2007年03月08日

また!?増える「おしゃれ泥棒」71リバイバル版パンフレット

今日はかなり長いです。覚悟をお願いします。(^^;;;

 これは「おしゃれ泥棒」1971年5月22日リバイバルパンフレットです。

 いつもどおりの鉄兜オードリーですけど、初版のパンフレットに比べて、オードリーの化粧がずいぶん薄くなってます(笑)。

 ま、この画像はもともと白黒写真に着色してますから、ちょっと口紅の色を変えるだけで感じが変わってしまうんですけどね。それにしてもアイメイク以外はえらくナチュラルになりました。(^^

 …っていうか、この右の画像の「お詫び」ってなに?実はこれがこの71年リバイバルパンフをまたまた増やしてしまうきっかけになったものです。

 スタッフ・キャスト紹介のページで、上からワイラー監督、イーライ・ウォーラック、ヒュー・グリフィス、シャルル・ボワイエと紹介していきました。
 ところが!なんと出来上がったパンフではボワイエの画像が、グラモン館長の役の人になっていたのです!映画公開前に気づいたのか、公開してからお客さんに指摘されたのか、とにかく、天下の日比谷スカラ座ですから、間違いをそのままにしておくわけにはいきません!

 そこでスカラ座は「お詫び」の紙を大急ぎで刷って、挟み込むことにしました。それが一番上の画像。
 その後、みんなでシャルル・ボワイエの画像を糊でどんどんパンフに貼っていきました。それが2段目の画像。
 ま、もっともこれは推論で、挟み込みが先なのか、糊貼りが先なのかは僕にはわかりません。
 ただこの71年リバイバルの「おしゃれ泥棒」は、この挟み込みがある方が本命版だそうです。

 3段目は一般の劇場で売られたタイプのもの。こちらはボワイエの写真が間違ったままです。スカラ座以外は、まあいいやと思ったんでしょうかね~。東宝のマークがなく、20世紀フォックスのロゴの位置が違います。

 さらに4段目のはボワイエの画像が正しく刷られてます。「おしゃれ泥棒」の大ヒットにより、追加で刷られたんでしょう。ついでに訂正もした、と。日比谷スカラ座でも売られていたようです。
 ロゴはスカラ座のものと同じ位置になってます。

 5段目のはちょっと違います。ボワイエは正しいんですが、紙質も全然違うし、中身も黒で刷られてます。何より印刷が悪い!
 印刷物を原稿にしてもう一度印刷すると、画像も荒れて、モアレという変な模様が発生するんですが、完全に中の画像がモアレってます。
 いわゆるこれは「ニセモノ」というヤツじゃないかと!!!

 5年ほど前に聞いた話では1970年代前半当時はコレクターの多いパンフがニセモノ作りの対象になってたようです。なんでも黒幕はかなり大きな会社の人間だとも…。

 今じゃ多ページで数千円のパンフは割に合わないので、紙一枚でウン万円~ウン十万円になるチラシやポスターがニセモノのターゲットになっているようで、大問題になっています。
 いつの時代にも悪いヤツはいるんですね~。

 僕はこの5段目のパンフを東京のA社から通販で、「おしゃれ泥棒」パンフとしては最初に手に入れたんですが、後に3段目のパンフを神戸シネマガイドで知ってびっくり!中学生ながら、この5段目のは怪しい!と思い、自分の中では「なかったこと」として扱っていたのを覚えてます。
 4年ほど前には、同じA社が大阪の書店でこの5段目のをまた売っていたのを見ましたが…。

 僕は自分が持っていることもあって、表紙だけでこの5段目のを見分けることができますが、普通はムリだと思うので、皆さんがこれからこのパンフを手に入れるときはちょっと注意してください。
 しかしニセモノのお話の「おしゃれ泥棒」でニセモノかもしれないなんて…(笑)。

 初版の東宝版を先に持っているとカラーページが少なくてちょっとがっかりするかもしれませんが、丁寧なつくりで、総ページ数は初版と同じ。ムダなレイアウトがなくなった分、初版にはない長文の解説が2つも入って、読むにはとてもいいパンフになっています。

レア度:なし
     (お詫び付きスカラ座館名入り★★★★★、中身黒タイプ★★★)





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{{{       ***STORY*** 1966年    アメリカ
シャルル・ボネ(ヒュー・グリフィス)は美術の愛好家であり収集家である。また美術品を美術館に寄附する篤志家...
*おしゃれ泥棒*【Cartouche】at 2007年04月20日 00:25
この記事へのコメント
これは確かに長い!(^^;

しかし、いつの世もニセモノが出回るんですねぇ、、、。
よからぬことを考える人がいることが信じられませんが。
まぁ、おしゃれ泥棒のお父ちゃんもその一人ですけど、、、(苦笑)
「その人が信じてくれれば、それでハッピーじゃないか」
って、スゴイ持論を展開していたような、、、。(うろ覚え・・・)

ニセモノでもいいから・・・なんてチェリーニのビーナスを手に入れた
どこぞの社長さんのようにはならないようにしないといけませんね。

怪しいものには手を出さない。
特に古いものは、数も限られているし、そんなに今になって
ワンサカ在庫が出てくるなんてまずあり得ないですしね~。
疑って掛かっても損はないと思いますね。

それにしても、みつおさんのブログはお勉強になりますワ。
Posted by カリン at 2007年03月08日 00:37
カリンさん、長くてすみませ~~ん!(^^;A
ふと気が付くとこんなに長く…。
2~3日分はありそうですよね。
読んでいただいて疲れませんでしたか?(心配)

ニセチラシは今本当に多いそうです。
ネットなんかで買うと、届くまで紙質が違う!
とかってわかりませんもんね。
西宮のシネマガイドさんでも、
“チラシを売りたいんですけど”
って送ってきたのを見たら粗悪なカラーコピーだった、
ってこともあったそうです。

お勉強…っても、グッズの雑学は増えても、
ちっともオードリー自体のの知識は増えないかも…。(^^;;;
Posted by みつお at 2007年03月08日 12:25
一つの作品でこんなにも作られているとは驚きですね!
それも偽物!?まで!!一作品で沢山のチラシや
パンフが出るのはコレクターとしては嬉しいですが、
やはり本物であってほしいですよね。

それと今回初めて知ったんですが、この表紙って
元は白黒写真に着色だったんですか!知らなかった!

初公開時の表紙と比べると明らかに色彩は違いますね。
何となく貧血っぽく見えちゃいますね・・・^^;
Posted by ゴマちゃん at 2007年03月09日 22:20
ゴマチャンさん、こんばんは!

貧血っぽい!!大笑いしてしまいました。

それと、そうなんですよ~、これ元は白黒なんです。
着色が上手ですよねー!日本の誇れる技術ですけど…
今でも出来る方はいらっしゃるんでしょうか。

チラシはパンフと違って、ニセモノにもっと気をつかわないと
いけないから大変ですね。
ゴマチャンさんも、変なのつかまされないように
気をつけてくださいです。
…ところで今日もゴマチャンさんのところに伺いましたが…
コメントまだでしょうか?(笑)
Posted by みつお at 2007年03月09日 23:39
>ところで今日もゴマチャンさんのところに伺いましたが…
>コメントまだでしょうか?(笑)

(*⌒m⌒)ぷっ  えーとですねーーーー・・・・
ん・・・・本当にいつになったら書くんでしょうね・・・^^;
近々、書こうかなと思ってますので、もうちこっとお待ちください~~(^^)
Posted by ゴマちゃん at 2007年03月10日 14:00
あ、でも近々ですか!?
とっても楽しみにしていますよぉぉぉ!(^^
Posted by みつお at 2007年03月11日 12:34
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