2011年11月28日

「AUDREY A ROMA」“ローマのオードリー”展写真集

 はい、これは2011年10月26日~12月5日までローマのアラ・パチス博物館で開かれている、“ローマのオードリー”展の写真集「AUDREY A ROMA(AUDREY IN ROME)」です。

 もちろんこの情報は、mayumi-romaさんのブログ、“ローマより愛をこめて”で教えていただいたものですね。

 mayumi-romaさんのブログの記事“愛しのオードリー♪@ローマ”で見ても、ビックリするくらいレアな画像ばかりだっていうのはわかるので、なんとかこの写真集を手に入れられないかなーと思ってたんですが、アマゾン・イタリアで手に入ることがわかったので、早速取り寄せました!
 急ぎの飛行機便で注文したんですけど、“えっ、国内便!?”って思うほど早く届きました。18日に注文して、21日には手元に持ってました。はや~。(^^;

 サイズはB5より縦が短く、横がちょっと長いです。ハードカヴァーで、ページ数は本文で192p。
 表紙は1968年にローマを歩くオードリー、裏表紙は1955年「戦争と平和」撮影中にローマのチネチッタ撮影所で休憩するオードリーになってます。

 ローマとオードリーっていうのは結構縁が深く、「ローマの休日」の撮影中はもちろん、「戦争と平和」と「尼僧物語」もチネチッタ撮影所でセット撮影、それに2番目の夫アンドレア・ドッティと結婚して暮らしていたのもローマでした。

 なので、オードリー的には迷惑至極であろうパパラッチに撮られたものも含め、膨大な数の写真が残されたようです。
 それを展示したのがこの“ローマのオードリー”展。

 そうそう、写真集には載ってないんですが、この展覧会では洋服の横にオードリーがそれを着た写真が展示してあったようです。
 今までの2000年(フェラガモ主催)2004年(ショーン主催)の大規模なオードリー展では、洋服だけ展示してあって、それを着たオードリーの画像ってのはなかったんですよね。

 これが僕は不満でした!
 だって、“はい、これがオードリーの洋服ですよ!”って言われたって、それを着たオードリーの写真がなきゃ、“ふ~ん。”で終わりですよね。確かにこんな細いウエスト!ってのには目が行きますけど、服に思い入れは少ない。

 でも、こうして洋服の横に、その服を着て街を行くオードリーの画像があったら、“そうなんだ~!こうしてオードリーは着てたんだ~!”って一気にそれを見る観客の関心を惹くことができますよね。
 なので、写真集では関係ないけど、そういう展示にしてくれたことが嬉しい!

 さて中には画像が300点ほど掲載されているんですが、僕も10点ほどを除いて、見たことない画像ばっかり!!
すんげー!すごすぎやーん!!

 うーん、全く新しい写真集の登場やー!
 しかもこれはポートレート撮影みたいなのよりも、圧倒的に素のオードリーが多いです。
 街中を行くオードリーってのが大半。

 常にパパラッチに付きまとわれて、たまにはキレることもあったでしょうが、ここでのオードリーは“それは私が女優をしていたのだから仕方ない。”って感じであんまり気にしてないような風情です。それも堂々としていて好感が持てます。

 オードリーって「緑の館」「許されざる者」のロングヘアってカツラなんですけど、58年撮影の「緑の館」頃から髪の毛を伸ばし始めて、ショーンを産む60年頃にはロングヘアになってますよね。
 なので60年撮影の「ティファニーで朝食を」では自毛でアップに結ってるし。

 でも映画では「マイ・フェア・レディ」撮影後に髪を切るまで、「パリで一緒に」の一部で髪を下ろす以外はアップにしてるのばっかりなんですけど、この写真集では髪をなびかせてローマの街を闊歩する1959年のオードリーという珍しい画像とかも見れます。

 1962年のタオルミナ映画祭で、「ティファニーで朝食を」の演技で受けたダヴィッド賞(この映画祭は3年後「マイ・フェア・レディ」を正当に評価して、オードリーに女優賞を与えた唯一の賞)を受け取りに向かうオードリーと、同じく「さよならをもう一度」で男優賞を受け取りに行くアンソニー・パーキンスとの2ショットも今まで見たのと別テイクが載ってますしね。

 それと、あと僕が勝手に感じたことなんですけど、やっぱオードリーって「マイ・フェア・レディ」撮影後のバッシングや、夫メル・ファーラーとの不仲で相当こたえたのか、1965年を境に、急激に年を取った感じがします。

 1964年までの、いつまでも変わらない若さのオードリー!ってのと違って、1966年になると口の横や目の下のシワが、目立ち始めるんですよね。

 でもその頃ってミニが流行りだしてるし、アンドレア・ドッティと結婚してからは年下で浮気性な夫のためにも若々しい妻でいたいためか、“若い”というより、“若作り”って感が漂ってるんですよね。

 晩年は年を取ってシワの増えた自分の顔が好き!と言えるようになって、年を隠さなくなったオードリーでしたけど、やはり年に抗ってた時期があったのかなーと。

 それが1975年、「ロビンとマリアン」の髪型にしたあたりから、その痛々しさがなくなって、急に綺麗になるんです!

 「ロビンとマリアン」の宣伝写真で着ていたヴァレンティノのドレスを着た1973年のオードリーの画像が載ってるんですけど、その時よりも「ロビンとマリアン」の宣伝写真の方がずっと綺麗だし、似合ってる!

 これってオードリーが自分の年を受け入れて、そんなありのままの自分と前向きに生きていこう!って決意で、逆に素敵になったのかなーって思うんですよね。

 オードリーの映画は「暗くなるまで待って」の後、「ロビンとマリアン」まで飛びますけど、その間って「エクスラン・ヴァリーエ」以外はよくわからなかったんですよね。
 でもそんな時期のオードリーの心の変遷も辿れるようなすばらしい写真集なのでした。

 で、これは凄い!と思いながらも、欠点が…。

 残念ながらカラーがありません。でも、収録されている画像を見ると、元々はカラーやろなーっていうのが見受けられます。
 開催してる博物館のHPでもカラーで紹介されているのに、写真集ではモノクロ収録。
 「ローマのオードリー」展でもオールモノクロだったそうです。

 本来はカラーなのに、全部モノクロ処理しちゃうって、残念やなーって思うんですよねー。
 オードリーを眺めるだけだとモノクロでもいいのかもしれませんけど、そうじゃなくって、オードリーが存在したローマを一緒に追体験したいじゃないですか。

 せっかくその時オードリーが着ている服や付けている口紅、風景、その日の天気のわかる色の付いたカラーを、なんでわざわざモノクロにせなアカンの?って思うんです。カメラマンもカラーで撮る、という前提で撮影してる(カラーとモノクロでは撮り方が違う)のに、なんでもかんでもモノクロっていうのは納得いかんのですよね。

 あと、せっかく激レア画像のオンパレードなのに、紙質が上質紙系…。ザラザラ紙目が画像に影響してます。あーもったいない…。

 とまあ、僕ならこうして収録するのに…っていう残念なトコロはありますが、それを差し引いてもこれは最高級に優秀な写真集の1つであることは間違いないです!

 あー、日本でもこの展示会やってくれへんかな~。そんでもって、この写真集の紙の種類はコート系で。
 その時には、日本独自で「エクスラン・ヴァリーエ」の撮影中のオードリー(これもローマでロケ)なんかが展示してあると、なお良いんですけどね。

オススメ度:★★★★★(まず始めに買う写真集ではないけど、ファンなら絶対嬉しくなるはず!)

 日本のアマゾンに商品の案内はありますが(↓)、入手は難しいと思います。やはりアマゾンイタリアや、イタリアの書店のHPをあたるべきでしょう。


追記:2013年に英語版 “AUDREY IN ROME” が発売されるようです。

追記2:2014年4月21日に日本版が発売されます!題名は「オードリーのローマ」となりました。





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この記事へのコメント
いつも拝見させて頂いております。
ありがとうございます。
偶然、下記のURLからローマ展の画像を数点ですが閲覧することができました。
http://news.yahoo.com/photos/audrey-hepburn-scooter-photos-in-rome-exhibition-1319564846-slideshow/audrey-rome-opening-exhibition-6th-20111025-084241-118.html

以上、情報のご提供でした。
Posted by 寝ても覚めても at 2011年12月02日 03:25
寝ても覚めてもさん、初めまして。(^-^

貴重な情報をありがとうございます!
「ローマのオードリー」展、本当に良さそうですよね!
僕もオードリーの靴や衣装をまた眺めたいです。
どこか日本のイベント会社が目をつけて、
日本でもやって欲しいですね。

またご遠慮なく書き込んでくださいね~!
Posted by みつお at 2011年12月03日 07:36
素晴らしいですね~。
ロングヘアをなびかせて歩くオードリィ、ステキです。
日本アマゾンでは取扱いしていないのが残念です。
みつおさんは、イタリアの書店で購入されたとのことですが、
どこなのか教えていただけないでしょうか?<(_ _)>
Posted by まる at 2011年12月03日 23:21
まるさん、僕はイタリアのアマゾンで買いましたよー。(^^;
やっぱりアマゾンが一番安心かな?と思って、
まず各国のアマゾンからあたるようにしています。
http://www.amazon.it/

以前「AUDREY HEPBRN La principessa di Tiffany」を買った時は、
DEA store ってところで買いました。
http://www.deastore.com/

どちらにもまだ在庫はあるようですので、
ぜひ!お求めになってくださいねー。(^-^
Posted by みつお at 2011年12月04日 11:04
無事、届きましたァ~!!
みつおさんのたった3日ほどじゃないけど、
今地方(北陸)にいるんで、国内で多少タイムラグがあるせいか、
それでも4日で届きました。はやいですよね。
英語すら難しいのに、イタリア語となると全く全くわかりません。
それでも翻訳サイトと並列で見ながらの四苦八苦、よくぞ届いた。
内容は、・・・・もう凄すぎです。
またカキコしますね、今興奮気味なもので。

まずはお礼まで。
Posted by まる at 2011年12月13日 22:53
まるさん、やっぱり大興奮ですよねーっ!(^-^
よくぞ出していただきました!って物ですね。
ほとんどが初収録ってのがファンにはめっちゃ嬉しい!

イタリアの発送先の記入は、
僕はアメリカ・アマゾンでの配列を参考にして書きました。(^^;

また、内容に関しても聞かせてくださいねー。
Posted by みつおみつお at 2011年12月14日 13:28
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