2007年11月07日

シネマ・アベニューvol.1 SCREEN 03年9月号増刊

シネマ・アベニューvol.1 SCREEN 03年9月号増刊 これは、203年8月に近代映画社の「SCREEN」9月号増刊として出た「シネマアベニュー vol.1」です。

 その後このシネマ・アベニューって聞きませんけど、無くなったんでしょうかね?

 出たタイミングは「ローマの休日」製作50周年記念デジタル・ニューマスター版公開に合わせて。

 全部が全部「ローマの休日」とオードリーに占められてるのではなく、半分ちょい。

 「SCREEN」誌が作りそうな初心者向け編集で、コアなファンにはかなり物足りない物。

 双葉十三郎氏の文章、長沢節さんのファッションに関しての文章、「オードリーから学ぶべきこと、思うこと」の文章は1963年の「オードリー・ヘプバーン特別号」からの改訂版。
 オードリーのインタビューは1993年発売の「ハリウッドの妖精 オードリー・ヘプバーン写真集」から持って来たもの。と、お手軽寄せ集めの水増し状態。

 珍しい画像は3点くらいだし、この本の取り柄は里中満智子さんと早見優さんの文章。
 特に里中さんの「緑の館」の画像に魅せられてしまったお話は、とても面白かったです。そっかー、漫画家の方からしてもあのオードリーは生きている妖精そのものだったのかーっ!って。

 「緑の館」のオードリーを絵にしてみたらしいのですが、里中さんがお書きになる絵よりも、オードリーのほうがずっとファンタジックだったらしいのです!
 やはり「ローマの休日」が衝撃になるのではなく、どの作品であろうが最初に見たオードリーそのものが衝撃なのだというのがわかるエピソードでした。

オススメ度:★(あえては勧めません。)


タグ :★写真集

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Posted by みつお at 15:00│Comments(0)特集号スクリーン
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