2007年09月30日

「尼僧物語」59初公開時 本命!日比谷映画劇場版パンフレット

 なんだか非常に栄養状態のよさそうな尼僧さんですが、これが1959年初公開時の本命版、日比谷映画劇場版パンフレットです。

 ちょっとオードリーらしくない画像ですよね。いくらなんでも眉毛濃すぎるし(最高に極太眉なサブリナに対抗できるくらい)。でも今はあんまり見かけない画像を使ってくれているのでOKです!

 代表作の1つでありながら、リバイバルの無い「尼僧物語」、初公開時の全パンフの中では、やはりこれが最上です。

 ページ数が20pと一番多いし、印刷も綺麗。中には小森和子さんの愛情あふれる文章がなんと5ページ分も割いて載っているし、清水千代太さんの文章も4ページ。非常に読むのも充実しています。

 お二方とも、オードリーがいたからこそ出来た傑作!と褒めてくださっています。
 今でこそオードリーのフィルモグラフィーで当たり前の「尼僧物語」ですが、当時はこれまですべて幼い少女役だったのが、一気に演技派として大人の役に成長したことに、みんな驚いていた様子がわかります。アカデミー賞にノミネートされたのも納得ですね。
 雑誌“スクリーン”でも翌年の2月号に批評家の選ぶベスト1女優に選ばれてます。

 小森のおばちゃまの文章では「緑の館」の撮影時にインタビューした様子が書いてあるのが貴重!
 後年、小森のおばちゃまのオードリーのインタビューでは「暗くなるまで待って」の時の物が多く取り上げられるようになり、「緑の館」の時のはあんまり書いてくださらないので、これは嬉しい!

 そこではオードリーが「この「緑の館」のひとつ前に撮った「尼僧物語」は最もやりがいのあったものです。」と語っています。「心身共に打ち込んでいた」と。

 それと、「ピーター・フィンチ氏に会ったら、「尼僧物語」で一緒にお仕事が出来たことを今も誇りに思っていると伝えてください。」とオードリーが述べたことが書いてありました。
 実際小森のおばちゃまはピーター・フィンチに伝えたそうです。

 難を言えば、50年代始めの東宝系配給の「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「パリの恋人」ではあったカラーページが、この50年代末からの「尼僧物語」「緑の館」「ティファニーで朝食を」などではなくなっていること。
 せっかくカラー映画なのに、残念ですね!

レア度:★★★





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この記事へのコメント
ピーター・フィンチへの伝言、初耳でびっくりです。
いい話ですね。
フィンチ氏は女たらしで有名ですが、このときの役になりきったオードリィには
結局手が出せなかったとかなんとか聞いていたので、
ちょっとホッとしました。
確かに渋いセクシー・ガイって感じですが、名優として尊敬もされていたんですね。
表紙のオードリィは確かにメイクしすぎですよね。
サントラとかDVDジャケ、それにポートレイトなんかで、
ばっちりメイクの尼僧姿を見ると、今でも違和感あります。
本編では、ホントにもうぜぇんぜん違いますからね。
リアルで感心した覚えがあります。
Posted by まる at 2007年09月30日 21:01
まるさん、そうですよね!
僕もピーター・フィンチへのオードリーの伝言は
この「尼僧物語」パンフで初めて知りました。

こういう当時だけの本当の貴重な話が読めるのも、
パンフのいいところですよね。(^^
特に「緑の館」の時はオードリーよりもアンソニー・パーキンスのほうが
印象に残ったって小森のおばちゃまが何かに書いてましたし。

ピーター・フィンチは僕はヴィヴィアン・リーとの関連で印象に残ってます。
でもその時の印象も誠実な感じで、オードリーの伝記でよく出てくる
“女たらし”って表現があんまりピンと来ないんですよねー。(^^;A
相手次第、ということなんでしょうかね。
無名の新人女優とかだと危なそうだったりして(笑)。

この表紙のオードリーは着色カラーなので、
きっと着色した人が眉毛のぼかしをせずに、
ぜーんぶクッキリ色を塗ってしまったんだと思います。(^^;
それでこんな極太眉毛に…。たしかこの当時のオードリーはもう
眉毛の輪郭は相当ぼかして描いていたはずですよね。
実際のこの白黒画像(見たことないですが)では、
こんな化粧濃くないと思いますです。(^^
Posted by みつおみつお at 2007年09月30日 21:49
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