2008年03月15日

「戦争と平和」1957年初公開時 大阪版パンフレット

 これは初公開時の大阪版パンフレットです。発行元は不明。「戦争と平和」の初公開は東京では1956年年末ですが、それ以外では翌1957年になってからだったようです。

 「昼下りの情事」の初公開時の大阪版パンフレットと同じで、中身の広告を見ると、大阪でもミナミと呼ばれる地域の広告ばかりなので、その地域の劇場で公開されたときのものなんでしょうねー。

 出現率はきわめて低く、同じ大阪ものとしては「昼下りの情事」よりも入手はさらに困難。僕も今まで2回しか見たことがありません。

 ページ数は少なく、全12p(紙3枚を重ねてホッチキスで留めたもの)。

 中の記事では“映画「戦争と平和」におどろく”という袋 一平さんという方の文章が大きな文字で紹介されています。
 そこでは“この映画をみて、第一に感動したのは、主な登場人物が原作のイメージに広く、深く溶けこんでいることである。”と手放しの褒めよう。

 いまでこそ「戦争と平和」はオードリーのフィルモグラフィーでもマイナーな位置に置かれていますが、当時はあの「戦争と平和」を映画化した!ということでみんなが圧倒されていたんでしょうねー。
 ヒットとは関係なく、批評家の厳しい目で判断される「スクリーン」の執筆家の選んだ作品ベスト10でも、公開当時第10位に選ばれています。

 ヒットと言う面では1956年度公開作品の第3位!その後も64年、73年、87年、89年とリバイバルされています。多いですねー。オードリー作品では「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」に次ぐ第3位のリバイバル数を誇ってるんですよ~。

 このパンフ、裏表紙は松下電器産業の広告なんですが、そこでは高峰秀子さんの宣伝するナショナルクリーナーが。
 “買いやすいお値段の…”というコピーなんですが、値段はなんと15500円!

 当時は映画パンフレットが10円、20円。映画はセレブ御用達の銀座の封切館の指定席で350円、自由席で200円くらい。一般館はもっと安くて100円~150円の時代。大卒の初任給で1万円前後だったそうで、そうするとこの掃除機はめっちゃ高嶺の花!全然買いやすくなんてないですって!

レア度:★★★★★





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