2013年06月29日

「Mayerling(マイヤーリング)」DVD

 「おしゃれ泥棒、オードリー・ヘップバーン!」の方にも「噂の二人」の記事をアップしました。そちらもよろしければご覧になってください。

 アメリカでとうとう発売された「Mayerling マイヤーリング(うたかたの恋)」のDVDが届きました!今回はその仕様や感想を書きたいと思います。
 今回は超長文なんで、お許しくださいねー。(^^;;;

 オードリー・ヘプバーン版「マイヤーリング」は、全世界のコアなオードリーファンが発売を熱望していたものですよね!
 なにせ、1957年2月4日20:00~21:30のアメリカNBCテレビでのカラー放送後、一度も日の目を見なかった、という物です。1957年の本放送時をギリギリ覚えてそうな、当時10才だった子供でも、2013年の今では66才。
 リアルで観て、覚えている人はアメリカでもほとんどいないと思われます。

 今回出たのは、アメリカ版のDVD。どれだけ売れるのかわからないためか、DVD-R仕様。特典とかは全くありません。
 放送時のコマーシャル付きか、コマーシャル無しで観るかを選べるだけ。

 それと、費用を抑えるためにアメリカでのみの発売の限定で権利を取得したのか、リージョンは1(アメリカ・カナダ仕様)になっています。
 なので、日本のDVDやブルーレイのプレーヤーでは見れるかどうかわかりません。

 ちなみに僕はSONY製のBDレコーダーではリージョンで弾かれました。Windowsでもダメで、結局Macで観れました。

 こちらにお越しいただいている hiro さんのお持ちのプレーヤーではご覧になれたそうなので、全くの相性次第なんでしょうね。

 もし購入しようかなという方がいらっしゃるようでしたら、そのあたりを覚悟してお買いになってください。

 さて、アメリカアマゾンでジャケット写真は見てわかってましたが、デザインワークが悪いですねー。
 この暗い色使い!お金かかってない三流のホラー映画のような装丁です。
 もともとメルは吸血鬼顔ですしね。

 日本では絶対にクライアントに許可されそうもないデザインのヒドさです。だってこれで爆発的に売れるとか思えないですもんね。(^^;

 さて、観てみました。もう本当にワクワクしながら!
 なんせ今まで画像でしか見たことのなかった「マイヤーリング」がとうとう動いて見れるんですから!

 まずは懸念していた、カラーかモノクロかの問題。
 やはり残念ながらモノクロでした…。

 これは以前「マイヤーリング」の権利を自分で取得して発売できるかと動いていた時に知ったことでしたが、この「マイヤーリング」、当時のキネスコープ レコーディング(キネコ)で撮影されて保存され、モノクロしか残っていない、と聞かされていたので覚悟していましたが、やっぱり…でしたね。

 可能性は0%ではないでしょうが、もう「マイヤーリング」は本放送時のカラー・バージョンは永久に失われたんでしょうね…めっちゃ悲しいです。

 それでもキネスコープ レコーディングも当時高価だったそうで、モノクロだけでも残っていたのは凄いことなんですよ!

 でも、大スターになってからの「マイヤーリング」でこの状態ですから、もっともっと初期に出たオードリーの作品、例えば後に「マイ・フェア・レディ」で共演するレックス・ハリスンと出た「1000日のアン」だとか、「Rainy Day in Paradise Junction」とかは残っているのかどうかも怪しい…。

 キネスコープ レコーディングって、テレビ(当時はブラウン管)に映し出された物をフィルムで撮影する、というもの。
 むかーし、テレビの音を録るのに、カセットデッキなんかのマイク部分をテレビに近づけて録ったのと同じ感覚ですね。周りで誰かが喋ったり笑ったりしたら、“シーッ!”みたいな。
 なので、キレイに撮れるわけありませんよね。

 しかもテレビが30コマ/秒なのに対して、フィルムは24コマ/秒なので、劣化は必ず起こる、というものです。
 ましてや、当時のブラウン管は画面がフラットではなく、曲面というか球面。中心部分でも大きく盛り上がってる上に、当時のブラウン管って、4辺も曲がってるし、四隅も角丸状態。周辺の光量も真ん中よりも劣る、というもの。
 それを平面のフィルムで撮影するんですから、そりゃもう劣化の仕方がハンパないですよね。

 今回の「マイヤーリング」を見る限りでは、どうやら周辺もカットされて真ん中あたりを撮影していると思われるんですよね。元のブラウン管が曲面だから仕方ないんですけれども…。

 それと、映しているテレビとフィルムの撮影機材が完全にまっすぐではなかったようで、画面の右に行くと細長く写り、左へ行くと横に広がり、上部に行くと扁平になる…と変形するのが気になりました。特にメル・ファーラーの顔が変形するのが気になって気になって…(笑)。
 当然ですが、日本語字幕もなく、オール英語なので、画面だけに集中するので、こんなことに目がいくんですよね。

 こんな状態で、当然劇場にかけられたはずもなく、今まで各種オードリーの伝記で書かれていた、“ヨーロッパでは劇場公開された国がある”というのはほぼ100%ガセだと思われます。
 劇場でかけられたなら当然あるはずの「マイヤーリング」のポスターが、どの国のも存在しないのと合わせて、間違いないと思われます。

 それと、リマスターされたそうですが、“えっ、ホントに?”って思うほど画質はヒドいです。57年に撮影されたきり、今までずっと放置されてきたからでしょうが、劣化が進んでいる感じですね。
 タイトルは黒い丸がハエのように飛び回ってますし、本編に入っても筋や縞模様が入ることがあって、ピントも甘いです。1920〜30年代の映画を見ているようですね。

 さて、内容ですが、ストーリーはやはり原作を読んでいたのが幸いして、喋っていることがわからなくても、大筋の話はつかめました。
 未見の方のために詳しくは書きませんが、これって悲劇?なんですかね…。

 肝心のオードリーは完全に受け身の演技。キャストのビリング(序列)ではオードリーがトップですが、実質はメル・ファーラーのためのドラマ。実質75分ほどのドラマの中で、15分を超えたところでやっとオードリーの出番。

 恋に恋してっぽいマリー・ヴェッツェラの役では、オードリーは“若い”“かわいい”を演じてるだけのような気がして、役にはピッタリだけど、オードリーを使うのはもったいない!これでは女優はあんまり演りようがないですね。

 逆にメル・ファーラーのルドルフ皇太子はもう演ってて楽しかったでしょうねー。笑うわ怒るわ悩むわ暴れるわ…。めっちゃはりきってます。
 あ、でもメルはおっさんで30才に見えないです。

 オードリーもルドルフのお母さんのエリザベート皇后に見つかるシーンで“17才です。”って言ってるんですが、本来のカラーではなくなってしまってるので、目の下に筋が黒く入って見えて(オードリーが疲れてるとよく出ますよね)、17才はちょっとキツい。
 撮影順では56年撮影で女子大生を演じた「昼下りの情事」の次に撮っているので、まだまだ若いんですけどね。

 うーん、なのでこの作品はやっぱりメルのためにオードリーが出たと考えるのが正しいように思います。メルの経歴のプラスにはなっても、オードリーには何のメリットもない。

 もちろん当時のオードリーは、“メルのために出てあげてる”って感覚ではなくって、“私はこの役を演りたいの!”と言うでしょうが、結果を見るとメルの為に出たようなもの。
 「暗くなるまで待って」の後、「うたかたの恋」でオードリーが再びこの役を演じる計画もありましたが、年齢的にも女優としても演じなくてよかったと思います。

 でもこの作品、メル演じるルドルフの身勝手でマリーを殺しただけに見えて、全然悲劇に思えないです。
 これって演じるメルのせい?(笑)
 僕は自分の大事な人を絶対に殺したくないです!逆に生きてて欲しい!死ぬなら1人で死にます。(^^;

 なので、最後の方、泣きそうになりましたが、この話にウルッときたのではなく、自分の大事な人が死んだら…って考えてウルウルしただけ。
 むしろメルの自己中にムカッときたというか…。大事なオードリーを殺さんといて!みたいな。あ、メルのじゃなくルドルフの、ですよね。(^^;;;
 でもこれメルの演じ方がやっぱ悪いのかも。
 最期にオードリーの手を握るところも大袈裟でわざとらしくてイヤ。

 それとオードリー、メルとダンスするシーンで、デコルテの大きく開いたイブニングドレスを着ているんですが、胸のあばらが浮いてます。
 “オードリーは実は巨乳で、サラシで押さえて小さく見せていた”というデマを平気でネットで書き込む人に、“これが巨乳ですか?”って見せてあげたいです(笑)。

 あとは、マイヤーリングの狩猟館の外観が、窓も作ってないようなめっちゃ小さいちゃちいミニチュアで、全体の雰囲気をぶち壊し…!

 戸外の設定がいかにもセットなのは舞台的、と考えて許容範囲なんですけど、これはアカンのちゃう?

 他の戸外は別に撮影してるみたいやのに、肝心のマイヤーリングの館、どこかでそれらしい建物を撮影しとけばいいのに…。

 それとマリーがお母さんに部屋に閉じ込められるシーンでは、オードリーがドアをひっぱるとセットの壁がめっちゃ揺れてますけど…。(^^;;;

 あー、でもカラーで見たかったですねー。衣装デザインのドロシー・ジーキンズ(「緑の館」「噂の二人」「許されざる者」の衣装担当。他に「サウンド・オブ・ミュージック」なども)の衣装も華やかそうなんですが、モノクロでは地味〜。
 特にメルのよく着てる衣装は装飾があんまりないので、さらに地味。「デラックス・カラー・シネアルバム」とか見ると、パンツは赤だし、首には金の装飾が施されていて、結構派手なのにね。

 あ、題名の表記は「マイヤーリング」「マイヤーリンク」「マイエルリング」などありますが、劇中でオードリーは「イヤリング」と発音してました。なので、英語の発音はそれが正しいのでしょう。

 あと、これ本当にライブ放送だったんでしょうかね。もしそうなら、いったいセットはいくつあるんでしょうねー。かなり大掛かりそうです。そして、出番の多いメルやオードリーは衣装の早替えやセットの移動が大変だっただろうなと。
 でもドタドタいう音も聴こえないですし、息もきらしてないし、すごいですねー。

 一部戸外のシーンで、撮影してきたフィルムを使ってるので、テレビ→フィルムは難しくても、フィルム→テレビは可能だったみたいですから、それなら全編カラーで撮影してそれを放送すればよかったのに…と思いました。
 それなら今カラーでフィルムが残ってたはずですしね。あーもったいない!

 次回予告で、「ロミオとジュリエット」が出てましたけど、これには「戦争と平和」でオードリーの兄を、「マイ・フェア・レディ」でフレディを、そしてその後ホームズ役で絶賛を博したジェレミー・ブレットが脇役で出ています。これも残ってるのかな?

 最後に、どうでもいいことですけど、途中に挟まるRCAビクターのカラーテレビのCM、495ドルだそうです。
 当時のレートは1ドル=360円。178,200円ですね。日本の1957年の大卒新入社員の公務員の1ヶ月の給料が9200円だったそうで、それを考えると給料20ヶ月分必要ですね。年収よりも多い!!めっちゃ高いですね。ま、もっともまだ日本ではカラー放送が始まってもない時代ですけど。

 今年は「エクスラン・ヴァリーエ」と「マイヤーリング」という、オードリーファン待望の2大まぼろし映像が見れるなんて、本当に凄いことですね!
 念願が叶って、本当に良かったです!

見れて嬉しい度:★★★★★(ライトファン向きではありませんが、コアなファンにはマストでしょう!あとは日本語版が出て欲しいですね!)


追記:「マイヤーリング」DVDが発売されます。先行発売で、上映中の劇場から。詳しくはこちら  


2012年09月23日

オードリーのユニセフDVD:In Her Own Words

 雑談ブログ、“おしゃれ泥棒 オードリー・ヘップバーン!”の方にも記事をアップしました。
 「ローマの休日」で着ているスカートの本当の色は?って記事です。(^-^

 10月の午前十時の映画祭「シャレード」「麗しのサブリナ」は鯖江アレックスシネマ 福井、イオンシネマ金沢フォーラス、長野グランドシネマズ です。

 2000年や2004年のオードリー展等で、オードリーのユニセフでの活動が必ずビデオ上映されてましたが、そういう展示会でのビデオって、皆さんは欲しくなかったですか?僕はめっちゃ欲しかったんですよねー。

 でも、ユニセフの仕事で出たインタビューとかって、映画じゃないし、手に入れるにはオードリー展の関係者かユニセフの人間でもない限りムリだよなーって思ってたんです。

 ところが、そういう願いをかなえてくれたのがこれ!“Audrey Hepburn:In Her Own Words(彼女自身の言葉で)” です。
 ジャケットにもでかでかと “unicef” と載ってますね。
 このDVDには別の内容のも入ってて、オードリーの方の収録時間は25分くらいです。

 用途によって家庭用、非営利用、業務用と種類があり、価格もそれに合わせて違います。
 それとこれはDVDではなく、DVD-Rでの販売になります。

 アメリカでは2009年の発売だったので、日本版も出ないかなーと思ってました。
 当時日本ユニセフ協会にも電話して、“アメリカではこういうDVDがありますけど、日本版は出ないんでしょうか?”って訊ねたんですけど、電話に出た女性はこういうのがあることも全く知らなかったですねー。

 もしこの日本版が出たら、これを買うことによって間接的にユニセフにも協力できることになるし、いいと思うんですけどねー。その旨もちゃんと伝えたのですが…。

 結局2010年5月まで待ちましたけど、日本版は出なかったですねー。なのでもう諦めてアメリカ版を買いました。
 2012年8月1日現在でも日本版は出てないですし、今後もきっと出ないんでしょうね。
 やっぱりよく言われるように、ユニセフと日本ユニセフ協会は全くの別物なんでしょうかね。

 さて内容ですが、最初にグレゴリー・ペックがオードリーについて話すシーンがあって(「想い出のオードリー・ヘプバーン」で出演していたのと同じ)、オードリーが各国でユニセフ親善大使として活動していた様子、その後のインタビューやユニセフ主催のイベント等に出演するシーンとで構成されています。

 映像では、ベトナムやエチオピアなどでは貧しくても元気な子供たちに囲まれて、明るく元気に振舞っていたオードリー。
 周りの大人にも冗談などを言って、愛と喜びを与えることに一生懸命です。

 でも、最後のソマリアでは笑うどころか何も反応せず、自分で動こうにも動けない子供たちを見て、手を取って軽くなでて祈ってあげることしかできなかったオードリー(強く握ったりすると、骨折する可能性があるので)。

 前日に見た難民キャンプでの弱っていた子供達が、死んでトラックで運ばれてしまい、翌日にはそこにいないという事実に、オードリーはかなり精神的にやられてしまったそうです。
 映像を見ても、“私には何もできない!どうすればいいの!?”と苦悩するオードリーの心の痛みがひしひしと伝わってきます。

 ソマリアに行った段階で、既にオードリーは癌に侵されていたという説もありますが、信頼の出来るバリー・パリスの伝記ではそれは否定されています。 

 その後、ソマリアから帰ってきても、精力的にインタビューを受けていたオードリーですが、痛みを訴えるようになり、癌が発見されました。
 日本でも当時 “ガンでオードリー・ヘプバーンの余命が3ヶ月!”という見出しが週刊誌や新聞に載ったものです。

 信じたくなくって、“どうせ大げさに面白おかしく書いてるんだろう”などと僕も思っていたのですが、93年1月20日にオードリーは本当に帰らぬ人となりました。

 オードリーがユニセフの活動で行くたびに精神的・肉体的にやられてしまうので、オードリーが亡くなった原因はユニセフにある!と考える人たちもいるそうです。
 でも、“彼女は行かずにはいられなかった。たとえあと1年しか生きられないとわかっていても、オードリーは行っただろう。”と言われるように、オードリーは本当に自分からこの活動をしたかったのですね。

 オードリーが最後にその人生を捧げた、そしてオードリー自身もとても望んでいたユニセフでの活動。
 若い頃の映画だけを見て、かわいい!とか言うのではなく、最晩年にこうしてシワのある顔を隠そうともせずに頑張っていたオードリーも見るのもいいんじゃないかなぁ、と思うのです。

 ちなみに、来年2013年1月20日はオードリーの没後20年にあたります。合掌。

お勧め度:★★★(アメリカのアマゾンで入手可能。日本語版が出ればいいのにね)
  
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2011年06月14日

「ティファニーで朝食を」50周年記念リストア版ブルーレイ発売

 オードリーのブルーレイがとうとう発売されます!
 9月9日、“「ティファニーで朝食を」製作50周年記念リストア版ブルーレイ・コレクターズ・エディション”です!
 既にパラマウントのHPでも紹介されており、アマゾン・楽天・HMVなどでも注文が始まっています。
 初回限定生産らしいので、注文はお早めに!です。

 ブルーレイのみの映像特典が付くそうですが…なんなんでしょうね~。
 それと、サントラって、こないだ発売になった50周年記念盤でしょうかね?

 しかし1080p収録って、現在での最高画質じゃないですかーっ!!D5相当の画像ですね!
 地デジ放送でも1080i(D3相当)だから、それよりも上の画質!これは買う価値ありますね!今から発売が楽しみ!(^-^


  
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2009年06月07日

「ONE WILD OAT」アメリカ盤DVD

 ええっと、1年以上もほったらにしてました「おしゃれ泥棒 オードリー・ヘップバーン!」の方のブログですが、ひっさびさに更新しましたので、またご覧になってください。
 今回のテーマは「オードリーに関するデマ その1」です。

 これはつい最近発売になったばかりの、アメリカ盤「ONE WILD OAT(若気のいたり)」DVDです。

 「ONE WILD OAT」というと、オードリーがイギリスで2本目に出た作品だと言われてますよね。で、英国での公開は1番目だったと。

 この作品にはオードリー以外にも、ロジャー・ムーアやジェームス・フォックスという俳優さんが端役で出ているそうです。

 ビデオが端役のオードリーを全面に押し出したジャケットだったのに比べて、こちらのDVDはオードリー全然出てきません。
 かろうじてジャケット右下に名前が出ている程度(↓下の画像)。

 チャプターでもオードリーのシーンで区切られていないし、特典で場面のスライドショーがあるんですが、そこでもオードリーのシーンは一切なし。

 こんなにオードリーで売ろうとしてないのも珍しいですよね(笑)。「ラベンダー・ヒル・モブ」のように名作というわけでもないのに、これで売れるんでしょうか?値段もアメリカ盤のDVDとしては高いほうなんですけどね。
 そうそう、ライナーノートとかは全然付いてませんし、盤の方も白地に文字だけ。

 それと、今回観て思ったのは、この映画の EROS FILMS という製作会社の最初のタイトルバックの音楽が、20世紀フォックスのかと思っちゃいましたよ。えらいパクリ。(^^;


 さて、オードリーの出番は、「マイ・フェア・レディ」のイライザのお父さん役、スタンレー・ハロウェイの顔と入れ替わりにオードリーがくるっと振り向きながら登場。

 ホテルの受付嬢役のオードリーは、電話の方へ向かいます。


 応対する下の2枚のオードリー、どうです?どっちもめっちゃかわいいでしょ!(^-^










 左手に受話器を持ち替えて、右手でメモを取ります。

 









 で、何かスタンレー・ハロウェイが言った事で、“What!?”と叫んで出番は終わり。

 このDVDは、アメリカのアマゾンで入手が可能です。
 2007年にはイギリスでもDVDが出てましたが、それはPAL方式。このアメリカ盤は日本と同じNTSC方式だし、これはリージョンフリーなので、字幕はないですけど、日本のDVDプレーヤーで普通に観ることが可能です。

 英語のわかる方なら、話の内容もよくわかって、楽しいでしょうねー。

 さて、この作品もこうしてDVDで入手が可能になったし、まもなく日本盤で「素晴らしき遺産」と「若妻物語」が発売になるし!
 これで「ローマの休日」より前の作品で観ることが出来ないのは、オランダ時代の「オランダの7つの教訓」と、「モンテカルロへ行こう」の英語版「モンテカルロ・ベイビー」だけになりました。

 昔はオードリーのイギリス時代の作品は、題名を聞くことしか出来なくて、スタッフもキャストも上映時間も不明だったことを考えると、隔世の感がありますよねー。
 いつか全作品を観れるようになったらいいな~。

オススメ度:★(昔は幻の作品でした。オードリーのすべての作品を観たい人にとっては★★★)
  
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2008年10月02日

新しいDVD「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行」

 今回は、めったに紹介しないDVDの紹介です。

 この新しい「オードリー・ヘプバーンの庭園紀行」はもう買いました?
 僕は予約して買いましたよ。

 でもなんですかねー、このジャケット!まさに「初恋」商法ですねー。

 オードリーが最後に出演した作品なのに、ボブ・ウィロビー撮影の、「ローマの休日」を撮り終えたばかりの若いオードリー。

 オードリーはどの年齢であっても、その時に最も美しいオードリーである、と思っています。
 なので、この若いオードリーの方が売れるだろう(実際そうかもしれませんが)と考えて、最晩年のオードリーを隠蔽するというのは、僕の最もキライ!な売り方。

 同じ花を持つオードリーだったら、あの「オードリー・スタイル」に載っていた、ビックリするくらい美しい晩年のオードリー(おそらく全オードリーの画像中、最も美しいものの1つ!)にして欲しかったです。

 「銀座リザ」のCM撮影で、「ローマの休日」のオードリーの画像をバックに置きたがった製作会社に、“美しさは衰えたかもしれませんが、内面は今の方がずっと豊かです。私は今の私を見て欲しいのです!”と答えたオードリーとも相容れない考え方ですよね。

 まぁ最晩年のオードリーだったら、世界の恵まれない子供たちが助かるならどういう扱われ方をしても、“些細なことよ。”とどうとも思わなかったかもしれませんが、だからといってそれに甘えてオードリーをぞんざいに扱う、というのは全然違う気がします。

 さて、内容ですが、なんと言ってもこのDVDの価値は、特典ディスク!一部は今までのDVDBOXにも収録されていた映像ですけど、ほとんどが今までなかったもの!
 撮影中の真摯なオードリーが見れるのがウレシイです。

 なので、バラで買うのは全く意味がありません。ボックスで買わないと!ですね。

 撮影中にセリフの提案をするオードリーを見ていると、映画の撮影中もこうやって意見を言ってたんだろうなーって。しかもその提案に対してちゃんと他の人の意見を求めて、元の方がいいと言われるとちゃんと撤回する。
 より良いものを作ろうというオードリーの姿勢が伺われますよね。

 同じく撮影中に周りがガヤガヤうるさいので、“静かにしてもらって。”と言うオードリーは、真面目な顔なので、一見“冷たい”ように見えるかもしれません。

 オードリーに対して“気取り屋”と“つんけんしている”と言う人がいるみたいですが、その人たちはそういう風に見えたんだろうなーって。

 ラルフ・ローレンとのエピソードで、知り合って初期の頃、ショップに来たオードリーに付いて色々と話しかけるラルフ・ローレンに対して、“もういいわ。”と言ったオードリーの話があります。
 それでラルフ・ローレンが怒ったそうですが、後にオードリーにそのことを言うと、“それはあなたのお仕事の邪魔をしたくなかったからよ。”ってオードリーが答えたというのがあります。
 これもオードリーが真面目な顔で言ったので、冷たくあしらったように見えたんでしょうねー。

 実際は真面目な顔で言うオードリーに、あまり親しくない人が誤解をしてるんだろうなーって思います。

 でもこの特典ディスク、“日本版DVDだけに作成された”なんて書いてありますが、ホントかな~~っ!!
 アメリカでは2006年9月にスペシャル・トリビュート・バージョンというのが出てて、それにも同じ45分の特典ディスクがあるようですが?

 なんせ誤解を生むようなDVDジャケットなので、書いてあることも信用度が低くなるんですよねー。

 中には16ページの解説書がついてます。そこにはオードリー自身の序文や、“オードリー・ヘプバーンと日本”といった文章があります。画像はレアな「庭園紀行」でのオードリーの画像が見れます。

 紙は上質紙系ですが、色が沈んでしまうので、やっぱり綺麗なつるつるのコート紙系にして欲しかったな~~。

 ←そしてこの画像!
 これは苔寺(西芳寺)を歩くオードリーじゃありませんかっ!

 京都のオードリーめぐりをした時に行った苔寺ですけど、そこで落ち葉を掃いていた方に当時のオードリーに関して教えてもらったんです。その方が竹のところを指差して、“そこを歩いて、あの竹の所で写真を撮ってたよ。”というまさにその画像じゃないですかっ!

 竹のところで写していたというシーンは本編の映像にはなかったし、写真集にも収録されてなかったので、これは嬉しい!

 苔寺に行った時の自分と、そこを歩くオードリーが見事シンクロした画像なのでした。


  
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2008年04月16日

「エクスラン・ヴァリーエ」DVDパッケージ

 これはオードリーの生涯で2度だけ出演したCMの1つ、日本エクスラン工業の「ヴァリーエ」を収めたDVDのパッケージです!

 …って、もちろんそんなものは売っているわけもなく、これは単に自分で作った物。(^^;

 2004年にテレビ東京で放送した「トホホ人物伝」でオードリーが紹介された時のものをHDDに録画して、それをDVD-RWに録画した物の自分用に作ったんです。

 この番組、すんごい嬉しかったですよねーっ!なんせブラック・ドレス・バージョンだけとはいえ、33年ぶりに「エクスラン・ヴァリーエ」を放送してくれたんですから!

 2002年頃、僕はあまりにも「ヴァリーエ」の映像が見たくて、夢にまで出てきたものでした。

 そこでいろんなところに電話しまくって、オードリーのDVDの特典に「ヴァリーエ」を入れてもらうように電話したものですが、“放送権の切れたCFは難しい”ということで、各社ムリとの返事。

 「ヴァリーエ」を作っていた日本エクスラン工業にもフィルムは残ってないとのことだったし、製作した博報堂も一般人には見せられないとのこと。あたりまえなのかもしれないですけど、僕はガッカリですよね。
 だって、オードリーがせっかく日本だけのために出演してくれたフィルムなのに、その日本でも見ることが叶わないなんて!

 その後、半分諦めかけていたんですが、友人のカリンさんが2004年に「ヴァリーエ」の権利を持つ別の会社(青山音楽事務所)をネットで見つけてきてくれたおかげで、またまた見たい熱が再燃!

 そこでダメもとで青山音楽事務所にTEL。そこで教えてもらったのが、なんとつい最近テレビ東京がテレビで使いたいとコンタクトを取ってきたばかりだそうで!

 なので詳しく放送日を聞こうと、テレビ東京へTELすると「所さん・おすぎの偉大なるトホホ人物伝」で放送するかも、と!
 ただし権利が相当ややこしいそうで、流さない可能性もあるとのこと。もうもう、必死で放送するようにお願いしました。

 青山音楽事務所さんにさらに電話すると、なんともご親切なことに、放送してくれるかどうか、連絡をくださるとまでおっしゃっていただきました。

 僕もみんなにこのあまりに貴重なCFを見てもらおうと、tomoさんのオードリーサイト、“My Fair Audrey”の掲示板でも書き込んだので、一時期はその話でもちきり、というか熱くなったものでした。

 結局、放送することに決まったのは放送日の前々日。もうもうカリンさんとか僕とかはかなーり舞い上がっちゃいましたよね。
 ちなみに、ショーンは当時“timeless audrey展”のために来日していたので、直接許可を取ったそう。日本のファンのためなら、と快くOKしてくれたそうです。

 僕は高解像度で「ヴァリーエ」を残そうと、このために初めてHDD(250G)付きDVDレコーダーを大急ぎで買っちゃいました!もちろん念には念を。ビデオでも録画。

 放送当日(2004.6.4金曜)は僕は東京へ行く日だったので、リアルでは見れなかったんですが、新幹線に乗っている僕にカリンさんが携帯に実況を画像つきで送ってくれました!

 カリンさんの熱狂状況もすんごく伝わったし、僕も送ってもらった画像だけでも大興奮!新幹線の中でまだ見ぬ「ヴァリーエ」を思い焦がれてましたよね(笑)。

 家に帰って見てみて、オードリーが“ヴァリエ~、ヴァリエ~!”って言うのを聞いて・見て、本当に感激しました!これを33年ぶりに出してくれたテレビ東京さん、それとめちゃめちゃ好意的だった青山音楽事務所さんに大感謝!

 でも、オードリーの画像も載せていた青山音楽事務所さんのHP、無くなっていますね。いったいどうしたんでしょう…。

 さて、このジャケットは僕の持っている「エクスラン・ヴァリーエ」の画像を総動員して作りました!「オードリー・ヘプバーン 私のスタイル」展の図録、「シネアルバム」、「スクリーンの妖精 オードリー・ヘップバーン」のは、分厚いのでスキャナ出来なかったですけど…。

 パッケージの方はコートの90kg、中に挟んだチャプターの案内はコートの110kgを使用してレーザープリンタで出力。ほぼ印刷物と同等の仕上がりになってます。

 放送されたのはブラック・ドレス・バージョンだけだったので、もちろん表紙にはヴァレンティノのブラック・ドレスを着たオードリー。
 そこにテレビ東京のロゴと、トホホ人物伝のロゴを配置。(トップの画像)

 裏側にはそれらしく見えるよう、DVDビデオのマークも入れたし、DVDの仕様も書いてます。(トップの右の画像)

 透明のDVDトールケースを使ったので、内側からも「スクリーン」の表紙になったチャリンコ・バージョンのオードリーと、金髪バージョンのオードリーが見えるように両面印刷。(3つ目の画像)

 チャプターの案内の紙には、中面にいろんな「ヴァリーエ」オードリーを入れました。頂き物の、貴重な画像もあるんですよ~。(6つめの画像)

 さらに、パッケージの背は、他のオードリーの市販DVDと並べても遜色ないよう、ヴァリーエのロゴを入れたりしたんですよ~。
 どうです?他のと並べても、ひけをとらないでしょ?(^^

 もちろん時期的には「暗くなるまで待って」と「ロビンとマリアン」の間なので、そこに鎮座してます。
  


2008年02月03日

悲劇の「パリの恋人」DVDジャケット!と歴代「パリの恋人」

 さて、昨日は「麗しのサブリナ」のプレスシートを紹介しましたが、今日は「パリの恋人」の市販されているDVDを見てください!

 今年の1月に出たばかりの「パリの恋人」スペシャル・コレクターズ・バージョンも、せっかくの50周年記念盤だというのにメインにでかでかと「麗しのサブリナ」の画像があしらわれて、アメリカのデザイナーの神経を疑うようなものでしたが、こちらの通常盤も実は!「麗しのサブリナ」に画像を置き換えられていました!

 このジャケット、みなさん最初に見たときあれ?って思いませんでした?僕は思ったんですよ。
 「パリの恋人」って、あの細いオードリーの中でも特に細い時期の作品。にしてはほっぺたにボリュームのあるオードリーですよね。

 口紅が異様に分厚く塗られているのもムムムって思いましたが、深く追求しなかったんですよね。

 でも今回スペシャルコレクターズバージョンが出たことで、この疑惑の画像をもう一度詳しく調べると…こちらも「麗しのサブリナ」じゃないですかっ!!!

 昨日よーく見てください、と書いた画像、今日は「カタログ オードリー・ヘプバーン」から載せます(→)。ほら!「パリの恋人」DVDジャケットとおんなじ顔!!!

 このオードリーの顔を切り抜いて裏焼きにして本来の「パリの恋人」の画像に貼り付けました!というのがジャケットのもの。まさに暴挙ですよね!

 「パリの恋人」がそんなにヒドイ顔で出てるならともかく、「初恋」のポスターなどにも使われるほどの美しさ!「パリの恋人」のオードリーが一番美しかったという批評家もいるほどですよ~。

 オードリーだったらなんでもいいだろうっていうデザイナーの無神経さがめっちゃイヤ!!知らないこととはいえ、こんなのを押し付けて、日本独自のジャケットにさせないという圧力をかけるアメリカの本家パラマウントにも腹が立ちます。

 日本のパラマウント ジャパン株式会社さん、「ローマの休日」を頼み込んで日本独自のティアラ・オードリーのジャケットにしたように、ぜひ今後ハイビジョンで出す時に「パリの恋人」も頑張ってくださーい!どうかどうかお願いします。m(_ _;)m

 やっぱり本来の作品の画像を使って欲しいですよね!なんか安っぽく感じてしまいます。

 ←ちょっとテイク違いの画像ですが、本来はこんなの(1966年リバイバルピンク版パンフの裏表紙から)。

 自信ありげなDVDジャケットのサブリナと違って、愁いを帯びたジョーの表情。
 とってもステキなオードリーなのに、もったいない!

 あっ!そうかっ!実はサブリナはパリに修行に行ってましたから、その間に実はディックと付き合って、手玉に取ってたんですね!それでこんな小生意気そうなDVDの写真がっ!

 でもサブリナは故郷のデイヴィッドが本命だから、ディックとおさらば。いつまでもサブリナを忘れられないディックは瓜二つな古本屋のジョーにちょっかい&ずっと一緒に居たいがためにモデルに推薦。な~るほどね~!…って、なんでやねん!!

 ちなみに過去の「パリの恋人」のメイン画像としてはこんなのがありました。(↓下の画像)

 左から1966年リバイバル時の立看ポスター、同じく1966年リバイバル時のB2ポスター、レーザー・ディスクのジャケット(ビデオジャケットにも採用)、そして66年B2ポスターの下にあるのが1957年初公開時のスカラ座パンフ(ワイド版ビデオジャケットでも採用の絵柄)、LDの下はサントラCD(本来はレコード・ジャケット)です。

  どれもステキですよね!これらがDVDのジャケットに負けてるとは思えないし、「麗しのサブリナ」を使わなければならない理由は全くないと思うんですがねー。
 「パリの恋人」のためにオードリーが撮った膨大な量の宣伝写真からきちんと選んで欲しかったです。
 なんで「パリの恋人」ばっかりこんな目に…。(T T


























  
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2008年01月30日

これはちょっと…「オードリー・ヘプバーン・フィルムス」

 基本、僕はこのブログではDVDの内容とかの紹介はしないつもりで書いています。

 でもこのDVDに関してはちょっと書いておこう、と。

 でも全然いい意味で取り上げたわけではありません。
 むしろその逆!

 これはアメリカでの93年と99年のテレビ番組をカップリングしたらしいのですが、日本での編集方針が大間違い!
 “余計な関係者インタビューを一切排除”してしまったらしく、そうすると残るのは単なるオードリー作品の予告編の羅列。

 全く同じ予告編を2回も観る意味があるんでしょうか?しかも昔の番組&保存状態のよくない予告編ばかりなので非常に低画質。3倍速か5倍速で録画した古いビデオを見ているような画質の汚さ。

 これが一番最初に出た頃、BBSで他の人たちともこのDVDについて話し合いましたが、オードリーのドキュメンタリー的なものとしては日本コロムビアから出ている「想い出のオードリー・ヘプバーン」の方が遥かに丁寧に作られていて、出来も画質も上。
 ファンにとってはむしろ排除されたオードリーの関係者のインタビューこそが見たかった、ということで意見が一致。

 全体に中身の薄い、非常に不満足な出来になっています。買う価値は…どうでしょう。

オススメ度:なし。


  
タグ :DVD


2007年01月12日

幻の「ONE WILD OAT」画像

 「ONE WILD OAT」(日本語で紹介される場合、「若気のいたり」あるいは「一粒の野生のカラス麦」)は「オランダの7つの教訓」を除いて、イギリス時代におけるオードリー2番目の出演作品であり、劇場にかかったのは最初だとされている1951年の作品。

 ところが、この作品の画像は全く紹介されることがありません。国内外の写真集や雑誌、オードリーのサイトでも、この作品の本当の画像を見たことがありません。間違って載せている画像でありがちなのが、なぜか「初恋」のもの…。
 オードリーファンなら死ぬまでに絶対見たい!って思いますよね。
 
 でも1997年に実はこの作品のビデオがアメリカでは発売されていました。それがこの画像です。なんとか知り合いの親切な方に手に入れていただき、観ることができましたが、オードリーは全編のほぼ真ん中に登場、ずっと同じこの衣装で出番は30秒でした。でもビデオのジャケットではこの扱い(笑)。完全にオードリーファン目当ての発売やん!

 とにかく「ONE WILD OAT」での画像として正しい物は、わかっている限りではこの1枚(といってもこれもフィルム直焼き写真ですけど)。他に「ONE WILD OAT」の画像として紹介されている物は、すべて間違い!だと思っていいと思いますよ。貴重な1枚です。
 ちょっとオバサン臭くて、太めなのもご愛嬌。でも実際の映画ではそんなことなくて、可愛くて若いですよ。(^-^

 なお、この映画での主演の一人は、後に「マイ・フェア・レディ」でオードリーのお父さんになるスタンリー・ハロウェイです。

アメリカのアマゾンなら、中古がまだ入手可能。
DVDと違ってビデオはリージョンがないので、アメリカのものがそのまま見れるのが嬉しい。
貴重度高し。