2007年02月27日

「暗くなるまで待って」68初版&71Rポスター ワーナーロゴ

 昨日のアカデミー賞、菊地凛子さんが話題になってましたが、助演男優賞受賞者に見知った名前が!なんとアラン・アーキンが受賞してたんですね!最近の彼は知らないので、僕にとっては「暗くなるまで待って」の悪漢ロート役のイメージです。
 で、今日はおめでとうございます!の意味を込めて「暗くなるまで待って」に急遽変更です。

「暗くなるまで待って」68初版&71Rポスター ワーナーロゴ「暗くなるまで待って」68初版&71Rポスター ワーナーロゴ
 いやー、画像汚いなー。2つ並ぶと、汚さ倍増やんか。…ってこれは「暗くなるまで待って」の68年初版(左)と、71年リバイバル(右)の時のポスターです。どこが違うかわかりますか?

 っても画像がこんなに汚いんじゃわかんないですよね。(^^;A
 見分け方は教えていただいたのですが、キャッチコピーまで全く一緒のこのポスター、配給元のワーナーのロゴが違うんです。下にロゴのアップ画像を載せます。

「暗くなるまで待って」68初版&71Rポスター ワーナーロゴ「暗くなるまで待って」68初版&71Rポスター ワーナーロゴ 左はワーナー・ブラザーズ=セブンアーツと名乗っていた頃のロゴで、右はワーナー・ブラザーズに戻ってからのもの。初公開版のロゴはWと7を組み合わせたロゴなのがわかりますか?実はワーナー・ブラザーズ=セブンアーツ時代は実に短くて、1967年~69年までです。たまたまオードリー映画ではこの「暗くなるまで待って」だけがこのロゴになってしまったんですね。
 ところがリバイバルした1971年にはもうセブンアーツではないから、これを使えない、ということで右のようなロゴになってしまったという。

 ですから、初版ものか、リバイバルものかはロゴを見れば一目瞭然というわけです。左のロゴならば初公開時ものの証。右のロゴで初版というのは有り得ないということです。ロゴの問題に関して、知らない人の方が圧倒的に多いので、ポスターに限らず、プレスなどの入手の際はご注意を。

 ところでこのロゴが違うという問題、販促物だけの問題ではないんです!これも教えていただいたんですが、現在DVDなどで見れる「暗くなるまで待って」は出だしの人形のおなかを切り裂く場面、リバイバル時のロゴがかぶります。
 でもですね、これ初公開時にはセブンアーツのロゴがかぶってたそうなんです!!
 ま、ちょっと考えれば当然のことなんですけど、現在のワーナーロゴしか見てない僕なんかにはとてもびっくりな話題。現在のロゴはバックが見えませんけど、セブンアーツのロゴだったら、もっと人形が見えてたんでしょうねー。だからますます人間を切っているようで、もっと導入部のスリルが増したのかもしれません。
 こんなこと初公開時に観た、それもかなり注意深く何度も観た人でないと覚えてませんよね!?かなり貴重な情報だと思います。

絵柄お気に入り度:★(「暗くなるまで待って」関係はほとんどこれなので、見飽きてしまった…。)




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