2018年07月23日

音楽トラック付き「おしゃれ泥棒」TWILIGHT TIME版ブルーレイ

音楽トラック付き「おしゃれ泥棒」TWILIGHT TIME版ブルーレイ ずっと今年日本公開50周年の「暗くなるまで待って」の物を何か…と思ってましたが、何を紹介するか全然決まらなくて、そのうちにこのBlu-rayが届きましたので、こちらを紹介します。

 これはTWILIGHT TIMEというアメリカの会社が出している「おしゃれ泥棒」のブルーレイです。限定3000枚だけの発売。

 権利元の20世紀フォックスが販売しているわけではないのですが、きちんと権利も取っているようで、裏面には20世紀FOXのロゴもあります。

 アメリカと日本はブルーレイは同じリージョンAのNTSC方式なので、日本のブルーレイ再生機器の全てで再生が可能です。
 ただし、日本語の字幕と吹替はありません。

 昨年同じところが出している「いつも2人で」のブルーレイも紹介しましたが、その時と同じ理由で買いました。

 この会社の凄いところは、権利元でもないのに豪華な特典を入れてくること。

 「いつも2人で」でもスタンリー・ドーネン監督のオーディオ・コメンタリーとかがありましたが、これも「おしゃれ泥棒」でデイヴィス・リーランドを演じたイーライ・ウォラックとワイラー監督の娘のキャサリン・ワイラーによるオーディオ・コメンタリーが付いています。

 さらに「オードリー・ヘプバーン:The Fairest lady」というドキュメンタリー番組と予告編まで収録。

 で、僕が買おうと思っていたのは「いつも2人で」と同じで、やっぱりミュージック・トラックが付いていたこと!

 アメリカから発送となると送料も馬鹿にならないので、「いつも2人で」より後に出たため同時に買えなかったのですが、今回セールでだいぶ安くなってた(1700円くらい)ので、思い切って取り寄せました。

音楽トラック付き「おしゃれ泥棒」TWILIGHT TIME版ブルーレイ 「おしゃれ泥棒」のサントラというと、2008年に INTRADA社が2枚組みのCDを出してました。
 でもあれは1枚目はかつてレコードでサントラとして出ていたジョン・ウィリアムズ自身が録音し直したもののリマスター、2枚目に本当のサントラが入っていましたが、14曲27分と明らかに映画のボリュームに比して少なすぎでした。

 で、この「おしゃれ泥棒」にも絶対CDには入ってなかった曲が大量にあるはず!と思ってましたが…やっぱりありました!CD未収録の曲が!しかもいっぱい!

 さて、この「おしゃれ泥棒」の作曲者はジョン・ウィリアムズについて先にちょっと書いておきますね。
 ジョン・ウィリアムズはおそらく今一般的に知られている映画音楽を作っている作曲家としてはトップなのではないでしょうか。

 この映画は最初に当時最も売れっ子だったヘンリー・マンシーニに依頼されましたが、あちこちから依頼が殺到していて多忙すぎたため、当時売り出し中の弟子だったジョン・ウィリアムズを代わりに紹介したそうです。

 ジョン・ウィリアムズという名前は俳優さんにも居ました(「麗しのサブリナ」でオードリーのお父さん役)ので、ここではジョニー・ウィリアムズとしてクレジットされています。

 65年にテレビドラマの「宇宙家族ロビンソン」で作曲家デビュー。
 その後この66年「おしゃれ泥棒」を経て、69年の「チップス先生さようなら」「華麗なる週末」くらいからプチブレイクが始まります。

 71年「屋根の上のバイオリン弾き」、72年「ポセイドン・アドベンチャー」、74年「タワーリング・インフェルノ」、75年「大地震」と大作&パニック映画の第一人者となっていきます。

 その流れで依頼されたのでしょうが、75年「ジョーズ」で大ブレイク!ここから1984年の超有名なロサンゼルスオリンピックのテーマ曲あたりまで約10年がジョン・ウィリアムズの傑作の森でしょうか。

 77年ジョージ・ルーカスの「スター・ウォーズ」とスティーブン・スピルバーグの「未知との遭遇」と最大の話題になった2大SF映画を両方とも作曲。

 78年「スーパーマン」、80年「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」、81年「レイダース/失われたアーク」、82年「E.T.」、83年「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」、84年「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」と、この辺りは一般の人でも知っている名曲がずらりと並びます。

音楽トラック付き「おしゃれ泥棒」TWILIGHT TIME版ブルーレイ その後も93年の「ジュラシック・パーク」、同年「シンドラーのリスト」、2001年「ハリー・ポッターと賢者の石」などの傑作を次々と世に放っています。89年にオードリーの映画の遺作「オールウェイズ」も作曲しています。
 最近では2012年の「リンカーン」、昨年2017年の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」などがあります。

 さて、このブルーレイでは37曲、約1時間8分の音楽が聞けます。2枚組CDの2枚目(フィルム・バージョン)の倍以上の音楽が有ることになりますね。

 CDでは落ちていたのにここで聴ける音楽トラックでは、

 ・ニコルがアウトビアンキを運転 (Nicole Drives The Autobianchi)
 ・ニコルがジャガーEを運転 (Nicole Drives The Jaguar E)
 ・少しだけよ/サイモンが調べる(Not Much/Simon Examine Van Gogh)
 ・He Suspects Something/At Maxims (Film Version)
 ・サイン (The Sign)
 ・ニコルの考え/リッツでのニコル (Nicole's idea/Nicole At The Ritz Bar : Film Version)
 ・下見する (Preliminary)
 ・公園で (At The Park)
 ・試し投げ (The Test throw)
 ・泣き落としはダメだ (Don't You Dare Cry)
 ・婚約指輪 (The Engagement ring)
 ・夜の博物館 (Night At The Museum)
 ・見回り (The Patrol)
 ・決行前 (Before the decision)
 ・ブーメラン (The Boomerang)
 ・それが答え? (That's Why?)
 ・葬送曲 (Funerary Music)
 ・リッツにて (At The Ritz Bar)
 ・サイモンの職業 (Simon's Profession)
 ・くっつき (Togetherness : origtinal version)
 ・婚約指輪を返す (Return The Engagement ring)

があります。なお日本題名、および英題はブルーレイには無いので、こちらで便宜上付けています。

 英語が変!とか、もっとピッタリな曲名が思い浮かぶ方はぜひ教えてくださいねー!
 どんどん変更したいと思います。

 ちなみに“ブーメラン”は本当は“警報”にしたかったんですが、音楽には警報が入ってないので…。
 “少しだけ”はパパに、泥棒に何かされたのか?と言う問いに、少しだけよ、と言うニコルのセリフから。
 ここも本当は“青い目の背の高いスリムな泥棒”にしたかったんですが、英語が長すぎるので…。

 さらにINTRADAのCDでは “He Suspects Something/Nicole at the Ritz Bar”となっていて、オードリーがデイヴィス・リーランドに食事に誘われて準備中の不安なニコルの心情の音楽 “He Suspects Something” から、場面も映画とは全然違う(音楽も映画では不採用の聞いたことがない曲) “Nicole at the Ritz Bar”になっていましたが、このブルーレイでは “He Suspects Something/At Maxims (Film Version)” と映画の進行通りとなっています。

音楽トラック付き「おしゃれ泥棒」TWILIGHT TIME版ブルーレイ また、“At Maxims”のフィルム・バージョン今回初収録。
 “Nicole at the Ritz Bar”の方はきっちりパパがサインをした後で入っています。さらにその前には連続でニコルが泥棒の依頼を決意する音楽がくっついています。これまたフィルム・バージョンは初収録。
 逆に映画では使用されなかったオリジナルの“Nicole at the Ritz Bar” は今回収録無しです。

 CDでの “The Cellini Venus and Museum Fanfare” は音楽が連続していますが、実際にはヴィーナスが家から運び出された後と、ヴィーナスを博物館に運び込む際に無音部分があって曲としては別れています。
 CDではフィルム・バージョンも繋いでしまっていますが、このブルーレイでは “The Cellini Venus” “March To The Museum” “Museum Fanfare” と3曲に分離されています。
 “March To The Museum”などは演奏前にジョン・ウィリアムのテンポ取りの声が入りますから、明らかに別曲扱いですよね。

 他には “Normal Human Reactions” ではカウントダウン時の前半と本当に落ちたコインで人間の反応を利用する後半の間にもセリフや無音が長時間入るので、これも“カウントダウン(The Countdown)”と “Normal Human Reactions” として2曲扱いになります。

 物置の鍵を閉められてしまった後に、磁石でカギを引き寄せるシーンの “Locked In” は映画では不使用でしたが(紐でカギを鍵穴に通す “The Key” は映画でも使用)、ニコルがアウトビアンキを運転する音楽と、見回りの音楽にも映画で使用されていない最初の部分がそれぞれあります。
 ここではそんなのが聴けて、おお!っとめっちゃ嬉しくなります。

 最後の方でサイモンとデイヴィス・リーランドが自家用機にヴィーナスを運ぶシーンの音楽の “くっつき (Togetherness)” ですが、これは映画では使用されなかった曲が準備されていたことがわかります。
 映画では “March To The Museum” の一部が再利用されていましたもんね。

 全く新しい曲が聴けるのは嬉しいですが、これは完成版の方がいいです。
 同じチェリーニのヴィーナスの輸送シーンですもんね。

 意外だったのは婚約指輪のキラーン☆って音と、ブーメランの音もジョン・ウィリアムズのものだったこと。

 今なら効果音の担当者がササっと作るのでしょうが、この当時はまだMIDIもシンセサイザーもPCもなかったので、アナログの音楽が付けられていたのでしょうね。
 でも最後の方のリッツでオードリーが指輪が無い時にビックリする時の音が今回入ってないんですよね〜。なんでだろ。

 他にも警報の音とパトカーの音が入ってないので、この警報音の大好きな僕はちょっと寂しい…。
 これはジョン・ウィリアムズでは無いのか…。

 「いつも2人で」では耳障りだった音楽の上に被せられていた効果音ですが、ここではほとんど入っていません。
 運良く1次音源が有ったのでしょうか?効果音があるのは “At Maxims” でのワインを注ぐ音くらいでした。

音楽トラック付き「おしゃれ泥棒」TWILIGHT TIME版ブルーレイ あとは20世紀フォックスのファンファーレが無いのが残念!
 これは後で自分で追加しようと思います。

 映画本編の画質は最近のリマスターで大流行りの(そしてありがたく無い)濃いめ・明度は暗め・彩度は渋めの色付け。
 絶対これオリジナルの色じゃないでしょ!
 だいたいピーター・オトゥールの瞳のアップ、ブルーじゃなくてほぼグレーになってしまってるよ!濃いすぎ、暗すぎ!

 僕がリマスターの責任者だったら、こんなのやり直させるよ、まったく!
 とにかく濃いめのリマスターなので、ソフトフォーカスにわざとしてるオードリーのアップなどは紗が沈んでしまって、ただのピンボケに見えるし…。

 全般に昔の映画に施されるこの暗いリマスターってなんとかならないんでしょうかね。明るいシーンがどの作品も不足気味。
 リマスター担当者がパソコンで見てるのと、映画館で観客が見るのとでは全然違うんだよー!絶対!
 昔のテクニカラー(この作品はデラックスカラーだけど)の明度と彩度が高いという良さが死んでしまってます。

 音声は2.0 DTS-HDでリマスターされています。

 このブルーレイ自体の仕様は、ジャケットは1枚目の写真みたいな感じ。
 これも悪くはないけど、「おしゃれ泥棒」のイメージは鉄兜オードリーには敵わないよねー。
 バックは加工された光になってます。

 これって元はモノクロ写真。そして後ろにタクシーがいたはず…。
 着色技術が上がってきてるのか、オードリーの髪の色とかはだいぶ自然な感じになってきてますね。オトゥールは不自然だけど。
 この調子で行くと、僕もやがて着色カラーと本物が見分けられなくなりそう…。

 でも欧米の人の考える白人の理想の肌色ってこんななのかなー…。封入のライナーノートでもそうなんだけど、なんか妙に肌の色が黄色〜茶色っぽい。
 絶対フォトショでデジタル加工してるはずなんですけど、オードリーの肌とか、黄色人種の人が日焼けしたみたいな肌になってるし。
 だいたい欧米で発売された白人ってこんな風な肌の色にされてしまってる。実際はもっと白いはずでしょうにねー。

 それにオードリーが着てるこのジバンシィのコート、本当はオードリーが良く着てたショッキングピンクに近いローズ色なんですけど、この画像はどう見ても紫ですよね。唇の色も生気が無い。
 着色はちゃんと映画を見て、もっと本物に忠実に!と思います。

 封入のライナーノートは8P。中身は珍しい画像で構成されてていい感じ!そして映画に因んで縁部分は油絵のキャンバス風の加工がされています。

音楽トラック付き「おしゃれ泥棒」TWILIGHT TIME版ブルーレイ ケースを開けた時に見える部分には靴を脱いだ二人の宣伝写真とディスクはジャケットの2人を離した加工のもの。
 ディスクの後ろの部分は英語のロゴです。ジャケットと同じ、女性の手が n の文字をつまんでるやつ。

 その宣伝写真の後ろのちょっと緑みのある黄色が「おしゃれ泥棒」らしいカラーですね。
 「おしゃれ泥棒」のイメージカラーは絶対に赤みに寄らない、緑み寄りの黄色だと思っています。

 裏ジャケットはイラストなので、ここでは割愛。
 イラストじゃなくて、着色カラーかもしれないけど、ヘタクソすぎるのでどう転んでも割愛。日本の50年代の着色以下。

 ちなみに、映画の中でサイモンが “ジバンシィが休める” と言っているニコルの掃除婦のコスチュームですが、実はこれもジバンシィデザインなんだそう!
 ジバンシィ、全然休むヒマありませんね。
 素材がめっちゃいいものらしいです。…となると、やはり「パリで一緒に」の飛行服もジバンシィデザインですね。贅沢〜。

 ついでに言うと“脱・ジバンシィ” と言われた次作「いつも2人で」にもジバンシィのものが何点か登場しているそうです。
 3回目の旅のMGを押すシーンで着ているトレンチコートの下のタートルネックのセーター、6回目の旅の黄色のビニールスーツで海岸に行く際の同じく白のタートルネックのセーター、3回目の旅のプールサイドで水着を着ている時の黄色のスイミングキャップ(特注品!)、3回目の旅のパーティー後のシーンでのピンクドレスの際に手に持っているクラッチバッグがジバンシィのものだそうです。

 とにかく、今まで聴けなかった曲が聴けて、大満足のブルーレイでした!

オススメ度;★★★★(これに日本語字幕と池田昌子さんの日本語吹替が入って、色がもっと良かったら完璧!)



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この記事へのコメント
世界一のファンに敬礼
Posted by 明智常楽 at 2018年07月25日 20:11
明智常楽さん、こんにちは!(*´ー`*)

70年代のオードリーファンクラブの会長さんにそう言ってもらえるなんて、めっちゃ光栄です!((o(^○^)o))
Posted by みつおみつお at 2018年07月26日 12:08
ワタクシも敬礼ツ!
みつおさん、この「おしゃれ泥棒」ブルーレイ購入されていたんですね。
気にはなっていましたが、結果として「いつも2人で」同ver.より内容が満足いくものだったようで、よかったです。!(^^)!

僕が聞きたかった曲、例えば・・・
ニコルがアウトビアンキで帰宅するところ、テーマ曲のバリエーション(好き!)とか、マキシムの映画ver.
これなんて、2枚組のときに抜けていてがっかりしましたもんね。
あの2枚組はどちらかというと、楽しく軽やかな曲より、本格派のサスペンス調のほうが多かったような気がします。
でも“ザ・キー”の2ver.は嬉しかったなぁ~。
ジョン・ウィリアムス、今更ながらスゴイ作曲家ですね。
モリコーネ、ゴールドスミスと並んで、僕の3大映画音楽大家
(J・バリーやマンシーニも勿論大好きですよ)

それに「いつも2人で」と違って音質も良いようでホッとしますね。
ステレオですか?
「パリで一緒に」映画版が思いのほか内容と音質が良かったので、
それ以来の快挙かな?
(ただ「パリで一緒に」は、映画版オープニングがステレオで結構高音質なのに、そのあとのメインタイトルが別ディスクのボーナストラック扱いで、モノラルでとたんに音質がちょっと劣るのがナゼナゼ?でした)
今回のこの「おしゃれ泥棒」もINTRADAで限定CDは出さないのでしょうかね?

リマスターについては、最近の4K版も含めて、鮮明な点は新たな発見も多く素晴らしいのですが、色合いについては僕もあまり承服しません。
といっても当時のオリジナルを知っているわけではないですが、どうも今風にアレンジしている気がするんですね。
あと黒つぶれはいただけませんし、日中が日食のようになってしまうのは許せません。
オトゥールの瞳のブルーは、本作品を初めて観たときの印象ポイントのひとつなので、変えてほしくなかったなぁ。
ところで、オードリィの瞳の独特の色、ヘイゼルっていうそうですが、
「マイ・フェア・レディ」では家出人捜索依頼時に“イライザは髪も瞳もブラウン、ブラウン、ブラウン”って言われていたけど、
確かにカラー作品では、ブラウン...というか色があまり印象に残らない気がします。
ハウエル・コナントのあの写真で見せたブルーグリーンの色合いは映画で感じたことがありません。清藤氏がインタビュー時に直に見てその色合いを発見したぐらいですから、それくらい微妙な色合いなんでしょうね。
あとジャケットの色合いは確かにイマイチだけど、ネオンライトがデザイン的にはなかなかグッジョブですね。
ここで紹介されているライナーの写真も、いいスチールを使用されていて、好感度大です。かなりいいじゃないですか。
「おしゃれ泥棒」って、オードリィ作品中でも結構素材的に恵まれているラッキーな作品のような気がします。
Posted by まる at 2018年07月29日 09:49
まるさんっっっ!!

コメント頂けて嬉しいです!待ってました!という感じで、5回以上読み返してしまいましたよ〜!ヾ(^-^)ノ″

はい、「いつも2人で」が効果音バリバリに付いていたのに比べて、こちらはかなり満足しました!
「いつも2人で」から考えて、「おしゃれ泥棒」もSEが乗っているに違いない…とそこは諦めてましたんで。
逆にこうなるとなんでINTRADA盤で入らなかったのかが不思議。充分音楽だけで聴かせられるレベルです。

まるさんはウィリアムズ・ゴールドスミス・モリコーネが映画音楽の3大なんですね!(・▽・)
僕は誰だろう…そういえば3大って考えたことなかったです。
でもウィリアムズは入れないと!って思いますし、ゴールドスミスはやっぱり「スター・トレック」の音楽が偉大すぎる!
じゃあ残りは?ってなりますが、「いつも2人で」の功績はありますが、僕が大オーケストラが好きなので、となるとジャズの方向を向いているマンシーニのこじんまりしたオケよりも、クラシック寄りのゴールドスミスやウィリアムズの巨大オケに惹かれることも確かです。
となると、ジェームス・ホーナーやマックス・スタイナーなんかも捨てがたい…なかなか3人目が難しいですね。(^-^:)

この「おしゃれ泥棒」はまるさんにも聴いてもらいたいです!
“アウトビアンキ”はその後に家の中で隠し部屋に行くまでの音楽がついてますよ〜。

“マキシム”は結構ガヤガヤしてる音も入ってましたが、映画で慣れているのか、あまり気になりません。注ぐ音はさすがに唐突なので、ん?と思いますけど。
それに、録音しなおしの方でも入ってない旋律の部分がたっぷりあって、これは聴き得!って感じでした。えっ、こんな部分あったんやー!みたいな。

モノラル・ステレオの件は、実はよくわからないんです。(´△`:)
僕の持ってるシステムがモノラルでもそれなりに聴かせてしまうので…。この辺はまるさんに聞いていただいた方が…。
でもステレオだと思うんですけどねー。“The Spell”の最後の方では左右に音が分かれてましたから。
少なくともINTRADAの2枚目のCDよりは音質が上です。

でもこうなると大好きな「いつも2人で」があの音質なのはますます悔やまれますね。早く一次音源出てこーい!
そういえば、「いつも2人で」よりずっと難しそうな「パリで一緒に」は音質が良かったですよね!
でもそうなると「ロビンとマリアン」のモノラルはますます解せん!(-ω-;)
映画で実際に使用した曲の方が音質が悪いってのはなんででしょうね。
「噂の二人」のメインタイトルとかもそうでしたよね。

そういえば、こんなに音楽トラック載せれるなら、「噂の二人」と「ロビンとマリアン」もここで出してもらいたいですね!
そうすればCD未収録の映画用の音楽も聴けるのかも??
「噂の二人」のクライマックス、走るカレンは絶対欲しいです!

…うん、今も聴きながら書いてますけど、“Nicole at the Ritz Bar”もステレオでしたので、ステレオ確定だと思います。

INTRADAのCDの時にはまだ見つかってなかったのかもですが、ここまで音質が良いなら、もう一度CDを出してもらいたいですね!
あくまでも僕の場合はアナログで音を取り出してますんで…。

リマスター…「おしゃれ泥棒」に関しては昔の“色が悪い”の時代をお互い知ってますんで(あれがデラックスカラーだと信じてた)、このリマスターでも充分いいのでしょうが、やっぱりブルーの瞳がグレーになるのは頂けませんよね。
黒つぶれは「マイ・フェア・レディ」ですっごい気になりました。これももしかしたら…なんですが、「マイ・フェア・レディ」ほどの違和感はなく見れましたよ。(^-^

オードリーの目の色…確かに映画では特に意識せずに茶色っぽいですよね。
「おしゃれ泥棒」のプレスの鉄兜オードリーでは緑に、「いつも2人で」のプレスでは青っぽく塗られてましたが、これらはモノクロ写真に着色しただけなので、どうとでもなりますよね。
ただ、「おしゃれ泥棒」のパンフレットのカラー写真で、公園のベンチで二人で座っている時のオードリーの目の色がちょっと青っぽいんです!
もちろん横のピーター・オトゥールと比べたら全然茶色っぽいんですが、本来のカラー写真でここまで青っぽいのは、中学時代とても印象に残っていました。
今見ると青よりも茶色っぽいんですが、これは僕自身が年をとって、色の見分けがあまりつかなくなってきたのかもしれません。(-ω-;)

まあそれでも光の当たり方次第だと思うので、普通は茶色っぽいのかと。
ただ日本人よりは色素が少ないはずなので、光が強く当たると、目に映るものによっては青かったり緑になったりするのでしょうね〜。

ジャケ写は確かにバックの光は綺麗ですよね!最初はあれ?本物のカラー写真?と戸惑いました。例によってやりすぎ修正でピンクが紫になったのかと。
でもオトゥールの髪の色で着色丸出し。オードリーは良かったのに!

それとライナーの写真選びはGJ!ですよね!これは当たりです!
「おしゃれ泥棒」、今まで海外の写真集とかでも掲載が少ないので、もっと良いのが残ってそうな気がします!

それと、未収録の音楽の題名、いいのがあればまるさん教えてくださいねー。ヾ(〃^∇^)ノ
Posted by みつおみつお at 2018年07月30日 20:11
みつおさん、未収録の曲名これでいいのではないかと思います。
特に、Not MuchとDon't You Dare Cryがいいですね。
映画の台詞を生かした命名でNiceではないでしょうか?
その男はお前に何かしたか?
・・・・(ちょっと意味深に)少し
このやりとり、もう大好きですね。
確かに、「その人って眼は青くてぇ背は高くてぇスマートでぇ・・・・
(ハッと我にかえって、というかパパの視線に気づいて)
でも、とっても悪い男なの」というあたりからも引用したいところですが、
ノットマッチ、ちょっとね、少しだけよ
こう書くとカトちゃんみたいだしちょっとエッチだけど、短くさらっとしていいなぁ。
“泣き落としは駄目だ”のほうは、
泣く子と地頭には勝てないではないけど、美女の涙にゃ勝てぬというか、
サイモン陥落すというか、う~んやっぱDon't You Dare Cryがいいや。

CDの映画版で気づいたのは、
誰それが何処でという命名が多いということ。
で、どうにも浮かばないときはそれもアリだなぁと。
たった14曲って少ねぇ~これじゃぁ不完全燃焼です。
あとニコルがいきなりキスされて、夢心地になるシーン
僕なら Stolen Kiss なんてベタなタイトルにしそうですが、
The Spell(魅了)って洒落ていますね。
オードリィは、「パリの恋人」でもそうでしたが、
キスされたときの演技が超ラブリーです。
この手の表現では右に出る者はいないのではないかと思います。
ただし、現在ではハラスメントのリスクが大ですのでご用心。

あと、ヴィーナスに保険がかけられるとサイン後に分かって、
ボネ親子がガビ~ン(表現古っ)ってなるところの効果音(ばおぉ~ん)
これ入ってますか?
でその後のシネスコ画面両サイドでそれぞれが椅子に崩れるところ
このあたりも、いかにもとはいえ好きだな~(^-^)
Posted by まる at 2018年08月19日 23:21
まるさん、ありがとうございます!ヾ(^o^)ノ″

Not MuchとDon't You Dare Cryはちょっと自信がありました!
ただ、日本語にすると、“少しだけよ”まで書いてしまうとやっぱりカトちゃん感が出てしまいますよね?
今の若い世代の人はそんなこともないのでしょうが、僕らの世代はどうしても…(^_^;)

“背が高くてブルーアイでスリムで…”ってのはどうしても長いですよね。
INTRADAのCDで見ると、そんな長い題名は無いので、それはボツにしました。
となるとNot Muchですよね、やっぱり!

でもニコルの魅力に負けて泥棒まで付き合っちゃうって、よく考えたら凄いですよね。サイモンはめっちゃいっぱい大学の肩書きがあって、それを全部失う可能性もあったのにニコルに付き合うって…。
でもあの壁の鍵はあの方法では絶対に取れませんってww。

The Spellのとこ、僕ならどんな題名でしょうか…。
まるさんよりずっとセンスのないSuddenly Kissedなんて付けそうです。あるいはIn Front Of Ritzとか…。全然オシャレじゃなーい!

そういえばオードリーのキスが上手いというのは昔から言われてましたね!
僕はあんまり意識して見てなかったので、そんなもんなのか〜と思ってました。
でも「おしゃれ泥棒」での“お休みのキスもするんでしょう?”というのが、僕はずっとあのセリフが唐突だなあ〜と思ってました。あれじゃまるで自分から誘ってない?みたいな。
まあ今は欧米だとああいうもんなのかと思ってますけど。

サインのところの音楽は、まさにまるさんが書いたティンパニのばおぉ~んという音から開始されます。
親子でそれぞれ椅子に座る時のファゴット?テューバ?とティンパニの音もありますよ。
そういえばこのシーンって、昔の4:3の画面で左右が切られていた時はパパが座るところはカットされてたような…。
なのでオードリーが座る前にも座る音があって、これはなんで?と思っていました。
この疑問が解消されたのも1991年のリバイバル時が初めてだったように思います。
LDのワイド版が出たのも1994年みたいですし。
このシーンのオードリーの髪型が他のシーンとはちょっと違って、前髪多めなのが好きです。あ、レモンイエローのスーツも!
Posted by みつおみつお at 2018年08月21日 18:40
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