2020年04月12日
30年前の「スクリーン」1990年5月号
実は今月も入院があるので、記事は書き貯めているのですが、これも実は3月に書いているものです。
お気付きの方もおられたかと思うんですが、退院後の記事は、割と写真が少なくて準備がラクなのにしていました笑。
今回はちょっと写真多めの記事です。
3月21日には新しい「SCREEN」5月号が発売されていますが、オードリーは居ないようなので買う理由もなく…。
今回は今からちょうど30年前の1990年5月号の「スクリーン」を紹介。
この号には年に1回の人気投票の結果が出ています。
今の「SCREEN」は12月発売の2月号に人気投票のハガキが付いていて、2月発売の4月号で発表しています。
でも昔の「スクリーン」は1月発売の3月号に応募ハガキが付いていて、3月発売の5月号で結果が発表されていました。
いったいいつから1ヶ月前倒ししたんでしょうねー。
12月発売の2月号だと、年末年始のお正月映画が応募の対象に入っているけれども、まだ見れてない、って人もいるんじゃないかなーと思うんですよね。
なので、昔の1月発売の3月号で応募の方がしっくりくるんですけれども…。
まあ昔は各都市で映画の公開日が違いましたから、地方の人は正月映画がまだ来てない&見れてないってこともあったので、後の方が良かったと思いますが、今は一斉公開なので、これでもいいのかもしれません。
オードリーの作品はどれも期待されていたので、お正月映画って多かったんですよね。でも地方ではすぐに公開されないのに、投票はどうしていたんでしょうね。「戦争と平和」「シャレード」「マイ・フェア・レディ」「おしゃれ泥棒」ですけれども。
「シャレード」公開後の1964年の「映画の友」の人気投票でリバイバルの「ローマの休日」が「シャレード」を上回っていたのは、「ローマの休日」は地方の人も1963年内に見れたけど、「シャレード」はまだ来てないから、という事情もあったのかもしれませんね。
後、何と言ってもライバル誌「ロードショー」が4月に人気投票 “シネマ大賞”の発表をやっていたので、それに対する対抗心みたいなのもあったでしょうね。1ヶ月遅れだと後出しみたいな感じで、新鮮味が薄れてたかもしれませんし。
さて、この1990年5月号の「スクリーン」ですが、まだ誌名の表記がカタカナですね。
そしてこの年から人気投票は「ロードショー」の “シネマ大賞”という呼び名に対抗して、“ゴールデン・グランプリ”という呼称が付けられています。
この呼び名は応募したそうで、同名で応募した中から1名に賞品が送られています。その賞品はレーザーディスク・プレーヤー。
90年くらいだとLDの全盛期ですね。でもあと10年もするとDVDに取って代わられてしまうんですよねー。
それを知ってる身からすると、なんとも複雑な感情が…。
表紙はダイアン・レイン。80年代に人気があった女優さんですね。
でもそれよりも “おおっ!”と思うのは、表紙のカラー。
今は基本の色のマゼンタ・イエロー・シアン・ブラックだけで刷られている「SCREEN」ですけど、この号は枠のピンクと文字のオレンジは特色じゃないですかー!というわけで、この号の表紙は6色刷り。
女性誌なんかがよく特色を使って表紙の印刷をしていましたが、この頃は「スクリーン」でもバンバンお金を使って印刷していたんですね。
お金が潤沢にある、というのはこのゴールデン・グランプリの票数を見ればわかるんですが、男優1位のマイケル・J・フォックスの票数が15405票!女優トップのシガニー・ウィーバーが7897票です。票数めっちゃ多い!!
今年のオードリーが「SCREEN」で15位で93票でしたが、この時の女優15位のシャルロット・ゲンスブールは1571票!
今ならそれだけ票数を獲得したら、1位にだってなれそうです。
まあ1990年辺りはバブル全盛で、紙モノもいっぱい売れてたんでしょうね。「スクリーン」の売上もこの辺りがピークだと思われます。
ページ数は今より100ページ以上多い全242ページ。時代の流れを感じますねー。
さて、この号で最初にオードリーが出てくるのは、そのゴールデン・グランプリの結果が載っている最初の折り込みの裏の近代映画社発行の本の宣伝。
「映画は私の恋人」という小森のおばちゃまの本の宣伝で、「暗くなるまで待って」撮影中のオードリーとおばちゃまの一緒に写った写真。
そして次に出てくるのはゴールデン・グランプリの結果発表のグラビアページ。ちなみにオードリーの獲得票数は4312票です。
昔の「SCREEN」はこうしてベスト10に入った俳優さんをひとりひとりカラーグラビアで載せてくれていましたよね〜。
ファンからしたら、これが購買意欲に繋がりますし、そしたらやっぱり応募しなきゃ!って思う原動力になってたと思うんですけど、今は1ページに何人もぎゅうぎゅう押し込めて載せるセコイ誌面。ページ数削減のため?でもそんなのじゃファンは買いませんよ!「SCREEN」さん。
ほんと、最近の「SCREEN」の紙面づくりの残念さにはため息しか出ません。
で、このオードリーは「ティファニーで朝食を」の頃の宣伝写真のオードリー。
ちょっと細いんですけど、でも綺麗!これ、わりとよく見る画像の割りには写真集収録がないので、当時の「スクリーン」の編集さん、グッジョブです!
キャプションには “オードリー神話はいつまで続くのか?5年連続のベストテン入りで、昨年と同じ6位。驚異的です。”って書いてあります。
でもオードリーがベストテンに復活したのは1987年5月号からなので、まだ4年目ですね。86年は惜しくも11位でした。
そして他には
“でももっと驚くニュースは、オードリーが伝説の世界から、現実のスクリーンに戻ってきたこと。スピルバーグ監督の「オールウェイズ」で、8年ぶりに映画出演。”
“「昼下りの情事」を見たばかりの人は、可憐なアリアーヌと初老のおばさんのギャップに少々とまどうかもしれないけど、オードリー天使は若い頃そのままのスリムなボディ・ラインで気品に満ち満ちています。これぞ美しく年を取るためのお手本、やはり憧れてしまいます。”
“子供たちのためなら、月へも出向く覚悟です……なんて美しい言葉、美しい心でしょう。やはりオードリーはスターの中のスター、別格です。”
などと書かれています。今の「SCREEN」はベストテンに入っても、ひとりひとりにこんなキャプションすらありませんよね。
さて、この年のベストテンで今でもベストテンに居るのは男女優合わせてもトム・クルーズくらいでしょうか。
そう考えると、トム・クルーズも息が長い俳優さんですよね。
次のオードリーの登場はGW映画スペシャルガイドという新作映画紹介のページ。
期待作はカラーページから始まるのですが、松竹の1推しの「グローリー」という映画が3ページ。これは今となっては “知らんなぁ〜”って感じ。
次に一般受けはわからないけど、出来のいい「ドライビング・ミス・デイジー」が1ページ。
その次が見開き2ページ使って東宝1推しの「オールウェイズ」!
これは何と言ってもスティーブン・スピルバーグ監督作品ということで、ヒットはほぼ約束されたようなもの。
それに久々にスクリーン復帰のオードリーが特別出演ということで、話題性はバッチリ!
後ろのページにある、全国ロードショー番組ガイドというページをみれば、東宝の当時のチェーン・マスター日本劇場、大阪でトップの北野劇場、その他神戸でトップの阪急会館などで4/6から上映が予定されています。
解説では “スピルバーグにとっては初めての愛のドラマとなる”って書いてます。
オードリーの写真はお馴染みのもの。ススキの間を歩くオードリー。
次のオードリーは、当時ビデオ全盛だった時代にビデオが発売されているアカデミー作品賞受賞作品の紹介で。
オードリーではもちろん「マイ・フェア・レディ」が載っています。
オードリーがありそうでなかったのが「愛の名作劇場5 ミュージカル編」という本文グラビア。
ここで選ばれているミュージカルは「ウエスト・サイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」「シェルブールの雨傘」とここまでは納得ですが、後の2本は「ファニー・ガール」と「キャメロット」。
んー「マイ・フェア・レディ」は?と思っちゃいますが、これはおそらく別のくくりで入ったのだろうと。オードリー編のベスト5だったら確実に入っているはずですもんね。
「メリー・ポピンズ」とかも入ってませんし、そちらはディズニーかなんかで入ったんでしょうね。
でもオードリーの代表作5本ってなんでしょうね?3本までは決定でしょうけど、残り2本が選ぶ人や時代によって変わりそうです。
その次のオードリーはまたまた近代映画社発行の本の宣伝。オードリーだけでこれだけページを割いて、この段階で既にオードリー関連本が3種類も出てるなんて、当時いかにオードリーが大ブームだったかわかりますよね。
写真集に使われていない写真を宣伝で載せていますね。ちょっと嬉しい。
当時の「スクリーン」はオードリーの写真も潤沢に持っていたんですね。
映画ファンだけの「スクリーン」誌では6位だけれども、一般の人も巻き込んだら当時すごい勢いがあったのはNHKの100万人アンケートで全世代でオードリーが1位だったのを見ればよくわかります。
あとはファンの投稿ページで映画グッズのお店が広告を載せているんですが、写真を使っているシネマ・ブティック鷹さん、ブロマイドの春美栄光堂さんでもオードリーの写真が使われています。
この春美栄光堂さん、オードリーは当時最大の枚数だった100種あって、いつかお金が入ったら全種同時に買いたい!とずっと思っていました。
バラバラ買ったらダブりが出るかもしれませんからね。
でもその後、150種まで増えてしまって、買わないうちに今はなくなってしまいました。うーん、150種類ってどんなんだったんでしょうねー。
あと、読者の投稿で、昔のビデオを見ていたらオードリーの清涼飲料水(It'sですね)の宣伝が出てきてもう3年も経ったのかと思ったって書いてありました。
うーん、もう3年という表現がめっちゃお若い方だったのだろうと…。今の僕とか3年前なんかだとつい昨日くらいの感覚ですからね。
そして嬉しいことに、裏表紙の上半分に「オールウェイズ」の広告が!
このデザインも、主演の2人よりもオードリーの方が文字がデカイです。オードリーの方がお客が呼べる!と思われていたということですね。
日本では「オールウェイズ」というと、大きく2つのイメージがあります。1つは本国アメリカのデザイン。ブルーレイのジャケットになってたような紺色のイメージのですね。パンフレットやサントラはこっちのイメージ。
それともう一つがこのオレンジ色のイメージのもの。これはオードリーが大ブームだったので、どうしてもオードリーでお客を呼びたい日本独自のデザイン。オードリーが右下にわりと大きくあしらわれています。ポスターやプレスシートはこちらのイメージ。
それと、この号は表紙にオレンジの色で書いてあるように、付録でオードリーポストカード集なるものがついていたそうです。わー!古本で買ったから付いてないよー!どんなんだったんだろう!
この時期の「スクリーン」はやたらオードリーの付録が多かったですね。ポスターがとても多かった気がしますが、古本で買ったものにはほとんどついていません。
このオードリーの大ブーム時、僕は女性誌の特集は気をつけてたのに、肝心の「スクリーン」をあんまりチェックしてなかったようですね。
それとも平凡な画像を使っていたのか…。
そういえば、今の「SCREEN」はまともに付録すら付いていません。本当に末期症状なのでは?と思ってしまいます…。
頑張れ!「SCREEN」!!
お気付きの方もおられたかと思うんですが、退院後の記事は、割と写真が少なくて準備がラクなのにしていました笑。
今回はちょっと写真多めの記事です。
3月21日には新しい「SCREEN」5月号が発売されていますが、オードリーは居ないようなので買う理由もなく…。
今回は今からちょうど30年前の1990年5月号の「スクリーン」を紹介。
この号には年に1回の人気投票の結果が出ています。
今の「SCREEN」は12月発売の2月号に人気投票のハガキが付いていて、2月発売の4月号で発表しています。
でも昔の「スクリーン」は1月発売の3月号に応募ハガキが付いていて、3月発売の5月号で結果が発表されていました。
いったいいつから1ヶ月前倒ししたんでしょうねー。
12月発売の2月号だと、年末年始のお正月映画が応募の対象に入っているけれども、まだ見れてない、って人もいるんじゃないかなーと思うんですよね。
なので、昔の1月発売の3月号で応募の方がしっくりくるんですけれども…。
まあ昔は各都市で映画の公開日が違いましたから、地方の人は正月映画がまだ来てない&見れてないってこともあったので、後の方が良かったと思いますが、今は一斉公開なので、これでもいいのかもしれません。
オードリーの作品はどれも期待されていたので、お正月映画って多かったんですよね。でも地方ではすぐに公開されないのに、投票はどうしていたんでしょうね。「戦争と平和」「シャレード」「マイ・フェア・レディ」「おしゃれ泥棒」ですけれども。
「シャレード」公開後の1964年の「映画の友」の人気投票でリバイバルの「ローマの休日」が「シャレード」を上回っていたのは、「ローマの休日」は地方の人も1963年内に見れたけど、「シャレード」はまだ来てないから、という事情もあったのかもしれませんね。
後、何と言ってもライバル誌「ロードショー」が4月に人気投票 “シネマ大賞”の発表をやっていたので、それに対する対抗心みたいなのもあったでしょうね。1ヶ月遅れだと後出しみたいな感じで、新鮮味が薄れてたかもしれませんし。
さて、この1990年5月号の「スクリーン」ですが、まだ誌名の表記がカタカナですね。
そしてこの年から人気投票は「ロードショー」の “シネマ大賞”という呼び名に対抗して、“ゴールデン・グランプリ”という呼称が付けられています。
この呼び名は応募したそうで、同名で応募した中から1名に賞品が送られています。その賞品はレーザーディスク・プレーヤー。
90年くらいだとLDの全盛期ですね。でもあと10年もするとDVDに取って代わられてしまうんですよねー。
それを知ってる身からすると、なんとも複雑な感情が…。
表紙はダイアン・レイン。80年代に人気があった女優さんですね。
でもそれよりも “おおっ!”と思うのは、表紙のカラー。
今は基本の色のマゼンタ・イエロー・シアン・ブラックだけで刷られている「SCREEN」ですけど、この号は枠のピンクと文字のオレンジは特色じゃないですかー!というわけで、この号の表紙は6色刷り。
女性誌なんかがよく特色を使って表紙の印刷をしていましたが、この頃は「スクリーン」でもバンバンお金を使って印刷していたんですね。
お金が潤沢にある、というのはこのゴールデン・グランプリの票数を見ればわかるんですが、男優1位のマイケル・J・フォックスの票数が15405票!女優トップのシガニー・ウィーバーが7897票です。票数めっちゃ多い!!
今年のオードリーが「SCREEN」で15位で93票でしたが、この時の女優15位のシャルロット・ゲンスブールは1571票!
今ならそれだけ票数を獲得したら、1位にだってなれそうです。
まあ1990年辺りはバブル全盛で、紙モノもいっぱい売れてたんでしょうね。「スクリーン」の売上もこの辺りがピークだと思われます。
ページ数は今より100ページ以上多い全242ページ。時代の流れを感じますねー。
さて、この号で最初にオードリーが出てくるのは、そのゴールデン・グランプリの結果が載っている最初の折り込みの裏の近代映画社発行の本の宣伝。
「映画は私の恋人」という小森のおばちゃまの本の宣伝で、「暗くなるまで待って」撮影中のオードリーとおばちゃまの一緒に写った写真。
そして次に出てくるのはゴールデン・グランプリの結果発表のグラビアページ。ちなみにオードリーの獲得票数は4312票です。
昔の「SCREEN」はこうしてベスト10に入った俳優さんをひとりひとりカラーグラビアで載せてくれていましたよね〜。
ファンからしたら、これが購買意欲に繋がりますし、そしたらやっぱり応募しなきゃ!って思う原動力になってたと思うんですけど、今は1ページに何人もぎゅうぎゅう押し込めて載せるセコイ誌面。ページ数削減のため?でもそんなのじゃファンは買いませんよ!「SCREEN」さん。
ほんと、最近の「SCREEN」の紙面づくりの残念さにはため息しか出ません。
で、このオードリーは「ティファニーで朝食を」の頃の宣伝写真のオードリー。
ちょっと細いんですけど、でも綺麗!これ、わりとよく見る画像の割りには写真集収録がないので、当時の「スクリーン」の編集さん、グッジョブです!
キャプションには “オードリー神話はいつまで続くのか?5年連続のベストテン入りで、昨年と同じ6位。驚異的です。”って書いてあります。
でもオードリーがベストテンに復活したのは1987年5月号からなので、まだ4年目ですね。86年は惜しくも11位でした。
そして他には
“でももっと驚くニュースは、オードリーが伝説の世界から、現実のスクリーンに戻ってきたこと。スピルバーグ監督の「オールウェイズ」で、8年ぶりに映画出演。”
“「昼下りの情事」を見たばかりの人は、可憐なアリアーヌと初老のおばさんのギャップに少々とまどうかもしれないけど、オードリー天使は若い頃そのままのスリムなボディ・ラインで気品に満ち満ちています。これぞ美しく年を取るためのお手本、やはり憧れてしまいます。”
“子供たちのためなら、月へも出向く覚悟です……なんて美しい言葉、美しい心でしょう。やはりオードリーはスターの中のスター、別格です。”
などと書かれています。今の「SCREEN」はベストテンに入っても、ひとりひとりにこんなキャプションすらありませんよね。
さて、この年のベストテンで今でもベストテンに居るのは男女優合わせてもトム・クルーズくらいでしょうか。
そう考えると、トム・クルーズも息が長い俳優さんですよね。
次のオードリーの登場はGW映画スペシャルガイドという新作映画紹介のページ。
期待作はカラーページから始まるのですが、松竹の1推しの「グローリー」という映画が3ページ。これは今となっては “知らんなぁ〜”って感じ。
次に一般受けはわからないけど、出来のいい「ドライビング・ミス・デイジー」が1ページ。
その次が見開き2ページ使って東宝1推しの「オールウェイズ」!
これは何と言ってもスティーブン・スピルバーグ監督作品ということで、ヒットはほぼ約束されたようなもの。
それに久々にスクリーン復帰のオードリーが特別出演ということで、話題性はバッチリ!
後ろのページにある、全国ロードショー番組ガイドというページをみれば、東宝の当時のチェーン・マスター日本劇場、大阪でトップの北野劇場、その他神戸でトップの阪急会館などで4/6から上映が予定されています。
解説では “スピルバーグにとっては初めての愛のドラマとなる”って書いてます。
オードリーの写真はお馴染みのもの。ススキの間を歩くオードリー。
次のオードリーは、当時ビデオ全盛だった時代にビデオが発売されているアカデミー作品賞受賞作品の紹介で。
オードリーではもちろん「マイ・フェア・レディ」が載っています。
オードリーがありそうでなかったのが「愛の名作劇場5 ミュージカル編」という本文グラビア。
ここで選ばれているミュージカルは「ウエスト・サイド物語」「サウンド・オブ・ミュージック」「シェルブールの雨傘」とここまでは納得ですが、後の2本は「ファニー・ガール」と「キャメロット」。
んー「マイ・フェア・レディ」は?と思っちゃいますが、これはおそらく別のくくりで入ったのだろうと。オードリー編のベスト5だったら確実に入っているはずですもんね。
「メリー・ポピンズ」とかも入ってませんし、そちらはディズニーかなんかで入ったんでしょうね。
でもオードリーの代表作5本ってなんでしょうね?3本までは決定でしょうけど、残り2本が選ぶ人や時代によって変わりそうです。
その次のオードリーはまたまた近代映画社発行の本の宣伝。オードリーだけでこれだけページを割いて、この段階で既にオードリー関連本が3種類も出てるなんて、当時いかにオードリーが大ブームだったかわかりますよね。
写真集に使われていない写真を宣伝で載せていますね。ちょっと嬉しい。
当時の「スクリーン」はオードリーの写真も潤沢に持っていたんですね。
映画ファンだけの「スクリーン」誌では6位だけれども、一般の人も巻き込んだら当時すごい勢いがあったのはNHKの100万人アンケートで全世代でオードリーが1位だったのを見ればよくわかります。
あとはファンの投稿ページで映画グッズのお店が広告を載せているんですが、写真を使っているシネマ・ブティック鷹さん、ブロマイドの春美栄光堂さんでもオードリーの写真が使われています。
この春美栄光堂さん、オードリーは当時最大の枚数だった100種あって、いつかお金が入ったら全種同時に買いたい!とずっと思っていました。
バラバラ買ったらダブりが出るかもしれませんからね。
でもその後、150種まで増えてしまって、買わないうちに今はなくなってしまいました。うーん、150種類ってどんなんだったんでしょうねー。
あと、読者の投稿で、昔のビデオを見ていたらオードリーの清涼飲料水(It'sですね)の宣伝が出てきてもう3年も経ったのかと思ったって書いてありました。
うーん、もう3年という表現がめっちゃお若い方だったのだろうと…。今の僕とか3年前なんかだとつい昨日くらいの感覚ですからね。
そして嬉しいことに、裏表紙の上半分に「オールウェイズ」の広告が!
このデザインも、主演の2人よりもオードリーの方が文字がデカイです。オードリーの方がお客が呼べる!と思われていたということですね。
日本では「オールウェイズ」というと、大きく2つのイメージがあります。1つは本国アメリカのデザイン。ブルーレイのジャケットになってたような紺色のイメージのですね。パンフレットやサントラはこっちのイメージ。
それともう一つがこのオレンジ色のイメージのもの。これはオードリーが大ブームだったので、どうしてもオードリーでお客を呼びたい日本独自のデザイン。オードリーが右下にわりと大きくあしらわれています。ポスターやプレスシートはこちらのイメージ。
それと、この号は表紙にオレンジの色で書いてあるように、付録でオードリーポストカード集なるものがついていたそうです。わー!古本で買ったから付いてないよー!どんなんだったんだろう!
この時期の「スクリーン」はやたらオードリーの付録が多かったですね。ポスターがとても多かった気がしますが、古本で買ったものにはほとんどついていません。
このオードリーの大ブーム時、僕は女性誌の特集は気をつけてたのに、肝心の「スクリーン」をあんまりチェックしてなかったようですね。
それとも平凡な画像を使っていたのか…。
そういえば、今の「SCREEN」はまともに付録すら付いていません。本当に末期症状なのでは?と思ってしまいます…。
頑張れ!「SCREEN」!!
この記事へのコメント
中学生のとき、プロマイド全部と注文。
110枚あり、代金は100枚分。
サービスしてくれました。
110枚あり、代金は100枚分。
サービスしてくれました。
Posted by 明智常楽 at 2020年04月15日 20:18
明智常楽さん、それらのブロマイドは全部の時期のオードリーでしたか?若い頃に偏ったりはしてませんでしたか?
各作品で同じくらいだと嬉しいんですけどねー。
各作品で同じくらいだと嬉しいんですけどねー。
Posted by みつお at 2020年04月15日 23:47