2016年12月03日
「暗くなるまで待って」原作戯曲本 愛育社
今回は愛育社という会社が出していたフレデリック・ノットの「暗くなるまで待って」の原作戯曲の紹介。
これ、出てる事は知ってたんですけど、売れた数が少ない&知られてないというので、なかなか入手出来なかったものです。
わかりにくいことにフレデリック・ノットよりも、浅田寛厚って翻訳者?の方がデカく扱われてるし。
まあ以前見た時に出版社が愛育社ってことを覚えていたので、ネットで見つけて今年やっと古本で手に入れる事が出来ました!
でも入手してみてビックリ!
これ、翻訳物ではなく、英語そのままの “ビデオ英語シリーズ” というものの一つでした。
どうりで翻訳者ではなく、編注:浅田寛厚ってなってたわけだ…。
でも “はしがき” “NOTE” “映画(ビデオ)と戯曲の違い” って部分で日本語で解説してくれているし、読む価値はありました(日本語部分を)。
英語部分は映画のセリフではなく、原作の戯曲のままです。
「暗くなるまで待って」ってこれが翻訳本だ!とずっと思ってたので、これが違うとなると、原作はいまだ翻訳出版されてないんですね。
まあ最近までもずっと日本の舞台での上演はありますんで、その脚本が翻訳物っちゃあ翻訳物なのかもしれませんが、出版されてませんしねー。
それに、そういう脚本は改変が加えられてることもあるでしょうし、完全な原作戯曲はまだ未翻訳ということで…。
出版は奥付を見ると1987年2月25日になってます。ということは1月くらいに発売かな?
当時はビデオというものが普及してきており、家庭でも気軽に映画を見れるようになった頃。
そのためこんな英語の原作本が出版される運びとなったのでしょう。
ん?でも1987年というともう前年からオードリーブームが始まってますね。
しかもしかも1987年には「暗くなるまで待って」が本家ワーナーからリバイバルされてます。
出版のタイミングとしてはベストな時期なんですけど、それでも売れなかったんでしょうねー。
はしがきでの興味深い文としては、
・1966年2月2日ニューヨークの舞台で初演された。500回には及ばなかったが、大好評だった。
・1966年7月22日からロンドンの舞台で上演され683回のロングランを記録した。
・ニューヨークでは2幕だが、ロンドンでは3幕仕立てで上演されている。
・この本はニューヨーク版を底本として、ロンドン版も取り入れている。
ということが書かれています。
また、ビデオだけではなく、レーザーディスクの話があるのも時代ですねー。
このあと、1990年くらいがレーザーディスクの全盛期でした。
最初に舞台の写真と舞台設計図が載っていますが、この舞台の写真!ほとんど映画と同じだと思いませんか?
これはニューヨーク及びロンドンの舞台装置をデザインしたジョージ・ジェンキンスという人が、映画でも美術監督として参加しているからだそうです。
違うのは、映画では左手にあった簡易写真室が、舞台では真ん中奥にあるらしき所。
また、映画では左手奥に寝室やクローゼットもあるのですが、舞台ではそういうのは無しです。
“映画(ビデオ)と戯曲の違い” では、映画がアパートの1室から外に出る部分はもちろん載っています。
大きく違うのは、映画ではグロリアがバスターミナルへ出て行った後に電話線が切られている事に気付いてスージーはパニックになり、壊してしまった電球に気付いて1人で電球を壊していきます。
戯曲ではグロリアと一緒に電気を壊して暗闇になっているか確認してバスターミナルへ送り出すことになっているようです。
あと、グロリア役の少女はニューヨークの初演でもグロリアを演じていたそうです。
「暗くなるまで待って」って、舞台で見てももの凄く面白いでしょうねー。
僕にとってはオードリー映画の中でも「いつも2人で」に次いで、「おしゃれ泥棒」と並んで2番目に好きな作品になっています。
これ、出てる事は知ってたんですけど、売れた数が少ない&知られてないというので、なかなか入手出来なかったものです。
わかりにくいことにフレデリック・ノットよりも、浅田寛厚って翻訳者?の方がデカく扱われてるし。
まあ以前見た時に出版社が愛育社ってことを覚えていたので、ネットで見つけて今年やっと古本で手に入れる事が出来ました!
でも入手してみてビックリ!
これ、翻訳物ではなく、英語そのままの “ビデオ英語シリーズ” というものの一つでした。
どうりで翻訳者ではなく、編注:浅田寛厚ってなってたわけだ…。
でも “はしがき” “NOTE” “映画(ビデオ)と戯曲の違い” って部分で日本語で解説してくれているし、読む価値はありました(日本語部分を)。
英語部分は映画のセリフではなく、原作の戯曲のままです。
「暗くなるまで待って」ってこれが翻訳本だ!とずっと思ってたので、これが違うとなると、原作はいまだ翻訳出版されてないんですね。
まあ最近までもずっと日本の舞台での上演はありますんで、その脚本が翻訳物っちゃあ翻訳物なのかもしれませんが、出版されてませんしねー。
それに、そういう脚本は改変が加えられてることもあるでしょうし、完全な原作戯曲はまだ未翻訳ということで…。
出版は奥付を見ると1987年2月25日になってます。ということは1月くらいに発売かな?
当時はビデオというものが普及してきており、家庭でも気軽に映画を見れるようになった頃。
そのためこんな英語の原作本が出版される運びとなったのでしょう。
ん?でも1987年というともう前年からオードリーブームが始まってますね。
しかもしかも1987年には「暗くなるまで待って」が本家ワーナーからリバイバルされてます。
出版のタイミングとしてはベストな時期なんですけど、それでも売れなかったんでしょうねー。
はしがきでの興味深い文としては、
・1966年2月2日ニューヨークの舞台で初演された。500回には及ばなかったが、大好評だった。
・1966年7月22日からロンドンの舞台で上演され683回のロングランを記録した。
・ニューヨークでは2幕だが、ロンドンでは3幕仕立てで上演されている。
・この本はニューヨーク版を底本として、ロンドン版も取り入れている。
ということが書かれています。
また、ビデオだけではなく、レーザーディスクの話があるのも時代ですねー。
このあと、1990年くらいがレーザーディスクの全盛期でした。
最初に舞台の写真と舞台設計図が載っていますが、この舞台の写真!ほとんど映画と同じだと思いませんか?
これはニューヨーク及びロンドンの舞台装置をデザインしたジョージ・ジェンキンスという人が、映画でも美術監督として参加しているからだそうです。
違うのは、映画では左手にあった簡易写真室が、舞台では真ん中奥にあるらしき所。
また、映画では左手奥に寝室やクローゼットもあるのですが、舞台ではそういうのは無しです。
“映画(ビデオ)と戯曲の違い” では、映画がアパートの1室から外に出る部分はもちろん載っています。
大きく違うのは、映画ではグロリアがバスターミナルへ出て行った後に電話線が切られている事に気付いてスージーはパニックになり、壊してしまった電球に気付いて1人で電球を壊していきます。
戯曲ではグロリアと一緒に電気を壊して暗闇になっているか確認してバスターミナルへ送り出すことになっているようです。
あと、グロリア役の少女はニューヨークの初演でもグロリアを演じていたそうです。
「暗くなるまで待って」って、舞台で見てももの凄く面白いでしょうねー。
僕にとってはオードリー映画の中でも「いつも2人で」に次いで、「おしゃれ泥棒」と並んで2番目に好きな作品になっています。
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