2023年05月13日

道頓堀松竹座映画祭「ローマの休日」

 5月4日に大阪難波の松竹座で「ローマの休日」を観てきました。今回はそのお話を。

 松竹座といえば、昔は映画上映館で、「風と共に去りぬ」「ティファニーで朝食を」を大阪で初公開した劇場、というのは知っていました。
 でも1994年に閉場して正面のファザードだけを残して建て直しされ、97年に再開場して演劇専門の劇場になっています。

 なので、僕が行く機会も全く無かったのですが、今回「道頓堀松竹座映画祭」ということで、久々に映画を上映するということで、これは行かなきゃ!と思って行ってきました。

 今回は劇場を見るというのがメインだったので、正直映画はどれでも良かったので、できれば松竹座に本当にゆかりのある「風と共に去りぬ」が良かったのですが、日にちが悪くて行けず、「ローマの休日」か「E.T.」にしようと思ったのですが、「E.T.」は最近テレビだか午前十時の映画祭10の劇場だかで観ていたので、今回は久々の劇場の「ローマの休日」にしようとチケットを取りました。

 単なる電話予約でも事足りるのですが、思い出にチケットを手元に残したかったので郵送を選びました。

 さて、ワクワクしながら待っていたのですが、行く日になって、「ローマの休日」の4K版が今年の8月25日から全国公開されることがわかって、ちょっとしまったー!と思いました。「E.T.」にしとけば良かったですかね?

 「ローマの休日」4K版全国公開のお話はこちらこちらこちら
 公式サイトはこちらだそうですが、まだ開設していません。

 初めて行く劇場だし自由席だしで、友人と上映45分前には松竹座の前へ。「ローマの休日」の1970年リバイバル版のポスターが松竹座の前に飾ってありました。

 でも「ローマの休日」に備えて並んでいる行列は見当たらず、ゴールデンウィークなので周辺に人は多かったのですが、「ローマの休日」のお客さんがどれくらいかは見当がつかず…。

 それで劇場の前にいた松竹座の人に「ローマの休日」を待つにはどうすれば良いかを尋ねていると、たまたま僕のいた所が入場口になるそうで、そこで待っていれば13:30から入場開始とのことでした。でも僕が聞いている最中に僕の前におばあさんが立って従業員さんと僕とのやり取りを聞いていて、そのまま僕は列の2番手になりました。後でご夫婦のおじいさんもおばあさんに合流。

 まあでもおばあさん・おじいさんだし、僕らはたまたま訊いただけで、その前からいらしてた方だったので、それでいいやと思って並ぶと、ほかにも僕のやり取りを聞いていた人がずらっと「ローマの休日」の入場のために並びました。

 その後も僕らの狙いは2階の袖の席だったので、2階席へ行くにはどうすれば良いかを尋ねると、客席は3階からで、2階席は4階に行ってもらって…と説明を受けていると前のおばあさんが“2階席も行けるんやって。”とおじいさんと話していました。

 入場が開始になると僕らは4階へ。正直、袖の席からはスクリーンは見難いのですが、今回は映画メインじゃなく劇場メインなので、それでOK!
 普段の映画館では味わえない、2階席の袖という、桟敷席のような特別感を味わったのでした、

 3階も開放されると聞いていたので、3階席も見てみたかったのですが、「ローマの休日」と言えどもやってることを知らない人が多かったのだろうなーと思うのですが、チケットの売り上げから3階席は開放されていませんでした。座ることは無かったでしょうが、見てみたかったので残念!

 3日から7日までの17時からのジャニーズの映画は分単位で速攻完売していましたので、そちらは3階席まで開放したんかな?と思います。

 劇場は1990年代の設計・施工なので今のシネコンとは違って、椅子はちょっと昔の仕様で硬くて前後左右とも狭かったです。それにドリンクを置くところもありませんでした。

 映画の最中は、忙しかった友人は思いっきり横で寝ていましたが、今回は別にそれで良しです。8月にも一緒に「ローマの休日」に行くことになる友人ですので。

 なお、今回の上映で使われたのは2003年のデジタル・ニューマスター版でした。
 8月からは4Kのデジタル・リマスター版になりますね。ダルトン・トランボのクレジットが増えていきます。

 この映画祭のチラシも置いてましたし、2階フロアにはこの映画祭の3つ折りのパンフレットも1人1冊で置いてありましたので、頂いて帰りました。
 2階には今回の映画祭で上映する映画のポスターが飾られていました。「ローマの休日」もさっき表で飾られていたものがありました。



 なお、「ローマの休日」が松竹座で上映されたことがあるのかを従業員の人に伺ってみましたら、ちょっと待ちください、と言って別の詳しい方に尋ねてくださって、どうやらやっぱり上映の記録はなさそうとのこと。

 で、もしまたこのような映画祭をやっていただけるなら、松竹座で実際に上映された「ティファニーで朝食を」をお願いします!と言ってきました。

 でも、持って帰ったパンフレットを見ると、やはり松竹系で初公開した「戦争と平和」「昼下りの情事」もこの松竹座で上映されて大ヒットだったそうです。
 それなら「ティファニーで朝食を」だけじゃなく、「戦争と平和」「昼下りの情事」もお願いしたらよかった…。

 でも大ヒットってのが嬉しいですよね。パンフレットの年表では単なる“上映”って書いてるだけのものもありますから(「ティファニーで朝食を」もそのクチ)、大ヒットと書いてるということは、本当に大ヒットだったのでしょうね!

 実際初公開時の「戦争と平和」と「昼下りの情事」は年間3位と5位の大ヒットでしたしね。

 それと、年表を見て、なぜ東宝系で公開された「ティファニーで朝食を」が松竹直営の松竹座で公開されたかの謎もこの年表で解けました。

 実は1960年9月から62年8月までの2年間、松竹座は東宝洋画系になっていたそうです。梅田の北野劇場とチェーンを組んでいたという!
 なのでちょうどその時期に公開された「ティファニーで朝食を」が松竹座での公開となったわけですね。

 次の「噂の二人」は松竹系での公開でしたから、松竹座では公開されなかったと。

 でも62年8月には松竹が洋画チェーンを再編成してまた松竹系の劇場に戻っています。
 なので63年に東宝系でリバイバル公開された「ローマの休日」は縁がなかったわけですね。

 ちなみに、今年リバイバルする「ローマの休日」はメインの劇場が新宿ピカデリーになっていますので、「ローマの休日」としては初の松竹系の公開になるかもしれません。

 こんなのは松竹座さんの公式の年表とかが無かったらわからないですよね。
 東宝系の「ティファニーで朝食を」がなぜ松竹直営の松竹座で??という長年の疑問がやっと解けました。

 なお、昔の松竹座の写真もパンフレットに載っているのですが、昔はモダンな洋風の劇場だったのに、建て直した今は思いっきり和のテイストなのが面白いですね。

 「風と共に去りぬ」は大阪ではこの松竹座が、東京の有楽座と同時公開の日本初公開の劇場でしたが、その時の映画パンフレットも持っています。最後の写真のです。

 これ、なぜか昔のコレクターからは “京都版”などと呼ばれているんですが、中身の広告はみんな大阪の松竹座周辺のもの。

 なので僕は絶対これは京都なんかじゃない、大阪のパンフレットや!と思っていました。
 このパンフレットが松竹座で公開された時のものだと知らない(えらそうな知ったかの)人が京都版って名付けちゃったんでしょうね。

 松竹座さんも有楽座のようにちゃんと館名を入れたらよかったのにね。

 さすがに日本初公開時の超大作の映画パンフレットだからか、1952年にしては非常に珍しいグラビアのような厚くて良い紙が使われています。
 この当時の一般作品のパンフレットと言えばわら半紙なのにね。

 しかも本文は黒と蛍光ピンクの2色刷り。さすが「風と共に去りぬ」初公開の劇場の自負を感じられる作りになっています。

 年表でも1952年では珍しい2か月のロングランになったと書かれていますし、パンフレットでは初公開時松竹座正面のファザードに「風と共に去りぬ」の本のような飾りをつけていた写真が載っています。

 94年5月8日の閉館時にも「風と共に去りぬ」が最後の上映だったことが年表に書いてあり、松竹座と「風と共に去りぬ」の並々ならぬ繋がりを感じますね。
 今回せっかくのゴールデン・ウィークなのに、せっかくの稼げる作品なのに、平日の5月8日の映画祭の最後に「風と共に去りぬ」を設定したのは94年の閉館時の上映と日を合わせたんでしょうね。
  


2023年05月01日

“AUDREY in Cinema” 美術館「えき」KYOTO チラシ他と感想

 今日は、「マイ・フェア・レディ」上映や「ローマの休日」上映と合わせて、このゴールデンウォークに行っておきたいところ、“AUDREY in Cinema”の展示会の紹介。

 この展示会4月1日から始まってますが、5月の14日まで。ということで、まだの人はこのゴールデンウィーク中に行っておきたいですよね。

 僕は4月に行ってきたので、その時の感想なども合わせて、チラシや物販の紹介。

 この “AUDREY in Cinema”は京都駅ビルの7階にある、美術館「えき」でやっています。

 ここ、2004年には“timeless audrey”展もやっていて、一度来たことがあるはずなんですが、もう19年も前のことなのですっかり忘れていて、どこから入るんやろ?そんで何階やったっけ〜?って探しながら行きました。

 入ってわかりましたが、かなり小さい展示会場です。“timeless audrey”展の時、東京では11のブースがあったのに、京都では7つまで減らされていたのを思い出しました。

 この “AUDREY in Cinema”は、現在 “オードリー・ヘプバーン”“オードリー・スタイル 飾らない生き方”と合わせて3つの展示会を開いている株式会社クレヴィスさんの1番新しいオードリー展示会。

 うーん、でもね、3つの展示会どれも似たり寄ったりかなー。写真もダブってるしね。
 これが3つの展示会で全部写真が違うとかだったら凄いんですけどねー。

 クレヴィスさんはオードリー展を何度もやってきてるので、最初の “オードリー・ヘプバーン”展のような「素人が手を出しました」感は無くなってます。
 キャプションでおかしなこと書いたり、「昼下りの情事」って書いたりとか。

 でもね、取り立ててどうこうってのも思わなかったです。

 まあこれは2000年の “オードリー・ヘプバーン:私のスタイル”展と2004年の “timeless audrey”展という2つの大規模なオードリー展を見た身としては、どうしても落ちると感じるのは仕方ない。

 あちらはジバンシィやフェラガモ、オードリーの息子たちが直接関わってるので、オードリーの写真だけじゃなく、オードリーが着ていた私服、映画の本物の衣装、持っていた私物、アクセサリーまで展示されてたし、映画会社や家族の秘蔵写真やビデオを出されたら、太刀打ちできない。

 あくまでこちらはレンタルポジとかで借りた画像がメインだしね。画質も悪い。
 カラー写真なんか、本当に色が汚い。本来のカラーポジがモノクロ展示とかね。
 その上、一般受けしそうな(平凡な)画像メインだから面白味もない。

  “オードリー・ヘプバーン:私のスタイル”展と “timeless audrey”展が100点だとすると、こちらは30点くらい。
 それくらい差は歴然。

 でも最初の “オードリー・ヘプバーン”展がヒドイ!って思ったのとは違って、頑張ったで賞くらいはあげたいです。
 最初のが「マイ・フェア・レディ」までの画像しかなかったのと違って、今回とかは「ニューヨークの恋人たち」とかもあるしね。

 さて、展示会に行った時ですが、会場に着くまでにポスターがあったので写真を撮りました。
 7階に着くと、廊下に欲しかったこの展示会のチラシがちょっとだけ残ってたので自分と友達のぶんを手に入れられました。
 これ、帰りに見たらもう無くなってました。間一髪でしたね。

 さて、そのチラシですが、メイン画像は「麗しのサブリナ」。
 これはかなり鮮明で、腰に締めているベルトがわかるくらい。
 この画像、鮮明じゃないとベルトわかりませんもんね。

 あと、 “オードリー・ヘプバーン”展でも“オードリー・スタイル 飾らない生き方”展でもメインカラーはティファニー・ブルーで、「ティファニーで朝食を」のイメージに引きずられてたんですが、今回はオードリーのイメージのピンクがメインカラーになってて、ここも良かったと思いました。

 裏は5点の画像がありますが、「ティファニーで朝食を」の画像は本来美麗カラー。クレヴィスさんが借りてる画像のところではカラーがなかったそう。
 にしても本来カラーの画像を白黒で使われるのは僕は好きではありません。減点その1。

 右端には珍しい「昼下りの情事」のカラーがありますが、これは裏焼きでしょう。鼻が左から撮った鼻になっています。
 オードリーって右から撮ると、隣の「マイ・フェア・レディ」のカラー写真のように、ちょっと鼻の形が美しくないんですよね。

 そして美術館が近づいてくるとまたポスターがあったのでこれも写真を撮りました。柱というか壁には白と赤の展示会の名前だけのものもありました。
 入り口には大きな展示会のパネルも。

 パネルの横にはBGMが書いてありましたけど、全部CD「オードリー・ヘプバーン・スクリーン・テーマ・ベスト」のもの。

 いいんですけど、これクレヴィス社最初の “オードリー・ヘプバーン”展でも一緒やったやん!

 オードリーのサントラって今やいっぱいあるのに、何も新しくされてない、何も追加されていない。
 こういうところが初回以降何も調べてないんやなーと雑に感じられてあかんのですよね。

 今回はオードリーの「ローマの休日」以降の20作品の展示なんだから、「スクリーン・テーマ・ベスト」では足りない作品を追加しようとして、でも出てないのがあって全部は揃えられませんでした、っていうなら努力の跡が見えて好感を抱くんですけど…。
 “同じでいいやん”って思ってるのが見えてしまってるので減点その2。

 これの半券もありますが、これは実は会場でいただいたもの。
 僕は前売り券をローソンで買っておいたのですが、ローソンで発行してもらう券なんか、オードリー付いてませんよね。

 それで会場に行った時に、“当日券買ったら、オードリーの画像付いてますか?”って尋ねたら、なんと!使用済みの半券ですけどってくださったんです!
 ありがたいですね。
 会場の方には大感謝!

 そして展示会場は写真禁止です。

 入ってすぐに「パリの恋人」の宣伝画像が「ローマの休日」のトップで飾ってありました。
 これって何か意味があるのかな?とちょっとモヤモヤしながら見て回りました。

 でも「戦争と平和」の日本版ポスターが展示してあったんですが、これが1987年版のを展示してて、“1973年のポスター”ってキャプションになってたので、これはアカン!とこれは会場の方に伝えました。

 1973年版はキャッチコピーが全然違うのと、73年版は配給がCIC、87年版はUIP、それと紙の質が全然違います。73年版は上質紙ですが、87年版はコート紙。

 展示会はそれでも2周しましたが(友人は2周めは椅子で座っててもらった)、終わるとお決まりの物販コーナーがありました。

 何を買おうかと思いましたが、写真集もまだなんですけどこれはカバーが欲しいので本屋で買うことにして、でも写真集も買うなら小さなポストカードは要らんよな、と思い、例によって大きな画像のクリアファイルのところへ。

 物販は前回の阪急百貨店での“オードリー・スタイル”とも一緒のがありましたが、今回初めて見るものもありました。

 その中で僕が買ってあげなければ!と思うのが60年代のオードリー。阪急でも買っていますが、そこにはなかった(と思う)「マイ・フェア・レディ」と「ティファニーで朝食を」のクリアファイルをゲット。

 でも画質が悲しくなるくらい悪い…。「マイ・フェア・レディ」なんかは同じ画像の70年代のポスターで作った美麗パネルを持っているので、その汚さが涙出そうになります。

 「ティファニーで朝食を」も別カットですけど、やはり70年代の「ロードショー」で、ものすごい綺麗な画像を見ているので、このバックの色の汚さがめっちゃわかります。
 オードリーの肌もノッペリ。

 最近は80年代・90年代と違って、カラーのオードリーも人気が出てきてますけど、質が悪いのが多いのが残念です。
 ちなみに「マイ・フェア・レディ」の裏は「麗しのサブリナ」、「ティファニーで朝食を」の裏は「パリの恋人」です。
 それらはなぜか綺麗。

 あと、前回あったのかどうかわかりませんが、オードリーのカラー写真のマスキングテープがあったので、これも買いました。
 「ティファニーで朝食を」「マイ・フェア・レディ」「緑の館」「麗しのサブリナ」などなどです。
 でもこれもクリアファイルともども、使えません。

 いよいよ14日までなので、行くかたはお早めに!です。

 僕はついでに京都タワーに昇って、渉成園と東本願寺を見て、宇治茶や生八ツ橋(ニッキ無し)などのお土産を買って、ちょっと贅沢して新快速のAシートに乗って帰りました。
 皆さんも京都観光を付けるとより楽しめると思いますよー。
  
タグ :展示会


2023年04月21日

マリー・クヮント追悼 「いつも2人で」の衣装とエイソス・メンズ



(今回もゲッティイメージズ さんの無料の画像を使わせていただいています。)

 4月14日、ネットニュースで前日の13日に衣装デザイナーのマリー・クヮントが亡くなったと、ニュースになっていました。
 オードリーでは「いつも2人で」の衣装にもマリー・クヮントデザインのものがありましたし、その「いつも2人で」以降、しばらくミニスカートのブームだった時には普段着でも愛用していたそうです。

 2月のパコ・ラバンヌに次いでまた「いつも2人で」のデザイナーが!と思いました。
 そろそろ1960年代に活躍した人たちが亡くなっていく時代になったんでしょうかね。

 さて、マリー・クヮントのデザインした衣装は「いつも2人で」ではラストシーンでオードリーが着ている服になります。

 出番は少ないんですけど、僕は割と好きな服です。
 ところがこれがものすごいハイネック!

 でもオードリーが着ると、それでも首が見えているという、オードリーの首の長さを実感させられる服です。
 僕なんかが着たら、顎は確実に埋まりますね。

 グリーンの色と、リングジップと言われるチャック(ジッパー)にリングがついています。ここに指を掛けてジッパーを上げ下げするわけですね。

 さて、今年の初め、ネットを見ていて僕の好きなライトグリーンのメンズの服を探していたんですが、そこでエイソスというイギリスのブランドを見つけました。

 そのブランドのグリーンが結構僕好みの色だったんですが、その中で “ええっ!!”と思った服が2点ありました。
 それがこちら。

©️ASOS

















 “ええっ!これって「いつも2人で」が元ネタなんじゃないの??”と思ったんですよね。
 「いつも2人で」オマージュやん!って。

 1つめはマリー・クヮント、2つめはケン・スコット。
 (ケン・スコットの衣装がどんなのかはこちらをみてください。)

 1つめのにはリングジップがついていて、ハイネックで首の部分が白、あとはグリーン。
 2つめのは色合いと模様がケン・スコットのバンロンドレス!

 いや、本当は「いつも2人で」関係ないかもしれんけど、これは僕にとってはどちらも「いつも2人で」メンズ版!だと思ってしまったのでした。

 でも僕の首は長くないからハイネックは似合わないし、冬に半袖は…と考えているうちにどちらも売り切れてしまいました。
 そして写真も無くなってしまったのですが、友達にこんなんあってん!ってLINEで送った画像が残ってたので、それをスクリーンショットしてなんとか載せられました。この2点の画像の全ての権利はASOSさんにあります。

 これらって、2022〜2023の秋冬物じゃなかったんでしょうね。ケン・スコット風のは半袖だし、明らかに夏物。マリー・クヮント風のは2022春物だったのかもしれないし。

 とまあこんなわけで、97年ごろにとうとう着れたビニール素材の服に続いて「いつも2人で」風の服を着るチャンスは失われてしまったのでした。
 ハイネックはともかく、半袖は買っておけば良かったかなーと最近暑くなってきたので思ったのでした。

 でも他のエイソスの服は何点か買いましたよ。日本語・日本円でも直接ASOSのサイトから買えるようです。
 メンズレディース ユニセックスの服もあります。

 海外サイズで大きいので、まだちょっとサイズ感が掴めていません。
 フィットするものは1サイズ小さめ、もともとオーバーサイズのものは2サイズ小さいのを買うのがいいのかなーと思っています。

 さて、次はリバイバル公開目前、「マイ・フェア・レディ」の記事になります。


  


2023年03月31日

大阪松竹座にて「ローマの休日」上映

 以前から予告していましたとおり、今まで僕のブログでコメントを5回〜10回以上書き込んでくださった方限定で、1983年オードリーの初来日時の画像を4月1日〜5月末までの期間限定でアップします。

 今までコメントを5回〜10回以上くださった方、PC版では左側のプロフィールの下の方、スマホ版では「記事一覧」の右にある「プロフィール」欄の下部にある、「みつおにメールする?」からこちらのブログでコメントしていただいているペンネームを書いていただいて、メールを送ってください。
 こちらから折り返しブログのアドレスとパスワードをお送りいたします。

 それと、27日にBSプレミアムで放映されていた「ローマの休日」ですが、デジタル・リマスター版でした。
 脚本がダルトン・トランボ、イアン・マクレラン・ハンター、ジョン・ダイトン3名になっていました。
 
 これまでNHKはオリジナルの「ローマの休日」を放映していたのですが、今後はデジタル・リマスター版で放映されていくのでしょうね。
 なんかもう2度とオリジナル版は放映されないのかと思うと、わけもなくちょっと寂しいですね。

 2021年8月に放映された時はオリジナル版だったので、それが最後の放映だったのかと。
 でも字幕は市販のものとは違う、今まで通りNHKオリジナルですから、今回の放映もそれはそれで価値があります。



 今年大阪の松竹座では開場100周年を記念して、ゴールデンウィークに映画の上映が行われます。

 松竹座、名前のとおり松竹株式会社直営の劇場ですよね。
 今は演劇などの劇場になっていますが、昔は映画劇場、しかも途中からは洋画劇場としていろんな映画を上映してきたようなんですよね。

 劇場は3階まである大劇場で、座席数は1033人!
 コンサートをするには小さいかもしれませんが、映画館としてみると、今や1000人越えの映画館は東京も入れて日本には1つもありませんから、日本で最大の劇場ということになりますよね!

 それが100周年に合わせて、久しぶりに映画を上映すると!
 「大阪松竹座開場100周年記念 道頓堀 松竹座 映画祭」と銘打たれてます。
 プログラムには「風と共に去りぬ」や「ローマの休日」が入っています。

 今や2階席まである映画館っていうのがほぼ絶滅状態(新宿ピカデリーのプラチナシートくらい?)ですけど、今でも3階席まであるとなると、これは凄いことですよね!

 もちろん松竹座も外見だけ残しつつ建て替えられているのですが、今は亡き往年の「東京劇場」や「日本劇場」などの3階まであった大劇場の雰囲気も味わえるかなーと思います。




 さて、松竹座、先ほども書いたとおり松竹直営の劇場なんですけど、映画は必ずしも松竹配給の映画ばかり上映してたわけでもないんですよね。
 1952年日本初公開の「風と共に去りぬ」なんかは東京は東宝系の「有楽座」なんですけど、大阪はこの松竹座で同時初公開。

 大阪の上映館はまだ全部調べてないんですけど、他は東宝系で上映された「ティファニーで朝食を」が大阪ではなぜか松竹座で初公開。
 他の松竹配給の「戦争と平和」「昼下りの情事」「噂の二人」「シャレード」「暗くなるまで待って」なんかはどうだったんでしょうね?

 松竹配給の「許されざる者」「いつも2人で」は1957年に開場した1285席の新しい松竹のチェーン・マスター館 “なんば大劇場”で上映されてるんで、「シャレード」「暗くなるまで待って」あたりはなんば大劇場で上映されてそうですけどね。

 さて今回上映する「ローマの休日」ですけど、実は松竹座とはなんの関係もないんじゃないかなーと。
 「ローマの休日」は1977年リバイバルまではずっと東宝の配給でしたし、1985年リバイバルは日本ヘラルド、2003年リバイバルはテアトル系と全く松竹とは縁がなかったんですよね。

 むしろ縁があった「ティファニーで朝食を」とかを上映してくれると “おおっ!”と思ったんでしょうがねー。
 なので今回は実際に松竹座で上映されたことのある「風と共に去りぬ」を見に行こうかな?などと考えたんですけど、「風と共に去りぬ」は5月8日やがな。

 他には「E.T.」「2001年宇宙の旅」「スティング」「燃えよドラゴン」や、今年の午前十時の映画祭13と被っている「アラビアのロレンス/完全版」などが上映されます。

 なお、直接劇場に伺いましたが、3階席まで解放してくださるとのこと。
 でも席数を売り切ると sold out になってそれ以上は売らない(立ち見無し)のだそうです。
 しかも今回は自由席なので、良い席で見たければ、開演前に劇場前に並ばないといけないようです。

 公式サイトはこちら
  


Posted by みつお at 21:00Comments(0)オードリー関連情報

2023年03月14日

午前十時の映画祭13、「マイ・フェア・レディ」情報第2弾 “額縁上映について”



(ゲッティイメージズ さんの無料画像をお借りしました。「マイ・フェア・レディ」初公開時のニューヨーク・プレミアのクライテリオン劇場前の群衆だそうです。)

 今年の「午前十時の映画祭13」の「マイ・フェア・レディ」ですが、続報をお届けします。

 本来「マイ・フェア・レディ」を現代で上映するとなると、スクリーンいっぱいに映すと(今はもう本来の70mmの劇場は存在しないので)劇場側のスクリーンサイズとの関係で本来なら上下か左右だけに黒帯が入ればいいわけです。

 ところが前回の2016年の「午前十時の映画祭7」(及び2015年の限定リバイバル時)で上映された時には、上下左右ともに黒枠の入った額縁上映になってしまい、せっかくのスクリーンサイズに比してかなり小さく上映されてガッカリしました(額縁が大きく、面積的には60%くらいしかスクリーンに映っていない)。

 もちろんこれは映画を見た人からも大問題となってて、以前「午前十時の映画祭」で設けられていた“みんなのこえ”というコメントを書き込める欄でも相当な不満噴出となっていました。

 そこで、今回の上映に当たって今回はどういう状況なのか、問い合わせしてみました。
 その返事が帰ってきましたので、ここで紹介したいと思います(特に秘匿しとかなければいけないこともないのと、今回の上映を見る人全てが知っておいた方がいい内容なので)。




【問い合わせ内容】

お尋ねしたいのですが、今回上映する「マイ・フェア・レディ」はスクリーン全体に映し出されるのでしょうか?
前回2016年に「午前十時の映画祭7」で上映された時は、ビスタビジョンの中に70mmの画角がはめ込まれた、上下左右に黒フチの入る額縁上映で、画面がかなり小さくなってガッカリしていました。
元が70mmなので、上下に黒帯が入るのは仕方ないことですが、左右にまで黒フチが入って、全体に小さくなるのはせっかくスクリーンで見る意味がありません。
今回の上映はどうなのか、教えていただけますか?

【午前十時の映画祭】お問い合わせ回答(「マイ・フェア・レディ」画角につきまして)

『マイ・フェア・レディ』の画角についてご説明させていただきます。
この作品は元々ワーナー・ブラザースの作品ですが、
アメリカのテレビ局CBSが全面的に権利を取得し、現在はCBSがハンドリングしています。
「午前十時の映画祭」でも上映できないかオファーを初期からしていましたが、劇場公開する気はないという回答でした。
しかし、その後、方針が変わったのか、2016年に劇場公開できることになり、デジタルプリントを入手しましたが、
ご指摘の通り、ビスタのフォーマットの上下左右に額縁状に黒味が出ているものでした。

本作は70mm仕様でスコープサイズからやや幅が狭くなるタイプの画角です。
本来ならスコープのフォーマットで左右に若干の黒味が出るという形で作れるはずですが、そうなっていませんでした。
理由はおそらくテレビ局が権利を持っているために、放映用に便利なビスタのフォーマットで作ったことによるものと考えられます。

今回、権利元には改めてスコープのフォーマットにできないかとリクエストしましたが、
残念ながら駄目ということで、最終的にできる限り左右いっぱいに画を入れてくれということで妥協せざるを得ませんでした。
テレビには「安全フレーム」という考え方があり、画が見きれないように上下左右に余分に余白を取るのが通例ですが、
映画作品の場合、画を全て確実にテレビフレーム内に収めようとした仕様かなと考えております。

今回のデジタルプリントをチェックしたところ、前回よりは左右の黒味部分が少なくなっており、確かに改善はされていました。
現状では、これが『マイ・フェア・レディ』の上映用としては最良なプリントということになりますので、ご了承いただければ幸いです。


回答までにお時間を頂戴し恐れ入ります。
どうぞよろしくお願いいたします。

「午前十時の映画祭」事務局




 …だそうです。
 CBSが現在「マイ・フェア・レディ」の全権利を持っているのは知っていますが、元々テレビの会社なので、映画のことは本当に知らないんですね!

 CBSといえば、音声解説でも1971年だかにワーナーからCBSに権利が移った際に、元々の素材を全部捨ててしまった(音楽も言われていたので、おそらくオードリーの完成版の歌の録音を含む)ことが語られていましたが、ロクなことしませんね。

 餅は餅屋。CBSは権利金だけ受け取って、映画は映画の専門の会社に保管や製作を任せればいいのにね。
 でもテレビと同じ考えで上下左右に安全フレームというものを作っていたというのは腑に落ちますね。

 でも改善されたと言えども、黒フチが上下左右に入るみたいなので、今回も自分が本来座りたい位置よりも、1・2列ほど前に座った方が良さげですね。
 皆さんも席を取る際には参考にしていただけたら、と思います。 
  


2023年03月11日

クレヴィス社 3つめのオードリー展 “AUDREY in Cinema” 開催!



 クレヴィス社が3つ目の展示会を開催することがわかりました。
 その名も “AUDREY in Cinema” 展。公式サイトはこちら

 オードリーの20の映画作品を中心に展示されるようです。

 20作品!?全盛期の16本(「ローマの休日」〜「暗くなるまで待って」)はもちろん、残り4本は「ロビンとマリアン」以降の映画作品でちょうど20本なんですけど、そしたら貴重な「ニューヨークの恋人たち」とかも見れるの??って思っちゃいます。

 でも「素晴らしき遺産」とか「初恋」とかの初期作品を混ぜられてしまう可能性もあるわけで、そうなると「ニューヨークの恋人たち」とか真っ先にカットされそうですよね。この辺、どうなるんでしょうね。

 まずは京都の美術館「えき」KYOTOで4月1日(土)~ 5月14日(日)に開催。
 こちらの公式サイトはこちら

 この美術館「えき」KYOTOはオードリーとよく縁がありますね。
 2004年のオードリーの長男ショーンがやった大規模展示会 “timeless audrey”展もここでやっていました。

 まあでもその時はここの美術館の規模が小さいので、東京で “timeless audrey”展では11のブースがあったのに、展示品が入りきらないため、4つのブースがカットされ、7つしか見ることができませんでしたけどね。

 また同時に同じ題名の3冊目の写真集も発売されます。
 今までも展示会と同時に写真集を発売してきたので、これも展示会の図録の役割を果たすものと思われます。

 今回の展示会の案内がクレヴィス社のサイトにも載っているのですが、メインの画像が「ティファニーで朝食を」のモノクロ(ゲッティイメージズ さんにお借りしている無料の1枚目の画像と同じ)。
 これって本来はめっちゃ綺麗なカラーのはずなんですけど…。

 1974年に出た「デラックス・カラー・シネアルバム」に本来のカラーが思いっきり綺麗な印刷で載っています。
 あと、ジグソー・パズルになった時も美しかった!
 この「デラックス・カラー・シネアルバム」(あるいは改訂版は「決定版 オードリー・ヘプバーン」)は初版から50年経った今でもオードリー写真集の最高峰。

 なんせこの「デラックス・カラー・シネアルバム」があまりにも綺麗なもんで、そのページをそのまま無断でパクって原稿にして、オードリーの写真集を中国スペインが作ってしまうというくらいの優れもの。
 レアでめっちゃ美しい写真たちの宝庫という最高傑作写真集。

 なので、50年前の写真集を超えられずに、最近の写真集の印刷の方がよっぽど汚いのはどういうこと??と思ってしまいます。

 まあ本来のカラーポジを使わず、デジタルデータの画像レンタルとかから借りると、画像が荒れてしまうという裏事情も知ってるんですけどね。

 「デラックス・カラー・シネアルバム」をお持ちのオードリー・ファンならもちろんこれが本当はカラーなのはご存知だと思うのですが。こんなモノクロにされてしまったまがい物がメインてのが情けない!と思ってしまいます。

 クレヴィス社の写真展と写真集は、1つめの「AUDREY HEPBURN オードリー・ヘプバーン」のキャプションが調査不足の間違いだらけの素人感丸出しで、ひでえな…と思っていましたが、2つめの「オードリー・スタイル 飾らない生き方」ではものすごい改善されてて見直しました。

 でも3つめにまたこんなモノクロ化されたものをメインにやるという後退っぷりに少しガッカリ。
 オードリーを詳しく知っていたら、これをメインには絶対しない!

 というわけで、メインで中身が知れるというか、あまり期待できないのやろなーっていうのが見えるのが脱力感。

 オードリーファンのライト層の方が、この画像を見て “素敵ね〜” なんて言ってそうですけど、こんな色が失われたニセモノでそんなこと言わんといて!って思っちゃいます。
 これは本当はオードリーのお肌もめっちゃ美しいカラーなんですよ!って言いたいです。

 「えき」KYOTOの公式サイトでは「昼下りの情事」のカラー画像があるのもわかるんですが、これが裏焼き。
 もー!しっかりしてよ!クレヴィスさん!!オードリーに関わった最初から一体何年経ってるのさ!

 …でもまあやっぱり見に行っちゃうんですけどね。


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Posted by みつお at 13:00Comments(0)オードリー関連情報

2023年02月28日

「午前十時の映画祭13」、今年は「マイ・フェア・レディ」!



(今回もゲッティイメージズ さんの無料の画像をお借りしました。)

 今日か今日かと発表を待っていた「午前十時の映画祭13」のラインナップが発表されました!

 今年のオードリーは「マイ・フェア・レディ」4K!
 2016年「午前十時の映画祭7」以来、7年ぶりの上映になります。「午前十時の映画祭7」では全作品の中で第5位の興行収入をあげています。

 うん、いいんじゃないでしょうか。
 7年ぶりだと観客層も入れ替わりますし、僕もまた劇場で観たい!という欲が出てきています。

 今年は他のラインアップでも見てみたい作品が多いですねー。
 「アラビアのロレンス」「タワーリング・インフェルノ」「リバー・ランズ・スルー・イット」。そして大昔劇場で観た「カサンドラ・クロス」も出来栄えはともかく、見てみたい気がします。他にも「大脱走」「マルサの女」なんかも気になる!

 公式サイトはこちら




 オードリー作品は最近はゴールデン・ウィークが定位置になっていますね。
 みんなが見に行きやすくていいんだけれども、全国一斉上映になってしまうので2週しか見るチャンスが無いんですよね。
 これがグループA・Bで分かれる作品なら大阪や東京などの大都市は劇場を変えて4週見るチャンスができるんですけれどもね。

 以前のようにオードリー作品は2作品にしてもらえると、A・Bでずれて4週見れるんですけどねー、ってこれは贅沢な望みですね。
 全部の「午前十時の映画祭」で上映されたのはオードリーただ1人だそうなので、ありがたいことですね。

 でも「アラビアのロレンス」が日本公開60周年!ってウリにするなら、今年は「シャレード」で、来年「マイ・フェア・レディ」にすれば、どちらも製作60周年だったのにねーってこれまた贅沢な意見ですよね。

 ただ1つ気になることは、前回の2016年やその前の2015年にもリバイバルされましたが、どちらの時もビスタビジョンの枠の中に上下左右に黒フチがあって、額縁上映されてしまったんですよね。
 せっかくの70mm作品なのに、黒フチのせいで小さくなってしまう画面は避けていただきたいものです。

 とにかく2016年以来のリバイバル、4Kで美しくなった「マイ・フェア・レディ」を劇場で楽しみましょう!




<上映劇場> 全国一斉公開:4月28日(金)〜5月11日(木)

北海道 札幌シネマフロンティア
岩手 中央映画劇場
宮城 TOHOシネマズ 仙台
宮城 イオンシネマ新利府
山形 MOVIE ON やまがた
新潟 T・ジョイ新潟万代
栃木 TOHOシネマズ 宇都宮
栃木 ユナイテッド・シネマ アシコタウンあしかが
茨城 シネプレックスつくば
埼玉 こうのすシネマ
埼玉 TOHOシネマズ ららぽーと富士見
埼玉 ユナイテッド・シネマ ウニクス南古谷
埼玉 MOVIX三郷
千葉 TOHOシネマズ 市原
千葉 シネマサンシャインユーカリが丘
千葉 TOHOシネマズ 市川コルトンプラザ
千葉 京成ローザ⑩
東京 TOHOシネマズ 日本橋
東京 TOHOシネマズ 錦糸町 オリナス
東京 TOHOシネマズ 池袋
東京 TOHOシネマズ 新宿
東京 立川シネマシティ
東京 イオンシネマ多摩センター
東京 TOHOシネマズ 南大沢
神奈川 TOHOシネマズ ららぽーと横浜
神奈川 TOHOシネマズ 海老名
神奈川 TOHOシネマズ 上大岡
神奈川 シネプレックス平塚
神奈川 TOHOシネマズ 小田原
山梨 TOHOシネマズ 甲府
長野 長野グランドシネマズ
長野 松本シネマライツ
静岡 シネマサンシャインららぽーと沼津
静岡 静岡東宝会館
静岡 TOHOシネマズ 浜松
岐阜 TOHOシネマズ 岐阜
愛知 ミッドランドスクエア シネマ
愛知 ミッドランドシネマ 名古屋空港
石川 イオンシネマ金沢
富山 TOHOシネマズ ファボーレ富山
福井 鯖江アレックスシネマ
三重 イオンシネマ津
京都 京都シネマ
大阪 高槻アレックスシネマ
大阪 TOHOシネマズ くずはモール
大阪 大阪ステーションシティシネマ
大阪 TOHOシネマズ なんば
大阪 TOHOシネマズ 泉北
兵庫 TOHOシネマズ 西宮OS
和歌山 ジストシネマ和歌山
奈良 ユナイテッド・シネマ 橿原
岡山 TOHOシネマズ 岡南
広島 福山駅前シネマモード
広島 広島バルト11
島根 T・ジョイ出雲
香川 イオンシネマ宇多津
愛媛 シネマサンシャイン重信
福岡 福岡中洲大洋
福岡 TOHOシネマズ ららぽーと福岡
福岡 ユナイテッド・シネマ なかま16
佐賀 シアター・シエマ
大分 TOHOシネマズ 大分わさだ
長崎 TOHOシネマズ 長崎
熊本 TOHOシネマズ 熊本サクラマチ
宮崎 宮崎キネマ館
鹿児島 天文館シネマパラダイス
沖縄 シネマプラザハウス1954
  


2022年09月07日

「いつも2人で」神戸のパルシネマしんこうえんで上映!



 神戸で「いつも2人で」が上映されるのがわかりました!
 神戸の新開地(湊川)にある“パルシネマしんこうえん”で10/7(金)〜10/15(土)まで。

 公式サイトはこちら。上映スケジュールはこちら

 昔ながらの名画座、って感じです。入れ替えなし、2本立て。
 オードリーの映画をやらないと行かないので、長い間行ってません。

 今回、「午前十時の映画祭12」で上映した関係か、「いつも2人で」を上映していただけるとのこと!
 ネットで見つけて歓喜しました!!もう1回見よう!!

 …ところが、今回の上映期間、もろ僕の次の入院期間に当たってしまってるじゃないかーっ!!!

 ガックリ。1日たりとも行ける日がありません。

 もし行ける方は是非見に行ってあげてくださいねー。(T T

 映画「オードリー・ヘプバーン」も今ちょうど10日(土)までやっているようですが、20時からの晩だけなんですね。
 えっと…神戸に詳しくない人のために、晩にこの周辺を出歩くのは僕はあんまりお勧めしません。特に女性ひとりは。

 新開地って、昔は神戸の中心街だったんですよね。今は三宮ってところが神戸の中心なんですけど、昔はそれより西の新開地が一大歓楽街でした。
 映画評論家の淀川長治さんが子供の時代などは完全に新開地が神戸の中心。新開地から湊川への道には左右にたくさんの映画館、演劇館が並んでいたそうです。
 筋をちょっとずれると、東京の吉原と並ぶ遊郭があった福原もあります。

 戦時中の神戸大空襲の時などは、市民が一斉にそれらの映画館に逃げ込んだそうですけど、そこに爆弾を落とされて、ほとんどの人が亡くなったとか…。

 駅前には聚楽館という、松竹の大映画館もありました。収容人数は1200人で、3階建構造という、東京劇場みたいな作り。ここは戦火でもやられなくて、1978年まで存在してました。僕が聚楽館で見たのは「キャリー」だけですね。妹と一緒に見に行きました(妹が子供なのに結構キワモノ映画好き)。その時は2階3階にはもう入れなかったような…。

 さて、パルシネマしんこうえんは何度か書いてますけど、昔オードリー映画がほとんどリバイバルされなかった時代に、「暗くなるまで待って」と「地中海殺人事件」の2本立てで上映されたことがあって(1983年かな?)、高校時代の先輩後輩たちと組み合わせを変えて何度も何度も見に行きました。



 僕が映画館で見たオードリー作品で、「暗くなるまで待って」が1番多くなった理由の1つですね。80年代前半って、名画座で上映できるオードリー作品が「暗くなるまで待って」くらいしかなかったんですよね。権利の問題で。

 もちろんもうその時には12年も前の1971年リバイバル時の映画パンフレットは売ってないので、僕が自分で映画パンフレットをコピーで作って一緒に行ってくれたメンバーに渡していました。もちろんすぐにそんなものは捨てられてしまうと自分でもわかってたんですけどね。
 その時のお話はこちら

 その時、パンフレットは売ってなかったんですけど、なんと!「暗くなるまで待って」の立看が売ってました!71年リバイバルから日が経ちすぎて、通常の劇場で使えるB2のポスターすら残ってない状態で、映画館で使えるのが立看だけになってたみたいで、というのも上下2枚を貼り合わせる立看ポスターは徐々に廃れて行ってて、とうとう1972年を最後に製作されなくなるんですけど、需要が無い分、余ってたようなんですよね。

 それでこのパルシネマしんこうえんでも余ってた「暗くなるまで待って」71年版の立看が売ってたんですけど、めっちゃ安かった記憶があります。上下2枚で250円くらいだったような…。

 今回も「いつも2人で」、見に行けたなら絶対見に行ってたのにー!!めっちゃ悔しいです。  


Posted by みつお at 12:00Comments(8)オードリー関連情報

2022年04月16日

オードリー・ヘプバーン映画祭 2022

 BS10スター・チャンネルが、2019年に続いて「オードリー・ヘプバーン映画祭 2022」をするそうです。
 詳しくはこちらこちらこちらなど。

 また二子玉川エクセルホテル東急でティーサロンなるものをするようですので、今回も映画は109シネマズ二子玉川だけなのかなー…。

 しかも今回は「ローマの休日」「おしゃれ泥棒」「マイ・フェア・レディ」「シャレード」「パリの恋人」の5本のようなので、過去に「午前十時の映画祭」で上映されたものばかり。前回のようなあっと驚く作品の上映がないのが、わざわざ東京に行ってまでは見ないかなーと。

 もし「尼僧物語」「許されざる者」「噂の二人」「緑の館」「ニューヨークの恋人たち」辺りだと、おわっ!!と思うんですけど、今回は明らかに集客を狙ったセレクトですよね。さらに「オランダの7つの教訓」とかだと絶対に行くんですけど、セレクトがちょっと残念。まあ一般的にはこれでいいんでしょうけどね。

 あと、前に『オードリー・ヘプバーン』公開記念!名作特集:麗しのオードリー2022ってのをスター・チャンネルさんで放映するみたいなので、そのサイトに行ったところ、4点画像が裏向きだったんですよね。

 「シャレード」「マイ・フェア・レディ」「いつも2人で」「おしゃれ泥棒」。
 ここを見ると、最初はどうなってたかとか画像の権利元もわかります。

 「シャレード」は左手でケーリー・グラントはピストル持ってるわ、グラントのジャケットのボタンが逆についてるわ、オードリーの向きが本人が嫌がる右側からになってしまってるわ(実際は左側で撮られているので、オードリーの鼻も綺麗ですけどね)。

 「マイ・フェア・レディ」は映画を見ればわかるんですが、登ってくる階段が逆だし、男性二人の正装のポケットの位置が逆。

 「いつも2人で」もアルバート・フィニーのシャツの合わせが逆。

 「おしゃれ泥棒」はオードリー、オトゥールの髪型も逆だし、何よりチェリーニのヴィーナスの向きが逆。

 ということでお節介ながら電話して逆になってますよーって言ったら、「シャレード」と「マイ・フェア・レディ」を直していただきました!

 ところが「いつも2人で」と「おしゃれ泥棒」は逆向きのまま…。
 これは20世紀フォックスの作品ですねー。ということは現在の権利元はディズニー…。

 ディズニーが変更はまかりならん!と言ったのでしょうか。融通の利かないディズニーの傘下に入った20世紀スタジオらしい気も…。
 間違ってるとかどうでもよくて、とにかく変えるな、と。

 映画を見ればそれぞれ逆向きということはわかるでしょうに、映画の仕事をしていながら、肝心の映画を粗末にしている証拠じゃないですか?

 あるいは単に20世紀スタジオさんから返事が来てないだけとか?にしては日数かかりすぎですよね。

 20世紀フォックスさんは今まで色々意見を聞いてもらったりと、むしろ柔軟な会社だったんですけどねー。
 (過去に「いつも2人で」の翻訳を変えてもらったり、「おしゃれ泥棒」のDVDジャケットを鉄兜のに変えてもらったり、「昼下りの情事」の過去の吹替が見当たらないと言うので、ファンは池田昌子さんで聴きたい!と新録をしてもらったり。)

 でもすぐに対応していただいたスター・チャンネルさんには感謝!です。  
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Posted by みつお at 18:00Comments(0)オードリー関連情報

2022年04月11日

阪急うめだ本店 オードリー・スタイル展

「いつも2人で」…「午前十時の映画祭12」にて4Kで上映。いよいよ今月、4/29(金)〜5/12(木)TOHOシネマズなど全国で上映!詳細はこちら

「オードリー・ヘプバーン」…5/6(金)からTOHOシネマズなど全国で上映!公式サイトはこちら



 先日、大阪の阪急うめだ本店で開かれていた「オードリー・スタイル 飾らない生き方」展に行ってきました。

 行ってみてびっくりしたのは、これは同じクレヴィス 社が主催の「オードリー・ヘプバーン」展と違って、展示している写真の数の少なさ!
 そして阪急うめだ本店では無料でした!

 まあこれだけ写真の数が少ないと、お金を取って見せる、というのは難しいと思うので、そうなのかなーとは思いました。
 前回の「オードリー・ヘプバーン」展は展示会の図録にあたる写真集よりも展示してある方が多かったりしていたのですが、今回は圧倒的に図録の写真集の方が掲載画像の点数が多かったです。

 「オードリー・スタイル」の写真集が発売になった時にクレヴィス 社さんに“今回は写真集の方が画像が多いです”とは伺ってたんですけど、こういうことかー!と合点がいきましたね。

 まあでも前回の「オードリー・ヘプバーン」展でも、大阪・京都・神戸はお金を取って催事していたのに、横浜そごうでは無料だったのには驚きましたけどね。

 で、今回無料だったということで、脳裏をよぎったのは「物販」ということ。

 ここ数年、オードリーのカレンダーを送ってくださるウイング社さんに伺ってたんですが、こういう百貨店での催事って、物販が実はメインだということ。
 写真展とかだと入場料が主な収入源なのかなと一般人は思ってしまいますが、実は百貨店からするとメインは物販で、物販がないと催事はできないのだそうです。へー!ほー!って感じですよね?

 思い返せば、今までいろんなオードリーの写真展ってありましたけど、必ず出口のところに物販の場所がありました!大きな展示会だった「私のスタイル」展でも「timeless audrey」展でもありました!

 展示されていたパネルは写真を撮ってもいいのとダメなのがあって、個々のものは撮れないようになっていました。

 写真集では今回は「おしゃれ泥棒」以降もあったのですが、飾ってあったのは相変わらず「マイ・フェア・レディ」まで。今回はまあユニセフのも少しはありましたけど。

 僕がオードリーの写真展をやったら、だいぶ展示内容が変わりそうです。全作品好きなので、作品によって差をつけたくないので。

 あとはオードリーが乗ったのと同型なのかどうかは知りませんが、ベスパとフィアットも展示してありました。

 さて、写真展自体は無料となると物販がどんなものかは気になりますよね。協力はしてあげたいけど、ありきたりの画像だと買う気が起きないし、オードリーの顔が汚れるような品物はイヤ、とかっていうのが僕にはあるので…。

 まずポストカードは相変わらず若いオードリーばかりで、しかもモノクロが圧倒的に多くて、あんまり食指が動かない。
 エコバックってのも絶対オードリーが汚れますしね。マグカップとかってのは恐れ多いです。

 とかって考えてると、欲しいものが結局クリアファイルとか今のご時世のマスクケースとか、ノートとか、レシート入れ(!そんなものまであるんですね!)とか。

 あ、いつもは絶対に見向きもしないオードリーのスマホケースってのも、ここのだったら公式に許可を取っているだろうし、と思ってかなり心動かされました。

 何度も何度も同じところをぐるぐるして買うものを考えてたんですが、まず決まったのはクリアファイルの「パリの恋人」のカラーのもの。
 花市場のものなんですけど、クリアファイルだとやっぱり面積が大きいので迫力があります。もちろん今回の物販で売っているものは全て「オードリー・スタイル」の写真集に載っているものですから、知っているものなんですが、これだけ大きいとクリアファイルを買う意味が出来ますよね。

 それと、60年代のオードリーは、やっぱり僕が買ってあげなければ!と思って、「マイ・フェア・レディ」(の時期)のオードリーの中からどれを買うのがいいか迷っていました。スマホケース、ノート、それとまたしてもクリアファイル。

 クリアファイルはやっぱりこういうのに印刷するのが難しいのか何なのか、画質も悪く、色もくすんで、ピントも悪かったです。ノートのは画像は鮮明、発色も良くてピントもバッチリだったのですが、作りがチャチだったのが難点。スマホケースは画質はノートと同じで良いのですが、僕は絶対に落としたりするので、オードリーを汚しそうやなーと悩んでいました。

 そういえば、悩んでウロウロしてた時に、何やら1人のおじさんが店の女性をつかまえて、あーだこーだとずっと喋ってオードリーの物販のところを回っていました。

 まあ最初の方は何かお偉いさんなのかなー?と思っていたんですが、なんかあまりにもその店員さんを離さないので、実はこれは困ったお客さんで、店員さんも困ってるんじゃないかなーと思い始めました。

 そしたらその人は僕の近くのポストカードのところで「これらは白黒写真に色をつけたように見える」とか言ってるのが聞こえてきたんですよね。店員さんはそんなこと言われても困っちゃいますよね。だからお客様には相槌を打つことしかできないみたいだったので、僕が出しゃばって、「これはみんな本物のカラーですよ。」って言っちゃいました。

 そしたらその人は60年代のオードリーの写真を指差して、「特にこれが色を塗ったように見える」(ここで載せている最後の写真のこと)とかまだ言ってたので、「いえ、それも本物です。仕事でそういうのがわかるので。」というと黙りましたけども。

 そしたらそのタイミングでうまく店員さんが離れられたみたいで、その後は素直に1人で回って買ってたようでした。
 あー、でもその人には最近のは本物のカラーでも加工はしてますよーって言ってあげればよかったかもって思ってました笑。

 着色カラーに見えてしまうのは肌をあまりにも加工で綺麗にしてしまうからですよね。
 特に本当のオードリーは毛穴が目立っていましたから、加工してしまうとわざとらしくなりますよね。

 だからその方も着色カラーに見えたのかも…と申し訳なくなりました。

 結局僕は60年代カラーのオードリーもクリアファイルにしてしまいました。大きいのが決め手ですかね。それに60年代のオードリーのクリアファイルなんて、僕が使ってあげないと、あんまりみんな買いそうもないだろうなーと思いまして。
 まあ僕もクリアファイル自体大事に保管するので、使わないんですけれども。

 結局他のものは不敬に当たりそうな感じがしたりして、買わなかったんですけれども、マスクケースとか買えばよかったでしょうかねー。
 でも使いさしのマスクをオードリーの顔のところに入れるとか、どうもねーって感じだったんですよね。
  
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