2016年03月02日

「華麗なる相続人」サントラ完全版発売!のお知らせ

 久々にオリジナル・サウンドトラックの発売のニュースが入りました!

 今回はVARESE CLUBから「華麗なる相続人(Bloodline)」の念願の完全版オリジナル・サウンドトラックの発売です!
 メーカーでの発売は2/29だったそうで、各所で注文受付が始まっています。

 「華麗なる相続人」の作曲者はエンニオ・モリコーネ。
 多作家なのですが、いずれも質の高い音楽を書くので、世界で大変人気のある映画音楽家の1人です。

 もちろんこの「華麗なる相続人」も大傑作!
 「華麗なる相続人」で一番いいのは、この音楽だと申し上げておきましょう!
 オードリー映画の中でも、音楽では僕の5大傑作に入ります。

 今までレコードでは完全版がありましたが、2度CDになったものはいずれも抜粋版。約半分の音楽しか入っていませんでした。

 今回の発売は限定2000枚です。
 今までの過去のオードリー映画のサントラでは約5年で完売→入手困難→値段高騰となってますので、買いたいと思う方はお早めに!

 公式サイトはこちら。今ならトップページにドーンと載っています。画像をクリックすると裏側のジャケットも見れますよ。
 また、Tracklist からは試聴もできます。傑作の“Main Title”と“Out Of The Past”を聴いてみてください。

 日本ではタワーレコード、ARK SQUARE などで入手が可能です。海外でのお買い物に不安な方に。


追記:実際にサントラCDを手に入れて聴いてみると、なんとレコードと内容が一部違いました!
 そちらも記事にしてありますので、こちらをお読みください。  


Posted by みつお at 18:00Comments(2)サントラCD華麗なる相続人

2014年10月18日

「シャレード」オリジナル・サウンドトラック(フィルム・バージョン) 英盤

 17日から西日本のイオンシネマで「いつも2人で」のリバイバルが始まっています。上映期間が短いので、お見逃し無く!!
★「いつも2人で」イオンシネマ“シネパス”
 10/17(金)、10/20(月)〜24(金) 平日のみ
 グループ5(西日本):茨木・りんくう泉南・三田ウッディタウン・加古川・和歌山・広島・綾川・大野城・戸畑・福岡・筑紫野・熊本の各イオンモールにて上映

 (「いつも2人で」を初めてご覧になる方は、僕のもう1つのブログで先に“「いつも2人で」オードリーの髪型による旅の順番の見分け方”を読んでいただくと、時系列が混乱しないかと思います。)

 前回お伝えしていたように、「マイ・フェア・レディ」の予約注文がアマゾンで取り消しになっています。

 まずは私事ですが、9月末に大学の後輩のカフェで無料で弦楽四重奏を演奏してきました。全部で20曲くらいを2公演演奏したんですが、クラシックは有名なのを5曲くらいで、他はポップス系。その中でオードリーを5曲演奏しました。

 なんか予想外に大好評だったらしく、第2回はいつやるのか?とかってカフェに問い合わせが来てるそうです。
 僕も演奏後にお客さんから“すっごく良かったです!”とか“思い出の曲が嬉しかったです!”とかって言っていただけて、こちらも嬉しかったです。(^-^

 演奏の最初に、来ていただいたお客さんに楽器紹介として1曲ずつちょっとだけ弾いたんですが、ヴァイオリンが「タイースの瞑想曲」とチェロが「昼下りの情事(魅惑のワルツ)」というしっとり曲に挟まれて、僕のヴィオラは他の人ほど上手くないので、どうしようと思って、これは笑いを取るしかない!と明るい「東京ブギウギ」にしました。

 お客さんは結構年配の方が多かったので、これが結構受けたようでよかったです。(^^;;;
 それに「東京ブギウギ」なら結構どの世代でも知ってますしね。
 他に「ドラクエ」とか「雪だるまつくろう(アナ雪)」「愛の讃歌」「瀬戸の花嫁」なんかも準備してましたが、「東京ブギウギ」で正解でした。

 演奏したオードリーの曲目は「ティファニーで朝食を(ムーン・リバー)」「いつも2人で(メインタイトル)」「麗しのサブリナ(バラ色の人生)」「シャレード(シャレード)」「シャレード(オレンジ・タムレ)」でした。
 演奏前に、一曲ずつ解説を入れたんですが、オードリーのはもちろん僕が担当。

 このうち「麗しのサブリナ(バラ色の人生)」「シャレード(シャレード)」は市販の楽譜なんですが、特に「シャレード」は William Zinnって人の編曲がスローテンポだし音が薄いし暗いしで、実はめっちゃキライ!!なんです。いっつも弾く度に苦痛で苦痛で…。
 いつかメインタイトルのような軽快な編曲をしてもらって、楽しく弾きたいと思っています。

 さて今回は、そんな「シャレード」のこないだ出たばかりの英国版オリジナル・サウンドトラック(フィルム・バージョン)の紹介。

 映画で使われた本当のフィルム・バージョンのサントラはアメリカ版としてINTRADA社から2012年に先に発売されていましたから、なぜこれが今になって英国のHARKITという会社でわざわざ別物として出たのかはちょっと理解不能。
 しかも今回の英版は全27曲で、最初に映るユニバーサル・ピクチャーのロゴに被る曲は入ってないし。

 手に入れてわかったのは、この英国版はなんか全てが中途半端な印象だってこと。アメリカ版より1曲少ないのもその1つなんですけどね。

 音はINTRADAと一緒の感じです。良くも悪くもなってないです。ほんのちょっとこの英国版の方が音圧が小さい感じ。

 timeは、1曲多いINTRADAのが77分で、今回のHARKITが78分て公称だったので、いったいどーゆーこと?と思ってましたが、届いて納得。見事にHARKITのがそれぞれ1秒多いです。最後の曲は全く同じタイムなので、おそらく曲間が1秒ずつ多いのでしょう。

 ジャケットがINTRADAがイラストで、HARKITが本当の写真なので、なんとなくジャケットデザインはHARKITが勝ったような感じなんですが、見ていただくとわかるように HARKIT のはなんかもっちゃり。原題の “Charade” のロゴも、きちんとオリジナルのを使ったINTARADAに軍配が上がります。それにINTRADAのはシャレードのタイトルバックのグルグル矢印も使ってますしね。

 ライナーノート部分も、INTARADAはしっかりしたコート紙で16pだったんですが、HARKITのはペラペラのコート紙で8p。
 それにHARKITのは着色カラーも使っていて、受ける印象はやっぱりもっさり。映画でのキーとなるある物をレイアウトに使うのも、映画のネタばらし的な感じで、ちょっと眉をひそめちゃうかな、と。

 それにケースの裏面も、INTRADAのは曲名と画像をあしらっているのですが、HARKITのは曲名と一緒にちゃっかり自社の「ティファニーで朝食を」のサントラの宣伝をしています。

 これって50周年記念盤じゃないの?それにしては妙に色がピンクっぽいけど…。品番(HRKCD8360)も書いてあるので、それで調べましたが、確かに50周年記念盤として出たもの。じゃあ、これはやっぱり単にピンクで印刷されただけやねんな、と。

 と・こ・ろ・が!違うんですよね、この宣伝しているバージョン!
 実際にこういうピンクのバージョンが出ていました!情報はこちら↓

http://www.soundtrack.net/album/breakfast-at-tiffanys-expanded/

 これ、今年の6月に改訂版として出たみたいです。それなら品番同じにするなよー!って感じですね。各国アマゾンでは旧盤の方が載ってるみたいだし、新しいのが欲しくても、うっかり注文すると古い方が来そうです。

 旧版(ブルータイプ)が過去のRCA盤(本当のサントラではない)にオープニングとオードリーの歌うムーン・リバーを足しただけの14曲だったんですが、新版(ピンクタイプ)ではさらにフィルムバージョンから終曲などが追加されて全21曲になってます。

 が!今このCDを買う価値があるのか、めっちゃ疑問。
 30曲以上の全曲はINTRADAの盤ブートレグ盤に既にあるし、今更こんな中途半端なもの出されても…。

 というわけで今回の「シャレード」共々、安いのはいいですが、中途半端感は否めなくて、あまりおススメはできない感じ。

 HARKITって、他の会社が既に決定版を出しているものを後から中途半端な物で出すのではなく、たとえばまだどこも出していない「いつも2人で」のフィルムバージョンや「華麗なる相続人」「パリの恋人」の完全版なんかを出せばもの凄く価値があると思うんですけどねー。

曲のオススメ度:★★★★★
このCDのオススメ度:★★★(INTRADA盤のほうがいいです)


  


Posted by みつお at 12:00Comments(0)シャレードサントラCD

2014年09月06日

「シャレード」の新しいフィルム・バージョンのサントラが発売!


 なんと「シャレード」でまたまた新しいフィルム・バージョンの本当のサントラが発売になるそうです!
 メーカーは英国のHARKITっていうところ。“「シャレード」50周年記念完全盤 (Expanded & Complete 50th Anniversary Edition)”ということらしいです。27曲、78分だそう。

 えーっ!以前出たINTRADA社のフィルム・バージョン・サントラと、いったいどこが違うのかがわかりません。
 INTRADAにはあった1曲目のユニバーサル社のロゴの音楽がこちらには無いのはわかりますが、あとは曲名も一緒だし、何が違うんだろう…。

 1曲減ってるのに、INTRADAのが77分で、今回のが78分って…。単に収録のスピードが違うだけかも…とも思いますが。
 それにINTRADAの方も、正確には77分37秒で、別にこれも78分って言ったってかまわないタイム。
 そこからユニバーサルのロゴの音楽を26秒引けば77分11秒で、まあこれも切り上げたら78分ってことで、別に問題は無いのかも。

 ユニバーサルのロゴでの音楽があるぶん、INTRADAの方がいいし、それを持っていればこちらは買う必要がないとは思いますが、一応念のため買うことにしました。今のところ最安はタワーレコード。2014/9/6現在で、1827円で送料無料。
 INTRADA社のバージョンを持ってない方は、ユニバーサルのロゴの音楽(26秒)を犠牲にしてもいいなら、こちらが断然お得です。

 あと、買ってしまったのはちょっと理由があって、以前のINTRADAのは、まるさんに教えていただいたんですが、モノラル収録だったんです。
 今回、このHARKITのがステレオ収録だったとしたら、この発売は物凄い意味がある事になるんですけどねー。

 INTRADAの「ティファニーで朝食を」フィルム・バージョンサントラはステレオだったんですが(これもまるさんに教えていただきました)、それよりも録音が2年も後の「シャレード」が(完成版の映画ではともかく)ステレオ録音でないわけがないので、もしステレオで録られたテープを発見したのだったらいいんですけどねー。

 とにかくそれで買いましたので、また届いたらブログにて報告させていただきます。
 なお、フランスでも「シャレード」サントラのリマスター盤が出ますけど、そちらは映画のバージョンではない、ヘンリー・マンシーニが録音し直した昔ながらの“自称サントラ”(13曲、30分)なので、今となっては買う必要は無いかと。


  


2014年01月21日

「麗しのサブリナ」オリジナル・サウンドトラック

 昨日はオードリーの命日だったんですが、それにふさわしい内容の物を書けそうもなくて、こちらは記事をアップしませんでした。
 その代わりに、もうひとつのブログ“おしゃれ泥棒、オードリー・ヘップバーン!”の方に「ホテル・ラファエルとオードリー」という記事をアップしてますので、よろしければそちらもご覧ください。

 さて、今日はそんなオードリーの命日である昨日に届いた「麗しのサブリナ」のオリジナル・サウンドトラック!
 うーん、なんてタイミングだっ!

 以前の発売予告の記事でも書いていたんですが、発売はKritzerland。全世界でたった1000枚だけの限定発売。
 これ、あっという間に売り切れ→入手困難になると思います。

 オードリー作品のサントラで3000枚くらいの限定盤の物って、大体発売後3年くらいで売り切れてそれ以降は入手困難ってことが多いので、1000枚限定のこれなんかは欲しい方は急いだ方がいいと思います。
 今なら、タワーレコードさんで手に入ります。アマゾンでは扱いがないようです。(追記:その後扱いが始まりました)

 以前はアマゾンで中古とかは安くなる傾向があったんですが、最近は販売終了、即価格が暴騰ってことが多いので、通常で入手出来る間に買っといた方が…。
 なんか最近はやたら暴利をむさぼる輩が多いと思います。

 「麗しのサブリナ」は今までホントのサントラって全く発売がなかったんです。かろうじてメインタイトルのみオリジナル・サウンドスコア盤での発売があっただけ。
 なので、この本当のサントラの発売は画期的なんですよ!

 で、音を聴くとかなりクリア!元々の録音が悪かった部分は仕方がないとしても、これだけ音がはっきりしているなんて!とても1954年の音には思えません。
 おそらくきちんとマスターテープからデジタル・リマスターされているんだろうな〜と。

 1950年代前半の曲でこれだけの音が再現出来るなら、本当に「戦争と平和」もリマスターやって欲しい!あれはヒドいっす!
 それに、「パリの恋人」は完全全曲(約72分)のリマスターが欲しいな〜。オードリーの声だけのボーナストラックなんかがあれば、なお良し!です。

 で、この「麗しのサブリナ」サントラ、めっちゃ嬉しい!嬉しいんですが、大いに不満アリ。

 というのも、「麗しのサブリナ」のテーマ曲とも言うべき“ラ・ヴィアン・ローズ(バラ色の人生)”が全く未収録!
 実際には何回も映画では使われてますよね。オードリーが初めて映画で歌うバージョンも含めて、サブリナがパリでお父さんに宛てて手紙を書くシーンのバックや、ライナスと食事の後で踊るシーンなど。全く入れませんかーっ!

 他にもサブリナとライナスが船上デートする時の、オードリーも口ずさむし印象にも強い、“バナナ(Yes, we have no bananas)”も未収録。
 これ、せめてレコードにかかっているバージョンだけでも見つからないかとmp3を調べましたけど、見つからないです。著作権の問題もあるので、きっと映画の為に録音されたものなんでしょうねー。

 なので嬉しい反面、“なんでやー!なんで入ってないんやー!”って不満の溜まる仕様(笑)。

 サブリナが変身してパーティーに来る場面の音楽や、デイヴィッドがテニスコートへ行く時のお決まりの曲“ロマンティック(Isn't It Romantic?)”なんかは収録されていますが、メインタイトルである“プレリュード”と“ララビービルディング”を除くと、メリハリのないダンスミュージックばっかりで、通して聴くと、“これだけ聴けるだけでもめっちゃ喜ばなアカンのや!”と思っても、ちょっと退屈してきます。

 「麗しのサブリナ」からは12曲なんですけど、12曲目の“サブリナ”って男性ボーカルの曲は何これ?こんなの映画に入ってないし、これじゃあ実質11曲やん!こんなの入れるなら、“バラ色の人生”や“バナナ”を入れてくれーっ!

 他には「俺たちは天使じゃない」「失恋4人男」「偉大なるマッギンティ」など全7作品(日本未公開作品もあるみたい)のフレデリック・ホランダーの曲ばかりが入っています。

 それにしても、このジャケットのオードリー、着色にしても顔色悪いなー(笑)。まさに土気色と言うのでしょうか。
 他にもCDや裏ジャケットやケースの内側からも「麗しのサブリナ」メインになってます。

オススメ度:★★(発売自体は画期的事件だけど、不完全版ってことでこの程度かな。でも欲しい人は急ごう!)
タワレコさんでは“Sabrina / We're No Angels”で検索してみてください。


  


Posted by みつお at 09:00Comments(16)麗しのサブリナサントラCD

2014年01月12日

「エクスラン・ヴァリーエ」もうひとつのCMソング!由紀さおりさん

 TOHOシネマズは、14日(火)は“TOHOシネマズデイ”ということでどなたでも1000円、15日(水)はレディースデイで女性1000円です。
 「マイヤーリング」を見に行くチャンスですね!(^-^

 以前「ヴァリーエ」として紹介したCDなんですけど、再度紹介する必要が出てきました!

 なんと!「エクスラン・ヴァリーエ」のCMソングにもうひとつあることがわかったんです!
 それは由紀さおりさんのシングル・レコードで「ヴァリーエ」とカップリングだった「陶酔のワルツ」!

 えーっ!って僕が驚いてます。(^^;;;

 2004年にテレビ東京で放送した「トホホ人物伝」で「エクスラン・ヴァリーエ」のブラックドレスバージョンが放送されたことは以前に書きましたし、その時に「ヴァリーエ」が流れるだろうと思っていたんですが、実際には由紀さおりさんの声だと思うけど、♪るるるる〜るる〜♪って「ヴァリーエ」じゃなくて、歌詞が無い別の曲(有名な「夜明けのスキャット」じゃないです)が流れてきたことは以前記事で書きました。

 えー、「ヴァリーエ」じゃないんやーって思いましたけど、ブラックドレスバージョンは4パターンあるうちの最初のテレビ放送で、この曲はプロト・タイプなんやろな、って勝手に決めてたんです。それでそれ以上追求しなかったんですよね。
 2013年にWOWOWで放送された総集編的なのは、BGMはちゃんと「ヴァリーエ」だったし、やっぱあれは初期の原型バージョン。と決めてました。

 でもこないだ手塚治虫さんの大人のアニメ「クレオパトラ」を見ていたんですが、そこでは由紀さおりさんの「クレオパトラの涙」が挿入歌で流れるんです。
 それで見終わった後、その曲が入っていた「由紀さおり 35周年記念スペシャルプレミアムコレクション」(これに「ヴァリーエ」も収録されている)を引っ張り出して聴いてたんです。

 2曲目が「クレオパトラの涙」で、そのまま続けて聴いてたんですけど、4曲目が「ヴァリーエ」、そして次の曲が流れてきた時に、“えっ!!!”ってビックリ!
 “何かわからんかったブラックドレスバージョンの曲、これやーん!!!”って驚愕!

 ここでの「陶酔のワルツ」には歌詞がちゃんと乗ってて、♪るるるる〜るる〜♪じゃなかったんですけど、旋律はまさにこれ!
 これって「ヴァリーエ」のプロトタイプじゃなくて、「陶酔のワルツ」のプロトタイプやったんや!みたいな。

 なんと、シングル「ヴァリーエ/陶酔のワルツ」って両方「エクスラン・ヴァリーエ」のBGMというかサントラだったんですね!
 2004年にテレビで見てから10年ぶりにわかった真実!

 オードリーの金髪バージョンジャケットなので、僕がずっと「ヴァリーエ」のレコードを探していた時はなかなか見つからなかったし、オードリーのCMソングだって書いていたサイトは皆無でした(ジャケットがオードリーだって書いていた所がひとつだけ)。

 その後、僕は最初に「Our Time」ってCDで「ヴァリーエ」を聴いて、その後オードリージャケットの由紀さおりさんのレコードも手に入ったんで、それで打ち止めで良かったんですけど、なぜか今日紹介してる「由紀さおり 35周年記念スペシャルプレミアムコレクション」にも「ヴァリーエ」があったんで、また買ってたんですよね。

 で、僕が由紀さおりさんの「ヴァリーエ」とオードリー「エクスラン・ヴァリーエ」の関係の記事を書いたんです。2007年2月のことでした。おそらく日本で最初の記事だったと思います。だいたい、どなたも「エクスラン・ヴァリーエ」の記事とか書いてないですし(笑)。
 僕以前には“カツラのCM”が写真集に載っていると「エクスラン・ヴァリーエ」に関して書かれていたのが1つだけあっただけでした。

 そしたらその僕の記事の後、中古レコードで由紀さおりさんの「ヴァリーエ」が出た時に、オードリーのことも書いてくださって、少しは世間に広める役目を果たしてたのかなーとか。

 僕が wikipedia のオードリーのページに三井住友銀行は載ってるのに、「エクスラン・ヴァリーエ」も「銀座リザ」も載ってないことを不満に思ってた時に、ここにもいらしてくださる take さんが2010年2月に記事を追加してくださったことも大きかったかもしれません。
 その後「エクスラン・ヴァリーエ」や「銀座リザ」で検索してこちらに来てくださる方が急激に増えましたし。

 今では由紀さおりさんのコンプリート・シングルコレクションとかにもオードリーのことが載ってるそうで、「ヴァリーエ」とオードリーの関連記事がいくつかネットでもあるんですが、昔の「Our Time」の解説にはオードリーのことは一言も書いてなかったし、「由紀さおり 35周年記念スペシャルプレミアムコレクション」は解説無し。
 世間的にはほとんど誰も知らないことだったんですよね。

 でも「ヴァリーエ」ばっかりで他のは聴かなかったんです。
 なので、他を聴いて初めてこんな重大な事実を知りました!
 「陶酔のワルツ」も実は「エクスラン・ヴァリーエ」のCMソングだった!ってのはこれまた日本初の記事だと思います。

 2004年の「トホホ人物伝」を録画してお持ちの方は、アマゾンで「由紀さおり 35周年記念スペシャルプレミアムコレクション」が試聴出来ますので、ぜひ「陶酔のワルツ」をお聴きになってください。“あっ、これこれ!”っておわかりになると思いますよ!(^-^ 

 でもなぜブラックドレスバージョンでは「陶酔のワルツ」が使われたんでしょうね〜。「ヴァリーエ」じゃなく。
 この辺は加藤タキさんや青山音楽事務所(現:青山ミュージック・アソシエイツ)の当時の方でないとわからないんでしょうねー。
 本当に色々当時のお話は訊きたいことがいっぱいあります! 

 この「由紀さおり 35周年記念スペシャルプレミアムコレクション」は由紀さおりさんの熱心なファンの方が、当時未CD化だった曲を直訴してできたものだったようなんですよね(発売当時にロムってて知りました)。
 Amazonで調べた所、「ヴァリーエ」と「陶酔のワルツ」が同時に収録されているのはこれだけのようです。1枚で「エクスラン・ヴァリーエ」サントラが2曲聴けるありがた〜いCDなので、これはその曲を選んだファンの方に感謝しないといけませんよね。

 CMでは由紀さおりさんの「陶酔のワルツ」の♪るるるる〜るる〜♪に合わせて、オードリーが“ヴァリエー、ヴァリエー!”って言ってました。
 (オードリーの発音は“ヴァリーエ”じゃなくて、“ヴァリエー”だった。)

 でも、CMでは♪るるるる〜るる〜♪で歌詞無しだったので、これって、実はまだCD化されてない未発表音源なんじゃないんですか?
 ファンの方、ボーナストラックで収録を嘆願した方がいいのでは…。その時は僕も「エクスラン・ヴァリーエ」サントラとして買います!
 由紀さおりさんは最近世界的に大きく取り上げられてましたから、あながち実現不可能じゃないかも…。


  


2013年12月19日

「ティファニーで朝食を」フィルムバージョンサントラ発売!-2

 さて「ティファニーで朝食を」の新しいサントラについてですが、今回はいよいよ楽曲へ。

 その前にジャケットは前回載せたのなんですが、あの有名なイラスト、デザインはいいんだけど僕はあんまり好きじゃない(イラストオードリーが怖い、色気出し過ぎ)なので、今回はブックレットの裏表紙の画像。
 自分のMacのitunesにもこちらの画像で登録してます。(^^;

 まず、各曲名がブートレグ盤と全く違うのが驚きです。「Moon River and Me」ではブートレグにわりと揃えてあったので、今回全然違うのがなんでかなーって。
 マンシーニのスコア(総譜)にはいったいどう書かれてあったんでしょうねー。あるいは残っていたマスターテープには。

 どちらにしてもブートレグってやっぱり海賊盤だし、そちらをメインに…ってわけにもいかないですよね。
 こちらがれっきとした正統盤なのですから、今後はこちらの曲名で考えないといけないのでしょうねー。

 まずは1曲めのメインタイトル。これが実はまず画期的!今までこれが収録されていたブート盤ではオードリーが扉を開ける効果音なんかが入ってたし、50周年記念盤と「Moon River and Me」ではそれをごまかす為か、フェイドアウト。
 こちらにお越しいただいてるまるさんはこれをずっと不満に思ってらしたのを知ってるんですが、今回ので初めて効果音もごまかしも無い、最後まで完全な版が収録されました!オリジナル、残ってたんですねー!

 2曲目の“Paul Meets Cat”は「Moon River and Me」には未収録のもの。

 6曲目の“Moon River (Cha Cha)”(旧名:Party One)は、ブート盤と「Moon River and Me」では5:00だったのに、今回は2:35。なんでこんなに違うのかなーと思って聞き直したら、ブート盤と「Moon River and Me」は同じのを2回繰り返していました。
 どっちが正しいのかはちょっと僕にはわかりません。

 今回のCDで特徴的なのは、今までのブート盤とか「Moon River and Me」で二重で少しずらしにしてた音声を元の1つのままにしていること。それが今までのを聞き慣れた耳には“おおっ!”と思いましたね。
 でも、オードリーの歌う11曲目の“ムーン・リバー”は逆にエコーを大きくかけてます。ちょっとかけすぎじゃないかなー…。不自然。お風呂で歌うオードリーになってます。

 12曲目の“Meet The Doc (With Organ Grinder)”はドクがポールについてくる公園のシーンの曲なんですが、With Organ Grinder って書いてるように、手回しオルガンの音付き。これが収録されたのは初めてですね!今までは手回しオルガンの音は無しで収録されてましたから。

 その手回しオルガンの無いバージョンは、今回はボーナストラック(33曲目)で収録されてるんですが、じゃあ手回しオルガンだけのは?って見たら、それは未収録。これ、ブート盤では手回しオルガンだけのもあったのに…。

 13曲目から19曲目は「Moon River and Me」未収録のもの。中でも14曲目“You're So Skinny”は今回初収録!ドクがホリーと再会するシーンの音楽です。

 17曲目“Rats And Super Rats”は映画で使ってないやんかー!これブート盤では“アウトテイクキュー1”ってボーナストラックにあったもの。1曲前はストリップの音楽だし、この位置に入ってるってことは、本来酔ったホリーが家に帰るまでにケンケンパーとかしてるカットされたシーンのものだったんでしょうねー。

 21曲目の“A Lovely Place”はこれまた初収録。ティファニーの中で指輪に名前を入れてもらうことになったホリーが店員さんにキスするシーンのもの。なんかこれだけ音が悪いように思うけど…。20曲目の“Holly(旧名:Tiffany's)”のちょっと違う版といった感じ。

 22曲目の“Burmuda Nights”は映画には使われてない曲。ブート盤では“アウトテイクキュー2”になってましたし。ここで入れられてるって何かシーンがカットされたのかな?

 ストリップの音楽も今回1曲扱いになってましたけど(ブート盤では2曲)、23曲目の“The Big Heist”も今まで2曲だったものが1曲になっています。万引きをするシーンと、走って帰る部分ですね。

 25曲目“Just Like Holly”はこれも初収録、ポールがホリーを街で探すシーンの曲。

 27曲目“Feathers(旧名:Telegram)”28曲目“Let's Eat”はこれまた「Moon River and Me」未収録。特に“Let's Eat”は初収録!
 ホセと結婚するホリーと引っ越ししてしまったポールが久々に会って、外に食べに行った所。

 29曲目にエンドタイトルである“Where's The Cat? And End Title (Moon River)”(旧名:25 Search For Cat - Finale)があって、それ以降がボーナストラック。
 でもこれがビミョー!

 最初の30曲目“Moon River (Audrey Hepburn & Guitar)”は良いんです。オーケストラを重ねる前のオードリーとギターだけの音源。初収録だしね。これはすっごい嬉しい!

 最後の38曲目の“Moon River (Whistling)”も嬉しい!ってか、なんでボーナストラックなのかなー。これ、ポールが口笛噴きながら階段登ってて、届いてる郵便見たら自分の小説を採用されてた、ってれっきとした本編のシーンのだし。
 でもここに入ってるってことは、これジョージ・ペパードが口笛吹いたんじゃないのかな?

 あと、前に書いた33曲目の手回しオルガン無しバージョンもいいけど、それ以外が…。

 31曲目と32曲目はどちらも「ムーン・リバー」なんだけど、ピアノ版とハーモニカ版。これでアレレ?って思ってたら、34〜36曲目は“Piano Practice”って…。
 これ、映画での曲を練習してるんじゃなく、なんか指慣らし?で適当に弾いてるっぽい音階練習みたいなの。こんなのいるかなー。
 そして37曲目は“Moon River (Demo)”ってのなんですけど、アレンジも全然映画のと違うし、なんなんでしょうねーこれ。歌も誰だか…。なんかどこかのイージーリスニングみたい。キライ。

 これらのちょっとどうでもいいのが多いボーナストラックが残念!
 こんなの入れるくらいなら、ブート盤に入ってた“Holly(旧名:Tiffany's)”と“Finale”のオーケストラだけ版、コーラスだけ版、“Search For Cat ”の映画より長い版、手回しオルガンだけ版なんかを入れてくれた方が遥かに良かったのになー。

 などと、完全版というにはちょっと残念なところもありますが、とうとう本物の「ティファニーで朝食を」のサントラが、映画で使われているものは全部入って登場しました!

 作曲のヘンリー・マンシーニは本当の「ティファニーで朝食を」サントラを生前には絶対に出さなかったので、このCDはホントに画期的!
 本物が聴けるなんて、以前では考えられなかったことなんですよ!

 別にこれは限定盤でもないみたいだし、売れたらきちんと残っていくCDなんでしょうねー。
 僕はRCA盤のはあんまり…どころか嫌いだったので、こうして本物のサントラを広く一般に手に入るようにしてくれたINTRADA社には本当に感謝しています!
 みなさんも、今後は絶対にこちらですよ!

 あと、ブックレットはケースに差し込みにくいほどの24pの豪華版!CDを取り出すと、そこにはユニヨシ氏が(笑)。
 ちなみに、僕は以前も書きましたが、別にユニヨシ氏が国辱だとかアジア人に対する差別だとか、ぜーんぜん思ってない人なので。
 ユニヨシ氏の言動も楽しく見ていられます。

オススメ度:★★★★★(個人的に「ロビンとマリアン」や「華麗なる相続人」のテーマの方が好きですが、客観的に★5つはもう抗えないでしょうね。)


  


2013年12月16日

「ティファニーで朝食を」フィルムバージョンサントラ発売!-1

 僕のもうひとつのブログ、“おしゃれ泥棒、オードリー・ヘップバーン!”の方に“みつおの映画とオードリーのお話”時代の記事をアップしました。
 若書きで、今となっては恥ずかしい内容や、こちらで一部転用したものとかありますが…。
 そちらは25日まで毎日昔の記事をアップしていきますので、よろしければご覧ください。m(_ _)m

 「ティファニーで朝食を」の音楽、本当の本物のオリジナル・サウンドトラックのほぼ完全版がやっと市販の物で発売されました!
 もちろんオードリー自身が歌う“ムーン・リバー”もなんと2バージョンで収録!

 これに関しては色々と書きたいことがあり、ちょっと長くなりそうなので、今回は2回に分けて載せたいと思います。
 写真集などでは2回以上に分けて…ってのはありましたが、サントラでは初!それだけこのサントラは意義あることだと思って、許してくださいです。(^^;;;

 1回目はこれまでの「ティファニーで朝食を」サントラ発売の流れ

 映画公開当時RCA盤「ティファニーで朝食を」サントラレコード発売。その後2000年代までレコード・CDで何度も何度も再発売。
 (ただしこれはマンシーニ自身が編曲し直して録音し直したもので、本当のサントラではない。また、オードリーの歌は入っていない。)
 長い間これがサントラとして扱われてきました。でもアレンジや楽器が違い映画の雰囲気が全く無いので、僕はこれを全然気に入ってなかったし、聴くこともあまりありませんでした。オススメ度は★だったけど…今となってはもう買う価値はないかな。
 12曲入り34:51。



 ↓
 1993年のオードリー追悼のオールサントラのオムニバス盤「ムーン・リバー~オードリー・ヘプバーン スクリーン・テーマ・ベスト」にて初めてオードリーの歌う“ムーン・リバー”が収録される。
 これはその“ムーン・リバー”がウリになったほど、画期的事件でした。他に収録されている曲も当時は入手が難しかったものが多く、盤全体で画期的出来事でした。オススメ度は★★★★★でした。今でもオードリーサントラの初心者には★5つです(でも廃盤になってて、高額!)。



 ↓
 2000年前後、どこかの国で海賊盤発売。本当のフィルム・バージョンのサントラだった。全34曲、74:20らしい。稀少。未入手なので詳細は不明。未だに価値があるのかも不明。


 ↓
 2001年ブートレグの日本盤発売。本編25曲+ボーナストラック8曲の計33曲、68:35収録。稀少盤。
 上記のものが元になったと思われるが、収録曲数・タイムとも違い、どこが違うかは不明。
 これは初めて聴いた時は“うおおおお〜〜〜っ!!”と叫んでしまったほど。もの凄い衝撃のCD。「ティファニーで朝食を」のフィルムバージョンが惜しげも無く収録された、これぞ本当のサントラ!今回発売のCDにも未収録の曲があり、今でもこの盤の価値は絶大。音質はちょっと悪い。オススメ度は★★★★だが、入手は困難。




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 2011年「ティファニーで朝食を」公開50周年記念盤発売。ただし、内容はRCA盤にメインタイトルとオードリーの歌う“ムーン・リバー”を足しただけのもの。
 50周年記念というウリだったが、ベースは結局RCAのものだったのでめっちゃ期待はずれ。音が良くなっているのが救い。オススメは★★だったが、今となってはRCA盤を聴くだけのもので、オススメ度はギリギリ★。14曲入り39:38



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 2012年1月別の会社から別の50周年記念盤が発売。RCA盤にオードリーの“ムーン・リバー”を1曲付けて、他の人の「ティファニーで朝食を」の楽曲をつけただけ。おススメする理由がまるで見当たらない。



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 2012年3月「Moon River and Me」発売。ブートレグを除くと、初めて市販盤で本当のサントラであるフィルムバージョンが手に入るようになった。ただしサントラの収録曲は17曲46分だけで、それに他の人の「ティファニーで朝食を」の楽曲を付けて29曲約80分にしたもの。音質はブートレグよりぐっと向上。
 やっと市販盤で一般に手に入るようになったフィルム・バージョンのサントラ。オススメ度は★★★だったが、今回のが出てしまっては、存在価値自体が危うい。ただ、出してくれた意義は発売当時とても大きかった。



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 2012年6月さらに他社からRCA盤のリマスター版が発売。それだけのものでオードリーの歌も無く、この時点ではもう既に買う価値が全くないもの。何の為に発売したのかわからない。オススメ度はもとから無し。



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 2013年11月今回のINTRADA版発売。本当のサントラであるフィルム・バージョン!本編29曲+ボーナストラック9曲の計38曲、79:05収録。ほぼCDの収録時間ギリギリを使っての収録。
 2001年のブートレグよりも音質は格段に上昇。また、色々な面でいままで中途半端だったものが完全版になっているが、ボーナストラックには“?”なものが多く、ブートレグ盤のボーナストラックの方に軍配が上がります。


 次回はいよいよサントラの中身を見ていきましょう!(サントラだから聞いていきましょう、かな?)
  


2013年11月09日

「ローマの休日」の音楽!オリジナル・サウンドスコアCD

 僕のもうひとつのブログ、「おしゃれ泥棒、オードリー・ヘップバーン!」の方に “「パリの恋人」の謎” という記事をアップしました。そちらもご覧ください。

 はい、これは「ローマの休日」のメインタイトルとプレリュード(といっても、2曲ではなく、映画ではメインタイトルに当たる部分のみ)のオリジナル・サウンドスコアが入った“The Golden Age of HOLLYWOOD 3”というCDです。

 指揮者はRichard Bernas(リチャード・バーナス?)、オーケストラはなんとロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団!えーっ!イギリスを代表するオケの1つやん!すごっ!

 この「ローマの休日」のメインタイトルが録音されていたのは、mp3でアマゾンやmp4でitunes storeで売られているので知っていたんですよね。既に持ってますし。

 で、いつか他のmp3になっているサントラと共に紹介しなきゃと思ってたんですが、こないだの“世界ふしぎ発見!”でも使用されてたので、おやっ?って再度よく調べてみるとCDもあったので、早速CDを手に入れて、こちらを紹介することにしました。

 今までは、グレゴリー・ペックがまだ登場すらしていない、アン王女が退屈そうに他の国のお偉いさんと大使館でダンスしてるシーンの物が日本で採譜され、大幅なアレンジが加えられたイージー・リスニング風のものがあっただけ。
 一部のレコードには“メインタイトル”なんて誤って紹介されてるし…。
 そのため「ローマの休日」の紹介になるとそのイージー・リスニングの大使館のワルツが流れてたんですよね。

 僕はもうそれがめっちゃイヤで、“そんなん「ローマの休日」の全体でも、一番二人の恋愛に関係ない所やし、この曲印象に残るか?”っていうふうにずっと思ってたんです。
 それで、自分のブログでも“せめてメインタイトルか、サンタンジェロのダンスの音楽にしてくれたら…。”ってさんざん書いて来たんですが、やっとやっとメインタイトルが出ました!

 「ローマの休日」の音楽はオリジナル・サウンドトラックはもちろん、これまでサウンドスコアも存在してなかったんですよね。

 レコードで「ロードショー」誌の付録に過去についていたものも映画から直接録ったものだったし、どこぞの国がサントラとして勝手に作った怪しげなジャケット無しのピクチャーレコードの物も、映画から録ったお祖末なもの。
 当然出演者が喋ってる声やバック音や効果音などもそのまま入ったもの。
 「ロードショー」のはパラマウントの許可は取ってても単なる付録だし、怪しいレコードは許可すら取ってない粗悪な海賊版。

 なので、僕はなんで「ローマの休日」のサウンドスコアがいつまで経っても出ないのかなーと思ってました。作曲者はジョルジュ・オーリックという元々クラシック畑の作曲家さんなのになーって。
 オネゲル、ミヨー、プーランクといった作曲家達とともにフランス6人組というグループの一員でもあったんですけど…クラシックを聴かない方には、他の作曲家も馴染み薄いですよね。(^^;A
 関係ないですけど、僕はオネゲルの「ラグビー」って曲が大好きです。

 オードリー映画の音楽というと、やっぱりヘンリー・マンシーニの作品(「ティファニーで朝食を」「シャレード」「いつも2人で」「暗くなるまで待って」)や、「マイ・フェア・レディ」、「昼下りの情事」の魅惑のワルツなんかが有名。

 他にもオードリーの作品には傑作のスコアが多くて、「ロビンとマリアン」「おしゃれ泥棒」「華麗なる相続人」などなど、枚挙にいとまがありません。
 オードリーの持ってるオーラが作曲者から美しい音を引き出す、と分析している批評家もいますし、実際マンシーニなんかはそれで「ムーン・リバー」が出来たようですし。

 そんな映画音楽のスタンダードになってる曲が多い豪華ラインナップが並ぶ中、やっぱり「ローマの休日」の音楽は目立たない。「ローマの休日」が1番好き!って人でも、「ローマの休日」を映画音楽の中で1番に挙げる人はほぼゼロ。

 もともと作曲者のジョルジュ・オーリック自身が、“映画音楽は映画よりも目立ってはいけない。”という考えの持ち主らしく、オードリー映画の中でも「ローマの休日」の音楽は一番地味な部類。
 でも、決して出来が悪いわけじゃあないんですよね。地味と不出来は別問題。

 「ロビンとマリアン」はじめ、「オールウェイズ」「許されざる者」までオリジナル・サウンドスコアで録音しているプラハシティ・フィルハーモニック・オーケストラなんかがいつか取り上げてくれたらいいのになーと思ってましたが、こうしてやっとロイヤル・フィルで出てくれました!

 映画音楽のオリジナルのスコア(総譜)って、基本、プロにしか貸し出してくれないんですよね。アマチュアオーケストラが借りたい、って言ってもダメ。なのでアマチュアが演奏したくても、映画とは全然違う、変なアレンジのしか手に入らないんですよね。

 この演奏、プレリュードはオーケストレーション:パトリック・ラスって表記がありますけど、問題無し!どこをさわってるのか全然わからないくらいで、サントラの響きを損なっていません。

 それよりも、プレリュード(途中で元気な音楽に変わる部分)って、オーリックじゃなく、ヴィクター・ヤングの作曲だったんですね!
 ヴィクター・ヤングって、クレジットされてないけど、実は「ローマの休日」の作曲を一部してるというのは知ってましたけど、ここだったのか!みたいな。
 ちなみにヴィクター・ヤングは「80日間世界一周」とか「誰が為に鐘は鳴る」とかを作曲した人。

 でも、やっとこうして「ローマの休日」のちゃんとした音楽が聴けるようになったのは、とても喜ばしいことです!今までの大使館のワルツ(の変なアレンジもの)は論外でしたからね。
 「世界ふしぎ発見!」で、こちらを使ってたので、めっちゃ喜んでたんですよ〜。選曲の人、エラい!スゴい!(^-^

 これで、オードリーの主な作品でオリジナル・サウンドトラックもオリジナル・サウンドスコアも全く無いのは、「初恋」「マイヤーリング」「ニューヨークの恋人たち」「おしゃれ泥棒2」だけになりました。
 もっとも「いつも2人で」もマンシーニのアレンジ&録音をし直したものだし、これも本当のサントラじゃないですけど…。

 このCDには他に「波止場」「黄金の腕」「シェーン」「80日間世界一周」「オリエント急行殺人事件」「パリは燃えているか?」「フィラデルフィア物語」「ローラ殺人事件」「深夜の告白」などが入っています。

 でもどこかが、全曲で「ローマの休日」の音楽をオリジナル・スコアで録音してくれると、もっと嬉しいんですけどね〜。少なくとも日本では音楽どうこうではなく、名前だけでバカ売れしそう…。

 あ、また長くなって、他のmp3を紹介できへんかった!
 それはまた今度ということで。(^^;A

お気に入り度:★★★★(やっと出た「ローマの休日」ということで、星ひとつおまけ。それだけ出た価値があるということ)

 追記:某サイトで、「ローマの休日」の別の曲がもう1曲出ているとして紹介されていますが、映画の「ローマの休日」の音楽ではありません(確認済み)。
 ある作曲家がヨーロッパ巡りをテーマにしたローマをイメージした曲に“Roman Holiday”という題名を付けて出したものです。


  


Posted by みつお at 09:00Comments(0)サントラCD

2012年07月23日

本当の「シャレード」オリジナル・サウンドトラック

8月の午前十時の映画祭「シャレード」「麗しのサブリナ」は TOHOシネマズ大分わさだ、宮崎セントラルシネマ、シアターシエマ 佐賀(複数回上映)です。
 ぜひお近くの方はご覧になってくださいねー!

 さて、以前予告していましたように、「シャレード」のフィルム・バージョンのオリジナル・サウンドトラックが INTRADA より発売されました!

 ヘンリー・マンシーニ作曲のオリジナル・サウンドトラック紹介でさんざん書いてきたように、今までのサントラとして発売されていたのはマンシーニ自身が録音し直したもので、本当に映画で使ったものとは別物。

 なので、本当のサントラを聴きたい僕みたいなのは、“なんだかな~…”って感じだったんです。

 でも、マンシーニの死後、やっと家族から許可が下りたのか、「ティファニーで朝食を」のブート盤を皮切りに、「暗くなるまで待って」、そして去年は一部未収録曲があるものの、「ティファニーで朝食を」製作50周年ということでフィルム・バージョンを収録した「Moon River and Me」というCDが発売されました。

 それらの本当のサントラを聴いて思っていたのは、やっぱり映画で使われたサントラの方がいい!ってこと。

 残るは「シャレード」と「いつも2人で」だったんですが、「シャレード」がユニバーサル映画創立100周年ということで、一足お先にこうして発売されました!

 「シャレード」は今までの自称サントラの紹介でも書いていたように、オードリー映画のサントラ・アルバムとしては僕にとっては最高の評価なんですよね。確かに1曲だけだと「いつも2人で」なんですけど、全体では「シャレード」!みたいな。

 なので、めっちゃこの発売を楽しみにしてました。で、聴いてみた感想ですが…
楽器が違う!テンポが違う!アレンジ違う!音の広がり違う!
 うーん、やっぱり本当のサントラっていいなあ~!!(^-^

 もちろん、元々の曲がいいので、今まで発売されていたものもいいのですけど、やっぱりマンシーニが録音し直したサントラというのは、どうも映画とは違う!

 今回のサントラではユニバーサルのマークが出る部分での音楽から収録。トータルでは77分53秒も収録されてます。

 メイン・タイトルの緊張感が今までのは伝わってこないんですけど、今回のサントラではビシバシ伝わってきます!
 もちろん、モーリス・ビンダー デザインの、目にも鮮やかなタイトル・バックを思い出すにもこちらでないと!
 曲の終わりも、パーカッションだけになるってのが、嬉しいじゃないですか!

 全体に収録曲が増えた分、コメディなんだけどサスペンスでもある「シャレード」の場合、ちょっと暗くて重い音楽が多く増えちゃったんで、全体では実は聞きづらい曲も収録されてるんですよね。
 このへんは後の「暗くなるまで待って」の方が、円熟の境地なのか、サスペンスでも聴かせる曲が多いんですけど、「シャレード」では今までのサントラで収録されてなかったのも仕方ないかな、って地味めの曲も多いです。

 そんな暗めで増えた曲の中でも、オードリーがスキー場から帰ってきて、何も無い家に驚愕する場面の「Positive Identification」なんかは好きですね~。オードリーが部屋や棚を次々開けて、何も無いのを発見するシーンのです。

 同じく初収録の「Poor Dead Herman」も、ジャン=ルイが“We won! We won! ”とはしゃいでるシーンから、急激に不吉な音楽になるシーンもいいですね!

 今までのにも収録されてましたけど、超大好きな「Orange Tamoure」もこちらのフィルム・バージョンの方がいい!
 「オレンジ・タムレ」という題でありながら、オレンジ・タムレのシーンでなく、オードリーがジェームス・コバーンにマッチを落とされるシーンと、カフェの前で“行列みたいについて来ないで!”ってシーンで使われてましたが、オードリーがカフェの前で歩くスピードと、今回の曲のテンポが見事にマッチ!やっぱ映画を思って聴くならこっちですね!

 23曲目の「Carousel Medley」からフィナーレにかけてのたたみかける感じは、やっぱりフィルム・バージョンならでは!
 これら6曲は23曲目以外は初収録なんですけど、これらを入れて欲しかった!ってもので、こうして聴けて嬉しい!!

 23曲目後半、「The Happy Carousel」は、今までの盤では、伴奏のコードを曲に合わせて変えてたんですけど、こちらのサントラではずっと同じコードで通してます。なので、当然出てしまう妙な不協和音も、これはこれでメリー・ゴーラウンドの音楽らしくって、耳に心地よい!

  24曲目「Stamps」や25曲目「Metro Chase」26曲目「Son of Metro Chase」27曲目「Game Over」はなんで今までのには入ってなかったの??っていうくらい、サスペンスが盛り上がる大事な曲。これらが聴けるだけでも、買った甲斐があるという物です!
 「Metro Chase」は、「シャレード」特有のウッドブロック(?)のリズムがなかったら、「暗くなるまで待って」の曲にも似てますね。

 ライナーノートとケースのデザインは、モーリス・ビンダーのタイトル・バックに合わせたもの。「シャレード」だからできる、意匠をこらした感じがステキですよね。

 ライナー・ノートの画像は、フィルム直撮りのが多くちょっと残念。いいシーンが多いんですけどね。
 少しだけ宣伝写真も混じってますけど、それは画質が悪い!
 うーん、「シャレード」の綺麗で珍しい宣伝写真はどこにあるんでしょうねー。

 でも、映画1本でこれだけ収録時間があるってことは、これだけ作曲しないといけないってことでもあり、作曲家の人って本当に大変ですね!才能が枯渇しないのが素晴らしいです。

 全曲が入った分だけ、一部流してしまう曲もありますけど、全体ではやっぱり名曲ぞろい!今までの倍ほどタイムもありますし、今後買うならやっぱりこっちでしょう!って自信を持ってオススメできるアルバムです。

 でも、今までの録音しなおしてるサントラも、マンシーニ自身の豪華な完全別バージョン「シャレード」として聴けますね。
 聴き比べにはいいですよ~。(^-^

 今回のCDは日本のアマゾンでは扱ってないようですので、タワーレコード、アメリカのアマゾン、ARK Soundtrack SQUARE さん等でお買い求めになってください。

オススメ度:★★★★★(最近はずっとこれを聴いてます!)

 マンシーニでは残る「いつも2人で」のも早く本当のサントラが出て欲しいですね!
 それと、「パリの恋人」の2枚組みサントラなんかも出て欲しいです。


  


Posted by みつお at 09:00Comments(0)シャレードサントラCD

2012年03月21日

映画版のサントラ!「Moon River and Me」

 午前十時の映画祭「シャレード」「麗しのサブリナ」4月:TOHOシネマズ岐阜、ミッドランドシネマ名古屋空港、109シネマズ四日市 三重

 さて、緊急情報でもお伝えしていたとおり、出ましたよ!フィルム・バージョンの「ティファニーで朝食を」のオリジナル・サウンドトラック「Moon River and Me」!

 今までの市販された“自称サントラ”はすべて作曲者ヘンリー・マンシーニ自身が録音し直したもの。

 市販のは一般的には“オリジナル・サウンドスコア盤”と呼ばれるものなんですけど、映画とアレンジが違うので、サウンドスコア盤ですらないやーん!って思ってました。

 マンシーニ&オードリーのアルバムはみんなそんなの。「シャレード」も「いつも2人で」も。
 「暗くなるまで待って」だけはマンシーニの生前にシングルしか出なかったので(それも録音し直したもの)、アルバムが出た時には本当のサントラでしたけど。

 なので、映画の本当のサントラが聴きたい人間にとってはかなり不満のあるアルバムだったんですよね。世間的にはどんなに高評価でもね。

 僕は「ティファニーで朝食を」の市販サントラってあんまり聴かなかったんです。全体的には「シャレード」の方がずっといいと思うし、「いつも2人で」の方がテーマ曲が好きだし。

 でも、過去にブートレグのCDが出たことがあって、これがなんと完全にフィルム・バージョン!
 これは感激しましたねー!
 市販のは12曲30分くらいですけど、ブート盤は33曲68分!
 淡々と進む市販盤と違って、映画に合わせて盛り上がる音楽!サントラはやっぱこうでなくっちゃ!

 残念なことにこのブートレグは出回った数が少ないので、現在では入手困難。
 しかも、ブート盤はCD-Rで製作されたので劣化が早く、僕のなんてもうPCでも読み取れなくなりました。
 ま、先にCDとMDに落としておいたので大丈夫だったんですけどね。

 去年期待の製作50周年盤が出ましたけど、ふたを開けたらそちらも今までの市販のものに映画のオープニング曲とオードリーの歌う“ムーン・リバー”が追加されただけでかなりガッカリ。

 でも今年、映画版のサントラが入るCDが出ると知って大喜び!それがこの「Moon River and Me」です。
 もっとも今回は映画からは17曲だけでブート盤には負けてるんですけどね。
 全29曲で、残り12曲は別の人のアレンジの「ティファニーで朝食を」の曲だったり、別の人が歌う“ムーン・リバー”が入ってます。

 でもこれって余計ですよね。音楽素材は残ってるみたいなんだから、全曲「ティファニーで朝食を」のフィルム・バージョン・サントラにしちゃえばいいのに~!
 他の人の「ティファニーで朝食を」も良かったんですけど、やっぱそんな時間があるなら、本当のオリジナルを聴いていたい。

 で、今回このCDが届いて聞いてみたんですけど、何曲かカットがあるせいか、ちょっとサラッと流れちゃうかなー。
 寝起きのところとか、ドクが来てからストリップを見て、酔っ払ってちょっとホリーとポールがけんかするまで続けて6曲、と電報が来るところの音楽などがカット。
 素のホリーを見せる部分がカットされてますね。

 ブート盤の全曲と比べるとやっぱ物足りないんですけど、それでも今までの市販盤よりは数段良くなってます。
 音質もブート盤よりかなり良くなってるんじゃないですか~。(^^

 曲名は、だいたいブート盤と同じなんですけど、ブート盤で“Holly's Phonograph”だったのが“Sally's Tomato”に、“Holly's Intruder”が“Holly's Phonograph”になっています。

 全曲ではないけど、こうしてフィルム・バージョンを初めて市販のCDで売り出してくれたのは大歓迎!みんなが手に入れやすくなりますよね!(^-^
 みなさんも、「ティファニーで朝食を」を買うなら、今のところこの盤が1番いいですよ!
 これこそが本当のサントラです!

 ただねー、ジャケットデザインが今回良くないです。これは違うでしょう!

 デザイナーは60年代の雰囲気を入れようとしたのが丸わかりな、この3色のpopな(を目指した)帯!
 でもこの感覚は60年代後半のもの(「いつも2人で」あたり)だし、色も変に地味。

 オードリーとペパードはモノクロ写真で、左下にこそっと写っているニューヨークはカラーって…意図が全くわかりません。
 僕がお金を出すレコード会社なら、こんなアートワークでは絶対にOKを出さない!
 オシャレな「ティファニーで朝食を」がこんなありさま。お金取ってデザインするプロが、これじゃダメやろーっ!!

 ライナーノートを最初に開いたページにも、かな~り濃い、っちゅうか、濃すぎるねん!って印刷のオードリーが載ってて、実際のオードリーよりかなり肌が汚く見えます。一瞬どこのオバチャンかと思いました(→右の写真)。
 もっと60年代後半~70年代の日本の映画に関するアートワークの素晴らしさを見習ってほしいなー。

 そういえば、今年さらに別の50周年記念盤が出ましたけど、そちらはジャケットも今までどおりだし、内容も今までの市販盤の12曲にオードリーの歌が付いただけ。それにボーナス・トラックでこの盤と似たような他の人の「ティファニーで朝食を」を付けました、というもの。
 全く買う価値を見出せませんがな。(^^;;;

オススメ度:★★★(星4つにしようかとも思ったけど、やっぱり全曲じゃないのと、デザインが悪いので。)

ちなみに、今までの市販盤:★、50周年記念盤:★★、ブート盤:★★★★、新50周年記念盤:★ です。参考までに。
下のアマゾンのは、左からこのサントラ、新50周年盤、50周年記念盤、今までの市販盤(のリマスター)です。


(追記:全部本当のサントラが発売されました!記事はこちら!)