2017年04月28日

「暗くなるまで待って」池袋の新文芸坐で上映!

 突然ですが!

 東京の方に朗報です!
 池袋の新文芸坐さんにてオードリーの「暗くなるまで待って」が上映されます!

 「魅惑のシネマクラシックスVol. 23 ワーナー・ブラザース シネマフェスティバル」という一連の上映作品の中に「暗くなるまで待って」があります。

 日が無くて申し訳ないのですが、

 ★4/29 12:30/16:45
 ★5/4(オードリーの誕生日) 11:40/15:40

 ああああ…東京の人はいいなあ〜!
 新文芸坐さん、昔からオードリーの作品を色々上映してくれますよね。ありがたいです。
 どちらも同時上映はグレース・ケリー&ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ!」です。
 そして2本とも原作者はフレデリック・ノット。

 正式なリバイバルという形ではないですが、関東の方にとっては午前十時の映画祭と合わせて今年は5本のオードリー作品が見れますね!
 そしてその皮切りが「暗くなるまで待って」とは羨ましいです〜。

  


2017年04月26日

「いつも2人で」本当のオリジナル・サウンドトラック!

 「午前十時の映画祭8」でオードリーの作品が4本連続で上映されます!全国同時公開!「おしゃれ泥棒」が目玉作品です!
★上映期間
 2017/08/05(土)~2017/08/11(金)1週上映「ローマの休日」
 2017/08/12(土)~2017/08/18(金)1週上映「麗しのサブリナ」
 2017/08/19(土)~2017/08/25(金)1週上映「昼下りの情事」
 2017/08/26(土)~2017/09/08(金)2週上映
 「おしゃれ泥棒」


 それと、間もなく88回目のオードリーの誕生日です!(5月4日)

 長い間、更新出来なくてすみません…m(_ _;)m

 さて、今日は発売予告だけしていた「いつも2人で」の本当のオリジナル・サウンドトラックが届いたので、そのCDの紹介をします!

 なんと「いつも2人で」のサントラについて紹介するのはちょうど10年ぶり!(記事はこちらこちらこちら

 これは本当に発売を待ち望んでいたもの!オードリー関連で何が出て欲しいかで言うと、最上位だったものです!
 
 今までRCAビクター(現:BMG JAPAN)で出ていたものは、“サントラ”と銘打っていたものの、実際は映画で使われたものではなく、作曲者のヘンリー・マンシーニが編曲し直して録音したもの。当然映画とはアレンジも響きも違いました。

 マンシーニはじめ、こういうのが当時の流行りで、録音し直したものが “自称サントラ” として出回ってきましたが、ホントの映画で使われた音楽を求める層からは逆に不評でした。

 「ティファニーで朝食を」みたいに、自称サントラのアレンジが違いすぎて僕にとっては聞くに堪えないものだったりするものもありましたし。

 で、マンシーニ&オードリーコンビの作品では「暗くなるまで待って」「シャレード」「ティファニーで朝食を」とマンシーニの死後次々本当のサントラが発売されましたが、この「いつも2人で」だけがずっと残っていました。

 で、とうとう製作50周年の今年発売されました!

 が、発売元が今まで欠陥品ばかりを世に送り出して来たKRITZERLANDっていうのが気になってたんですが…やっぱりやっちまってましたね…。

 KRITZERLANDが今まで発売して来たオードリーのサントラは、
 「麗しのサブリナ」…肝心の “バラ色の人生” と “バナナ” が全然入っていない
 「許されざる者」…昔発売していたLPと同内容で、何も付け足されていない
 「噂の二人」…肝心のクライマックスの音楽が違う
 「パリで一緒に」…フランク・シナトラの歌う“エッフェル塔を盗んだ娘” が入っていない

 ということでしたが、この「いつも2人で」でもシャンティイ城などの音楽が12曲ほど落ちています。シャンティイは絶対聴きたかったのに〜〜!!!
 同じサントラを多く発売するINTRADAが発売元だったら、きっと完全版になっていたことでしょう。残念だー…。

 それに、このサントラは音が悪いです。他社の「暗くなるまで待って」「シャレード」「ティファニーで朝食を」が音質が抜群に良かったのに比べると、この差はなんでしょう…。KRITZERLAND、気をつけないといけない会社ですね…。

 まあそれは置いておいて、やっぱりこの「いつも2人で」はオードリー映画史上、最高に甘美なメロディですね!
 ヘンリー・マンシーニ自身も自分の作品では「いつも2人で」を最も気に入っていると来日時に発言しています。

 元々は多忙のために「いつも2人で」の依頼を一旦断ったマンシーニですが、オードリー直々に “この映画は今までで一番いい脚本なの。この映画に音楽を付けてくださるのはあなたしか思い浮かばないわ!” と電報を打ってきた(一説では電話をかけた)ので引き受けた、という逸話がマンシーニ自身から語られています。

 メイン・タイトルのメロディーの美しいこと!多くのオードリーファンのみならず、映画ファンも最高の映画音楽に挙げるほどの傑作となっています。

 「ティファニーで朝食を」のムーン・リバーがオードリーを表す曲として普通は取り上げられますが、そちらが表のオードリーなら、こちらは本当のオードリーという感じですね。

 マンシーニも知り合ったばかりの頃の「ティファニーで朝食を」よりも、オードリーと家族ぐるみの付き合いになってオードリーを熟知してから書き上げた「いつも2人で」の方にオードリーの本質が詰まっているのは当然ですよね。
 特に「いつも2人で」は当時のオードリーに重なる部分がめっちゃ多い作品ですし。

 このテーマ曲が形を変えて、多くの曲で登場します。「いつも2人で」変奏曲が出来そうなくらい!
 というか、入ってない方が少ない。ほんの数曲だけ。

 このテーマだけでいろんな感情を織り込んであるので、いくつもの感情を出す事が可能。
 メインタイトルのようにワクワクさせる素晴らしい映画の顔の曲にでもなるし、ヒッチハイクやビーチの時は楽しく、朝は爽やかに、回想では寂しく、喧嘩や後悔では悲しく苦しく、夕日をバックに豪華絢爛に、フィナーレでは感動的にと違った顔を見せてくれます。まさに傑作!

 ちょっと残念なのは、これほどテーマ曲が入っているのに、フィナーレのような感動的なバージョンを長く強く押し出していない事。
 この曲は盛り上がれば盛り上がるほど胸が苦しくなっていくという不思議な効果を持っていますので、そういうのをもっと欲しかったなー。

 それは“自称サントラ”の最後の曲で聴けるのですが、これに対応するのはマーラーの交響曲第5番の2楽章しか知りません。

 今だったら映画の最後に5分以上延々とエンドクレジットが出るので、マンシーニも思う存分感動的なエンドクレジットが書けたんじゃないかなーと思うんですけどね。当時は冒頭にクレジットを出して、最後は簡単に、みたいな感じだったので、それが出来なかったんでしょうね。

 さて、メインタイトルは実際の映画よりも長いです。というのもタイトルロールの長さに合わせて、曲もつぎはぎされている部分があるから。
 具体的には1:52から2:02のあたりまで約10秒映画ではカットされていて、繋ぎが変になっています。

 “愉快なはだしの少年”という曲はもう一つの「いつも2人で」の顔の曲。こちらも形を変えて何度も出てきます。主にコミカルなシーンはこちらが担っています。

 このCDは、きちんと20世紀フォックスやBMG JAPANのソニーの許可も得ているようで、後ろにロゴが載っている他、画像も色々載っています。
 が、その画像が平凡になってしまっているのは残念…。映画そのままのスクリーン・キャプチャの画像もたくさん。

 ライナー・ノートを開いた最初は着色カラーだし、1点裏焼きもあります。
 それに全体的に画像暗い!

 うーん、念願の本当の「いつも2人で」サントラなんだけど、やっぱりKRITZERLANDというのは音も写真もちょっと…。

 音質が悪いのは許せても、シャンティイ城の音楽が無いのは許せません。
 映画も音楽も全ての映画で一番好きな作品なので、本当に残念!

オススメ度:★★★★★(ただしこれは曲の評価。盤としては星4つ)


追記:つい今月の頭に発売されたばかりなのに、4/29日現在で既に発売元のKRIZERLANDはじめ、入手出来る国内・国外全部のお店で売り切れになっています。やっぱりこれだけの人気曲が世界限定1000枚は少ないよな〜。いかに全世界でこの曲の本当のサントラが渇望されていたかということですね。  


Posted by みつお at 19:00Comments(12)いつも2人でサントラCD