2007年03月16日

「ローマの休日」1954年初公開時 本所映画館版パンフレット

 さてさて、一昨日紹介した一般用のパンフレットと表紙全く同じですね~。

 その時に書いていたように、知り合いの方のご厚意で、カラーの挟み込みのある、この本所映画館館名入りパンフを譲っていただけることになり、待ち合わせで西宮シネマガイドさんに出かけて行きました。
 一応その時には以前から持っていた一般用のを持って行ってたんです。で、いただいたこの本所映画館のパンフを開いてみました。ふ~ん、って思いながら、横に一般版も広げてみたら…………

ええ~~~~~~~~っ!!!!!!

思わずお店の中で大声をあげてしまいました!(^^;;;
 お店の方も、譲っていただいた方も、僕の声にびっくり!

 →これがこの本所映画館版の表紙を開いたところなんですが…

一般版とはまるで中身が違う!!

なんとレイアウト、画像、文章にいたるまで、全く一般用とは違うものでした…。
 これまで、表紙が一緒なら「昼下りの情事」の裏表紙白版黄色版の違いのように、ほとんど中身は一緒で微妙に違うところがあるだけだと思っていたんですが…これはまるっきり別物!

 この中のページでオードリーがネグリジェを着ている画像の下にローマ字で“HONJOEIGA”と書いてるように、全くの本所映画館オリジナルのパンフレットだったのでした!!
 やられました!もし館名入りだけの違いだからって手に入れなければ、この2つが別種のパンフだってことは絶対わからなかったことと思います。

 さて、左の画像はこのパンフに挟み込まれているカラーのポートレートカレンダーです。裏には物語が書いてあります。本所映画館のには必ず挟まれているはずなんですが、これが一般用のには物語として挟まれていたり、いなかったり。
 というのは、このカレンダーが1954年の7~9月のものだからだと思うんです。この期間内に公開した劇場はこれを挟み込めるんでしょうけど、この期間を過ぎて公開した劇場じゃこんなの挟んでるわけにはいきませんからね。それであったりなかったりするんでしょう。

 それと、これが以前ヤフオクでチラシ扱いで売られていたことがありました。パンフレットの一部だと価値はほぼありませんが、チラシとして売りつけると一挙に数千円~数万円。チラシを集めてる皆さん!これはこのパンフの一部ですので、くれぐれも詐欺まがいにひっかからないようにしてください!

 パンフのつくりは、これまた作りは紙2枚半分に折っただけの物にカラーの挟み込みを入れた、総ページ10pの薄手版。
 中身は、まずローマのロケーション裏話、めくって“ローマの休日について”という林起久雄さんという方の解説(一般用のものとは違う)、次にカラーの挟み込み(裏は物語)があって、主役3人の紹介(これまた一般用とは違う内容)とローマの名所案内。次にめくると、そこはもう「ローマの休日」のことではなくて、本所映画館が既に導入していたシネマスコープの解説(実は自慢)と次週上映作品紹介(「百万長者と結婚する方法」)。これで終わり。

 当時はシネマスコープは出たばっかりで、いち早く導入した本所映画館はえらく誇らしげです。

 本所映画館での「ローマの休日」公開は1954年6月21日~7月4日までで、たった2週間の公開のためだけに劇場オリジナルパンフを製作する…今では考えられない豪華さですよね!

 ちなみに裏表紙は一般版と同じ松坂屋の広告。なので本所映画館版も一般版も出版社は同じなのでしょう。「尼僧物語」の本所映画館のパンフから推測して、おそらく日本映画出版社か、その前身であろうと思います。

レア度:★★★★★
    (なんせ2週間だけの公開なので、絶対数が少ないようです。)

 本所映画館は東京楽天地さんの経営する映画館でした。そのオリジナル・パンフは「ローマの休日」や「麗しのサブリナ」の頃は一般用と表紙は同じで中身は全く独自の物。ところが「尼僧物語」の頃になると、単に日本映画出版社のパンフに館名を入れただけで、中身は同じになってます。
 時代の流れでだんだんオリジナルパンフを作らなくなったんでしょうが、いったいいつまであったのか知りたい所です。
 また同じ東宝系の映画、「パリの恋人」や「ティファニーで朝食を」の本所映画館の物はあるのかどうか…。これも気になります。(少なくとも「ティファニーで朝食を」は本所映画館で公開してるようです)





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この記事へのコメント
はじめまして

オードリーとヴィヴィアンリーのファンなのでよくお邪魔させていただいてます(^-^)

私、この松坂屋の広告のデザインも好きです♪♪

月刊神戸っ子の同時代のバックナンバーをコピーなんですがいっぱい持っているので、似たような大丸の広告などを観るのも好きです。
Posted by モンクール at 2007年03月16日 20:23
モンクールさん、いらっしゃいませ!
いつも来ていただいてるようで、嬉しいです!(^-^

松坂屋の広告、レトロですよね!
裏表紙の広告もいくつか種類があるような時は
載せるようにしてますので、今後もよろしくお願いしますです。m(_ _)m

ヴィヴィアン・リーもお好きなんですね!
僕は「美女ありき」や「シーザーとクレオパトラ」の
ヴィヴィアンも好きなんですが、モンクールさんのお好きな
ヴィヴィアン映画はどれでしょうか?

またぜひ書き込んでください。お待ちしています。
Posted by みつお at 2007年03月17日 03:04
どうもお久しぶりでした(^_^)v

いや~~~、改めてパンフの奥深さに驚きです!
チラシも一つの作品で数種出回ることはあっても、
この時代のパンフには叶いませんね~~~
もしかしたら、まだまだ別デザインのものが
在るかも知れませんね!
Posted by ゴマちゃん at 2007年03月17日 16:46
>もしかしたら、まだまだ別デザインのものが

そうですよねー。「ローマの休日」~「戦争と平和」くらいまでは
劇場独自パンフがまだまだありそうだし。

そうだ!「ローマの休日」03年リバイバルの裏面を
ゴマチャンさんのサイトで全種類載せてくださいよ!
まだ全種類載せているサイトを見たことないような…。
Posted by みつお at 2007年03月17日 17:46
>そうだ!「ローマの休日」03年リバイバルの裏面を
>ゴマチャンさんのサイトで全種類載せてくださいよ!

リニューアルした時に載せようかなと思ったんですが、
ちこっと面倒になっちゃって・・・・^^;
でも全種類ってどれくらいあるんでしょうね。
オークションやネット販売でも見かけましたが、
いろいろなタイプがありました。
みつおさんから譲って頂いたのも何種かありますしね。
確実な事は言えませんが、ここ近年のチラシでは
03年リバイバルの「ローマの休日」が、もしかしたら
一番多く出回っている印象を受けます。
Posted by ゴマちゃん at 2007年03月18日 15:18
いやいや、せめて一番流通しているタイプの表で、
裏がいろいろあるのだけでも!と思ってたんですが。

もちろん全種類だともっとすごいですよね!(^-^
Posted by みつお at 2007年03月19日 15:03
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