2015年05月11日

ミニチュア版「パリの恋人」1966年リバイバル 立看ポスター

 さて、今回は「パリの恋人」の1966年リバイバル時の立看ポスターです。

 このミニチュア版の元になったポスターの状態があんまり良くないのか、発色も悪いですし、折り目がしっかり入っていますね。

 そして、サントラジャケットでも使われていたオードリーの顔だけのアップもありますが、角度が良くないのと、下半分がスカスカ気味で、出来はちょっと残念賞。
 1960年代後半のデザインというより、60年代前半風のデザイン。傑作の森には入り損ねています。

 「パリの恋人」という題字のロゴは初公開時よりもずっと躍動的になっていますね。こちらの方が「パリの恋人」にはふさわしいと思います。
 公開年を判断するのに、この題字のロゴはかなり役に立つ判別方法だと思います。

 さて1966年というと、オードリー作品では1月に旧作の「初恋」が日本初公開、4月にこの「パリの恋人」のリバイバル、11月に「おしゃれ泥棒」の初公開と正式に3本の映画が見れた年です。

 この当時のオードリーの最大のライバルと目されていたのは、前年「サウンド・オブ・ミュージック」と「メリー・ポピンズ」で大ブレイクしたジュリー・アンドリュース。
 「映画の友」「スクリーン」両誌で連続1位記録を続けていたオードリーを、1966年5月号発表の1965年度人気投票でどちらも破って1位になっていました。

 ところがこの1966年のジュリーの作品は「引き裂かれたカーテン」と「ハワイ」。どちらもファンの求めるジュリー像ではなく、1位はわずか前年の1回限り。

 逆にオードリーは「おしゃれ泥棒」での好評によって1967年5月号での人気投票で「映画の友」では再び1位に。男優1位のアラン・ドロンの786票、女優2位のジュリーの975票に大差をつけての1501票で1位になっています。本文でも可哀想にジュリーは “作品が悪い。” と一蹴されていました。

 「パリの恋人」66年リバイバルは東京では「戦争と平和」「昼下りの情事」「噂の二人」とオードリーと縁が深い松竹セントラルでのリバイバルでした。→
(画像は「カタログ オードリー・ヘプバーン」より)

 1962年の「噂の二人」ではまだ松竹セントラル独自のパンフレットが存在していましたが、66年の「パリの恋人」にはもう館名入りすら存在しません。
 この4年の間にすっかり廃れてしまったのでしょうね。

 で、この1966年リバイバルの「パリの恋人」ですが、意外とヒットしなかったようです。というのもパンフレットの種類及び流通量が少ないです。ピンク版大阪映実版のみ。
 外映版パンフは1965年で会社をたたんでしまったようなので存在しないのは仕方ないとして、発行されたピンク版にしろ大阪映実版にしろ、たった2種類なのに出回ってる数がやたら少ないですね。

 全国で売っていたであろうピンク版はまだしも、関西圏で売っていたであろう大阪映実版はオークションでもほとんど出てくることはありません。
 1966年という時期のものでありながら、オードリーパンフの中でも最高級に入手が難しいパンフの1つとなっています。
 これはもしかしたら大阪ではリバイバルしたけれども、京都や神戸ではリバイバルがなかったのかもしれませんね。

 あと、ピンク版にしろ大阪映実版にしろ、カラーページはあるのですがどちらも着色カラーで印刷が悪く、パンフの出来は悪いです。
 「パリの恋人」なら本来は “これってファッション雑誌?” と見紛うばかりの華やかでオシャレなカラー満載のパンフを作るべきだと思うんですけどね〜。

 あと、1966年リバイバルのフィルムで権利の切れる前の72年にも劇場公開されたみたいで、その時に「シャレード」版「パリの恋人」パンフが新たに作られました。
 え?なんで「パリの恋人」なのに「シャレード」版かって?それはリンクで行っていただいて見ていただくとわかります。(^^;

 それと皆さんは「タイピスト!」という映画をご覧になりましたか?2012年の作品で、日本では2013年に公開されましたが、僕も劇場に友人と見に行きました。
 で、タイトルバックがめっちゃ「パリの恋人」してるな〜!と思いました。

 でもこれはあながち間違いでは無いようで、レジス・ロワンサル監督は主演のデボラ・フランソワにオードリーの「麗しのサブリナ」「パリの恋人」「昼下りの情事」「マイ・フェア・レディ」を見て参考にするように指示した、と「タイピスト!」公式サイトのプロダクションノート2ページ目に書いてあります。

 しかもデボラの映画でのポニーテールはそのままオードリーの髪型を使ったとか!この映画でのポニーテールは「麗しのサブリナ」のものではなく、「パリの恋人」のものですよね。

 というわけで、かなり「パリの恋人」を意識した作りとなっているようです。

 「タイピスト!」は楽しい映画で、見ながら “姪っ子にも見せてあげたいな〜…。” なんて考えていましたが、途中でHシーンが出てきたのでぶちこわし。小学生と一緒に見れる映画ではありませんでした。(^^;A

 製作国のフランスでは2000年代にも昨年あたりにもオードリーの作品は続々とリバイバルされているようで、それだけまだまだオードリーの人気は高いのかなーと思っています。



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