2007年01月11日

復刻版の見分け方…「麗しのサブリナ」85Rの場合

復刻版の見分け方…「麗しのサブリナ」85Rの場合 これは1985年にリバイバルしたときの「麗しのサブリナ」パンフレットです。というか、お店によっては絶対に売らない!とまで言われている復刻版です。

 84年から日本ヘラルド株式会社(現角川ヘラルド映画株式会社)によってオードリー作品のリバイバルが始まりました。

 その際、「昼下りの情事」以外は復刻版がヘラルド・エンタープライズによって発行されました。過去に発売されたパンフのコピー…。

 伺った話では製作したのはエイジツ。前身は大阪映実東京支社。

 僕は、昔のパンフを手に入れにくい現代の人達に、レトロなパンフを味わってもらおうという意図かな?なーんて好意的に解釈していたのですが、そうではなく、単なる手間と経費の出し惜しみだったとか…。がっかりです。

 さて、この「麗しのサブリナ」はもとになったのは1954年初版日比谷映画劇場の本命版パンフです。
 中身についてはまたその本命版のときにでもお話しますが、本命版と復刻版の簡単な見分け方をお伝えします。

 さあ!画像のオードリーのおでこを見てください。オードリーの右眉の上に灰色の汚れがあるのがわかりますか?帽子の網目状の影のさらに左横に灰色の部分がありますよね?これが復刻版の証です。

 復刻版は、もとになったパンフの汚れまでもそのまま原稿として複写してしまうため、このようなことが起こります。

 このパンフの中には復刻版であることが書いてあるのですが、気づかずに、あるいは故意に初版として売られていることがあるので、注意していただきたいと思います。初版と復刻版では価値が全然違いますので。
 くれぐれも復刻版を高額で手に入れたりしないよう、気をつけてくださいね~。

レア度:なし(価値もほとんどありませんが、僕にとっては85年に劇場で見た記念です!)





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この記事へのコメント
こんばんは! ほほぉ、お店によっては「絶対に売らない!」とまで
言われてるんですかぁ。ある意味、本物を提供したいと言う事なんでしょうかね。
以前パンフを集めていた時、高額なパンフは買えなくて復刻で我慢しました。
それはそれで資料という感じで良いかなと・・・^^;
復刻場合、大体は「復刻だよ~~~」って分かるように表記されているんで
しょうが、コレクション当初は「本当にこのパンフ本物なんだろうか・・・」って
疑った事もありました。そんな時はパンフの匂いを嗅いで、紙物独特の
経年のカビっぽい匂いを確かめてました^^; エヘヘヘ
Posted by ゴマちゃん at 2007年01月11日 22:44
そうですね、2軒そういうお店がありました。
復刻版をパンフとして認めないそうです。
ましてやそれを高額で売るなんてとんでもない!
っておっしゃってました。
僕も復刻版の認識があれば別にいいとは思うんですけど。(^^;;
ただ、復刻があると知らない古本屋さんや、
“50年代のものです”なんて書いたオークションで
高額で値段をつけているのを見ると
なんだかな~って思ってしまいます。
表紙でわかるのだと簡単なんですけど、
中を確認しないとわからないのがあるので、
それがやっかいですよね。
Posted by みつお at 2007年01月12日 16:30
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