2018年01月06日

2017年オードリー・ヘプバーン大賞の発表!

 すみません、年を越してしまいました…。皆様、あけましておめでとうございます。
 毎年恒例の“オードリー・ヘプバーン大賞”の2017年の発表を行いたいと思います。

 今年のノミネートは以下のオードリー関連のものになります。

・午前十時の映画祭8 「おしゃれ泥棒(初上映)」を含む5週にわたるオードリー週間
・「いつも2人で」フィルムバージョン オリジナル・サウンドトラック発売
・「いつも2人で」TWILIGHT TIME版ブルーレイ(含:音楽トラック)
・写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜” とエマ・ファーラー トークショー
・サントラ集 “AUDREY HEPBURN : A Touch of Music”
・「パリの恋人」60周年アニバーサリー盤オリジナル・サウンドトラック
・NHK BSプレミアム アナザーストーリーズ「オードリーとローマの休日〜秘めた野心、貫いた思い〜」
・BS-TBS “発見!偉人とホントに会った人” 

の以上8つ。

 まず第3位はBS-TBS “発見!偉人とホントに会った人” に!

 これは本当にオードリーと実際に会った日本人の話を聞けたのが大きかったです。
 今となっては生きているオードリーに会った人も少なくなっていますが、伝記などの2次資料ではなく実際に直接オードリーに会った人から貴重な1次資料であるお話を伺えるのが嬉しかったし初耳なこともありました。
 今回は加藤タキさんと、オードリーが1983年に初来日した時の奈良ホテルの従業員だった方達。

 加藤タキさんは今までの番組でも聞けたこともありましたが今回初めての話も多く、オードリーには伝わってないだろうと思っていた伝説化する前の一部心無いマスコミのオードリーに対するヒドイ扱いが、87年の2度目の来日時にテレビでオードリーが直接見ていてオードリー自身が傷ついていたと知って僕もショックで心が痛みました…。

 でもその時の加藤タキさんの対応に大感謝!オードリーが1982年に「銀座リザ」のCM撮影に際して言った言葉でオードリーを励ましてくださったのが嬉しかったです!

 オードリーは「銀座リザ」の絵コンテで「ローマの休日」の写真の前で語るという最初のアイデアに、“私は過去の栄光にすがって生きてるんじゃないかとだれかに錯覚されたら困る。それは誤解だから。私は今日と明日に向かって生きていたい。私は今の私を撮ってほしい。”と言って断りました。

 87年の来日時、テレビでショックを受けているオードリーに加藤タキさんはそれを引き合いに出して、“あなたがおっしゃったじゃない!こんなシワいいじゃない!”と言ってくださって、オードリーも“そうだったわ!”と気を取り直したという逸話が素晴らしい!と思いました。

 当時は写真週刊誌が全盛の時代。マスコミがこぞってスキャンダラスな報道をしていた頃で、既に86年辺りから人気の復活が始まっているオードリーを叩いて部数を稼いだり視聴率を上げようという魂胆だったのでしょうが、実際には一部マスコミの酷い報道にもかかわらず90年代半ばまでオードリーの一大ブームは続きました。

 2位は午前十時の映画祭8 「おしゃれ泥棒(初上映)」を含む5週にわたるオードリー週間に!

 こちらを1位にするべきかすっごく悩みました。オードリーの映画を見るというのはオードリーファンにとって原点ですから。
 ましてや今回は26年ぶりの正式リバイバルの「おしゃれ泥棒」!大賞に絡まないはずがない!という。

 そして今回は夏の間にオードリー作品4本を5週連続で上映だったので凄くありがたいことだったのですが、残りの3本が今まで何度も上映しているものだったので「おしゃれ泥棒」の足を引っ張るような形になってしまいました。

 もしこれが「おしゃれ泥棒」を含む初上映作品で固められていたらバリバリ大賞を取っていたことでしょうね。
 例えば「尼僧物語」「噂の二人」「暗くなるまで待って」など。それらは来年に期待しましょうか!


 さて、今年の大賞はNHK BSプレミアム アナザーストーリーズ「オードリーとローマの休日〜秘めた野心、貫いた思い〜」に!

 ありがちなオードリー番組かと思って見はじめたら、全然違う!
 むしろ新しいことばかりで構成された、とっても見応えのある番組でした。

 初公開の写真も何枚も出てきてそれも嬉しく、新しく知るオードリーのことも次々と出てきて、この番組の充実度は2013年のOWOWの番組 “ヘプバーンが本当に伝えたかったこと” に続くもの。

 とても真摯なこの番組を作ってくださった方にお礼を言いたいくらい!どこかの番組で来日時には日本人全員がオードリーを貶めるような雰囲気だったとか、オードリーがスパイだったとか、ドギツイ誇大な表現で煽るような安直で安価な低俗番組とは雲泥の差。

 お金もしっかりかけて、正しい情報で伝えてくれました。
 途中ロッシ夫妻の息子が “オードリーは他の誰かさんみたいにプロヂューサーと寝る必要はなかったんだ!”と言った時に “※個人の感想です” とテロップが出たのには笑いました。

 さて今年の総括ですが、今年の印象は小粒な物が多かったなーという感じ。
 今年の大賞のアナザーストーリーズでも実は2013年2位のWOWOWよりも下かなあという感じですし…。

 大賞該当無しにしようかとも思いましたが、ノミネートしたものにはそれなりにいいものが多かったので、頑張って選びました。

 でも全体的にオードリーに関連する番組どれもいい感じだったのが嬉しいです。
 他にもBSフジ「ワールドツアー完璧MAP スイス・ヴォー州」やBSジャパン「辰巳琢郎の葡萄酒浪漫」という番組でもオードリーに関しては一瞬でしたが扱ってくれていたのが嬉しかったです。

 4位は「いつも2人で」フィルム・バージョン オリジナルサウンドトラックとTWILIGHT TIME版ブルーレイに!

 ただし、これは同率で4位という意味ではなくて、2個1で4位という意味です。

 というのも、本来これは完全版なら1位を狙えるものだったのですがどちらもおそらく音源は同じで、どうやら2次音源しか見つかってない様子。

 なのでCDの方はお皿のガチャガチャいう音や車の音などの入った12曲が未収録、ブルーレイの音楽だけのトラックはCDで落ちた12曲やヘンリー・マンシーニのカウントなどはあるものの、メインタイトルは映画に合わせて10秒カット、映画で使用されなかった曲も未収録、といったどちらも一長一短状態。

 なので2個1とさせてもらいました。映画用の2次音源しか見つかっていないのでモノラルで音質も良くないです。

 マンシーニの最高傑作である「いつも2人で」の本当のサントラ発売自体は凄いことなのですが、2つ合わせてもそれでも完全でないものを1位には出来ません。
 というわけで今回は4位。

 でもやっぱり「いつも2人で」フィルムバージョン発売は嬉しかったーっ!!
 もし今後1次音源が見つかって、全曲ステレオで発売されたりするとそちらは大賞を十分狙えると思います。

 なお、CDは1000枚限定、ブルーレイは2000枚限定でしたが、どちらもすぐに完売していたのは「いつも2人で」の音楽をどれだけ世界の人が待っていたかが良〜くわかる出来事でした!
 本当に「いつも2人で」の音楽はいいですねー。

 3位のBS-TBS “発見!偉人とホントに会った人” とどちらにするか悩みました。
 実際、2017年に書いていた下書きでは3位はこちらでした。



 5位は写真展 “オードリー・ヘプバーン 〜今よみがえる、永遠の妖精〜” とエマ・ファーラー トークショー
 これもエマ・ファーラー込みで5位ですかねー。写真展のみだと6位だったかも…。

 写真展自体はとても嬉しく感激しましたが、展示してあるのが「マイ・フェア・レディ」まで、そして写真についてるコメントがどうってことのない単なる個人の感想で、しかも間違っているってのが大幅減点。

 エマのトークショーももっとエマに喋ってもらいたかった…。途中エマが手持ち無沙汰にしてるのがかわいそうだったよー。
 せっかくのエマの無駄遣いに思われました。


 6位はサントラ集 “AUDREY HEPBURN : A Touch of Music”ここまでくるとちょっと小粒すぎるかな…。
 「ローマの休日」の本当のサントラが初収録なのと「昼下りの情事」3曲入りEPサントラのCD初収録に対して。

 ただし、ジャケットの赤はオードリーのイメージじゃないですよ。オードリーを知らない人のデザイン。


 さて、ノミネートからも漏れた中でも特に今年ヒドかったもの↓。

 サントラ「麗しのサブリナ/許されざる者」は著作権侵害。
 クレヴィス刊写真集 “AUDREY HEPBURN オードリー・ヘプバーン” はオードリーに詳しくない人と会社が作ったもので、内容がお粗末。
 洋書写真集「THE LITTLE BOOK OF AUDREY HEPBURN」はヒドすぎ。

 でした。

 2017年のオードリー・ヘプバーン大賞は以上です!
 それではみなさん今年もよろしくお願いいたします!

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この記事へのコメント
明けましておめでとうございます。
ちょっと遅くなりましたね。(でも関西はまだ松の内だからいいか...な)

年末の二つのオードリィ関連番組はどちらも内容がよかったですね。
後からやった“偉人と~”は人間オードリィに迫る内容でした。
加藤タキさんの語るエピソードにはいくつか初耳のものもあって、
みつおさんが書いてらっしゃるように、
二度目の来日時に、悪意ある報道で容姿の劣化を論われたときに
まさにそれを日本で観ていて傷ついていたことには少なからずショックを受けました。
この時期のオードリィってもうそんなことには超越していたように思っていたので。
それに対するタキさんの神フォローに、こちらも嬉しくなりましたよ。
大スター時代は、常に胃の中に蝶々が舞っていた・・・というのも
そのフレーズと共にとても印象に残りました。

そういえば、以前にこのブログに書き込んだことかもしれませんが、
2度目のCM出演時に、オードリィが日本のスタッフに
「撮影されたフィルムは100パーセントあなた方のものです」
って名言したエピソードが新聞に掲載されていたことがありました。
その自信と人柄をスタッフ同様、記事を書いた記者も感心していたのです。
(読売新聞だったことを覚えています)
当時CM出演する大物俳優って、いろんな注文が多くて泣かされたり、
まだまだアジア蔑視・日本軽視が残っていて、
日本側の準備した衣装を全く着ようとしなかったある大女優(仏)
なんかの話があったので、余計に好感度だったんでしょうね。
でもその一方で今回の番組内でも語られていたように、
大スターでその地位を維持している人って、気遣いのある方が多い
というのもまた事実なのでしょう。
オードリィが素晴らしいクルーに恵まれていたのも、
彼女のためにやってやる・・・というモチベーションを抱かせるからこそ。
またタキさん自身も語られていたように、
これが20代の頃にお会いしていたらまた別だったかもしれないというのも
フランクかつ公正な意見で、一方的に崇拝する内容じゃないところも
より共感性・信憑性があると感じます。
胃の中に蝶々が舞っているときに、神経過敏でいられないことなんて無いですから。
あと奈良ホテルのロビーの話もよかったです。
当時のホテルマンがうちの客層の良さを誇りに思ったってね、うん分かります。
常に品(品行だけでなく品格も)を身に着けていたオードリィには、
品のある態度で接したくなりますよね。

それにしてもタキさんってますますお綺麗ですよね、びっくりです。

それでは、今年もよろしくお願いします。
Posted by まる at 2018年01月08日 20:35
まるさん、あけましておめでとうございます。

そうですね!年末の2つの番組は本当に予想外にいい出来でびっくりしました。“スパイ”だの“酷い扱いを受けていた”だの間違った情報の釣りで変に煽るようなものではなく、きちんと正統派に作られていて好感が持てました。

そしてまるさんもオードリー自身が日本のテレビで傷ついていたことを知ってショックでしたかー(´△`)
あれは本当に新情報で悲しかったです…。
でも加藤タキさんのフォローも素晴らしいし、その後も90年に来日してくれていて、日本のことも嫌いにならないでいてくれたようで本当にありがたいです。最後の90年に知ったわけではなかったのが救いでしょうか。

当時は平気でシワが…とかコメントする輩がいましたもんね。
オードリーの追悼で出た数々のムック本でもそういう書き方をする自称文化人やら映画評論家がいてとても不快でした。もちろん吉村英夫氏はその1人ですけど。

“胃の中に蝶々が舞っていた”の表現は英語圏の慣用句なんでしょうかね。
オードリーがその表現を使っていたというのは今回で2度目でした。
僕が知っていたのは「ロビンとマリアン」での「スクリーン」だか「ロードショー」だかに載っていた復帰時のインタビューで、“最初にカメラの前に立ったときはどうでしたか?”と質問されて“胃の中に蝶々が飛んでいた”と答えていました。

“100%あなた方のもの”はまるさんに伺っていましたけど、読売新聞ですか!それは82年前半の新聞を調べないといけませんね!僕もぜひ読みたいです!(*^ ^*)

“日本側の準備した衣装を全く着ようとしなかったある大女優(仏)”ってもしかしてカトリーヌ・ドヌーブですかね?
ドヌーブも確か決められたデザイナーがいましたよね。イブ=サンローランでしたっけ?もしかしたらそれ以外は着ないということだったのかと。
その教訓で「エクスラン・ヴァリーエ」の時は初めからオードリーに選ばせていたのかもしれませんね。
ただ、日本側が勝手にオードリー=ジバンシィと思い込んでいるようなのが記録で残っていますけれども…。

それとまるさんがおっしゃっているように、確かに最初に40代のオードリーと会っていたからこその加藤タキさんとの心の交流が有ったのかも…と思いますよね。
「マイ・フェア・レディ」時に手のひらを返すようにバッシングするマスコミや映画界の人間なども見てショックを受けたでしょうし、流産も5回、メル・ファーラーとの離婚やアンドレア・ドッティの不貞という過程を経てきてからのオードリーだったからこそという側面が大きいかも…と思います。

奈良ホテルのお客さんは本当に素晴らしいですね!僕だとそう出来る自信がありません…。きっと“サインください!握手してください!”ってやっちまったかと。
まあその時はまだまだ若かったので、“若気の至り”ってことで見逃してもらえたかもしれませんが…(^^;A

本当に加藤タキさん、お変わりないですよね。僕も絵えーっ!って思ってました。生き方が素晴らしいのかと。

ではでは、まるさん、今年もよろしくお願いいたします!(^-^)
Posted by みつおみつお at 2018年01月10日 04:38
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