2014年09月17日

「マイ・フェア・レディ」製作50周年記念ブルーレイの予告がアメリカで発表!

★「いつも2人で」イオンシネマ“シネパス”
 10/17(金)、10/20(月)〜24(金)
 グループ5(西日本):茨木・りんくう泉南・三田ウッディタウン・加古川・和歌山・広島・綾川・大野城・戸畑・福岡・筑紫野・熊本の各イオンモールにて上映

 こちらに来ていただいている meng さんから、「マイ・フェア・レディ」50周年記念盤ブルーレイの記事が出たと、教えていただきましたので、早速紹介。
 記事はこちらです。↓

http://parade.condenast.com/339069/scottneumyer/exclusive-announcement-my-fair-lady-gets-the-50th-anniversary-blu-ray-treatment/

 ほかに、こんなのもありました。↓

http://www.thedigitalbits.com/columns/my-two-cents/091614_1015

 この「My Fair Lady」50th Anniversary Edition Blu-ray は、経費のかかるデジパック仕様の3枚組。2BD+1DVDだろうと思います。
 ジャケットを見ると、やっとパラマウントもオードリーの裏焼きを直してくれたようですね。
 オードリーの有名なアスコット競馬場での衣装がモチーフになっていますが、デザインが良いかというと、ちょっと微妙ですが…。(^^;;;

 このアメリカ盤は12月9日発売のようです。日本盤はいつになるんでしょうね。

 画質は次世代の4Kに対応できるほどまでリマスターされているみたいです。もっともブルーレイの規格はそれに対応していないため、フルハイビジョンでの収録。
 4Kの放送が始まったら、テレビで見れるかもしれませんね。

 肝心のオードリーが歌う全曲版は残念ながら入ってなさそうですけど…。
 今まで特典に収録されていた「素敵じゃない」と「証拠を見せて」以外にも、せっかく「踊り明かそう」「今に見てろ」「あなたなしでも」は見つかっているので、それらは収録して欲しかったですよね。

 残る「スペインの雨」だけがどうしても見つからないから収録されないのかな?
 オードリーは絶対に録音してるはずなんですけどねー。

 この新盤「マイ・フェア・レディ」の紹介文の中で“Japaneseaudio”って書いてある!ということは、いよいよ池田昌子さんの吹替が収録されるのか!?

 でもこれって米盤ですし、もし池田昌子さん以外の吹替だったら要らないかも…。
 それに池田昌子さんの吹替だったら、リージョンも放送形式も一緒のアメリカ版を見ればいいことになるので、日本版を買う意味が薄れるし…。

 なんか日本版を作る側の製作の苦労が忍ばれますね。
 これはもう、日本盤独自の特典を付けていただかないと!

 今まで何度も無視され続けてきた吹替版ですから、今度こそ収録してもらいたいですよね!

 とにかく、楽しみになってきました!(^-^


  


2014年07月03日

“A LETTER FROM MY FAIR LADY”

「マイヤーリング」
 下高井戸シネマ 7/4(金)まで 12:25
 Cinema KOBE 7/12(土)〜7/18(金) 偶数日10:30、14:45、19:00 、奇数日13:10、17:25

「シャレード」 第二回・新午前十時の映画祭
 GROUP Aにて8/23(土)~9/05(金)

「いつも2人で」 イオンシネマ“シネパス”
 グループ3 8/25(月)~8/29(金)
 千葉  イオンシネマユーカリが丘・イオンシネマ市川妙典・イオンシネマ千葉ニュータウン・イオンシネマ幕張新都心
 神奈川 イオンシネマ海老名・イオンシネマみなとみらい・イオンシネマつきみ野・イオンシネマ港北ニュータウン
 愛知  イオンシネマ豊川・イオンシネマ大高・イオンシネマ名古屋茶屋・イオンシネマワンダー・イオンシネマ岡崎


 今回もmengさんからの頂き物です。今年公開50周年に当たる「マイ・フェア・レディ」のご案内みたいな物で、ま、ちょっとした「マイ・フェア・レディ」新聞的なもの。
 まず半分に折って、それをさらに三つ折りにしています。

 折り曲げた時に表に来る部分に切手欄が有って、そこには“BULK RATE U.S. POSTAGE PAID”って書いてます。日本でいう料金別納みたいな感じですかね?
 ワーナーブラザーズから大量に送られたのかと。
 日本ではほとんど見ない物なので、いただけるなんてありがたいですよね。

 表面に当たる部分には「スペインの雨」で踊るイライザ・ヒギンズ教授・ピッカリング大佐が。
 中面には「マイ・フェア・レディ」の記事と舞台裏の画像、そしてオードリーの撮影中の画像が載っています。


 残念ながら英語が読めないので文章を楽しめないんですが、面白いなあ〜と思ったのが、「マイ・フェア・レディ」のアメリカ・カナダの主要都市での公開予定が載ってるところ。

 ニューヨークが最初で10月21日。やっぱりニューヨークってのは日本での銀座でのロードショー的な感じで、やっぱりアメリカでの格のトップなんでしょうね。なので、世界で一番良いフィルムが上映で使われたと思います。

 昔はデジタルじゃなくてフィルムでの上映ですが、これって公開に合わせてフィルムを何本も作るんですが、プリント時に個体差が出来るので、日本でも最も良い状態のフィルムが東京のロードショー館、次に良い状態の物が大阪、その次が名古屋、って映画館に行くようになってたようです。そして二番館や名画座ではそういうロードショー館で上映し終わった後のフィルムが行くそうで、その時には使い古してフィルムに傷が付いてたりしてたそうなんですよね。
 なので、アメリカでもそういうことがあったと思います。

 ちなみに2番はシカゴの10月23日。その次が10月の28日で11都市。ボストン・ロサンゼルス・フィラデルフィア・デトロイトというアメリカの都市の他に、トロント・モントリオール・バンクーバーなどのカナダの都市がずらり。カナダは一斉公開だったんでしょうかね。

 ここで、えっ!と思うのはデトロイト。今そんなに大きな都市のイメージはないのですけど、3番手に公開するというのはすごいなーと思ったんですが、この当時は160万人ほど人口があって、アメリカでも5番目に人口が多かったんですね。今では70万人で18番目だそうです。

 続いて11月11日のヒューストン・サンフランシスコなどから、最終はアトランタの12月25日へと続いて行くみたいです。

 中面の真ん中の、Hの発音を練習するシーンの撮影合間のオードリーの画像は、珍しく且つキレイですね。
 「アートフォード・エレフォード・アンプシャーじゃあ、アリケーンはほとんどうかねえ。」(笑)。これ日本語版ですけど、元はなんて言ってるかわかります?

 日本では東京の有楽座と大阪の梅田スカラ座・千日前スバル座が12月1日公開で一番早かったようですね。そういえば、他の劇場ではアメリカ版のパンフレットを日本語に翻訳したパンフレットが売られましたけど、千日前スバル座は1964年という劇場独自パンフのすっかり廃れてしまった時期に、全くの独自パンフを単独で作ってしまいました!とても珍しいパンフで、オードリーパンフの中でもかなり入手の難しいものの1つ。
  


2014年04月10日

オーストリアの雑誌「Frau und Mutter」1965/2/9号

 今年は製作50周年になるオードリーの作品が2本あります。1つは1962年に撮影されていた「パリで一緒に」(「シャレード」よりも前)、それと1963年撮影の「マイ・フェア・レディ」です。どちらもアメリカ・日本とも初公開が1964年でした。

 日本で製作○年とかって書いてあると、その年に撮影されたと誤解する人が多いみたいなんですが、実際の映画って公開の1年前に撮影ってのが普通ですから、製作年と撮影年は違うことが多いですね。なのであくまでも製作年=公開年であって、撮影年ではないということを覚えておきたいですね。

 でもとうとう「マイ・フェア・レディ」も製作50周年ですかーっ!オードリーが亡くなった翌年(1994年)が「マイ・フェア・レディ」製作30周年で、さらにその翌年には日本でもビデオの豪華ボックスが発売され、雑誌の「FLIX」で「マイ・フェア・レディ」の特集号が発売、さらに「マイ・フェア・レディ」の劇場リバイバルとレーザーディスクの30周年記念ボックスも発売されました。
 ビデオとレーザーディスクの豪華BOXはまた追って紹介します。

 今年はまだ何もアナウンスがないんですけど、何かあるんでしょうか…。ちょっと不安なのは、現在「マイ・フェア・レディ」の権利は制作したワーナー・ブラザーズではなく、パラマウントが持っていること。
 例えば、せっかくワーナーの倉庫でオードリーが歌う最終バージョンがもし全て発見されたとしても、果たしてそれをパラマウントで出せるのか?という問題も…。

 オードリーが全ての曲を吹き込んでいたこともオードリー自身の当時の発言でわかっていますから、20年前のボックスでも収録されなかったオードリーの歌うバージョンでぜひ!全曲収録してもらいたいと思ってるんですが、無理なのかなぁ…。

 さて、めっちゃ前置きが長くなりましたが、これはオーストリアの雑誌(表紙にウィーンて書いてある)「Frau und Mutter」という雑誌の1965年2月9日号。日本語だと「妻と母」って雑誌名になりますね。表紙周りを入れて全36p。
 海外の雑誌らしく、紙は薄くてペラッペラ。立てて置くと、フニャって曲がりそうです。

 中身は「妻と母」らしく、料理の作り方や洗濯のことなども載っているのですが、メインはこれなのかな?という洋服を作るための型紙が別紙で挟み込まれています。1枚の紙でなんと13種類くらいの服(うち3種が婦人服、残りはベビー服)が仕立てられるようになっているので、線が交錯して、型紙はめっちゃ複雑怪奇です。(^^;;;

 「マイ・フェア・レディ」のオードリーは表紙と本文が2ページ。本文ページのオードリーは2色刷りページで、ムリクリ顔がピンクにされてますけど、これ、衣装をピンクにした方が良かったんじゃない?みたいに不自然な感じ。なんか大阪映実版の「パリで一緒に」パンフレットでの無茶な着色を思い出しました。

 表紙のは「マイ・フェア・レディ」の美しい画像の中でもかなり美しく撮れているオードリーの写真の1つ。撮影はセシル・ビートン?それともボブ・ウィロビー?
 これ、本来は全身写真なんですけど、ここまでバストアップで大きくしても充分綺麗だということは、大判の写真機か、低感度のフィルムを使っていて、かなりの高解像度だということですね。

 昔FOXスクリーンフレンドという所で通販で買ったブロマイドにこの全身写真の物があって、オードリーのブロマイドの中で、これが一番のお気に入りでした!“美しい〜(はぁと)”っていつもホ〜って見ていたものです。

 このピンクの衣装、めっちゃ好きです!「マイ・フェア・レディ」の中でも僕が一番好きな衣装。次が家出のシーンでのオレンジのアンサンブル、3番目があの有名なアスコット競馬場での衣装です。

 そして髪型もオードリーに似合っていていいですよね!当時オードリーが好んでしていたアップスタイルでもあり、エドワード朝時代の雰囲気も入れてあるんでしょうね。
 「マイ・フェア・レディ日記」という本でみると、オードリーって横に張った髪型だと似合わないとわかっていたみたいで、ためしに横に張った髪型もその中でしているんですけど、やっぱりあんまりかわいくないです。(^^;;;
 なので63年当時の流行の髪型とエドワード朝時代の折衷案でこうなったのでしょうね。

 新潮文庫で出ていた「風と共に去りぬ写真集」って本で書いてましたが、ハリウッド映画って調度品は確かにその時代の物を再現するし、衣装もまあ合ってるけれども、髪型はかなりアヤシくなり、メイクに至っては全然時代は考慮されず、撮影時の流行のメイクになる、って書いてました。「マイ・フェア・レディ」もまさにそんな感じですよね。(^^;

 Photoshopのなかった時代、写真を今みたいにシミやシワだけでなく、体型まで変えてしまうようなこともなく、普通のままのオードリーで充分若くて美しかった時代の最後のオードリーですね。
 このあとオードリーのせいではないのに「マイ・フェア・レディ」の吹替の件でバッシングされてしまいますよね。そのストレスで次作「おしゃれ泥棒」ではシワが深くなってましたよね。

 とにかく世間の注目度も高く、70mmの超大作でもあり、オードリーも最大のパワーで演技し、内容も名作に仕上がったということで、オードリーの代表作であり、頂点の1つになった作品です。
 今年の「マイ・フェア・レディ」、何かあるかな〜…とにかく期待しています!

この雑誌のお気に入り度:特に無し(内容は取り立ててなにも印象には残りません…)
  


2012年05月04日

「マイ・フェア・レディ」1969年リバイバル立看

 今日5月4日はオードリー・ヘプバーンの83回目の誕生日です!

 で、今回はオードリーの代表作 「マイ・フェア・レディ」 の1969年リバイバル時の立看を紹介。

 初公開時の立看もメインのオードリーの画像は一緒ですが、下部の画像が初公開時は有名なボブ・ピークのイラストになっている等々、いろんな違いがあります。

 「マイ・フェア・レディ」、2014年には製作50周年になりますので、リバイバルして欲しいなあ〜!と思ってたんですが、いまや主な劇場もデジタル化がほぼ完了しており、フィルムでの上映が出来なくなっています。
 なので、「マイ・フェア・レディ」のデジタル化がなされるまでリバイバルは難しいのかと…。

 “午前十時の映画祭” で、次は「マイ・フェア・レディ」が入るかな?とか考えてましたが、フィルムでの上映が出来ないため、“午前十時の映画祭” 自体が一旦終わってしまいますしね。

 少なくとも、50周年記念ブルーレイは発売されるのかな?
 新たな特典と言えば、やっぱり最近 YouTube でアップされているような、オードリー自身の歌う「今に見てらっしゃい」「踊り明かそう」「あなたなしでも」、それと未発見の「スペインの雨」を収録して欲しいですよね!
 いや、何よりオードリーが歌うバージョンでの全編が見れるようにして欲しい!!
 それと、今度こそ池田昌子さんの吹替が欲しいですね!

 でもこうしてオードリーの歌うバージョンの曲が次々出てきたところを見ると、本当にオードリーは一所懸命歌の練習をしてたんだなーってわかりますよね。
 伝記でも、午前中は歌のレッスンに充てていた、ってことも書かれていますし。
 「スペインの雨」だけまだ見つかってないですけど、順撮りの「マイ・フェア・レディ」で「あなたなしでも」があるのに、これだけ録音してないとは考えにくく、おそらくどこかに眠っていて、世に出ることを待っているのでしょう。

 さて、オードリーがいったいいつほとんどマーニ・ニクソンの吹き替えで行くと告げられたのかがはっきりしていません。
 これは各オードリーの伝記、それとセシル・ビートンの「『マイ・フェア・レディ』日記」を読んでも書いていません。
 誰に言われたかも、伝記ごとに違っていますし。

 信頼できるバリー・パリスの伝記では、オードリーはある程度吹き替えられるのは覚悟していて、マーニ・ニクソンと一緒にブースに入り、その後も録音していたことが述べられています。
 少しでも多く自分の声を使ってもらうため、ものすごく頑張ってたんですね。

 同じくバリー・パリスの伝記では、「素敵じゃない」のリハーサルで誤ってオードリーのバージョンが流れた時、みんながオードリーに拍手したので、オードリーは嬉しくて涙を浮かべていたことが書かれています。
 これからすると、順撮りの「マイ・フェア・レディ」では、かなり早い段階でオードリーに告げられていたことになります。
 でも、ずっと後に撮り直ししたことも考えられますので(最初のシーンもずっと後に撮り直しされた)、よくわかりません。

 チャールズ・ハイアムの伝記ではオードリーが過労で倒れて3日休んだのよりも後みたいな書き方になってますし、ビートンの「『マイ・フェア・レディ』日記」で調べると11月18日以降ということですし、それだと撮影も相当後半になります(ジェレミー・ブレットとの「証拠を見せて」も撮影が終わっている)。

 セシル・ビートンがオードリーとマーニ・ニクソンとの声を区別できなかった可能性はあるのですが、「『マイ・フェア・レディ』日記」では1963年10月23日にラッシュが行われた際、オードリーが歌う「踊り明かそう」で作曲のフレデリック・ロウはじめ、皆が大興奮して拍手した、と書かれています。
 原書も当たりましたが、そちらも“Audrey sang 'I could have danced all night', ” と書かれていました。
 それだとやっぱりかなり後半になりますね。

 さて、結果的にオードリーとってはつらい出来上がりになってしまいましたよね。
 採用されたオードリーの歌は、「今に見てらっしゃい」の怒っている部分全部と、各曲の歌いだしのセリフっぽい部分、そして「踊り明かそう」の最初から2番目のワンフレーズくらいですもんね。

 「マイ・フェア・レディ」のアカデミー賞受賞後、年を取らないと思われていたオードリーが老けたことに関して、淀川長治さんが “絶対もらえると思ったアカデミー賞をもらえなくて” という理由付けにしてました。
 でもこれは僕も含めて僕の知っているオードリーファンの間では昔っから “絶対違うやろー!” って意見でした。

 オードリーを知れば知るほどアカデミー賞にこだわったとは考えにくく、もちろんもらえたら大喜びはするでしょうが、もらえなかったからといって、老け込んでしまうほど執着すると考えるのはムリがありますし、根拠もないです。

 オードリーの性格からして考えられるのは、当時受けた吹き替えに対するものすごいバッシングのせいだと思われます。
 「ウエスト・サイド物語」のナタリー・ウッドや「王様と私」のデボラ・カーに対しては吹き替えであっても、舞台と配役が違っても全然問題にならなかったのに、「マイ・フェア・レディ」のオードリーに対してだけは別でした。

 いくら過去にこだわらないオードリーでも、ここまで叩かれると心に深い傷を負ったと思いますよー。
 今までいいことばかり言っていたマスコミやファンにも手のひらを返したような発言をする人もきっといたでしょうし。
 オードリー自身は愛の人だったのに、こういう心無いトゲある言葉や行動で心をズタズタにする人が世の中にいるってことも知ったでしょうし。

 いまだにネットとか見てもオードリーの自分で歌う努力を知りもしないでこの作品のオードリーを “口パク” 呼ばわりする人がいますしね。
 (ミュージカル映画の撮影方法として、自分で歌おうが他人が吹き替えようが、先に録音しておいた歌に合わせて歌って演技するのが普通。オードリー自身が全曲歌った「パリの恋人」もそう。)
 それを言うなら、ミュージカル映画出演者はほとんど口パクになりますね。

 僕的にもオードリーの最高峰の1つであることは、もちろん認めているのですが、オードリーの気持ちを考えると胸が痛みます。
 オードリーのことだから、きっと人知れず泣いたと思うのです。

 オードリーのこの作品への意気込みはハンパじゃなくって、120%以上のパワーでやっていたと思うんですよね。
 生涯の全作品を振り返っても、おそらく「マイ・フェア・レディ」が一番リキ入ってたんじゃないだろうかと…。

 作品的には素晴らしい出来に仕上がって、オードリーにとっても代表作になりましたけど、オードリーがこの作品を振り返った時、おそらくそこには誇らしい気持ちよりも、悲しくて暗い想い出の方が多く占めることになったと思うんですよね。

 なので、僕も何も知らなかった子供の頃の “「マイ・フェア・レディ」すっごいいい!オードリー凄い!” だけじゃない、複雑な感情を抱いてしまうんですよね…。

 もし今オードリーが生きていたら、今日の誕生日のパーティーで “そんな私のことはいいの。「マイ・フェア・レディ」を素直に楽しんで、みんなが幸せな気持ちになってくれることが私の喜びなの。そしたらそれが私が演じた甲斐があったということよ!” ってにっこり笑って言いそうですけどね。

お気に入り度:★★★★(立看てどれもいいですよね!あんまり色々持ってないのが残念です。)


  


Posted by みつお at 09:00Comments(10)マイ・フェア・レディ

2011年03月30日

「マイ・フェア・レディ」1964初公開時B1ポスター 横型



 今日は「マイ・フェア・レディ」の1964年日本初公開時のB1ポスター横型の紹介です。
 さて、始めに書いておきますが、1964年と言っても、このポスターは明らかに1965年のもの。
 というのも、アカデミー賞の受賞のことが載っているからで、受賞の発表は2~3月ですから、それ以降に刷られたんでしょうね。
 でも70mmの表記が初公開時のものであるため、初公開時であることは間違いないです。

 それと、横型と書きましたが、縦型の物があるのかは不明。でも超大作の「マイ・フェア・レディ」ですから、アカデミー賞までB1ポスターがなかったとは考えにくく、アカデミー賞受賞の表記のない別柄のB1ポスターがあったのは間違いないでしょう!

 さて、この間オードリーとも友人であったエリザベス・テイラーが亡くなりましたが、そのリズもこのイライザ役を狙っていたことがいくつかの伝記で述べられています。

 オードリーはイライザ役を早くから熱望していましたが、最初は舞台でイライザを演じたジュリー・アンドリュースのことを考えてためらったとのこと。
 でも、もしオードリーがイライザ役を断っても、映画化権を買ったジャック・ワーナーはジュリー・アンドリュースをイライザに据える気はなく、次の候補はエリザベス・テイラー。
 それなら、私が演じても…と思ったオードリーは役を引き受けたそうです。
 次の候補までわかっていたというのは、オードリーもリズも同じカート・フリングスというエージェントだったからでしょうね。

 でも、リズのイライザはちょっと考えられませんよね~。既に「クレオパトラ」で貫禄たっぷりになっていたリズには、イライザほど向いてない役はないんじゃないかというくらい合わない!
 撮影中からバッシングや撮影中のいざこざで神経をすり減らしてしまったオードリーですが、やっぱりこの役はオードリーで正解!だったと思っています。

 それに…「マイ・フェア・レディ」があっても、その撮影のために「メリー・ポピンズ」や、下手すると「サウンド・オブ・ミュージック」までなかったジュリー・アンドリュースというのは、ジュリーのファンでも嫌なことでしょうし。
 「マイ・フェア・レディ」に出なかったら、逆にオードリーの次の作品はオファーがあったという「サウンド・オブ・ミュージック」だったかもしれませんしね。
 やはりこうなる運命だったとしか言いようがないでしょうね。

 それと、「今に見てらっしゃい」の低音部や他の曲の歌い出し以外、声が吹替えられてしまったオードリーに対して未だにバッシングする人がいますが、オードリーが実際は自分で歌おうと一生懸命努力していたことは、オードリーの歌う各曲が最近次々と見つかっていることからもわかります。

 既にビデオやLDやDVDでも収録されている「素敵じゃない?」「証拠を見せて」以外にも、「今に見てらっしゃい」の全曲と「踊り明かそう」「あなたなしでも」も発掘され、You tubeで観ることが可能です。
 あと見つかってないのは「スペインの雨」だけですが、きっとこれも見つかるのでは?と期待しています。

 いつか…“映画が発表されるまで吹替えを口外しない”という契約を自分が守らなかったのに、オードリーの悪口を平気で言うマーニ・ニクソンなんかの声は取り払って…全曲下手でもいいからオードリーの声で観れる「マイ・フェア・レディ」全編も期待したいですね!「マイ・フェア・レディ」製作50周年の2014年がベストタイミングだと思いますが…。

 そうそう、1994年にデジタル・リマスターして甦った「マイ・フェア・レディ」を、日本ではまだ1度もリバイバルしてないんですよね。
 1995年に新たなポスターまで作って劇場公開した日本ヘラルド配給のは、結局86年リバイバルフィルムの使いまわしでしたし。

 そういえば、「マイ・フェア・レディ」のオープニングの花のシーンでハエが映っていたのが、リマスター版では消し去られていましたね(笑)。蜂ならまだしも、ハエですもんね~。

 あ、ポスターの話が全然ありませんね。(^^;;;
 これ、超大作「マイ・フェア・レディ」のポスターにしては地味ですよね。ポスター過渡期の最後のものだからでしょうかね。 
 好きな順にオードリーのポスターを並べた時、かなり下位に置かれるものですね。

 この右上のオードリーの写真の衣装、めちゃくちゃ有名な物ですよね。映画の衣装といえば、これを思い浮かべる人もかなり多いんじゃないかと思います。
 これもイライザがオードリーだったからこそセシル・ビートンがインスピレーションを受けてデザインしたものですよね。
 「ティファニーで朝食を」のオープニングで着るリトル・ブラック・ドレスと、「麗しのサブリナ」で着るサブリナ・パンツと合わせて、オードリーの3大衣装であることは間違いないですね。

 ただ、このオリジナルは、数年前の、神戸・東京・京都で催された映画の衣装展で書いてあったところによると、盗まれて現存していないとのこと。
 70~80年代だかの雑誌ではワーナーの倉庫にきちんと保管されていて、見た人が感嘆して記録していましたから、きっと内部の犯行で盗まれたんでしょうね。
 衣装展ではとってもしょぼいレプリカが作られて展示されていましたが、到底本物の肌理の細かさや重厚感は再現できていませんでした。だって、帽子の花が、昭和の商店街の街灯に付いてるような物でしたからねー。ホンと残念です。

絵柄のお気に入り度:★
(大作のわりに華もなく、あんまり印象に残らない、ポスターとしてはダメダメなものの部類)
  


Posted by みつお at 17:00Comments(2)マイ・フェア・レディ

2010年09月08日

「マイ・フェア・レディ」DVDも未収録 幻のオードリーの歌声

 いつもいろんな情報を教えていただいている takeさんが、You Tubeで見つけたよ!とこんな素晴らしい情報を教えてくださいました!

 「マイ・フェア・レディ」のDVDで、オードリーの歌う「素敵じゃない?」と「証拠を見せて」は公開されていたのですが、takeさんが教えてくださったのは、それにも未収録の「今に見てらっしゃい」「踊り明かそう」「あなたなしでも」。

 「踊り明かそう」は知ってましたが、他の2曲は全く初めて!「今に見てらっしゃい」は完成版でも怒りの部分はオードリーの声でしたが、ここではすました高音部もオードリーの声で聴く事が出来ます。

 ↓クリックでYou Tubeに飛びます

今に見てらっしゃい

踊り明かそう

あなたなしでも

 マーニ・ニクソンのようなプロの声ではないですが、オードリーの声も結構イケると思いますが…。
 しかもこれはまだリハーサルだから完成版ではないですよね。まだまだオードリーがうまくなる余地があったわけです。

 これを聴くと、本当にオードリーは自分の声で歌うために、一生懸命練習していたのがわかりますよね。スタッフがそんなオードリーになかなか吹き替えで行くと伝えられなかったのもわかりますし、吹き替えられることがわかったオードリーが大ショックを受けたのもわかります。
 オードリーは決して口パクや吹替を潔しとしてなかったのが証明されてますよね。

 さて、これでイライザが歌う曲でオードリーの声が発見されてないのは「スペインの雨」だけになりましたが、きっとこれもオードリーによって歌われたトラックがどこかで眠っているのでしょう。
 ぜひぜひこれも公の場に出てきて欲しいものです。

 そして、ブルーレイで発売されるときには、マーニ・ニクソンの完成版だけでなく、オードリー自身が歌うので全編見れるように選択できるようにしてほしいです。

 ちなみにこんなのも紹介していただきました。

↓オードリーの映像にジュリー・アンドリュースの声の
素敵じゃない

 みなさんもよろしければ感想をお聞かせくださいねー。(^-^
  


2009年11月29日

手嶌葵さんが歌う!オードリー映画の曲(含「緑の館の歌」)

 今回は、まだ僕は買ってないCDの紹介なのですが…。(^^;;;

 この手嶌葵(てしまあおい)さんという方は、スタジオジブリの「ゲド戦記」で、挿入歌「テルーの唄」およびヒロイン=テルーの声で一挙に有名になった歌手の方だそうです。

 で、なんでこのブログで取り上げたかと言いますと…

 この手嶌葵さんは2008年3月発売のアルバム、「The Rose 〜I Love Cinemas〜」で既に「ティファニーで朝食を」の “Moon River” をカヴァーしてたんですよね。それはそれですっごくいい感じなんですけど、それだけならきっとここでは取り上げなかったと思うんですよね。“ムーン・リヴァー” を歌った歌手なんて山のようにいるはずですし。

 でも、ここで取り上げなければ!と思ったのは、今年2009年10月発売のアルバム、「La Vie En Rose 〜I Love Cinemas〜」の方!ここでは全11曲中、オードリー映画からなんと4曲も選ばれています!
 その中でも画期的なのが “Song Of Green Mansions”!!

 これは「緑の館」の中でアンソニー・パーキンスが歌う “緑の館の歌” ですよね!
 この曲を選ぶなんて、なんとお目が高い!と。
 これがあるなら、ここで取り上げないわけにはいかないでしょう!みたいな。

  ネットで色々調べましたら、選曲は手嶌葵さんが行ったとのこと。この曲を選んだ、ということは、かなりのオードリーファン!だということがわかりますよね。

 でも、他の有名な3曲、
“La Vie En Rose(バラ色の人生~「麗しのサブリナ」)”
“Wouldn't It Be Loverly?(素敵じゃない?~「マイ・フェア・レディ」) ”
“Fascination(魅惑のワルツ~「昼下りの情事」)”
に比べて、未だ日本ではDVD化もされていない「緑の館」の “Song Of Green Mansions” はヤマハさんが楽譜の入手に大変困ったそう。(^^;

 でも、他の3曲がピアノ伴奏なのに比べて、これはギター伴奏なので、かなり原曲の雰囲気に近いです!もともとアンソニー・パーキンスも映画の中ではギターで歌ってましたもんね。

 下(↓)のアマゾンのでは“緑の館の歌”の試聴は出来ないのですが、上の画像(↑)から行けるタワーレコードでは全曲試聴が可能なので、ぜひぜひ皆さんも一度お聴きになってみてください!かな~りいいですよ!!
 普段だったら絶対買ってると思うんですけど、ちょっと今月は金欠なので…。
 またおいおい買いますね。(^^;;;

 あ、でも手嶌葵さんはオードリーファンだということなので、今度はぜひぜひ「いつも2人で」、「パリの恋人」の“ボンジュール・パリ!”、「パリで一緒に」の“THAT FACE”なんかも収録していただきたいですね!(って、「パリの恋人」は手嶌さんの雰囲気だと、“ス・ワンダフル”かな?)
 あ、そうそう、「暗くなるまで待って」や、アルバムだけで聴ける「おしゃれ泥棒」の“二人は恋人”とかもいいですけどね~!


  
タグ :CD


2009年06月19日

「マイ・フェア・レディ」69年リバイバル公開時 プレスシート

 これは1969年リバイバル公開時の「マイ・フェア・レディ」プレスシートです。

 “え~~っ!1964年初公開時のとどこが違うの~??”って、表面は同じです。(実はこのリバイバル版はイラストの左右の下側が欠けた風になっていて、微妙に違うんですけどね。)

 裏面は…というと、一見64年初公開版とほぼ一緒ですよね(↓)。
 でも読むとわかるんですけど、書いてある内容にはかな~り追加があります。

 まず、解説には「マイ・フェア・レディ」がアカデミー賞を8部門で取ったことが追加されてます。

 オードリーの紹介では、「マイ・フェア・レディ」以降の作品、「おしゃれ泥棒」「いつも2人で」「暗くなるまで待って」のことと、メル・ファラーと離婚したことも。

 その他、レックス・ハリスンやスタンレー・ハロウェイ、ジョージ・キューカー監督のところで追加や変更が行われています。

 ←こちらの落武者オードリーも健在ですが、その横にある、70mmのロゴが変更されています。
 また、“総天然色”の表示が、“テクニカラー”に。

 というわけで、64年初公開版と69年リバイバル版を簡単に見分けるのは、この落武者オードリーの横のロゴ、ということになります。

お気に入り度:★★
(64年初公開版と両方持っていれば面白いです。)


  


Posted by みつお at 16:00Comments(8)マイ・フェア・レディ

2009年04月03日

「マイ・フェア・レディ」東急名画フェアパンフレット

 これは“シネマグラフィティ特集号”と書いてある、「東急名画フェア」というパンフレットです。

 「マイ・フェア・レディ」のパンフって、もう無いんだと思ってましたけど、こんなのがあったんですねー。
 内容的には74年パンフからの丸々転載で、見開き2ページのみ。
 特に読んで嬉しい!とかってのはないんですけど、まだパンフがあった!ってこと自体が嬉しい!

 ほかに掲載されている作品は、「禁じられた遊び」「ピクニック」「80日間世界一周」「アパートの鍵貸します」「男と女」など。
 「市民ケーン」の解説が本文ではなく、挟み込みで入っているのは、編集の際にうっかり入れ忘れたんでしょうか。
 ほかの作品も、おそらくパンフからの転載だろうと思います。

 いつ発行されたかの記載がないんですが、「マイ・フェア・レディ」の上映権利がまだあるところと、74年パンフの転載から考えて、74~82年くらいのどこかだろうという予測は立ちます。

 オードリー人気の一番冷え込んでいたこの時期、はたして「マイ・フェア・レディ」にお客さんは来てくれたんだろうか?という一抹の不安が…。

 そういえば、あんまり「マイ・フェア・レディ」って名画座で安くで上映した、って話は聞きませんよね。86年以降の日本ヘラルドのリバイバルは、劇場は小さくてもロードショー料金でしたし。

 「マイ・フェア・レディ」みたいな大作は権利金が高いんでしょうか?それで上映時間も長いとなったら上映回数もこなせないので、小さな劇場では割りに合わないとか?
 う~ん、そういう映画の裏事情はよくわかりませんが…。

 レアなパンフレットですが、単独作品の物ではないので、価値は低いかと。

レア度:★★★★
  


Posted by みつお at 16:00Comments(0)マイ・フェア・レディ

2008年09月18日

映画の日宣伝用オードリーポスター

 長々とお待たせした割には“なんじゃ!?”なグッズの紹介で申し訳ないのですが…。

 今日は、1980年代後半~90年代前半の映画の日の一般認知度をあげるための宣伝ポスターの紹介です。このシリーズではオードリーではない、「カサブランカ」や「風と共に去りぬ」なんかもあったと思います。

 僕はオードリーではこの2種しか持っていないのですが、他には「ローマの休日」「昼下りの情事」「ティファニーで朝食を」をメインにしたポスターもあります。

 「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」はあまりにもおなじみの画像であんまり欲しいという欲求が起こらないのですが、「昼下りの情事」だけは緑のバックにカーネーションの香りを嗅ぐオードリーの画像で、いつかは買いたいと思っています。

 これらは神戸のシネマガイドさんで買いました。「パリの恋人」の方は、映画の1シーンなんですけど、なんか垢抜けないオードリーに写ってますよね(笑)。

 さて、それとこのポスターには映画雑誌「ロードショー」の広告も入ってますよね。「ロードショー」とのタイアップだったんでしょうか?
 オードリーとは縁の薄い「ロードショー」なんですけど、この当時のオードリー人気のリバイバルは圧倒的で、さすがの「ロードショー」も老若男女にアピールするオードリーを何回も使わざるをえなかったんでしょうかね。

 さて、最近の「ロードショー」も「スクリーン」もなんですけど、ページ数、減りましたねー。以前は250ページくらいあったのに、今は160~170ページですもんねー。
 本屋で最近見ると、あまりのペラペラさに、“大丈夫なんかなー?売れてなくて大赤字ちゃうかなー…。”って思ってしまいます。

 中身では“見る”部分はともかく、“読む”部分は壊滅状態ですよねー。まあ、いまや双葉十三郎さん・小森のおばちゃま・淀川長治さんなどの往年の名評論家の方たちも活動してらっしゃらないし、映画について正しく“批評できる”人がもういないのかもしれませんが…。