

 というわけで、次に見るのは「シャレード」の系統として「おしゃれ泥棒」を、スタンリー・ドーネン監督として「いつも2人で」を勧めておきました。(^-^
  


Posted by みつお at 16:00Comments(2)シャレード