2015年11月27日

写真集「Audrey Hepburn : BEAUTY beyond BEAUTY」

 ●「マイ・フェア・レディ」リバイバル上映情報
  特別上映のため、価格は1200円です。各種割引は使えません。

  恵比寿ガーデンシネマ 11/28(土)〜12/18(金)※上映期間が3週間に延びました!
   10:50〜14:05 / 14:25〜17:40
  宝塚シネピピア 11/28(土)〜12/11(金)
   10:10〜13:05 / 18:30〜21:25
   (11/28〜12/4まで。後半は上映時間未定)

 今回は8月に行ってきた釜山での「BEAUTY beyond BEAUTY」展の図録です。
 画像ではわかりづらいですが、白地に銀の箔押し文字になってます。

 8月のものをいったいいつまで引きずるねん!って感じですが…。

 もしこれがとてもハイレベルな写真集なら嬉しくて即行紹介していたと思うんです。

 ところが残念ながらこれは近来まれに見るヒドい写真集だったということで、紹介する気も失せてました。

 実は韓国に行く前にはこの写真集を3〜5冊ほど買ってきて、このブログにいつもコメントを書いていただいている方に抽選でプレゼントしようと思ってました。
 でも下記の諸事情で、それは出来なかったということで…。

 まずこの図録は本の扱いでは無く、あくまでも展示会用の図録なので、本屋での扱いはありません。
 ということは、このオードリー展を見に行かないと入手は困難。

 日本でも2000年の “オードリー・ヘップバーン:私のスタイル” 展の図録は後に朝日新聞社から本としてハードカバーで発売されたので本屋での入手が可能で、今でもアマゾンなどで中古の入手が可能です。
 が、2004年の “timeless audrey” 展の図録の方は展示会でのみの発売。
 なので今は入手が難しくなっています。

 僕が韓国の展示会へ行ったのも、まず第一にこの図録が目的でした。

 なにせ展示会が終了するともう手に入らないものですからね。あとはe-bayなどの海外のオークションで高額で手に入れるしか方法はないので。
 展示会自体はまあ2004年にもっと内容の濃い “timeless audrey” 展で見ているし。

 そういう今後入手の難しくなるのがわかっている写真集なので、韓国でのオードリー展に行く前は、このブログでのプレゼントに!と考えていました。

 この図録は「BEAUTY beyond BEAUTY」展の入口前にある売り場で売っていました。

 でも友達に “買ってから入ったら重たいで” と言われて、“そりゃそやな” と展示会後に買うことに。
 なので、楽しみを削いでも、とわざと見ずに展示会場へ入りました。

 そしてmengさんに伺ってたソウルでのオードリーの衣装などの展示が、釜山では全く無かったのにショックを受けて出てきたんですが、“まあ図録があるし…。” と気を取り直して再び売店へ。

 そこで初めて見本で知ったのですが、で、で、デカい!!!しかも重い!!!
 なんじゃこれー!!!
 思わず日本語で “うわっ、めっちゃ重い!” って声が出ましたよ。

 値段は何も見ずにきっと日本でのオードリー展での図録のように、1冊1500円〜2500円くらいだと思っていました。
 で、友達がめっちゃ高い!と言うので値段を見ると70000ウォン!その時のレートでだいたい日本円で8000円!な、な、なんですとーー!!
 なんでこんなに高いんじゃー!
 10000円くらいで買えるだけ買ってプレゼントに…というのはこの時に崩れてしまいました。

 これで計算が狂ってしまった僕は、いったい何冊買おう…と混乱していると、友達が “20%OFFになってるよ。” とのこと。ということは日本円でだいたい6500円くらい。

 ん?なんで?と思っていたんですが、とりあえず友人と “何冊買おう” と話し合って、とりあえず2冊で、と身振りを交えて言うと(友人は英語で会話が出来る)、その2冊で最後だとのこと。

 この2冊を出して、段ボールは畳まれてしまいました。最後だから20%OFFだったのかー!危ない危ない!
 コメントをいただいた方にプレゼント、というのは物理的にも完全にムリになってしまいました。

 その後これを本屋でよくもらうようなビニール袋に入れてもらったのですが、重いので袋は2枚重ね。
 でもそれでも持つと “うっ、重い!” と実感する重さ。

 続いて2駅先のオードリー・ヘプバーンカフェに行く予定だったので、友達は “ホテルに戻って置いてから行く?” と聞いてきたほどの重さでした。

 結局そのままオードリー・ヘプバーンカフェに行きましたが、ビニール袋の持ち手の部分はビヨーンと伸びて手が痛くなる始末。かなり遠回りだけど、置いて行けばよかったーと、カフェを探して歩いているとめっちゃ後悔。

 友達はそれを持って移動中、飛行機に無料で荷物を預かってくれる重さをオーバーするんじゃないかと不安げに言ってました。
 実際日本に帰ってから計りましたけど、1冊3.8kgもありました。約4kg!
 こーんな重たい本、ほとんど見たことありません!

 それでは、やっとこの図録のことに入りますけど、まずこの重さがダメダメ。
 展示会での図録って、普通はその図録を持ち歩いて、展示してある写真の解説を読んだりすることもあるんですよね。
 なので、“持ち歩ける大きさと重さ” というのがひとつの基準になるんですよね。日本でのオードリー展の図録もそうなっています。

 でもこの図録は36cm×31cm(B4よりさらに大きい感じ)のハードカバーで4kg。
 女性などとても片手で持って本をめくれるような重さでも大きさでもない。どころか、これを買って、持って帰るのすらキツいという代物。

 これより大きくて重いオードリーの写真集というと、ボブ・ウィロビーの3万円写真集(記事はその1その2)ってのがありましたけど、それに次ぐ大きさと重さ。
 この2冊を並べてみましたが、中身はこの「BEAUTY beyond BEAUTY」図録の方は写真の周りに白場を取っているという無駄さ。
 せっかく大きい写真集でも、迫力はたいしてありません。

 さらに、なぜか表も裏も白ページという意味不明なページも途中に何度かありました。
 裏の画像が黒っぽくて、白っぽい表の写真に影響があるから、片面は白いページのまま…ならわかりますけど、表も裏も白って何のメリットもありませんやん!無駄なだけ。

 この無駄な白ページを省いて、周りの白場をやめてサイズを小さくして、ハードカバーをやめてソフトカバーにして、さらに、分厚いマットコートの紙質をもっと薄いのに変更すれば、1/4くらいの重量、値段1500円くらいでいけるんちゃうん?というまず装丁でのダメダメ写真集。

 この辺はこんなサイズの本を装丁したデザイナーの力量のなさと、展示会での図録の役割をわかっていない運営の失敗がモロに露呈しています。
 韓国がオリジナルで出す、初めてのオードリー写真集なんじゃないかと思うのですが、結果を見ると力みすぎて空回りしたという感じです。
 今まで他の国では見たこと無い写真集を出そう!と気負ってしまって、本を買う人の立場に全然立ってない!

 それでも写真集の画像の選択が良ければもっと評価は上がったと思うのですが、韓国初の写真集だからなのかなんなのか、他の写真集で見たものばかり。

 展示会ではオードリーの髪型テストみたいな画像が並べて飾ってありましたが、その中には大変貴重な画像も多々ありました。
 たとえば「許されざる者」のテストだと思うのですが、長い髪(カツラ)をうなじくらいまでふんわり広げていて、その下でくくっている見たことのない画像や、同じく「許されざる者」だと思いますが、二本の三つ編みにしている画像とか。

 でもそういうのは収録されずに、「戦争と平和」での髪型テストという今までの写真集にも載ってたものを収録したり…。画像の選択が悪過ぎます。
 髪型のコーナーやったら、展示会と全く同じレイアウトで、たくさんの画像を全部載せればいいやん!って思います。なんでできないのかなー。

 もちろん初収録の画像もあります。何点かは。
 でもその数点の画像の為に定価の8000円というのはちょっと高すぎ。

 本来カラーの写真がモノクロになってるのもあるし、展示会の最後に飾ってあった画像も見事に裏焼き。
 印刷の質も僕なんかだと網点が見えるくらいごく普通の印刷。
 今までのオードリー展の図録ではあったような、画像の説明も一切無し。
 実際の中身はホンと1500円でも高いくらい!

 この写真集は全体的に愛が足りない!
 オードリーに対する愛、撮ってくれたカメラマンに対する愛、本を作ることへの愛、本を買ってくれる人への愛、オードリーファンへの愛。
 愛が足りなくて、作り手の単なる自己満足に陥ると、こんな不出来な写真集が出来上がるのかっ!ていう悪い見本になってしまいました。

 この重さ・大きさで引っ張り出して見るのはとても億劫。ボブ・ウィロビーの巨大写真集と同じで、今後一旦片付けたらほとんど見ることが無いだろうなーという写真集。
 今年1番のがっかりオードリーグッズでした。

オススメ度:なし(内容はありきたりなので★1つ、大きさ・重さなどの水増し装丁で大幅減点)



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