2018年01月20日

本日オードリーの25周忌。月刊BSfan 1998年3月号

写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜” に神戸大丸の予定が加わりました!

大丸京都店 <ファッション編120点のみ>(終了)
大丸心斎橋店 <映画編120点のみ>(終了)
松坂屋名古屋店 <240点の中から抜粋>(終了)
・日本橋三越本店 <240点が一挙に展示>(開催中)
 期間:2018年1月10日(水)~1月22日(月)
 場所:新館7階催物会場
・大丸札幌店 <240点の中から抜粋>
 期間:2018年3月7日(水)~ 3月19日(月)
 場所:7階ホール
・大丸神戸店<約150点>←NEW!
 期間:2018年3月21日(水)~ 4月3日(火)
 場所:9階大丸ミュージアム

 今回もオードリー没後25年ということで日本の雑誌を紹介。
 そして今日はオードリーの命日になります。

 前回に引き続きBSfanの紹介です。今回はちょうど20年前の1998年3月号(2月の番組の紹介)。

 表紙のオードリーはなんかもっちゃりしたオードリーだと思いませんか?そう、これは「ローマの休日」以前の英国時代のオードリー。

 メイクがまだハリウッドのものでないから若いけどモッサリしてるんですね。
 まるで1930年代女優のピンナップのよう。

 眉もハリウッドに渡ってからの太眉ではなく細い眉毛なので、オードリーの太眉は本物ではなくメイクで作られたものだとわかりますよね。

 でももう1998年にもなると若さ絶対主義になってきて、こんな垢抜けないものでも60年代の全盛期を差し置いて表紙に選ばれるようになるんですね。ファンとしてはガッカリです。

 本文でも各作品の紹介以外は若いオードリーの写真だけになっています。

 最近の記事でも、オードリーって歳を取っても素晴らしい!って書いてても、画像は若いオードリーばっかりってどうよ!って疑問を持つのは僕だけ?

 しかも使われる画像は判で押したように同じものばかり。それにあまりオードリーを知らなそうな人が書いた同じような凡庸な文章が付いて、僕としては溜息しか出ないものが多すぎです。

 …と大きく脱線しましたが…この号の表紙で大きく目を惹くのが長野五輪の文字。
 そう!今年は平昌オリンピックですが、20年前の98年は長野冬季オリンピックの開催年でもあったわけですね。
 (ちなみに1968年の冬季グルノーブルオリンピックにはオードリーが行って会場を見たり、選手たちと写真を撮っていたのが残っています)

 そのため、中ほどのページでは長野オリンピックの大特集が組まれています。
 この時に最も期待されていたのがスキーのジャンプ。原田雅彦選手や船木和喜選手が載っています。

 他にもスピードスケートの清水宏保選手やモーグルの里谷多英選手が目を惹きます。

 今年最も期待されているであろうフィギュアスケートはこの時は荒川静香選手の初オリンピック出場。写真の扱いも小さく、雰囲気も後のクール・ビューティーとは違う幼い感じのもの。この時16歳だったそうです。
 男子は本田武史選手が載っていますが同じく16歳。この時は男子2枠、女子1枠しかなかったんですね。

 またまたオードリーからは脱線しましたが、この時のオードリーの特集は広告と目次を除くとやはり巻頭カラーでの6ページ。
 前後にオードリーの画像を使った広告がありますので、全8ページに見えるようになってます。

 文章は河原晶子さん。女性ならではの視点と意外と骨太な文章が交錯して、間違いは散見されるものの読み応えのある内容になっています。

 ただ、“60歳を迎えていた彼女を観るのはファンにとってはつらい体験だった” というのは、当時そういう意見が(特に男性に)多かったですけど、女性が女性の歳を貶めるような言い方はファンとしてちょっといただけないです。
 そこ以外はとても良かったです。

 この時のオードリー特集はスターチャンネルで「昼下りの情事」「シャレード」「おしゃれ泥棒」「いつも2人で」「オールウェイズ」だったようです。

 “オードリー・ヘプバーン映画出演作品全リスト” では2点ほど画像が間違ってますね。

 「我らモンテカルロに行く(モンテカルロへ行こう)」には「素晴らしき遺産(天国の笑い声)」の画像が入ってますし、「パリの恋人」には「マイ・フェア・レディ」の画像が!

 下から2番目の画像の中にその間違いがあるんですけど、どれだかわかりますか?

 「おしゃれ泥棒2」には“オードリー初のTVムービー”と94年と同じことが書いてますし、「マイヤーリング」は影も形もありません。
  
タグ :雑誌


Posted by みつお at 15:00Comments(2)その他日本の雑誌

2018年01月17日

一周忌の月刊BSfan 1994年2月号

写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜” に神戸大丸の予定が加わりました!

大丸京都店 <ファッション編120点のみ>(終了)
大丸心斎橋店 <映画編120点のみ>(終了)
松坂屋名古屋店 <240点の中から抜粋>(終了)
・日本橋三越本店 <240点が一挙に展示>(開催中)
 期間:2018年1月10日(水)~1月22日(月)
 場所:新館7階催物会場
・大丸札幌店 <240点の中から抜粋>
 期間:2018年3月7日(水)~ 3月19日(月)
 場所:7階ホール
・大丸神戸店<約150点>←NEW!
 期間:2018年3月21日(水)~ 4月3日(火)
 場所:9階大丸ミュージアム


 今回もオードリーの没後25年ということでオードリー追悼特集の載った雑誌を紹介。
 ちなみに今日は阪神淡路大震災の追悼の日でもあります。

 これは2007年に廃刊になった月刊BSfanの1994年2月号(オードリーの一周忌の時)です。

 BSfanはBSで放送される洋画を中心に、邦画・アニメ・音楽などを録画前提で紹介していく雑誌。

 ビデオテープのVHSテープを使うことを前提に、それに貼るための帯やシールなども準備されていました。

 VHSって昔は当たり前のものだったのですが、今の若い方には “は?何それ?”状態でしょうね〜。

 今や販売では主流になりつつある4Kが3840×2160の解像度。フルハイビジョンやブルーレイで1920×1080。
 対してこの時代のブラウン管テレビは元々640×480しかない解像度で、さらにビデオテープと言えば解像度が240くらいしかないというもの。

 さらにそのわずかな240本をインターレースと言って120本ずつ交互に表示して240本に見せるという方式。いかに画質が低かったかわかりますよね。

 それをビデオテープ節約のために3倍とか5倍モードというもっともっと粗くする方法で録画したりもしていました。

 録画では色目もなぜか黄色っぽくなることが多くて汚かったですねー。

 この時の放送はWOWOWで「ロビンとマリアン」「華麗なる相続人」「想い出のオードリー・ヘプバーン」の3本。ちょっと華やかさに欠けるかなぁ…。

 オードリーの追悼特集記事はいきなり巻頭からカラーで6ページ分。

 表紙裏のFUJIFILMのビデオテープの宣伝が時代を感じます。あったあった!このテープ!

 文章は映画評論家の岡田光由さんが書いてくださってます。特記することはない文章ですが、愛情はたっぷりで読んでて気持ちのいいもの。

 ビデオで見るオードリー・ヘプバーン出演映画のコーナーではその当時に発売されていたビデオのパッケージと共に紹介。

 この当時「おしゃれ泥棒2」だけが廃盤のままで、ずっと待ってたけどその後復活することもLDで発売されることもありませんでしたねー。
 今はツタヤでDVD-Rですが買うことが可能。

 でも「おしゃれ泥棒2」を “オードリー初のTVムービー”って書いてますけど、もちろんそれは間違い。

 でもまあこの当時「マイヤーリング」のことを知っているのは筋金入りのオードリーファンだけでしたからねー。ここでは影も形もありません。

 後にビデオになる「モンテカルロへ行こう」とかDVDで初めて発売された「素晴らしき遺産」「ラベンダー・ヒル・モブ」「若妻物語」なんかは小さくまとめられています。

 後ろのページには切り取ればビデオテープの上面に貼ることの出来る「ロビンとマリアン」と「華麗なる相続人」の短い解説もあります。
  
タグ :雑誌


Posted by みつお at 09:00Comments(0)その他日本の雑誌

2018年01月15日

93年3月制作 CICビクターのビデオ総合カタログ

写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜” に神戸大丸の予定が加わりました!

大丸京都店 <ファッション編120点のみ>(終了)
大丸心斎橋店 <映画編120点のみ>(終了)
松坂屋名古屋店 <240点の中から抜粋>(終了)
・日本橋三越本店 <240点が一挙に展示>(開催中)
 期間:2018年1月10日(水)~1月22日(月)
 場所:新館7階催物会場
・大丸札幌店 <240点の中から抜粋>
 期間:2018年3月7日(水)~ 3月19日(月)
 場所:7階ホール
・大丸神戸店<約150点>←NEW!
 期間:2018年3月21日(水)~ 4月3日(火)
 場所:9階大丸ミュージアム


 さて、間もなく1/20にオードリーの命日がやってきます。もうオードリーが亡くなって25年が立ちます。
 オードリーが亡くなった時にはいろんな新聞や雑誌が取り上げ、写真集や特集号もいっぱい発行されました。

 追悼写真集は既に全部紹介し終わっていますが、雑誌や冊子などの方はまだ一部しかここでの紹介をしていません。
 今回からちょっとだけ以前紹介したもの以外を紹介していきたいと思います。

 今回のは雑誌でもないのですが、オードリーが亡くなったばかりの1993年3月に制作されたCICビクターの“ビデオ・ライブラリー・シリーズ”という廉価版セルビデオカタログ。まあ当時どこのビデオ屋さんでも無料で配布していた小冊子です。

 こんなものまで残してるかーっ!っていう物ですが、はい、残してます。ファンですから…(^^;)

 今ではビデオというと動画のことを指すと思うのですが、この当時はビデオというと主にビデオテープとビデオデッキ及びビデオテープに録画された映像という意味だったかと。
 文字通りビデオがビデオだった時代ですね。

 そしてCICビクターというのも今では懐かしい名前。

 CICは元々パラマウントとユニバーサルの合同会社。日本では70年代に配給されたその2社の映画はCIC配給ってポスターやパンフレットなどに書いています。オードリーでは「シャレード」「パリで一緒に」「戦争と平和」「ローマの休日」がCIC配給でリバイバルされています。

 80年代に入ってCICはUIPと名前を変え、87年リバイバル時の「戦争と平和」、89年公開の「オールウェイズ」がUIP配給になってましたね。

 CICビクターはCICと日本ビクターの合弁会社でビデオソフトを販売していたそうですが、2000年代にパラマウントとユニバーサルがそれぞれ独自に販売するようになってパラマウントに子会社化されたそうです。

 現在は再度ユニバーサルと一緒になってNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンになってブルーレイなどを販売してますね。
 僕にとってはCICの方が馴染みが深いです。

 さてこのカタログですが全16P。カラーは表紙・裏表紙と真ん中2ページだけしかないのですが、その真ん中をオードリー映画に充てています。
 さすがオードリーが亡くなった直後だけのことはありますね。

 当時はオードリー大ブームの真っ最中。言い方は悪いですが、オードリーの死に便乗してビデオを売りまくろう!という戦略だったわけですね。まあでも商売ってそうじゃなきゃダメですよね。

 ビデオの時代では「ローマの休日」が全映画で一番売れていたということです。その数およそ45万本。
 2位の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に5万本の差をつけていたそうですよ。
 それがオードリーが亡くなる前までの数字ですから、この時さらに何万本と伸ばしたでしょうね。

 ここではパラマウント映画の「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「戦争と平和」「パリの恋人」「ティファニーで朝食を」「パリで一緒に」「華麗なる相続人」とユニバーサル映画の「シャレード」「オールウェイズ」が載っています。

 裏表紙にはカタログのビデオを買うと抽選でグッズが当たったみたいです。
 中に“ヘプバーン・コース”というのがあって、それはオードリーのテレフォンカード2枚組だったみたいです。
 まあ画像は平凡なもので、当時も今も全然欲しいとは思えないものですけれども…。

 それよりもウェスタン・コースは「シェーン」の日本版ポスターをジグソーパズルにした非売品で、これが凄い良い感じ!
 この時の「ローマの休日」のビデオは1973年・77年リバイバル公開時の日本版ポスターがジャケットなので、オードリー・コースがこの「ローマの休日」ポスターのパズルだったら絶対欲しかったのにー!
  

Posted by みつお at 16:00Comments(0)その他グッズ

2018年01月06日

2017年オードリー・ヘプバーン大賞の発表!

 すみません、年を越してしまいました…。皆様、あけましておめでとうございます。
 毎年恒例の“オードリー・ヘプバーン大賞”の2017年の発表を行いたいと思います。

 今年のノミネートは以下のオードリー関連のものになります。

・午前十時の映画祭8 「おしゃれ泥棒(初上映)」を含む5週にわたるオードリー週間
・「いつも2人で」フィルムバージョン オリジナル・サウンドトラック発売
・「いつも2人で」TWILIGHT TIME版ブルーレイ(含:音楽トラック)
・写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜” とエマ・ファーラー トークショー
・サントラ集 “AUDREY HEPBURN : A Touch of Music”
・「パリの恋人」60周年アニバーサリー盤オリジナル・サウンドトラック
・NHK BSプレミアム アナザーストーリーズ「オードリーとローマの休日〜秘めた野心、貫いた思い〜」
・BS-TBS “発見!偉人とホントに会った人” 

の以上8つ。  続きを読む