2017年05月04日

音楽トラック付き「いつも2人で」TWILIGHT TIME版ブルーレイ

 本日は88回目のオードリーの誕生日になります!

 そして今日は公開50周年に当たる「いつも2人で」TWILIGHT TIME版ブルーレイの紹介。

 ジャケットが色褪せたようなのが残念ですね〜。
 でもこれは中を開けた方が綺麗!「いつも2人で」は黄色のイメージではないけど…。

 このブルーレイはもちろんアメリカのもので、日本語字幕や吹替などはありません。
 ただ、ブルーレイは日本とアメリカは同じリージョンAであり、さらに日本のテレビの規格はアメリカと同じNTSC方式なので、このブルーレイは日本の再生機で問題なく見れます。

 このブルーレイは権利元の20世紀フォックスから出ている訳ではありませんが、きちんと20世紀フォックスから権利を取って販売しているので、某国の劣悪で権利侵害の海賊盤ではありません。

 また、現在日本で正式に販売されているDVDのように、レターボックス仕様(4:3の昔のテレビ規格の中に2.35:1のパナビジョンサイズの画面を入れているので、情報量がもの凄く少ない)で特典全くなしという2003年当時のものを今でもそのまま売っている、という粗悪なものではありません。

 これは20世紀フォックスからの発売ではないにも関わらず、監督スタンリー・ドーネンのオーディオ・コメンタリー、映画の歴史家のオーディオ・コメンタリー、オリジナル予告編などが収録されています。

 そしてわざわざ買ってみよう!と思ったのは、やはり音声で選べるようになっている音楽トラック!

 先月発売されて、こないだ紹介したばかりの「いつも2人で」の本当のサントラが、題名を見る限り収録されてない曲がありそうだったので、サントラを買う際に、同時注文しておきました。

 それにこちらにお越し頂いているhiroさんのコメントで、マンシーニのカウントなどが入っているということだったので、それも興味ありました。

 さて、届いて思ったのは、どうもこれはこないだの本当のサントラと元の音源が同じらしいこと。
 サントラとしてはふさわしくないマンシーニのカウントや奏者の咳払いなどがカットされています。

 そしてサントラでカットされた12曲がなぜカットされていたのかがわかります。
 それらのCDで収録されなかったものは効果音が載っているからです。

 たとえば食器をガチャガチャいわせる音、車のドアを開けたり閉めたりするときの音、主演2人以外の周りの人の音、リンゴを落とす音、工事中の重機の音など。

 そしてさらにこのことからわかるのは、サントラに入っていた物もこちらのブルーレイに収録されているものも、どちらもマンシーニが録音したままの1次音源ではない、ということ。

 効果音が載っているという事は、既に音響技師によって加工された後のものであるということなので、2次音源になります。

 以前に出ている「ティファニーで朝食を」「シャレード」「暗くなるまで待って」が1次音源からCDが起こされたのとは違って、この「いつも2人で」の音が悪いのはそういうことだったんですね。

 さてこの音楽でわかるのは、映画の最初の方に出てくる中古MGでの3度目の旅ですが、オードリーがMGの後ろを押すシーンでマンシーニは音楽を付けていたこと。曲は“Happy Barefoot Boy(愉快なはだしの少年)” です。

 これは実際には音楽が少しカットされて、MGが走り出してからの部分が使われています。
 この曲はCDでも、このブルーレイでもカット無しの収録になっています。

 またサントラCDの4曲目にあった “Hitting The Road” という曲は、映画ではシーンごと丸々カットされていました。なのでこのブルーレイでは収録されていません。

 この部分、映画では1度目の旅でフェリー上で2人が初めて出会ってジョアンナがマークのパスポートを見つけるシーンと、中古のMGで2人が3度目の旅を始めるシーンとの間のはずなので、映画をみればわかるとおり、そこには何もありません。

 というわけで何の表記もありませんが “Hitting The Road” という曲はCDのみで聴けるボーナストラック、ということになります。

 また、最初の “Two For The Road - Main Title” ですが、これもCDでは映画でカットされた部分も含めて収録されていましたが、ブルーレイでは映画に合わせて10秒カットが入ります。

 逆にこのブルーレイでしか聴けない曲は、

・レストラン(2度目の旅でマンチェスター親子と食べるシーン)
・車のラジオの音楽(2度目の旅でマンチェスターの娘が車のキーを抜くシーン)
・MGが燃えて泊まるはめになった“Domaine St.Just”のBGM(3度目及び6度目の現在の旅)
・シャンティイ城(2度目のマンチェスター親子と共に)
・海辺への到着(6度目の現在で2人が海沿いの駐車場に止めて降りてくるシーン)
・プールサイド(3度目の旅でモーリスの別荘での音楽)
・1度目の旅で2人が踊っているパーティーミュージック
・海の音楽(1度目の旅で2人が海で一緒に泳ぐシーン)
・“The Donk”(5度目の旅でジョアンナが浮気をする寸前のビーチで)
・“Something Loose”(6度目の現在でのパーティーミュージック1)
・“Congarocka”(同じく6度目のパーティーミュージック)
・“Stopping To Think” と “Finale” の間で、全部の旅が時系列順に出てくるシーンの音楽

の12曲となります。
 なので、本当のサントラCDとこのブルーレイとで両方持っておいた方がより完全に近くなります。

 あと、CDでもブルーレイでも収録されていませんでしたが、これはあった方がいいかな?と個人的に思うのは

・20世紀FOXの最初のファンファーレ
・ジョアンナの女学生仲間で歌うコーラス
・オードリー本人が口ずさむおうちへ帰らなかったハチの歌

でしょうか。

 さて画質ですが、もちろん今日本で発売されているDVDよりは遥かにいいです。発色も綺麗。
 ただし最近流行りの黒潰れぎみなのが残念!どれもこれも黒が濃すぎてディテールがわからなくなってるのはなんででしょうね。

 僕が考えるに、こういうリマスターはPC上で行なわれているので、輝度の高いPCで調節してしまうと、それより暗い普通のテレビや映画館では暗すぎてしまう、ということなのかもしれません。

 なので晴れのシーンでも曇り空っぽい感じがしますし、もう1枚黒い薄皮をめくりたい!という気持ちになる部分があります。

 3度目の旅で、中古のMGを押すはめになるシーンのオードリーの顔のアップでは、20代前半の役にもかかわらず目の下のシワもハッキリ見えますが、逆にラストシーンでマークとキスをするシーンではオードリーの頬の肌の張りが凄い!と思います。
 まだまだオードリーも若かったんですねー(撮影した1966年当時オードリー36〜37才)。

 でも音楽の特典は凄いありがたいので、同じ会社が出したばかりの「おしゃれ泥棒」も買おうかと考えています。そちらも音楽トラック入り。

 この「いつも2人で」は限定3000枚だけのプレスとなっています。1000枚であっという間に無くなったサントラCDよりは保っていますが、無くなれば入手は困難になるかと思います。



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この記事へのコメント
確かに黄色はイメージカラーでないですね。色褪せた感じもまるっきり違うと思います。
日本版強引発売DVD(最初版)でも、メニューやチャプター画面がセピア調にされていたのですが、
こんなの駄目!と憤慨して、すぐに手放しました。
以前のVHSジャケット(廉価版・リマスターで色が綺麗)や日本版強引発売DVD(最初版)では、
菜の花畑での二人の写真が使われていたので、その流れからすると黄色は日本ではアリかもしれませんが・・・
道路標識色とはいえ、タイトルデザインにも黄色ってあんまり出てきませんし、
2回目ジョアンナがルーシーにワインひっかけられる服なんかは大好きで印象的だし、
2回目ジョアンナのかわいいカーディガンもレモン色っぽかったけど、黄色はこの作品を象徴する色ではないかな~
僕的には、ターコイズ(ブルーや&グリーン)および若草色あたりのイメージです。
I'm back! のシーンで着ていたブラウスの色のような感じですね。

どうやら二次音源らしいというのは、このブルーレイで判明した事実なんですね。
CD聴いているだけでは、漠然と違和感を覚えるくらいでした。
それにしても・・・すごいですね~未収録が12曲とカウントされている!
僕は8曲だとカウントしていました。(残り4曲のうち、2曲失念、2曲除外)
その12曲をみつおさんの書いた順に上から①~と連番していくと・・・
差異となるの4曲のうち、②カーラジオと⑧海辺の回想(10年後に会おうよ)は完全に抜けていました。
みつおさん、さ・す・が~!(^^)!
僕はテーマ曲の様々なバリエーションのような【劇伴】は、全て網羅しているつもりでしたので、
⑧の失念には我ながらショックでした。
⑤の“オードリーのために”は別収録の使い回しかなと思って除外し、
⑥モーリス邸プールサイド音楽もクラシックの既成曲かと思って除外していました。
①③⑤⑨⑩⑪は全てアルバム収録曲ですが映画では全くアレンジが違いますね。
これらと②⑦とを併せて全て【現場BGM】であり、ほんの短い時間しか流れていませんが、
【現場BGM】については、マンシーニは映画用としてもフルで作曲し演奏していると思うので、
やはり一次音源はあるはずでしょうね。(あると信じたい)
ただし先に書いた“オードリーのために”は【現場BGM】とすると独立した曲としてフル演奏もできるでしょうが、
【劇伴】だとすると、この作品のように絶妙シンクロさせる場合は場面の繋ぎに部分使用されているため、
フル演奏は不要ですし、というかフル演奏は不可になりますし・・・実際はどうなのかなぁ?
正直なところ【現場BGM】系は、未収録でも僕はさほど惜しくはありません。
ただ前にも書いた通り⑫のCD未収録は、みつおさんにとっての④と同様に本当に残念です。

女子大生のコーラス、バンボビィ~の唄・・・確かに収録されてたら面白いですね。
僕は“チキンポックス3名さま追加“とか“日焼けしちゃった~”とかの音楽(効果音?)や
“半魚人のテーマ”なんかがちゃんとCDに収録されていたのがちょっと嬉しかったです。

最近のレストアや4K化は、画像が非常に鮮明になるのはいいのですが、
僕も全体的に黒っぽ過ぎじゃないかと感じています。
色彩や模様パターンや質感なんかが以前より格段と情報量が増えているのに、
影部分が黒くつぶれていて、そういう所の情報量が減らされてしまう感じが勿体無い気もしますね。
両方の折衷案だと物足りないのでしょうかね?
このブルーレイ、AMAZONで見たら9000円台で出品されていました、高ぇ~
みつおさんは直接TWILIGHTTIMEから購入されたのですか?

映画歴史家のコメントってどんな内容なのでしょうね。
この作品は公開当時から脚本が特に高い評価を受けていましたが、
他の点においても歴史的に重要・ユニークだなと思ってきました。
特に撮影技術については高く評価したいですね。
スクリーンプロセスを全く使用しない車中撮影って、この作品あたりが最初じゃないでしょうか?
(違ってたらゴメンナサイ)
ロケーションが主体の撮影って演出も各種管理もとても大変だと思うのですが、
屋外と屋内との不自然な差のない精度の高い画作りもイイです。
それに編集も見事だし、スクリプターもいい仕事していますよね。
そういうのを記録した撮影日誌や裏話について
「マイ・フェア・レディ」や「ティファニーで朝食を」のように、出版されたらいいなぁと思っています。
Posted by まる at 2017年05月11日 20:48
色褪せた感じ…わざとやってるかもしれないんですね!
そしたら黄色と合わせてまるっきり「いつも2人で」のイメージと違いますよね!

「いつも2人で」の過去は、懐かしんで“昔は良かったねー”な色褪せたものじゃなくて、並列で現在と平気で絡んでくる図々しい“今”ですよね。
だって過去なのにみんな1966年だし(笑)。
どの時代も“今”で一生懸命じゃないか!みたいな。そんな色褪せたものじゃなくて、むしろカラーは鮮明ですよね。

まるさん!僕も「いつも2人で」はターコイズ・グリーンだと思います!(僕が「いつも2人で」の記事で使う文字の色ですね)
まるさんと一緒で嬉しい!&安心しました!

現在の2人の醒めた感じ、過去の2人の瑞々しさ・爽やかさ、背景は自然が多いのに、60年代の人工的な髪型やメイクや衣装。懐かしい車と今見ても新鮮な感覚。そして何より時系列の入れ替え。
これらが全て満たせるのは、やっぱりターコイズ・グリーンじゃないかと。
衣装ではI'm back! のブラウス以外でも、Domaine St.Justに行くために車の中で着替えた衣装が、いろんな色がありながら受けるイメージはターコイズグリーンでした。

日本版DVDの最初版(2003)ですが、1つだけ良い事が!
それはこの初回盤のみタイトルを映画公開時のロゴタイトルにしてもらってるとこでしょうか。
その後再発されたものは全て既成フォントになってますので、ますますアカン度が増してます。

それと、12曲だとわかったのは、itunesに落としてからですよー!なので、はじめから8曲とカウントしていたまるさんの方が遥かに凄いです!

現場BGMは1次音源でフル録音されているといいですよねー。
もし見つかって発売されたらシャンティイ城なんかも、実際に演奏されたものと、倍速になっているものと2種類収録されるんだろうな〜。
想像して ほあ〜ん(*´▽`*)

最後に時系列順に出てくるシーンの音楽、これどう扱っていいのかちょっとわからないんですよー。
というのも前はStopping To Thinkに、後ろはFinaleとに繋がっているので、ブルーレイから落としたものは分けることが不可能なんですよね。
なので僕のitunesでは“Stopping To Think〜 Finale”として1曲扱いです。5:41の大作!

もし分けるとしたら、曲の題名は“All Trips”でいいのか、もしかしたら“All Cars”の方が良かったり…。
(というのも、ブルーレイには曲名が無いので、自分で付けなければいけないので…)

女子大生のコーラスは、これは別録りだと思うんです。歌い終わった後の笑い声と音質が違いますし。
そしたら1次音源が見つかればちゃんと音楽として残っているかなーと期待したり。
でも映画ではオードリーも歌ってる風ですけど、実際にはオードリーの声は入ってないんでしょうね。

Sowは実はこれも前半後半でマンシーニは分けて録音してます。
後半前にまたまたマンシーニの指示が飛びます。

なんやかやで、自分でitunesに落としたものは、全40曲になります。
それにおまけで20世紀フォックスのファンファーレやオードリーの歌も付けたので、全45曲、約89分でした。
もしまるさんがお入り用でしたら、メールくださいねー。CD2枚組にしてお送りします!(^-^
その際は時間が余るので、CDのみの“Hitting The Road”“Two For The Road - Main Title”も入れておきましょうか?

あと、12曲の題名も一緒に考えていただけませんか?
僕の乏しい英語力では限界がありすぎて…。
まるさんが番号を振ってくださった順で、

1.★Restaurant
2.★Car Music
3.Domaine St.Just
4.★Château De Chantilly
5.★Arrive At The Beach
6.★Poolside
7.★Party Music
8.★The Sea For Two
9.The Donk
10.Something Loose
11.Congarocka
12.Stopping To Think〜 Finale

と仮で付けてます。(★マークが自分で考えたもの)
それ以外では

“オードリーのために”の分離した後半
★In Front Of A Cafe

Sowの後半
★Monster Appearance(Sow2)

20世紀フォックス〜メインタイトル
★20thFox Fanfare〜Two For The Road - Main Title (film version)

女子大生コーラス
★Female Chorus

ハチの唄
★Bumble Bee1

後半のハチの唄
★Early Tea(Bumble Bee2)

にしていますが、意見をお聞かせください。

アマゾン、見てきました。
確かに高いですね!
出たな!暴利をむさぼる業者め!って感じ。

僕はいつも
http://www.screenarchives.com
で買ってます。ここでサントラの最新情報も仕入れてるんですよ!
そこだと本体は3000円くらいですね。送料入れても5000円以内で買えるんではないでしょうか

日本だと
http://www.arksquare.net/jp/index_main.html
ですけど、「いつも2人で」ブルーレイあったのに売り切れてますね。
実はこのブルーレイも大人気なのかも…。

そして最近の黒さはまるさんも感じていただいてて良かったです!
なんか僕1人だけだと、高齢化で見えなくなってるだけだったりして!
なんて思ってましたから。

2007年頃に「ロシュフォールの恋人たち」のリマスター版リバイバルを劇場で見た時、最初の青い空のシーンの暗さに愕然としたものでした。
え、ホントにこれで上映するの?みたいな。
それまでこの映画を見たことは無かったのですが、見ていなくてもこの暗さはおかしい!ってわかるほど暗かったです。

最近は黒の黒らしさを追求しすぎて、明るい部分までも暗くなるのはこれはもうリマスターした人間による作品の改変にも当たると思います。
「シャレード」の紫の顔色もやり過ぎでしょうし…。
誰もおかしいと思わないんでしょうかね〜…。

映画歴史家のコメント、本当に気になります!
わざわざこのブルーレイで収録されたくらいですから、相当「いつも2人で」が映画史的にも重要だということなんでしょうが、英語のわからない悲しさ…どういう評価なのか知りたい所です。

そして撮る順番も気になる「いつも2人で」、まるさんのおっしゃるとおり撮影裏話が欲しい所ですね!
Posted by みつおみつお at 2017年05月12日 15:14
ありがとうございます。
もしも何時の日か完全版が発売されて、シャンティィ観光音楽がノーマル版と倍速版がそれぞれ収録されたら、
製作者はすっごくこの映画のことが分かっていてファンでもあり情熱もある方なんでしょうね。

曲名ですが、こんな感じにつけてみました。いかがでしょう?
1.French Provincial (Film Version)
2.Music Source (Car Radio)
3.Domain St.Juste / Din-Din Music (Film Version)
4.Château De Chantilly
5.Arrival at the Beach
6.Music Source (Classical for the Poolside)
7.Music Source (Local Band Party Music)
8.The Sea for Two
9.The Donk (Film Version)
10.Something Loose (Film Version)
11.Congarocka (Film Version)
12.Stopping To Think〜 Finale
4と8と12はママです。
8は”Tea for Two~二人でお茶を”を連想させて、洒落ていますね。

あと更に考えてみました。
・“オードリーのために”の分離した後半
That's a Marriage for Them
学生時代の二人が見物している夫婦喧嘩
ひとごとだと笑っていたら2年後には自分たちも・・・
・Sowの後半
Bustard!
・女子大生コーラス
Music Source (Female Chorus)
・ハチの唄
Bumble Bee (Sung by Audrey)
・後半のハチの唄
Early Tea ("He Never Got Home to Early Tea")
・・・なんて、 あくまでも案ですよ~

リマスター画面の薄黒さが、加齢による視力低下だとしたら悲し過ぎます(涙)
やはりみつおさん説・PCモニター輝度設定なのかな~
それはともかく、「ロッシュフォールの恋人たち」のリマスターってそんな感じだったんですか?
陽光降り注ぐなかのオープンミュージカルの魅力が台無しですね。
BSプレミアムでやった「戦争と平和」も、屋外のシーンが日食かよッって思いました。
なんか青黒いフィルターがかかっているような、これは違うだろ?って感じです。
「赤い靴」に感動したオードリィが、自身初のカラー映画に際し、
直々に指名した撮影監督ジャック・カーディフの
油絵巻のような絢爛たるカラー映像はもう観られないのでしょうか?
そのカーディフの弟子にあたるのが、クリストファ・チャリスなんですよね。
ラッシュを見たオードリィが『やだ、このひと素晴らしいわ!』と感嘆したのも頷けます。
ロッシュフォールも戦争と平和も何の映画でも、
晴れた屋外シーンで暗くなるまで待ちたくないですよね。

TWILIGHT TIME版の「おしゃれ泥棒」は、ジャケットデザイン結構好きです。
まぁよくあるスチールを加工しただけですが、背景の照明がクリスマスみたい。
それに比べて「いつも2人で」の平凡かつ冴えない画像は残念
「いつも2人で」って、公開時ポスター(洋邦問わず)といい、各種ソフトといい、
デザインに決め手が欠けていて、いつもどれもイマイチだと思いませんか?
モーリス・ビンダーのタイトルデザインから連想したグラフィカルなものでもいいし、
やつれていないオードリィのポート(&フィニー)組み合わせでもいいし、
なにかこれっていうデザインにしてくれないかなぁと思っています。
Posted by まる at 2017年05月15日 21:23
あ、追記します。
上記の流れでいくと・・・
5.については、
”Something for Audrey#2 (Film Version)と付記することになりますね。
Posted by まる at 2017年05月15日 21:27
“暗くなるまで待”ちたくない、まるさん、上手い!

それと、題名を一緒に考えてくださってありがとうございます!
itunesでそこだけ“トラック11”とかって悲しすぎますもんね。

もうほとんどまるさんのに替えさせていただきました!

ただ、That's a Marriage for Them
のみ僕に英語力が無くて、まるさんのウィットが僕にわからなかったんです、すみません…。こういうのを英語がわかる人だと“なるほど!”ってわかるんだろうというのは感じるんですが、英語力のない人間に直訳だとどうしてもその辺のニュアンスが伝わらないですよね。ごめんなさいです…。(T T
これはまるさんのせいではないんです!問題があるのは僕の方で…。本当にすみません…。

1.のフランスのいなか者はもともとあった曲ですよね。失礼しました。(^^;

Music Sourceでまとめるのは、何となく「暗くなるまで待って」みたいですよね!素敵です!(*^^*)

あ、でも6のプールサイドは本当にクラシックですか?こういうピアノ曲に僕は疎いんですけど(ピアノの音があまり好きではないので)、バイオリンもあるけどバイオリンソナタでもなく、ピアノメインのバイオリン伴奏みたいで、クラシックにしては不思議な曲…という感じで、ここだけマンシーニがクラシックを使うのもなんだか…と思ってしまって…すみません…。
もしかしたら (For the Poolside)の方がいいのかな?

5の“Arrival”は「華麗なる相続人」でも別荘への到着で使われてた表現ですよね。まるさん、訂正してくださってありがとうございます!

“Bustard!”は、もう絶対これ!って思いました。なんでここに気付かなかったのか!めっちゃニヤリとしましたよ!

Bumble Beeは “Vocal by Audrey Hepburn”の書き方はどうでしょうか?「ティファニーで朝食を」正規版だとそういう書き方だったもので。
そうなるとEarly Teaの方もそうなるのか…。

あと、気になっている自分で取り込んだ部分ですが…

Music Source (Female Chorus)の前のフィニーの歌もそのまま入れていますが、カットして切り離した方がいいでしょうか?
(コーラスが突然始まるのでそのままくっつけてますが)

Bumble Beeは間のカロラインの声とオードリーの後のマークのあひるのモノマネまで入れてますけど、
・娘カットでオードリーだけ繋げる
・マーク削除
の方がいいでしょうか?

あとEarly Teaは曲と繋がっているので、鐘の音まで入れないといけなくなるんですが、これは鐘の音ももちろん付け足されたものでしょうから、入れてていいですよね?

暗さの問題は最近のリバイバル作品ではかなり起こっていて、「いつも2人で」の最近のシネパスでのリバイバルもそんな感じでしたよ。
“これは違う!”と思ったりして。

でも今の所「ロシュフォールの恋人たち」が最大にヤバかった(悪い意味で)でしょうかね。
DVDも買いましたが、そちらはそこまで暗くなくてホッとしましたが、それでも少し暗め。
やっぱり映画館での映写しての輝度というものが考慮されてないんじゃないかと思いますねー。
フィルムに残ってる情報を全部出そうとして、明るい部分を暗めにしてしまって全部暗い、みたいな。
室内のシーンでは窓から見える戸外の明るさに焦点が合わせられていて、俳優の顔がめっちゃ暗いやん!みたいな。
これは室内に明るさを合わすべきですよね。

「いつも2人で」も公開当時、淀川長治さんが“オードリーのシワが一切見えない”なんて書いてましたから、少なくとも今のシワくっきりの映像ではなかったはずですね。
当然ながら濃くすればするほどシワは深く濃くなりますし。
「ロシュフォールの恋人たち」もドヌーブとドルレアックが20代前半だというのにシワだらけでびっくりしましたが、これももしかしたら濃くした弊害かも知れません。

「戦争と平和」も僕もテレビで見た時に濃い!と思いましたが、あまり濃すぎてセット丸出しになってましたね。
リマスターをする人間はもっと当時を考慮して欲しいですね。

デザインが固定されないのでいつまで経ってもピントの合わない「いつも2人で」イメージですが、僕ならやっぱり日本版のサングラスバージョンポスターかパンフレット、

http://audreyhepburn.ko-co.jp/e3902.html
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e20127.html

あるいはその変形版ともいう感じのB4チラシ

http://audreyhepburn.ko-co.jp/e5739.html

全く違いますがプレスシート

http://audreyhepburn.ko-co.jp/e4149.html

が僕にとっての「いつも2人で」メインイメージです。

ポスター、パンフ、B4チラシのデザインは海外のポスターのようですが、オードリーをメインに押し出して日本が誇る手作業での着色技術。そして現在のジョアンナのサングラスに写り込む2人の1番目と3番目の旅。花束をあしらって、周りには2人での旅やMGも配されているのが海外版の単調なデザインと違うと思っています。

プレスの方のデザインは、オードリーを完全に押し出しての着色と花束、右上に1回目の2人を配してますが、「いつも2人で」の原題のコロコロした書体にはこちらの方が完璧に合っていると思っています。
オードリーの顔も「いつも2人で」で最も好きな顔の1つですし。
デザインの完成度ではサングラスバージョンに負けるかもしれませんが、個人的にはこちらがお気に入りです。

もし僕が「いつも2人で」ブルーレイやDVDのジャケットデザインをするなら、これらで作るでしょうね。
それなら「おしゃれ泥棒」鉄兜版と対になるでしょうし。
(なんか僕の中では「おしゃれ泥棒」と「いつも2人で」のデザインは対にしないといけないイメージがあるんです…)

ただし!それでもなぜかチャリンコオードリーのイメージが取れないのはチャリンコバージョンポスターとパンフレットのせいでしょうか…。あれ強烈すぎますよね、いろんな意味で…。(T T
Posted by みつおみつお at 2017年05月17日 15:54
>That's a Marriage for Them
そんな大層な意味などありません(^^;)
1回目の二人が芝生公園を横切るとカフェの前で立ち止まります。
カフェの中では中年の夫婦が口喧嘩の最中
それを笑いながら眺めて言う台詞ですね。
で、2年後同じ場所で見事に自分たちもそうなってしまっているという皮肉
なんかその辺の流れを端的に表す言葉かな~と思っただけです。

>6のプールサイドは本当にクラシックですか?
そうですね、既成曲だという確信がもてないので、さらっと”For the Poolside”でいいかと思います。ダルブレ氏は成金なので自宅でこれみよがしにクラシックのラウンジ向けか癒し系の定番曲あたりをかけてそうな感じもしたので。ピアノメインのバイオリン伴奏というのはあまり無いものなのですか?僕はクラシック好きだけど、あんまり詳しくないので・・一種のムード音楽かイージーリスニング感覚なのでしょうかね。

そうそう、“Vocal by Audrey Hepburn”、確かにこういう表記でしたね。こちらがいいですね。
”Early Tea”はどうなっていますか?CDではグライダーの後、結構長く暗い目の音楽が続いているのですが、ここでいう音声トラックからのだと、ジョアンナの〝"He Never Got Home to Early Tea~〟の呟くような歌声で終わるわけですか? まぁ、そうなると”Early Tea”だけでもいいですかね。または、”Flying in a Glider"とか・・・

・女子大生コーラスの前に、フィニーの歌がはいっているんですか?それはぜひ聴きたいです。
・マークのガチョウの鳴き声、味があるのでぜひ入れてください。公開当時、淀川さんもそのへんの趣向をほめていましたね。
・鐘の音も入れていていいですね。ストップモーションで反響するところもうまいなぁと思います。

「ロッシュフォールの恋人たち」のヒロイン二人については、確かに老けた顔に撮られていたなぁと覚えています。
ヨーロッパってそのへんが雑というかリアルなのかもしれません。
オードリィがハリウッドの技術を高く評価していて、
ヨーロッパ作品への出演に乗り気じゃなかったのもそのへんがあるかもしれませんね。
「パリで一緒に」で、天下のルノワールを交代させたこともありましたし。
この頃オードリィは、コンプレックスに苛まれていて、自分がどんな風に撮られるのかについてはそれは神経をとがらせていたのですから。
それでももしオードリィとBBがこの作品で共演していたら、どんな風だったのか夢想するのも、結構楽しくはあります。
Posted by まる at 2017年05月19日 22:49
That's a Marriage for Them、そういうセリフだったんですね。
2年後の二人との対比が面白い箇所ですけど、まだまだ2度目の旅なので、2人の仲は本当はいいですよね。(^^

このシーンが2度目の旅の最後のシーンなので(最後の時系列順は除いて)、このシーンを見る度にこのヘアスタイルのオードリー、さようなら!って思ってます。

そうそう、実は2度目の旅と5度目の旅は1回も絡みませんよね。
2度目の旅は映画の前半しか出てこないし、5回目の旅は後半しか出てこない。
そしてこの2つの旅を繋いで転回するのは4回目のマーク1人旅。
この辺は深い意味があったんでしょうかね。

クラシックでバイオリンとピアノの2重奏の場合、だいたいバイオリンが主体でピアノが伴奏になりますよね。逆は実は1曲も知りません。
普通だとその2つの楽器はピアノの方が音も大きく、指の数の分だけ最大10音出す事が可能なので、ピアノメインのバイオリン伴奏にしてしまうと完全にバイオリンが埋もれて、バイオリンいらんやん、ってことになるからだと思います。
ピアノを主にすると伴奏はオーケストラという、ピアノ協奏曲みたいに大規模なものになってしまうみたいですね。
ただ、マンシーニが自分で作るとなると、ピアノ弾きのマンシーニが主役になるような曲も書くだろうなと思ったんですよね。

コーラスの前のマークの歌は、“ざま〜みろ〜♪”みたいな、トラクターの上で歌ってる曲ですよ。その直後に女声コーラスが(歌の途中からみたいな感じで)入るので、切るかどうか悩んだんですよー。

”Early Tea”のブルーレイ音声トラックは、CDと同じで入ってます。
タイムも同じでした。
てことは、マンシーニはここにずっと音楽を載せていたけど、ドーネン監督が鐘の音に変えてしまった、ということになりますよね。

「ロシュフォールの恋人たち」で主役二人がえらく老けてたので、ネットで当時何才か検索した覚えがあります。
67年3月フランス公開なので、撮影は66年夏。
となるとドルレアックは24才、ドヌーヴはまだ22才ということで、現代の日本人と比べてあまりの老けように驚きました。
昔は“キレイ!かわいい!”と言われたでしょうが、今だったら散々ネットで老けてると叩かれたでしょうね。
ドルレアックはすっぴん!?って思う所もありますし。

この作品でBBと共演してたら、姉妹の設定は何才になってたんでしょうね。
まあ「おしゃれ泥棒」が20代の役なので、やっぱり25才という設定だったかもしれませんけど。
当時の二人のメイクだと、思いっきり隈取りメイクだったでしょうねー。
あと、男性の共演者が異様に若く見えてしまうだろう事もネックになったかも。
ジャック・ペランではBBの相手としては尻に敷かれる感がハンパないでしょうし(笑)。

でもオードリーの顔のコンプレックスは本当に大きかったみたいですよね。今の日本人は“どこが!?”と思ってるみたいですけど、オードリーが顔のパーツにそれぞれ不安や不満を抱いていたのはわかる気がします。
単品で取り上げると、確かに大きな口とか横に広がった鼻とか顔とか、本人ならコンプレックスになりそうな要素がありますし。
でも「昼下りの情事」じゃないですけど、まとまるととてもだ美しいし、今の美人の基準はオードリーが作り上げたようなものなので今でも褪せない魅力がありますよね。
Posted by みつおみつお at 2017年05月21日 17:12
あ、そうだ、トラクターの上でちょっとだけ歌ってましたね。
イタリア語?なんかカンツォーネっぽい。
そんなのも収録されているんですね。

チャリンコ&エナメルスーツの画像はあまりに強烈すぎます(笑)
決して嫌いではないんですが、ビミョーなセンスっていうか、なんか滑稽。
どーしてあーなったのか、公開時ポスター集で最初にアレ見たときは結構ショックでした。
他にもあっただろうに…20世紀FOXジャパンは「いつも2人で」のときは迷走していた感じですね。

>並列で現在と平気で絡んでくる図々しい“今”ですよね。
だって過去なのにみんな1966年だし(笑)。どの時代も“今”~

みつおさんの「いつも2人で」論の中で一番感動したのは、この解釈です。
いつかこのことについて書かれていましたよね。別ブログでしたか?
僕はこの作品、初めて観たときから大好きだし、衝撃的でした。
内容もテクニックも映画自体のトーンも、それになんといっても時間軸の取り方が斬新でしたしね。
ただ時代考証についてはどうなんだろう・・・という違和感がありまして
それは風景についてや車についてではなく(乱開発の進んでいた日本とは違って、欧州の田舎だと頑固なまでに伝統重視し変わらなさそう)
なんといっても、オードリィ自身そのヴィジュアルについてなんですよ。
衣装はそうでもないんですが、メイクですね。
以前、みつおさんは”メイクのことは言っちゃダメ!”って書いてらしたけど
12年間でメイクが変わらないなんて、学生時代からあんな濃いメイク?って違和感覚えてました。
50年代にはないはずのクレオパトラな縁取りアイメイク
でも、ここらへんはオードリィ自身による強ぉ~い要望だったんじゃないかと思っていました。
ジヴァンシィは絶対ダメってドーネン監督に断固拒否されて、
でもメイクだけは我を通したし、たぶんアルベルト・ロッシの助言もあったのだろう。
なにせ前作「おしゃれ泥棒」の頃から、オードリィが(たぶん心労で)最もやつれていた時期
目元を強調するメイクで、やつれをカバーしたかったんでは?
実際、「おしゃれ泥棒」のガラリと変わったスタイルで、自分でもびっくりして
”新しい私、イケるんじゃない? なんか気に入ったわ”って
2作品連続で同じスタイルって、彼女の場合そうそう無い話なので

でもね、あのアイメイクは、「おしゃれ泥棒」のアレキサンドルによるエッジの効いたショートヘアだからこそ生きてくるのであって、
ジーパンに着古したセーターのカチューシャしただけのロングヘア姿では浮いています。
なので、なんでこんなことしたんだろうな~って疑問に思っていたんですよ。
マークにいたっては殆ど変化ないし。
だからみつおさんの【リアルな時代考証より、全て現在の中の出来事として描く】っていうのが、
もう眼から鱗で、そんなちょっとSF的というか特殊な視点からの心理ドラマだとしたら凄いことだなぁと感心したのです。

フレデリック・ラファエルはドーネン監督に打診した際、
“現在に侵入してくる過去に興味あるか?”というようなことを訊いてきたそうです。
そこからしても、あくまで現在を主軸に交錯する過去の出来事を映像化するのに、
正確な回想である必要はそれほどなく、現在の主観で描いていくというのも十分アリなのですね。
みつおさんの解釈ともリンクするし、おおぉそういう設定だったのかと溜飲を下げることができたのです。
ただ、それって観客に分かってもらいにくいし、むしろ誤解されてしまうリスクの高いことでもあります。
どうなのでしょう?
僕は、その斬新かつ深遠な取り組みをとても買う一方で、
せめて1回目くらいは違うメイクのほうがよかったなぁと思う次第です。
縁取りメイクでなくても老けて見えませんよね。
「暗くなるまで待って」がそうでしたし。
丁寧に撮りあげるので、ロッシュホールの二人のようなハメには陥らなかったはず。
オードリィはサブリナを除いて、口元を決して強調しなかったのですが、
それは目とバランスを考慮してのスタンスなんでしょうね。
でその目元も、せっかく優しい目をしているので、あんまりキツくして欲しくないなというのが正直なところではあります。
ヒッチハイクをし、雨に濡れ、ビーチで戯れ海にも入り・・・服にはわりと無頓着
そんな活動的な一回目ジョアンナには、ナチュラルなメイクでいて欲しかったという思いが今も強いですね。

特典でドーネン監督のコメントが入っているようですが、
こういったことについて触れられているのかどうか興味深いですね。
Posted by まる at 2017年05月22日 21:44
あのマークの歌は音楽トラックとしては入ってないので、映画本編から落としただけなんですよ。(^^;;;
あれは完全に既成曲ですよね。マンシーニの曲じゃない。

チャリンコの画像は、ちょっと上を向いている日本版ポスターのものも、正面を見つめている宣伝写真も、どちらもオードリーの美しさとしては全然ダメな部類だと思います。オードリーの良さが1つも出てませんよねー。
なのに世に出回った(そしてパンフにまで採用された)というのは、やっぱり印象が強烈で皆の記憶に残るからなんでしょうねー。
66〜67年当時、あのエナメルスーツは多大なインパクトがあったでしょうし。
僕が知った時でもインパクトは凄かったですしねー。

でも確かに20世紀フォックスジャパンは「いつも2人で」に関しては全てにおいて迷走してますよね。
原題に“100万ドル盗んで、そして幸せに暮らす方法”という長い後ろ半分が付いていた撮影中から、既に「おしゃれ泥棒」と邦題がバッチリ決まって、メインイメージも完璧、宣伝文も完璧な前作と違って、
題名は宣伝寸前に変更されてる、メインイメージも決まらない、コピーもぼやっとした感じ、と映画のイメージを掴みきれてない宣伝部が透けて見えます。
おそらく「いつも2人で」という映画そのものに20世紀フォックス自体が戸惑っていたのでしょうね。

今までのオードリーイメージそのものの「おしゃれ泥棒」と、新しいオードリーである「いつも2人で」ではあまりに違いすぎてどうしていいのかオロオロしてたのかと。

「いつも2人で」の“どの旅も1966年”の話は、僕ももうひとつの方かと思ってたら、こちらのブログでした。
しかもシネパスのチラシの紹介という地味な記事の中に(笑)。
その部分だけ抜き出して。もう1つの方に載せないといけませんね。

このオードリーの衣装・メイク・髪型の時代感のなさは絶対ドーネン監督も確信犯ですよね、きっと。
そう考えないと、ここまではやらんやろー!って思います。
だって、50年代に女性がジーンズとかミニスカートとか太ももの付け根まで見えてる水着とかありえないです!

メイクと、100歩譲って髪型くらいはオードリーの自由にさせるかもしれないですけど、もしドーネン監督が回想を色褪せた過去として捉えてたら、絶対に衣装は50年代風のものになってたはずです。
だからドーネン監督はノスタルジーで過去のシーンを見せるんじゃなくて、“今”の別の時間軸みたいに見せたんじゃないかなーと。

邦画の「オールウェイズ」みたいに、昭和感満載にして郷愁を誘うようなものにはしてないわけですよね。
監督さんも「オールウェイズ」での建物のセットをどうするか悩んだそうです。1950年代の日本だと、本当は建物は戦後に建っているからどれも真新しいはずだけど、今の人の考える昭和にするために薄汚れた風にしたそうです。

ドーネンは真逆にしたわけですね。
だから「いつも2人で」を見た若い人も“過去の話だから自分とは違う”と思わずに、“これって今の自分やん…”って思えるようにしたのかなーと。
意図はわかりにくいかもですが、ただ単に結婚後もう何十年と経った人達だけの作品にはしなかったのかなーと解釈してます。
だからこそ誰もが“あ、今はここを自分は生きてる!”ってそれぞれの旅に重ねて思えるのかなーと。

でも初公開当時のファンの投稿でも、“ドーネン監督を1番好きになりました!「いつも2人で」がものすごく良かったからです!”というものと、“「いつも2人で」は全然面白くなかった”というのと両方映画雑誌に載ってました。
当時からわかる人とわからない人が分かれてたんですね。

ここらへんはドーネン監督のコメンタリーが知りたい所です。

でも確かにヒッチハイク時のジョアンナは地味な目立たない女子大生なんだから、メイクは薄くても良かったですよね。あれでは毎日鏡の前で何十分も化粧してる派手派手女子大生になってしまいますよね。

であのメイク、まるさんもおっしゃるようにオードリー本人も当時はもの凄く気に入ってましたよね。
ショーンの伝記本で、家の近所の子らを招いた1965年のパーティーでオードリーはやっぱりあのメイクでした。
完全にプライベートだからメイク担当もいないでしょうし、薄いメイクでもよかっただろうに自分であのメイクにしているということは、よっぽどお気に入りだったのだろうと。
やっぱりあのガッチリした髪型にはあのメイクが一番映えるんでしょうね。

でも清藤さんの新書でも書いてましたけど、「おしゃれ泥棒」と同じように見える「いつも2人で」ですけど、実はトップ部分がちょっとラフになってて微妙に違うとか。
メイクも微妙に違うのか、「いつも2人で」の方がもっとキツい感じがするんですけどねー。
それで次の「暗くなるまで待って」になるとヘアズタイルはさらにラフになっていくって書いてました。

「いつも2人で」の1番目のアイメイクがもっとナチュラルだったらどうだったか、ちょっとわかる写真がありますよね。
ヒッチハイクに行こうとマークとジャッキーが話し合ってる所に入っていくジョアンナの宣伝写真ですけど、光がうまくメイクを飛ばしてナチュラルメイクに見えます。
ええっと僕のブログで言うと“いつも2人で フォトストーリー3”に載せてます。

http://audreyhepburn.ko-co.jp/e24277.html

↑これの2番目の画像ですね。最近これが着色されてけばけばしいカラーが載る事も多いですけど…。
これ、ナチュラルっぽくて若く見えるし好きな画像です!
あ、同時にチャリンコバージョンの2枚も載ってた。(^^;

それと口の強調は確かに「麗しのサブリナ」だけですよね!
それが僕なんかはついていけない感じになるんですけども…。
あの唇よりも大きくはみ出して塗る赤くて濃いリップは、ちょっと受け付けません。

あ、あと「いつも2人で」メイクはどういう撮影順だったのかわかりませんけど、同じメイクだとカツラの乗せ替えだけで済むから便利だったのかも。
それにまるさんも書いてらっしゃるように、この時期のオードリーは「マイ・フェア・レディ」のバッシング、流産、また流産、メル・ファーラーとの仲が修復不可能、と続いてた時期なので、オードリー自身を奮い立たせるためにあの強いメイクがどうしても必要だったのかもしれませんよね。
Posted by みつおみつお at 2017年05月23日 02:56
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