2007年09月11日

伝記「オードリー・ヘップバーン 妖精の秘密」スタブレ著

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 日本では、アレグザンダー・ウォーカーの伝記から間髪を置かずに2003年1月末に発売されてびっくりしました。

 これはベルトラン・メイエ=スタブレという作者の「オードリー・ヘップバーン 妖精の秘密」という伝記です。

 当時、友人のカリンさんなどとも話し合いましたが、似たような伝記ばかりじゃなく、珍しい画像満載の写真集のほうが嬉しいよね!ってことで意見が一致しました。

 似たような…という印象は、この伝記がほとんど新情報はなく、今までのオードリーの伝記からの寄せ集めで作られているから。
 文章中にも、かなり“ハイヤムは”とか“メイチックは”とかってのが目に付きます。

 そう!原著は2000年発行で、バリー・パリスの伝記なども発売後であるにもかかわらず、まだ“オードリーがこう言った”というでっちあげメイチックの伝記から多くを借りていて、メイチックの伝記そのままの部分もあります。

 その上文章量は少なめで、今までの伝記をまとめて簡略化しました、という出来です。しかもかなり不出来。
 出来の良いバリー・パリスやチャールズ・ハイアム、せめてイアン・ウッドワードの伝記に負う部分が多いとよかったのですが、どちらかというとアレグザンダー・ウォーカーやダイアナ・メイチックという伝記からの借り物の方が多いです。

 ですから他の伝記を読んでいると、“これ、以前も読んだ!”って部分ばかりでがっかりするでしょうね。新しいことは、雑誌「ELLE」に関することくらいかな。それもごく少ないし。

 オードリーはエッダ扱いだし、ショーンは1月生まれ。「ローマの休日」で大使館に消える前のアン王女とジョーはタクシーに乗ってるし、「ヴァリーエ」は1日半の仕事で唯一のオードリー出演CM。
 過去の伝記の悪いところや間違いがすべて凝縮されてるやーん!って。

 また翻訳にもかなり難があり、文章につじつまが合わない部分が相当量あります。
 他の伝記で同じ文章があったので、そちらを思い出して読めば大丈夫だけれども…みたいな。

 到底オススメは出来ないレベルの伝記。ショーン、バリー・パリス、チャールズ・ハイアムの伝記を読んだほうがいいかな、と。(^^;

伝記としての価値:★




タグ :トンデモ本

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この記事へのコメント
この本の写真は多いですか?恐らく何件ありますか?
Posted by meng at 2007年09月11日 15:20
mengさん、こんにちは。

写真は32点くらいです。うち、珍しいのは3点ほどです。
Posted by みつおみつお at 2007年09月12日 15:13
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