2007年09月18日

「戦争と平和」57年初公開一般用 ページ数サバ読みパンフ!

 なんと昨日、アクセス数が50000を突破しました!昨年(2006年)12月26日に最初の記事(「ローマの休日」名古屋ミリオン座版パンフ)をアップしてからもうすぐ9ヶ月なんですが、たくさんの方にお越しいただき、本当に嬉しく思っております。皆様、ありがとうございます!m(_ _)m

 最初はこんなブログ、来てくださる人、いるのかなーって思ってました。(^^;
 でも来てくださる方は徐々に増えてきましたし、みなさんに書き込んでいただいたコメントに喜んだりしながら、なんとか無事続けてこれました。どうかこれからもよろしくお願いいたします!(^-^

「戦争と平和」57年初公開一般用 ページ数サバ読みパンフ!「戦争と平和」57年初公開一般用 ページ数サバ読みパンフ! これ、以前紹介した日活シアターのと同じ表紙なんですが…。

 こちらは京都の朝日会館の館名入りのもありますが、ページ数、大幅に減らされてます!

 以前紹介したのが全16ページだったのに、こちらは全8ページ!
 少なっ!

 少なくした分、内容を詰めて、レイアウトも変更して…という「パリの恋人」の東宝シネマスコープチェーン版のようなことも全然なく、単にバッサバッサとページ数減らしただけなんです。

 ということで、質・量共に薄いパンフ。解説とストーリー、原作者レオ・トルストイとオードリーの紹介があるだけという物。

 脇役は当然、他の主演のヘンリー・フォンダやメル・ファラーの紹介すらないですだ!キング・ヴィダー監督の軌跡や撮影裏話なんてゼイタクな物、あるわけないですだーっ!
(「風と共に去りぬ」のマミー風。なんでやねんっ!)

 このパンフの存在を知ったのは、当時一緒にオードリーパンフを集めていたMさんのオードリーHPで(現在閉鎖)。そこでのMさんの感想が“ページ数サバ読んでるパンフ!”(爆)。

「戦争と平和」57年初公開一般用 ページ数サバ読みパンフ! 僕の持っているものを確認したんですが、それはちゃんと16p。そこで全く別のパンフがあることが判明!

 こちらはMさんも書いていたように、紙2枚を半分に折っているだけのものなので、当然どう考えても総ページ数は8pのはず。確かに5ページまでは実際と合ってるんです。

 ところが、それをめくったらオードリーの紹介のページ。これ、16pタイプのをそのまま印刷用の版として流用したためだと思うんですが、そこがページ数の表記(ノンブル)が8になってるんですよね!

 というわけで、同じ紙の裏表なんですが、前のページは「5」になってるのに、その裏は「8」という大幅サバ読みパンフになってしまったというわけ。

 館名なしは16p・8p両方のタイプにあるので、中身の確認をしてから入手してください。表紙を開いてすぐのページが緑で刷られていたら(右下の画像)サバ読みパンフです。

レア度:★★★


 以前紹介した映画ストーリー増刊の「戦争と平和」特集号、映画物語「戦争と平和」なんですが、シネビームさんの在庫が紹介後すでに残り最後の1冊になってます。
 http://cineb.net/
 に行っていただいて、商品検索で“戦争と平和”と入れると出てきます。欲しい方はお急ぎを!

 なお、シネビームさんでこのブログのステキなバナーを作っていただきました!「いつも2人で」好きな僕に合わせて「いつも2人で」の画像を使ってくださってます!たまにシネビームさんの最下段に出てきますので、また見てみてくださいねーっ!niko




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Posted by みつお at 15:00│Comments(8)戦争と平和
この記事へのコメント
話がぜんぜん外れてるんですけど、
昨日リズ・テーラー&ジミー・ディーン「ジャイアンツ」のDVDを購入して
ジョージ・スティーブンス監督の特典映像観てたら、リズの役をスティーブンス監督はオードリーにやってほしくて最初に直接依頼したけど、断られたって言ってました。リズは素晴らしかったし、ジミーとの絡みも濃くてよかったけど(笑)、オードリーだったらもっと知的な雰囲気でジミーが想いを娘にまでよせる気持ちが鮮明になったかも、とか、オードリーの子供たちがデニス・ホッパーとキャロル・ベーカーっていうのも怖いけど、ショーンもねー?な今の情況だしなー。
かなり観たいキャスティングの映画!、と思いました。
時期的には、この「戦争と平和」の頃だし、この作品よりは「ジャイアンツ」のほうが良かったなー、って。個人的な意見っす。
Posted by barzak at 2007年09月19日 12:30
barzakさんの文章にお礼を言って、もとはオードリーは映画"巨人"の女主人公の立候補者の1つで、昔私がただグレース・ケリーだけを聞いたことがあるのが映画監督の心の中の第1候補者です^^
Posted by meng at 2007年09月19日 15:59
スティーブンスさんの息子さんと脚本家が話していた内容は、
オードリーに依頼したけれど断られ、次にグレース・ケリーに、
他の俳優さんたちも、ウィリアム・ホールデンが第1候補で、ジミーの役柄も、
当時の若い無名の男優をスティーブンスは使いたがっていた、と
そういう内容でした。
スティーブンス監督は、「アンネの日記」の監督でもあるし、オードリーが大好きだったのかも!
主演のミリー・パーキンスって、リズにも似てるしオードリーにも似てますものね。
(そう見えたのは、ぼくだけかも!ですが。。。)
Posted by barzak at 2007年09月19日 17:49
↑ぼくの拙い英語読解力だと、聞き違いってこともありますねー。(爆)
いづれ、彼女たち彼たちが演じていたら、また違った素晴らしい映画になっていたんでしょうね。
Posted by barzak at 2007年09月19日 19:47
>barzakさん

最初はなんで「ジャイアンツ」が「戦争と平和」のところに?
と思いましたが、最後はしっかり収束しましたね!(^^

ジョージ・スティーブンス監督が「ジャイアンツ」で
オードリーに執着したっていうのは初めて知りました!
そうだったんですかー。
僕は残念ながら「ジャイアンツ」は観た事ないのですが、
オードリーに向いてる役ですか?

ジェームス・ディーンとオードリーは共演するチャンス自体がなかったんだと
思ってましたが、実際にはこの作品であったんですねー。
「ジャイアンツ」も「戦争と平和」もどっちもオードリーが出たらええやん!
って思いましたが。どちらも1955年撮影なのでちょっとムリですね。(^^;

でもディーンとオードリーだったら見た目はピッタリでも、
性格的には全然合わなかったかもしれませんね。
それに55年のオードリーがお母さん役、って出来たでしょうかね(笑)。

突然ショーンが出てくるのでなんで?って思ったら、そういうことなんですね(笑)。
いやはや。ショーンっていちおう少年~青年時代はお母さん似
だったはずなんですが、いつの間にか…って感じですね。

ちなみにミリー・パーキンスは目が内省的な感じがします。
オードリーの目は魅力的ですが、
いつも外に向かって魅力が放たれているのと逆ですね。
Posted by みつおみつお at 2007年09月19日 23:15
>カッコいいmengさん

まだブログは見れませんか?なんか大変ですね。

「ジャイアンツ」、ストーリーだけだとオードリーよりもガッシリ体型の
グレース・ケリーの方が向いている気もするんですけどね。

そういえばオードリーとグレース・ケリーやエリザベス・テイラーの共演作、
っていうのがあったら面白かったでしょうね。(^^
Posted by みつおみつお at 2007年09月19日 23:19
僕も「ジャイアンツ」の話、初めて知りました!

「アンネの日記」のオファーは有名な話ですが、
当時のオードリィには辛すぎて、やっぱり無理だったんでしょうね。
ミリー・パーキンスは、オードリィの面影もあっての起用だったのかなと思っています。
う~ん、眼が内省的とは・・・

ジミーのようなアクターズスタジオ系の俳優は、
ジョージ・ペパードの例もあるように、
メソッド前面に押し出すようで、オードリィには合わなかったかもしれませんね。

それにしても、オードリィって
出演した作品よりも断った作品のほうが多いんですよね。
現在のハリウッドスターと比べてみても、
なんて恵まれていたんだァ~
それもこれも、信頼あればこそでしょうけど。
Posted by まる at 2007年09月19日 23:39
まるさん、表現がまずかったですか?(^^;;;
目が内省的…なんかミリー・パーキンスの目は
タレ目で、なんとなく影を湛えてる、と言った方がいいでしょうか?
オードリーの持つ影とは全く違うタイプの…
なんて言ったらいいのやら、ですが。(^^;A
オードリーの“前に向かって歩いていくわ!”って目じゃなく、内気な人の目というか。

オードリーとディーン、見た目は55年当時年齢も近く、
ファンには魅力的な顔合わせなんでしょうけど、
オードリーにとってはつらい共演だったかも…。

そういえばオードリーって、「ローマの休日」以降は
スクリーンテストをして役を勝ち取ったってのは全然ないんじゃないでしょうか。
全部スクリプトが送ってきてオードリーが選ぶ、みたいな感じで。
蹴った作品…全部並べたら、凄い数になるでしょうね~。
見てみたかった作品もあるけど(「サウンド・オブ・ミュージック」とか)。(^^;
Posted by みつおみつお at 2007年09月20日 00:12
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