2009年12月30日
「戦争と平和」1957年初公開時 相鉄映画劇場版プログラム
毎日記事アップ第4弾!今日は相鉄映画劇場版の「戦争と平和」パンフレットです。サイズはB5の横幅が2/3のもの。全8ページです。これはですね、「懐かしの映画館」のゴマちゃんさんからなんと無料で!いただいたものなんです。それまで、こんなのがあるとは全く知らなかったんですよ。しかもこれ、紙の状態がピンと張ってて、折れも無いし、かなり美品なんですよ~!(^-^
ゴマちゃんさんはチラシを集めているので、これもチラシ?と思ったそうなのですが、どうも違うということで僕がいただきました。本当にやさしい、いい方ですよねー。(T-T
いただいて僕も調べてみると、6ページ目に“次週上映”ということで「八月十五夜の茶屋」の紹介があるので、確かに「戦争と平和」に関しては現在上映中のもの。チラシではありませんでした。
チラシじゃないなら、売っていたかどうかはわからないので、無料で配るプログラム、とでも言う性格のものなんでしょうかね?それとも館ニュース?
でも横浜国際劇場の例もあるし、売っていたパンフレットなのかも…。
映画館1館が独自で映画パンフレットを作るとなると、やっぱりどうしても限界はありますよね。
東宝や松竹という配給会社から強力なバックアップのある銀座の一流封切館は別として、地方の劇場がパンフを作ると、いっぱい広告を取って、製作代をまかなって…みたいになりますよね。
このプログラムもそんな感じ。いーっぱい広告があります。「戦争と平和」に関しては、表紙もいれて5ページ分のみ。6ページ目は先ほど書いたように「八月十五夜の茶屋」、7・8(裏表紙)は広告のみですし。
その「戦争と平和」に関してもほとんどストーリーの紹介のみ。解説と言える物はなく、あとはトルストイの紹介と宣伝文みたいなのが2箇所載っているだけ。
その宣伝文らしきものの1つが面白いですよ。
“あなたの生涯にかくも偉大なかくも豪華な作品に再びめぐりあうことは不可能です。
三時間半に及ぶ興奮と陶酔と感激の長尺に描かれた……
ひしひしと万人の胸に迫る人生の真実!
あらゆる偉大な作品の上に聳え立つ至高の名作!!”
いやあ~、大仰ですね~。(^^;;;
でもこの50年代って、こういう大げさな宣伝文が当たり前に使われていた時代だったので、文だけ“歴史に残る世紀の傑作!”みたいなのが山のようにあったんですよね。それからしたら「戦争と平和」に対してだったら、まあ当然かも。
現在でこそ、オードリー作品ではあまり取り上げられない「戦争と平和」ですけど、昔は全然!批評家の評価も高かったし、興行的にも大ヒット!
1967年の「おしゃれ泥棒」公開後までのデータでは、オードリー作品では「マイ・フェア・レディ」「ローマの休日」に次ぐ第3位のヒット!
しかも当時の戦後日本で最も稼いだ20作品(3億6千万円以上の配給収入)にも堂々と入っているんですよー!ちなみにその当時の「戦争と平和」の配給収入は3億8657万円。昔は一目置かれる作品だったことは間違いないです。
さて、この相鉄映画劇場ですが、相模鉄道の横浜駅西口のところにあったようです。現在は場所も経営母体も変わって相鉄ムービルとしてやっているそうです。
でもネットで調べると相鉄映画劇場は東宝系の劇場だったとのこと。松竹系の配給作品である「戦争と平和」が上映されたというのは、やっぱりそれだけ「戦争と平和」の上映に魅力があった、ということなんでしょうね。
銀座の封切館である松竹セントラル劇場が「戦争と平和」を上映した時も、上映できたことの喜びがパンフに書かれていたくらいですからね~。
レア度:★★★★★(地方劇場独自の物は入手が難しいです)
さあ、明日は今年の締めくくりのオードリー・ヘプバーン大賞の発表です!
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