2016年04月29日
「オールウェイズ」ブルーレイ
熊本地震で被災された方へのお悔やみとお見舞いを申し上げます。
大地震は僕も神戸で直接経験していますので、大変お困りだと思います。
楽しみに来ていただいてる方には、地震でなかなか新しい記事を書けなくて申し訳ありません。
僕も色々と神戸の地震の時を思い出していました。
さて全国での “午前十時の映画祭7”ですが、「マイ・フェア・レディ」がもうすぐです!
★「マイ・フェア・レディ」
2016/05/14(土)~2016/05/27(金):GROUP A
2016/05/28(土)~2016/06/10(金):GROUP B
グループ分けなど詳しくはこちらの記事で。
また、今回の映画祭ではオードリーに出演依頼がなされながらも諸事情で断った「ロシュフォールの恋人たち」「愛と哀しみの果て」もリバイバルされます。
さて、オードリーの「ティファニーで朝食を」を大阪ステーションシネマで見てきました。
僕の都合で平日に見て来たのですが、平日の午前10時だというのにほぼ満席!お客さんが多くてびっくりしました。
やっぱりオードリーって愛されてますねー。
字幕は市販のブルーレイやDVDと一緒なんですが、高瀬鎮夫さんの翻訳がやっぱりもう時代に合わないかな…と。
“どうしたのだ” とかって一般的に口語で言いませんよね。普通は “どうしたんだ” だと思います。
そういう所が何カ所かあって、その度に気になってました。
あと、ホリーと2Eがタクシー前で会う時に、“シンシンに行く”って訳なんですが、シンシンに馴染みのない日本語の場合、“刑務所へ行く”の方がいいかと…。
本来クスリと笑いが起きる場所だと思うのですが、誰も笑ってませんでした。惜しいなあ…。
「パリの恋人」の市販の字幕も大時代過ぎていつのもの?と思うのですが、なぜ1982年にお亡くなりになった高瀬鎮夫さんの訳をずっと使うのでしょうね。
…とまあまた前置きがまた長くなりましたが、今回は「オールウェイズ」の新しいブルーレイを紹介します。
なぜわざわざ取り上げたかというと、日本語吹替が新しくなっているからです。
今までオードリーは水城蘭子さんがあてていましたが、今回の新録音では池田昌子さんに変更になっています。
聴いてみて、やっぱりオードリーは池田昌子さんでないと!と思いました。
水城蘭子さんも素敵な声優さんですが、どうしてもオードリーではなくイングリッド・バーグマンの声に聞こえてしまいます。
そこでやっぱり違和感で落ち着かないんですよね、オードリーの声が気になって。
でも今回は池田昌子さんなので、すんなり耳に入ってきます。
ただリチャード・ドレイファスの声優は樋浦勉さんで同じなのですが、前よりもお年を召した声になっていて、「オールウェイズ」のピートの年齢とは合わなくなってきてる気もします。
映像は格段に良くなっています。うちのフルハイビジョン55V型で見たところ、DVDからは一皮も二皮も剥けた感じがします。この映画では何度も出てくる空の色とかも抜群に綺麗!
今までは曇っているのかなんなのかわからなかった濁った空も、スコーン!と抜けた青空になっています。
DVDバージョンでは目立つブロックノイズも、ブルーレイ版ではほぼ見えなくなっています。
あと、公称の表記では音声も字幕も英語と日本語の2ヵ国語になってますが、実際には音声は他にフランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語の全6ヵ国語、字幕はさらにオランダ語など全15ヵ国語が収録されています。
それと今までは4.1chだったのが、ブルーレイから5.1chになっています。
これも買い直す大きなポイントだったので楽しみでした。
といっても家だとAVアンプで7.1ch化されてしまうので違いがあまりわからず、どういう変更があったのか直接NBCユニバーサル・エンターテイメントさんに尋ねてみました。
難しい質問なんだろうなーと思ってた通り即答はいただけず、実際に調べてくださったのだと思いますが10日ほど経ってから返事が来ました。
すると今までのは
右・左・センター・バックとウーファーで4.1ch、
今回は
右・左・センター・右バック・左バックとウーファーで5.1chだそうです。
ただし今回の右バックと左バックの音声は同じ物なのだそうで、実質は今までの4.1chと変わらない感じですね。
バックの音声が1chだけとは、監督が「E.T.」やインディ・ジョーンズ シリーズのスティーブン・スピルバーグなのに、この作品ではあまり音に凝らなかったんですね。
元々サラウンド音声の唯一のオードリー作品なので、今となってはもっと豪華であって欲しかったかなーと思います。
あとそれと今までのDVDは日本語吹替がドルビーサラウンド(右・左・バックの3ch)だったのですが、今回のブルーレイは2.0chステレオって書いてます。
えっ、もしかして仕様が悪くなってる???
僕が購入した物は、ブルーレイの本体ケースに紙が巻きつけてありました(→こんなの)。
「華麗なる相続人」DVDみたいに外側の紙には違う画像がある!っていうのとは違って、全く同じ。
そういえば、この映画は1990年の劇場公開時に後輩と一緒に見に行きました。
神戸の阪急会館での上映で、神戸のこの劇場で上映されるということは東宝系列で一番力の入った作品だということです。
でもあんまり段差のない劇場だったので、前の人の頭で字幕が見えづらかった記憶があります。
今は字幕と言えば下側に横書きで出るのが当たり前ですけど、昔は右側に縦書きで出ていましたよね。この作品は確か右側だったと思います。
2003年リバイバル時の「ローマの休日」は下側字幕だったので、この間に字幕の位置が変更されたんでしょうか。
オードリーの特別出演は1回だけだろうと思っていたら2回出て来て嬉しかったんですよねー。
でも作品の出来はあんまり良くなかったので、後輩には“あんまり良くなかったねー。”と話したら“そうですか?”という返事が返ってきました。
後に双葉十三郎さんの採点で☆☆☆(60点)と雑誌「スクリーン」で出て、やっぱり点数が低かったのでまあそうやろなーって思っていました。
オードリー作品としては「緑の館」に次ぐ低さで、点数だけだと66年に日本初公開された「初恋」と一緒。
「パリで一緒に」「華麗なる相続人」よりも低いです。
この時期、ちょっとスピルバーグ監督がスランプというか迷走していたと見られていた記憶があります。
なので、僕も見る前からちょっと不安に思っていました。
公開後はオードリーの撮られ方も含めて映画評論家のピーコさんが酷評していましたね。
これで僕の「オールウェイズ」は4回目の購入になります。レーザーディスク、DVD(ジュエルケース:CDと同じケース)、DVD(トールケース)、そしてBlu-ray。
見て行くと、どんどん付属の解説や写真が無くなってきてます。
今後購入することがあれば、きっとダウンロード的なものになるんでしょうねー。なのでもうオードリーの写真は付かない…と。
この映画でオードリーは単なる特別出演(端役)なのですが、ヒロインのホリー・ハンターよりも載っている写真が目立ってます。
大地震は僕も神戸で直接経験していますので、大変お困りだと思います。
楽しみに来ていただいてる方には、地震でなかなか新しい記事を書けなくて申し訳ありません。
僕も色々と神戸の地震の時を思い出していました。
さて全国での “午前十時の映画祭7”ですが、「マイ・フェア・レディ」がもうすぐです!
★「マイ・フェア・レディ」
2016/05/14(土)~2016/05/27(金):GROUP A
2016/05/28(土)~2016/06/10(金):GROUP B
グループ分けなど詳しくはこちらの記事で。
また、今回の映画祭ではオードリーに出演依頼がなされながらも諸事情で断った「ロシュフォールの恋人たち」「愛と哀しみの果て」もリバイバルされます。
さて、オードリーの「ティファニーで朝食を」を大阪ステーションシネマで見てきました。
僕の都合で平日に見て来たのですが、平日の午前10時だというのにほぼ満席!お客さんが多くてびっくりしました。
やっぱりオードリーって愛されてますねー。
字幕は市販のブルーレイやDVDと一緒なんですが、高瀬鎮夫さんの翻訳がやっぱりもう時代に合わないかな…と。
“どうしたのだ” とかって一般的に口語で言いませんよね。普通は “どうしたんだ” だと思います。
そういう所が何カ所かあって、その度に気になってました。
あと、ホリーと2Eがタクシー前で会う時に、“シンシンに行く”って訳なんですが、シンシンに馴染みのない日本語の場合、“刑務所へ行く”の方がいいかと…。
本来クスリと笑いが起きる場所だと思うのですが、誰も笑ってませんでした。惜しいなあ…。
「パリの恋人」の市販の字幕も大時代過ぎていつのもの?と思うのですが、なぜ1982年にお亡くなりになった高瀬鎮夫さんの訳をずっと使うのでしょうね。
…とまあまた前置きがまた長くなりましたが、今回は「オールウェイズ」の新しいブルーレイを紹介します。
なぜわざわざ取り上げたかというと、日本語吹替が新しくなっているからです。
今までオードリーは水城蘭子さんがあてていましたが、今回の新録音では池田昌子さんに変更になっています。
聴いてみて、やっぱりオードリーは池田昌子さんでないと!と思いました。
水城蘭子さんも素敵な声優さんですが、どうしてもオードリーではなくイングリッド・バーグマンの声に聞こえてしまいます。
そこでやっぱり違和感で落ち着かないんですよね、オードリーの声が気になって。
でも今回は池田昌子さんなので、すんなり耳に入ってきます。
ただリチャード・ドレイファスの声優は樋浦勉さんで同じなのですが、前よりもお年を召した声になっていて、「オールウェイズ」のピートの年齢とは合わなくなってきてる気もします。
映像は格段に良くなっています。うちのフルハイビジョン55V型で見たところ、DVDからは一皮も二皮も剥けた感じがします。この映画では何度も出てくる空の色とかも抜群に綺麗!
今までは曇っているのかなんなのかわからなかった濁った空も、スコーン!と抜けた青空になっています。
DVDバージョンでは目立つブロックノイズも、ブルーレイ版ではほぼ見えなくなっています。
あと、公称の表記では音声も字幕も英語と日本語の2ヵ国語になってますが、実際には音声は他にフランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語の全6ヵ国語、字幕はさらにオランダ語など全15ヵ国語が収録されています。
それと今までは4.1chだったのが、ブルーレイから5.1chになっています。
これも買い直す大きなポイントだったので楽しみでした。
といっても家だとAVアンプで7.1ch化されてしまうので違いがあまりわからず、どういう変更があったのか直接NBCユニバーサル・エンターテイメントさんに尋ねてみました。
難しい質問なんだろうなーと思ってた通り即答はいただけず、実際に調べてくださったのだと思いますが10日ほど経ってから返事が来ました。
すると今までのは
右・左・センター・バックとウーファーで4.1ch、
今回は
右・左・センター・右バック・左バックとウーファーで5.1chだそうです。
ただし今回の右バックと左バックの音声は同じ物なのだそうで、実質は今までの4.1chと変わらない感じですね。
バックの音声が1chだけとは、監督が「E.T.」やインディ・ジョーンズ シリーズのスティーブン・スピルバーグなのに、この作品ではあまり音に凝らなかったんですね。
元々サラウンド音声の唯一のオードリー作品なので、今となってはもっと豪華であって欲しかったかなーと思います。
あとそれと今までのDVDは日本語吹替がドルビーサラウンド(右・左・バックの3ch)だったのですが、今回のブルーレイは2.0chステレオって書いてます。
えっ、もしかして仕様が悪くなってる???
僕が購入した物は、ブルーレイの本体ケースに紙が巻きつけてありました(→こんなの)。
「華麗なる相続人」DVDみたいに外側の紙には違う画像がある!っていうのとは違って、全く同じ。
そういえば、この映画は1990年の劇場公開時に後輩と一緒に見に行きました。
神戸の阪急会館での上映で、神戸のこの劇場で上映されるということは東宝系列で一番力の入った作品だということです。
でもあんまり段差のない劇場だったので、前の人の頭で字幕が見えづらかった記憶があります。
今は字幕と言えば下側に横書きで出るのが当たり前ですけど、昔は右側に縦書きで出ていましたよね。この作品は確か右側だったと思います。
2003年リバイバル時の「ローマの休日」は下側字幕だったので、この間に字幕の位置が変更されたんでしょうか。
オードリーの特別出演は1回だけだろうと思っていたら2回出て来て嬉しかったんですよねー。
でも作品の出来はあんまり良くなかったので、後輩には“あんまり良くなかったねー。”と話したら“そうですか?”という返事が返ってきました。
後に双葉十三郎さんの採点で☆☆☆(60点)と雑誌「スクリーン」で出て、やっぱり点数が低かったのでまあそうやろなーって思っていました。
オードリー作品としては「緑の館」に次ぐ低さで、点数だけだと66年に日本初公開された「初恋」と一緒。
「パリで一緒に」「華麗なる相続人」よりも低いです。
この時期、ちょっとスピルバーグ監督がスランプというか迷走していたと見られていた記憶があります。
なので、僕も見る前からちょっと不安に思っていました。
公開後はオードリーの撮られ方も含めて映画評論家のピーコさんが酷評していましたね。
これで僕の「オールウェイズ」は4回目の購入になります。レーザーディスク、DVD(ジュエルケース:CDと同じケース)、DVD(トールケース)、そしてBlu-ray。
見て行くと、どんどん付属の解説や写真が無くなってきてます。
今後購入することがあれば、きっとダウンロード的なものになるんでしょうねー。なのでもうオードリーの写真は付かない…と。
この映画でオードリーは単なる特別出演(端役)なのですが、ヒロインのホリー・ハンターよりも載っている写真が目立ってます。