2008年06月10日

メル追悼「戦争と平和」1957年初公開一般用青版パンフレット

 こないだの2008年6月2日にオードリーの元夫であるメル・ファラーが亡くなったそうです。享年90才。

 「緑の館」の製作のエピソードを知る生き証人だっただけに、「緑の館」DVD化の際には特典でメルのインタビューが欲しい!と思っていたので残念です。

 なにより、女優オードリー・ヘプバーンの時代を最もよく知る人物だったことですしね。

 もっとも息子ショーンの伝記では、離婚後オードリーは限られた機会でしかメルと会おうとしなかった、と書かれてますので、やはりオードリーの考えてた“結婚”というものを破壊し、オードリーの心を深く傷つけた人物であることもまた間違いのないことでしょう(会えば笑顔で接してましたが)。

 今日はそんなメルとオードリーの新婚当時の共演作、「戦争と平和」1957年初公開時の一般用青版パンフレットの紹介。

 これね、正直なんら取柄のないパンフです。全12p(紙3枚折ったもの)で、簡単な解説とストーリーと監督・主要キャストの紹介しか載ってません。これだけの文章などというものは全くなし!その上オードリーの画像は今でもよく見るありふれたものばかり!
 今まで紹介が遅くなったのはこれが原因。なんせ書くことがなんにもないもんで。(^^;;;

 僕の持っているものは浅草大勝館の館名入りのものと、館名なしのものですが、これには新宿東宝の館名入りのものがあるそうです!
 というのも、この「戦争と平和」は初公開時は松竹系の公開。名前からして東宝系であろう新宿東宝が公開したっていうのが不思議!

 まあこういう東宝系の公開なのに松竹の劇場、松竹系の公開なのに東宝の劇場、ってことは大阪の「ティファニーで朝食を」や「許されざる者」など、調べるにつれて結構あったようなので、今では驚きませんが、初めて知った時はビックリしましたよ~。

 さて、僕の持っている館名の浅草大勝館は、東京浅草の大劇場!初代は明治41年に建設されたという由緒ある劇場。
 この「戦争と平和」の頃は客席が1345席もあったという浅草でもかなり大きな映画館!でもここも松竹の映画館にもかかわらず、「ローマの休日」と「麗しのサブリナ」も公開しています。昭和46年くらいに当時ブームのボーリング場に建て替えられて閉館になったそうです。今は大衆演劇の劇場としてその名前が生きています。

 それと、このパンフの裏表紙に“株式会社山口自転車工場”という会社の広告があるんですが、そこでの自転車の値段が2万円前後!当時の大卒の初任給が1万円くらいですから、いかに自転車が高級品かもわかりますよね。ここでも6ヶ月の分割払いを勧めています。

 さて、このパンフのメル・ファラーの紹介を読んでいると、この当時がメルのピークだったのかな…と。後年、ホラー映画の出演はあるものの、これという作品もほとんどないですから…。
 メルに合掌…。

レア度:★★★

 ちなみに、オードリーとメルが舞台で共演した「オンディーヌ」の現代語訳の文庫が今年出たようです。僕も近いうちに買おうと思っていますが、興味のある方は。↓





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この記事へのコメント
メルが亡くなっていたのを知らなかった(´・ω・`)
別に興味がないとか言うわけではありませんよ(苦笑)

まぁ、オードリーには良くも悪くも影響を与えた人物ですからね・・・。

そして今日は水野さんの訃報です。
淀川さんに続いて映画を語れる素敵な方がまた一人・・・。
残念ですね。
Posted by カリン at 2008年06月11日 19:09
カリンさん、実は僕もですよ。
たまたまネットで見つけただけで。(^^;
見つけたときは“え~~っ!!”って思いました。
これで「緑の館」特典は無くなった…。
(って、メルの存在意義って…)

水野さんもびっくりですよね。
小森のおばちゃまといい、林冬子さんといい、
馴染みのある、信頼の置ける映画評論家が
どんどんお亡くなりになってますね。
双葉さんももうご活動はなさってないみたいですし…。

南俊子さんや小藤田千栄子さんはまだご健在なんでしょうか?
最近オードリーというと清藤さんか渡辺祥子さんばかりみたいなので…。

文章でしか知らないんですが、
なんとなくオードリーファミリーって勝手に思ってただけに、
とっても残念です。
Posted by みつおみつお at 2008年06月12日 16:53
水野さんのご冥福をお祈りします。
あの名調子が聞けないのは残念ですね。
増田貴光さんの近況が知りたいです。
Posted by いも源氏 at 2008年06月13日 11:50
増田貴光さん、いらっしゃいましたね。
「ロードショー」でも“増田貴光と行くヨーロッパ!”
みたいな企画があったようですね。
でもネットで調べると、その後詐欺事件を起こし、
週刊誌にゲイであると暴露されて消えていったようですね。

詐欺は全然ダメですが、
ゲイであることは個人の志向なので、
ほっといてあげればいいのに…と思うのですが。
でもヨーロッパに行くような増田さんファンには
女性が多かったみたいなので、ゲイでもダメだったのかな?
今ならそれすらも個性を際立たせるウリになりそうなんですけどね。(^^;
やっぱ時代でしょうか。

今は70くらいなんですか??
消息を知ってもビックリするかも。
Posted by みつおみつお at 2008年06月13日 19:12
今晩は。増田貴光さんの洋画劇場の解説やっていた姿を37年前になりますでしょうか!?私自身子供時代で、今は希楽星の佐藤祐一さんの世代くらいのおばさんにつき年齢非公開ですけれどもよく見た思い出が「世界の国のチョコレート」のCM,Q&Qの司会の姿の映像(TV)をよく見た思い出があります。増田さんももし4月2日以降の生まれでしたらなべおさみさんや大野しげひささんと学年同じの70歳くらいになってることでしょう・・・
あの人は今に押阪忍さんと共演出来たらいいですが・・・
Posted by 宮本久里子 at 2009年08月05日 23:55
宮本久里子さん、初めまして。

なんだか、知らない名前がいっぱいで、調べてしまいました。(^^;
顔は知ってても、名前と一致しない人だらけでした。

増田貴光さんって、イメージは残ってるんですが、
映像としては記憶にないというか…。
動画は調べても出てきませんね~。
でももう70才だったら、すっかり雰囲気が変わってるのでしょうねー。
徐々に年をとっていく過程を知らないので、
ギャップが大きいかも…です。(^^;
Posted by みつおみつお at 2009年08月08日 22:37
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