2007年12月21日
スクリーン87/6付録「オードリー・ヘプバーン魅惑BOOK」
これは「スクリーン」1987年6月号(87年4月発売)付録の、「永遠の妖精 オードリー・ヘプバーン 魅惑BOOK」です。
87年というと、日本ヘラルドをはじめとするオードリー映画の怒涛のリバイバル真っ只中で、「スクリーン」の人気投票でもオードリーがベスト10に復活した年。5月号でのベスト10発表に続いて、6月号ではこの付録の登場になりました。
表紙まわりも入れて全28pなんですが、半分は当時「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で大人気だったリー・トンプスンの特集です。右開きの縦書き文字がリー・トンプスン、左開きの横書きがオードリーの両開き構成になっています。
で、中身には“構成:清藤秀人”さんとクレジットされています。なので文章も清藤さんだと思われるんですが、そこはさすがの清藤さん!文章はとても読みやすい、ファンの気持ちにたった嬉しい物です。来日時のオードリーのことも書かれています。
オードリー特集の14pのうち、表紙とビデオ紹介の裏表紙も入れて10ページがなんとカラー!残り4pが白黒です。これって今の感覚とはちょっと違いますよね。おそらく今ならほとんど白黒かな。
そのカラーページでの作品紹介での画像は、写真集「スクリーンデラックス オードリー・ヘプバーン」でも掲載されている「スクリーン」が昔から頻繁に使うものが多め。一番嬉しいのは「暗くなるまで待って」の宣伝写真でエフレム・ジンバリスト・ジュニアと写っているオレンジオードリーかな。
とにかく、実はどうってことはない物なのかもしれないのですが、カラーページが多いからなのか清藤秀人さんの文章だからなのか、印象はとてもいい豪華付録なのでした。(^-^
87年というと、日本ヘラルドをはじめとするオードリー映画の怒涛のリバイバル真っ只中で、「スクリーン」の人気投票でもオードリーがベスト10に復活した年。5月号でのベスト10発表に続いて、6月号ではこの付録の登場になりました。
表紙まわりも入れて全28pなんですが、半分は当時「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で大人気だったリー・トンプスンの特集です。右開きの縦書き文字がリー・トンプスン、左開きの横書きがオードリーの両開き構成になっています。
で、中身には“構成:清藤秀人”さんとクレジットされています。なので文章も清藤さんだと思われるんですが、そこはさすがの清藤さん!文章はとても読みやすい、ファンの気持ちにたった嬉しい物です。来日時のオードリーのことも書かれています。
オードリー特集の14pのうち、表紙とビデオ紹介の裏表紙も入れて10ページがなんとカラー!残り4pが白黒です。これって今の感覚とはちょっと違いますよね。おそらく今ならほとんど白黒かな。
そのカラーページでの作品紹介での画像は、写真集「スクリーンデラックス オードリー・ヘプバーン」でも掲載されている「スクリーン」が昔から頻繁に使うものが多め。一番嬉しいのは「暗くなるまで待って」の宣伝写真でエフレム・ジンバリスト・ジュニアと写っているオレンジオードリーかな。
とにかく、実はどうってことはない物なのかもしれないのですが、カラーページが多いからなのか清藤秀人さんの文章だからなのか、印象はとてもいい豪華付録なのでした。(^-^
タグ :雑誌
2007年12月20日
「ローマの休日」1954年初公開時 国際出版社版パンフその3
はいはい、またまた出ました、「ローマの休日」初公開時の国際出版社版パンフレット!今回は第3弾です!
これ、以前紹介した緑版とどこが違うかわかります?
「ローマの休日」の題字の色がピンクから赤になってるのと、右下の“Audrey Hepburn”だった所が、“生きた英語は映画から! 受験英語は映画から!”なんていうわけわからん標語みたいなものになっています。
左下のロゴも、パラマウントと国際出版社のと2つだったのが、こちらではパラマウントだけになってますし。
ま、それだけの違いで、中身は赤版もこないだ紹介した緑版もこれも全く一緒なんですけどね。
わけわからん標語は、この会社が対訳シナリオっていう本を出版してたからで、そちらの「ローマの休日」の表紙も全くこれと一緒の表紙です。
なので、この表紙を見かけたら、対訳シナリオの本なのか、それともこのようにパンフレットなのか、入手する際は気をつけたほうがいいと思われます。
もしオークションなどで不安だったら、出品者に問い合わせてもいいかもしれませんね。
でもなんで赤版とか緑のオードリー版とかこの緑の生きた英語版とか3種もあるんでしょうねー。
印刷は結構この緑版2種は綺麗なので、赤版の館名なしよりもずっといいです。
書き込みでも54年6月とか書いてあったりするもんで、新宿東宝の公開した時期を考えると、現実的には赤版と緑版は同時期に出回ったと思われます。
まあ全くの解明は不可能かもしれませんが、最初は新宿東宝の赤版が特別で、その他の地方用は緑版で刷ったのじゃないかなーと思ってます。
続々二番館・三番館・名画座で上映する際、追加で刷る時に選ばれたのが赤版の表紙で、それで赤版の館名無しは印刷がきちゃなーいんじゃないかなーと。
単なる憶測ですが、出回ってる数や緑版が出現する地方から考えても、だいたいこんなところかなーと思ってます。
レア度:★★★★
(ちなみに同じ★4つでも、この生きた英語バージョンの緑版は、オードリーバージョンの緑版よりも、さらに出現率が低いです。★5つにかなり近い★4つ。)
これ、以前紹介した緑版とどこが違うかわかります?
「ローマの休日」の題字の色がピンクから赤になってるのと、右下の“Audrey Hepburn”だった所が、“生きた英語は映画から! 受験英語は映画から!”なんていうわけわからん標語みたいなものになっています。
左下のロゴも、パラマウントと国際出版社のと2つだったのが、こちらではパラマウントだけになってますし。
ま、それだけの違いで、中身は赤版もこないだ紹介した緑版もこれも全く一緒なんですけどね。
わけわからん標語は、この会社が対訳シナリオっていう本を出版してたからで、そちらの「ローマの休日」の表紙も全くこれと一緒の表紙です。
なので、この表紙を見かけたら、対訳シナリオの本なのか、それともこのようにパンフレットなのか、入手する際は気をつけたほうがいいと思われます。
もしオークションなどで不安だったら、出品者に問い合わせてもいいかもしれませんね。
でもなんで赤版とか緑のオードリー版とかこの緑の生きた英語版とか3種もあるんでしょうねー。
印刷は結構この緑版2種は綺麗なので、赤版の館名なしよりもずっといいです。
書き込みでも54年6月とか書いてあったりするもんで、新宿東宝の公開した時期を考えると、現実的には赤版と緑版は同時期に出回ったと思われます。
まあ全くの解明は不可能かもしれませんが、最初は新宿東宝の赤版が特別で、その他の地方用は緑版で刷ったのじゃないかなーと思ってます。
続々二番館・三番館・名画座で上映する際、追加で刷る時に選ばれたのが赤版の表紙で、それで赤版の館名無しは印刷がきちゃなーいんじゃないかなーと。
単なる憶測ですが、出回ってる数や緑版が出現する地方から考えても、だいたいこんなところかなーと思ってます。
レア度:★★★★
(ちなみに同じ★4つでも、この生きた英語バージョンの緑版は、オードリーバージョンの緑版よりも、さらに出現率が低いです。★5つにかなり近い★4つ。)
2007年12月19日
「パリで一緒に」1986年リバイバル 地方版ポスター
こちらは1986年リバイバル時の「パリで一緒に」地方版ポスターです。
といっても今までと同じで、おそらく北海道だけのポスター。入っている館名は札幌のシネマ11というところのもの。
公開年月日からみて、1987年か1992年の公開だと思います。
「ティファニーで朝食を」の北海道版ポスターと日付がつながってるので、「ティファニーで朝食を」の上映後、「パリで一緒に」に代わったのかなーと思ってます。
87年12月の「麗しのサブリナ」ポスターもあるところを見ると、1987年にオードリー映画を連続上映したのかなーと。
となると、11月21日から12月25日には、何を上映してたんでしょうね?
基本黒で、文字がピンクという、北海道版ポスターの特徴でもある2色刷りです。
「パリで一緒に」なら、同じ2色刷りでも、もっと華やかにした方がいいとは思います。
でもまあ画像も美しいオードリーを使ってくれてるし、なかなかいいんじゃないでしょうか。(^^
絵柄お気に入り度:★★★(「パリで一緒に」なので、★1つおまけ)
といっても今までと同じで、おそらく北海道だけのポスター。入っている館名は札幌のシネマ11というところのもの。
公開年月日からみて、1987年か1992年の公開だと思います。
「ティファニーで朝食を」の北海道版ポスターと日付がつながってるので、「ティファニーで朝食を」の上映後、「パリで一緒に」に代わったのかなーと思ってます。
87年12月の「麗しのサブリナ」ポスターもあるところを見ると、1987年にオードリー映画を連続上映したのかなーと。
となると、11月21日から12月25日には、何を上映してたんでしょうね?
基本黒で、文字がピンクという、北海道版ポスターの特徴でもある2色刷りです。
「パリで一緒に」なら、同じ2色刷りでも、もっと華やかにした方がいいとは思います。
でもまあ画像も美しいオードリーを使ってくれてるし、なかなかいいんじゃないでしょうか。(^^
絵柄お気に入り度:★★★(「パリで一緒に」なので、★1つおまけ)
2007年12月18日
「ハリウッド黄金時代の美女たち」…「ティファニーで朝食を」
これは1994年に日本ヘラルドが「ハリウッド黄金時代の美女たち」という特集で上映した時のパンフレットです。
この時は、女優だけでなく、ファッションデザイナーにもスポットを当てています。
オードリーは「ティファニーで朝食を」が取り上げられているのですが、当然デザイナーはユベール・ド・ジヴァンシィ。
他は、
・イングリッド・バーグマンが「さよならをもう一度」でクリスチャン・ディオール。
・リタ・ヘイワースが「ギルダ」でジャン・ルイ(「シャレード」の子役とちゃいますよ)。
・エリザベス・テイラーが「熱いトタン屋根の猫」でヘレン・ローズ。ただしリズにはもう1本上映作品があって、それは「予期せぬ出来事」。
でもこの衣装はジヴァンシィなので、オードリーのところで語られています。
・グレース・ケリーは「泥棒成金」で、オードリーとも縁のあるイディス・ヘッド。
です。
本文の解説では、「ティファニーで朝食を」のところは
“オードリー・ヘプバーンは女性たちを<開放>したヒロインだった”
ということで書かれています。
復刻版でないので、新しい解説が読めるのは嬉しいのですが、オードリーの部分のページは少ないですよ~。
レア度:★★★★(見つけるのも難しいです。)
この時は、女優だけでなく、ファッションデザイナーにもスポットを当てています。
オードリーは「ティファニーで朝食を」が取り上げられているのですが、当然デザイナーはユベール・ド・ジヴァンシィ。
他は、
・イングリッド・バーグマンが「さよならをもう一度」でクリスチャン・ディオール。
・リタ・ヘイワースが「ギルダ」でジャン・ルイ(「シャレード」の子役とちゃいますよ)。
・エリザベス・テイラーが「熱いトタン屋根の猫」でヘレン・ローズ。ただしリズにはもう1本上映作品があって、それは「予期せぬ出来事」。
でもこの衣装はジヴァンシィなので、オードリーのところで語られています。
・グレース・ケリーは「泥棒成金」で、オードリーとも縁のあるイディス・ヘッド。
です。
本文の解説では、「ティファニーで朝食を」のところは
“オードリー・ヘプバーンは女性たちを<開放>したヒロインだった”
ということで書かれています。
復刻版でないので、新しい解説が読めるのは嬉しいのですが、オードリーの部分のページは少ないですよ~。
レア度:★★★★(見つけるのも難しいです。)
2007年12月17日
「パリの恋人」1957年初公開時 プレスシート
これは1957年初公開時のプレスシートです。
2つに折られていて、開いたらさらに観音開きになっているという、「緑の館」のプレスと同じ作りのもの(サイズは違うけど)。
なんかねー、「パリの恋人」だったらもっともっと素敵なプレスが出来そうな気がするんですが、どうももひとつやなーと思ってしまうんですよねー。
やっぱりファッション界の話だけあって、「パリの恋人」のパンフがどれもステキな表紙なのに比べて、プレスは全然華がない!
もし僕が初版の「パリの恋人」のプレスを作るなら、やっぱり話の内容を考えて50年代のファッション雑誌風にしたいなーと思うんですけどね。
→これが全部開いた時の表面。右端と左端の部分が、折りたたんだ時はそれぞれ左と右になって観音開きにになります。
ちなみにこの右端はオードリーのファッションとドヴィマの話。左端はキャストの紹介です。
→こちらは全部開いた時の中面。解説・ストーリー・監督・歌曲の紹介などが載っています。
一番下の段にずらっと並んでいる画像は、映画からそのまま焼いたもの。ブレていて画像の質はあんまり芳しくないです。
さて、1966年のリバイバルはこれとそっくりなプレスシートが作られました!とっても見分けにくいんですが、そのお話はまたこんど。
レア度:★★★(66年版と見分けがつきにくいです。)
2つに折られていて、開いたらさらに観音開きになっているという、「緑の館」のプレスと同じ作りのもの(サイズは違うけど)。
なんかねー、「パリの恋人」だったらもっともっと素敵なプレスが出来そうな気がするんですが、どうももひとつやなーと思ってしまうんですよねー。
やっぱりファッション界の話だけあって、「パリの恋人」のパンフがどれもステキな表紙なのに比べて、プレスは全然華がない!
もし僕が初版の「パリの恋人」のプレスを作るなら、やっぱり話の内容を考えて50年代のファッション雑誌風にしたいなーと思うんですけどね。
→これが全部開いた時の表面。右端と左端の部分が、折りたたんだ時はそれぞれ左と右になって観音開きにになります。
ちなみにこの右端はオードリーのファッションとドヴィマの話。左端はキャストの紹介です。
→こちらは全部開いた時の中面。解説・ストーリー・監督・歌曲の紹介などが載っています。
一番下の段にずらっと並んでいる画像は、映画からそのまま焼いたもの。ブレていて画像の質はあんまり芳しくないです。
さて、1966年のリバイバルはこれとそっくりなプレスシートが作られました!とっても見分けにくいんですが、そのお話はまたこんど。
レア度:★★★(66年版と見分けがつきにくいです。)
2007年12月16日
「ロビンとマリアン」76年初公開 スカラ座/東宝パンフレット
今日は「ロビンとマリアン」の1976年初公開時のパンフレットを紹介します。
本命版は東京の日比谷スカラ座の館名の入った物。
でも中身は館名があろうとなかろうと全く一緒です。
裏表紙の裏に売価が書いてあるんですが、200円ですと!
なんかこの時期のパンフレットって、えらく安かったんですね。「ローマの休日」初公開時のパンフの値段が20円くらいですから、20年で物価10倍ってことですかね?
さて中身なんですが、全部ツルツルのコート紙じゃなく一部マット紙が使われていて、それが期待されてなかったのか?っていう安っぽさを醸し出していて、とっても残念。
最初の文章はオードリーがカムバックしたこと(記者会見の画像つき)で、解説の最初にもまずオードリーがカムバックしたことが述べられています。
海外でのビリング(キャストの名前の順番)はショーン・コネリーがトップでも、日本のパンフでの扱いはオードリーがトップ。
これほどオードリーのカムバックって、日本ではおおごとだったんですね。
表紙だって「ロビンとマリアン」の内容とは関係なく、ヴァレンティノ(ジヴァンシーじゃないよ)を着たオードリーの宣伝写真。
これが今となってはとっても新鮮!&嬉しい!よくぞこの画像を使ってくださいました!って感じですね。
また、田山力哉さんが作品について、渡辺祥子さんがショーン・コネリーについて、小森和子さんがオードリーについて文章を書いてくださっています。
小森のおばちゃまの文章はいつもどおり愛情の溢れたもの!そこでは「緑の館」と「暗くなるまで待って」のセットでオードリーに会ったことが述べられていて、そこでのオードリーが喋ったという“意志の強さと決断”の話には、もの凄い感銘を受けたものです。
オードリーがそれを実践してきた上での「ロビンとマリアン」。そこから小森のおばちゃまはきちんと妖精から女性になったオードリーの美しさを汲み取ってくださってる!
おばちゃまは年をとったオードリーを“老醜”などと書く人たちとはやっぱり違うなー!って。
オードリーの紹介の欄で載っている「シャレード」の画像のオードリーがめっちゃきれい!
とにかく、オードリー最後の傑作「ロビンとマリアン」!の素敵なパンフです。
レア度:なし
本命版は東京の日比谷スカラ座の館名の入った物。
でも中身は館名があろうとなかろうと全く一緒です。
裏表紙の裏に売価が書いてあるんですが、200円ですと!
なんかこの時期のパンフレットって、えらく安かったんですね。「ローマの休日」初公開時のパンフの値段が20円くらいですから、20年で物価10倍ってことですかね?
さて中身なんですが、全部ツルツルのコート紙じゃなく一部マット紙が使われていて、それが期待されてなかったのか?っていう安っぽさを醸し出していて、とっても残念。
最初の文章はオードリーがカムバックしたこと(記者会見の画像つき)で、解説の最初にもまずオードリーがカムバックしたことが述べられています。
海外でのビリング(キャストの名前の順番)はショーン・コネリーがトップでも、日本のパンフでの扱いはオードリーがトップ。
これほどオードリーのカムバックって、日本ではおおごとだったんですね。
表紙だって「ロビンとマリアン」の内容とは関係なく、ヴァレンティノ(ジヴァンシーじゃないよ)を着たオードリーの宣伝写真。
これが今となってはとっても新鮮!&嬉しい!よくぞこの画像を使ってくださいました!って感じですね。
また、田山力哉さんが作品について、渡辺祥子さんがショーン・コネリーについて、小森和子さんがオードリーについて文章を書いてくださっています。
小森のおばちゃまの文章はいつもどおり愛情の溢れたもの!そこでは「緑の館」と「暗くなるまで待って」のセットでオードリーに会ったことが述べられていて、そこでのオードリーが喋ったという“意志の強さと決断”の話には、もの凄い感銘を受けたものです。
オードリーがそれを実践してきた上での「ロビンとマリアン」。そこから小森のおばちゃまはきちんと妖精から女性になったオードリーの美しさを汲み取ってくださってる!
おばちゃまは年をとったオードリーを“老醜”などと書く人たちとはやっぱり違うなー!って。
オードリーの紹介の欄で載っている「シャレード」の画像のオードリーがめっちゃきれい!
とにかく、オードリー最後の傑作「ロビンとマリアン」!の素敵なパンフです。
レア度:なし
2007年12月15日
「噂の二人」1985年リバイバル時 スピードポスター型チラシ
これはポスターではないです。「噂の二人」の1985年リバイバル時のチラシです。
サイズはB5の縦半分のサイズ。
もちろんチラシなので、裏面には簡単な解説と物語が載ってます。
「噂の二人」はオードリー作品全体で見ても地味~~な作品なので、リバイバルなんて一生無いかと思ってましたけど、こうしてリバイバルしたんですよねー!
本当に日本ヘラルド様々ですよねー。しかもオードリー作品でリバイバルが最初だったっていうのも凄い英断だったと思います!初公開時、オードリー作品でも一番ヒットしてない作品みたいですし…。
1990年代まで劇場で上映してましたけど、今となってはやっぱりこうして映画館で「噂の二人」が観れたってことは、凄いことなんでしょうねー。
果たして今後リバイバルすることってあるんでしょうかねー?なかったら、これが最後の「噂の二人」チラシになります。
そういう意味でも、貴重なチラシかも??
追記:以前はこの記事は1984年リバイバルとしていましたが、その後の調査で「噂の二人」は1985年リバイバルと判明。
なぜ1984年だと思ったかというと、復刻パンフレットの奥付が1984年になっていたことによるものです。
サイズはB5の縦半分のサイズ。
もちろんチラシなので、裏面には簡単な解説と物語が載ってます。
「噂の二人」はオードリー作品全体で見ても地味~~な作品なので、リバイバルなんて一生無いかと思ってましたけど、こうしてリバイバルしたんですよねー!
本当に日本ヘラルド様々ですよねー。しかもオードリー作品でリバイバルが最初だったっていうのも凄い英断だったと思います!初公開時、オードリー作品でも一番ヒットしてない作品みたいですし…。
1990年代まで劇場で上映してましたけど、今となってはやっぱりこうして映画館で「噂の二人」が観れたってことは、凄いことなんでしょうねー。
果たして今後リバイバルすることってあるんでしょうかねー?なかったら、これが最後の「噂の二人」チラシになります。
そういう意味でも、貴重なチラシかも??
追記:以前はこの記事は1984年リバイバルとしていましたが、その後の調査で「噂の二人」は1985年リバイバルと判明。
なぜ1984年だと思ったかというと、復刻パンフレットの奥付が1984年になっていたことによるものです。
2007年12月14日
「ローマの休日」1954年初公開時 国際出版社版パンフその2
これ、以前紹介した初公開時の「ローマの休日」国際出版社版パンフレットの表紙違いです。
つーか、ここまで違うのか?ってくらい表紙違いますよねー。
中身は全く一緒なんで、中身に関しては赤い方のを読んでくださいです。
ですけど、なんでこんな表紙違いが存在してるんでしょうねー。
ま、僕的には、日比谷映画劇場版のパクリのような赤い表紙のよりも、僕の好きなグリーンとピンクで色づけされたこっちの表紙の方がずっと好きですけどね!
みなさんは赤版と緑版、どっちの方がステキだと思います?
ちなみに右下の黄色い枠で囲まれた部分には“Audrey Hepburn”って書いてます。
…って、なんでこんなどうでもいいこと書いてるかというと、実はさらにこの緑版には別タイプの表紙が存在するんですねーっ!その紹介はまたこんど。
でも、63年リバイバル以降のパンフがティアラオードリーになっていくのに比べて、初公開時のパンフって、全部が全部「ローマの休日」撮影後の宣伝写真オードリーばっかりですよね!
どうしてこれが「ローマの休日」そのものでないかというと、なんと言っても「ローマの休日」のサザエさん風ヘアとは髪型が違います。サイドがキュってなってますよね。
「麗しのサブリナ」の髪型に似てるけど、それでもないという…。
完全に「ローマの休日」から「麗しのサブリナ」への過渡期のヘアスタイルですよね。
なお、赤版に比べて入手はぐっと難しくなります。
レア度:★★★★
つーか、ここまで違うのか?ってくらい表紙違いますよねー。
中身は全く一緒なんで、中身に関しては赤い方のを読んでくださいです。
ですけど、なんでこんな表紙違いが存在してるんでしょうねー。
ま、僕的には、日比谷映画劇場版のパクリのような赤い表紙のよりも、僕の好きなグリーンとピンクで色づけされたこっちの表紙の方がずっと好きですけどね!
みなさんは赤版と緑版、どっちの方がステキだと思います?
ちなみに右下の黄色い枠で囲まれた部分には“Audrey Hepburn”って書いてます。
…って、なんでこんなどうでもいいこと書いてるかというと、実はさらにこの緑版には別タイプの表紙が存在するんですねーっ!その紹介はまたこんど。
でも、63年リバイバル以降のパンフがティアラオードリーになっていくのに比べて、初公開時のパンフって、全部が全部「ローマの休日」撮影後の宣伝写真オードリーばっかりですよね!
どうしてこれが「ローマの休日」そのものでないかというと、なんと言っても「ローマの休日」のサザエさん風ヘアとは髪型が違います。サイドがキュってなってますよね。
「麗しのサブリナ」の髪型に似てるけど、それでもないという…。
完全に「ローマの休日」から「麗しのサブリナ」への過渡期のヘアスタイルですよね。
なお、赤版に比べて入手はぐっと難しくなります。
レア度:★★★★
2007年12月13日
My Fair Lady オードリー・ヘプバーン特集号 95
これはビクターエンタテインメント株式会社が映画雑誌FLIXを出してた頃、1995年2月号増刊(発売は95年1月か?)の「FLIX増刊号 My Fair Lady AUDREY HEPBURN オードリー・ヘプバーン特集号」です。
オードリー・ヘプバーン追悼2周年でもあるし、「マイ・フェア・レディ」の映画制作30周年記念でビクターエンタテインメント株式会社から出ることになっていた「マイ・フェア・レディ コレクターズ・ボックス」という豪華特典付きの「マイ・フェア・レディ」のビデオ発売とのタイアップという側面もあったようです。
この「マイ・フェア・レディ コレクターズ・ボックス」っていうのは今2枚組のDVDで出ているスペシャル・エディションに、さらにセシル・ビートンのコスチューム・スケッチとオリジナルの70mmフィルムの一部、それと「マイ・フェア・レディ日記」の原著が付いてる、というものでした。
このビデオ、僕も買いましたが、チラシで見ると70mmフィルムはレックス・ハリスン一人のシーンだったりしたので、何が入っているか開けてみるまでわからず、もしオードリーじゃなかったらどうしよう!ってドキドキもんでした。僕のは無事オードリーのシーンでしたけどね。(^^
「マイ・フェア・レディ」がデジタルで修復されたことによって、1995年はこのビデオボックスとサントラ新盤の発売を皮切りに、レーザーディスクのボックスも後に出ましたし、「マイ・フェア・レディ」の映画も再び映画館で上映されました(ただしこの上映は86年リバイバルフィルムの使いまわしで、画質はきちゃないままでしたけど)。
「マイ・フェア・レディ」って、製作50周年の2014年にはまたリバイバルしてくれるでしょうかね?
あと6年とちょっと。お楽しみに!
さて大きく脱線しましたが、この本は中身の約1/3が「マイ・フェア・レディ」に関することになってます。あとはボブ・ウィロビー氏の写真であったり、映画の宣伝写真だったり。あんまり目新しい画像はないですねー。
「マイ・フェア・レディ」のスタッフやキャストの話の部分は、「マイ・フェア・レディ」のメイキング、「More Lovery Than Ever」でみんなが喋ってる部分をそのまま載せているだけで、今見ると“な~んだ!”って思いますが、発売当初はそのビデオよりも発売が早かったので、フレディ役のジェレミー・ブレットも実は吹き替えだった!ってわかって“ほ~~っ!”って思ったものです。
文章ではオードリーの人生と、映画「マイ・フェア・レディ」と2つの文章を書いてくださってる稲田隆紀さんという方の文章がとてもオードリーに好意的に書いてくださっているので、ファンは読んでてとても嬉しいです!
同じFLIXが追悼で出した 「オードリー・ヘプバーン 永遠のプリンセス・魅力のすべて」では人選を誤ったような馬場啓一氏の文章で僕はムカムカしましたが、こちらは正解!稲田氏の文章は気持ちよく読めます。
珍しい画像も「マイ・フェア・レディ」を除いて少ないのですが、唐突にオードリーの特集号第2弾を出してくれたのが嬉しいじゃないですかっ!というわけで、得点が実力よりも増えました。
オススメ度:★★★(本当は★★くらいなんですけどね。サービス込みです。)
オードリー・ヘプバーン追悼2周年でもあるし、「マイ・フェア・レディ」の映画制作30周年記念でビクターエンタテインメント株式会社から出ることになっていた「マイ・フェア・レディ コレクターズ・ボックス」という豪華特典付きの「マイ・フェア・レディ」のビデオ発売とのタイアップという側面もあったようです。
この「マイ・フェア・レディ コレクターズ・ボックス」っていうのは今2枚組のDVDで出ているスペシャル・エディションに、さらにセシル・ビートンのコスチューム・スケッチとオリジナルの70mmフィルムの一部、それと「マイ・フェア・レディ日記」の原著が付いてる、というものでした。
このビデオ、僕も買いましたが、チラシで見ると70mmフィルムはレックス・ハリスン一人のシーンだったりしたので、何が入っているか開けてみるまでわからず、もしオードリーじゃなかったらどうしよう!ってドキドキもんでした。僕のは無事オードリーのシーンでしたけどね。(^^
「マイ・フェア・レディ」がデジタルで修復されたことによって、1995年はこのビデオボックスとサントラ新盤の発売を皮切りに、レーザーディスクのボックスも後に出ましたし、「マイ・フェア・レディ」の映画も再び映画館で上映されました(ただしこの上映は86年リバイバルフィルムの使いまわしで、画質はきちゃないままでしたけど)。
「マイ・フェア・レディ」って、製作50周年の2014年にはまたリバイバルしてくれるでしょうかね?
あと6年とちょっと。お楽しみに!
さて大きく脱線しましたが、この本は中身の約1/3が「マイ・フェア・レディ」に関することになってます。あとはボブ・ウィロビー氏の写真であったり、映画の宣伝写真だったり。あんまり目新しい画像はないですねー。
「マイ・フェア・レディ」のスタッフやキャストの話の部分は、「マイ・フェア・レディ」のメイキング、「More Lovery Than Ever」でみんなが喋ってる部分をそのまま載せているだけで、今見ると“な~んだ!”って思いますが、発売当初はそのビデオよりも発売が早かったので、フレディ役のジェレミー・ブレットも実は吹き替えだった!ってわかって“ほ~~っ!”って思ったものです。
文章ではオードリーの人生と、映画「マイ・フェア・レディ」と2つの文章を書いてくださってる稲田隆紀さんという方の文章がとてもオードリーに好意的に書いてくださっているので、ファンは読んでてとても嬉しいです!
同じFLIXが追悼で出した 「オードリー・ヘプバーン 永遠のプリンセス・魅力のすべて」では人選を誤ったような馬場啓一氏の文章で僕はムカムカしましたが、こちらは正解!稲田氏の文章は気持ちよく読めます。
珍しい画像も「マイ・フェア・レディ」を除いて少ないのですが、唐突にオードリーの特集号第2弾を出してくれたのが嬉しいじゃないですかっ!というわけで、得点が実力よりも増えました。
オススメ度:★★★(本当は★★くらいなんですけどね。サービス込みです。)
タグ :★★★写真集
2007年12月12日
「戦争と平和」1964年リバイバル 大阪映実版パンフレット
これは1964年リバイバル時の大阪映実版「戦争と平和」パンフレットです。
1963年の「シャレード」以降の公開なので、大阪映実もページ増・カラー化を図った後です。全20p、着色カラーページあり。当時ではお金かかってますねー。
でも、そのカラーは本当のカラーじゃないし、表紙以外のページはえらくおおざっぱな着色。しかもレイアウトや書体の選び方はかなりもっさり。
この辺がやる気はあるのにコレクター間で大阪映実の人気がない理由なんでしょうねー。僕は嫌いじゃないですけど。
少なくとも同じ64年リバイバルの外映版なんかよりは100倍もいいです。
ただこのパンフは特に読むべき解説もないですね。“映画史上最高の巨編「戦争と平和」が生まれるまで”という解説はありますが、これ、初公開の時のパンフに載ってたものだし。
でも僕なんかは、初版物より先にこのパンフを神戸シネマガイド(現:大阪シネマガイド)で手に入れたので、この解説のおかげでセルズニックとマイケル・トッドも「戦争と平和」の企画をしていたことがわかって、“ほ~!”って思ったものです。
そうそう、そういえば1964年リバイバルパンフのオードリーの紹介欄、全部オードリーは1930年生まれになってます。これはプレスシートもそうなってるんですよね。
「戦争と平和」って、初版は1909年生まれ、64年リバイバルは1930年生まれ、ってめちゃくちゃですね(笑)。
このリバイバルって1964年ですが、これって63年の「ローマの休日」に次ぐリバイバルなんですよねー。「麗しのサブリナ」は1965年リバイバルですから、それより先に選ばれたなんて、当時は文芸作品ってホント人気があったんですねー。
その後も「戦争と平和」は73年、87年、89年とリバイバルしていますから、実はオードリー作品としては「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」に次いでリバイバル回数が多いんですよ~。
今でこそわりとオードリー作品としては影の薄い「戦争と平和」ですけど、超大作だし、有名だし、1970年代前半までは“稼げる映画”だったし、1980年代前半まではオードリーの代表作の1本という扱いでした。
ちなみに1970年代後半からはオードリーの人気が無くなったので、「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」を含むすべてのオードリー映画が“当たらない”と言われるようになってました。
この状況が改善されるのは1984年「噂の二人」を皮切りに、日本ヘラルドが続々リバイバルした後のこと。この時はホント凄かったですねー!“オードリー物ならなんでも当たる!”状態でしたもんねー。「尼僧物語」「許されざる者」と「ロビンとマリアン」以降の作品以外は「初恋」も含めて全てリバイバルされました。
でも今は一部の人が「ローマの休日」だけを持ち上げるの悪い傾向のせいで、“「ローマの休日」以外は当たらない”と思われているようですけどね。
これもどの作品も好きなオードリーファンにはとっても不幸なことですよね。
どこかが思い切って「ローマの休日」以外のオードリー作品をリバイバルしてくれて(「マイ・フェア・レディ」なんかがいいかも!)、それが当たったらまた怒涛のリバイバルブームが起きるんでしょうけどねー。
レア度:★
1963年の「シャレード」以降の公開なので、大阪映実もページ増・カラー化を図った後です。全20p、着色カラーページあり。当時ではお金かかってますねー。
でも、そのカラーは本当のカラーじゃないし、表紙以外のページはえらくおおざっぱな着色。しかもレイアウトや書体の選び方はかなりもっさり。
この辺がやる気はあるのにコレクター間で大阪映実の人気がない理由なんでしょうねー。僕は嫌いじゃないですけど。
少なくとも同じ64年リバイバルの外映版なんかよりは100倍もいいです。
ただこのパンフは特に読むべき解説もないですね。“映画史上最高の巨編「戦争と平和」が生まれるまで”という解説はありますが、これ、初公開の時のパンフに載ってたものだし。
でも僕なんかは、初版物より先にこのパンフを神戸シネマガイド(現:大阪シネマガイド)で手に入れたので、この解説のおかげでセルズニックとマイケル・トッドも「戦争と平和」の企画をしていたことがわかって、“ほ~!”って思ったものです。
そうそう、そういえば1964年リバイバルパンフのオードリーの紹介欄、全部オードリーは1930年生まれになってます。これはプレスシートもそうなってるんですよね。
「戦争と平和」って、初版は1909年生まれ、64年リバイバルは1930年生まれ、ってめちゃくちゃですね(笑)。
このリバイバルって1964年ですが、これって63年の「ローマの休日」に次ぐリバイバルなんですよねー。「麗しのサブリナ」は1965年リバイバルですから、それより先に選ばれたなんて、当時は文芸作品ってホント人気があったんですねー。
その後も「戦争と平和」は73年、87年、89年とリバイバルしていますから、実はオードリー作品としては「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」に次いでリバイバル回数が多いんですよ~。
今でこそわりとオードリー作品としては影の薄い「戦争と平和」ですけど、超大作だし、有名だし、1970年代前半までは“稼げる映画”だったし、1980年代前半まではオードリーの代表作の1本という扱いでした。
ちなみに1970年代後半からはオードリーの人気が無くなったので、「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」を含むすべてのオードリー映画が“当たらない”と言われるようになってました。
この状況が改善されるのは1984年「噂の二人」を皮切りに、日本ヘラルドが続々リバイバルした後のこと。この時はホント凄かったですねー!“オードリー物ならなんでも当たる!”状態でしたもんねー。「尼僧物語」「許されざる者」と「ロビンとマリアン」以降の作品以外は「初恋」も含めて全てリバイバルされました。
でも今は一部の人が「ローマの休日」だけを持ち上げるの悪い傾向のせいで、“「ローマの休日」以外は当たらない”と思われているようですけどね。
これもどの作品も好きなオードリーファンにはとっても不幸なことですよね。
どこかが思い切って「ローマの休日」以外のオードリー作品をリバイバルしてくれて(「マイ・フェア・レディ」なんかがいいかも!)、それが当たったらまた怒涛のリバイバルブームが起きるんでしょうけどねー。
レア度:★