2016年10月30日

写真集「Audrey: The 50s」、傑作!

 さて、出たばかりの「Audrey: The 50s」の写真集が届きましたので、早速記事をアップ。

 ここのところ「永遠のオードリーファッション」とか「AUDREY AND GIVENCHY」とかの海外の出来の悪い写真集を立て続けに見せられてきたので、ちょっとガックリきていたのですが、この写真集はそれらと比べるのもおこがましいような、近来まれにみる傑作写真集です!

 えっとですね、この写真集のカラー画像を見た時の深い感激は、「デラックスカラーシネアルバム」以来かと!
 それくらい感銘を受けました!

 これは2012年に出た「Audrey: The 60s」の第2弾。日本版は2013年に発売されていますよね。

 正直、今回の「Audrey: The 50s」はあまり期待してなかったんですよね。
 「Audrey: The 60s」が売れたからの2匹目のドジョウ狙いだと。

 それに僕自身も50年代のオードリーよりも60年代のオードリーの方が好きですし。

 でも届いてビックリ!
 最初に出て来たカラーのオードリー写真を見て“おお〜っ!” とまず嘆声。とても深くて美しい!

 その後も出てくるカラー写真を見る度に引き込まれて行くのを感じました。

 「Audrey: The 60s」の方はそのサイトもありましたし、先に目玉画像を見てしまっていたので、感激も少し減ってしまいましたが、今回はそういうサイトが無かったのが逆に幸いでした。

 それに60年代というとある程度印刷技術も進歩してしまっていたので、今との落差がそれほど激しくないのですが、50年代は全世界で印刷技術が未熟だった頃。

 50年代にあった日本の映画雑誌、「映画の友」「スクリーン」を海外の映画会社のお偉いさんが見てそのカラーグラビアの美しさに驚き、優先的にカラーポジを送ってくれたそうですが、今の僕が50年代時のそれらの雑誌を見ても、のっぺりしてカラーなのか着色なのかわからん!というレベル。

 そんな時代に載せられていた画像を、元のカラーポジから現代の印刷技術のレベルで刷るとどうなるか、という威力を見せつけられました。

 わかる人が見たら、オードリーが当時着ていた衣装の素材までわかるであろうという階調の細やかさと写真の奥行きが見れます!

 「麗しのサブリナ」の有名なトレアドルスタイルで横たわるポーズをとるオードリーのパンツも、初めて黒一色で上から同じ素材なのではなく、違う素材でリボンがあるのがわかりました!エエーッ!(→右の画像)

 最近の写真集は、撮った時代から半世紀以上経ってしまったので、使用する写真の管理が悪く、何世代も経ったデュープ(複製)のし過ぎで裏表もめちゃくちゃ、色調も階調も悪く、せっかくの現代の印刷技術を持ってしても60〜70年代の印刷よりぐっと劣る、というものがほとんどでした。

 ところが画像のレンタル屋さんで粗悪品を借りるのではなく、こうしてデュープも1〜2世代目くらいのポジから起こされた写真集だと、ここまで美しく仕上がるのか!と。

 Vogueなどのサイトで、この本を紹介していましたが、そこでは平凡な、しかもモノクロ画像多め。
 わかってないなー!この本の素晴らしさは、美しく復活したレアもののカラー画像でしょう!と言いたくなります。

 もちろん「Audrey: The 60s」でもあった、Photoshopを使った最近のレタッチは施されています。
 オードリーって、20代の頃から顔の毛穴が目立つんですが、全く見えません。シワや目の周りの隈とともにキレイに消されています。

 僕はオードリーの毛穴やシワやクマが見えてようが全然気にならない、というかその時期のオードリーの心境とか体調がわかったりするので、それはそれで好きなのですが、何でも修正しちゃう今の時代、そうもいかないのでしょう。

 「AUDREY AND GIVENCHY」では車のナンバープレートが裏向きなのに、平気で載せられていた「パリの恋人」の風船を持つオードリーの画像も、正しい向きで掲載。(→右の画像)
 この辺がオードリーに対する愛情の差が現れたということでしょうか。

 他にも面白いのは「ローマの休日」撮影合間で、“あれっ、これロングヘアのカツラ付けてない!?”っていう画像。(←左の画像)

 「ローマの休日」で本当のロングヘアを切った、と書いてある本があって、昔は信じていましたが、実際には「ローマの休日」前後の「モンテカルロへ行こう」とか舞台「ジジ」当時の画像を見ると全部ショートヘア。
 1ヶ月くらいでショートヘアがロングヘアになるという奇跡でもない限り、「ローマの休日」前半のロングヘアはカツラです。

 でもカツラってハッキリわかる写真が今まで無かったので、こういう画像が見れて、ちょっと嬉しいです。

 それと「パリの恋人」の魚釣りの衣装で箒を持つオードリー。当時オードリーはセミロングです。これって撮影中は髪を結い上げてるもんだと思ってましたが、ポニーテールで撮影してたの??みたいな。これも驚き。(→右の画像)

 「昼下りの情事」では、過去に海外の雑誌表紙に採用されたまま、その後埋もれていた主役3人でチェロを弾くポーズの写真が見れたのが嬉しい!

 実際には楽器を弾いていた僕から言わせてもらうと、これではチェロは弾けません。(↓下の画像)
 チェロって、エンドピンという楽器の下部から棒を引っ張りだして立てないと、高さ的に楽器を弾くのは不可能です。

 映画のために実際にチェロを練習したオードリーがそんなことを知らないわけがないのですが、これは尖ったエンドピンの先で床を傷つけないように、という配慮の宣伝写真なのでしょう。

 オードリーもなんだか弾きにくそうなポーズになっちゃってます。手に持ってる弓も大きく曲がってるしね。

 以前の雑誌表紙では不鮮明でこの写真を撮った宮殿らしき場所の床を傷つけないためだろうと思っていましたが、こうした鮮明な画像で見るとこのバックの宮殿は書き割りの絵というのがバレちゃいますね。

 それと、1つだけ大きな失敗が目立ちます。
 「昼下りの情事」でのゲイリー・クーパーとの見開き画像なのですが、オードリーの顔がちょうど本の真ん中に当たってしまって見えません。これはアカン!(↓下の画像)
 レイアウトが大失敗してますね。

 ちなみにこの画像、最近のDVDジャケットでは裏焼きになってしまってますよね。
 2003年頃の他社DVDでは正向きだったのに、なんで裏向きにするかなーって感じ。グラフィック・デザイナーが悪いですね。

 あと残念なのは最後の章である「尼僧物語」で裏焼きが目立ちました。これも最後を締めくくるにはもったいない!(↓次の画像とか)

 これはオードリーの人気が一時期中断していた欧米ではオードリーは左側からしか撮らせない、というのがまだ知られてないのでしょう。

 左右で違うオードリーの鼻を見れば、それが正しい向きかどうかわかるんですけどね。

 オードリーは左側から、というのはオードリーを何世代にも渡ってずっと愛し続けてきた日本人だけが知っているのかもしれません。

 それと、「Audrey: The 60s」にも今回の「Audrey: The 50s」にも「許されざる者」(59年撮影、60年公開)が入ってないんですけど…なんで??

 今回入ってなかったので、「Audrey: The 60s」に入ってたっけ?って調べましたが、61年公開の「ティファニーで朝食を」から。

 60年に公開したからかな?と思いましたが、実際は「緑の館」のあと、「許されざる者」を続けて撮っていますから、入れるならこの「Audrey: The 50s」だろうと思うのですけど。
 もしかしたら、レア中のレア、「許されざる者」はポジが1点も手に入らなかったのかもしれませんね。

 「ローマの休日」では、ゴールドのドレスも街着のベージュのサーキュラースカートも本当のカラー写真が載っています(ただしドレスの写真は裏焼きだけど)。

 なお、表紙の “Audrey” の文字は、ちょっとオレンジがかったピンク色の銀の箔押しです。

 この記事でもカラー画像を中心に載せましたが、この本の美しさは到底伝えられないと思います。実際に買って見てみてください!

オススメ度:★★★★★(最高品質の1冊!)


  


Posted by みつお at 12:00Comments(10)海外の写真集

2016年10月26日

「パリで一緒に」フルスコア盤2枚組サントラCD、近日発売!



 新しいオードリー映画のサントラ情報が入ってきました!

 KRITZERLAND から、「パリで一緒に」のフルスコア盤オリジナル・サウンドトラックが発売との情報が入ってきました!音楽はもちろんネルソン・リドル。

 今回はなんと2枚組!世界初の発売となるフルスコア盤が1枚目、ボーナストラックと今までサントラとして発売されて来たアルバムが2枚目に収録となっています。

 今までのアルバムでは漏れていたフレッド・アステアの「THAT FACE」なども収録されるようです!
 でも見た所、フランク・シナトラが歌う「エッフェル塔を盗んだ娘」は無いような…。

 「噂の二人」のサントラも出したことのある KRITZERLAND ですが、その時も肝心のクライマックスの音楽が別バージョンしか入ってないという致命的なミスを犯しているので、フルスコアと言いながらも、シナトラは落ちたのか、と…。

 試聴した所、音質はかなり良いようですし、メイン・タイトルだけでもショートバージョン、フィルムバージョン、初期バージョン、アルバムバージョンと4種類も入っているようです。

 全世界で1000枚の限定プレスなので、無くなってしまうとあとはばかみたいに値段が高騰するばかり。
 欲しい方はお急ぎください。

 海外のKRITZERLAND やINTRADA などでも買えますが、多少高くても日本で買いたいと思う方はタワーレコードやARK SOUNDTRACK SQUAREさんで買えます。

 KRITZERLAND での公式サイトはこちら。いくつかの曲が試聴出来ます。

 なお、今回の記事はゲッティイメージズの無料の画像を使ってみました。使い方の記事は「おしゃれ泥棒、オードリー・ヘップバーン!」で。




  


2016年10月18日

「ロビンとマリアン」公開40周年記念!宣伝写真(キャビネ&六切)

 「ティファニーで朝食を」公開55周年の今年、「ティファニー ニューヨーク五番街の秘密」というティファニーに関するドキュメンタリー映画が公開されます。
 しかも公開日は「ティファニーで朝食を」日本初公開日の11/4に合わせたような11/5から日本全国で!

 ポスターの上部や予告編にもオードリーが使われていますので、公式サイトでご覧になってみてください。

 また、「おしゃれ泥棒 オードリー・ヘップバーン!」の方にも「89.オードリー・ヘップバーンの画像を無料でブログに使用する方法」という記事をアップしましたので、そちらも読んでいただくと嬉しいです。













 今年は僕がこのブログを始めてからもうすぐ丸10年になるんですが、オードリー的にも「おしゃれ泥棒」公開50周年、「戦争と平和」公開60周年、「いつも2人で」撮影50周年、「パリの恋人」と「昼下りの情事」撮影60周年、さらには「ロビンとマリアン」公開40周年などなど、いろんなメモリアルイヤーでもあります。

 今回はその40周年記念の「ロビンとマリアン」の宣伝用スチール(宣伝写真)の紹介。
 「ロビンとマリアン」としては↑右上の2枚目のものが特に有名です。

 昔の映画館は今のシネコンとは違って、1館で1作品をずっと上映していました(二番館や地方では2〜3本立ての場合もあり)。そのため、上映中の作品を強力にプッシュしていたわけですよね。
 なんせその1本にお客さんが入らないと映画館の死活問題ですから。













 で、今の若い方は知らないでしょうが、その映画館では上映中の作品のいろんな宣材が映画館の内外に展示してあるわけです。
 映画館の外には上部や柱に絵師さんが描いた大看板。館内には普通のポスターを上下に繋げたサイズの立看やB1やB2のポスター、強力な作品には2シートと呼ばれる超巨大ポスターなどが飾ってありました。

 ここで紹介する宣伝写真は、映画館の外やロビーに木枠とガラスで囲われたような展示場所があって、そこに飾られていたもの。
 上映中の映画の写真をちょろっと見せて興味を惹こうというものでした。

 普通は画鋲で四隅を留められていたので、使用済みのものは角に画鋲の跡があります。僕のものは未使用品。

 そこで展示出来る枚数は映画館によって違うのでしょうが、映画会社側では作品の規模や期待度によってキャビネ版は最大150枚ほど準備されていたようです。六切は30〜50枚ほどなのかなー、こちらはあまりよく知らないのですが…。


 (↑上の画像は、尼僧たちが乗った馬車をオードリー扮するマリアンが手綱を引いているのですが、誤って川に入って行ってその後転倒するシーンです。オードリーがインタビューで “これは台本には無かったのですが、レスター監督がこれは使える!ということでそのまま撮影したのです。私たちはパニックだったというのに。” と笑って答えていました。)

 今回のこれは確か中学時代に手に入れたものでした。
 僕の持っているのはキャビネサイズ(180×130)と六切サイズ(254×203)がありますが、貧乏な学生では小さくて安いキャビネがメイン。

 先にキャビネのものを手に入れて、六切にしか無いオードリーの画像のものをその後で手に入れてます。

 アメリカ版の「ロビンとマリアン」プレスシートに付いてきた宣伝写真ではオードリーの写真は9枚中たった2枚でしたが、こちらの日本版はさすがに引退同然の当時でもオードリーがトップクラスの人気なだけに、オードリー中心の写真ばかり。

 なお、アメリカの宣伝写真は印刷でしたが、日本のものは本当に印画紙を使用した写真になっています。

 今でこそオードリーは全世界的に圧倒的な人気を誇りますが、「ロビンとマリアン」公開当時の1976年では欧米ではオードリーの復帰はちょっと話題になった程度。過去の大スター的な扱いでしたね。

 昔の人がオードリーの人気は日本だけ、なんて未だに書いてることがありますが、これはこの時期のオードリーのことですね。

 実際にはオードリーは1987年頃に欧米でも再評価が始まって、そこからは全世界で大人気になっていきます。

 日本ではというと、1968年に「暗くなるまで待って」が公開されたのを最後に旧作のリバイバルのみでしたがそれでも人気は衰えず、とうとうオードリーが1971年に「エクスラン・ヴァリーエ」のCMで日本のためだけに出演してくれてますよね。

 1982年の「銀座リザ」と合わせて、日本はオードリーが生涯で唯一テレビコマーシャルに出演した国です。

 雑誌「スクリーン」の人気投票でも前年何のリバイバルも無かった1976年5月発表の人気投票でも3位を維持。

 ランキングが偏り過ぎて当時の映画ファンの物差しにはちょっと使えない「ロードショー」のランキングでも10位圏内にいた頃。

 なので、「ロビンとマリアン」は撮影中から「スクリーン」「ロードショー」とも大々的にページを割いてオードリーを載っけてくれてたものです。

 「ロビンとマリアン」公開翌年1977年の人気投票では「ロードショー」ですら4位、「スクリーン」では堂々の第2位!1位のテータム・オニールとたった55票差でした。

 これって2誌の読者層が主に中学生〜高校生の雑誌だということを考えると凄いことですよね。

 当時はまだオードリーが伝説化されてない時代ですから、過去の若いオードリーを評価してではなく、「ロビンとマリアン」で40代のオードリーを見てランキングを上げてるんですからね。

 外国の時代劇の中年ロマンスという内容だからか大ヒットこそしなかったものの、それだけ「ロビンとマリアン」は観客に受け入れられたということですよね。

 前半は「尼僧物語」以来の尼僧姿ですが、オードリーは最初はちょっとイヤだったとか。“だって尼さんの格好ばかりしてると思われたくないんですもの。” とこれまたインタビューで笑いながら言ってたそうです。

 「ロビンとマリアン」の脚本は脚本家や監督(最初の時点ではジョン・フランケンハイマー)の強い希望でオードリーの許に1972年頃に送られてきて、オードリー自身も出演したいと思っていたにもかかわらず、エージェントのせいでオードリーの意思が制作者側に伝わらず、2年も放置状態になっていました。

 とうとうオードリーがしびれを切らして言ったのか、“オードリー・ヘプバーンが「ロビン・フッドの帰還」に出演したがっている” という情報が出たのが74年。
 そこからはとんとん拍子に話が進み、75年夏に撮影、76年に公開の運びとなったものです。

 制作者側もオードリーを望み、オードリーも脚本を読んで出演したいと思った「ロビンとマリアン」。
 その後の押し切られたり共演者のためだけに出た作品を考えると、やはりこの自ら選んだ「ロビンとマリアン」が内容的にもオードリー最後の代表作なんだなーと思います。
 特にラストのオードリーのセリフと目の演技は素晴らしいと思います!

  


Posted by みつお at 09:00Comments(0)ロビンとマリアン

2016年10月13日

新しい「パリの恋人」サントラ発売中!



 今回は、Mengさんに教えていただいた「パリの恋人」の新しいオリジナル・サウンドトラック(OST)について。

 今年の3月にニューバージョンの「パリの恋人」サントラが発売されていたようですね。
 12曲目までは今までのサントラと同じもの。それ以降がボーナス・トラックなのですが…

 これ、アマゾンで見る限りではボーナス・トラックは映画とは関係ないですね。
 ガーシュウィン&アステアの1952年録音の何かを付けたしたようです。さらに最後の曲は1928年の録音。
 なので、オードリーに関しての新しいことは何も無いようです。

 うーん、いまいち魅力を感じないのですが、他になにか買わなければいけないことがあるのかどうか…。
 試聴ができないので、確認がとれません。

 他にもオレンジジャケットであったような音飛びなどがなければいいと思いますが、未購入なのでなんとも言えません。

 今まで「パリの恋人」のピンク版サントラが欲しくても廃盤になっていたので手に入れてなかった方には良いと思います。

 でも、過去のLDの特典で付いていたような、全楽曲のフィルム・バージョン サントラが欲しいと思います。良い曲、いっぱい埋もれたまんまなんですよ!もったいないですよね。

 さて、今年はこのブログを始めてから、もうすぐ10年になります。
 今年は「おしゃれ泥棒」公開50年ですし「戦争と平和」公開60年、「いつも2人で」撮影50年に当たりますので、11月頃からは頑張って更新する予定なので、よろしくお願いします!
  


Posted by みつお at 18:00Comments(2)パリの恋人サントラCD

2016年10月05日

2017年オードリーカレンダーいろいろ

 さて、もう今年も10月になってしまいました。
 今日は毎年出ているオードリーのカレンダーを紹介。

 年々紙物って減ってきているんですが、これはオードリーのカレンダーも例外ではないみたいです。
 昨年は世界で16種類のカレンダーが発売されていましたが、今年(来年度分)は13種類みつかりました。

 これでも毎年1位のマリリン・モンローに次ぐ第2位の種類の多さなんですよ。
 オードリーが世界中で大人気なのがわかりますよね。

 まずは日本版から。
 今年は久しぶりにトライエックスから2種類ものカレンダーが発売されています。



 そして海外のスターはついにオードリーだけに!他の海外映画ものはスター・ウォーズとアリス・イン・ワンダーランドだけです。
 未だにオードリーのカレンダーが毎年発売され続けるってことは凄いことですね。

 1つは今まで通り、B2のポスターサイズのもの。
 アマゾンで全月の分が見れますが、表紙と1.2月を除いて珍しい画像が採用されています。特に3.4月、5.6月、7.8月、9.10月は初めて見る画像。

 もうひとつは最近の流行りに乗って、オードリーの言葉のついた日めくりカレンダー。
 「万年オードリー・ヘプバーン 美しく生きるための31の言葉」という名前がついてます。

 こちらは内容の一部がアマゾンで見れますが、珍しい画像は少なく、よく見るオードリー中心で構成されています。
 でもオードリーの画像が31種も見れるのは嬉しいですよね。

 今年はこれら日本版2種が一番良い出来になっています。

 さて、海外カレンダーは今年ちょっと不調。
 これというのが見当たりません。

 まずは昨年一番良い出来だったBrowntrout Publishers という出版社のもの。
 毎年安定して高水準のカレンダーを出しています。

 

 8月の「おしゃれ泥棒」が珍しいですが、それ以外はよく見るもの。
 特に9月の「ローマの休日」のドレスを着たオードリーはドレスの衣装がピンクに塗られているもの。本来はゴールドの衣装です。
 あと11月の「麗しのサブリナ」用宣伝写真は裏焼き。

 モノクロばかりですが、↓これが今年はいいかも。



 Teneues Calendarという会社のものですが、「おしゃれ泥棒」の画像が嬉しく、かつ珍しい。
 「ティファニーで朝食を」撮影時期のロングヘアを下ろしているオードリーもとても珍しいものです。

 ただし、日本のアマゾンでは13000円以上という暴利をむさぼる価格が付いていますので、アメリカやドイツのアマゾンで買った方がいいでしょう。
 アメリカだと9ドルなので、送料を入れてもかなり安く買えると思います。

 次はこちら↓。



 Harenberg U.Weingartenというドイツの会社のようです。
 「マイ・フェア・レディ」と「おしゃれ泥棒」の画像が嬉しいですが、これといって珍しい画像はないかも。
 日本のアマゾンではこれまた高額になっているので、海外のアマゾンをあたるのもアリかもしれません。

 こちら↓はごく普通かなあ…。
 
 

 10月のオードリーが珍しいくらいですね。一般には2月の「麗しのサブリナ」も珍しいかも。
 でも4月の「マイ・フェア・レディ」撮影でチャリンコに乗るオードリーと、12月の「緑の館」時期のオードリーはカラーがモノクロ化されてる。

 そしてめっちゃ悲しいのは、8月の「麗しのサブリナ」のトレアドル・スタイルの画像が裏焼きなこと!
 とうとうこんな有名な画像まで裏焼きになってしまう時代が来たのかーっ!と大ショックでした。

 その間違っていた画像の本来の向きが表紙になったのがこちら↓。



 中身は…うーん、普通。
 せっかくの貴重な「ローマの休日」の本当のカラー写真をモノクロにしてしまっている2月がもったいなすぎる!
 8月の「ティファニーで朝食を」もカラーのモノクロ化。

 ↓この表紙の画像は毎年使われてるね。しかも本来はカラーなのに…。



 9月の画像が珍しいくらい。
 でも4月のせっかく美しい「パリの恋人」(1つ上のカレンダーではカラーで収録)をわざわざモノクロにして唇だけ色を塗ってるのはなんなん!?こんなんオシャレでも何でも無いですね。むしろ気持ち悪い。

 他にも5月の柱の陰に立っている「ティファニーで朝食を」と7月のとんがり帽をかぶったプライベート写真がモノクロ化。

 サイズ別に数種類毎年出しているドイツのものは今年もあります↓。
 左からA2、A3、A4、A5。



 今年も安っぽい、どうってことの無い出来。
 全部モノクロで、1月の「おしゃれ泥棒」、5月と9月の「ティファニーで朝食を」が本来はカラー。

 一時的に在庫切れらしいですけど、こんな内容ならまあ別に欲しくないです。

 ↓昨年もこういうのありましたね。



 モノクロの切り抜き画像の後ろに2色の帯を配したもの。
 僕の好きな「パリで一緒に」もありますけど、どうってことの無い画像ばかり。モノクロ化した画像もあるし(1月、3月)。

 現在取り扱いが無くなってますけど、まあこれはいらない。

 他にこんなの↓もありますけど…



 ドイツのものらしいですが、アマゾンでは中身がわかりません。
 ネットで調べましたが、中身はいたって普通の画像ばかり。「ティファニーで朝食を」の画像で、誰かがケバく画像修正したものが入ってて不快。

 ↓手帳型のものも、今年もありました。

 

 中身の画像は不明。

 日本のアマゾンでは扱いが無いのですが、こんなのも海外ではあるようです↓。



 表紙も含めて、カラーをモノクロ化したものが多いですね。とても勧められません。
 どうしても欲しい方はアメリカやイギリスのアマゾンで買うことが可能です。

 他にもクラシックスターのカレンダーでオードリーが載っているものも2種類ありましたが、どうってことなかったので、特に取り上げません。

 以上、今年発売の来年のオードリーカレンダーでした〜!  
タグ :カレンダー


Posted by みつお at 18:00Comments(2)その他グッズ