2008年02月03日

悲劇の「パリの恋人」DVDジャケット!と歴代「パリの恋人」

悲劇の「パリの恋人」DVDジャケット!と歴代「パリの恋人」 さて、昨日は「麗しのサブリナ」のプレスシートを紹介しましたが、今日は「パリの恋人」の市販されているDVDを見てください!

 今年の1月に出たばかりの「パリの恋人」スペシャル・コレクターズ・バージョンも、せっかくの50周年記念盤だというのにメインにでかでかと「麗しのサブリナ」の画像があしらわれて、アメリカのデザイナーの神経を疑うようなものでしたが、こちらの通常盤も実は!「麗しのサブリナ」に画像を置き換えられていました!

 このジャケット、みなさん最初に見たときあれ?って思いませんでした?僕は思ったんですよ。
 「パリの恋人」って、あの細いオードリーの中でも特に細い時期の作品。にしてはほっぺたにボリュームのあるオードリーですよね。

 口紅が異様に分厚く塗られているのもムムムって思いましたが、深く追求しなかったんですよね。

 でも今回スペシャルコレクターズバージョンが出たことで、この疑惑の画像をもう一度詳しく調べると…こちらも「麗しのサブリナ」じゃないですかっ!!!

悲劇の「パリの恋人」DVDジャケット!と歴代「パリの恋人」 昨日よーく見てください、と書いた画像、今日は「カタログ オードリー・ヘプバーン」から載せます(→)。ほら!「パリの恋人」DVDジャケットとおんなじ顔!!!

 このオードリーの顔を切り抜いて裏焼きにして本来の「パリの恋人」の画像に貼り付けました!というのがジャケットのもの。まさに暴挙ですよね!

 「パリの恋人」がそんなにヒドイ顔で出てるならともかく、「初恋」のポスターなどにも使われるほどの美しさ!「パリの恋人」のオードリーが一番美しかったという批評家もいるほどですよ~。

 オードリーだったらなんでもいいだろうっていうデザイナーの無神経さがめっちゃイヤ!!知らないこととはいえ、こんなのを押し付けて、日本独自のジャケットにさせないという圧力をかけるアメリカの本家パラマウントにも腹が立ちます。

 日本のパラマウント ジャパン株式会社さん、「ローマの休日」を頼み込んで日本独自のティアラ・オードリーのジャケットにしたように、ぜひ今後ハイビジョンで出す時に「パリの恋人」も頑張ってくださーい!どうかどうかお願いします。m(_ _;)m

悲劇の「パリの恋人」DVDジャケット!と歴代「パリの恋人」 やっぱり本来の作品の画像を使って欲しいですよね!なんか安っぽく感じてしまいます。

 ←ちょっとテイク違いの画像ですが、本来はこんなの(1966年リバイバルピンク版パンフの裏表紙から)。

 自信ありげなDVDジャケットのサブリナと違って、愁いを帯びたジョーの表情。
 とってもステキなオードリーなのに、もったいない!

 あっ!そうかっ!実はサブリナはパリに修行に行ってましたから、その間に実はディックと付き合って、手玉に取ってたんですね!それでこんな小生意気そうなDVDの写真がっ!

 でもサブリナは故郷のデイヴィッドが本命だから、ディックとおさらば。いつまでもサブリナを忘れられないディックは瓜二つな古本屋のジョーにちょっかい&ずっと一緒に居たいがためにモデルに推薦。な~るほどね~!…って、なんでやねん!!

 ちなみに過去の「パリの恋人」のメイン画像としてはこんなのがありました。(↓下の画像)

 左から1966年リバイバル時の立看ポスター、同じく1966年リバイバル時のB2ポスター、レーザー・ディスクのジャケット(ビデオジャケットにも採用)、そして66年B2ポスターの下にあるのが1957年初公開時のスカラ座パンフ(ワイド版ビデオジャケットでも採用の絵柄)、LDの下はサントラCD(本来はレコード・ジャケット)です。

  どれもステキですよね!これらがDVDのジャケットに負けてるとは思えないし、「麗しのサブリナ」を使わなければならない理由は全くないと思うんですがねー。
 「パリの恋人」のためにオードリーが撮った膨大な量の宣伝写真からきちんと選んで欲しかったです。
 なんで「パリの恋人」ばっかりこんな目に…。(T T


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この記事へのコメント
僕も、現在のDVDの「パリの恋人」「パリで一緒に」のジャケット
嫌いです。(特に後者)
せっかく高画質になったのに、なんでDVDってジャケいまいちなのが多いんでしょうね?
「パリの恋人」は、サントラの斬新な輪郭なしの顔とか、
LDの華麗なイラストが最高!→VHSコレだったのに~

そっか~、最初のDVDも顔だけサブリナだったとは・・・
Posted by まる at 2008年02月04日 00:02
本当によく考えたらヒドイジャケット多いですよねー。
何も考えないでお手軽に作ったとしか思えないようなデザイン!
というかデザインと呼べないようなものもありますよね。

ちょちょいとどーでもいいような画像を置いただけの
「華麗なる相続人」「おしゃれ泥棒」「初恋」、
ポケットの位置すら無視の裏焼き「昼下りの情事」、
あんまり上手とは思えないイラスト付きの「シャレード」。

見る気を削ぐようなジャケットにしてなんの利益があるんでしょうねー。
「パリの恋人」はもう論外!です。

せっかく過去にいろんな人が考え抜いて作った素材があるのに、
どうしてこうなるのか…とてももったいないです。

LDのイラストは本当にいいですよねー!
僕もこれはイラストにもかかわらず、推してしまいます!(^-^
オードリーに似てるし、なんと言っても雰囲気サイコー!ですよね。
Posted by みつおみつお at 2008年02月04日 14:11
一番大好きな作品なのに、本当に残念というしかありません。。。
私もVHSのジャケが好きでした。

しかし、みつおさんのおもしろ推理、ウケました。
あれ?まるでカリン劇場のような・・・(笑)

鼻高々のサブリナがディックと遭遇していたと・・・(笑)
もしやあのプッツン切れたのはサブリナの替え玉だったか。

なんちゃって(^^;

しかし、なんでこうも愛情の無いジャケになっちゃうんでしょうか。
ファンの神経を逆なでするだけだと思います。
Posted by カリン at 2008年02月05日 00:54
「パリの恋人」一番のカリンさんには本当につらい話ですよねー。
もしかしてこういうジャケットで日本で一番悲しいのは
カリンさんかもしれない!って文章書いてて思ってました(笑)。

アメリカのオードリーファンはこれが「麗しのサブリナ」だと気付いてる人は
いないんでしょうかね?
それと50thエディションで抗議した人も?

サブリナ&ディックの話は自分でも
“カリン劇場”みたい~!って思ってました。(^^
カリンさんならもっともっと面白くなったでしょうけどねー(笑)。

このジャケットを考えたデザイナーって、
オードリーに興味が無いか、
あってもにわかファンなんでしょうね。
本当のオードリーファンならこんなことはしないはずですよね!
Posted by みつおみつお at 2008年02月07日 00:39
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