2007年03月05日

「妖精の詩 -オードリー・ヘプバーン写真集-」

「妖精の詩 -オードリー・ヘプバーン写真集-」 この写真集は、TOKYO FM出版から1993年(オードリーが亡くなった年)に発行された写真集です。これはですね~、僕の大好きな「パリで一緒に」の画像が多い!

 「パリで一緒に」関連だけで38枚!第2位の「パリの恋人」関連の29枚を大きく上回ってます!というか、いろんな作品の画像がわりとまんべんなく入っているのが嬉しい!「緑の館」も「マイヤーリング」も他の写真集よりも多めに収録。

 帯の「オードリーが託した 唯一のオフィシャル版」というのはかなりうさんくさくて、いったい何を根拠に!?と思ってるんですが、これでしかお目にかからない画像がかなり多く、質的には非常に高い写真集です。

 唯一の欠点は、ちょっと印刷が濃い過ぎること!濃いく刷ってしまうと、どうしても薄いシワも黒くなって深く見えるため、実際のオードリーよりもかなりシワが目立ってしまってます。
 もし再版することがあれば、その時はもうちょっと印刷を薄めに刷って欲しい…それだけが望みです。(^^;;;

 もしオードリーの写真集を買おうかどうか悩んでいるなら、これは買いです!

オススメ度:★★★★(ほとんど★★★★★だけど、印刷が濃い過ぎなので、1つ減点)





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Posted by みつお at 00:00│Comments(15)日本の写真集
この記事へのコメント
これは私も大好きな写真集です~。
亡くなった当時、書店で見つけて速買いでした。
当時は、今みたいにインターネットで情報が集まるわけではなく、
足しげく書店に通っては、追悼写真集出てないかな・・・と
探していた記憶があります。

tomoさんのサイトでも復刻を希望していたほどで、
そのくらい当時の写真集の中では良くまとまったものだったと思います。
写真とともに、映画の中のセリフが綴られていて(一行詩みたいに)
それもまたステキです。
Posted by カリン at 2007年03月05日 00:15
これは本当にみなさんに好評ですよね!(^-^
これでしかカバーできない画像のいかに多いことか!

僕も当時は追悼写真集を探しに
よく本屋でチェックしてましたよ。
あまりにたくさん出るもんで、
きちんとみんな売れるかどうか心配してました。(^^;;;
これもその後、再刷されたんでしょうか…。
Posted by みつお at 2007年03月05日 11:14
みつおさーん。やっと来れました(>_<)
改めましてよろしくお願いしますm(_ _)m

この写真集を某古本屋で見つけたときは大はしゃぎでしたo(≧∇≦o)(o≧∇≦)o他の写真集では見られない写真が多いですよね!ただ、みつおさんのおっしゃるように印刷が濃い・・・。私だったら★★★半かなー?紙の質とある程度オードリーの写真集を持っている人向けかなーと思うので(^_^;)

カリンさん、まだ復刻活動中ですよー(〃⌒ー⌒)/
大々的にやってませんが(-.-;)
サイトのどこかにあります・・・( ̄∇ ̄;)
Posted by tomo at 2007年03月05日 22:05
tomoさんこんにちは!
こちらにも来ていただけるなんて、光栄です。(^-^
こちらこそよろしくお願いします。m(_ _)m

そういえば、確かにそうですよね。
ある程度写真集持っている人向けかも…。(^^;

それと、tomoさん、この復刻のページ、
とあるところにずっとあるのは知ってますけど…
それより、同じところにあったtomoさんのブログの行方は…?
Posted by みつお at 2007年03月06日 15:06
ブログはですね~、今の自分に合わなかったのでやめちゃいました(^_^;)
みつおさんのように、定期的に更新してなんぼですからね~(-.-;)
コンスタントに更新できるようになったら、別の形で始めたいなーとは思ってるんですけどね( ̄∇ ̄*)
Posted by tomo at 2007年03月08日 12:34
そうですか…みなさん、更新が大変なのかな?
僕は気分がノッてる時に書きだめして、
書かないときはまったく書いてないんですけど、
日記形式だと大変そうですよね。(^^;;;
Posted by みつお at 2007年03月09日 11:56
こんにちは!
描きこむのが遅くなっていまいましたが、先日コメントさせていただいてすぐにこちらの妖精の詩を注文して、先週届きました^^

中古で購入したのですが、届いたものは初版でしたのでおっしゃるとおり印刷が濃いです。
でもオードリーの写真集、初めて私物となりましたがもう美しいや可愛いの言葉だけでは言い表わせないです(笑)
写真も多くて満足です!
いままで品の良い美しいイメージがあったんですが、写真集で色んな表情が見れて、オードリーの愛らしさにも魅了されました。
母も「懐かしい~」と言いながらじっくり見ていましたよ。

前回のコメントでおっしゃっていただいた通り、わたしは絵を描いてるのですが、たいてい女性を描いているんです。
オードリーはわたしの理想とする女性像の1人ですし、制作にも関わってきていると思っています。
今回の個展会場にはわたしが影響された画家や彫刻家の本を置きたいな思っているので、この写真集も置こうと思います^^
ありがとうございました!!
Posted by ちかこ at 2012年08月30日 19:39
ちかこさん、こんばんは!

この「妖精の詩」からお買いになったんですね。(^^
この写真集は、これでしかお目にかかれない画像が多くて、
僕はお気に入りです。

お母さんにも楽しんでいただけたようで、
家族で一緒に見れるってのがいいことですよね!
ちかこさん初の個人持ちオードリー写真集ということで、
大事な1冊になることが出来ていると嬉しいです。(^-^

他にもお買い求めになるなら、★5つで勧めている写真集が
画像もかぶりも少ないので、
ぜひそれを目安にして候補に入れてください。

次の個展も成功裡に終わることをお祈りしています。
では、ぜひまた何かで書き込んでいただけるように、こちらも願っています。
Posted by みつお at 2012年08月30日 23:09
はじめまして。『妖精の詩』の編集をした者です。当時、その小さな編プロ(厳密には違うのですが、説明が難しいので編プロということに)にはオードリーについてわかる人がひとりもいなかったので、写真選びから構成、ネームなどほぼたったひとりで作りました。
でも、オードリー愛だけで突っ走ったはいいけれど、編集執筆の仕事を始めたばかりで、とても未熟で、その後に見返すと「もっとこうすればよかった」「このトリミング指定はひどかった、私何考えてたんだろう」と残念な気持ちばかりが先に立ちます。
まず、ふんだんに使える写真として提供されたのが『パリで一緒に』ばかりだったので困りました。私はこの映画が好きですが、世間ではオードリーの代表作とは言わないし、評価も低いですから。

通信社や配給会社の資料室でオードリーの写真に埋もれて過ごす時間はとても幸せでした。そして、他のスナップ写真とは明らかに質の違う写真を発見しました。それがマイヤーリンクのモノクロ写真や、p32の『昼下がりの情事』撮影合間のスナップなどです。それがサム・ショウの撮った写真でした。彼の写真だけは使用料金が高かったのですが、編プロの社長に「どうしても使いたい!」と願い入れました。
サム・ショウの撮るオードリーには繊細な陰があるんです。

印刷の濃さについては、私も無念でなりません。というのも、色校の最終チェックをした後に、なぜか紙を変更されてしまったのです。インクを吸い込むタイプのマットな紙になり、真っ黒につぶれて細部が見えない写真が多くなってしまいました。『緑の館』の写真など、色校段階では影になった部分もちゃんと細部が見えていたんです。
※皺に関しては、私はむしろその陰影が好きなので、そういう写真を選んでいるかもしれません。

できあがった本は、誰に褒められるでもなく、読者の反響もあるのかないのかもわからず……。その数年前に同じ編プロが編集に関わっていたマガジンハウスの『FUNNY FACE』が社内外で絶賛されていたのとは大違いです。まあそれも仕方ないか、と自分でも思いました。その後も海外のオードリー本が出ると、「これは良い写真集だわ」と感心することが多く、「それにつけても『妖精の詩』は……」と恥ずかしくて冷や汗が流れるような気分でいました。

オードリーの命日に、ふとネット検索をしてみようと思いたち……10年以上も前の、こちらの記事を知りました。こんなふうに言ってくださる人たちがいたなんて、思いもよらなかったです。嬉しくてなりません。

長々と失礼しました。


あ、『妖精の詩』という命名は私ではないです。うさんくさい(笑)帯の文句も私ではありません。ただ、公式本というのは確かです。
校了した直後に、オードリーの息子さんから出版エージェントに電話が入り、「スイスの家に、母の少女時代の写真がたくさんあるのですが、使いますか?」
編集部一同、「遅ーい!」と突っ込みました。
Posted by お姐(上屋梨影子) at 2021年01月21日 02:45
お姐(上屋梨影子) さん、初めまして!
長文は僕の大好物ですよー!

まさか作った方から書き込みがあるなんて、感激です!めっちゃ嬉しいです!
当時僕がお手伝いできたら嬉しかった!のですが、当時はただの若造で、ネットなどもなく、オードリーの大ファンであるのは周りしか知らないことでしたので、そんな僥倖に巡り合うわけもないのですが…。

これは僕の大好きな写真集なので、今ならこの記事もかなりな長文になっていたと思います。
当時はブログを始めたばかりで短く書かなければと思っていたのでこれだけですけど。

僕にとってはこの写真集は思いっきり好きなものの1つで、何年か前に写真集のおすすめのまとめを作ろうとして未だ実現できていませんが、★5つの写真集に混じって、これだけは★4つから紹介しようとずっと思ってます。
というのも、凡百のオードリー写真集がある中で、これだけは「パリで一緒に」中心の、いまでも異彩を放っている写真集だからです!
書いてあるように、★4つなのは印刷が濃いからというだけで、それ以外は★5つです。むしろ、この写真集に内容では負ける★5つも多くあります。
まさに「パリで一緒に」中心だからこそ他の写真集には無い独自の地位を得ている、と思っています。
「パリで一緒に」だからいいんですよー!でもこんな写真は一体どこから???その後どこででも見かけない写真ばかり…。

それにいつも思うのですが、オードリーファンって映画でなければ、別に写真は可愛ければどれでもいいですよね?
そしたらオードリーが最高に綺麗な「パリで一緒に」の選択は間違っていないと思います!
…ただ、そこでもこの濃い印刷が邪魔をしていますが。

でもレアな写真が多いですよね!その後ネットでも見かけない写真が多いですし、スナップなのかなんなのか、そんな衣装もシーンも無いっていうのばかりで、当時も驚きましたし、今でも中身を見ずに思い出せるほど強烈な印象を持っています。
これらの写真を選んでくださって、ありがとうございました!

僕にとってはマガジンハウスの「FUNNY FACE」の方が印象に薄いです。なんかカラーは印刷の色が薄かったか変な感じだったような記憶が…。他の写真集と間違えてるかな?
こちらのサイトでも★3つくらいじゃなかったでしたっけ?
(さっき調べたら★2つでした)

この「妖精の詩」は、2000年ごろのオードリーファンのHP(2つあった)でも管理人さんたちやコアなファンにはすごく評判良かったですよ!逆にマガジンハウスの「FUNNY FACE」は話題にもなりませんでした。やっぱり熱心なファンは見てますね。
ただ、皆さん印刷が濃いとは言ってましたけど。

…p32の「昼下りの情事」がなんなのか確かめてきましたけど、これは美しいですよね。
こういう珍しい画像の積み重ねがこの写真集を特別なものにしていると思います。
「妖精の詩」、僕の知っている海外のオードリーファンにも評判いいです。どうか自信持ってくださいです!!

特に、そんな比較されて虐げられていたような逸話まで聞いてしまうと、ますます思い入れが深くなってしまいます笑。
僕は昔からちょっと目立たない物とか人に肩入れしてしまう性質なので。
オードリーでも「パリで一緒に」に思い入れがものすごくあるのがその辺でしょうか。オードリー自身はめっちゃ美しいのに、顧みられないという。
「妖精の詩」はいい意味で、まさに「パリで一緒に」ですね!
でも出来は「パリで一緒に」よりもっと良いですよ!うーん、「いつも2人で」になぞらえた方がいいのかも。でもこれは「パリで一緒に」写真集でもありますしね。

紙の変更があったとは、貴重なお話をありがとうございます。
最初はコート紙で行く予定だったのですね。
そうすれば多少は改善されていたでしょうね。
いまだに写真集にマットコートが多いのは僕には理解できません。
明らかに写真はコート紙の方が発色いいのに…。
再刷はあったのでしょうか?その時に改善はされなかったのですか?
二刷があって改善しているなら、探してでも買ってしまいます。

公式本というのはショーン許可だったのですね。
帯ではまるでオードリーが許可したようだったので、胡散臭さ全開でした笑。
それならそうとショーンと書いてくだされば良かったのにと思いますが、帯は売らんがためのものですからね。
でも帯を書いた人は、却って安っぽくしてることに気づかなかったんですね。

それと、少女時代のオードリーは今となっては使わなくて良かったと思います。その後オードリー展の図録などで何度も出てきていますし、93年当時はインパクトがあっても、今なら独自性が失われてあまり嬉しくない物になっていたと思います。

それと、今のショーンは写真の検閲が厳しいと聞いていますので、シワがあったり、タバコと写っている写真などは許可されないと思います。
シワは総消し、タバコの写真は入れ替えになっていたでしょうね。
それ以外にもわからない理由でダメ出しされるそうなので、この写真集は93年だから出版できた唯一無二の写真集だったんでしょうねー。

どうかまたお話を聞かせて頂きたいです!
それとこの写真集を作ってくださって、本当にありがとうございました!!!
Posted by みつおみつお at 2021年01月21日 09:27
当時はネットもなく、読者の反応は出版社に届いた葉書で知るしかなかったのですが、なぜかどこの出版社も本を作った本人たちに反応について積極的に教えてくれないんですよ。秘密にしてるというのではなく、気にかけてない。
だから、本当に今の今まで、こんなふうに語ってくださるファンがいるなんて知りませんでした。

この本の編集については、ブログにももう少し詳しく書こうかなとは思っています。
ひとつの物語のつもりで構成したんです。オードリーの死から始まり、最後は「彼女は旅行中」で終わる物語。そして、『いつも二人で』のように、過去と現在がめまぐるしく展開する。
なので『いつも二人で』になぞらえていただけるのは、めちゃくちゃ嬉しいです。
まあ、構成がちょっとセンチメンタルすぎたかなぁと、思わないでもないです。

たしかコート紙の色校の一部はどこかに保存してあったはずです。もし見つかったらお見せしたいですね。


ブログ仮眠室(ほとんど記事を下げたままで放置してますが)
http://comeinc2.seesaa.net/

@toscarmenida Twitterもやってますが、オードリーのことはたまに呟く程度です。


これから、みちおさんのブログをゆっくり順番に読んでいこうと思います。
Posted by お姐(上屋梨影子) at 2021年01月21日 16:22
追伸

この本はあまり売れなかったのか、再販はされていないんです。

あと、公式というのは、ショーンさん公認のという意味と、肖像権などの問題をすべてきちんとクリアしているということなんです(映画会社の許可も得ている)。
芳賀書店や近代映画社の写真集は、たぶん無許可です。
でも、私は読者の立場としては、無許可でも芳賀書店のオードリー写真集のように中身の濃いものは歓迎です。
公式本の編集執筆が主体ですが、読者としては非公式のものも愛好しています。今の出版界はだいぶ厳しくなってしまい、遊び心がなくなって、公式本の編集執筆をしていても、面白くありません。

芳賀書店の俳優写真集は当たり外れはありますね。シャーロット・ランプリングの写真集など、使い回しでページを埋めていて、がっかりしました。(あと、ランプリングのことが好きじゃないライターを起用していて、内容がほとんどディスってる……)
Posted by お姐(上屋梨影子) at 2021年01月21日 16:34
またまたありがとうございます!
なんかこういう当時のお話を当事者の方から伺えるのはワクワクしますね!!

まず、えーっ!愛読者カードって全然活用されないのですね。
出版社のみが読んで、作った人には教えないなんて…。

「妖精の詩」にもいま調べたら入ってました。ということは返事を出していないということですけど、出さなくて良かったです。
(僕はなるべく買ったままの状態で保存したい方なので、ハガキを出すことはまず無いのです)

この本に関しての編集奮闘記、ぜひ読ませて頂きたいですね!
オードリーの本を出せるなんて、めっちゃ素晴らしいことですよね!
僕も出せたらいいなあ〜なんて思いますが、文才無いので…。
もし出せるなら、表紙は60年代のオードリーだっ!って昔から決めてます。世間は50年代オードリーですけど、それは僕の信念に反するので。
それこそ「パリで一緒に」や「いつも2人で」の表紙がいいけれど、妥協して「マイ・フェア・レディ」でしょうか。

それと、一つの物語として構成されていたとは、伺うまで全く気づきもしませんでした!そういう意図なら、それも書いておいてくださったら、僕みたいな鈍い人間でも“おおっ!”て何度も味わっていただろうなーと思います。ましてや僕が一番好きな「いつも2人で」風だなんて!
最後、ちょっと「ん?」って思わせるのはそういう構成だったからなのですね。

コート紙での色校、実物が見れたらいいですね!
本来お姐(上屋梨影子)さんが意図していた「妖精の詩」がそこに見えるんですね。
今月号の「SCREEN」を本屋で見て見ましたが、それすらも今月号からオールマットコートの紙になっていました。まるでムック本のようで、なんかどんどん悪い方へ転がって行ってるような気がします。

お姐(上屋梨影子)さんのブログは見に行って来ましたが、見れませんでした笑。
僕は文章量が多いので、Twitterは向いてないんですよね。いまだにブログなんてやってるのはそこですね。

再販はされなかったんですか…。こんなにいい本なのに勿体無い!
上記にコメントのあるtomoさんが昔この本の復刻を目指して頑張っていましたが…。そのtomoさんが2000年ごろからオードリーのHPを作って運営されていた方なんですよ。今は無くなってしまいましたが。

“ショーンさん公認のという意味と、肖像権などの問題をクリアしている”
はわかりましたが、やっぱり帯には偽りありですね。
帯には“オードリーが託した”って誤解されるように書いてますもんね笑。

芳賀書店の無許可はよく聞きますね。誰だったかのスターが日本で自分の本が売られていることを知って怒ったとかなんとか。でも芳賀書店の画像も、のちに川喜多かしこ記念館とか写真を借りていた会社が載せられるようになりましたね。なので、グレーな感じでしょうか。

近代映画社は無許可というより、映画会社から宣伝材料として画像がアメリカの映画会社の本社から送られていたそうです。何かで50年代に日本の印刷技術に感心したアメリカの方から「映画の友」とともに画像(ポジフィルム)が提供されていた、と読んだことがあります。
昔はそういう画像が大量にストックされていたそうで、それらを使っていたのだと思います。
でも何かで00年代かに「SCREEN」編集部に電話をした時には、そういった画像はもうほとんど残っていなかったそうです。その編集部の人たちも困っていました。誰かがネコババでもしたんでしょうかねー。それともデジタル時代でもう使わないと廃棄したのか…。
どちらにしても勿体無いですね。昔はレコードなどにも「写真提供:スクリーン」なんて載っていたのに…。

でも本当に今の出版界は売上も激減しているのに、著作権も厳しくなって大変ですよね。

芳賀書店のシネアルバムシリーズは懐かしいですよね。オードリーやヴィヴィアン・リー以外はあんまり興味がなく、本屋でオードリーと共演している人のを立ち読みして終わりにしてました。
でもそちらの共演者の方に珍しい画像があったりすると、くそー!とか思ってました。

僕の記事も少しずつ読んでくださるとのこと、古い方からですか?それとも新しい順に?
でも全員が全員僕の全部の記事を読んでくださるわけでも無いので(1000以上記事があります)、新たに読んでくださる人のために同じことを何度か別記事で書いてることもありますけど、ボケている訳ではないので、ご容赦くださいねー。

ではでは、また楽しいお話を聞かせてください!お待ちしています。
Posted by みつおみつお at 2021年01月22日 17:24
この写真集、「妖精の詩」は、お気に入りでしたし、
今も大切に保存しています。
レアな写真が多く、しかも「パリで一緒に」が多いというのがなんとも貴重で嬉しかったですね。
まさか当事者の方のお話を読めるとは思ってもみませんでした。
あの頃に戻って、ファンとしてどんなに嬉しかったかお伝えしたいくらいです。
芳賀書店のシネアルバムシリーズは、オードリィ共演俳優のアルバムに、
オードリィの珍しい写真(しかもその後他では見かけない)が複数あって、
変えずに悔しい思いをしたことを覚えてます。
今ではいろんな意味で(著作権、ショーン、紙質、劣化、担当者の知識、売上などなど)新鮮な作品の実現がますます困難になってきましたね。
Posted by まる at 2021年01月24日 21:16
まるさん、こんばんは。

これ、本当にレアな写真が多かったですよね!
「パリで一緒に」好きなコアなファンって意外と多くて、
一般の映画ファンの認識とはちょっと違いますよね〜。
やっぱりオードリーの愛らしさの勝利でしょうか。
絶対に「無くてもかまわない」作品ではないことだけは確かです!

それと、まさか作ってくださった方が直々においでくださるとは思わなかったので、こういうことがあると嬉しいですよね!
以前は「角川書店 世界名作シネマ全集2 愛しのオードリー」のライターさんも直接来てくださったりとか、やっぱり当事者の方から貴重なお話を聞かせていただけるのは嬉しいですよね!

芳賀書店のオードリー共演者のって誰のが出てましたっけ?
グレゴリー・ペック、ゲーリー・クーパー、ハンフリー・ボガート、ヘンリー・フォンダ、フレッド・アステア、バート・ランカスター、ケーリー・グラント、ピーター・オトゥール辺りは出てそうですよね。
ショーン・コネリーは有っても「ロビンとマリアン」には間に合ってるのかな?

本当にまさにまるさんのおっしゃる障害が立ちはだかって、最近は昔のように自由に未発表の写真集は作れなさそうですよね。はー…。
Posted by みつおみつお at 2021年01月25日 17:02
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