2017年05月10日
山田書院第一回配本“アメリカ名画曲集1” オードリージャケ
このゴールデン・ウィークに神戸と岡山で映画のパンフレットやポスターを扱っているお店を見つけてのぞいてみたのですが、特にオードリーでめぼしいものはありませんでした。
どちらも店主の方にお話を伺ったのですが、“最近はオードリーのものしか売れないよ” とか、“洋画スターで売れるのはオードリーとブルース・リーだけ。あとはアラン・ドロンがちょっとだけ” ということでした。
最近は本当に洋画が弱いですね。それでも気を吐くオードリー、凄いです!
さてこれは1968年頃に発売された山田書院という所が発行した “invitation to screen and popular music” というシリーズの第1回配本 “アメリカ名画曲集1” です。
山田書院…今は探しても古本しかないので、もう無いのでしょうね。
ジャケットは1966〜67年頃のオードリー。
既に「いつも2人で」のメイクではなくなっています。「いつも2人で」〜「暗くなるまで待って」の間の宣伝写真でしょう。
これ、配本と言っても実質はレコード。この時期によく有った“映画音楽全集”的なものです。
全16回の配本となっていて、このシリーズは他にも「マイ・フェア・レディ」のオードリーがジャケットのものもあります。
この山田書院は日本コロムビアと組んでいますが、この時期は本当にいろんな出版社が各レコード会社とコラボしてこういう“映画音楽全集”を出していました。
今はきっとこういう映画音楽全集なんてものはたいして売れないと思いますが、この時期にこんなに各社が競って作って、それでもそれぞれ売れていたというのは今考えると凄いことですね。
というのも1960年代後半〜1970年代前半というのは、家にレコードをかけられる豪華ステレオセットがあるのがステイタスだった時代。
特に何を聴くでもなくステレオを買った人達が、とりあえず置いておいたらサマになるレコードがこういう“映画音楽全集”だったのでしょう。
当時ステレオを買った40代くらいの方の青春時代の娯楽と言えばなんといっても映画だった時代。そういう良き思い出の追体験としてもうってつけだったと思います。
そして本当のサントラよりもずっとムード音楽寄りなイージー・リスニングでBGMとして聴きやすいし、一般の方にはこういうのが良かったのでしょう。
逆に今となってはそこが安っぽくて敬遠されてしまう所ではあるのですが…。
このレコードに入っているオードリーの曲は「昼下りの情事」から「魅惑のワルツ(ファッシネーション)」1曲。
かなりイージー・リスニングなアレンジですが、楽団編成はそれほど小さくはなく、わりと豪華で聴きやすいです。
こういうレコードのものを今年初頭にまとめてデジタル化しましたが、もちろんオードリーの作品で一番多いのは「ムーン・リバー」でした。
それに次いで多かったのがこの「魅惑のワルツ」と「シャレード」。
意外と海外の演奏者も録音してるので、「昼下りの情事」で「魅惑のワルツ」が流行ったのは日本だけではないみたいです。
中身は高度成長期時代の日本のレコードらしく、2つ折のレコードジャケットに12ページのカラーページと10ページの2色刷りのページ付きの豪華版!
各作品の解説や日本の劇場ポスターの写真、スターのポートレートが載っています。
収録作品では「ドリトル先生不思議な旅」が最新作のようです。今だったらおそらく収録されないどころか候補にもならないでしょうね。
他は「風と共に去りぬ」「エデンの東」「80日間世界一周」「栄光への脱出」など妥当な曲です。
載っているポスターは「昼下りの情事」1965年リバイバル時の立看の上部の一部。
解説は“「昼下りの情事」は軽妙洒脱なコメディでした”というものとあらすじだけで、取り立てて読むほどの事はないもの。
あ、でもこれ監修も解説も野口久光さんです。
オードリーはジャケットにも登場していましたが、開いて最初のページでもポートレートが載っています。写真は「暗くなるまで待って」のもの。
持っている本らしきものが、昔は気付きませんでしたが今見るとルイ・ヴィトン柄のもの。なんなんでしょうねー、これ。
どちらも店主の方にお話を伺ったのですが、“最近はオードリーのものしか売れないよ” とか、“洋画スターで売れるのはオードリーとブルース・リーだけ。あとはアラン・ドロンがちょっとだけ” ということでした。
最近は本当に洋画が弱いですね。それでも気を吐くオードリー、凄いです!
さてこれは1968年頃に発売された山田書院という所が発行した “invitation to screen and popular music” というシリーズの第1回配本 “アメリカ名画曲集1” です。
山田書院…今は探しても古本しかないので、もう無いのでしょうね。
ジャケットは1966〜67年頃のオードリー。
既に「いつも2人で」のメイクではなくなっています。「いつも2人で」〜「暗くなるまで待って」の間の宣伝写真でしょう。
これ、配本と言っても実質はレコード。この時期によく有った“映画音楽全集”的なものです。
全16回の配本となっていて、このシリーズは他にも「マイ・フェア・レディ」のオードリーがジャケットのものもあります。
この山田書院は日本コロムビアと組んでいますが、この時期は本当にいろんな出版社が各レコード会社とコラボしてこういう“映画音楽全集”を出していました。
今はきっとこういう映画音楽全集なんてものはたいして売れないと思いますが、この時期にこんなに各社が競って作って、それでもそれぞれ売れていたというのは今考えると凄いことですね。
というのも1960年代後半〜1970年代前半というのは、家にレコードをかけられる豪華ステレオセットがあるのがステイタスだった時代。
特に何を聴くでもなくステレオを買った人達が、とりあえず置いておいたらサマになるレコードがこういう“映画音楽全集”だったのでしょう。
当時ステレオを買った40代くらいの方の青春時代の娯楽と言えばなんといっても映画だった時代。そういう良き思い出の追体験としてもうってつけだったと思います。
そして本当のサントラよりもずっとムード音楽寄りなイージー・リスニングでBGMとして聴きやすいし、一般の方にはこういうのが良かったのでしょう。
逆に今となってはそこが安っぽくて敬遠されてしまう所ではあるのですが…。
このレコードに入っているオードリーの曲は「昼下りの情事」から「魅惑のワルツ(ファッシネーション)」1曲。
かなりイージー・リスニングなアレンジですが、楽団編成はそれほど小さくはなく、わりと豪華で聴きやすいです。
こういうレコードのものを今年初頭にまとめてデジタル化しましたが、もちろんオードリーの作品で一番多いのは「ムーン・リバー」でした。
それに次いで多かったのがこの「魅惑のワルツ」と「シャレード」。
意外と海外の演奏者も録音してるので、「昼下りの情事」で「魅惑のワルツ」が流行ったのは日本だけではないみたいです。
中身は高度成長期時代の日本のレコードらしく、2つ折のレコードジャケットに12ページのカラーページと10ページの2色刷りのページ付きの豪華版!
各作品の解説や日本の劇場ポスターの写真、スターのポートレートが載っています。
収録作品では「ドリトル先生不思議な旅」が最新作のようです。今だったらおそらく収録されないどころか候補にもならないでしょうね。
他は「風と共に去りぬ」「エデンの東」「80日間世界一周」「栄光への脱出」など妥当な曲です。
載っているポスターは「昼下りの情事」1965年リバイバル時の立看の上部の一部。
解説は“「昼下りの情事」は軽妙洒脱なコメディでした”というものとあらすじだけで、取り立てて読むほどの事はないもの。
あ、でもこれ監修も解説も野口久光さんです。
オードリーはジャケットにも登場していましたが、開いて最初のページでもポートレートが載っています。写真は「暗くなるまで待って」のもの。
持っている本らしきものが、昔は気付きませんでしたが今見るとルイ・ヴィトン柄のもの。なんなんでしょうねー、これ。
Posted by みつお at 21:00│Comments(0)
│レコード・CD