2016年10月18日

「ロビンとマリアン」公開40周年記念!宣伝写真(キャビネ&六切)

 「ティファニーで朝食を」公開55周年の今年、「ティファニー ニューヨーク五番街の秘密」というティファニーに関するドキュメンタリー映画が公開されます。
 しかも公開日は「ティファニーで朝食を」日本初公開日の11/4に合わせたような11/5から日本全国で!

 ポスターの上部や予告編にもオードリーが使われていますので、公式サイトでご覧になってみてください。

 また、「おしゃれ泥棒 オードリー・ヘップバーン!」の方にも「89.オードリー・ヘップバーンの画像を無料でブログに使用する方法」という記事をアップしましたので、そちらも読んでいただくと嬉しいです。













 今年は僕がこのブログを始めてからもうすぐ丸10年になるんですが、オードリー的にも「おしゃれ泥棒」公開50周年、「戦争と平和」公開60周年、「いつも2人で」撮影50周年、「パリの恋人」と「昼下りの情事」撮影60周年、さらには「ロビンとマリアン」公開40周年などなど、いろんなメモリアルイヤーでもあります。

 今回はその40周年記念の「ロビンとマリアン」の宣伝用スチール(宣伝写真)の紹介。
 「ロビンとマリアン」としては↑右上の2枚目のものが特に有名です。

 昔の映画館は今のシネコンとは違って、1館で1作品をずっと上映していました(二番館や地方では2〜3本立ての場合もあり)。そのため、上映中の作品を強力にプッシュしていたわけですよね。
 なんせその1本にお客さんが入らないと映画館の死活問題ですから。













 で、今の若い方は知らないでしょうが、その映画館では上映中の作品のいろんな宣材が映画館の内外に展示してあるわけです。
 映画館の外には上部や柱に絵師さんが描いた大看板。館内には普通のポスターを上下に繋げたサイズの立看やB1やB2のポスター、強力な作品には2シートと呼ばれる超巨大ポスターなどが飾ってありました。

 ここで紹介する宣伝写真は、映画館の外やロビーに木枠とガラスで囲われたような展示場所があって、そこに飾られていたもの。
 上映中の映画の写真をちょろっと見せて興味を惹こうというものでした。

 普通は画鋲で四隅を留められていたので、使用済みのものは角に画鋲の跡があります。僕のものは未使用品。

 そこで展示出来る枚数は映画館によって違うのでしょうが、映画会社側では作品の規模や期待度によってキャビネ版は最大150枚ほど準備されていたようです。六切は30〜50枚ほどなのかなー、こちらはあまりよく知らないのですが…。


 (↑上の画像は、尼僧たちが乗った馬車をオードリー扮するマリアンが手綱を引いているのですが、誤って川に入って行ってその後転倒するシーンです。オードリーがインタビューで “これは台本には無かったのですが、レスター監督がこれは使える!ということでそのまま撮影したのです。私たちはパニックだったというのに。” と笑って答えていました。)

 今回のこれは確か中学時代に手に入れたものでした。
 僕の持っているのはキャビネサイズ(180×130)と六切サイズ(254×203)がありますが、貧乏な学生では小さくて安いキャビネがメイン。

 先にキャビネのものを手に入れて、六切にしか無いオードリーの画像のものをその後で手に入れてます。

 アメリカ版の「ロビンとマリアン」プレスシートに付いてきた宣伝写真ではオードリーの写真は9枚中たった2枚でしたが、こちらの日本版はさすがに引退同然の当時でもオードリーがトップクラスの人気なだけに、オードリー中心の写真ばかり。

 なお、アメリカの宣伝写真は印刷でしたが、日本のものは本当に印画紙を使用した写真になっています。

 今でこそオードリーは全世界的に圧倒的な人気を誇りますが、「ロビンとマリアン」公開当時の1976年では欧米ではオードリーの復帰はちょっと話題になった程度。過去の大スター的な扱いでしたね。

 昔の人がオードリーの人気は日本だけ、なんて未だに書いてることがありますが、これはこの時期のオードリーのことですね。

 実際にはオードリーは1987年頃に欧米でも再評価が始まって、そこからは全世界で大人気になっていきます。

 日本ではというと、1968年に「暗くなるまで待って」が公開されたのを最後に旧作のリバイバルのみでしたがそれでも人気は衰えず、とうとうオードリーが1971年に「エクスラン・ヴァリーエ」のCMで日本のためだけに出演してくれてますよね。

 1982年の「銀座リザ」と合わせて、日本はオードリーが生涯で唯一テレビコマーシャルに出演した国です。

 雑誌「スクリーン」の人気投票でも前年何のリバイバルも無かった1976年5月発表の人気投票でも3位を維持。

 ランキングが偏り過ぎて当時の映画ファンの物差しにはちょっと使えない「ロードショー」のランキングでも10位圏内にいた頃。

 なので、「ロビンとマリアン」は撮影中から「スクリーン」「ロードショー」とも大々的にページを割いてオードリーを載っけてくれてたものです。

 「ロビンとマリアン」公開翌年1977年の人気投票では「ロードショー」ですら4位、「スクリーン」では堂々の第2位!1位のテータム・オニールとたった55票差でした。

 これって2誌の読者層が主に中学生〜高校生の雑誌だということを考えると凄いことですよね。

 当時はまだオードリーが伝説化されてない時代ですから、過去の若いオードリーを評価してではなく、「ロビンとマリアン」で40代のオードリーを見てランキングを上げてるんですからね。

 外国の時代劇の中年ロマンスという内容だからか大ヒットこそしなかったものの、それだけ「ロビンとマリアン」は観客に受け入れられたということですよね。

 前半は「尼僧物語」以来の尼僧姿ですが、オードリーは最初はちょっとイヤだったとか。“だって尼さんの格好ばかりしてると思われたくないんですもの。” とこれまたインタビューで笑いながら言ってたそうです。

 「ロビンとマリアン」の脚本は脚本家や監督(最初の時点ではジョン・フランケンハイマー)の強い希望でオードリーの許に1972年頃に送られてきて、オードリー自身も出演したいと思っていたにもかかわらず、エージェントのせいでオードリーの意思が制作者側に伝わらず、2年も放置状態になっていました。

 とうとうオードリーがしびれを切らして言ったのか、“オードリー・ヘプバーンが「ロビン・フッドの帰還」に出演したがっている” という情報が出たのが74年。
 そこからはとんとん拍子に話が進み、75年夏に撮影、76年に公開の運びとなったものです。

 制作者側もオードリーを望み、オードリーも脚本を読んで出演したいと思った「ロビンとマリアン」。
 その後の押し切られたり共演者のためだけに出た作品を考えると、やはりこの自ら選んだ「ロビンとマリアン」が内容的にもオードリー最後の代表作なんだなーと思います。
 特にラストのオードリーのセリフと目の演技は素晴らしいと思います!

  


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2015年06月18日

「ロビンとマリアン」アメリカ版プレスシート

 今日は「ロビンとマリアン」のアメリカ版プレスシート(プレスブック)の紹介です。
 「ロビンとマリアン」に関しての記事は、5年4ヶ月ぶりになります。

 オールモノクロの16ページ。それに9枚のカラーフォトシートが付いていました。
 と言っても、フォトシートは日本の宣材のキャビネのような本物の写真なのではなく、印刷されたものでした。
 なので、写真のようには鮮明ではなく、これを元に印刷してしまうとモアレが出ることと思います。

 サイズは結構デカいんですよー。プレスブックが28cm×43cmくらい、フォトシートは25.4cm(10inch)×20.4cmくらい。

 海外のプレスシートは単なる宣材(ポスターとか)の宣伝だったりして、あんまり手に入っても嬉しくはないのですが、これもそんな感じです。

 全16ページのうち、後半12ページはいろんなサイズの「ロビンとマリアン」の宣材の紹介が載ってるだけで、正直つまんないです。しかもこのサイズ違いはみんな画像じゃなくってイラストだし…。
 それで、これを手に入れた後は海外のプレスシートに当たるものは買う気が失せました。(^^;


 表紙を除いて、最初の3ページだけが「ロビンとマリアン」の実質的な紹介。
 しかも日本と違って、オードリーの復帰が第一に来るのではなく、やはりビリング(序列)どおりショーン・コネリーのことが最初に載っています。
 海外のスターって、ポスターとかのビリングにすっごいウルサイらしいですからね。

 今でこそショーン・コネリーも映画界の大御所ですけど、この当時はまだ007のイメージの脱却を図ってた(そして成功していた)頃。
 正直この時点でのオードリーとショーン・コネリーとだったら、50年代前半から既に主演で活躍しているオードリーの方が先じゃないのかなぁ…と思うんですけど、実質的な主演はやっぱりロビンですし、まあ仕方ないかな、と。

 それにショーン・コネリーだかそのエージェントだかがビリングにこだわったのかもしれませんしね。

 オードリーもエージェントのカート・フリングスが頑張ったのか、ポスターなどではショーン・コネリーとロバート・ショウに挟まれて2番目ですけど、その2人よりも少し上に書かれてますよね。ちなみにこのちょっと上に書くという載せ方は、日本のポスターやチラシなどでも踏襲されてました。

 オードリー自身はというと、そんなビリングにこだわる性格じゃないだろうなーと。

 こういうのにこだわって文句を言うのって、だいたい男のスターが多いみたいですね。
 なのでオールスター映画などだと、ビリングに映画会社が苦慮するとか(「タワーリング・インフェルノ」とかね)。

 4ページにはオードリーとショーン・コネリーの映画のタイトルを混ぜて遊んでいるコーナーがあります。…あんまり面白くないけど。
 YOU ONLY LIVE FUNNY AT TIFFANY'S とか MY MANSIONS FOREVER とか FROM RUSSIA WITH PEACE とか。

 さて、一緒に付いてきたフォトシートですけど、9枚中オードリーが写っているのはたった2枚だけ。
 ショーン・コネリーが7枚も写っているのに、オードリーはえらく少なくないですか〜?














 なんかオードリーだけのも本来はあったのに、僕の手に入れたのでは失われてるのかな?なんて思ってしまいますが、フォトシートの左下に通し番号があって、それは1〜9まで揃ってるので、10枚以上あるわけでないのであれば、これで正しいということに…。
 「ロビンとマリアン」公開時、オードリーだけで押していた日本の宣伝とはえらく違うなーと感じます。やっぱりお国柄ですね。

 なので、本当はフォトシートは自分の持っている日本製の「ロビンとマリアン」のモノクロキャビネ写真とかと一緒に紹介しようかと思いましたが、オードリーが少なすぎるのでそのままこちらで紹介することにしました。

 しかし、そんなたった2枚しかない写真でも、オードリーはしっかり自分の左側から写真を撮られるようにしていますね。

 さて「ロビンとマリアン」ですが、中年の老いの悲哀を描いたものだと言われてますよね。というか、中世という時代ではこれでももう晩年なのかもしれませんが。

 確かに最初に写る窓際に乗っけられているリンゴが、ラストシーンの後で今度はひなびて再度写っているとか。

 「007/ロシアより愛をこめて」でシャープな闘いぶりを見せていたショーン・コネリーとロバート・ショウが、こちらではモタモタよたよたヨロヨロと鈍重な戦いを繰り広げているなど、こういうのを理解していないと “なんじゃ、この緊迫感の無い戦いは?”ってなってしまうようなシーンもあります。

 オードリーのマリアンにも “私はもう若くないわ。それでもいいの?” と言わせていて、明らかに年をとるということへの強い意識があると思います。

 でもこの映画って “年をとっても中身は若い” というのも描いてますよね。

 映画は中世イングランドが舞台なので色に乏しく、主に戦いのシーンなどでは灰色や薄茶色のような土っぽい色が画面を支配します。
 でも獅子王リチャードが死に、マリアンが出てきてからのシーンではシャーウッドの森が登場して、一気に色が黄緑色の爽やかさへと変貌します。
 「緑の館」のような鬱蒼としたアマゾンの濃い緑ではなく、木漏れ日が降り注ぐ新緑の黄緑。

 戦いから離れ、ロビンとマリアンが一緒にいるシーンではだいたい黄緑で覆われますが、この自然の美しいこと!
 それにその実ロビンもマリアンもあんまり自分を年寄りだと思ってなくて、言動が若い若い!それに平和な時はなんか行動も面白いし。

 年をとってくるとわかるんですが、あんまり自分で年寄りだっていう自覚ってないんですよね。
 ここでの伝説のロビン・フッドも最後の方のシーンでも致命的な深手を負いながらも “また戦いに出るぞー!”なんてのんきなこと言ってますし。
 その時はマリアンになぜかとても哀しい眼を向けられているのを気づかないわけなんですけど、男ってそういうものですよね。

 まあ、ちょっと何が言いたいか散漫になってしまいましたけど、年をとっても中身はまだまだ若いまんまだったりして、若い人が思ってるほど中身はポンコツでも大人でもないよ、みたいな感じもうまく表現出来てるかなーって思ってます。

 なので、僕にとってこの映画のイメージカラーは決して土壁みたいな暗い色ではなく、見終わった後に新緑の黄緑のイメージを残していくんですよねー。
 そう!まさしくこの最後のフォトシートでのショーン・コネリーのバックに写っている葉っぱの色ですね!
 僕も大好きなオードリー作品の1つですし、オードリー最後の代表作だし。あ、もちろん監督のリチャード・レスターの代表作の1本でもあります。
  


Posted by みつお at 21:00Comments(8)ロビンとマリアン

2010年02月17日

使われなかったミシェル・ルグランの「ロビンとマリアン」

 “午前十時の映画祭”、いよいよ東京のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて2010/03/06(土)~2010/03/12(金)「ローマの休日」、2010/03/13(土)~2010/03/19(金) 「昼下りの情事」、上映開始!

 あと、こちらにメールをくださった方に教えていただいたのですが、なんとなんと!!
 icon12「週刊オードリー・ヘプバーン」icon12が静岡でのみ発売中です!!現在取り寄せていますので、手に入り次第、またレポートさせていただきます。
(メールをいただいた方、お返事させていただきましたが、戻ってきてしまいました。またご連絡いただけますか?)

 ジェームス・ダーレンの歌う「暗くなるまで待って」の感想を記事に追記しました。

 これは幻となった、「ロビンとマリアン」のオリジナル・サウンドトラックです。

 こちらにお越しいただいているまるさんに教えていただいたのですが、「ロビンとマリアン」には、ジョン・バリーの作曲した音楽以外に、最初はリチャード・レスター監督が頼んでいたというミシェル・ルグランの没スコアがある、ということでした。

 ミシェル・ルグランといえば、ジャック・ドゥミー監督の「シェルブールの雨傘」や「ロシュフォールの恋人たち」の作曲で有名ですよね。

 でも、聴きたくても、以前はミシェル・ルグランの何枚組かの曲集を買わないと入っていなかったんです。でも昨年同じリチャード・レスター監督&ミシェル・ルグランのコンビ作「三銃士」とカップリングで1枚物のCDが出たのでずっと気になっていました。

 しかも以前のはボーナス・トラックということで、3曲くらいの収録でしたが、こちらは10曲入り!ルグランの考えた「ロビンとマリアン」のほぼ全容がわかるようになっています。

 いくら「ロビンとマリアン」と言えども、実際には使われなかったサントラなので、なかなか買わなかったんですが、とうとう手に入れて聴いてみました!

 で、感想はですね、“こっちじゃなくてよかった~!”ということでした。
 最初の曲は、かなり中世っぽい音の響きがして、“おおっ!”と思いましたが、その後が、なんか心に残らないし、なんとなく単調…。

 うーん、なんでだろうと思ってよく聴いたら、これ、弦楽合奏曲ばかりなんですよね。打楽器も1曲目はあったんですが、その後はなんで使わへんの?って感じ。
 あとはずっと1stヴァイオリン・2ndヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスの弦楽合奏のみ。ホルンやフルート、トランペット、クラリネットといった管楽器は一切使用せず。

 僕は自分が弦楽器(ヴィオラ)を演奏しているので、弦楽合奏曲は大好きなんですよ!たとえばチャイコフスキーやドヴォルザークやウィレンの弦楽セレナーデ、マーラーの交響曲第5番の4楽章とか。もちろん弦楽四重奏とかも。

 でもこのミシェル・ルグランのは、どれもちょっと同じような感じに聞こえるんですよね。題名を見て“The attck”“Sweet memories”“Sherwood”などという、イメージではまるで違うと思われる曲も、聴いたらあんまり変わらない。

 やっぱり全部弦楽合奏だと音の響きは清浄になりますけど、音色が一緒なので、大きく曲の感じも変えないと雰囲気が変わりませんよね。

 しかも、ここで聴けるミシェル・ルグランの音は“シャーウッドの森、フランス風味”って感じで、近代フランス音楽のような響きがして、あんまり英国っぽくない。どっちかっていうとブローニュの森風。

 あと、決定的に違うな~と思うのは、「ロビンとマリアン」の持つ良い意味での通俗性(低俗ではない)というか、そういうのに欠けてる気がします。

 「ロビンとマリアン」って実際はずっと時代物なんですけど、ここで出てくるショーン・コネリーのロビン・フッドは、“昨日映画をテレビで見てきたよ。”とでも言いそうな、現代にも居てもおかしくない感じがするんですよね。

 そういう、新しくて俗っぽくて親しみやすいロビン・フッド、って感じがこのルグランの音楽にはありません。

 そこをうまく捉えたのは、やはりジョン・バリーの、実際に使われたサントラじゃないかなーって思います。ジョン・バリーは親しみやすい旋律を使って、心にしみる哀感とシャーウッドの木漏れ日と闘いの場をうまく表現しています。
 このルグランのスコアがボツった後で話が持ち込まれて、おそらく短期間で作曲しなければならなかったでしょうに、あれだけの傑作を仕上げるとは、ホンとにすごい才能ですよね!

 ミシェル・ルグランとしては、オール弦楽合奏という新しいチャレンジだったのかもしれませんが、映像にも合わない、ってことでリチャード・レスター監督にボツにされたんでしょうか。

 このCDは、2つ折の紙ジャケットで、なんと20ページでオールカラーのライナーノート付きの豪華版です!でも「ロビンとマリアン」は実際には使われなかったからか、残念ながら画像は一切無し。全部がカップリングの「三銃士」に割かれています。

 ちなみにこのCDを入手した、サントラ専門の老舗すみや渋谷店さんが、2月いっぱいで(ネットショップも)閉店するそうです、ショック!!

オススメ度:★(これで「ロビンとマリアン」が仕上がったらどうなっただろう…という興味で)





Michel Legrand ミシェル・ルグラン / Les Trois Mousquetaires 輸入盤 【CD】  


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2009年01月27日

「ロビンとマリアン」オリジナル・サウンドトラック新盤!

 これまたまるさんに教えていただいた、「ロビンとマリアン」オリジナル・サウンドトラック新盤です!

 「ロビンとマリアン」は、007でおなじみのジョン・バリーの音楽も傑作だというのに、映画公開当時サントラが発売されなくて、レコードでもCDでもプロモーション盤(及び海賊盤)とサウンド・スコア盤しか出なかったんですけど、とうとう本物のサントラが一般発売されました!

 今までのプロモ盤と比べると、かなりの音質改善が図られていて、クリアな音で聴くことが出来ます!
 そうですよねー、1976年の作品だというのに、今までのあの音質はないよねーって感じでしたからね。

 ただし、収録曲には大いに不満があります!!

 せっかくのサントラで、メイン・タイトルやエンド・タイトルなどの別バージョンといったボーナス・トラックまで収録されているにもかかわらず、肝心の映画で使われた曲が入ってないのがあるんです!

 題名は“RIDE TO NOTTINGHAM”と“TRAPPED”という曲。

 “RIDE TO NOTTINGHAM”(ノッティンガムへ)はロビンとリトル・ジョンが尼僧を連れ戻しに金物屋の馬車を借りて(奪って?)ノッティンガムへ行く時のシーンで使われる曲。
 今回のサントラにもこの題名はあるのですが、これは映画では使用しなかったオリジナル・バージョン(明記なし)。

 “TRAPPED”(罠)は「ロビンとマリアン」で唯一ジョン・バリーとリチャード・ショアーズ(?)の合作。ロビンとリトル・ジョンが閉じ込められた城壁をよじ登り、闘ってから干草に飛び降り、マリアンたちと馬車で逃げるまでの音楽。

 どちらもテーマ曲が軽快に使用された、僕もこの映画では“ジョンが突然に/エンド・タイトル”と並ぶ最も好きな曲たち。それがバッサリ!…。(- -;

 “RIDE TO NOTTINGHAM”なんか、77年にCBSソニーから出た“「ロビンとマリアン」オードリー・ヘプバーンのすべて ”で、「ロビンとマリアン」の曲として入れられたほどの曲なんですけれども…。

 このCDで入っている“RIDE TO NOTTINGHAM”のオリジナル・バージョンは雄大でいいんですけど、フィルム・バージョンの“RIDE TO NOTTINGHAM”、及び“TRAPPED”の後半部分の、まるでシャーウッドの森の木漏れ日まで切り取って音にしたかのような素晴らしさには、到底かなうべくもなく…。

 それ以外にもウィルが森で歌う曲などが落ちた、せっかくの発売なのに、ちょっと欠陥のあるサントラ・ディスク。
 サントラとして発売する以上、ボーナス・トラックより先に入れるものがあるやろっ!
 なので、これまでの音の悪いプロモ盤サントラや、後ろからも音に包まれるドルビー・サラウンドのオリジナル・スコア盤がまだまだ手放せません。(^^;

 それとライナー・ノートではロビンのショーン・コネリーの画像がいっぱいで、マリアンであるオードリーの画像は画質の悪いのや、モノクロのがちょっぴり。

 音はモノラル、とのことですが、実際にはステレオで収録されているようです。
 これまた全世界限定3000枚だそうなので、買おうと思っている方は、急いだ方がいいですよ!

オススメ度:★★★(上記2曲が落ちてなければ★4つだったんですけど…)


  


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2008年04月04日

「ロビンとマリアン」表紙 東宝 VIVA!CINEMAチラシ

 これは1976年に東宝から発行された「VIVA! CINEMA ビバ・シネマ」の「TOHO SCREEN SPECIALS No.11」チラシです。B5の2つ折り。

 表紙には“「ロビンとマリアン」よりオードリー・ヘプバーン”って書いてますけど、「ロビンとマリアン」にはこんなシーンはありませんよね(笑)。もちろん宣伝写真用の美しいオードリー。

 このチラシの中では1976年公開の6作品が紹介されています。「ロビンとマリアン」以外では「ベンジー」「青い鳥」「ミズーリ・ブレイク」「不毛地帯」それとディズニーのリバイバル「わんわん物語」。
 これらの作品のトップで「ロビンとマリアン」が選ばれているんですよね!名誉なことです。(^^

 「ロビンとマリアン」の説明には15行の文章があるんですが、うち6行を費やしてオードリーのことが書かれています。オードリーの商品価値の高さ・カムバックの話題の大きさが偲ばれますよね~。

 チラシ自体はコレクターにとってあまり価値がないものみたいですけど、ファンにとってはこのオードリーの画像はこれ以外には全然見ない貴重品!

 イタリアでのオードリーお気に入りのデザイナー、ヴァレンティノの73年春夏コレクションの衣装を着てますけど、「ロビンとマリアン」単独のチラシやプレスシートポスターパンフとはテイク違いなのが嬉しいです。(^-^
 このオードリー、片足を立てていますね。
 このシリーズの画像も全部見てみたいものです。

絵柄お気に入り度:★★★


  


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2008年02月12日

「ロビンとマリアン」1976年初公開時 プレスシート

 今回は「ロビンとマリアン」のプレスシートを紹介します!

 サイズはB3のポスタータイプ。「ロビンとマリアン」公開当時の、内容とは全然関係の無いオードリーがバーンとメインのビジュアル。

 しかもパンフポスターとは別テイク画像を使用。
 これがファンにとっては嬉しい所!
 こうやって色々変化をつけてくれた方が集め甲斐があります。「華麗なる相続人」みたいに何を集めても一緒、ってのじゃ寂しいですもんね。

 ヴァレンティノの73年春夏コレクションのピンクの衣装を着たオードリー。
 ドッティと結婚していた頃はローマに住んでいたオードリーにとって、ジヴァンシィに代わるデザイナーだったようで、70年代前半のオードリーにはヴァレンティノの衣装が多いです。

 ジヴァンシィに比べて、ちょっとゴテゴテしてるかな?って印象のヴァレンティノですが、オードリーの選んだ衣装はさすが!って感じで、単品の服としては派手でも、オードリーが着ると決して品を失わないのがらしいところ。

 でも73年の衣装を75年撮影の「ロビンとマリアン」の宣伝写真で使うなんて、オードリーはこの衣装をとても気に入ってたんでしょうねー。

 この衣装は2000年の「私のスタイル」展でも、2004年の「timeless audrey」展でも展示されてたので、とても感慨深かったです。これもオードリーが着ている画像が横にあれば、もっともっとみんなの興味を惹いたんでしょうけどねー。もったいない!

 裏面はこんな感じ(→)。
 オードリーがカムバックしたいきさつが詳しく載っています。

 それと、オードリーの紹介で使っている画像がとっても綺麗!「ロビンとマリアン」って、まだまだオードリーは若かったんだねーって思います。

 「ロビンとマリアン」が大好きな僕には大事なプレスシートの1つ。半分に折れてなけりゃもっといいのにねー。

 なお、明日は新しい写真集の紹介です!


  


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2007年12月16日

「ロビンとマリアン」76年初公開 スカラ座/東宝パンフレット

 今日は「ロビンとマリアン」の1976年初公開時のパンフレットを紹介します。

 本命版は東京の日比谷スカラ座の館名の入った物。
 でも中身は館名があろうとなかろうと全く一緒です。

 裏表紙の裏に売価が書いてあるんですが、200円ですと!
 なんかこの時期のパンフレットって、えらく安かったんですね。「ローマの休日」初公開時のパンフの値段が20円くらいですから、20年で物価10倍ってことですかね?

 さて中身なんですが、全部ツルツルのコート紙じゃなく一部マット紙が使われていて、それが期待されてなかったのか?っていう安っぽさを醸し出していて、とっても残念。

 最初の文章はオードリーがカムバックしたこと(記者会見の画像つき)で、解説の最初にもまずオードリーがカムバックしたことが述べられています。

 海外でのビリング(キャストの名前の順番)はショーン・コネリーがトップでも、日本のパンフでの扱いはオードリーがトップ。
 これほどオードリーのカムバックって、日本ではおおごとだったんですね。

 表紙だって「ロビンとマリアン」の内容とは関係なく、ヴァレンティノ(ジヴァンシーじゃないよ)を着たオードリーの宣伝写真。
 これが今となってはとっても新鮮!&嬉しい!よくぞこの画像を使ってくださいました!って感じですね。

 また、田山力哉さんが作品について、渡辺祥子さんがショーン・コネリーについて、小森和子さんがオードリーについて文章を書いてくださっています。

 小森のおばちゃまの文章はいつもどおり愛情の溢れたもの!そこでは「緑の館」と「暗くなるまで待って」のセットでオードリーに会ったことが述べられていて、そこでのオードリーが喋ったという“意志の強さと決断”の話には、もの凄い感銘を受けたものです。

 オードリーがそれを実践してきた上での「ロビンとマリアン」。そこから小森のおばちゃまはきちんと妖精から女性になったオードリーの美しさを汲み取ってくださってる!
 おばちゃまは年をとったオードリーを“老醜”などと書く人たちとはやっぱり違うなー!って。

 オードリーの紹介の欄で載っている「シャレード」の画像のオードリーがめっちゃきれい!

 とにかく、オードリー最後の傑作「ロビンとマリアン」!の素敵なパンフです。

レア度:なし


  


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2007年10月11日

「ロビンとマリアン」76年初公開ポスター イラストバージョン

 これは「ロビンとマリアン」が1976年に初公開された時のイラスト・バージョンポスターです。

 オードリーもショーン・コネリーも似ているし、美しいし、雰囲気はとても好きなんですが、正直イラストだしねー。
 ってことで僕にとってはオードリーのアップバージョンの方が価値が上。

 海外のポスターなんかでもそうなのですが、結局イラストってどんなに似てても上手でも価値があろうと、そこには本当のオードリーがいない!ってことで、僕はあんまり…。(^^;;;

 本当はこちらの方が「ロビンとマリアン」の内容にも即しているし、合ってるんでしょうけど、オードリーのファンとしてはねー(笑)。

 ビリング(名前の順番)は

 オードリー・ヘプバーン
ショーン・コネリー\             /ロバート・ショー

として2番目のオードリーをトップのショーン・コネリーよりも目立たそうとしてるのは一緒。

 キャッチコピーは、アップバージョンが

“永遠のオードリー 限りなく美しく 限りなく哀しく…”

で徹底的にオードリーを売るものだったんですが、こちらではアップバージョンではサブで使われていた

“ロビン、あなたを愛しています…日の光り、いのち、

           そして神よりも深く愛しています”


になっています。

 オードリーが死去した時、あんまり手元にはオードリーのポスターが残ってなかったんですが、その時持っていたすべてのポスターを部屋に貼って僕のオードリー追悼にしました。
 このポスターもそのうちの1枚です。

 入手が難しかった「ロビンとマリアン」のDVDですが、11月に1480円で再発売されます。


  


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2007年09月13日

「ロビンとマリアン」新録音オリジナル・サウンド・スコア盤

 *「ローマの休日」関連の本がまた出ているようです。本屋で見たところ、画像なども多く収録されていました。下にリンクを貼ってますので興味のある方はご覧下さい。

 *大丸京都店で「華麗なるハリウッド映画衣装展」開催中!17日まで

 これはジョン・バリーのスコア(総譜)に基づいて新たに録音された、「ロビンとマリアン」のニューデジタルレコーディング盤です。
 早い話がオリジナル・サウンド・スコア盤。2001年に発売されました。

 オリジナル・サウンド・トラック盤がプロモーション用のみで入手が困難なことを考えると、これは嬉しい録音です!
 2007年9月13日現在、入手は簡単。

 確かに本当のサントラと比べると強弱のつけ方が違うのと、やはり同じ音を鳴らしていても楽器の音色が個々に違うのは仕方のないこと。

 でも、ジョン・バリーのスコアに忠実に演奏しているし、音のクリアさは本当のサントラよりも数段上!

 しかも、プロモ盤のにはブックレットがなかったんですが(紙が1枚入っているだけ。しかも裏は白)、こちらにはきちんと12pのブックレットがあります!
 そこでは「ロビンとマリアン」の製作のこと、ジョン・バリーの音楽のことが述べられてます(英語だけど)。オードリーの画像も2点載っていました。
 なのでこちらでは曲のタイトルが全部わかるのもうれしいですね!

 それにですね、これ裏に「ドルビーサラウンド」って書いてあるんです!
 ドルビーサラウンド、ご存知ですか?後ろからも音が聴こえる、というもの。そうして音に立体感を与えるわけですね!これはすごい!CDでドルビー・サラウンドってあんまりないです。

 普通のステレオシステムよりも映画用の5.1chなんかのシステムで聴くほうが、より真価を発揮できるというわけですね。

 オードリー映画の中では僕のベスト5に入れるほどの音楽ですので、オススメの1枚です!
 (ちなみに他の4つは「いつも2人で」「シャレード」「おしゃれ泥棒」「華麗なる相続人」です。)

曲のオススメ度:★★★★

 なお、しばらく入手困難になっていた「ロビンとマリアン」のDVDですが、今年(2007年)11月28日に再発売が決まりました!HMVとタワーレコードでは取り扱いが始まっています。期間限定生産、定価は1481円です。


  


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2007年06月21日

「ロビンとマリアン」ノヴェライズ ジェームズ・ゴールドマン著

 今日は1975年夏休み期間にたった36日で撮影された「ロビンとマリアン」(オードリー46才)です。

 これは「ロビンとマリアン」の脚本家、ジェームズ・ゴールドマンが書いた、「ロビンとマリアン」のノヴェライズ本です。発売元は東宝。オードリーの画像はいきなり裏焼き。

 だからこの本を中学の時に取り寄せて買ったとき、表紙を見てかなりオードリーの顔に違和感を覚えたものです。

 ある番組で、誰かがオードリーの顔を美人の条件で、ほぼ完璧に左右対称!なんて紹介してたことがありますが、“そんなんウソやん!”って思ってました。
 オードリー自身もそれをわかってたからこそ、「パリの恋人」以降のポートレートでは必ずと言っていいほど左側から撮らせてたんですよね。

 えーと、脱線しましたが、これノヴェライズと言っても、完全な小説ではなく、

ロビン「~~~~。」
マリアン「~~~。」

って書き方になっているので、小説と戯曲の間のようになっています。

 もちろん、小説部分も豊富な画像とともに価値があるのですが、この本で一番面白かったのが、序章にある“皆さんが知りたくても訊けなかった映画脚本のすべて”と言う部分。

 「ご質問は?」という魅力的な書き出しで、「ロビンとマリアン」が映画になるまでの過程を書き出してくれてます。

 もちろん、著者が書いているように、「オードリー・ヘップバーンは本当はどんな人なんですか?」って質問をしても、それは答えることができないでしょう。
 でも、ここではオードリーがどのようにして「ロビンとマリアン」に出演することになったのか、っていういきさつが書かれており、それがとても興味深いのです。

 たとえば、このゴールドマンははじめっからオードリーがマリアンを演じることを夢見ていたけれども、当時のオードリーは引退中。
 あるときゴールドマンの友人がオードリーを見かけて、「オードリーはやっぱり綺麗だな!」
って言ったので、当時監督の予定だったジョン・フランケンハイマーに相談したところ、「オードリーに台本を送ろう!」と言って実行したこと。
 返事が無いので、何ヶ月も経ってからフランケンハイマーがオードリーのエージェントに電話を入れると、「あの方はもう台本をお読みになりません。」とそっけなく言われたこと。
 その実オードリーは脚本を読んでいて、マリアン役の依頼が来るのをなんと2年もずっと待っていたこと!

 この2年というのがいったいいつからいつまでなのかがわかりませんが、とうとうオードリーがしびれを切らして自分から動いたのか、74年の「ロードショー」には、“オードリーが「ロビンとマリアン」でマリアンを演じたがっている”という記事が出ています。

 ということは、最初にゴールドマンの友人がオードリーを見た時って、「ヴァリーエ」の後の72年頃のオードリーだったのかな?

 他の役者に関しても決まるまでにいろいろありますし、この作品の話を聞きつけたリチャード・レスターがどうしても自分が監督をしたい!と言った事など、パンフレットにも載っていない、詳しい裏話を知ることが出来て、これだけでも価値は十分!とても読み応えのある内容になってます。

オススメ度:★★★
  


Posted by みつお at 15:00Comments(0)ロビンとマリアン原作本