2007年07月10日
日本初!?「オードリー・ヘップバーン」映画ストーリー臨時増刊
これは裏表紙では昭和29年10月15日発行になっている(ということは本当は9月の発行?)雄鶏社の「映画ストーリー臨時増刊 オードリー・ヘップバーン」です。
発行年月日からみても、おそらく日本で一番最初に発行されたオードリーの特集号ではないでしょうか。
内容的には「麗しのサブリナ」を強力にプッシュしてますので、「麗しのサブリナ」公開前だと思われます。
印刷技術は当時のことだから期待はしてないものの「ローマの休日」と「麗しのサブリナ」しかない時期だし、さぞや今では見れない画像が豊富で…と思いきや、わりとありきたりです。(^^;
後半に「オンディーヌ」や「麗しのサブリナ」スナップで珍しいのがある程度。
面白いのは、本文に当時の日本の監督や俳優のオードリー賛歌の寄稿があること。
これが当時の文章の書き方で、今となってはめっちゃ面白い!
森繁久彌さんや三国連太郎さんが若い若い!
吉村公三郎監督の文章では婦人将校になったオードリーというストーリー仕立て。
安西郷子さんの文章は“わたくしつて全然あきらめがいゝ方なのですのよ。”ってオードリーに宛てた手紙風。1950年代のいかにもつつましい女性の文章って感じ。
1993年の「初恋」公開時パンフレットに寄稿してくださっている久我美子さんのもあります。
他にもいくつかあるのですが、岡田茉莉子さんが最後にいじくそ悪そうな画像とともに載ってるんですが、文章もこれはすごい!
“ヘップバーンという女優については何の感激もありませんでした。”、
当時流行のヘップバーン・カットについては、
“私は反対致します。”、
さらには
“「月蒼くして」のマギー・マクナマラの方が好きな髪型です。”
これってオードリーの特集号に捧げる文章なんでしょうかね(笑)?
「ローマの休日」信者が聞いたら、卒倒しそうな内容です。
いや、それはそれで面白くって僕は好きなんですが。(^^;;;
オススメ度:★★
発行年月日からみても、おそらく日本で一番最初に発行されたオードリーの特集号ではないでしょうか。
内容的には「麗しのサブリナ」を強力にプッシュしてますので、「麗しのサブリナ」公開前だと思われます。
印刷技術は当時のことだから期待はしてないものの「ローマの休日」と「麗しのサブリナ」しかない時期だし、さぞや今では見れない画像が豊富で…と思いきや、わりとありきたりです。(^^;
後半に「オンディーヌ」や「麗しのサブリナ」スナップで珍しいのがある程度。
面白いのは、本文に当時の日本の監督や俳優のオードリー賛歌の寄稿があること。
これが当時の文章の書き方で、今となってはめっちゃ面白い!
森繁久彌さんや三国連太郎さんが若い若い!
吉村公三郎監督の文章では婦人将校になったオードリーというストーリー仕立て。
安西郷子さんの文章は“わたくしつて全然あきらめがいゝ方なのですのよ。”ってオードリーに宛てた手紙風。1950年代のいかにもつつましい女性の文章って感じ。
1993年の「初恋」公開時パンフレットに寄稿してくださっている久我美子さんのもあります。
他にもいくつかあるのですが、岡田茉莉子さんが最後にいじくそ悪そうな画像とともに載ってるんですが、文章もこれはすごい!
“ヘップバーンという女優については何の感激もありませんでした。”、
当時流行のヘップバーン・カットについては、
“私は反対致します。”、
さらには
“「月蒼くして」のマギー・マクナマラの方が好きな髪型です。”
これってオードリーの特集号に捧げる文章なんでしょうかね(笑)?
「ローマの休日」信者が聞いたら、卒倒しそうな内容です。
いや、それはそれで面白くって僕は好きなんですが。(^^;;;
オススメ度:★★
この記事へのコメント
アハハハ・・・・
いかにも岡田茉莉子さんだなぁ。
62年頃のキネ旬で、若尾文子さんが
「ティファニーで朝食を」のヘップバーンをいいとは思わなかったという記事も
載っていました。
ファッションとかサングラスとか髪型で勝負しないで欲しいってことでしょうかね。
しかし、演技力が二の次に置かれることが多いとされながらも、
批評家の多くには、女優としての資質に高い信頼が置かれていたのも事実。
ただの着せ替え人形女優が短命に終わっていったことを思えば、
その違いは歴然としてますよね。
久我美子さんは、確かに一時期日本のオードリィ風でありました。
いかにも岡田茉莉子さんだなぁ。
62年頃のキネ旬で、若尾文子さんが
「ティファニーで朝食を」のヘップバーンをいいとは思わなかったという記事も
載っていました。
ファッションとかサングラスとか髪型で勝負しないで欲しいってことでしょうかね。
しかし、演技力が二の次に置かれることが多いとされながらも、
批評家の多くには、女優としての資質に高い信頼が置かれていたのも事実。
ただの着せ替え人形女優が短命に終わっていったことを思えば、
その違いは歴然としてますよね。
久我美子さんは、確かに一時期日本のオードリィ風でありました。
Posted by まる at 2007年07月11日 00:27
あれ、まるさん、岡田茉莉子さんって“いかにも”なんですか?
若尾文子さんも「ティファニーで朝食を」を捉えられなかったクチですね。
僕もまだまだ「ティファニーで朝食を」は捉えられていません。
「ティファニーで朝食を」ってまさにホリーのような映画なんですね!
うまく捕まえられた人が羨ましい!
まだまだ何度も観ないと!ですね。(^-^
それに女優として…確かに名女優ではないのかもしれませんが、
大根と呼ばれたことはないですもんね。
特にラブシーンが上手だとか書かれてることもありますよね。
演技力は「尼僧物語」「いつも2人で」「暗くなるまで待って」で実証してるし。
単にスター性が異常に高かっただけで、
演技力が伴ってないわけではないですよね。
久我さん、最近はどうしてるんでしょうね?
若尾文子さんも「ティファニーで朝食を」を捉えられなかったクチですね。
僕もまだまだ「ティファニーで朝食を」は捉えられていません。
「ティファニーで朝食を」ってまさにホリーのような映画なんですね!
うまく捕まえられた人が羨ましい!
まだまだ何度も観ないと!ですね。(^-^
それに女優として…確かに名女優ではないのかもしれませんが、
大根と呼ばれたことはないですもんね。
特にラブシーンが上手だとか書かれてることもありますよね。
演技力は「尼僧物語」「いつも2人で」「暗くなるまで待って」で実証してるし。
単にスター性が異常に高かっただけで、
演技力が伴ってないわけではないですよね。
久我さん、最近はどうしてるんでしょうね?
Posted by みつお at 2007年07月11日 03:12