2012年04月01日

71年「non-no」創刊第3号「エクスラン・ヴァリーエ」

 左の欄のオードリーの人気投票を新しくしました。見たいレア映像はどれ?ってのです。1ヶ月に1回投票できるので、ぜひみなさん投票してくださいねー!(^-^

 これは、出版不況の中、今でも現役の女の子の雑誌“non-no(ノンノ)”の1971年7/20号、なんと創刊第3号です!

 1971年ということはもちろん!これには日本エクスラン工業の「ヴァリーエ」の記事が載っています。
 たった4ページなんですけど、今までどこにも載ってないテイク違いの画像で、これが嬉しい!

 当時は、あの引退中のオードリーが日本のCMに!?ってことで、映画雑誌だけじゃなく、こうしてファッション雑誌にも大きく取り上げられてたんですね。

 で、ここでもオードリーの衣装はジヴァンシィ、ということになってます。実際にはこのヴァリーエの時の衣装はヴァレンティノ・ガラヴァーニですよね。

 これって、ヴァレンティノの衣装ってことを誰も知らなかったんでしょうかね。オードリーだからジヴァンシィ!って博報堂が勝手に広めたのかなんなのか…。

 ヴァレンティノはオードリーがローマに住んでいた時に愛用していたブランド。
 このCFでのブラックドレスや、金髪の時の白いドレスは2000年の日本のオードリー展でも展示されてました(ブラックドレスは2004年も)。
 今は両方ともヴァレンティノ・アーカイヴの所有。

 当時の「スクリーン」の記述ではこのCMのために特注、的なことが書いてありますが、白の衣装は69年のコレクションなので違いますよね。

 でもブラックドレスは2000年の図録で71年春夏コレクションと書いてあるのと、“オードリー・ヘプバーンより寄贈”と書いてありますから、これがエクスラン・ヴァリーエのためにヴァレンティノより買い求められたドレスなんでしょうね。

 こういうのを読み解くのもヴァリーエのオードリー大好き!な僕にとっては楽しいこと。(^-^

 さて、このノンノの記事でわかるのは、戸外での撮影を希望したのはオードリーだとか。
 場所の選定に協力もしたそうです。ま、それは日本のスタッフではローマが詳しくないので、オードリーが“ここはどうかしら?”的なことを言ったというのは容易に想像できますよね。

 金髪バージョンはローマ郊外ニンファの古城近く、カーリーヘアの茶色の水玉衣装バージョンはローマ郊外ヴィラ・アドリアーナという中世の廃墟、とわりと具体的な撮影場所まで書いてあります。
 僕がローマに行ける時には、観光場所に加えなきゃ!(^^;

 オードリーの愛犬アッサム(記事ではフェーマスと記述)を連れた茶色の水玉衣装は、シネアルバムで載ってたものの別テイク。立ち上がったオードリーで、衣装の全体像が見えるのが新鮮!
 でもなんか思ってたのとちょっと違う感じだった。(^^;
 ウエストの感じと、スカートの切り替えが想像と違ったのかな。

 でもこのくるくるヘアはどうも僕の中での評価は良くなくて、宣伝ポスターやコマーシャル・フィルムでの、このヘアにヴァレンティノの豪華キンキラ衣装で馬車に乗る、の方もオードリーには一番合わないような気がします。

 僕的には、どこのブランドでもなさそうな衣装に三つ編みの画像の方が、ずっと自然でオードリーにも似合ってるように思うのですけど…。
 三つ編みオードリーなんて、「いつも2人で」での18才の役に取って代わった方がしっくりくるんじゃない?ってくらい若くなってますし。

 1971年5月の撮影当時42才になったばかりのオードリーのスタイルの良さ!
 今でこそ日本でも40代でも綺麗な女優さんとか一般の方でもいらっしゃいますけど、当時42才でのこのプロポーションと若さは驚異だったでしょうね。

 日本の1971年には洋画のファン雑誌は「スクリーン」だけでした(「映画の友」は1968年突然廃刊、「ロードショー」は翌1972年創刊)。
 人気投票では、1971年12月発売の72年2月号で投票用紙が付いて、72年3月発売の5月号での発表でオードリーが69年以来3年ぶりに1位に返り咲いたのは、僕は間違いなくこの「エクスラン・ヴァリーエ」効果だと思ってます!

 この72年にトップになったのを、“数々のリバイバルのおかげで”と書いている人もいますけど、それは「エクスラン・ヴァリーエ」のことを知らないだけ。
 71年には「おしゃれ泥棒」と「暗くなるまで待って」のリバイバルもありましたけど、前者は66年以来わずか5年ぶり、後者は68年以来なんとたった3年でのリバイバルで、インパクトでは明らかに「エクスラン・ヴァリーエ」の方が上。

 “オードリーももう年で、どうなってるんだろう…。”とドキドキしてたファンに、「いつも2人で」や「暗くなるまで待って」以上に若くなった姿を見せたことで、“よかったー!やっぱりオードリーはオバさんじゃなくて、いつまでも若い妖精なんだ!”と証拠を見せたことが良かったんじゃないでしょうか。

 これは「スクリーン」の購買層を考えたらわかりますよね。おそらく毎号買うのは中学生~20才前後でしょうから、それらの多感な時期のファンに2回り上の“お母さん世代”をアピールしても仕方ないですよね。

 当時オードリーの人気投票でのライバルはカトリーヌ・ドヌーブ、キャサリン・ロス、オリヴィア・ハッセーあたり。
 この「エクスラン・ヴァリーエ」のおかげで、それらのライバルたちにも十分対抗できる“身近で綺麗なお姉さん”を体現できたのではないでしょうか。

 現実にはオードリーはさらに年を取るわけで、「ロビンとマリアン」で映画に復帰した時には役の上でも老いたということがテーマになってましたよね。映画は好評で、オードリーの人気投票の結果も「スクリーン」「ロードショー」共に公開後の77年に上昇するわけですけど、その後下がるのはやはり読者層の年齢と合わなくなってくるからだと思ってます。

 オードリーの人気を70年代前半の日本に持続させた点でも、オードリーを語る上で「エクスラン・ヴァリーエ」は見落としちゃいけない重大な役割を果たしていると思ってます。
 あとは、この権利を持っている日本でもまぼろし化しているCM本体を見れるのを祈るばかりです。

お気に入り度:★★★★(ヴァリーエものですから!)



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この記事へのコメント
当時こんな特集が雑誌に載っていたんですね。
もっともっと注目されてもいい大事件なのに勿体ないです。
世界的に今でも超人気のオードリィですから、
貴重な文化遺産(は大げさか)クラスのトピックだし画像ですよね。
ただ僕的には、なんか違うよなァビミョーってのが正直な感想です。
それにしてもシネアルバムって本当に貴重な写真集ですね。
それで育ったことを幸運に思います。
Posted by まる at 2012年04月07日 23:27
まるさん、こんにちは!

そーですかー、まるさん的には“ちょっと違う”んですね。
うーん、言われてみれば、この時のオードリーって確かに
それまでの「暗くなるまで待って」とも、その後の「ロビンとマリアン」の頃とも
全く異質な感じですよね。
深く考えたこともなかった…。(^^;
ま、70年代初頭の感じはよく出てるかもしれないですよね。

でもホンとにもっと注目されてもいいですよね!
海外のメディアとかが取り上げてもいいのに、
全く封印されてますよね。

どれでしたっけ?「ヴァリーエ」に関して海外の本で
“いまだに日本だけという約束が守られていて、ネットでも見ることが出来ない”
とかって書かれてましたよね。
守られてるというより、日本でも見れないだけですけどね。(^^;;

シネアルバムは、通常のもカラーのも、本当に貴重ですよね!
当たり前のように考えてましたけど、
今となっては貴重すぎる画像ばかりですね。
芳賀書店さん、いまではアダルトばっかりみたいですけど、
もう一度こういう高レベルなオードリーの写真集を出して欲しいです。
Posted by みつお at 2012年04月08日 09:32
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