2007年07月05日
特集号 オードリー・ヘプバーン 妖精 アサヒグラフ別冊
今回の紹介は朝日新聞社から1999年4月に出た、「アサヒグラフ別冊 Audrey Hepburn FAIRY オードリー・ヘプバーン 妖精」をご紹介。
これはオードリーの生誕70周年記念に合わせて発売されています。編集の方針は、簡単に言うと「カタログ オードリー・ヘプバーン」と同じもの。
ただ、発売された時期が時期だけに、内容はほとんど白黒写真ばっかり。わずかに最後の方のページで日本でのオードリーの雑誌やポスターなどの紹介でカラーが使われる程度。
本来カラーの写真を無理に白黒にしてる物も多く、またどの画像も二次使用的なのか?って感じで、かなり印刷のクオリティは低いです。
画像も見知ったものが多く、ファンはあまりありがたくはありません。
でもこの本には、画像の悪さを補ってあまりある、たくさんの文章があります。
小藤田千栄子さんの評伝は残念ながらでっち上げ伝記のダイアナ・メイチックの物に基づいてしまってますが、小藤田さん自体の文章は同じファンとして、とても愛情あふれる文章に仕上がっています。
僕のエッセイでも出てくる、「オードリーを奥さんにしておきながら浮気をする」という部分は、この小藤田さんのものに拠っています。
また皆川正明さんの文章では、ショーンの話がいっぱい載っているのですが、ここでショーンの好きな作品が「尼僧物語」であること、そして“母も同じだと思う”と言った事が述べられています。
でも僕はちょっと“えっ!?”って思いまして…。(^^;;;
オードリー自身はどの作品が一番!と言ったことは一度もなく、どっちかっていうと「ローマの休日」のように“それぞれどの作品にも思い出が多く…”的な発言ばかりだったのです。
でもたしか以前何かの本で、ショーンが“たぶん「パリの恋人」が一番好きだったと思う”って述べていたので、いつの間に「パリの恋人」から「尼僧物語」に変更したの?って思いました。
過去の雑誌で、“オードリーが一番好きだと言っていた「いつも2人で」”っていう文章も見受けられますし、結局オードリーが一番好きだった作品…というのは、やっぱり僕は“わからない”のだと思ってます。
むしろ、オードリーはそんなこと考えたことも無いのではないかと。
だから、僕がオードリーにインタビュー出来るなら、訊きたいのは答えの返ってこない“どれが一番好きですか?”ではなく、“この作品の気に入ってる部分や撮影中の思い出を教えていただきたいのですが。”っていう風になると思います。こっちの方が長い時間オードリーのお話を聞けるしね。(^-^
あと、訂正しておかなければ!と思うのは、最後の方のオードリーの略歴で「シャレード」がオードリーにとって生涯最大のヒットとなる、という部分。
今も昔もオードリーにとってのアメリカでの最大のヒットは「マイ・フェア・レディ」で、「シャレード」が最大のヒットなのは監督のスタンリー・ドーネンにとって、の間違いですね。
これは1965年くらいのアメリカでの歴代興行収入ベスト10と、現在の通貨価値に換算した歴代興行収入ベスト100とかを調べればすぐわかることです。どちらにも「マイ・フェア・レディ」はいますが、「シャレード」はいませんよぉ~。
フィルモグラフィーの紹介で、代表作だと思われるのは2ページ、その他は1ページを割いているのですが、ここでのベスト5は「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「昼下りの情事」「ティファニーで朝食を」「マイ・フェア・レディ」という扱いになっています。
当時のオードリーの人気作品を選んだ、という感じでしょうか。
オススメ度:★★★
これはオードリーの生誕70周年記念に合わせて発売されています。編集の方針は、簡単に言うと「カタログ オードリー・ヘプバーン」と同じもの。
ただ、発売された時期が時期だけに、内容はほとんど白黒写真ばっかり。わずかに最後の方のページで日本でのオードリーの雑誌やポスターなどの紹介でカラーが使われる程度。
本来カラーの写真を無理に白黒にしてる物も多く、またどの画像も二次使用的なのか?って感じで、かなり印刷のクオリティは低いです。
画像も見知ったものが多く、ファンはあまりありがたくはありません。
でもこの本には、画像の悪さを補ってあまりある、たくさんの文章があります。
小藤田千栄子さんの評伝は残念ながらでっち上げ伝記のダイアナ・メイチックの物に基づいてしまってますが、小藤田さん自体の文章は同じファンとして、とても愛情あふれる文章に仕上がっています。
僕のエッセイでも出てくる、「オードリーを奥さんにしておきながら浮気をする」という部分は、この小藤田さんのものに拠っています。
また皆川正明さんの文章では、ショーンの話がいっぱい載っているのですが、ここでショーンの好きな作品が「尼僧物語」であること、そして“母も同じだと思う”と言った事が述べられています。
でも僕はちょっと“えっ!?”って思いまして…。(^^;;;
オードリー自身はどの作品が一番!と言ったことは一度もなく、どっちかっていうと「ローマの休日」のように“それぞれどの作品にも思い出が多く…”的な発言ばかりだったのです。
でもたしか以前何かの本で、ショーンが“たぶん「パリの恋人」が一番好きだったと思う”って述べていたので、いつの間に「パリの恋人」から「尼僧物語」に変更したの?って思いました。
過去の雑誌で、“オードリーが一番好きだと言っていた「いつも2人で」”っていう文章も見受けられますし、結局オードリーが一番好きだった作品…というのは、やっぱり僕は“わからない”のだと思ってます。
むしろ、オードリーはそんなこと考えたことも無いのではないかと。
だから、僕がオードリーにインタビュー出来るなら、訊きたいのは答えの返ってこない“どれが一番好きですか?”ではなく、“この作品の気に入ってる部分や撮影中の思い出を教えていただきたいのですが。”っていう風になると思います。こっちの方が長い時間オードリーのお話を聞けるしね。(^-^
あと、訂正しておかなければ!と思うのは、最後の方のオードリーの略歴で「シャレード」がオードリーにとって生涯最大のヒットとなる、という部分。
今も昔もオードリーにとってのアメリカでの最大のヒットは「マイ・フェア・レディ」で、「シャレード」が最大のヒットなのは監督のスタンリー・ドーネンにとって、の間違いですね。
これは1965年くらいのアメリカでの歴代興行収入ベスト10と、現在の通貨価値に換算した歴代興行収入ベスト100とかを調べればすぐわかることです。どちらにも「マイ・フェア・レディ」はいますが、「シャレード」はいませんよぉ~。
フィルモグラフィーの紹介で、代表作だと思われるのは2ページ、その他は1ページを割いているのですが、ここでのベスト5は「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「昼下りの情事」「ティファニーで朝食を」「マイ・フェア・レディ」という扱いになっています。
当時のオードリーの人気作品を選んだ、という感じでしょうか。
オススメ度:★★★
Posted by みつお at 15:00│Comments(4)
│特集号
この記事へのコメント
この本の特別な地方は後の雑誌とポスターです!前の写真の品質は少しよくありません!
Posted by meng at 2007年07月05日 17:13
そうですね。しかもポスターと雑誌も、
「カタログ オードリー・ヘプバーン」の方がいいですよ。
mengさんは「カタログ オードリー・ヘプバーン」は
持ってますか?
「カタログ オードリー・ヘプバーン」の方がいいですよ。
mengさんは「カタログ オードリー・ヘプバーン」は
持ってますか?
Posted by みつお at 2007年07月06日 11:19
はい、私はこの本を買い取りました.ポスターと雑誌の部分が好きです.
本の中で漫画の部分に関してもとてもかわいいです.
本の中で漫画の部分に関してもとてもかわいいです.
Posted by meng at 2007年07月06日 13:24
ああ、mengさん、間違えてますよ。(^^;
×↑上の写真集
○カタログ オードリー・ヘプバーン
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e4073.html
です。こちらもmengさんが持っているといいのですが…。
×↑上の写真集
○カタログ オードリー・ヘプバーン
http://audreyhepburn.ko-co.jp/e4073.html
です。こちらもmengさんが持っているといいのですが…。
Posted by みつお at 2007年07月06日 23:31