2009年05月26日

写真集「Audrey Hepburn」Nick Yapp 2

写真集「Audrey Hepburn」Nick Yapp 2 さて、今回も新しい写真集「Audrey Hepburn:FOTOGRAFIEN EINER LEGENDE」のお話。

 前回「おしゃれ泥棒」からハイテンションになったと書きましたが、「マイ・フェア・レディ」が終わって、めくったら出てきたのがこの画像(←)。これ見て“おおっ!”。

 キャプションでは65年「おしゃれ泥棒」・撮影テリー・オニール、となってますけど、これって帽子といい服といいヘアスタイルといい、どう見ても「いつも2人で」ですよね?

 このフォトグラファーのテリー・オニール(Terry O'Neill)って人は「いつも2人で」も撮ってるらしいので、「おしゃれ泥棒」とごっちゃになったんでしょうかね。

 オードリーとハトの組み合わせが「パリの恋人」以来、オードリーにとまる鳥の画像は「尼僧物語」以来のような気が…。
 ハトが肩にいても、動じてないオードリーがスゴイ!僕はハトが嫌いなもんで。(^^;

写真集「Audrey Hepburn」Nick Yapp 2 ←で、次はこれ!「おしゃれ泥棒」の撮影中、ピーター・オトゥールとは笑ってばっかりで、ウィリアム・ワイラー監督を困らせたというオードリーですが、そんな雰囲気がよくわかりますよね。
 
写真集「Audrey Hepburn」Nick Yapp 2 映画には出てこない、ニコルが物置で掃除婦の格好に着替えるシーンなんでしょうけどね。
 こんなに爆笑してたら、すぐに警備員にみつかっちゃいますよね。

 →こっちも映画ではサイモンを冷たくあしらうニコルですけど、舞台裏でのオードリーとピーター・オトゥールはこんな感じ。やっぱり爆笑してます。
 楽しそう!!

 で、最高だったのはこちら!(↓)

写真集「Audrey Hepburn」Nick Yapp 2
 オードリーと水って、「いつも2人で」まであんまり縁がなかったですよね。せいぜい「パリの恋人」や第2期の作品群で川がバックに使われるくらいで。

 それが「いつも2人で」ではこんなに水と一体化しているオードリー!
 バックの水の青さとで、鮮烈な美しさに仕上がっています。

写真集「Audrey Hepburn」Nick Yapp 2
 ここは本当に★5つ進呈したいくらい素晴らしいっ!!

 画像が黒ずみかげんでなければ、もっともっと美しかっただろうなーってちょっと残念。

 他にも貴重な画像が色々とあります。
 たとえばジュディ・ガーランドの娘、ライザ・ミネリと一緒の画像(↓)。

写真集「Audrey Hepburn」Nick Yapp 2 これなんかは、この衣装を着たオードリーの画像ということで、貴重~。
オードリーにしては派手目のこのドレス、2000年のオードリー展では日本でも展示があったように思いますけど、着た画像を見たことはこれまであまりなかったんじゃないかなー。

写真集「Audrey Hepburn」Nick Yapp 2写真集「Audrey Hepburn」Nick Yapp 2





 →これらもかなり珍しい画像たち。

 …とまあ、瞬間風速的に★5つになったりするんですが、全体で見ると、もう一押し!ってな印象。
 オードリー初心者には充分過ぎる内容だし、印象にはかなり残る写真集なんですけど…。
 ハイソサエティの方たちが、オードリーの写真集を1冊だけ飾りで書棚に置いておくにはいいかもしれませんね。

 もし買うなら、9月に英語版も出るようなので(?)、そちらを待ってもいいかもしれません。

オススメ度:★★★(もうちょっとで★4つになり損ねた★3つ)




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Posted by みつお at 16:00│Comments(9)海外の写真集
この記事へのコメント
ブログ「Over the Sky」のfighter-kです。この度「英会話の株式会社ランドマーク・ポスト」を設立致しました。ぜひHPへお立ち寄り下さい。http://www.landmark-post.com/  
ブログも150万アクセスです。ありがとうございました。http://yaplog.jp/shootist-k/
Posted by fighter-k at 2009年05月26日 21:23
お久しぶりです。世間のインフルエンザ騒ぎもひと段落した感じですが、みつおさん体調崩されていませんか?

この事典みたいな感じの、重厚感あふれる装丁好きですわー。その人一人の百科事典なわけだから、内容だけじゃなくて装丁も含めて全部「ワンダフル」であってほしい。

オードリーとライザの写真ですが、オードリーの衣装にびっくりです。色といい、デザインといい、オードリーというよりライザが着てそうな感じが…(^_^;)そういえば、60年代ジュディも顔の周り羽ばっさばさの衣装着てたなァ…。
Posted by のび子 at 2009年05月29日 18:13
>のび子さん

お久しぶりです!(^-^
神戸…インフルエンザでドタバタしてましたが、
僕はいつもどおり元気でした!
街も、先週はマスクの人だらけだったんですが、
今週はぱったり。
もうマスクをしている人はほとんど見かけません。
やっといつもどおりの落ち着きを取り戻した感じです。

さてさて、この“事典”ですけど、のび子さんはお好きですかー。(^^
もうちょっと珍しい画像が豊富だと、僕的には良かったんですけどねー。
でもお金持ちの方が1冊だけ持つには、
装丁は重厚だし、定番から珍しい画像まで入って、
とってもいいと思います。

それと、ライザとの写真!
そうでしょ!
色は赤だし、デザインはハデハデ。
かな~りオードリーらしからぬ衣装だと、僕も思います。
若い頃、派手な衣装は年をとってからの方が似合う、
と言っていたのを実践したのかな?と。
よっぽど大層なパーティだったんでしょうかね。

で、僕もオードリーよりもライザ・ミネリの方が
似合うんじゃないか?とか思ってました(笑)。
「ニューヨーク・ニューヨーク」に出てきそうな衣装ですよね。(^^;
同じ赤で、こんな派手なオードリーに並ばれて、
ちょっと困った顔のライザなのでした。
Posted by みつおみつお at 2009年05月30日 11:52
こんにちは。nikoです。

ご存知かもしれませんが、雑誌などで写真が掲載されている時に、
すみっこに出展元が書いてありますよね。
AFLOもそんな会社のひとつですが、
会社ホームページから一度audrey hepburnで検索してみてください。
今回の写真の別テイクがありますよ。
Posted by niko at 2009年06月03日 22:14
本当に、この「いつも2人で」のカラー特大画像連続攻撃には興奮しましたよね。
確かに瞬間風速的に★★★★★
一部分でオードリー大賞候補です。

確かに写真家さんは一度にたくさん撮られるから、別テイクって多いですよね。
例えば、オスカーナイトの舞台裏
オードリィがグレイス・ケリーと並んで待っている写真ありますが、
あれって連続写真になってるんですよね。
そういうのをもっと観たぁいです。(ぜいたく)
Posted by まる at 2009年06月03日 22:41
nikoさん、はじめまして。
AFLOのHP、見てきました。
色々あるんですね~。
でも裏焼きオードリーもいっぱい…。(^^;;;
「マイ・フェア・レディ」の有名な帽子が逆のとか、
わかりやすーいのもいっぱいあるんですけどねー。
こういう間違った向きの画像って、
使用するときに正しい向きに戻して使用することって可能なんでしょうかね?
nikoさんはご存知ですか?
Posted by みつおみつお at 2009年06月04日 11:07
>まるさん

そうですよね!
この「いつも2人で」は開いた途端に
“おおっ!!!”って歓声をあげてしまいました。(^^;

オスカー・ナイトのあの写真…
あれも連続写真ですか!
うわー、見てみたいな~!

そういうのって、レンタル・ポジ屋さんじゃなく、
写真家に直接権利を取らないと手に入らないんでしょうかね?
いまだ人の目に触れないオードリー画像って、
本当に多いんでしょうね~!
あのメガネ少女オードリーの連作も見たいし!
Posted by みつおみつお at 2009年06月04日 14:05
ハードカバーの写真集って、どうしても雑誌に比べて採点のハードルが高くなりますよね。
AFLOの画像全部見てみました?
「許されざる者」「シャレード」の超レア・しかもカラー画像がありましたよっ。
これこれ、こーゆーの載せればいいのにぃ~。

こういうのを知ってしまうと、ますます写真集を出す編集者の選択基準や研究姿勢、
それに彼らが使用可能な画像一覧等を確認させてほしいです。
陳腐とレアの感覚が国によって違いもあるのでしょうけどでもね。

AFLO中にはどー見てもボブの写真もあったりして、
カメラマンの著作権保護は当然行われてるようですが、
ここで選ばれてる画像もどうゆう基準なのかよくわかりません。
裏焼きだったりきったないカラーだったりも多いわけで、
でも中には白黒版でもなかなか貴重なものも多し。う~ん欲求不満になりました。
法人じゃないと入手ダメみたいですね。

あと洋書の写真集って、表紙や裏表紙、それに口絵の写真をわざわざ本編にも載せますよね。
サービスというよりなんかくどい。
日本のでそういうのあんまり見たことありません。
Posted by まる at 2009年06月06日 21:42
写真集は、やっぱり雑誌と比べると採点は厳しいですよ~。(^^;
僕も雑誌に付けるときの★★★★★と、
写真集に付けるときの★★★★★では、意味合いが全然違います。
その雑誌の枠の中でよくやってくれた!ってのと、
全部オードリーの中でどやねん!ってのはやっぱしねー。

で、AFLO、見てみました。
確かに、あんまりレア画像がない「シャレード」と「許されざる者」のは
貴重ですよね!
僕に選ばせてくれたらいいのに~!って思います(笑)。
レア画像のみで一冊作っちゃうんですけどねー。

で、やっぱり写真集って選択基準がよくわかりませんよね。
編集者の名前があるところをみると、
その人が選んでるんでしょうけど。
オードリーに対する研究が中途半端だと、
どうでもいいようなのがいっぱい混じってますよね。

ネットでは、東北新社がオードリーの画像の権利を主に持ってるようですよね。
きっとAFLOよりももっとあるんじゃないですか?
なんか日本では全くオードリーの写真集が出る気配がないですけど…。
「スクリーン」は自社が持っているポジから作ろうとしてるようで…。
いっぺん近代映画社に電話したとき、
“ポジが無いもんで…。”なんて言うので、
“えっ、じゃあ過去の雑誌に載った画像はどうなってるんですか?”
って訊いたら、
“残ってないんですよー。”って言ってました。
それでスクリーンはおんなじ画像ばっかり使ってるんやなーってわかりました。
なので近代映画社の写真集は期待が持てないですね。(^^;;

それとAFLOには裏焼き画像がいっぱい混じってるので、
愕然としました。
ここで見て使う人は、こういう裏焼きのまま
使用するんだろうな~…って。
そしてますますひっくり返ったオードリーが世の中に蔓延していく、と。

昔は裏焼きは数えるほどだったのに、
最近じゃ当たり前になってますもんね。
こないだのスター・チャンネルのページでも
「マイ・フェア・レディ」のアスコット衣装のオードリーが裏焼きで
びっくりしました。
あのわかりやすーい帽子のが裏返るなんて、
だいぶオードリーの写真の管理が悪くなってますよね。
嘆かわしいことです。

それと、洋書の表紙画像の件は確かに!(笑)
こないだ手に入れたヤツなんて、
3回も使ってました!
そんなムダ使いするんやったら、
他の画像入れてくれ!って思いましたよ。
Posted by みつおみつお at 2009年06月09日 00:12
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