2010年01月20日

「尼僧物語」1959年初公開時 一般用パンフレット

 今日・2010年1月20日はオードリーが亡くなってから17年目の命日です。
 それに、こないだの1月17日は阪神大震災から15年目でした。

 なので、今日は鎮魂の意味を込めて、「尼僧物語」のパンフレットの紹介です。これが「尼僧物語」では最後のパンフになります。
 オードリー自身も、「いろんな意味で思い出が多い映画」「誇りに思っている」と、かつて述べた作品です。

 表紙もなんですが内容もですね、ずっと以前に紹介した日本映画出版社のものとほとんど同じ。なのでこの一般用パンフレットも、どこにも書いてないんですが日本映画出版社のものかもしれません。

 日本映画出版社のものと違うのは、あちらでは「忍苦と献身の女性像」というページになっていたものが、こちらではオードリーのポートレートになっているのみでしょうか。(→右の画像)

 全体的に本文ページは印刷が薄いです。日本映画出版社のがめっちゃ濃くてきちゃなかったのと対照的。

 「尼僧物語」といえば、日本初公開当時、色彩が美しかったことで有名です。批評家の方もそう書いてましたし、神戸にあったビック映劇という映画館の館主さんも、「尼僧物語」の色彩があまりに美しいのでずっとフィルムを取っておいたと、想い出を語ってくださったことがあります。

 なのに、フレッド・ジンネマン監督の自伝では、この映画を修道院にいる時はモノクロ、コンゴに渡ってからはカラーにしようと考えていたそうです。会社の方針でオールカラーにされたそうですけど…カラーでよかった(笑)。

 今発売されているDVDが果たしてその当時のみんなが感激したテクニカラーを再現できているかはちょっと疑問。
 また、今後出るであろうブルーレイでリマスターされたとしても、現代風のくすんだ色付けがなされてしまい、テクニカラーオリジナルの輝くような色彩を取り戻すのは難しいでしょうねー。

 過去にこのブログで “リバイバルのない作品で、一番映画館で観たい映画は?” というアンケートを行った時に、1番だったのがこの「尼僧物語」!
 完全未公開の1957年作品、「マイヤーリング」を抑えて、全100票中20票を取りました。僕も映画館で「尼僧物語」を観てみたいです…。

 オードリー作品としては、公開当時「噂の二人」「緑の館」に次いで配給収入が低かったようで、そのため「尼僧物語」のパンフは入手が全体的に難しいです。それでも興行的に強いオードリーなので、収益は失敗作ではなく水準作。

 作品的にはもちろん高く評価されて、雑誌“スクリーン”では作品が読者人気投票では第4位、オードリーは評論家・読者双方で第1位になっています。特に読者投票では、6年連続1位の最初のきっかけになった作品です。
 “映画の友”でも作品は同じく第4位、オードリーはもちろんダントツの1位だったようです(7年連続の2回目)。

 なお、裏表紙の裏が僕のはパイオニアの広告ですが、これが違う広告のものがあります。

レア度:★★★





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この記事へのコメント
17年か~、オードリィは天国で何をしてるんでしょうかねぇ。
「尼僧物語」はアメリカでは大ヒットして、その年のBOXOFFICEでしたよね。
確か6位から8位あたりだったような…地味な作品なのに…いい時代ですね~。
それと現代ってなんでわざと汚らしいカラーにするんでしょうね。
リアルな感じを求めてるんでしょうか。
カラーの綺麗な映画が多いオードリィ作品、きっと時代のタイミングなんでしょうけど、
あの感じを生かしたソフト化をしてほしいもんです。
でもオードリィが生きていたら…
そんなことは些細なことです、もっと大事なことがあるでしょって
云われそうだな。
世界は相変わらずですからね。
Posted by まる at 2010年01月20日 22:36
なんだかあっという間の17年でした。
ちょうど亡くなった時に社内報の記事を書く機会がありに載せたのですが、
今でもその時に自分が書いた文章を読んで、原点だナァと思っています。

まだファンになりたてで、作品の1/3も見ていなかった頃だったかと。

あの頃と自分の気持ちは変わってないかな??
ちょっとだけ気持ちが離れた頃もあったし、みつおさん達と出会って
急激にのめり込んだ時期もありました。
いまは丁度いいスタンスでオードリーと向き合えているのかもしれません。

徐々にオードリーが重ねた年を辿っていく自分を楽しみつつ、、、。
ちなみに、いまはどの辺りかは内緒です(笑)
Posted by カリン at 2010年01月21日 23:49
>まるさん

オードリーのことだから、きっと天国でも人気者でしょうね。
生きている時は、世界の子供たちに心を痛めていたので、、
せめて天国では安らかでいてほしいです。

「尼僧物語」、オードリーの人気が高い日本では、いまひとつだったみたいですね。
どうも日本ではオードリーが挑戦した役柄の映画って、
ヒットがそこそこみたいです。
「尼僧物語」「ティファニーで朝食を」「噂の二人」…。
やっぱり清純でロマンティックコメディ、ってのを当時の人は求めてたんでしょうかねー。

カラーの問題はホンとにどうかと思いますよねー。
時代の流行より、あるがままの復活の方がいいと思うんですけどねー。

で、オードリーが生きていたら、ですが、
オードリー的には些細なんでしょうけど、
オードリーはスタッフの人にも気を使うので、
きっとカメラマンや色彩設計の人のことを考えて、
“なるべくオリジナルに近い色で戻していただきたいと思います。”
って発言だったんじゃないでしょうかね?(^^;
Posted by みつおみつお at 2010年01月22日 23:26
>カリンさん

17年…本当にあっという間でしたね。
ユニセフのオードリーとかを見ると、ついこないだのような気がするんですが…
オードリーは僕らと一緒に21世紀は迎えてないんですよね…。

カリンさんの書いてらっしゃる、急激にのめりこんだ時期…
それももう10年近く経つんですよね~。
僕もオードリーに近くなったり離れたり…カリンさんと一緒ですね。
でもずっと好きっていう気持ちは持ったままですよね。(^-^

で、どうですか?お姉さんだったオードリーが、
どんどん自分と一緒になっている、という感覚は?
僕もでしたけど、やっぱり気がつくと不思議な感じですよね~。
「マイ・フェア・レディ」?
Posted by みつおみつお at 2010年01月22日 23:39
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