2007年05月24日

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記 最後のOS阪急会館、行ってきました。そのレポートをしたいと思います。(内部の画像掲載の許可は、直接阪急会館さんの方に伺って得ています。)

 右の画像は阪神大震災でつぶれる前の阪急会館(阪急三宮駅ビル)です。それも戦後すぐのころだと思います。

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記



 ←まずは階段を上がって、ここがチケット売り場です。今日の上映作品、「ローマの休日」と「大脱走」の上映時間が載っています。
 震災後、最初は1階にチケット売り場がありましたが、最後の方は2階にまとめられていたんですね。

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記 →ここは入っての売店です。といっても、ジュースなんかはお金を払ってコップをもらうだけ。横のドリンクバーで飲みたいだけ飲めるようになっていました。

 今日のお別れパンフ、みたいなものや、上映作品に関するグッズは売ってません。残念!

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記


 ←これは場内から売店を見たところ。
 かなり早めに行って座席を確保した後、写真を撮りに出ました。

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記


 →場内です。左の扉が開いているのが今日の「ローマの休日」を上映する劇場。阪急会館2で100席のはずなんですが…。

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記


 ←これが中です。劇場が入れ替えられて、大きな209席の方に「ローマの休日」があてられたようです。

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記



 →2つの映画館の扉。それぞれの上映作品のチラシが貼ってあります。

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記



 ←過去に阪急会館で上映された作品が貼り出されていました(戦後OSチェーンになって~震災でつぶれる前までの分のみ)。
 ここで、オードリー・ヘプバーンとヴィヴィアン・リーの作品で上映されたものを、しっかりメモってきました。

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記 →阪急会館の新聞広告での「ローマの休日」と「麗しのサブリナ」のも展示してありました。

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記






 ←隣の柱には最後の阪急会館の内部がわかる避難経路図がありました。


閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記 となりの「大脱走」は上映時間の関係から18時スタート。その時、劇場の中でパチパチパチと拍手の音が…。

 →「ローマの休日」は18時30分始まりです。18時25分頃に劇場関係者の人が入ってきて上映前に挨拶。こちらでもパチパチパチ。

 今回久々に行って思いましたが、阪急会館ってシネコンに比べてイスの幅がめっちゃ狭いんですね!しかも上映中はオシリが痛くなりました。

 席はちらほら空いている程度。遅く来た人は立ち見だったかもしれません。みなさん、阪急会館に思い入れがあるんですね~。

 「ローマの休日」上映中は、みなさん盛大に笑ってました。これが映画館での醍醐味ですよね!

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記 それと、阪急会館独特の、阪急電車のゴゴゴゴって振動が今日も聞こえて、懐かしかったです。

 今日の「ローマの休日」はスクリーンに対して、ちょっと左右を大きくしすぎたのか、上下が切れて、首から下だけしかわからない、ってのが何度かありました。

 ←左は上映後、ほとんどの人が帰ってから。もうこのスクリーンで映画が上映されることはありません。

 映画の上映後、阪急会館やOSチェーン版パンフレットに関して矢継ぎ早に劇場関係者の方に質問しましたが、さすがにみなさんも当時よりもずっと世代的に後の方達なので、このような質問は酷だったかもしれません。(^^;;;

閉館…さようなら阪急会館!「ローマの休日」鑑賞記 「ローマの休日」から15分遅れで「大脱走」も終了。「大脱走」は立ち見だったようで、みなさん出てきた時は暑そうでした。

 →これで阪急会館71年、OSチェーンとしては61年の歴史は幕を下ろしました。
 観客のみなさんが帰るときに、阪急会館関係者の方が左右に並んで、「ありがとうございました!」とお見送りしてくださいました。

 こちらこそ本当にありがとうございました!


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この記事へのトラックバック
 本当に阪急会館が無くなるのは寂しいです。  震災前に神戸で映画を観るなら、阪
さよなら阪急会館【海を見ていた】at 2007年05月24日 07:25
この記事へのコメント
えっ!?なくなっちゃうんですか?阪急会館。
映画見てる時にほんのり「ゴトンゴトン」と電車の音が聞こえて、
「あー、映画見に来てるんやなー」と感じたことがあります。
Posted by OYA-JI at 2007年05月24日 09:41
!!!!!無くなるなんて知らなかったです。。
大阪ナビオ阪急もなくなるらしいですし、どんどんかわっていくんですねぇ。
Posted by はる at 2007年05月24日 14:27
>OYA-JIさん
初めまして!!
コメント本当にありがとうございます!m(_ _)m
なくなっちゃう、というより、なくなってしまいました…(泣)。
地震前の大きな阪急会館が好きでしたが、
新しい方の阪急会館も思い出になってしまいました。
電車の音がトレードマークでしたよね。
これで昔ながらの名前を冠した劇場は国際松竹のみです…。

>はるさん
初めまして!!
コメント書いていただいて、ありがとうございます。!(^-^
阪急会館閉館の話は僕もネットサーフィンしてて見つけたんですが、
ホントにびっくりしました。最近は席が予約できるので、
どうしてもミント神戸を利用することが多かったので、僕も久しぶりでした。
変わっていくのはしかたないのですが…悲しいですね。
Posted by みつお at 2007年05月24日 15:52
 以前から考えていたことなんですが、「男はつらいよ」シリーズのマドンナ役のできる外国人の女優さんはオードリー・ヘップバーン以外にいないのでは。
 シナリオの骨子は「ローマの休日」アン王女がローマではなく東京に来た、ということで、偶然寅さんとあう。「葛飾の休日」という映画。
グレゴリー・ペッグのかわりに渥美清、新聞記者のかわりにテキ屋。と、いうことで「ローマの休日」のシナリオを少し手直しするだけでつかえそうではないでしょうか。
 あと、ジュリー・アンドリュースやジェーン・フォンダなんかも考えましたがやっぱりオードリーですねマドンナは。
Posted by 雫石鉄也 at 2007年05月24日 20:21
「男はつらいよ」シリーズは不勉強なもので、
よく知らないのですが、オードリーなら合いそうですよね!
なんかぼんやりと想像できます。(^^
庶民的でありながら高貴、というところが
マドンナにぴったりですよね!
Posted by みつお at 2007年05月25日 15:05
 TB ありがとうございました。
 NHK神戸では一応取材もされていたようですが。全国区では無視みたいでしたね~。

 >それと、阪急会館独特の、阪急電車のゴゴゴゴって振動が今日も聞こえて、懐かしかったです。
 
 三劇もなくなりましたしね。
 残業ばっかりでミントにしかいけなくなってしまった自分にも責任を感じます。

>これで昔ながらの名前を冠した劇場は国際松竹のみです…。

 がんばって見に行きますわ。あそこまでなくなったら神戸の名折れですからね~。
Posted by mirokuninoti at 2007年05月27日 09:27
mirokuninotiさん、初めまして!
コメントありがとうございます!m(_ _)m

全国区では無視…まあしかたないかもしれませんねー。
もう1000席以上の映画館は夢のまた夢になってしまいましたね。

僕も最近はミント神戸とHAT神戸ばっかりになってしまってます。
やっぱり予約が出来るので、ぎりぎりでも大丈夫!というか。

国際松竹も「マトリックス」以来行ってませんねー。
あそこの席は広かったでしょうか?
Posted by みつお at 2007年05月27日 13:13
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