2007年12月20日

「ローマの休日」1954年初公開時 国際出版社版パンフその3

「ローマの休日」1954年初公開時 国際出版社版パンフその3 はいはい、またまた出ました、「ローマの休日」初公開時の国際出版社版パンフレット!今回は第3弾です!

 これ、以前紹介した緑版とどこが違うかわかります?

 「ローマの休日」の題字の色がピンクから赤になってるのと、右下の“Audrey Hepburn”だった所が、“生きた英語は映画から! 受験英語は映画から!”なんていうわけわからん標語みたいなものになっています。
 左下のロゴも、パラマウントと国際出版社のと2つだったのが、こちらではパラマウントだけになってますし。

 ま、それだけの違いで、中身は赤版もこないだ紹介した緑版もこれも全く一緒なんですけどね。

 わけわからん標語は、この会社が対訳シナリオっていう本を出版してたからで、そちらの「ローマの休日」の表紙も全くこれと一緒の表紙です。

 なので、この表紙を見かけたら、対訳シナリオの本なのか、それともこのようにパンフレットなのか、入手する際は気をつけたほうがいいと思われます。
 もしオークションなどで不安だったら、出品者に問い合わせてもいいかもしれませんね。

 でもなんで赤版とか緑のオードリー版とかこの緑の生きた英語版とか3種もあるんでしょうねー。
 印刷は結構この緑版2種は綺麗なので、赤版の館名なしよりもずっといいです。

 書き込みでも54年6月とか書いてあったりするもんで、新宿東宝の公開した時期を考えると、現実的には赤版と緑版は同時期に出回ったと思われます。

 まあ全くの解明は不可能かもしれませんが、最初は新宿東宝の赤版が特別で、その他の地方用は緑版で刷ったのじゃないかなーと思ってます。
 続々二番館・三番館・名画座で上映する際、追加で刷る時に選ばれたのが赤版の表紙で、それで赤版の館名無しは印刷がきちゃなーいんじゃないかなーと。

 単なる憶測ですが、出回ってる数や緑版が出現する地方から考えても、だいたいこんなところかなーと思ってます。

レア度:★★★★
 (ちなみに同じ★4つでも、この生きた英語バージョンの緑版は、オードリーバージョンの緑版よりも、さらに出現率が低いです。★5つにかなり近い★4つ。)





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Posted by みつお at 15:00│Comments(0)ローマの休日
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