2007年01月23日

写真集「AUDREY HIGHNESS & SABRINA」

写真集「AUDREY HIGHNESS & SABRINA」 今回は1987年11月発行と奥付に書いてある、シンコーミュージック社の写真集、「AUDREY HIGHNESS & SABRINA」を紹介。

 「ローマの休日」と「麗しのサブリナ」に特化した写真集で、それ以外はこの2作のつなぎで「パリの恋人」の写真が3葉挟まれるだけ。ハードカバー、サイズはA4。

 …と紹介しておきながらなんですが、この写真集はオススメできません。画像は正直ありふれたものばかりで、他の写真集で十分代用が利きます。その上、左ページは真っ白で右のページだけ画像1枚、といった紙の使い方をしてるので、高級感は出ても写真の収録点数は異様に少ないし。あえて手に入れる必要はないんじゃないかな~。

 むしろこの写真集の意義は、裏表紙の裏にあるポケットに差し込まれている16pの冊子にあります。当時の雑誌や新聞に載った「ローマの休日」「麗しのサブリナ」の記事や宣伝が縮刷で載せられており、とても興味深く読めます。「ローマの休日」と「麗しのサブリナ」における動員数や興行収入なども載っています。

 ただ、「麗しのサブリナ」の動員数のところで、東京の本所映画館ではカラーで公開、と書いてあるんです。ご存知のとおり、「麗しのサブリナ」はモノクロ映画。カラーって、当時に映画1本丸々着色する技術なんてあったんかいな?と思ったので、ずっと昔に閉館になってる本所映画館の親会社、東京楽天地さんに問い合わせてみました。既に当時を知る方はいらっしゃらないそうなのですが、“たぶんそんなことはしなかったと思いますよ”とのこと。まー、そうでしょうねー。1週間くらいの上映の為に、わざわざそんな特殊なことするとは思えないし。

オススメ度:なし(入手の際はきちんと別冊付録があるかどうか確認したほうがいいです)





同じカテゴリー(日本の写真集)の記事
 宝島社ムック本「オードリー・ヘプバーン『永遠の妖精』の素顔」 (2024-04-08 21:00)
 写真集「AUDREY in Cinema」 (2023-11-19 20:00)
 清藤秀人監修写真集「オードリー・ヘプバーンという生き方」 (2022-12-12 15:00)
 スクリーン・アーカイブズ ミュージカル復刻号「マイ・フェア・レディ」 (2022-08-17 21:00)
 スクリーン復刻特別編集 オードリー・ヘプバーン第3集 (2022-06-23 18:00)
 スクリーン復刻特別編集「オードリー・ヘプバーン」第2集 (2021-06-05 18:00)

Posted by みつお at 00:00│Comments(8)日本の写真集
この記事へのコメント
この写真集はお目にかかったことが無いですね~。
って、古いし当たり前ですが。

でも、みつおさんがオススメ度「なし」と言い切るあたり、
なんとなく価値が分かる気が、、、(苦笑)

しかし、この帯の言葉はある意味すごいですね。
「全ての日本の女性に妖精がのり移りました」って、
なんとも、オドロオドロしいんですけど(@@)

妖精って「舞い降りた」・・・って表現じゃないのかな?(苦笑)
Posted by カリン at 2007年01月23日 00:37
カリンさ~ん、こちらに来ていただいて、
ありがとうございます~!(^-^

これ、カリンさんには絶対勧められないです(笑)。
しかも、全然気づきませんでしたけど、
確かに「のり移りました…」って…(爆)。

さすがカリンさん!目の付け所が違います(笑)。
今日もカリンさんのおかげで大笑いさせていただきました。(^^
Posted by みつお at 2007年01月23日 10:52
のり移られるんです、オードリーに。
想像しただけで重そう(爆)

いや、オードリーは軽いんですけど、表現が、、、(^^;

憑依しちゃうんです。
きゃ~!

書かずにはいられませんでした。
私の想像力をくすぐる、帯に100点(笑)
Posted by カリン at 2007年01月25日 01:17
なんてコワい帯なんでしょうか。表紙も表紙だし…(爆)。

僕はそんなカリンさんの感性に100点!
Posted by みつお at 2007年01月25日 11:15
さすがカリンさん!目の付け所がちがいますね~。
私もみて笑っちゃいましたよ~^-^
オードリーが
のりうつったらいろいろ質問とかしてみるかも・・・きゃ~
Posted by えみ at 2007年01月25日 14:22
でもえみさん、ここに書いてるのは1954年だそうですよ。
いくらオードリーが慈愛精神に満ち溢れてるったって、
全ての日本女性に生霊として憑依したら
大変だったろうなーって思います。
しかも“のり移りました。”ってしっかり過去形の断定だから、
きっとオードリーは当時の全女性に
取り憑いたんでしょう…。
Posted by みつお at 2007年01月25日 16:41
のり移ったかの様にこの時代の女性たちはオードリーファッションに身を包み、オードリーになりきろうとしていたとか!?
アムラー現象ならぬオードラー現象?!(古い^-^:)
Posted by えみ at 2007年01月26日 10:34
おっ!えみさん、カリンさんと僕で思いっきり
恐怖に陥れようとしたのに、ノーマルに戻しましたね(笑)。
Posted by みつお at 2007年01月26日 15:36
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。