2016年04月08日

オールタイム・ベスト映画遺産 外国映画男優・女優100

 全国で “午前十時の映画祭7”が始まっています。「ティファニーで朝食を」が上映中です!

 ★「ティファニーで朝食を」
 2016/04/02(土)~2016/04/15(金):GROUP A
 2016/04/16(土)~2016/04/29(金):GROUP B

 ★「マイ・フェア・レディ」
 2016/05/14(土)~2016/05/27(金):GROUP A
 2016/05/28(土)~2016/06/10(金):GROUP B

 グループ分けなど詳しくはこちらの記事で。
 また、今回の映画祭ではオードリーに出演依頼がなされながらも諸事情で断った「ロシュフォールの恋人たち」「愛と哀しみの果て」もリバイバルされます。

 こないだの年末年始にイマジカBSで “オードリー・ヘプバーン総力特集” をやっていたのは以前記事にしていたとおりですが、その時に “オードリー検定” というのをやっていて、一応僕もやりました。

 で、こないだイマジカBSさんからなにか届いたんですよね。“おっ、オードリー検定でも当たった???” とか思いながら開けました。

 じゃじゃーん!それで出てきたのがこのキネマ旬報社の「オールタイム・ベスト映画遺産 外国映画男優・女優100」っていうムック本。
 同封の紙には “ご当選のお知らせ” というのがプリントしてありました。

 おお〜!オードリー検定が当たった!でも確かオードリーのボールペンとかあったけど、僕はこれを希望してたんかな?と思ってイマジカさんのサイトを見てみると、これはオードリー検定の当選品じゃなくてもうひとつの“外国映画・女優アンケート” のほうの賞品でした。

 ちなみに “オードリー検定” の方はエス・テー・デュポンのオードリーボールペン(1名)、ジバンシィのランテルディ(2名)、スクリーン誌の写真集「世界を魅了した20作ヒロイン集」(15名)でした。

 写真集は持ってるし、ランテルディはオードリーが使ってたのと配合が違う&いつでも買えるので、おそらく希望品はボールペンにしたんだと思うんですが、まあ1名じゃ当たらないですよね。(^^;A

 こちらの「オールタイム・ベスト映画遺産 外国映画男優・女優100」は当選者が20名なので、オードリー検定よりかは当たりやすいかと。
 でも、くじ運とかは全く無い僕が当たるなんて、よっぽど応募者が少なかったんでしょうか…。(^^;

 今回のこの本は、2014年に発行されたもの。
 186人の映画評論家・映画監督など映画関係者・文化人が男優・女優それぞれ5人ずつを選んで(順位無し)、入った票を1点と数えて集計したもの。

 表紙からわかるように、女優はオードリーが1位。
 うれしいなーと思って、点数を見ると27点。

 あれー意外と少ないんやね。2位のジーナ・ローランズで24点。あんまり差がないな〜。
 男優はと言うと、1位のクリント・イーストウッドが38点、2位のスティーヴ・マックィーンで19点やから、かなり票は分散しているみたい。

 もうね、かなり票数がダブってる俳優さんが多くて、TOP15は巻頭にグラビアがあるんですけど、女優さんは15位に3人いるからアンナ・カリーナだけが載っててジョアンナ・シムカスとナスターシャ・キンスキーはカット。

 まあこういう人気投票みたいなのって、投票した人の青春時代にリアルで見た映画での俳優さんになってしまうんだろうなーっていうのはわかります。
 なので、数十年後にはオードリーはトップじゃないかもねーとかって思ってました。

 まあもしかしたら今後CGの発達によってCG作品でオードリーが主演を張る日が来るかもしれませんが…。
 その時は、オードリーとかけ離れた映画に出演させないで欲しいと願うばかりです(駄作とかホラーとか官能映画とか)。

 投票者の名簿には、清藤秀人さんという心強い味方もいますし、小藤田千栄子さんや品田雄吉さんという懐かしい名前も…。
 そして3人ともオードリーに1票を投じてくださっています。めっちゃ嬉しい…。(T▽T

 吉村英夫さんがいたらヤだな〜と思っていたのですが、まあいたらいたで本当にオードリーに入れているか見てやろうと思ってましたが、残念なことに吉村英夫さんは見当たりませんでした(あ、なぜか高笑いが…)。

 オードリーに関連するのは、グラビア、投票結果、上位ランキング者プロフィール、これだけは観ておきたい作品での「ローマの休日」、そして1位の2人だけにある「オードリー・ヘップバーンの足跡」という6ページものオードリーのバイオグラフィー。

 「オードリー・ヘップバーンの足跡」は中西愛子さんという方が文章を書いてくださっています。内容はオードリーの人生の歩みなので誰が書いてもまあこんな感じだとは思いますが、嬉しいのは「パリで一緒に」もきちんと画像があったこと。
 でも「緑の館」「おしゃれ泥棒」「ロビンとマリアン」あたりの画像が無いのは残念!

 さて、この順位ですが、女優さんだけベスト10を書き出しておきます。

 1.オードリー・ヘップバーン
 2.ジーナ・ローランズ
 3.ジャンヌ・モロー
 4(同位).キャサリン・ヘップバーン
     ケイト・ブランシェット
 6.マリリン・モンロー
 7(同位).カトリーヌ・ドヌーヴ
     ジョディ・フォスター
 9.イザベル・アジャーニ
 10(同位).アヌーク・エーメ
      マレーネ・ディートリッヒ

 僕はヴィヴィアン・リーも好きなので、順位が気になります。今回は7人いる32位の中の1人でした。

 2000年実施の“20世紀の映画スター”での順位も載っています。
 こちらは今回の人気投票的なものではなく、“20世紀の映画史上重要な女優” という意味合いが強いですね。

 1.オードリー・ヘップバーン
 2.マリリン・モンロー
 3.イングリッド・バーグマン
 4.ヴィヴィアン・リー
 5.マレーネ・ディートリッヒ
 6.グレイス・ケリー
 7(同位).フランソワーズ・アルヌール
     ベティ・デイヴィス
     ジョディ・フォスター
     グレタ・ガルボ
     アンナ・カリーナ
     ジャンヌ・モロー
     ロミー・シュナイダー
     エリザベス・テイラー

 こちらでもオードリーは1位、ヴィヴィアン・リーも堂々の4位ですね。
 “なんと2000年実施のアンケートでもオードリー・ヘップバーンが1位でした。”って書いてます。

 1985年に実施されたオールタイムスターベストテンも載っていました。

 1.オードリー・ヘップバーン
 2.マリリン・モンロー
 3.イングリッド・バーグマン
 4.ヴィヴィアン・リー
 5.マレーネ・ディートリッヒ
 6.グレイス・ケリー
 8(同位).フランソワーズ・アルヌール
     ベティ・デイヴィス
 10.ジョディ・フォスター

 これまたオードリーは1位、ヴィヴィアン・リーは4位。
 “ここでもオードリーが1位。30年近くにわたって1位ということになる” って書いてあります。
 …って、あれ、13位にもヴィヴィアン・リーって書いてある!なんで???

 キネマ旬報社に問い合わせたところ、
 なんと1985年の順位として載せているベスト10は、2000年のもの!
 11位以下は合っているそうです。
 確かによく見ると2000年と順位一緒!しかも7位が無くて、全部で9人しか載ってないやん!

 本当の1985年の順位を教えていただきました。

 1.イングリッド・バーグマン
 2.マリリン・モンロー
 3.キャサリン・ヘップバーン
 4.オードリー・ヘップバーン
 5.マレーネ・ディートリッヒ
 6.ジェーン・フォンダ
 7.グレタ・ガルボ
 8(同位).カトリーヌ・ドヌーヴ
     エリザベス・テイラー
 10.グレース・ケリー

 だそうです。
 じゃあ、じゃあ “オードリーが1位。30年近くにわたって” って書いた人は誤った順位を見て感想を書いてるんですね。

 1985年というとまだオードリーが現役だしオードリーの再ブーム前。ユニセフもまだ関わりが深くない頃だし伝説化されてない状態で4位は立派です。
 お堅い映画評論家の1985年時順位では妥当。というか凄すぎるくらい。

 他にもこの本にはトミー・リー・ジョーンズの略歴が丸々ヴィゴ・モーテンセンのものになってて正誤表が挟まれているし、女優第6位のマリリン・モンローのグラビアページのキャプションには “うしても外せない” と脱字がわかる間違いが。

 一番面白かったのが、第14位のダニエル・デイ=ルイスのグラビアページのキャプション。
  “イーストウッドは監督としての評価もすごいが、R・レッドフォードと共に私が映画を見はじめた70年21世紀映画において「リンカーン」をはじめ圧倒的な存在感を放っているのがダニエル・デイ=ルイスであることは否定しがたい。”
 意味わかりませーん!(笑)

 これは “70年” まではイーストウッド用のキャプションなんですよね。
 おそらくとりあえずコピペでレイアウトしておいて、後でデイ=ルイスのものに書き換えようと思っていてそのままになったパターンですね。

 パラパラ見ただけでこの誤字・脱字量ですから、全部見たらもっともっとあるんじゃないかと思います。
 きちんと文字校しないとダメですよ〜。

 でもこういう誤字・脱字って結構好きです。
 本人たちが真面目なら真面目なだけ誤字が可笑しいんですよね。
 宝島社の“VOW”ってシリーズでも誤字を集めたページで大爆笑してました。

 もうだいぶ昔の話ですけど、仕事でどこかの会社の会社案内パンフレットの色校正を見たんですけど、“それが当社のテーマです。”ってなってないといけない所が、“それが当社のデマです。” になってて社内で大笑いしたことがあります。
 いいことがいっぱい書いてあって、最後にデマ宣言じゃアカンやろーっ!って。

オススメ度:特に無し




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この記事へのコメント
お久しぶりです。
「ロシュフォールの恋人たち」って、私は最初から姉妹女優二人(カトリーヌ・ドヌーブとフランソワーズ・ドルレアック)の共演作として企画されていた作品だと思っていましたので、このブログで「オードリーに出演依頼がなされながらも断った」と書いてあるのを読んだ時は驚きました。
もっともオードリーという人は、アメリカ映画のパリロケものには出てもヨーロッパ映画には出演しない人でしたから、この作品や「家族の肖像」への出演は、99パーセント実現しなかったでしょうけど。
ホント、校正って大事ですよねえ(笑)。きちんとチェックしないと、「パリの恋人」が「バリの恋人」に、「いつも二人で」が「いつも一人で」になって、映画の内容そのものが変わってしまいますものね(笑)。重箱の隅をつつきまくる精神が大事なんでしょうね。
一時期、「ロードショー」誌の付録の俳優年鑑に掲載されていたオードリーのプロフィールに、「華麗なる相続人」だか「ニューヨークの恋人たち」だかの次の主演作として「変容」という作品の題名がかならず載ってましたが、あれは何だったんだろうと、今だに不思議に思ってます。そんな作品、製作されてませんよねえ。
Posted by ヴェロニカ・ハメル at 2016年04月09日 06:26
ヴェロニカ・ハメルさん、こんにちは。

「ロシュフォールの恋人たち」に関しては、僕もこのブログで最初まるさんに教えていただきました。
その時は意外な組み合わせに“ええ〜〜〜っ!”と思いましたが、二卵性双生児だと思えば、アリかなーと思いましたし、オードリーの「ロシュフォールの恋人たち」も見てみたい気がします。

でもこの作品は製作が1967年なので、おそらく撮影は1966年。
オファーが来たのは65年だとすると「マイ・フェア・レディ」バッシングの後だし、オードリーはまたミュージカルに出るのは考えられなかった時期でしょうからムリだったでしょうねー。

内容はカラフルで素晴らしく良いので、オードリーバージョンも見てみたかったですが、カトリーヌ・ドヌーブ&フランソワーズ・ドルレアックで良かったと思います。ドルレアックの遺作だし。
でもあのバッシングの後にオードリーにオファーするとは、ジャック・ドゥミ監督も思い切った決断ですねー(良い意味で)。
もしかしたらオードリーを逆に奮起させるつもりだったのかもしれません。

この「ロシュフォールの恋人たち」ってフランス語版と共に英語版も同時制作されたみたいですから(日本では初公開はフランス語版、72年リバイバルで英語版が上映されたとか…ホンとかな?)、もしオードリーが出演してると「モンテカルロへ行こう」以来の2ヵ国語版になるところだったですね。

ヴェロニカ・ハメルさん、「バリの恋人」ですかー(笑)。
オードリーが南国でジバンシィデザインのパレオをとっかえひっかえして踊りまくるミュージカルですかねー。それも楽しそう!

「いつも1人で」…こっちは寂しそ〜う!オードリーがヒッチハイクで乗ってきたマイクを好きになるものの、ジャッキーと出掛けてしまいその後はずっと1人でひきこもり。6回の旅もずっと1人で内省を繰り返す…みたいな。
まあ“キネマ旬報”とかの批評家にはめっちゃ高評価で、オードリーの代表作だったりして(笑)。

“ロードショー”の「変容」ってなんでしょうねー。“ロードショー”って買ってなかったので知らなかったんですけど、めっちゃ気になります!
メタモルフォーゼ?トランスフォーム?確かに近いドキュメンタリー出演作もないですよね。
「ニューヨークの恋人たち」の前後だと、オードリーはウィリアム・ワイラー監督やビリー・ワイルダー監督のテレビドキュメンタリーには出てましたけど…。

あと、今IMDbで調べてておおっ!と思ったのは、A New Look at the Legend of Robin Hood and Maid Marian (Documentary short) ってのが出演作にありますね、マリアン役で。
「ロビンとマリアン」のメイキングか何かなんですかね?ブルーレイ発売時に特典映像でつけて欲しいです。
Posted by みつおみつお at 2016年04月09日 10:47
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