2014年06月28日

“HIGH BUTTON SHOES”プログラム

「マイヤーリング」
 下高井戸シネマ 6/28(土)〜7/4(金) 12:25
 Cinema KOBE 7/12(土)〜7/18(金) 偶数日10:30、14:45、19:00 、奇数日13:10、17:25

「シャレード」 第二回・新午前十時の映画祭
 GROUP Aにて8/23(土)~9/05(金)

「いつも2人で」(イオンシネマ“シネパス”)
 グループ3 8/25(月)~8/29(金)
 千葉  イオンシネマユーカリが丘・イオンシネマ市川妙典・イオンシネマ千葉ニュータウン・イオンシネマ幕張新都心
 神奈川 イオンシネマ海老名・イオンシネマみなとみらい・イオンシネマつきみ野・イオンシネマ港北ニュータウン
 愛知  イオンシネマ豊川・イオンシネマ大高・イオンシネマ名古屋茶屋・イオンシネマワンダー・イオンシネマ岡崎

 本日もうひとつのブログの方に、40.オードリーの時代分け その1という昔の文章の改訂版を載せました。これ、子供の頃から自分ではずっと思ってた事で、なんで誰も書かないのか不思議なくらいだったんです。
 オードリーの分け方にはめっちゃ自信があるので(笑)、よろしければそちらも読んでみてください。

 今回も、mengさんにいただいたものから。

 今日のはオードリーが1948年〜1949年にイギリス時代に出演した舞台、“HIGH BUTTON SHOES(ハイ・ボタン・シューズ)”のプログラム。サイズは12.6cm×18.6cmくらい。小さいです。

 なお、プログラムにはオードリーは名前が2か所しか載ってないです。画像は無し。
 出番はこのプログラムで見ると3回だけだったみたいです。

 ちなみにこの舞台は調べると初演はアメリカだったみたいです(配役は全然違います)。てっきり英国だけの物だと思ってたので、へぇ〜〜!でした。
 それが好評でイギリスでも上演したのでしょうか。

 オードリーにとって、初めての舞台出演になります。役柄は水着を着て踊る“美女たち”の一人。
 でも1948年というと、オードリーのキャリアで最初期の物ですよね。これ以前ではオランダ時代の映画「オランダの7つの教訓」があるだけだし。

 オードリーって、1948年に英国に母エッラと渡ったわけですけど、オードリーはマリー・ランバートの奨学生としてバレエをやっていたはずで、ということは、かなり早い段階でお金のためにショーに出ないといけなかったというわけですよね。


 そういえば、オードリーがその当時の“本業”であるバレエで何かの舞台に出演した、って話は一度も伝記でも読んだ事がないんですけど、奨学生でありながら、結局一度もバレエの舞台には立てなかったんでしょうね。(パリスの伝記でも、舞台に立つには最低でも5年はかかると書いてあったし)

 ということはかなり早い段階で教師のマリー・ランバートから引導を渡されてバレエからは離脱したということでしょうね。

 オードリーのバレエに関して、伝記やドキュメンタリーでは“プリマになる才能はあったけれども、背が高すぎて、オードリーとバランスの取れる男のダンサーがいなかった。”っていうのと、“プロ(プリマ)としてやるには、才能がなかった。”っていうのがあるんですが、僕は後者だと思っています。

 プリマになれるほどだったら、団としては主役ではなくても脇としてや教師として残しておきたいだろうし、それがないってことはやっぱり才能の面なんだろうなー、みたいな。
 それに信頼度の高いパリスとハイアムの伝記でもそうなっています。

 でもバレエではともかく、この単なるその他大勢の“ハイ・ボタン・シューズ”での出演でも既にオードリーは目を惹いていたようで、その後の舞台の“辛いソース”や“タルタルソース”でだんだん役が大きくなっていき、やがて映画に出るんですよね。やっぱり最初から他の人とは違う“何か”を持ってたんでしょうね。


 さて、この舞台に関してはパリスの伝記で、後にレックス・ハリスンの妻になる“水着美人の中にはケイ・ケンドールがいて、親しくなった。”とされていますが、残念ながらこのプログラムには主要な役も含めてケイ・ケンドールの名はありません(上の画像)。

 ケイ・ケンドールについて調べましたが、どこにも“HIGH BUTTON SHOES”の記述が見当たりませんでした。また、彼女のキャリアはもっと早い1944年くらいから始まっており、脇役とはいえ既に映画出演の経験もあるのに、1948年の段階で“その他大勢”であるとは考えにくいです。

 もっとも、舞台の途中で配役が交代になったのであれば出会っている可能性はありますが、これらのプログラムまでパリスが調べたとも考えられず、おそらくパリスの間違いだと思われます。

 また、オードリーのいくつかの本に載っている“ハイ・ボタン・シューズ”の画像で、舞台裏でオーディションを待つオードリーと同僚バブス・ジョンソンという画像があるのですが(→)、これのポーズがめっちゃわざとらしい!
(画像は写真集「ライフ・オブ・オードリー・ヘップバーン」より)

 昔は撮影スナップに見せかけた宣伝写真というものが存在していたようなので(「風と共に去りぬ」にも、仮縫いをしているという設定のめちゃくちゃわざとらしいポーズのオリヴィア・デ・ハヴィランドの画像があります)、これもそうだとずっと思っていたんですが、バブス・ジョンソンの名前はこのプログラムにはありません。
 ということは、めっちゃ胡散臭いけど、本当にオーディション前だった?みたいな。(^^;A

 もっとも、この時と同じ衣装で稽古中の画像も見た事があるし、過去のバレエ仲間(?)であるバブスがもうオーディションに合格して稽古をしているオードリーにちょっと会いに寄った時に、カメラマンがポーズを付けて撮ったのかもしれません。それで“オーディション前”とかっていう興味をそそるキャプションを付けて配布しただけかも。
 ただこれも、当時貧乏だったオードリーは同じ服をしょっちゅう着てたでしょうし、本当なのかもしれませんが…。

 でもだいたい、オーディション前に、まだ合格するかどうかもわからん無名の誰かを、当時の貴重な写真でこんな大きく何枚も撮るとは思えない!しかもオーディションに来ているであろう他の子たちは全然影も形もないし。
 オードリーが本当にオーディション前だったら、めちゃくちゃ緊張してそうだし、こんなに笑えないと思うんですよね。
 ちなみにこの同僚であるというバブス・ジョンソンに関しては何もわかりませんでした。

 でもこの当時19才だったオードリーですけど、この頃ってオードリーの生涯の中で一番太っていた時期なんじゃないでしょうか。他の写真とか見てもオードリーにしてはかなり太いですしね。

 なお、このプログラムには、中がほんのちょっと違う別種があるようです。
 でも、この当時でもイギリスは全てつるつるのコート紙…さすがですね。日本ではまだまだザラ紙でした。



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この記事へのコメント
以前おすすめして頂いた写真集をいくつか購入したのですが、とてもよかったです。
「MOVIE★ICONS」の裏表紙は恐怖でした(笑)
ありがとうございました。


そういえば、関西でもまだマイヤーリング上映してるんですか?
マイヤーリング見に行きたかったんですけど、時間と場所の都合で見に行けなかったんです。
関西でパンフレットってまだ入手できますか?
Posted by あさ at 2014年06月29日 13:42
あささん、こんにちは!

勉強の方は順調でしょうか?
頑張ってくださいねー。(^-^

さて、写真集をいくつかお買い求めになったそうで。
気に入っていただけて良かったです。

>「MOVIE★ICONS」の裏表紙は恐怖

そうだったんですか?(笑)
この写真、それこそ“FUNNY”な顔で、僕は気に入ってたんですよー。(^^;

というのも、この画像が掲載されるのって、じつはとても珍しい事なんです。大昔にブルーバックの「パリの恋人」パンフレット(http://audreyhepburn.ko-co.jp/e19926.html)で収録されている小さいのを見て以降、他では見たことがない画像だったんです。なので、こうして大きく収録されるって嬉しいな〜とか思ってたんですよ。

他はどれをお買いになったんですか?またよろしければそれらの感想も(勉強に差し障りのない程度で)お聞かせください。

「マイヤーリング」は間もなくロードショーとしての全国的な上映が終了しそうです。Cinema KOBE(新開地)で7/12(土)〜7/18(金)にあるのが、ラストチャンスかもしれません。
Cinema KOBEに問い合わせたところ、パンフレットは売るかどうか今の段階ではわからないとのこと。劇場側は売りたいそうなんですが、配給会社からの返事がまだないとか…。
おそらくもう在庫が僅少で、今公開中の下高井戸シネマでの公開が終わるまで新品の「マイヤーリング」パンフレットが残るかどうかわからないのでしょうね。
最初のロードショーを逃すと、それ以降自主上映扱いでパンフレットが売っている可能性はぐんと低くなりますので、もしCinema KOBEさんに行かれるなら、先にパンフレットの有無を確認してからでもいいのではないでしょうか。

ではでは。
Posted by みつおみつお at 2014年06月29日 19:07
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