2016年11月04日

「ティファニー ニューヨーク五番街の秘密」チラシ

 この11月からは、ブログ開設10周年として、頑張って記事を多めに書いてきますね。
 なので、ちょこちょこ見に来てくださって、新しい記事・古い記事関係なくコメントとか頂けると嬉しいです。

「ティファニー ニューヨーク五番街の秘密」チラシ まずは「ティファニーで朝食を」日本初公開日の1961年11月4日からちょうど55周年を記念して、何ともタイミングのいいことに、明日11/5から公開になる「ティファニー ニューヨーク五番街の秘密」チラシの紹介。

 まあ、基本的には宝石店のティファニーのドキュメンタリー映画なので、オードリーはあんまり関係ないでしょう。

 でも、何と言ってもティファニーを全世界的に広めたのは「ティファニーで朝食を」という映画とオードリーのおかげ。
 たとえカポーティ本人やファンが原作のホリーと違う!と言っても、「ティファニーで朝食を」という映画の持つパワーはもう動かしがたい事実。

 というわけで、このチラシやポスターにも裏表共にオードリーがあしらわれています。

 表面には上部に「ティファニーで朝食を」の冒頭シーン、そして下部の左端には小さく有名な「ティファニーで朝食を」の宣伝写真、
 裏面には最下部にハウエル・コナンの撮ったオードリーの宣伝写真が載っています。

 欧米でのオードリーの最大の代表作とされているのは「ティファニーで朝食を」。
 オードリー=「ティファニーで朝食を」のホリー
 という扱いで、オードリー=アン王女 的イメージが最近強い日本とは大きな違い。

 僕はというと、オードリーはオードリーで、アン王女のイメージも持ってないしホリーのイメージも持っていません。
 おそらくコアなオードリーファンはみんなそうかと思います。
 オードリーを知れば知るほど、オードリー本来のイメージはそれらではないので。

 まあそれはいいとして、ティファニーのドキュメンタリーを作るのにオードリーと「ティファニーで朝食を」の映画を外すわけにはいきません。
 現在までティファニーが “おしゃれで高級で。でもカジュアルさも併せ持ってて若い人にも人気” みたいなブランドイメージがあるのは、やっぱりオードリーがそのイメージを体現しているから。

「ティファニー ニューヨーク五番街の秘密」チラシ 下世話な話をするとティファニー側からすれば1円も払わずに「ティファニーで朝食を」のおかげでもの凄い宣伝効果がいつまでもあるわけで、本当にオードリーさまさまですよね。
 これがカポーティが希望したマリリン・モンローではそうはいかなかったでしょう。

 オードリー自身は自分の映画をプレミア以降全然見ない人なので、おそらく61年のプレミア以降は見てなかったのでしょうが、後年やっと見返してみて、恋人のロバート・ウォルダーズに “なかなかいいじゃない?” と笑いながら語ったそうなので、お気に入りの1本だったと思います。

 でもオードリーって、このホリーとは全く違って、あらたまったパーティや映画以外では宝石はほとんど付けないので有名。付けても真珠、ってのが多いです。
 なので「ティファニーで朝食を」でティファニーのシンボルみたいな感じですが、実際にはオードリーとティファニーってあんまり縁がないかもしれませんね。

 宝石店なので、当たり前ですがティファニーには食事を摂れるところなどはありませんが、1990年にチャリティーのためにティファニー本店で朝食会が開かれたことがあり、そこで招待されたVIPのオードリーは文字通り “ティファニーで朝食を” 食べたという写真が残っています。2015年9月号の “ハーパース・バザー”日本版の付録にその画像が付いていました。

 あ、そうそう、映画「ティファニーで朝食を」を見て、実際にティファニーってお菓子のおまけの指輪に文字入れだけとか本当にやってくれるのかな?って思いませんか?

 これってやっぱり多くの人が思うようで、ティファニーの日本語版公式サイトにも “よくあるご質問” の中の “文字入れに関するFAQ” の中に “ティファニー商品以外の文字入れはできますか。” というのがあります。
 それを見ると “ティファニー商品以外の文字入れは承っておりません。” という回答が載っています。

 まあ当然と言えば当然ですよね。なので映画みたいにグリコのおまけに名入れはしてもらえない、と。
 でもこれを見たらホリーはガッカリするでしょうね。

 はたして今ティファニーに当時の10ドル相当の品はあるんでしょうか?もう現代じゃ電話のダイヤル回しのピンなんて存在しないでしょうし…。
 今だと100ドル相当くらいでしょうか。ホリーは何を買うのでしょうねー。

 さてさて、映画とは何の関係もない話ばかりでしたが、この映画は札幌・東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・福岡の11/5を皮切りに、全国で公開されます。興味のある方は公式サイトでご覧ください。



同じカテゴリー(ティファニーで朝食を)の記事
 “午前十時の映画祭14” 今年は「ティファニーで朝食を」 (2024-02-24 10:00)
 1978年「水野晴郎のおしゃべりによる 映画名場面音楽集」ポスター (2023-11-09 20:00)
 「噂の二人」公開60周年記念その2「映画の友」1962年5月号 (2022-04-21 12:00)
 「ティファニーで朝食を」公開60周年記念その2 「映画ストーリー」1961年12月号 (2021-11-04 12:00)
 「ティファニーで朝食を」公開60周年記念その1 「映画の友」1961年1月号 (2021-10-24 22:00)
 1986年「ティファニーで朝食を」リバイバル時大阪チラシ (2021-04-11 21:00)

この記事へのコメント
ティファニーがオードリーのユニセフ子供基金に永久に寄付するべきかも。
Posted by 明智常楽 at 2019年08月22日 07:47
ああ〜、確かに!笑
ヘプバーン・チルドレンズ・ハウスでもいいですよね。(^-^
Posted by みつおみつお at 2019年08月24日 01:18
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。