2008年01月29日

「マイ・フェア・レディ」1964年初公開時 プレスシート

「マイ・フェア・レディ」1964年初公開時 プレスシート これは「マイ・フェア・レディ」の1964年初公開時のプレスシートです。サイズはB3。

 表は「マイ・フェア・レディ」でお馴染みのボブ・ピークのイラスト。

 いや~、いいですね~、華やかで!
…って言いたいのですが、何度かこのブログでも書いてきたように僕はイラストよりも画像の方が好きなんですよね~。(^^;;;
 しかもこの黒い縁取りが豪華、というよりも暗く重くなってしまって、僕はイマイチ…。

 「マイ・フェア・レディ」ならもっともっと華麗にゴージャスにできると思うんですけどねー。

 ワーナー・ブラザーズ映画配給のオードリー作品は、みんなB3のプレスシート。
 59年の「尼僧物語」もそうですし、68年・71年の「暗くなるまで待って」も。

 70年代前半には主流になるB3ポスター・タイプですけど、時代を先取りしていたと言うべきなんでしょうか…。(^^;A

「マイ・フェア・レディ」1964年初公開時 プレスシート「マイ・フェア・レディ」1964年初公開時 プレスシート さて、裏はこんな感じ(→)なんですが、中にヘンな写真が!(←)

  「踊り明かそう」のシーンのオードリーなんですが、この時のオードリーのヘアスタイルはアップのはず!
 なっ、なんなんでしょう!この落武者みたいなヘアスタイルは!!!

 きっとバックと髪の毛の違いがわからなくて、こんな切抜きになってしまったんでしょうねー。
 しかしこれはヒドイ…。(^^;

 さて、このプレス、1969年リバイバル時はこれを元に作られています。これを元にアカデミー賞のことや、オードリーやレックス・ハリスンの出演作が追加され、ジョージ・キューカー監督の監督歴が増やされたものが69年リバイバル。
 違いを簡単に見分けるのはこの落武者オードリーの横の “70mm” の部分。

「マイ・フェア・レディ」1964年初公開時 プレスシート「マイ・フェア・レディ」1964年初公開時 プレスシート ←左の2点の画像を見てください。
 どちらも「マイ・フェア・レディ」の広告の一部なんですが、左が64年初公開時のもの。右が69年リバイバルのものです。

 これが決定的な違いで、落武者の横の “70mm” が左のタイプになってる物が初公開時のもの、右のタイプになってるものが69年リバイバル公開時のものです。





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この記事へのコメント
ホント、なんで黒枠にするんでしょうね~。
喪中じゃないんだからッ。

’90年代初め頃、映画ポスターの傑作選として静岡の富士市(だったかな?)
で開催された展覧会で、
この「マイ・フェア・レディ」のボブ・ピーク・イラストポスターが展示されてまして、
そのときは白地でした。断然いいッ!綺麗だったです。
ピンクと白の組み合わせが華やかで品があって今でも気に入っています。

あと、この図柄って、上部の傘が切れていたり、
下部の肘が切れていたりして、なかなか完全版ってないですね。
オリジナルの図版ってどうなってんのか、ちゃんと見てみたいなぁ。
Posted by まる at 2008年02月28日 01:20
そうなんですよねー。
このデザインで思いつくのは喪中ハガキ。
確かにオリジナルのも黒枠ポスターがあるようなんですが、
こんなに枠の幅が太くないものでした。
全体のバランスがもう“喪中”。
こんなことなら枠は不要だと思うんですけどね~。
宣伝部、大失敗の巻~って感じですか?

白枠のタイプのオリジナルも存在してるんですね?
それはきっと美しいでしょうねー!
そちらを日本の宣伝部が知ってたら
白枠デザインになったでしょうに…。
きっとハイソ感あふれるポスターなんでしょうねー!

オリジナルの図版といえば、
これのマネタイプもありましたよねー。
よーく見ると微妙に違うヤツ。
日本って、一時期オリジナルを使うのが高いのか、
なんかマネ版ポスターがありましたよね。
「風と共に去りぬ」の有名なイラストのも
マネタイプがあって、ヴィヴィアン・リーの衣装の色や
タッチが違う!ってのがポスターで採用になってました。
Posted by みつおみつお at 2008年03月02日 21:21
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